JP3729310B2 - インクジェット用ホットメルト型インク組成物 - Google Patents
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- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/34—Hot-melt inks
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばインクジェット記録装置に用いられるホットメルトインク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりインクジェット記録用インク組成物としては、水溶性液体インク組成物が広く使われている。しかしながら、インクのしみ込みやすい紙への記録では「にじみ」が生じてしまい、記録媒体は加工紙に限定される。またオーバヘッドプロジェクタ(以下OHPという)シートへの記録でも、インクの乾燥性が悪いためシート表面に特殊な処理が必要である。このため、紙質に関係なく良好な印字品質を提供するインク組成物として、室温で固体のワックス等を素材としたホットメルト型インク組成物を用いて、加熱等により液化し、何らかのエネルギーを加えて噴射させ、記録媒体上に付着しつつ冷却固化し記録ドットを形成するホットメルト型インクジェット記録方式が提案されている。
【0003】
上記インクジェット方式の大きな利点として、該インクは室温で固体状であるため取扱い時に汚れないし、また、溶融時のインクの蒸発量を最小限にできるためノズルの目詰まりがない。更に、付着後直ちに固化するため「にじみ」もなく、和紙から画用紙、葉書といったさまざまな記録媒体を前処理等なしで用いることができる。米国特許第4,391,369号、4,484,948号には、紙質に関係なく良好な印刷品質を提供するインク組成物が記述されている。また、特開平6−107987号公報、特開平5−194897号公報には、グリセライドを使用し光透過性の優れたインクジェット用ホットメルト型インク組成物が記述されている。
【0004】
他方、印刷物の耐候性を向上するために、インクの着色剤として顔料を用いることが一般的で、レーザプリンタ、溶融転写型プリンタ、液体インクジェットプリンタ及びソリッドインクジェットプリンタ等の各種のプリンタのインクとして使用されている。
【0005】
例えば、ソリッドインクジェットプリンタに用いる顔料インクに関して、特開平3−37278号、特開平4−339871号、特開平5−16343号、特開平5−105832号、特開平6−49400号、特開平6−228479号、特開平6−228480号、特開平6−306319号、特開平7−109432号、特開平7−196968号、特開平7−278477号、特開平7−306319号、特開平7−316479号、特開平7−331141号、特開平8−295836号公報等多くの報告がなされている。
【0006】
また、特開昭61−159470号公報では、炭素数18〜24のアルコールを含含むビヒクル中に、これと相溶性の油キャリヤー中に予め分散させた黒鉛を含んで成るホットメルトインクが記載されている。更に、特表平5−506881号公報には、他の材料とともに分子量500〜1000のアルコールをビヒクルに含むホットメルトインクが報告されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記ホットメルト型インク組成物は、一般に成分間の相溶性の維持が困難で、特に耐候性に優れる有機顔料を着色剤として用いた場合に溶融状態で分離しやすいと言う欠点を有していた。液中に分散した粒子の沈降は、周知のごとく、粒子の粒径、分散媒体の粘度及び沈降時間に依存して変化し、分散媒体の粘性は高粘度ほど沈降しにくい。一方、インクジェットプリンタで印刷を実施するに際しては、使用するインクの粘度はより低い方が高速化、高密度化に対して有利で高信頼性印刷に適しており、両者は互いに相反する特性にあった。
【0008】
耐候性に優れる有機顔料を着色剤として用いたホットメルト型インクジェット記録方式は先述のとおり、染料を用いたインクジェット記録方式に比べて多くの利点があるので、OA機器、一般家庭用プリンタ、ファクシミリ等にとどまらず室内外用ポスター、大型看板、車やエレベータの装飾、さらには布へのプリントなどへ応用が期待されている。しかし、前記のようにインクの分離及び高信頼性印字品質の両立が得られないという問題があり、これが製品化の隘路となっていた。
【0009】
本発明の課題は微細なノズルからインク滴を噴射させるに十分な、流動安定性に優れた低粘度でかつ分離のない、この両立を図った顔料を用いたソリッドインクジェットプリンタ用インク組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の要旨は、室温で固体のインク組成物を加熱により液化させた上で、何らかの噴射エネルギによりインク液滴を記録媒体上に噴射させ、記録ドットを形成するインクジェット用ホットメルト型インク組成物において、該インク組成物は、顔料とヒドロキシル基価が20〜150のアルコール型ワックスを含み、使用時の溶融粘度を5〜30mPa・sの範囲とすることにある。
【0011】
前記アルコール型ワックスは、好ましくは、飽和直鎖状アルコールを主成分として含むアルコール型ワックス、またはパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、またはペトロラタムを原料とする酸化反応により製造されたアルコール型ワックスより選ばれる。
【0012】
更に好ましくは、前記アルコール型ワックスは、炭素数25以上55以下の飽和直鎖状アルコールであるとよい。
【0013】
本発明のインク組成物において、前記アルコール型ワックスは20重量%以上含有されているとよい。
【0014】
北原編「分散・凝集の解明と応用技術」テクノシステム(平成8年)では、液体中の球形分散粒子の沈降時間tに関して基本的に下式で示される挙動が知られている。
【0015】
【数1】
【0016】
ここで、η:粘度、H:沈降距離、ρ:分散粒子密度、ρ0:分散媒密度、D:分散粒子径、g:重力加速度である。
【0017】
実際の系においては上式から定量的には、はずれる場合もあるが、一般的な傾向として分散粒子の沈降時間は他の条件が一定の場合、粘度にほぼ比例して変化し、沈降速度は粘度にほぼ逆比例する傾向を示す。このため、沈降しにくい分散安定性の良好なインクを得るためには粘度はより高いことが望まれる。しかしながら、インクとして使用するためには、粘度に対して適当な範囲がプリンタの特性に応じて設定され、これは通常10〜30mPa・sであるが、着色剤として一般に溶媒(ビヒクル)に溶解性の低い顔料を用いた場合、粘度範囲と沈降速度の両者を共に満足する条件を設定することが困難であった。食物性油脂の極度水添硬化油の詳細および分散剤として役割については多くの成書があり、社団法人日本油化学協会著「油脂化学便覧」丸善株式会社(平成2年)、府瀬川健蔵監修「ワックスの性質と応用」幸書房(平成元年)、稲葉恵一ら編著「脂肪酸化学」幸書房(平成2年)が挙げられる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明のアルコール型ワックスとしては、直鎖状の完全飽和タイプであり、かつ水酸基の位置がすべての炭素に均等に付いている等、従来の分留法によって得られるアルコールよりも反応性に富むものが望ましい。
【0019】
具体的には、UNILIN350、UNILIN425、UNILIN550、UNILIN700,、またこれらをエトキシ化して得られたユニトックス420、ユニトックス450、ユニトックス480、ユニトックス520、ユニトックス550、ユニトックス720、ユニトックス750(東洋ペトロライト製)等が使用できる。更に、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタムを原料とする酸化反応により製造されたアルコールリッチなアルコール型ワックスとして、OX1949、OXO20T、NPS9210、NPS9125、NPS9035(日本精蝋製)等が望ましい。また、KOW、VLTN−4、VLTN−55、VLTN−6(川研ファインケミカル製)等も挙げられる。特に望ましいのは、UNILIN425、UNILIN550、OX1949である。
【0020】
ヒドロキシル基価は20以上150以下が好ましいが、最も好ましいのは60〜130程度である。ヒドロキシル基価が20未満では、前述した顔料の分散が不十分で沈殿を生じやすく、かつ150を超えると過剰な分極性が顔料とビヒクルの分離を生じる。
【0021】
ここでヒドロキシル基価(水酸基価)は、ASTM E222改で定義された測定方法に基づくものである。分子量に対するヒドロキシル基価の目安としては、ヒドロキシル基価/(57×分子量)の値が1ないしはそれ以下、好ましくは1〜0.5のアルコール型ワックスが好適である。
【0022】
本発明のインク組成物の溶融粘度は5〜50mPa・s、好ましくは5〜30mPa・sが望ましい。5mPa・s未満の粘度では顔料の沈降を防止できず、50mPa・sを超える粘度ではインクジェット記録を行うことが困難である。
【0023】
主として、この粘度の要件に関連して、好ましいアルコール型ワックスの炭素数は、18〜100程度び値が選定され、特に好ましくは25〜55である。炭素数25未満のワックスは粘度が過小で顔料の分散安定性が不十分となり、100を超えると粘度が過大でインクジェット記録が困難となる。また、同様の理由により、アルコール型ワックスの分子量としては、200〜1500程度、好ましくは300〜700の範囲が望ましい。
【0024】
本発明のインク組成物の融点は、インクの噴射安定性および印刷物の保管安定性の点から、50以上120℃以下が望ましい。特に望ましいのは70℃以上100℃以下である。
【0025】
また、熱および光に対する安定性が必要であるため、酸価は12.0以下、ヨウ素価は3以下が特に望ましく、これらはインクジェット用インクの主成分として十分な印刷物保管安定性が得られる。
【0026】
本発明のアルコール型ワックスを含有するインク組成物は、キャンデリラワックス、カルナバワックス、木ろうに代表される植物系ワックスと良い相溶性を示し混合して使用し、特性を向上することができる。その他にも例えば、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス、ポリエチレンワックス、ステアリン酸、べへん酸等の高級飽和あるいは不飽和脂肪酸、ステアロン、ラウロン等のケトン、脂肪酸エステルアミド、飽和あるいは不飽和脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、グリセライドさらにロジン系樹脂、炭化水素系樹脂、アミド系樹脂、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、アクリル酸系及びメタクリル酸系高分子、スチレン系高分子、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリケトン、シリコーン、クマロン等の高分子量の樹脂等をを添加することもできる。
【0027】
脂肪酸エステルアミドとしては例えばCPH−380Nが選ばれる。
【0028】
脂肪酸アミドとしては、ラウリン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸エステルアミド、パルミチン酸アミド、ベヘン酸アミド、ブラシジン酸アミドなど、N−置換脂肪酸アミドとして、N,N’−2−ヒドロキステアリン酸アミド、N,N´−エチレンビスオレイン酸アミド、N,N´−キシレンビスステアリン酸アミド、ステアリン酸モノメチロールアミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N−ステアリルステアリン酸アミド、N−オレイルパルミチン酸アミド、N−ステアリルエルカ酸アミド、N,N´−ジオレイルアジピン酸アミド、N,N´−ジオレイルセバシン酸アミド、N,M´−ジステアリルイソフタル酸アミド、2−ステアラミドエチルステアレートなどが選ばれる。
【0029】
脂肪酸エステルとしては一価または多価アルコール脂肪酸エステルが望ましい。例えば、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノベヘネート、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリエチレングリコールジステアレート、プロピレングリコールモノステアレート、エチレングリコールジステアレート等が選ばれる。
【0030】
具体的には、レオドールSP−S10、レオドールSP−S30、レオドールSSA10、エマゾールP−10、エマゾールS−10、エマゾールS−20、エマゾールB、レオドールスーパSP−S10、エマノーン3199、エマノーン3299、エキセパールPE−MS(花王)等が使用できる。
【0031】
更に最も好ましいのは、グリセリンの脂肪酸エステルである。例えば、ステアリン酸モノグリセライド、パルミチンモノグリセライド、オレイン酸モノグリセライド、ベヘニン酸モノグリセライドなどが選ばれる。
【0032】
具体的には、レオドールMS−50、レオドールMS−60、レオドールMS−165、レオドールMO−60、エキセパールG−MB(花王)、脱臭精製カルナバワックスNo.1、精製キャンデリラワックスNo.1(野田ワックス)、シンクロワックス ERL−C、シンクロワックス HR−C(クロダ)、KF2(川研ファインケミカル)が使用できる。
【0033】
また、特殊エステル系ワックスとして、エキセパールDS−C2(花王)、カワスリップ−L、カワスリップ−R(川研ファインケミカル)等も選ばれる。セロチン酸ミリシル、セロチン酸セリル、モンタン酸セリル、パルミチン酸ミリシル、ステアリン酸ミリシル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸セチル等の高級脂肪酸の高級アルコールエステル類等も選ばれる。
【0034】
脂肪酸アミド類は100℃付近の溶融粘度が低く、インクの融点降下と溶融時の粘度低下効果が顕著である。インク溶融時の流動性が安定している他に、印刷画像を擦ったり折り曲げたりすることに耐えうる強度を持っているため、脂肪酸エステル類は溶融粘度が低く、インク溶融時の流動性が安定している他に、炭素−炭素の結合に比べて、可撓性が高く表面保護力が強いため、印刷画像の折り曲げにも耐える。好ましい脂肪酸エステルは、針入度が1より大きく加圧処理し易いものである。さらに噴射時の粘度が20mPa・sより小さいものが適している。
【0035】
ポリアミド類は、一般に芳香族ポリアミドとダイマー酸ポリアミドに大別されるが、本発明では特にダイマー(二量体)酸ベースのポリアミドが望ましい。さらに、このベースとなる酸がオレイン酸、リノール酸、リノレイン酸またはエレオステアリン酸であることが最適である。
【0036】
具体的にはアミド系樹脂として、バーサミド711、バーサミド725、バーサミド930、バーサミド940、バーサロン1117、バーサロン1138、バーサロン1300(以上ヘンケル製)、トーマイド391、トーマイド393、トーマイド394、トーマイド395、トーマイド397、トーマイド509、トーマイド535、トーマイド558、トーマイド560、トーマイド1310、トーマイド1396、トーマイド90、トーマイド92(以上富士化成製)、ポリエステルとしてKTR2150(以上花王製)、ポリ酢酸ビニルとしてAC401、AC540、AC580(以上アライドケミカル製)、シリコーンとしてシリコーンSH6018(東レシリコーン製)、シリコーンKR215、シリコーンKR216、シリコーンKR220(以上信越シリコーン製)、クマロンとしてエスクロンG−90(新日鐵化学製)などが使用できる。
【0037】
ビヒクルはこれらの中から選ばれる少なくとも1種、または2種以上を混合して用いることができる。これらはいずれも記録媒体へのぬれ性が良好で、高い接着性能を示す。さらに広範囲の各種被着体物質に対し密着性に優れる。
【0038】
着色剤としては上記ビヒクルに良分散して熱安定性に優れた顔料が望ましい。特に限定されるわけではないが、本発明には例えばカラーインデックスに記載される下記の番号の有機又は無機顔料が使用できる。
【0039】
赤あるいはマゼンタ顔料としては、Pigment Red 3、5、19、22、31、38、43、48:1、48:2、48:3、48:4、48:5、49:1、53:1、57:1、57:2、58:4、63:1、81、81:1、81:2、81:3、81:4、88、104、108、112、122、123、144、146、149、166、168、169、170、177、178、179、184、185、208、216、226、257、Pigment Violet 3、19、23、29、30、37、50、88、Pigment Orange 13、16、20、36、青またはシアン顔料としては、pigment Blue 1、15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、17−1、22、27、28、29、36、60、緑顔料としては、Pigment Green 7、26、36、50、黄顔料としては、Pigment Yellow 1、3、12、13、14、17、34、35、37、55、74、81、83、93、95、97、108、109、110、137、138、139、153、154、155、157、166、167、168、180、185、193、黒顔料としては、Pigment Black 7、28、26などが目的に応じて使用できる。
【0040】
具体的に商品名を示すと、例えば、クロモファインイエロー2080、5900、5930、AF−1300、2700L、クロモファインオレンジ3700L、6730、クロモファインスカーレット6750、クロモファインマゼンタ6880、6886、6891N、6790、6887、クロモファインバイオレット RE、クロモファインレッド6820、6830、クロモファインブルーHS−3、5187、5108、5197、5085N、SR−5020、5026、5050、4920、4927、4937、4824、4933GN−EP、4940、4973、5205、5208、5214、5221、5000P、クロモファイングリーン2GN、2GO、2G−550D、5310、5370、6830、クロモファインブラックA−1103、セイカファストエロー10GH、A−3、2035、2054、2200、2270、2300、2400(B)、2500、2600、ZAY−260、2700(B)、2770、セイカファストレッド8040、C405(F)、CA120、LR−116、1531B、8060R、1547、ZAW−262、1537B、GY、4R−4016、3820、3891、ZA−215、セイカファストカーミン6B1476T−7、1483LT、3840、3870、セイカファストボルドー10B−430、セイカライトローズR40、セイカライトバイオレットB800、7805、セイカファストマルーン460N、セイカファストオレンジ900、2900、セイカライトブルーC718、A612、シアニンブルー4933M、4933GN−EP、4940、4973(以上大日精化工業製)、KET Yellow 401、402、403、404、405、406、416、424、KET Orange 501、KET Red 301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、336、337、338、346、KET Blue 101、102、103、104、105、106、111、118、124、KET Green 201(以上大日本インキ化学製)、Colortex Yellow 301、314、315、316、P−624、314、U10GN、U3GN、UNN、UA−414、U263、Finecol Yellow T−13、T−05、Pigment Yellow1705、Colortex Orange 202、Colortex Red101、103、115、116、D3B、P−625、102、H−1024、105C、UFN、UCN、UBN、U3BN、URN、UGN、UG276、U456、U457、105C、USN、Colortex Maroon601、Colortex BrownB610N、Colortex Violet600、Pigment Red 122、Colortex Blue516、517、518、519、A818、P−908、510、Colortex Green402、403、Colortex Black 702、U905(以上山陽色素製)、Lionol Yellow1405G、Lionol Blue FG7330、FG7350、FG7400G、FG7405G、ES、ESP−S(以上東洋インキ製)、Toner Magenta E02、Permanent RubinF6B、Toner Yellow HG、Permanent Yellow GG−02、Hostapeam BlueB2G(以上ヘキストインダストリ製)、カーボンブラック#2600、#2400、#2350、#2200、#1000、#990、#980、#970、#960、#950、#850、MCF88、#750、#650、MA600、MA7、MA8、MA11、MA100、MA100R、MA77、#52、#50、#47、#45、#45L、#40、#33、#32、#30、#25、#20、#10、#5、#44、CF9、(以上三菱化学製)などが挙げられる。
【0041】
着色剤として更に溶解性染料(Solvent Dye)も併用できる。他のインク成分と適応性である限り、油性染料等の任意の着色剤が使用できる。
【0042】
顔料の添加量はインクの0.2〜5重量%が適量である。特に望ましくは、0.5〜3重量%である。0.2重量%未満では画像品質が低下し、5重量%より多いとインク粘度特性に悪影響を与える。また色の調整等で2種類以上の着色剤を適時混合して使用できる。本発明のインク組成物に更に機能性を発現するため、各種の表面処理剤、界面活性剤、粘度低下剤、酸化防止剤、老化防止剤、架橋促進剤、紫外線吸収剤、可塑剤、防腐剤、分散剤、染料等を混合することができる。
【0043】
上記したビヒクル、着色剤及びその他の成分の混合、分散には周知の各種の粉砕又は分散装置が特に制限無く使用できる。これらには、高速回転ミル、ローラーミル、容器駆動媒体ミル、媒体撹拌ミル、ジェットミル等の区分があり、例えば、ハイスピードデイスパーサ、インペラデイスパーザ、ゲートミキサ、ビーズミル、サンドミル、パールミル、コブラミル、ピンミル、モリネックスミル、撹拌ミル、ユニバーサルミル、センチュリーミル、プレッシャミル、アジテータミル、2本ロールエクストルーダ、2本ロールミル、3本ロールミル、ニッチェミル、ニーダ、ミキサ、コロイドミル、ストーンミル、ケーデイミル、遊星ミル、ボールミル、パドルミキサ、アトライター、フロージェットミキサー、スラッシャーミル、ペグミル、マイクロフルダイザ、クレアミックス、ライノミル、ホモジナイザ、ピン付きビーズミル、横型ビーズミル等がある。
【0044】
混練時間は、装置により各種設定される。混練には、周知の成分を一括して溶融混練する方法、着色剤をあらかじめ高濃度に混合してマスタバッチとし希釈する方法、成分を順次追加混合する方法、液体中で分散し固相中に導入するフラッシュ方法等、塗料、インキ、樹脂着色等に使用される各種の方法が使用できる。
【0045】
高品質のインクジェット用インクの調製には多くの重要な因子のバランスを必要とする。本発明のインクは、ホットメルト型インクジェットプリンタに適用するために、周知の幾つかの要件を満足する。すなわち、このインクは室温で十分な硬度と安定性があり、印刷前の保管および印刷後の画質に信頼性がある。記録媒体に付着後は十分な透明性と彩度を有し、かつ均一な薄膜を形成して良好な画質の印刷物を与える。これらの要件は複雑で、本発明のインクについて必ずしも明瞭に数値化できるわけではないが、例えば、融点が相対的に低いホットメルトインクは典型的に滲みやすく、オフセットが発生しやすい。40℃保管状態でも印刷物を重ねておいた状態で、オフセットが発生しないことが必要である。しかし、インクの融点が高いと粘度が高くなるが、印刷時の溶融粘度としては50mPa・s以下、特に5〜30mPa・sの範囲が装置上望ましい。過剰な粘度は噴射時により大きなエネルギーが必要となり、またあまりに低粘度の材料では室温での保存安定性に問題を生じる。室温(25℃)での粘度は10,000mPa・s以上である。
【0046】
印刷物の折り曲げ特性としてはトランスペアレンシーフィルムを用いたマンドレル試験において5mmφ以下特に3mmφ以下の試験に合格することが望ましい。印刷時のインクを溶融する温度としては、装置を簡便で低価格にするために、100〜150℃の範囲が最適である。溶融時の表面張力は40mN/m以下が望ましい。溶融状態から固体に転移する際の体積変化は10%以下が望ましい。
【0047】
更に、この組成物は、印刷を必要とするときのみインク小滴を噴射させる、従来公知のインクジェットプリンタ例えば、オフィス用プリンタ、工業用マーキングに使用されているプリンタ、ワイドフォーマット型プリンタ、刷版及び製版用プリンタ、ラベルプリンタおよびこの典型的操作を持つすべてのタイプのプリンタに使用可能である。記録媒体としては、紙、プラスチックフィルム、カプセル、ジェル、金属箔、布等が挙げられるが、非接触印刷が可能なだけに媒体の形状は広範なものが使用でき、これに限定されるものではない。一旦転写体に記録し、記録媒体に転写する方法、加圧加熱装置等の処理を含む記録方法も使用できる。
【0048】
次に本発明を実施例により具体的に説明するが、記載例に限定されるものではない。
【0049】
表1にはインク組成と粘度および分散性の評価結果を、また、表2は使用したインクの組成材料とメーカー名、商品名等を示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
〔実施例1〕
ビヒクルとしてアルコール型ワックス(東洋ペトロライト製、商品名:UNILIN550)を20重量%、カルナウバワックスNo.1(野田ワックス製)を77重量%、および着色剤として黄顔料(大日精化工業製、商品名:セイカファストエロー2200)3重量%を含有する混合物全400gをアトライタ(三井鉱山製MA01SC型)により130℃で、均質な溶融混合物が得られるまで加熱、混練(約5時間)し、続いて加熱加圧ろ過を行い不純物等を除去し、室温で放冷して均質なイエロホットメルトインク組成物を得た。
【0053】
このイエロホットメルトインク組成物を130℃に加熱し、回転粘度計(トキメック製EDLモデル)を用いて溶融粘度を測定した。5回測定した平均値は12mPa・sを示した。
【0054】
このインクをインクジェットプリンタ(日立工機製、型名:JOLT SJ01A)に入れて96のノズルからすべてインクが噴射していることを確認し、3日間溶融状態のまま放置し、再び噴射を行った際不能になるノズル数を調べたところ、全てが問題なく噴射することを確認した。
【0055】
更に、径12mmの試験管に入れたインク(約10g)を135℃に溶融したまま放置したところ、1週間経過しても分散液に分離は見られなかった。
【0056】
〔実施例2〕
ビヒクルとしてUNILIN550を50重量%、エステルアミド(川研ファインケミカル製、商品名:カワスリップSA)を48重量%、および着色剤として赤顔料(大日精化工業製、商品名:クロモファインマゼンタ6880)又は黒顔料(三菱化学製、商品名:カーボンブラックMA77)各2重量%含有する混合物全500gをクレアミックス(セイコーイージー&ジー製MA01SC型)により130℃で、均質な溶融混合物が得られるまで加熱、混練(約3時間)し、続いて加熱加圧ろ過を行い不純物等を除去し、室温で放冷して均質なマゼンタ、イエロー及びブラックホットメルトインク組成物を得た。
【0057】
これらの各色ホットメルトインク組成物を130℃に加熱し、実施例1と同様に、回転粘度計(トキメック製EDLモデル)を用いて溶融粘度を測定した。5回測定した平均値はそれぞれ10、12mPa・sを示した。
【0058】
このインクを実施例1と同様にインクジェットプリンタに入れてインクが噴射していることを確認し、3日間溶融状態のまま放置し再び噴射を行った際不能になったノズル数を調べたところ、全てに問題なく噴射することを確認した。
【0059】
更に、実施例1と同様に径12mmの試験管に入れたインクを135℃に溶融したまま放置したところ、1週間分散液に分離は見られなかった。
【0060】
〔実施例3〕
ビヒクルとしてアルコール型ワックス(日本精蝋製、商品名:OXO20T)およびカワスリップSAをそれぞれ49重量%、30重量%、ポリ酢酸ビニル(アライドケミカル製、商品名:AC401)を20重量%および着色剤として青顔料(大日精化工業製、商品名:クロモファインブルー4973)、青染料(ダイワ化成製、商品名:Oleosol Fast Blue GL)各1重量%含有する混合物全500gを撹拌ミル(栗本鐵工所製)により130℃で、均質な溶融混合物が得られるまで加熱、混練(約6時間)し、続いて加熱加圧ろ過を行い不純物等を除去し、室温で放冷して均質なシアンホットメルトインク組成物を得た。
【0061】
このホットメルトインク組成物を130℃に加熱し、実施例1と同様に、回転粘度計(トキメック製EDLモデル)を用いて溶融粘度を測定した。5回測定した平均値は11mPa・sを示した。
【0062】
このインクを実施例1と同様にインクジェットプリンタに入れて全ノズルからインクが噴射し、3日間溶融状態のまま放置後も全てに問題なく噴射することを確認した。
【0063】
更に、実施例1と同様に径12mmの試験管に入れたインクを135℃に溶融したまま放置したところ、1週間分散液に分離は見られなかった。
【0064】
〔実施例4〕
ビヒクルとしてUNILIN550およびOX1949(日本精蝋製)をそれぞれ49重量%、および着色剤として青顔料Lionol Blue FG 7350を2重量%含有する混合物全500gを撹拌ミル(栗本鐵工所製)により130℃で、均質な溶融混合物が得られるまで加熱、混練(約6時間)し、続いて加熱加圧ろ過を行い不純物等を除去し、室温で放冷して均質なシアンホットメルトインクを得た。
【0065】
このホットメルトインクを130℃に加熱し、実施例1と同様に、回転粘度計(トキメック製EDLモデル)を用いて溶融粘度を測定した。5回測定した平均値は10mPa・sを示した。
【0066】
このインクを実施例1と同様にインクジェットプリンタに入れて全ノズルからインクが噴射し、3日間溶融状態のまま放置後も全てに問題なく噴射することを確認した。
【0067】
更に、実施例1と同様に径12mmの試験管に入れたインクを135℃に溶融したまま放置したところ、1週間分散液に分離は見られなかった。
【0068】
〔比較例1〕
ビヒクルとして実施例1で用いたUNILIN550を17重量%に減らし、着色剤として実施例1で用いた黄顔料6重量%含有の混合物を実施例1と同様にアトライタにより120℃で、均質な溶融混合物が得られるまで加熱、混練(5時間)し、続いて加熱加圧ろ過を行い不純物等を除去し、室温で放冷して均質なイエロホットメルトインク類似物を得た。このイエロホットメルトインク類似物を130℃に加熱し、実施例1と同様に、回転粘度計(トキメック製EDLモデル)を用いて溶融粘度を測定した。5回測定した平均値は60mP・sを示した。
【0069】
このインク類似物を実施例1と同様にインクジェットプリンタに入れてインク類似物の噴射を調べたところ、通常以上の高電圧を印加しても約70%(70ノズル)に噴射不良が発生した。
【0070】
更に、実施例1と同様に径12mmの試験管に入れたインク類似物を135℃に溶融したまま放置したところでは、1週間分散液に分離は見られなかった。
【0071】
〔比較例2〕
ビヒクルとしてカワスリップSAを99重量%および着色剤として青顔料Lionol Blue FG 7350を1重量%含有する混合物全500gを撹拌ミル(栗本鐵工所製)により130℃で、均質な溶融混合物が得られるまで加熱、混練(約6時間)し、続いて加熱加圧ろ過を行い不純物等を除去し、室温で放冷して均質なシアンホットメルトインク類似物を得た。
【0072】
このホットメルトインク類似物を130℃に加熱し、実施例1と同様に、回転粘度計(トキメック製EDLモデル)を用いて溶融粘度を測定した。5回測定した平均値は15mPa・sを示した。
【0073】
このインク類似物を実施例1と同様にインクジェットプリンタに入れてインク類似物の噴射を調べたところ、初期は全ノズルからインク類似物が噴射したが、3日間溶融状態のまま放置後噴射した際、通常以上の高電圧を印加しても約30%(30ノズル)に噴射不良が発生した。
【0074】
更に、実施例1と同様に径12mmの試験管に入れたインク類似物を135℃に溶融したまま放置したところ、2日目から分散液の上部に着色剤を含まない上層が約18%程度出現し液が2層に分離することが判明した。
【0075】
〔実施例5〜6〕
ビヒクルとしてベヘニルアルコール(比較例3)、UNILIN350(実施例5)、UNILIN700(実施例6)、およびポリワックス500(比較例4)(いずれも東洋ペトロライト製)をそれぞれ使用し、着色剤としてマゼンタ顔料KET Red310(大日本インキ製)2重量%を含有する混合物全500gをモータミル(アイガージャパン製)により130℃で、均質な溶融混合物が得られるまで加熱、混練(約6時間)し、続いて加熱加圧ろ過を行い不純物等を除去し、室温で放冷して均質な2種類のマゼンタホットメルトインク組成物およびマゼンタホットメルトインク類似物を得た。なお、ポリワックス500はポリエチレンワックスに属する材料である。
【0076】
これらのホットメルトインク組成物および類似物を実施例1と同様の方法で、130℃の溶融粘度、分離安定性を評価する135℃の放置試験及び1週間装置内に溶融放置した後のインクジェットプリンタの吐出実験を行った。結果を表3に示す。
【0077】
【表3】
【0078】
UNILIN350(実施例5)、UNILIN700(実施例6)を用いたインクがいずれも良好な特性を示すのに比べ、ヒドロキシル基価が150以上のベヘニルアルコール(比較例3)、20以下のポリワックス500(比較例4)をビヒクルとしたインクは分散安定性が著しく不良でプリンタによる吐出は殆ど不可能であった。
【0079】
〔実施例7〕
ビヒクルとしてUNILIN425(東洋ペトロライト製)のみを用い、着色剤として、イエロー顔料PY93(山陽色素製)、マゼンタ顔料KET Red 309(大日本インキ製)、シアン顔料FG7400G(東洋インキ製)各2重量%含有する混合物全500gをモータミル又はホモジナイザ(日立工機製)により130℃で、均質な溶融混合物が得られるまで加熱、混練(約6時間)し、続いて加熱加圧ろ過を行い不純物等を除去し、室温で放冷して均質な3種類のホットメルトインク組成物を得た。
【0080】
これらのホットメルトインクを実施例1と同様の方法で、130℃の溶融粘度、分離安定性を評価する135℃の放置試験及び1週間装置内に溶融放置した後のインクジェットプリンタの吐出実験を行った。結果を表4に示す。
【0081】
【表4】
【0082】
いずれも良好な分散安定性、粘度特性を示し、インクジェットプリンタ中に長期間溶融放置後においても、良好に印刷が可能であった。
【0083】
【発明の効果】
本実施例のインクジェット用ホットメルト型インク組成物は、従来顔料を着色剤とする場合に問題とされていた分散安定性と噴射特性の両立が図られるため、染料を主着色剤としたインクに比べ用途が広いインクの製造が可能になった。
Claims (4)
- 室温で固体のインク組成物を加熱により液化させた上で、何らかの噴射エネルギを付与することによりインク液滴を記録媒体上に噴射させ、記録ドットを形成するインクジェット用ホットメルト型インク組成物において、
該インク組成物は、顔料とヒドロキシル基価が20〜150のアルコール型ワックスを含み、使用時の溶融粘度が5〜30mPa・sにあることを特徴とするインクジェット用ホットメルト型インク組成物。 - 前記アルコール型ワックスは、飽和直鎖状アルコールを主成分として含むアルコール型ワックス、またはパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、またはペトロラタムを原料とする酸化反応により製造されたアルコール型ワックスより選ばれたワックスであることを特徴とする請求項1記載のインクジェット用ホットメルト型インク組成物。
- 前記アルコール型ワックスは、炭素数25以上55以下の飽和直鎖状アルコールであることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェット用ホットメルト型インク組成物。
- 前記アルコール型ワックスは、20重量%以上含まれていることを特徴とする請求項1ないし3項記載のインクジェット用ホットメルト型インク組成物。
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