JP3530166B2 - 断紙時における回転胴への印刷紙過剰巻付き防止機能を備えた輪転機及び印刷紙の過剰巻付き防止方法 - Google Patents

断紙時における回転胴への印刷紙過剰巻付き防止機能を備えた輪転機及び印刷紙の過剰巻付き防止方法

Info

Publication number
JP3530166B2
JP3530166B2 JP2001341470A JP2001341470A JP3530166B2 JP 3530166 B2 JP3530166 B2 JP 3530166B2 JP 2001341470 A JP2001341470 A JP 2001341470A JP 2001341470 A JP2001341470 A JP 2001341470A JP 3530166 B2 JP3530166 B2 JP 3530166B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
printing
rotary
cylinder
printing paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001341470A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003146507A (ja
Inventor
良樹 宮重
Original Assignee
株式会社ゴス グラフイック システムズ ジャパン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ゴス グラフイック システムズ ジャパン filed Critical 株式会社ゴス グラフイック システムズ ジャパン
Priority to JP2001341470A priority Critical patent/JP3530166B2/ja
Publication of JP2003146507A publication Critical patent/JP2003146507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3530166B2 publication Critical patent/JP3530166B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷部の回転胴に給
紙部から連続的に印刷紙を供給して印刷を行なう輪転機
において、前記印刷紙が走行経路の途中で断紙したとき
に、断紙した前記印刷紙の前記回転胴への過剰な巻付き
を防止する機能を備えた輪転機及び輪転機における断紙
時の回転胴への印刷紙の過剰な巻付きを防止する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、新聞印刷用の輪転機において
は、印刷紙を連続的に供給する複数の給紙部と、この給
紙部の各々から供給された前記印刷紙を印刷する複数の
印刷部とを有していて、前記供給部から供給された前記
印刷紙を前記印刷部の回転胴(ブランケット胴,版胴及
び圧胴が含まれる)の間を通して印刷を行なっている。
【0003】このような輪転機においては、前記印刷部
と前記給紙部との間の印刷紙の走行経路上にカッタを設
け、センサが断紙を検出したときにこのカッタで印刷紙
を切断するようにしている。そして、印刷紙が走行経路
上で断紙したときに、ただちに印刷紙の供給を停止させ
て損紙の発生量を抑制するとともに、輪転機からの印刷
紙の除去をしやすくしている。また、前記センサが断紙
を検出したときには、輪転機の稼働を停止させるように
している。
【0004】しかしながら、前記センサが断紙を検出し
てから、輪転機の稼働が完全に停止するまでには相当の
時間を要している。特に、重量物である版胴やブランケ
ット胴,圧胴等の回転胴を複数有する印刷部では、前記
回転胴が停止するまでに25秒程度の時間を要するのが
現状である。また、これら印刷部に設けられる回転胴
は、印刷のためのインクや水によって濡らされた状態で
あるので、断紙が発生した印刷紙が前記回転胴に付着し
やすく、回転している前記回転胴が前記印刷部の前後の
印刷紙を巻き込み、「胴巻き」と称される巻付きを発生
させることがある。回転胴に巻き込まれた前記印刷紙
は、回転とともに前記回転胴に幾重にも巻き付いて厚み
を増し、やがて、回転胴と回転胴との間の隙間に強固に
食い付いて、回転胴からの印刷紙の除去を困難にするほ
か、版胴やブランケット胴,圧胴等の回転胴に傷を付け
たり、破損を生じさせたりするおそれがある。
【0005】回転胴に印刷紙が過剰に巻き付くことによ
る上記のような不具合を防止するために、ブレーキを用
いて前記回転胴を短時間で強制的に停止させる方法もあ
るが、輪転機の印刷部の回転胴は、互いに同調して回転
しているため、断紙が生じていない他の印刷部の回転胴
も急停止することになる。そのため、断紙の生じていな
い他の印刷紙に大きなテンション変動を生じさせ、緩み
や張り過ぎ等の不都合が生じるという問題がある。ま
た、近年では、新聞の多色刷りがさかんに行なわれるに
至っているが、このような多色刷りでは、多数の印刷部
を経て印刷が行なわれるため、従来に比して断紙が発生
しやすい状況になってきている。そのため、断紙が発生
しても迅速に断紙した印刷紙を輪転機から除去すること
ができ、かつ、過剰な巻付きを有効に防止して、回転胴
の傷付きや破損を防止することができる輪転機が嘱望さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたもので、複数の印刷紙のうち
の一部が断紙しても、他の印刷紙に影響を与えることな
く、断紙した印刷紙の回転胴への過剰な巻付きを有効に
防止することができる輪転機及び印刷紙の過剰巻付きを
防止する方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、印刷紙を連続的に供給す
る複数の給紙部と、この給紙部の各々から供給された前
記印刷紙を印刷するための回転胴を有する複数の印刷部
とを有する輪転機において、断紙を検出する断紙検出手
段と、前記回転胴の回転を強制的に停止させるブレーキ
と、前記断紙検出手段の検出結果に基づいて前記断紙が
どの印刷紙の走行経路上で発生したのかを判断し、前記
断紙が発生した前記印刷紙の走行経路上にある前記印刷
部の前記回転胴の駆動系を、他の前記印刷部の駆動系か
ら切り離す指令を出力し、駆動系を切り離した前記印刷
部の回転胴の前記ブレーキに第一の停止指令を出力する
とともに、他の前記印刷部の回転胴の前記ブレーキに第
二の停止指令を出力する制御手段とを有し、前記第一の
停止指令によって断紙した印刷紙にかかる前記印刷部の
回転胴を所定時間内で停止させることで、断紙した前記
印刷紙の前記回転胴への過剰な巻付きを防止する構成と
してある。
【0008】この構成によれば、センサ等によって断紙
が検出されると、制御手段によって、断紙が発生した印
刷紙の走行経路上にある印刷部の回転胴の駆動系が、他
の印刷部の回転胴の駆動系から切り離される。これによ
り、当該印刷部の回転胴のみを急停止させることが可能
になり、印刷紙の回転胴への過剰な巻付きを防止するこ
とができる。また、断紙のあった印刷紙の印刷部の回転
胴のみを停止させるので、断紙が発生していない他の印
刷紙の回転胴は位相合わせ及び同調が行なわれながら停
止し、かつ、断紙していない他の印刷紙に大きなテンシ
ョン変動を生じさせるということもない。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記第一の停止
指令を出力してから前記回転胴が停止するまでの時間x
と回転胴の回転速度Vxとの関係が、Vx=F(x)な
る関数で表されるとき、前記第一の停止指令による前記
回転胴の停止時間T(秒)と、前記印刷紙の紙厚tと、
前記回転胴に巻き付く前記印刷紙の許容限度厚さSとの
関係において、
【式2】 の要件を満たすように構成してある。
【0010】例えば、稼働中の回転胴の回転速度V=1
0回転/秒,印刷紙の紙厚t=0.07mm,許容限度
厚さS=2.6mmである場合において、回転胴が10
回転/秒の回転速度から停止(V=0)するまでの間に
一次関数的に減速するものとする。この場合は、これら
条件を上記の式に当てはめて、停止時間Tを約7.3秒
と求めることができる。したがって、停止時間を7.3
秒以下にすることで、理論上、過剰な巻付きは生じな
い。15万部/時の印刷能力を有する近年の新聞印刷の
輪転機においては、停止時間Tは5秒以下とするのがよ
い。
【0011】なお、ここで、前記した許容限度厚さと
は、印刷紙の過剰な巻付きが生じない限度の印刷紙の巻
付き厚さ、すなわち、回転胴に印刷紙が巻き付いても、
巻き付いた印刷紙を容易に除去することができ、かつ、
回転胴に傷や破損を生じさせることのない厚さをいう。
例えば、新聞印刷用の輪転機では、請求項3に記載する
ように、印圧を解除したときの回転胴間の隙間がこれに
相当する。
【0012】前記輪転機がシャフトレス輪転機の場合に
は、請求項4に記載するように、前記制御手段が、前記
回転胴の駆動系を他の前記印刷部の前記回転胴の駆動系
から制御上切り離すようにするとよい。このように、シ
ャフトレス輪転機では、第一の停止指令があったとき
に、断紙があった印刷紙にかかる印刷部の駆動の制御を
他の印刷部の駆動の制御から切り離すことで、断紙のあ
った印刷紙にかかる印刷部の回転胴を速やかに停止さ
せ、他の印刷部の回転胴については位相を維持しつつ同
調しながら停止させることで、断紙していない印刷紙に
大きなテンション変動が生じないようにすることができ
る。
【0013】本発明は、各駆動部の制御を独立して行な
うことができるシャフトレス輪転機に限らず、駆動体の
駆動力をシャフトで伝達して印刷部の回転胴を回転させ
る輪転機にも適用が可能である。この場合は、請求項5
に記載するように、前記回転胴とこの回転胴に駆動力を
付与する駆動軸とをクラッチで連結し、前記制御手段
が、前記第一の停止指令を出力するとともに前記クラッ
チを動作させて前記回転胴を前記駆動系から切り離す指
令を出力するように構成するとよい。
【0014】この場合、請求項6に記載するように、ク
ラッチが、所定形状の凸形クラッチ板と、この凸形クラ
ッチ板と係合する凹形クラッチ板とを有し、前記凸形ク
ラッチ板と凹形クラッチ板とが係合することで、前記駆
動軸と前記回転胴の角度位置関係を一定に保つようにす
るとよい。このように構成することで、輪転機の再稼働
時に、各回転胴の位相合わせを容易に行なうことができ
る。
【0015】本発明の目的は、請求項7及び請求項8に
記載した方法によっても達成することができる。すなわ
ち、請求項7に記載の発明は、印刷紙を連続的に供給す
る複数の給紙部と、この給紙部の各々から供給された前
記印刷紙を印刷するための回転胴を有する複数の印刷部
とを有する輪転機における、前記印刷紙に断紙が発生し
たときに、この断紙を検出して前記回転胴への前記印刷
紙の過剰巻付きを防止する方法であって、前記断紙を検
出するステップと、前記断紙がどの印刷紙の走行経路上
で発生したかを判断するステップと、前記断紙が発生し
た前記印刷紙の走行経路上にある前記印刷部の前記回転
胴の駆動系を、他の前記印刷部の駆動系から切り離すス
テップと、駆動系を切り離した前記印刷部の回転胴に第
一の停止指令を出力するとともに、他の前記印刷部の回
転胴に通常停止指令を出力するステップとを有する方法
である。この方法によれば、断紙のあった印刷紙にかか
る印刷部について回転胴を速やかに停止させ、他の印刷
紙にかかる印刷部については、大きなテンション変動を
生じさせない範囲の減速率で回転胴を停止させることが
できる。
【0016】また、請求項8に記載の発明は、前記輪転
機が新聞印刷用の輪転機である場合において、前記第一
の停止指令が、前記回転胴を5秒以内で停止させる方法
である。本発明は新聞印刷用の輪転機に適用することで
特にその効果が大きい。また、近年の新聞印刷に使用さ
れている輪転機においては、断紙を検出してから5秒以
内で回転胴を停止させることで、前記印刷紙の回転胴へ
の過剰巻付きを有効に防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態
を、図面にしたがって詳細に説明する。図1は、本発明
の第一の実施形態にかかり、印刷紙の過剰巻付き防止機
能を備えたシャフトレス輪転機の主要部のブロック図で
ある。シャフトレス輪転機は、複数の印刷部1,2,3
・・・と、この印刷部1,2,3・・・の各々に印刷紙
P1,P2,P3・・・を供給するための給紙部1A,
2A,3A・・・とを有している。
【0018】印刷部1,2,3・・・のそれぞれには、
ブランケット胴11,21,31・・・及び版胴12,
22,32・・・が回転自在に設けられているととも
に、各印刷部1,2,3・・・ごとにブランケット胴1
1,21,31・・・及び版胴12,22,32・・・
を回転駆動させるためのモータM1,M2,M3・・・
が設けられている。これらモータM1,M2,M3・・
・は、全ての印刷部1,2,3・・・について共通の制
御部Cによって制御され、各印刷部1,2,3・・・の
ブランケット胴11,21,31・・・及び版胴12,
22,32・・・の位相が常に一致した状態になるよう
に、位相制御及び同調制御が行なわれる。
【0019】具体的には、制御部Cと各モータM1,M
2,M3・・・の駆動を制御するための駆動制御回路1
4,24,34・・・とが信号線L1,L3,L5・・
・で接続され、制御部Cからの基準速度信号が信号線L
1,L3,L5・・・を経て駆動制御回路14,24,
34・・・に送信される。駆動制御回路14,24,3
4・・・は、この基準速度信号に基づいて各モータM
1,M2,M3・・・を駆動させるが、各モータM1,
M2,M3・・・からのフィードバック信号によって各
モータM1,M2,M3・・・の回転速度を監視し、常
に前記基準速度信号に一致した回転速度になるように、
各モータM1,M2,M3・・・の駆動を調整する。
【0020】信号線L1,L3,L5・・・の途中部位
にはスイッチ回路15,25,35・・・が設けられて
いて、このスイッチ回路15,25,35・・・と制御
部Cとが信号線L2,L4,L6・・・によって接続さ
れている。制御部Cからの指令によって、例えば印刷部
2のスイッチ回路25が動作すると、制御部Cと駆動制
御回路24との間の信号線L3が切断され、印刷部2の
モータM2の駆動の制御が他の印刷部1,3・・・のモ
ータM1,M3・・・の駆動の制御から切り離される。
なお、このスイッチ回路15,25,35・・・は概念
的なものであり、機械的なスイッチによって駆動の制御
の切り離しを行なうようにしてもよいし、論理回路上又
はソフトウェア上で駆動の制御の切り離しを行なうよう
にしてもよいことは勿論である。
【0021】各印刷部1,2,3・・・には、ブランケ
ット胴11,21,31・・・及び版胴12,22,3
2・・・の回転を停止させるためのブレーキ13,2
3,33・・・が設けられている。ブレーキ13,2
3,33・・・は、ブランケット胴11,21,31・
・・及び版胴12,22,32・・・の回転を強制的に
停止させることができるものであればその形態は問わな
い。ディスクブレーキであってもよいし、モータM1,
M2,M3・・・に内蔵されたブレーキモータであって
もよい。5秒以内でブランケット胴11,21,31・
・・及び版胴12,22,32・・・の回転を停止させ
ることができる制動力を有するものであるのが好まし
い。ブレーキ13,23,33・・・は、信号線L2,
L4,L6・・・によって制御部Cと接続されていて、
スイッチ回路15,25,35・・・のいずれか、例え
ば、印刷部2のスイッチ回路25に制御部Cから指令信
号が送信されると、これと同時にブレーキ23を動作さ
せるための指令信号が信号線L4からブレーキ23に送
信され、印刷部2のブランケット胴21及び版胴22を
急停止させる。
【0022】図2は、制御部Cからブランケット胴21
及び版胴22を急停止させるための指令信号が送信され
てからブレーキ23が動作し、ブランケット胴21及び
版胴22が完全に停止するまで時間x(横軸)と、ブラ
ンケット胴21及び版胴22の回転速度V(回転/秒)
との関係を示すグラフである。図2に示すように、任意
時間x(秒)における回転速度Vxが、Vx=F(x)
なる関数で表される場合、図中斜線で示す部分の面積s
が、前記指令信号が送信されてから停止(時間Tで示
す)するまでの間にブランケット胴21及び版胴22が
回転する総回転数である。前記面積sは、図中の式で示
すように、F(x)を0→Tまで積分して得ることがで
きる。
【0023】したがって、新聞の紙厚をt(mm),印
圧を解除したときの対向するブランケット胴21,21
の隙間(過剰巻付きが生じない許容限度厚さ)をS(m
m)とした場合、S<s×tとなるように、ブレーキ2
3の制動力を調整して、停止時間Tを設定するとよい。
近年多用されている新聞及び新聞印刷用の輪転機(印刷
速度15万部/時,稼働時の回転速度V=10.4回転
/秒,紙厚t=0.07mm,印圧を解除したときのブ
ランケット胴21,21間の隙間S=2.6mm)にお
いては、T≦5秒とするのがよい。
【0024】上記構成のシャフトレス輪転機における断
紙時の印刷紙過剰巻付き防止方法を、図3のフローチャ
ートを参照しながら説明する。なお、以下の説明では、
印刷部2を通過した印刷紙P2が走行経路の途中の位置
A(図1参照)で断紙したものとして説明する。輪転機
の稼働開始とともに、図示しないセンサによる印刷紙の
監視が開始される(ステップS1)。前記センサが断紙
を検出すると(ステップS2)、制御部Cが、検出信号
がどのセンサから送信されたのかに基づいて、断紙のあ
った印刷紙P2を特定する(ステップS3)。
【0025】制御部Cは、スイッチの切り替え指令信号
をスイッチ回路25に送信して、モータM2の駆動の制
御を、他のモータM1,M3・・・の制御から切り離す
(ステップS4)。また、これと同時に、ブレーキ23
に指令信号を送信して、印刷部2のブランケット胴21
及び版胴22を急停止させる(ステップS5)。これに
より、ブランケット胴21及び版胴22が印刷紙の過剰
巻付きを生じさせない時間内で停止する。例えば、印刷
能力15万部/時程度の新聞印刷用の輪転機において
は、前記したように停止させるまでの時間は5秒以下で
ある。
【0026】他の印刷部1,3・・・では、制御部Cか
ら駆動制御回路14,34・・にモータM1,M3・・
・を停止させるための停止指令信号が送信される(ステ
ップS6)。この停止指令は、断紙していない印刷紙P
1,P3・・・に大きなテンション変動を起こさない程
度にモータM1,M3・・・を減速させるもので、か
つ、印刷部1,3・・・のブランケット胴11,31・
・・及び版胴12,32・・・の位相を一致させるよう
に、モータM1,M3・・・を同調制御及び位相制御す
るものである(ステップS7)。以上で、印刷紙Pのブ
ランケット胴21及び版胴22への印刷紙の過剰巻付き
を防止する一連の作業が終了する(ステップS8)。
【0027】オペレータは、断紙した印刷紙P2を停止
したブランケット胴21及び版胴22から取り除き、給
紙部2Aから新たな印刷紙P2を供給したのち、輪転機
を再稼働させる。このとき、制御部Cからの指令信号に
よって、稼働開始前に各印刷部1,2,3・・・のブラ
ンケット胴11,21,31・・・及び版胴12,2
2,32・・・の位相合わせが自動的に行なわれる。そ
して、位相制御及び同調制御により、各印刷部1,2,
3・・・のブランケット胴11,21,31・・・及び
版胴12,22,32・・・の位相を一致させた状態
で、印刷が再開される。
【0028】[他の実施形態]本発明は、各駆動部の制
御を独立して行なう上記のシャフトレス輪転機に限ら
ず、駆動体の駆動力をシャフトを介して伝達して、各回
転胴を回転させる輪転機にも適用が可能である。次に、
図4及び図5を参照しながら、本発明を、シャフトを介
して駆動体の駆動力を伝達する輪転機に適用した他の実
施形態について説明する。図4は、この実施形態におけ
る輪転機のブロック図である。なお、図1の輪転機と同
一部位,同一部材には同一の符号を付して詳しい説明は
省略する。
【0029】図4に示すように、この輪転機は、各印刷
部1,2,3・・・のブランケット胴11,21,31
・・・及び版胴12,22,32・・・を回転させるた
めのモータMを有している。モータMの駆動は、制御部
Cと、この制御部Cに信号線L101で接続された駆動
制御回路114とによって制御される。また、モータM
の回転軸に連結された駆動軸100が各印刷部1,2,
3・・・まで延び、ウォームホイールとウォームギヤ等
からなるギヤボックス及び駆動軸101,102,10
3・・・を経て、駆動軸100の駆動力が各印刷部1,
2,3・・・に分配されている。また、各印刷部1,
2,3・・・には、ブランケット胴11,21,31・
・・及び版胴12,22,32・・・の回転を強制的に
停止させるためのブレーキ13,23,33・・・が設
けられ、このブレーキ13,23,33・・・と制御部
Cとが、信号線L102,L103,L104・・・に
よって接続されている。
【0030】さらに、駆動軸101,102,103・
・・とブランケット胴11,21,31・・・及び版胴
12,22,32・・・との間にはクラッチ170,2
70,370・・・が設けられていて、このクラッチ1
70,270,370・・・を動作させることで、任意
の印刷部、例えば印刷部2のブランケット胴21及び版
胴22の駆動を、他の印刷部1,3・・・のブランケッ
ト胴11,31・・・及び版胴12,32・・・の駆動
から切り離すことができるようになっている。図5は、
クラッチの構成を説明する拡大図で、印刷部2に設けら
れたクラッチ270を拡大して示している。他の印刷部
1,3・・・に設けられたクラッチ170,370・・
・についても同様であるので、クラッチ270について
のみ説明し、他のクラッチ170,370・・・につい
ての説明は省略する。
【0031】クラッチ270は、印刷部2のブランケッ
ト胴21及び版胴22に駆動力を伝達するための駆動軸
102と、歯車G1,G2を介してブランケット胴21
及び版胴22を回転させるための軸G2aとの間に設け
られている。クラッチ27は、凹形の溝を有する凹形ク
ラッチ板270aと、この凹形の溝に係合する凸形の突
起を有する凸形クラッチ板270bとを有していて、凹
形クラッチ板270aと凸形クラッチ板270bとを係
合させたときに、駆動軸102の駆動力を軸G2aに伝
達させることができるようになっている。
【0032】また、凹形クラッチ板270aと凸形クラ
ッチ板270bとを係合させたとき、駆動軸102の回
転角度と、ブランケット胴21及び版胴22の回転角度
とが常に一定の関係に保たれるようになっている。すな
わち、クラッチ270を動作させて印刷部2のブランケ
ット胴21及び版胴22の駆動を、他の印刷部1,3・
・・のブランケット胴11,31・・・及び版胴12,
32・・・の駆動から切り離しても、凹形クラッチ板2
70aと凸形クラッチ板270bとを係合させること
で、簡単に全ての印刷部1,2,3・・・の全てのブラ
ンケット胴11,21,31・・・及び版胴12,2
2,32・・・の位相を一致させることができるわけで
ある。
【0033】次に、図5に示した輪転機における印刷紙
の過剰巻付き防止方法を、図6のフローチャートを参照
しながら説明する。以下の説明においても、印刷部2を
通過した印刷紙P2が走行経路の途中の位置Aで断紙し
たものとして説明する。輪転機の稼働開始とともに、図
示しないセンサによる印刷紙の監視が開始される(ステ
ップS11)。前記センサが断紙を検出すると(ステッ
プS12)、制御部Cが、検出信号がどのセンサから送
信されたのかに基づいて、断紙のあった印刷紙を特定す
る(ステップS13)。制御部Cは、指令信号をクラッ
チ270に送信して、印刷部2のブランケット胴21及
び版胴22の駆動を、他の印刷部1,3・・・のブラン
ケット胴11,31・・・及び版胴12,32・・・の
駆動から切り離す(ステップS14)。また、これと同
時に、ブレーキ23を動作させる指令信号を送信して、
印刷部2のブランケット胴21及び版胴22を急停止さ
せる(ステップS15)。
【0034】他の印刷部1,3・・・については、制御
部CからモータMを停止させるための指令信号が送信さ
れる(ステップS16)。これは、各印刷部1,3・・
・のブレーキ13,33・・・を動作させるための指令
信号であってもよい。ただし、この場合は、断紙の生じ
ていない印刷紙P1,P3・・・に大きなテンション変
動を生じさせない程度の減速率で各印刷部1,3・・・
のブランケット胴11,31・・・及び版胴12,32
・・・を減速させるように、ブレーキ13,33・・・
の制動の制御を行なうのがよい。以上で、印刷紙Pのブ
ランケット胴21及び版胴22への印刷紙の過剰巻付き
を防止する一連の作業が終了する(ステップS18)。
【0035】オペレータが断紙した印刷紙P2を取り除
き、給紙部2Aから新たな印刷紙P2を供給したのち、
輪転機を再稼働させる。この際、まず、オペレータが、
手作業でブランケット胴21及び版胴22を回転させ、
凹形クラッチ板270aに係合できる回転角度位置に、
凸形クラッチ板270bを合わせる。そして、手動又は
自動でクラッチ270を動作させて、凹形クラッチ板2
70aと凸形クラッチ板270bとを係合させる。この
とき、印刷部2のブランケット胴21及び版胴22の位
相は、他の印刷部1,3・・・のブランケット胴11,
31・・・及び版胴12,32・・・と一致している。
これにより、輪転機の運転の再開が可能になる。
【0036】本発明の好適な実施形態について説明した
が、本発明は上記の実施形態により何ら限定されるもの
ではない。例えば、上記の説明では新聞印刷用の輪転機
を例に挙げて説明したが、本発明は新聞印刷に限らず、
回転胴を用いて大量の印刷を行なう他の輪転機において
も適用が可能である。また、上記の説明では、ブランケ
ット胴と版胴とを有する印刷部を特に例に挙げて説明し
たが、本発明は、版胴,ブランケット胴,圧胴等の回転
胴を有するハーフデッキユニットやサテライトユニッ
ト,タワーユニット等にも適用が可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、複数の印刷紙のうちの
一部が断紙した場合、断紙のあった印刷紙が通過する印
刷部の回転胴を、印刷紙の過剰巻付きを生じさせない時
間内でただちに停止させるので、印刷紙の過剰巻付きよ
る回転胴の破損や傷付きを防止することができるだけで
なく、印刷紙を除去するための作業を容易にして、輪転
機の稼働率を向上させることができる。また、断紙が発
生しなかった他の印刷紙については、大きなテンション
変動を生じさせない範囲内で回転胴を徐々に減速させて
停止させることができるので、緩みや張り過ぎ等の不都
合が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輪転機の一実施形態にかかり、シャフ
トレス輪転機の主要部のブロック図である。
【図2】制御部から停止のための指令信号が出力されて
から回転胴が完全に停止するまで時間と回転速度との関
係を示すグラフである。
【図3】本発明の印刷紙の過剰巻付き防止方法を第一の
実施形態の輪転機に適用した場合における回転胴停止の
手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態にかかる輪転機の主要部
のブロック図である。
【図5】図4の輪転機におけるクラッチの構成を説明す
るための部分拡大図である。
【図6】本発明の印刷紙の過剰巻付き防止方法を第二の
実施形態の輪転機に適用した場合における回転胴停止の
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,2,3・・・ 印刷部 1A,2A,3A・・・ 給紙部 11,21,31・・・ ブランケット胴(回転胴) 12,22,32・・・ 版胴(回転胴) 13,23,33・・・ ブレーキ 14,24,34・・・ 駆動制御回路 15,25,35・・・ スイッチ回路 L1〜L6 信号線 C 制御部 P1,P2,P3・・・ 印刷紙 M,M1,M2,M3・・・ モータ 100 駆動軸 101,102,103・・・ 駆動軸 170,270,370・・・ クラッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 26/02 B41F 33/08 B41F 33/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷紙を連続的に供給する複数の給紙部
    と、この給紙部の各々から供給された前記印刷紙を印刷
    するための回転胴を有する複数の印刷部とを有する輪転
    機において、 断紙を検出する断紙検出手段と、 前記回転胴の回転を強制的に停止させるブレーキと、 前記断紙検出手段の検出結果に基づいて前記断紙がどの
    印刷紙の走行経路上で発生したのかを判断し、前記断紙
    が発生した前記印刷紙の走行経路上にある前記印刷部の
    前記回転胴の駆動系を、他の前記印刷部の駆動系から切
    り離す指令を出力し、駆動系を切り離した前記印刷部の
    回転胴の前記ブレーキに第一の停止指令を出力するとと
    もに、他の前記印刷部の回転胴の前記ブレーキに第二の
    停止指令を出力する制御手段とを有し、 前記第一の停止指令によって断紙した印刷紙にかかる前
    記印刷部の回転胴を所定時間内で停止させることで、断
    紙した前記印刷紙が前記回転胴に過剰に巻き付かないよ
    うに防止すること、 を特徴とする断紙時における回転胴への印刷紙過剰巻付
    き防止機能を備えた輪転機。
  2. 【請求項2】 前記第一の停止指令を出力してから前記
    回転胴が停止するまでの時間xと回転胴の回転速度Vx
    との関係が、Vx=F(x)なる関数で表されるとき、
    前記第一の停止指令による前記回転胴の停止時間T
    (秒)と、前記印刷紙の紙厚tと、前記回転胴に巻き付
    く前記印刷紙の許容限度厚さSとの関係において、 【式1】 の要件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の断紙
    時における回転胴への印刷紙過剰巻付き防止機能を備え
    た輪転機。
  3. 【請求項3】 前記許容限度厚さSが、印圧を解除した
    ときの回転胴と回転胴との間の隙間寸法によって決定さ
    れることを特徴とする請求項2に記載の断紙時における
    回転胴への印刷紙過剰巻付き防止機能を備えた輪転機。
  4. 【請求項4】 前記輪転機がシャフトレス輪転機である
    場合において、前記制御手段が、前記回転胴の駆動系を
    他の前記印刷部の前記回転胴の駆動系から制御上切り離
    すことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の断
    紙時における回転胴への印刷紙過剰巻付き防止機能を備
    えた輪転機。
  5. 【請求項5】 前記回転胴とこの回転胴に駆動力を付与
    する駆動軸とをクラッチで連結し、前記制御手段が、前
    記第一の停止指令を出力するとともに前記クラッチを動
    作させて前記回転胴を前記駆動系から切り離す指令を出
    力することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の断紙時における回転胴への印刷紙過剰巻付き防止機能
    を備えた輪転機。
  6. 【請求項6】 前記クラッチが、所定形状の凸形クラッ
    チ板と、この凸形クラッチ板と係合する凹形クラッチ板
    とを有し、前記凸形クラッチ板と凹形クラッチ板とが係
    合することで、前記駆動軸と前記回転胴の角度位置関係
    を一定に保つことを特徴とする請求項5に記載の断紙時
    における回転胴への印刷紙過剰巻付き防止機能を備えた
    輪転機。
  7. 【請求項7】 印刷紙を連続的に供給する複数の給紙部
    と、この給紙部の各々から供給された前記印刷紙を印刷
    するための回転胴を有する複数の印刷部とを有する輪転
    機における、前記印刷紙に断紙が発生したときに、この
    断紙を検出して前記回転胴への前記印刷紙の過剰巻付き
    を防止する方法であって、 前記断紙を検出するステップと、 前記断紙がどの印刷紙の走行経路上で発生したかを判断
    するステップと、 前記断紙が発生した前記印刷紙の走行経路上にある前記
    印刷部の前記回転胴の駆動系を、他の前記印刷部の回転
    胴の駆動系から切り離すステップと、 駆動系を切り離した前記印刷部の回転胴に第一の停止指
    令を出力するとともに、他の前記印刷部の回転胴に第二
    の停止指令を出力するステップとを有し、 前記第一の停止指令によって断紙した印刷紙にかかる前
    記印刷部の回転胴を所定時間内で停止させることで、断
    紙した前記印刷紙の前記回転胴への過剰な巻付きを防止
    することを特徴とする輪転機における断紙時の回転胴へ
    の印刷紙過剰巻付き防止方法。
  8. 【請求項8】 前記輪転機が新聞印刷用の輪転機である
    場合において、前記第一の停止指令が、前記回転胴を5
    秒以内で停止させるものであることを特徴とする請求項
    7に記載の輪転機における断紙時の回転胴への印刷紙過
    剰巻付き防止方法。
JP2001341470A 2001-11-07 2001-11-07 断紙時における回転胴への印刷紙過剰巻付き防止機能を備えた輪転機及び印刷紙の過剰巻付き防止方法 Expired - Fee Related JP3530166B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001341470A JP3530166B2 (ja) 2001-11-07 2001-11-07 断紙時における回転胴への印刷紙過剰巻付き防止機能を備えた輪転機及び印刷紙の過剰巻付き防止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001341470A JP3530166B2 (ja) 2001-11-07 2001-11-07 断紙時における回転胴への印刷紙過剰巻付き防止機能を備えた輪転機及び印刷紙の過剰巻付き防止方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003146507A JP2003146507A (ja) 2003-05-21
JP3530166B2 true JP3530166B2 (ja) 2004-05-24

Family

ID=19155490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001341470A Expired - Fee Related JP3530166B2 (ja) 2001-11-07 2001-11-07 断紙時における回転胴への印刷紙過剰巻付き防止機能を備えた輪転機及び印刷紙の過剰巻付き防止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3530166B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019034505A (ja) * 2017-08-18 2019-03-07 株式会社東京機械製作所 シャフトレス輪転印刷機及びシャフトレス輪転印刷機の制御方法
JP7282050B2 (ja) * 2020-02-28 2023-05-26 三菱重工機械システム株式会社 印刷機および紙巻防止方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003146507A (ja) 2003-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3027144B2 (ja) ロール紙輪転印刷機の連続印刷状態達成方法
WO2005108080A2 (en) Web printing press and method for controlling registration
JP3530166B2 (ja) 断紙時における回転胴への印刷紙過剰巻付き防止機能を備えた輪転機及び印刷紙の過剰巻付き防止方法
JP2008023751A (ja) 輪転印刷機およびその運転方法
JP3577288B2 (ja) 輪転機の停電時制御方法及び停電時制御装置
JP2001322252A (ja) オフセット輪転機の切替作業の自動化装置
US5492062A (en) Printing cylinder positioning device and method
JPH07187467A (ja) 製品ウェブの引き裂き時における損傷を阻止する装置
JP3795054B2 (ja) 個別駆動式印刷機械の制御方法及び個別駆動式印刷機械
JP2006224413A (ja) グラビア印刷機およびテンション制御方法
JP3564409B2 (ja) 輪転印刷機の運転開始時の制御方法及び制御装置
JP3662852B2 (ja) 印刷画像情報に基づいて制御対象を選択する輪転機の同期制御装置
JP2002011853A (ja) 印刷機の損傷を防止するための方法および装置
JP3795053B2 (ja) 輪転機及び輪転機の制御方法
JP3893372B2 (ja) シャフトレス輪転機における停電時の断紙等防止方法及びその装置
JP2003205598A (ja) 個別駆動式印刷機械の駆動モータ制御方法
JP4536303B2 (ja) 輪転機の印刷立上げ方法
JPH0327024B2 (ja)
WO2013161649A1 (ja) 液体転写装置及び液体転写方法
JP2009029133A (ja) 湿し水塗布が削減された状態での本刷り開始
JP3828208B2 (ja) 輪転印刷機における自動版替え方法および輪転印刷機
JPS5824275B2 (ja) ウエブ式オフセット輪転印刷機における運転自動制御装置
JPH11320846A (ja) 印刷機における損傷防止装置
JPH0444847A (ja) 印刷機
JP2004066551A (ja) フレキソ印刷装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees