JP3728311B2 - 光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ装置やデジタルカメラ、ビデオカメラ等の光学機器に関するものである。
上記のような光学機器には、いわゆるリアフォーカス(インナーフォーカス)ズームレンズを用いたものが多い。このリアフォーカスズームレンズは、最も物体側に配置された前玉レンズと、この前玉レンズよりも像面側にて光軸方向に移動し変倍を行う変倍レンズと、光軸方向に移動して変倍に伴う像面変動の補正(コンペセータ機能)およびフォーカスを行なうフォーカスレンズを有する。
上述したリアフォーカスズームレンズにおいては、カメラコントローラからのフォーカス駆動信号によりフォーカスレンズが駆動されてフォーカス調整が行なわれる。また、使用者によるズームスイッチの操作により生成されるズーム駆動信号により、変倍レンズが駆動されると共に、変倍に伴う像面変動を補正するようにフォーカスレンズが駆動されてズーミングが行なわれる。
ここで、操作性を向上させるために、フォーカス調整やズーム操作を、フォーカス操作リングやズーム操作リングといったマニュアル操作によっても行えるようにした光学機器が提案されている(例えば、特許文献1)。
ここで、図7には、従来のリアフォーカスズームレンズを搭載したレンズ装置の構成を示している。図7において、フォース操作やズーム操作をマニュアル操作で行なうマニュアルフォーカスリング101aおよびマニュアルズームリング101bは、レンズ装置の外観を構成する部材となっており、これらは回転可能に外観ユニット101に保持されている。なお、外観ユニット101には、上記リング101a,101bのほか、これらリング101a,101bの回転を検出するセンサやこれらセンサの出力に基づいて、図示しないフォーカスレンズや変倍レンズを駆動するアクチュエータといった電気部品が内蔵されている。
このように、外観ユニットの構成部品をユニット化した上で、後述する鏡筒ユニットに対して取り付けるようにすることで、各構成部品を個別に取り付けていく場合に比べて、レンズ装置の組み立て作業を容易にすることができる。
また、102は、前玉レンズ、変倍レンズおよびフォーカスレンズ等の光学素子が保持又は光軸方向に移動可能に収容された鏡筒ユニットである。
鏡筒ユニット102のうち物体側(図の奥側)の筒状部分(以下、前玉保持筒という)103は、外観ユニット101の内側に像面側(図の手前側)から挿入され、該前玉保持筒103の外周回りに外観ユニット101が組み付けられる。このため、外観ユニット101の内径101cは、前玉保持筒103の外径103bよりも大きく設定されている。なお、前玉保持筒103の外径103bは、レンズ中最も大きな前玉レンズの外径に応じて決定される。
また、103a,104aはそれぞれ、前玉保持筒103の像面側の端部と鏡筒ユニット102のうち像面側の部分を構成する撮像素子保持筒104における物体側の端部とに形成されたフランジ部である。前玉保持筒103と撮像素子保持筒104とはこれらフランジ部103a,104aにおいて結合される。なお、撮像素子保持筒104には、リアフォーカスズームレンズにより結像した物体像を光電変換する撮像素子や絞りユニット等が保持されている。
ここで、両フランジ部103a,104aは、撮像素子保持筒104内に配置されているレンズや絞りユニットを駆動するアクチェータの配置スペースを確保しながら互いの結合のためのスペースも確保するように形成しなければならない、このため、両フランジ部103a,104aは、前玉保持筒103の外径103bに比べて、非常に大きな外径を有し、鏡筒ユニット102の中でも最も大きな外径を有する。
したがって、外観ユニット101を鏡筒ユニット102に組み付ける場合には、鏡筒ユニット102の前玉保持筒103を、像面(撮像素子)側から外観ユニット101の内側に挿入する必要がある。
特開平9−304679号公報(段落0022〜0028、図1等)
ところで、最近では、ズームレンズの広角化が望まれる場合も多々有り、広角のズームレンズは、前玉レンズの径(外径)が大きくなる傾向にある。このため、図7における前玉保持筒103の外径も大きくなる。
しかしながら、前述した従来のレンズ装置の構造では、前玉レンズ径(つまりは前玉保持筒103の外径)が大きくなるほど、外観ユニット101の内径を大きくして外観ユニット101の内側への前玉保持筒103の挿入を可能とする必要がある。一方、外観ユニット101内に配置される電気部品の大きさは決まっているので、外観ユニット101に必要な内外径差を小さくすることは難しい。したがって、結果的に、外観ユニットの外径の大型化を招いてしまう。
本発明では、前玉レンズ径が大きくなっても、制御ユニットの外径の大型化を抑えることができ、全体をコンパクトに構成することができるようにした光学機器を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の光学機器は、最も物体側に配置された第1レンズユニットおよび該第1レンズユニットよりも像面側にて光軸方向に移動可能な第2レンズユニットを含む撮影光学系と、第1レンズユニットを保持する第1鏡筒と第2レンズユニットを移動可能に収容する第2鏡筒と、第2鏡筒の外周回りに配置され、第2レンズユニットの駆動を指示するために操作される操作部材および該操作部材の操作に応じて前記第2レンズユニットの駆動を制御するための電気部品を備えた制御ユニットとを有する。そして、第1レンズユニットの最大外径を、制御ユニットの最小内径よりも大きくし、且つ、第2鏡筒が、最大外径が制御ユニットの最小内径よりも小さい部分を有している。また、光軸方向において、第1鏡筒が物体側から制御ユニットの内側に挿入されるとともに、第2鏡筒が像面側から制御ユニットの内側に挿入された状態で、第1鏡筒と第2鏡筒を互いに結合している。
上記のように制御ユニットの最小内径を第1レンズユニットの最大外径よりも小さくすることで、第1レンズユニットの外径が大きくなっても、制御ユニットの内外径差(径方向の厚み)を無理に小さくすることなく制御ユニットの外径の増加を抑えることができる。したがって、第1レンズユニットの外径寸法の大きさの割に光学機器全体をコンパクトに構成することができる。
このような構成の光学機器を組み立てる場合には、例えば、第1および第2鏡筒に設けられた、制御ユニットの内径よりも小さい外径を有する小径部分を、前記制御ユニットの内側に互いに光軸方向反対側から挿入し、両小径部分を結合するとよい。これにより、従来と同様にユニット化された制御ユニットに対して、容易に第1および第2鏡筒を組み付けることが可能となる。
そして、制御ユニットを、第1および第2鏡筒における、それぞれ制御ユニットの内径よりも大きな外径を有する大径部分の間に挟まれるように配置することにより、上記大径部分を避けつつ、制御ユニットの配置スペースを十分に確保することができる。また、第2鏡筒の大径部分に第3鏡筒(第2レンズユニットよりも像面側に配置された、レンズユニット、絞りおよび撮像素子のうち少なくとも1つを保持する鏡筒)を結合する場合にも、該結合を行うためのスペースを十分に確保することができる。
さらに、第2鏡筒の内周よりも内側に、該第2鏡筒と第1鏡筒とを結合する部位を設けることにより、該結合部位が第1又は第2鏡筒の外側に露出することを回避でき、かつ結合作業も容易に行うことができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例であるビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮像装置(光学機器)の撮影光学ユニット(レンズ装置)の構成を示す断面図、図2は該撮影光学ユニットの構成を示す分解斜視図である。本実施例の撮影光学ユニットは、撮影レンズ系として、物体側(図の左側)から順に、凸凹凸凸(正,負,正,正)の4つのレンズユニットにより構成されたリアフォーカスズーム光学系を有する。
まず、撮影光学ユニットのうち図2にU2で示した鏡筒ユニットの構成を、図1および図2を用いて説明する。
鏡筒ユニットU2において、物体側から順に、L1は固定されている前玉レンズユニット(第1レンズユニット)であり、L2は光軸方向に移動して変倍を行なう変倍レンズユニット(第2レンズユニット)である。
L3は、固定レンズエレメントL3aと、光軸直交方向にシフトして手振れ等による像振れを光学的に補正するシフトレンズエレメントL3bとにより構成される補正レンズユニットである。また、L4は光軸方向に移動して焦点調節を行なうフォーカスレンズユニットである。
なお、これらレンズユニットは、1枚のレンズエレメントにより構成されていてもよいし、複数枚のレンズエレメントを組み合わせて構成されていてもよい。
1は前玉レンズユニットL1を保持する前玉鏡筒(第1鏡筒)、2は変倍レンズユニットL2を保持する変倍移動枠である。3は補正レンズユニットL3のうち固定レンズエレメントL3aを固定保持するとともに、シフトレンズユニットL3bを光軸直交方向に移動可能に保持し、さらに該シフトレンズユニットL3bを駆動するアクチュエータ3aを保持する補正レンズ保持枠である。4はフォーカスレンズユニットL4を保持するフォーカス移動枠である。
5はCCDやCMOSセンサ等、撮影光学系により形成された被写体像を光電変換する撮像素子31(図1に一鎖線で示す)を保持する後部鏡筒(第3鏡筒)である。この後部鏡筒5には、赤外カットおよびローパスフィルタ等の光学フィルタ32(図1に一鎖線で示す)も保持されている。さらに、後部鏡筒5は、上記補正レンズ保持枠3も固定保持する。
6は中間鏡筒(第2鏡筒)であり、その物体側(前側)の端部には前玉鏡筒1が、その像面側(後側)には後部鏡筒5がそれぞれ結合される。後部鏡筒5と中間鏡筒6は、図示しない2本のガイドバー33(但し、図1に1本のみ示す)を位置決め保持している。変倍移動枠2は、これらガイドバー33によって光軸方向に移動可能に支持されている。また、補正レンズ保持枠3と後部鏡筒5により、2本のガイドバー35(但し、図1に1本のみ示す)が位置決め固定されている。フォーカス移動枠4はこれらガイドバーによって光軸方向に移動可能に支持されている。
7は絞りユニットであり、撮影光学系の開口径を変化させて撮像素子31に入射する光量を調節する。絞りユニット7は、6枚の絞り羽根を開閉移動させてその開口径を変化させる、いわゆる虹彩絞りであり、不図示の1本のビスにより後部鏡筒5に固定されている。
中間鏡筒6は、後部鏡筒5に位置決めされた上で、後部鏡筒5に固定されている。具体的には、中間鏡筒6における、変倍レンズユニットL2を移動可能に収容する部分である円筒部6bの後端外周にはフランジ部6aが形成されており、このフランジ部6aと後部鏡筒5の前端部に形成されたフランジ部5a(図2参照)とが不図示の5本のビスによって固定されている。
また、前玉鏡筒1は、中間鏡筒6に位置決めされた上で、不図示の4本のビスにより中間鏡筒6に固定されている。
において、8はフォーカスレンズユニットL4を光軸方向に駆動するアクチュエータとしてのフォーカスモータユニットである。このフォーカスモータユニット8のステッピングモータ8bにより駆動されるロータには、リードスクリュー8aが一体的に形成されている。該リードスクリュー8aには、フォーカス移動枠4に取り付けられたラック4aが噛み合っている。このため、ロータとともにリードスクリュー8aが回転すると、該リードスクリュー8aとラック4aとの噛合い作用により、フォーカス移動枠4とともにフォーカスレンズユニットL4が光軸方向に駆動される。
また、フォーカス移動枠4、ラック4a、リードスクリュー8aおよびガイドバーは、ネジリコイルバネ4bによって片寄せ付勢されることにより、相互間のがたが除去されている。
9は変倍レンズユニットL2を光軸方向に駆動するアクチュエータとしてのズームモータユニットである。このズームモータユニット9のステッピングモータ9bにより駆動されるロータには、リードスクリュー9aが一体的に形成されている。該リードスクリュー9aには、変倍移動枠2に取り付けられたラック2aが噛み合っている。このため、ロータとともにリードスクリュー9aが回転すると、該リードスクリュー9aとラック2aとの噛合い作用により、変倍移動枠2とともに変倍レンズユニットL2が光軸方向に駆動される。
また、変倍移動枠2、ラック2a、リードスクリュー9aおよびガイドバー33は、ネジリコイルバネ2bによって片寄せ付勢されることにより、相互間のがたが除去されている。
両モータユニット8,9は、後部鏡筒5にそれぞれ不図示の2本のビスで固定されている。
10はフォーカスレンズユニットL4の基準位置を検出するためのフォーカスリセットスイッチであり、後部鏡筒5に不図示の基板を介して1本のビスで固定されたフォトインタラプタにより構成されている。フォーカスリセットスイッチ10は、フォーカス移動枠4に形成された遮光部(図示せず)の光軸方向への移動による検出光の遮光および透光状態の切り換わりを光学的に検出し、電気信号を出力する。
11は変倍レンズユニットL2の基準位置を検出するためのズームリセットスイッチであり、後部鏡筒5に不図示の保持部材を介して1本のビスにより固定されたフォトインタラプタにより構成されている。ズームリセットスイッチ11は、変倍移動枠2に形成された遮光部2cの光軸方向への移動による検出光の遮光および透光状態の切り換わりを光学的に検出し、電気信号を出力する。
次に、撮影光学ユニットのうち、図2にU1で示す制御ユニットとしての外観ユニットの構成について説明する。20、21はそれぞれ操作部材としてのマニュアルフォーカスリングおよびマニュアルズームリングである。これらマニュアルフォーカスリング20は、外観ユニットU2のベース部材である中間リング22の前部の外周に回転可能に取り付けられており、中間リング22の前側段部と前側押えリング23とにより挟まれて、回転に必要なクリアランスを残して前後移動が阻止されている。また、マニュアルズームリング21は、中間リング22の後部の外周に回転可能に取り付けられており、中間リング22の後側段部と後側押えリング24とにより挟まれて、回転に必要なクリアランスを残して前後移動が阻止されている。
なお、前玉鏡筒1における前玉レンズユニットL1を保持する部分である円筒部(前玉レンズユニットL1の外径が前側から段階的に小さくなっているので、それに合わせてこの円筒部も前側から段階的に内外径が小さくなっている)1bの前端外周には、フランジ部1aが形成されており、このフランジ部1aは、外観ユニットU1の前端面との間に前側押えリング23を挟み込んで保持している。
25はマニュアルフォーカスリング20の回転位置を検出するためのMRエンコーダ、26はマニュアルズームリング21の回転位置を検出するためのMRエンコーダである。これらMRエンコーダ25,26は、図1において、符号を付していないが、周方向に異なる磁極が交互に形成され、回転可能に中間リング22によって支持された円盤状の磁気スケールと、この磁気スケールの外周の一部に所定間隔をあけて対向配置され、中間リング22により支持されたMRセンサとを有して構成されている。
マニュアルフォーカスリング20およびマニュアルズームリング21の内周には内歯ギア部が形成されており、マニュアルフォーカスリング20およびマニュアルズームリング21の回転はこの内歯ギア部に噛み合うアイドラギヤ27,28を介して磁気スケールに伝達される。こうして磁気スケールがMRセンサに対して回転すると、MRセンサからは、磁気スケールのうちMRセンサに対向する磁極の変化に応じて変化する電気信号が出力される。
40はポテンショメータであり、マニュアルズームリング21の回転絶対位置検出を行なっている。
このように、変倍レンズユニットL2およびフォーカスレンズユニットL4の駆動を指示するために操作されるマニュアルズームリング21およびマニュアルフォーカスリング20と、これらの操作に応じて両レンズユニットL2,L4の駆動を制御するための電気部品(MRエンコーダ25,26およびポテンショメータ)を保持するように構成された外観ユニットU1は、図1に示すように、中間鏡筒6の円筒部6bの外周回りおよび前玉鏡筒1の円筒部1bの外周回りに組み付けられており(組み立て方については後述する)、前玉鏡筒1において最大の外径を有するフランジ部1aと、中間鏡筒6において最大の外径を有するフランジ部6aとの間に光軸方向にて挟まれるように配置されている。
以上のように構成された撮影光学ユニットは、図1に一鎖線で示したカメラ本体30に後部鏡筒5を介して固定され、レンズ一体型の撮像装置を構成する。
次に、本実施例における各部材および外観ユニットの径寸法の関係について、図1および図3を用いて説明する。
前述したように、外観ユニットU1は、前玉鏡筒1のフランジ部1aと中間鏡筒6のフランジ部6aとの間に挟み込まれるように配置され、中間鏡筒6に位置決めされた上で不図示の3本のビスによりフランジ部6aに固定されている。
このとき、前玉レンズユニットL1の最大外径をDL1maxとし、前玉鏡筒1の円筒部1bの外径(ここでは最大の外径:前玉鏡筒1の小径部分)をD1bとし、前玉鏡筒1のフランジ部1a(前玉鏡筒1の大径部分)の外径をD1aとし、外観ユニットU1の内径(ここでは、最小の内径)をDeとし、中間鏡筒6の円筒部6b(中間鏡筒6の小径部分)の外径をD6boutとし、中間鏡筒6のフランジ部6a(中間鏡筒6の大径部分)の外径をD6aとすると、これらの関係は、
D6bout<De<DL1max<D1b<D1a≦D6a
となる。
また、外観ユニットU1のうち、前玉鏡筒1の円筒部1bの外周回りに配置された部分の内径をDe′とすると、
D1b<De′<D1a
という関係もある。
さらに、前玉鏡筒における後端には、中間鏡筒6の円筒部6bの最小内径D6binよりも小さい内径D1minを有する(すなわち、中間鏡筒6の円筒部6bの内周よりも内側に突出した)部分1cが一体形成されている。
この部分は、前玉レンズユニットL1を透過して入射した光のうち、フレアやゴースト等の発生要因となる不要光をカットして、変倍レンズユニットL2以降の光学系に入射しないようにするためのフレアカット絞りの役割を有する。
なお、図6に示すように、中間鏡筒6の円筒部6bの内周6cは、円形ではなく矩形に近い形状に形成されているが、ここでは該内周6cに内接する円6dを考え、該円6dの径を円筒部6bの内径(最小内径)とする。
次に、本実施例の撮影光学ユニットの組立手順を図4(A)〜(C)を用いて説明する。
(A).まず、外観ユニットU1の内側に中間鏡筒6の円筒部6bを、撮像素子31側(像面側)から挿入し、中間鏡筒6のフランジ部6aを外観ユニットU1にビス41により固定する。
(B).次に、前玉鏡筒1の円筒部1bを、外観ユニットU1の内側に被写体側(物体側)から挿入し、中間鏡筒6に対して位置決めした上で中間鏡筒6にビス42で固定(結合)する。
なお、図6に示すように、前玉鏡筒1と中間鏡筒6は、中間鏡筒6の内周6cよりも内側の4箇所にて、撮像素子31側からビス42で固定されている。これにより、外観ユニットの内側に挿入した中間鏡筒6と前玉鏡筒1との結合作業を容易に行なうことが可能となる。また、撮像素子31側からビス42による締め付け固定を行なうことができるため、ビス42が外観に露出してしまうこともない。また、前玉鏡筒1と中間鏡筒6とを結合するビス42を中間鏡筒6の内周6cよりも内側に配置することにより、前玉鏡筒1と中間鏡筒6に余計なビス締め部としての突出形状を形成することを抑えることができる。
(C).手順(B)により組み立てられたユニット(中間鏡筒6のフランジ部6a)に対し、変倍レンズユニットL2、補正レンズ保持枠3(補正レンズユニットL3)、フォーカスレンズユニットL4、絞りユニット7および撮像素子31等を後部鏡筒5に組み付けた後部ユニットU3を撮像素子31側から合わせて位置決めし、ビス43により固定する。これにより、撮影光学ユニットの組み立てが完了する。
ここで、従来では、図5(A)に示すように、前玉レンズユニットを保持する前玉保持筒103に、後部鏡筒と結合するための役割をも担わせるための形状を持たせていた。このため、前玉保持筒103の外径よりも外観ユニットの内径を逃がす必要があったために、前玉レンズ径の増加に伴って、前玉保持筒103の外径のみならず外観ユニットの内径および外径が大きくなっていた。
これに対し、本実施例では、上述した前玉保持筒103に相当する部材を、図5(B)に示すように、前玉鏡筒1と中間鏡筒6に分割して二体化し、外観ユニットU1を光軸方向前後から挟み込む構成となっている。このため、前玉レンズ径に影響されることなく、外観ユニットを鏡筒ユニットU2の外周回りに組み付けることが可能となり、前玉レンズ径が大きくなっても、外観ユニットU1の内径および外径を大きくする必要がほとんどなくなる。したがって、外観ユニットU1およびこれを備えた撮影光学ユニット全体のコンパクト化を図ることができる。
すなわち、従来においては、組込み構成上デッドスペースとなっていたスペースに、外観ユニットを配置することができるので、外観ユニットの外径を小さくすることができる。
しかも、前玉鏡筒1と中間鏡筒6を外観ユニットU1の前後から組み付けることができるため、撮影光学ユニットの組立性を従来に比べてそれほど損なうことがない。
さらに、本実施例では、外観ユニットU1の最小の内径を有する部分を前玉レンズユニットL1の最大外径よりも小さくしているので、外観ユニットU1の外径をより小さくすることができる。
また、前玉鏡筒1と中間鏡筒6のビス締め位置(結合する部位)を、中間鏡筒6の内周より内側に設けることで、ビス締めのための形状が前玉鏡筒1の外径側に露出することを回避できる。
また、前玉鏡筒1と中間鏡筒6とを分割することにより、前玉鏡筒1を樹脂成形する際に、容易に前述したフレアカット絞り1cを前玉鏡筒1の内周に形成することができる。
なお、上記実施例では、レンズ(撮影光学ユニット)一体型の撮像装置について説明しているが、本発明は、カメラ本体に対して着脱装着可能な交換タイプのレンズ装置(光学機器)にも適用することができる。
また、上記実施例では4レンズユニット構成の撮影光学系を備えた光学機器について説明したが、本発明は他の構成の撮影光学系を備えた光学機器にも適用することができる。
また、上記実施例のMRエンコーダに代えて、光学スケールとフォトセンサからなる光学エンコーダ(電気部品)を用いて、マニュアルリング20,21の回転を検出するようにしてもよい。
本発明の実施例である撮像装置の撮影光学ユニットの構成を示した断面図。 上記撮影光学ユニットの分解斜視図。 上記撮影光学ユニットを構成する外観ユニット、前玉鏡筒および中間鏡筒の内外径の関係を示した側面図。 (A)〜(C)は上記撮影光学ユニットの組立手順を示した斜視図。 (A)は従来の前玉保持筒を、(B)は上記実施例の前玉鏡筒と中間鏡筒を示した側面図。 上記実施例の前玉鏡筒と中間鏡筒のビス止め構造を示した背面図。 従来の撮影光学ユニットの構成を示す分解斜視図。
符号の説明
1 前玉鏡筒
2 変倍移動枠
3 補正レンズ保持枠
4 フォーカス移動枠
5 後部鏡筒
6 中間鏡筒
20 マニュアルフォーカスリング
21 マニュアルズームリング
31 撮像素子
32 光学フィルタ
33,35 ガイドバー
L1 前玉レンズユニット
L2 変倍レンズユニット
L3 補正レンズユニット
L4 フォーカスレンズユニット

Claims (5)

  1. 最も物体側に配置された第1レンズユニットおよび該第1レンズユニットよりも像面側にて光軸方向に移動可能な第2レンズユニットを含む撮影光学系と、
    前記第1レンズユニットを保持する第1鏡筒と、
    前記第2レンズユニットを移動可能に収容する第2鏡筒と、
    前記第2鏡筒の外周回りに配置され、前記第2レンズユニットの駆動を指示するために操作される操作部材および該操作部材の操作に応じて前記第2レンズユニットの駆動を制御するための電気部品を備えた制御ユニットとを有し、
    前記第1レンズユニットの最大外径が、前記制御ユニットの最小内径よりも大きく、且つ、前記第2鏡筒は、最大外径が前記制御ユニットの最小内径よりも小さい部分を有しており、
    光軸方向において、前記第1鏡筒が物体側から前記制御ユニットの内側に挿入されるとともに、前記第2鏡筒が像面側から前記制御ユニットの内側に挿入された状態で、前記第1鏡筒と前記第2鏡筒が互いに結合されていることを特徴とする光学機器。
  2. 前記第1および第2鏡筒は、前記制御ユニットの内径よりも小さな外径を有する小径部分を有しており、
    前記第1および第2鏡筒における前記小径部分が互いに結合されていることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記制御ユニットは、前記第1および前記第2鏡筒における、それぞれ前記制御ユニットの内径よりも大きな外径を有する大径部分の間に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学機器。
  4. 前記第2鏡筒における前記大径部分に、前記第2レンズユニットよりも像面側に配置されたレンズユニット、絞りおよび撮像素子のうち少なくとも1つを保持する第3鏡筒が結合されていることを特徴とする請求項3に記載の光学機器。
  5. 前記第2鏡筒の内周よりも内側に、該第2鏡筒と前記第1鏡筒とを結合する部位を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の光学機器。
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