JP3730532B2 - 輪転機及び輪転機の制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷を一旦停止して刷版の差し替え交換をはじめとして印刷装置内部の設定を変更し次の印刷を再開するのに適した、シャフトレス型の輪転機及び輪転機の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
輪転機(例えばオフセット輪転機)は、複数の印刷装置をはじめとして各種の装置から構成され、印刷時にはこれらの各構成装置を同期させて運転する。
図4,図5は一般的なオフセット輪転機の構成を示すもので、図4はその全体構成を説明する概略側面図であり、図5はその印刷装置部に設備した版胴の位相位置を説明する概略側面図である。
【0003】
図4に示すように、オフセット輪転機は、主な構成ユニットとしてウェブ供給装置15,インフィード装置1,ウェブ10の走行方向に沿って並設した複数組の印刷装置2a〜2n(各印刷装置を区別しない場合は符号2で示す),乾燥装置3,冷却装置4,ウェブパス装置16及び折機5をそなえて構成され、ウェブ供給装置15にはウェブ10が巻回された巻取紙10Aが設置される。
【0004】
かかる構成によって、ウェブ供給装置15に設置した巻取紙10Aから供給されたウェブ10は、インフィード装置1を経た後、互いに直列に並設された印刷装置2a〜2n群を順次通過する途上において所定の多色印刷が施され、更に、乾燥装置3,冷却装置4へ送り込まれて乾燥,冷却等所定の処理が施される。続いて、ウェブパス装置16から折機5へ送り込まれて折り畳みや裁断が行なわれ、目的とする形状(折帳)に加工された後、最終工程において設定枚数の束として外部へ搬出されることになる。
【0005】
一般的な従来の輪転機の駆動系統は、図4に系統図で示すように、主駆動モータ20によりラインシャフト19を駆動し、ラインシャフト19からクラッチC2,C5等を介して各装置を駆動するようになっている。なお、ラインシャフト19と各印刷装置2a〜2nとの間にはそれぞれクラッチC2a〜C2nが介装されているが、これらの各クラッチを区別しない場合は符号C2で示す。これらのクラッチC2,C5は定位置噛み合い形式のもので、各印刷装置2間及び折機5が常に特定の位相関係になるように接続されている。
【0006】
ただし、印刷長さに直接関係が有る版胴7やブランケット胴22或いは折機5の折胴に対してラインシャフト19に設けるクラッチC2,C5は回転数が大きい場合が多いため、装置間位相を合わせる場合、位相を合わせる為の位置に折機5及び各印刷装置2を止めた上で、これらの定位置噛み合クラッチC2,C5を入りにするようにしている。
【0007】
ところで、図5(b)に示すように、各印刷装置2a〜2nの版胴7の表面には刷版11が取り付けられるが、版胴7表面にはこの刷版11を取り付けるためのギャップ17が版胴7の軸方向に沿って開口している。印刷状態において、各印刷装置2a〜2nのギャップ17は、図5(a)に示すように、それぞれ異なっている。
【0008】
これは、各印刷装置2a〜2nのギャップ17を同じ位相にすると、ウェブテンション変動が大きくなり、振動・騒音も大きくなるので、各印刷装置2毎に回転位相を変えているのである。
したがって、刷版11の交換に当たってはそれぞれの版胴7a〜7nを版交換位置に回転移動して行なう必要がある。
【0009】
このため、従来のラインシャフトを介して全体を駆動させる形式の輪転機では、1色ずつ、つまり、並設した印刷装置2a〜2nのシリンダ(版胴)位相を順番に版交換位置へ変更しながら各印刷装置2を一台ずつ交換するか、或いは、各印刷装置2a〜2nに補助モータ6を設備しクラッチC2a〜C2nを操作してラインシャフト19から各印刷装置2a〜2nへの駆動系を切り離し、各印刷装置2を各々の補助駆動モータ6で版交換位置まで駆動し、複数のオペレータにより同時に版交換することになる。
【0010】
版交換作業が終了し、次の印刷運転に入る前には、各印刷装置2に補助モータ6が無い場合は、印刷装置2を特定位相に停止させて、折機5をその位相に対応する位置へ手動で回転させて、クラッチC5を接続する。
また、各印刷装置2に補助モータ6が有る場合は、折機5とラインシャフト19とは連結され、各印刷装置2a〜2nのクラッチC2a〜C2nを切った状態で、各印刷装置2を補助モータ6で駆動し、版交換作業をするので、次の印刷運転に入る前には、折機5(ラインシャフト19と連結している)を特定位相に停止させ、各印刷装置2a〜2nをそれぞれ対応する位置に回転させてクラッチC2a〜C2nを接続して、印刷運転を行なうようにする。
【0011】
上述では、運転終了後版交換作業を行なう場合について説明したが、版交換作業の他、印刷装置2のインキローラ群等に付着しているインキを洗浄したり、続いて行なう印刷の刷出し損紙を少なくする為のインキ予備供給などの印刷準備作業を行なう場合にも、同様のクラッチ着脱作業を行なう。
また、上述した準備作業の際を行なう時には、損紙を少なくするため、ウェブ10を切断しないで作業を行なう。この準備作業中に、ウェブ10がたるむと、ウェブ10がブランケット胴22に巻き付いて、ウェブ10自体が破断し易く、場合によっては、ブランケット胴22等に巻き付いたウェブ10によりブランケット胴22や版胴7の損傷を招くこともある。また、ウェブ10が破断するとウェブ10を通し直す作業が増えるため、損紙も増大する。
【0012】
また、ウェブ10が破断しない場合でも、ウェブ10が緩んだ状態から続いて行なう印刷を始めた時、緩みをとるまでに損紙が発生するため、これも損紙が増大する原因となる。
そこで、従来はウェブ10の流れ方向に対し、印刷装置群2a〜2nの前後にウェブクランプ装置23(図4参照)を設け、輪転機が停止した時でまだウェブ10にテンションかかっている状態でこのウェブクランプ装置23を作動させ、印刷準備作業中にウェブ10が弛まないようにする処理が行なわれる。
【0013】
また、各印刷装置2に補助モータ6が無い場合には、印刷準備作業で印刷装置2だけを運転する時には折機5のクラッチC5を切り、主駆動モータ20でラインシャフト19を回転させ印刷装置2を駆動する。この時、インフィード装置1,冷却装置4も同時に駆動されるので、それぞれの装置の紙押さえローラ25i,25cを脱にし、ウェブ10に駆動力が伝わらないようにする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のように、ウェブ10を切断せず、印刷準備運転(版交換作業,インキ洗浄,インキ予備供給など)を行なう場合、次のような課題がある。
(1)印刷準備作業時にラインシャフト19で駆動する場合には、折機5のクラッチC5を切り、紙押さえローラ25i,25cを脱にした後、主駆動モータ20により駆動される各印刷装置2a〜2nは、停止している際の位相が互いに異なるため、印刷装置2を1台づつ作業する必要があり、版交換作業時間が非常に長くなり、生産性が低下する。
また、印刷準備作業が終わり、折機クラッチC5を入れる作業は、まず、印刷装置2群を特定回転位相位置に停止させ、折機5をその位置に対応する位相まで手動で回転させた後に行なう必要があり、印刷開始までに時間がかかり、この点でも生産性が低下する。
【0015】
(2)印刷準備作業時に各印刷装置2を補助駆動モータ6で駆動する場合には、印刷装置2のクラッチC2a〜C2nを切り、各印刷装置2に設けた補助モータ6により版交換位置まで移動させた後、版交換作業をするが、各印刷装置2を独立して作業できるものの、モータ6の設備費が高価である。
また、準備作業終了後、折機5と連結しているラインシャフト19に印刷装置のクラッチC2を入れる時、各印刷装置2はそれぞれ折機5の位相に対応した位置に回転させてクラッチC2a〜C2nを入れる必要があり、作業時間がかかる。
さらに、損紙を削減するためウェブ10を切断しないで印刷準備作業をする場合、印刷装置2群の前後にウェブクランプ装置23を設け、印刷準備作業をする前にウェブ10にテンションをかけた後、各ウェブクランプ装置23でウェブ10をクランプした上で、次の準備作業をすることになるが、この場合には、次のような課題がある。
【0016】
(3)印刷準備作業時にラインシャフト19で駆動し且つウェブクランプ装置を用いる場合には、インフィード装置1の紙押さえローラ25i及び冷却装置4等の印刷装置以降の駆動ローラの紙押さえ装置25c等を脱にし、印刷準備作業をし、準備作業終了後、各紙押さえローラ25を着にし、各ウェブクランプ装置23を開放して運転開始できる状態にすることになるので、装置が複雑で高価なものになる。
【0017】
(4)印刷準備作業時に各印刷装置2を補助駆動モータ6で駆動し且つウェブクランプ装置を用いる場合には、印刷準備作業の終了後、各ウェブクランプ装置23を開放して運転開始できる状態にするので、補助駆動モータ6及びウェブクランプ装置23が必要となり装置が一層複雑且つ高価なものになる。
【0018】
本発明は、上述の課題に鑑み創案されたもので、装置の複雑化や高コスト化を抑制しながら、印刷準備にかかる時間の短縮化と損紙低減を促進することができるようにした、輪転機及び輪転機の制御方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の本発明の輪転機は、少なくとも複数の印刷装置と折機とを含む複数の輪転機構成装置と、少なくとも該複数の印刷装置,該折機にそれぞれ個別に設けられた駆動モータと、該駆動モータを制御する制御装置とを有し、ウェブに印刷加工するシャフトレス型の輪転機であって、前記制御装置は、印刷終了時を含む前記輪転機の停止操作時の減速過程における減速開始から胴抜き前までは、前記折機の駆動モータを基準にして前記印刷装置の駆動モータを回転位相が互いに異なる印刷用位相関係で且つ規定速度で駆動するように同期制御させ、前記複数の印刷装置の胴抜き後は、前記複数の印刷装置の駆動モータに対して、前記同期制御に変えて、前記複数の印刷装置の版胴の停止位置がそれぞれ刷版交換を開始できる停止時用位相位置に停止するように前記複数の印刷装置の駆動モータの減速を個々に制御することを特徴としている。
【0020】
前記制御装置は、前記輪転機の停止状態からの始動時には、前記複数の印刷装置の駆動モータに対して、該停止状態における前記停止時用位相位置から前記印刷用位相関係となるように位相位置を制御することが好ましい(請求項2)。
【0021】
請求項3記載の本発明の輪転機の制御方法は、少なくとも複数の印刷装置と折機とを含む複数の輪転機構成装置と、該輪転機構成装置にそれぞれ個別に設けられた駆動モータとを備え、該駆動モータを制御してウェブに印刷加工するシャフトレス型の輪転機の制御方法であって、印刷終了時を含む前記輪転機の停止操作時の減速過程における減速開始から胴抜き前まで、前記折機のモータを基準にして前記印刷装置の駆動モータを回転位相が互いに異なる印刷用位相関係で且つ規定速度で駆動するように同期制御し、前記複数の印刷装置の胴抜き後は、前記複数の印刷装置の駆動モータに対して、前記同期制御に変えて、前記複数の印刷装置の版胴の停止位置がそれぞれ刷版交換を開始できる停止時用位相位置に停止するように前記複数の印刷装置の駆動モータの減速を個々に制御することを特徴としている。
【0022】
上記制御方法において、前記輪転機の停止状態からの始動時には、前記複数の印刷装置の駆動モータに対して、該停止状態における前記停止時用位相位置から前記印刷用位相関係となるように位相位置を制御することが好ましい(請求項4)。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明の第1実施形態にかかる輪転機及び輪転機の制御方法を説明すると、図1〜図3は本発明の第1実施形態にかかる輪転機を示すもので、図1はその輪転機(オフセット輪転機)の印刷装置部に設備した版胴の位相位置を説明する概略側面図であり、(a)は印刷時の位相位置を示し、(b)は停止時の位相位置を示し、図2はその輪転機の全体構成を示す概略側面図であり、図3はその輪転機(オフセット輪転機)の印刷装置の一時停止時における作動例を示すタイムチャートである。なお、図1,図2において図4,図5と同符号は同様のものを示す。
【0024】
本実施形態にかかる輪転機(オフセット輪転機)は、図2に示すように、主な構成ユニットとして、ウェブ供給装置15,インフィード装置1,ウェブ10の走行方向に沿って並設した複数組の印刷装置2a〜2n(各印刷装置を区別しない場合は符号2で示す),乾燥装置3,冷却装置4,ウェブパス装置16及び折機5をそなえている。
【0025】
これにより、印刷時には、ウェブ供給装置15に設置した巻取紙10Aから供給されたウェブ10は、インフィード装置1を経た後、互いに直列に並設された印刷装置2a〜2n群を順次通過する途上において所定の多色印刷が施され、更に、乾燥装置3,冷却装置4へ送り込まれて乾燥,冷却等所定の処理が施され、続いて、ウェブパス装置16から折機5へ送り込まれて折り畳みや裁断が行なわれ、目的とする形状(折帳)に加工された後、最終工程において設定枚数の束として外部へ搬出されるようになっている。
【0026】
本輪転機の場合、いわゆる、シャフトレス型輪転機であり、各装置(輪転機構成装置)1,2,4,5には、それぞれ個別に駆動モータ24i,24a〜24n,24C,24F(各駆動モータを区別しない場合は符号24で示す)が設けられ、各駆動モータ24は駆動制御装置(制御装置)9により制御されるようになっている。
【0027】
さらに、各駆動モータ24には、各モータ24の回転位相を検出する位相検出手段としてエンコーダ(例えば多回転型アブソリュートエンコーダ)8i,8a〜8n,8C,8F(各エンコーダを区別しない場合は符号8で示す)がそなえられている。また、複数組の印刷装置2a〜2nの入口部分(インフィード装置1の下流部),冷却装置4の入口部分(乾燥装置3の下流部)及び折機5の入口部分(ウェブパス装置16の下流部)には、それぞれウェブ10のテンション状態を検出するウェブテンション検出装置12がそなえられている。これらのエンコーダ8,ウェブテンション検出装置12の検出情報は、駆動制御装置9に送られて、各駆動モータ24の制御に用いられるようになっている。
【0028】
また、図2に示す符号14は輪転機の各種機器の制御を行なう機械制御装置であり、この機械制御装置14には印刷に必要な制御信号(例えば紙詰まり信号や天地見当等の信号)が入力されるようになっている。さらに、符号25i,25c(個々に区別しない場合は符号25で示す)は紙押さえローラである。
そして、本輪転機では、印刷終了時に機械を停止するに当たって、胴抜き後は各印刷装置2a〜2nに設備した各々の版胴7a〜7nを版交換位相位置にて停止させるよう制御することを特徴としている。
【0029】
つまり、本輪転機の印刷装置部では、図2に示ように、各印刷装置2の版胴7は、駆動制御装置9で制御される各駆動モータ24によって駆動されるが、駆動制御装置9は、印刷時には、各エンコーダ8からの検出情報に基づいて各印刷装置2の版胴7が速度同期するように各駆動モータ24を制御する。
このとき、複数の駆動モータ24のうちの1つのモータ(ここでは、折機5の駆動モータ24Fとする)を基準モータとし、駆動制御装置9では、この基準モータである折機用の駆動モータ24Fを速度指令信号によって規定速度で運転し、各印刷装置用の駆動モータ24a〜24を含む他の駆動モータ24については、この基準モータ24Fに対して位相位置制御を行なうことで、互いに所定の位相位置関係(印刷用位相関係)で且つ規定速度で駆動されるようになっている。
【0030】
この印刷用位相関係は、各印刷装置2a〜2nの版胴7のギャップ17を同じ位相にすると、ウェブテンション変動が大きくなり、振動・騒音も大きくなるので、各印刷装置2毎に回転位相が互いに異なるように設定された位相関係である。
輪転機を停止させるときには、駆動制御装置9が機械制御装置14からの停止信号に基づき作動し、基準モータ24Fを減速・停止制御するとともに他の各駆動モータ24をこの基準モータ24Fに対する位相位置制御により追従させるようにする。
【0031】
この減速時、駆動制御装置9は、印刷装置2の駆動モータ24a〜24nについて、例えば図3に示すように、胴抜き後停止するまでの間(期間T)に各版胴7の停止位置がそれぞれ刷版交換を開始できる位相位置(停止時用位相位置)になるよう制御する。
すなわち、駆動制御装置9により、印刷時には、図1(a)に示すように、互いに異なる位相関係(印刷用位相関係)で運転している各印刷装置2を、停止させる時には、図1(b)に示すように、各印刷装置2が共に版交換作業に適した位相位置(停止時用位相位置)になるように位相位置制御を行なった上で各印刷装置2を停止させる。したがって、停止時には、各印刷装置2の版胴7は何れも直ちに版交換作業が出来る状態になる。
【0032】
なお、印刷装置2の速度に関しては、胴抜き以降は基準モータ24Fに追従させる必要がないので別制御(追従以外の制御)によって停止させてもよい。この場合の停止制御では、例えば印刷完了のスイッチを押すと、輪転機は設定印刷部数になった時点で輪転機の停止動作を開始し、上述したように各印刷装置2を共に版交換作業に適した位相で停止させるようにすればよい。この停止過程においては、インキの呼び出しを停止してローラ群のインキを減少させた後、版面に接しているインキ,水等の供給ローラを版胴7から離脱させ、その後、版胴7の胴抜きを行なうなどの制御は通常通りに機械制御装置14で行なえばよい。
【0033】
また、胴抜き後には、駆動制御装置9により輪転機が停止するまでに版胴7を直ちに版取り外し可能な位置にて停止させ、その後、刷版11の交換作業を行なうが、手作業にて版交換を行なうか、或いは、制御部18と自動版交換装置とを組み合わせ、連続して版交換を行なうようにしても良い。
さらに、版交換などの印刷準備作業終了後、印刷を再開する時には、図3に示すように、基準モータ24Fと同期させて加速するが、胴入れするまでに各印刷装置2の位相が、折機5に対し、各々の印刷装置2a〜2nが対応すべき位相[図1(a)に示す位相]になるよう制御し、印刷用位相関係で作動するようにして、胴入れ時点では印刷折帳が規定通り排出されるようにする。
【0034】
本発明の第1実施形態としての輪転機及び輪転機の制御方法は、上述のように構成されているので、輪転機を停止させる時には、胴抜き後停止するまでの間に各印刷装置2a〜2bのそれぞれの版胴7が版交換に適した位相位置(版取り外し位置)である停止位相位置とされるため、各印刷装置2a〜2bがいずれも輪転機停止後直ちに版交換作業ができる位相状態で停止する。しかも、各印刷装置2は個別の駆動モータ24によって個々に駆動するため、同時版交換が出来るようになる。
【0035】
したがって、輪転機が停止すると、直ちに各印刷装置2a〜2nの版交換作業を開始でき、しかも、複数のオペレータにより並行して行なうこともできることになり、短時間に版交換作業を終了させることができ、生産性を向上させることができる。
また、刷版交換を自動版交換装置との組み合わせて行なう場合も同様に全印刷装置2の刷版11の交換を同時に処理できるため、上記と同様の効果を得ることができる。
【0036】
刷版11の交換作業終了後には、図3に示すように、輪転機を始動させて増速するが、胴入れ速度に至るまでに順次各装置の位相を折機5に対応する位相(印刷時位相関係)に合わせるので、従来輪転機停止後に必要とした、クラッチ脱操作や、刷版交換作業等印刷準備作業終了後クラッチ接続操作のための位相合せを行なう手動回転や、完全に位相を合わせてクラッチCを入れる作業などが不要となり、準備時間(印刷立ち上がりの時間)が大幅に短縮され、生産性を向上させることができる。
【0037】
なお、この機械立ち上がりの加速中には、事前に供給したインキを所定のシリンダまで転移供給しておくことが好ましく、これによっても、準備時間を短縮させ、生産性を向上させることができる。
また、かかる輪転機では、装置の構成も複雑なものにならず、装置コストも抑制しうる構成である。
【0038】
次に、本発明の第2実施形態にかかる輪転機及び輪転機の制御方法を説明する。本実施形態では、その輪転機(オフセット輪転機)の構成自体は第1実施形態と同様であり、駆動制御装置9による制御内容として、第1実施形態のものに次のような制御が付加されている点に特徴がある。
駆動制御装置9によるこの制御は、輪転機を停止させ印刷準備作業、即ち、刷版11の交換作業,インキ洗浄,インキ予備供給などを行なう時に、印刷装置2のみ運転する場合に、損紙を少なくするためウェブ10を切断せず、紙通しをしたままにしておく場合の運転方法に関するものである。
【0039】
本実施形態の場合も、駆動制御装置9では、第1実施形態と同様に、複数の駆動モータ24のうちの1つのモータ(ここでは、折機5の駆動モータ24Fとする)を基準モータとして、この基準モータ24Fを基準にして各装置に個別にそなえられた駆動モータ24を同期制御及び回転位相位置制御する。
本駆動制御装置9では、輪転機を停止させる制御方法は第1実施形態と同様であり、このときウェブ10のテンション制御は、その詳細については省略するが、通常運転の場合と同様に制御しながら停止させる。なお、通常運転の場合には、各パートに設置された検出装置で各パートのテンションをモニタしながら、各パートの駆動ローラの周速を調整し、印刷機に適したテンションを保つように運転する。
【0040】
したがって、インフィード装置1の紙押さえローラ25i及び印刷装置2よりも下流の冷却装置4又はウェブパス装置16に設備するウェブ送り出し機能付きローラ(ウェブ10を送り出す機能があるローラ)に対する紙押さえローラ例えば25cは脱にすること無く、運転状態のままで輪転機を停止させる。
本実施形態の駆動制御装置9では、このように輪転機を停止させる時、インフィード装置用の駆動モータ24i及び印刷装置2よりも後方の冷却装置4又はウェブパス装置16に設備されたウェブ送り出し機能付きローラ(ウェブ10を送り出す機能があるローラ)のモータ(例えば、冷却装置4のローラを駆動する駆動モータ24c)を速度ゼロのままで励磁し、ブレーキがかかった状態にしておく。この状態で印刷準備作業を印刷装置用の各個別駆動モータ24a〜24nにより行ない、印刷準備作業後の印刷再開は第1実施形態と同様に行なう。
【0041】
これは、輪転機の停止時にウェブ10が弛まないようにウェブ10にテンションをかけるためのもので、このためには、上記の駆動モータ24i,24cに限らず、印刷装置2群の上流側の少なくとも1台以上の個別駆動モータ24と印刷装置2群の下流側の少なくとも1台以上の個別駆動モータ24とに対して速度ゼロで励磁をかけるようにすればよい。
【0042】
本発明の第2実施形態としての輪転機及び輪転機の制御方法は、上述のように構成されているので、第1実施形態と同様の作用・効果に加えて、次のような作用・効果が得られる。
つまり、輪転機を停止するまではウェブテンションを通常運転の場合と同様に調節して、輪転機の停止後には、印刷装置2群の上流側と下流側の少なくとも各1台以上の個別駆動モータ24は速度ゼロで励磁をかけるなどブレーキをかけた状態にしておき、これとともに、このブレーキをかけた装置、例えばインフィード装置1及び冷却装置4の紙押さえローラ25を紙押さえしたままで停止させる。
【0043】
このように制御を行なうことにより、輪転機を停止させ印刷準備をする場合、補助駆動モータ6やウェブクランプ装置23などの特別の装置や操作を要すること無く、ウェブ10にテンションがかかった状態を維持できるようになる。
したがって、輪転機停止時、ウェブ10にテンションがかかった状態を維持するための装置及び操作が簡素なものになり、維持管理が容易となり、装置の設備コスト,管理コストを削減することができる。
【0044】
また、ウェブ10にテンションがかかった状態の維持、印刷準備作業終了後の印刷再開時運転への移行などに特別の時間が不必要なため生産性が向上する利点もある。
そして、印刷準備運転時、ウェブ10にテンションがかかった状態を容易に維持することができるので、印刷準備運転中にウェブ10を印刷胴に取られることが殆ど無くなり、損紙や紙通し作業時間や損傷物の修復などの損失を確実に減少することができる等の効果を得ることができる。
【0045】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の本発明の輪転機及び請求項3記載の本発明の輪転機の制御方法によれば、印刷終了時を含む前記輪転機の停止操作時の減速過程における減速開始から胴抜き前まで、前記折機のモータを基準にして前記印刷装置の駆動モータを回転位相が互いに異なる印刷用位相関係で且つ規定速度で駆動するように同期制御し、前記複数の印刷装置の胴抜き後は、前記複数の印刷装置の駆動モータに対して、前記同期制御に変えて、前記複数の印刷装置の版胴の停止位置がそれぞれ刷版交換を開始できる停止時用位相位置に停止するように前記複数の印刷装置の駆動モータの減速を個々に制御するので、各印刷装置がいずれも輪転機停止後直ちに版交換作業ができる位相状態(停止時用位相位置)で停止させることができ、しかも、各印刷装置は個別の駆動モータによって個々に駆動されるため、同時版交換が出来るようになり、短時間に版交換作業を終了させることができ、生産性を向上させることができる。また、装置の複雑化や高コスト化も抑制しうる。
【0047】
また、請求項2記載の本発明の輪転機及び請求項4記載の本発明の輪転機の制御方法によれば、前記輪転機の停止状態からの始動時には、前記複数の印刷装置の駆動モータに対して、該停止状態における前記停止時用位相位置から前記印刷用位相関係となるように位相位置を制御するので、準備時間(印刷立ち上がりの時間)を大幅に短縮でき、生産性を向上させることができる。
【0048】
また、請求項3記載の本発明の輪転機及び請求項6記載の本発明の輪転機の制御方法によれば、印刷終了時を含む輪転機の停止操作時に、該ウェブにテンションがかかった状態で該複数の印刷装置にかかる駆動モータを停止させ、その後の該ウェブの停止中には、該複数の駆動モータのうち印刷装置群の上流及び下流それぞれ1台以上のモータにブレーキをかけた状態を維持するように制御するので、上記の請求項1又は請求項4に係る効果に加えて、装置及び操作を簡素なものにしながら、輪転機停止時、ウェブにテンションがかかった状態を維持することができ、低コストで維持管理が容易な輪転機を実現できる。
【0049】
また、ウェブにテンションがかかった状態の維持、印刷準備作業終了後の印刷再開時運転への移行などに特別の時間が不必要なため生産性が向上する利点もある。さらに、印刷準備運転時、ウェブにテンションがかかった状態を容易に維持することができるため、印刷準備運転中にウェブを印刷胴に取られることが殆ど無くなり、損紙や紙通し作業時間や損傷物の修復などの損失を確実に減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1,第2実施形態にかかる輪転機の印刷装置部に設備した版胴の位相位置を説明する概略側面図であり、(a)は印刷時の位相を示し、(b)は停止時の位相を示す。
【図2】本発明の第1,第2実施形態にかかる輪転機の全体構成を示す概略側面図である。
【図3】本発明の第1,第2実施形態にかかる輪転機の印刷装置の一時停止時における作動例を示すタイムチャートである。
【図4】一般的な輪転機の全体構成を示す概略側面図である。
【図5】一般的な輪転機の印刷装置部に設備した版胴の位相位置を説明する概略側面図であって、(a)は印刷装置部の概略側面図、(b)は印刷装置の版胴の1つを示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 インフィード装置
2,2a〜2n 印刷装置
3 乾燥装置
4 冷却装置
5 折機
6 補助モータ
7 版胴
8,8a〜8n,8i,8c,8F エンコーダ(位相検出手段)
9 駆動制御装置(制御装置)
10 ウェブ
11 刷版
12 ウェブテンション検出装置
14 機械制御装置
15 ウェブ供給装置
16 ウェブパス装置
17 ギャップ
19 ラインシャフト
20 駆動モータ
22 ブランケット胴
23 ウェブクランプ装置
24,24a〜24n,24i,24c,24F 個別駆動モータ
25,25i,25c 紙押さえローラ
C,C2,C2a〜C2n,C5 クラッチ
Claims (4)
- 少なくとも複数の印刷装置と折機とを含む複数の輪転機構成装置と、少なくとも該複数の印刷装置,該折機にそれぞれ個別に設けられた駆動モータと、該駆動モータを制御する制御装置とを有し、ウェブに印刷加工するシャフトレス型の輪転機であって、
前記制御装置は、印刷終了時を含む前記輪転機の停止操作時の減速過程における減速開始から胴抜き前までは、前記折機の駆動モータを基準にして前記印刷装置の駆動モータを回転位相が互いに異なる印刷用位相関係で且つ規定速度で駆動するように同期制御させ、前記複数の印刷装置の胴抜き後は、前記複数の印刷装置の駆動モータに対して、前記同期制御に変えて、前記複数の印刷装置の版胴の停止位置がそれぞれ刷版交換を開始できる停止時用位相位置に停止するように前記複数の印刷装置の駆動モータの減速を個々に制御する
ことを特徴とする輪転機。 - 前記制御装置は、前記輪転機の停止状態からの始動時には、前記複数の印刷装置の駆動モータに対して、該停止状態における前記停止時用位相位置から前記印刷用位相関係となるように位相位置を制御することを特徴とする請求項1記載の輪転機。
- 少なくとも複数の印刷装置と折機とを含む複数の輪転機構成装置と、該輪転機構成装置にそれぞれ個別に設けられた駆動モータとを備え、該駆動モータを制御してウェブに印刷加工するシャフトレス型の輪転機の制御方法であって、
印刷終了時を含む前記輪転機の停止操作時の減速過程における減速開始から胴抜き前まで、前記折機のモータを基準にして前記印刷装置の駆動モータを回転位相が互いに異なる印刷用位相関係で且つ規定速度で駆動するように同期制御し、前記複数の印刷装置の胴抜き後は、前記複数の印刷装置の駆動モータに対して、前記同期制御に変えて、前記複数の印刷装置の版胴の停止位置がそれぞれ刷版交換を開始できる停止時用位相位置に停止するように前記複数の印刷装置の駆動モータの減速を個々に制御する
ことを特徴とする輪転機の制御方法。 - 前記輪転機の停止状態からの始動時には、前記複数の印刷装置の駆動モータに対して、該停止状態における前記停止時用位相位置から前記印刷用位相関係となるように位相位置を制御することを特徴とする請求項3記載の輪転機の制御方法。
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