JP3728138B2 - フィルタの取付構造 - Google Patents

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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/002Details for cooling refrigerating machinery
    • F25D2323/0024Filters in the air flow cooling refrigerating machinery

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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フィルタの取付構造に関し、更に詳しくは、例えば自動製氷機の冷凍系の如く、ファンにより外部空気を凝縮器に吹付けて熱交換を行なうようにした装置において、機械室の開口部を塞ぐルーバ付きパネルに設けられる除塵用フィルタを、簡易迅速に着脱し得るようにしたフィルタの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
筐体の内部に冷凍機構および製氷機構を備え、前記冷凍機構により冷却した製氷室で多数の氷塊を製造するよう構成した自動製氷機が、レストラン等の厨房施設で好適に使用されている。前記冷凍機構は、圧縮機、凝縮器、キャピラリーチューブ、蒸発器等から基本的に構成されて筐体内の機械室に配設され、前記蒸発器は製氷機構に配設されて製氷室を冷却するようになっている。冷凍機構の一部を構成する凝縮器は、機械室に設けた冷却ファンにより強制空冷して冷媒との間で熱交換を行なうものである。
【0003】
前記製氷機における空冷式の凝縮器の熱交換に関連する構造を簡単に説明すると、製氷機の本体をなす筐体の前部には、内部画成した機械室と対応する位置に開口部が大きく開設され、この開口部はフロントパネルにより開閉可能に塞がれるようになっている。フロントパネルは、空気吸込口として機能する吸込用ルーバと、空気吐出口として機能する吐出用ルーバとを有している。そして機械室に配設された冷却ファンを回転させて吸込用ルーバから吸込んだ空気は、凝縮器に接触させて熱交換を行なった後、吐出用ルーバを介して外部に吐出される。この場合に機械室には、空気と共に各種塵埃も前記吸込用ルーバを介して吸込まれ、これら塵埃の一部は凝縮器の外面に経時的に付着堆積する。この結果として、凝縮器での熱交換効率を低下させオーバーヒート等による故障の原因となる。
【0004】
そこで、冷却ファンにより吸込まれる空気は、凝縮器に接触する前に浄化して、空気中に含まれる塵埃を除去しておく必要がある。この塵埃除去のためフィルタが一般に使用されるが、該フィルタの取付構造としては、▲1▼凝縮器に該フィルタを直接取付けるようにして、フロントパネルの吸込用ルーバを単なる長丸穴や角穴で構成したものや、▲2▼フロントパネルの吸込用ルーバと対応する後側(機械室側)にフィルタを取付け、該ルーバを介して吸込まれる空気を浄化する提案等がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記凝縮器にフィルタを直接取付ける構造あるいはフロントパネルの後側にフィルタを取付ける構造では、フィルタの定期的な清掃や交換等のメンテナンスに際し、フロントパネル全体を取外す煩雑な作業を必要とする。またフロントパネルは筐体に対してネジ止めされているから、その着脱作業に工具が必要となり、手間が掛かる欠点がある。このようにフィルタのメンテナンスに際しては煩雑な作業を伴うため、一般のユーザでは、該フィルタの定期的なメンテナンスを怠ることが多く、フィルタに目詰りを生ずる結果として、外部空気を凝縮器に充分供給し得なくなり、熱交換効率が低下して製氷能力が大きく低下する等の重大な障害を派生することが懸念される。
【0006】
また、前記筐体からフロントパネルを取外すと、機械室に配設された前記圧縮機や冷却ファンが露出することとなり、作業者が不用意に機械室内に手を入れると、高温の圧縮機や回転中の冷却ファンに触れるおそれがある。そのため、圧縮機や冷却ファンを囲繞する保護ガードを設置しなければならず、部品点数の増加により組立て工数が増えると共にコストが嵩む難点が指摘される。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、フィルタの取外し・取付けを容易に行なうことができ、従ってフィルタの定期清掃等が容易に達成されると共に、製造コストを低廉なものとし得るフィルタの取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係るフィルタの取付構造は、
筐体の内部に画成した機械室に配設した凝縮器、この機械室の開口部を開閉可能に塞ぐルーバ付きパネルこのルーバ付きパネルにおけるルーバの形成位置より上部に開設された挿脱口と、この挿脱口に対して挿脱可能で、前記ルーバ付きパネルの前側から挿脱口を介して後側へ挿入された際に前記ルーバの後面を覆うフィルタとを備え、前記ルーバを介して室内に吸込んだ外部空気を前記凝縮器に接触させて熱交換を行なうようにした装置において、
前記ルーバ付きパネルと交差して機械室を画成する板材の前部に、前記ルーバ付きパネルの後端に略平行に近接して前記フィルタを案内する前面部が形成され、
前記フィルタは、前記挿脱口を介して後側へ挿入される際に弾性変形可能に構成されていることを特徴とする。
【0009】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の別の発明に係るフィルタの取付構造は、
筐体の内部に画成した機械室に配設した凝縮器、この機械室の開口部を開閉可能に塞ぐルーバ付きパネルこのルーバ付きパネルにおけるルーバの形成位置より上部に開設された挿脱口と、この挿脱口に対して挿脱可能で、前記ルーバ付きパネルの前側から挿脱口を介して後側へ挿入された際に前記ルーバの後面を覆うフィルタとを備え、前記ルーバを介して室内に吸込んだ外部空気を前記凝縮器に接触させて熱交換を行なうようにした装置において、
前記凝縮器に配設されて該凝縮器とルーバ付きパネルとの間の隙間を遮蔽するシュラウドに、ルーバ付きパネルの後端に略平行に近接して前記フィルタを案内する前面部が形成され、
前記フィルタは、前記挿脱口を介して後側へ挿入される際に弾性変形可能に構成されていることを特徴とする。
また前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の更に別の発明に係るフィルタの取付構造は、
筐体の内部に画成した機械室に配設した凝縮器と、この機械室の開口部を開閉可能に塞ぐルーバ付きパネルと、このルーバ付きパネルにおけるルーバの形成位置より上部に開設された挿脱口と、この挿脱口に対して挿脱可能で、前記ルーバ付きパネルの前側から挿脱口を介して後側へ挿入された際に前記ルーバの後面を覆うフィルタとを備え、前記ルーバを介して室内に吸込んだ外部空気を前記凝縮器に接触させて熱交換を行なうようにした装置において、
前記ルーバ付きパネルと交差して機械室を画成する板材の前部に形成され、前記ルーバ付きパネルの後端に略平行に近接して前記フィルタの幅方向一方の側部を案内する前面部と、
前記凝縮器に配設されて該凝縮器とルーバ付きパネルとの間の隙間を遮蔽するシュラウドに形成され、ルーバ付きパネルの後端に略平行に近接して前記フィルタの幅方向他方の側部を案内する前面部と、
前記ルーバ付きパネルの下部に形成され、前記フィルタの下部を保持するよう厚み寸法を小さくした下パネル部とから構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るフィルタの取付構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお実施例では、フィルタの取付構造を自動製氷機に実施した場合で説明する。
【0011】
図2に示す如く、実施例に係る自動製氷機10は、その本体をなす筐体12の内部に、製氷機構(図示せず)で製造された氷塊を貯蔵するための貯氷室14と、冷凍機構16を収納する機械室18とが上下の関係で画成されている。筐体12の収納室14と対応する前部には、前方に開放する矩形状の開口部が形成され、該開口部は、筐体12の前面に回動可能に配設された扉20により開閉可能に閉成されるよう構成される。
【0012】
前記筐体12に画成された機械室18には、図3に示す如く、冷凍機構16を構成する凝縮器22、冷却ファン(図示せず)および圧縮機24が、機械室24の底部を構成する台板26上に左側から右側に向けて順に配置されている。筐体12の機械室18と対応する前部には、前方に開放する矩形状の開口部12aが形成され、該開口部12aは、ルーバ付きパネルとしてのフロントパネル28により開閉可能に塞がれるよう構成されている。また筐体12を構成する左右の側面パネル30,30における機械室18と対応する前部の夫々には、図3に示すように、内側(他方の側面パネル側)に向けて直角に折曲された前面部30aが形成されると共に、該前面部30aの開放端から後方(機械室内)に向けて直角に折曲された折曲部30bが形成される。そして、両折曲部30b,30bおよび前記台板26とにより、前記開口部12aが画成されるようになっている。なお、実施例の左側面パネル30が、フロントパネル28と交差して機械室18を画成する板材として機能する。
【0013】
前記機械室18に配置される凝縮器22とフロントパネル28との間には、空気の吸込側と吐出側とを区切るシュラウド32が配設される。このシュラウド32の前部には、前記左側面パネル30に向けて折曲された前面部32aが形成され、この前面部32aと左側面パネル30における前面部30aとの前面が同一面上に整列するよう設定されている。そして、フロントパネル28で開口部12aを閉成した際に、シュラウド32の前面部32aに該パネル28の後述する仕切板34が当接し、これにより空気の吸込側と吐出側とを遮蔽してショートサイクルによる熱交換効率の低下を防ぐよう構成してある(図3参照)。
【0014】
前記フロントパネル28は、図4〜図6に示す如く、後側に開放する矩形箱状に成形され、その外径寸法は前記開口部12aを覆い得る寸法に設定されている。このフロントパネル28は、その上下寸法の全長に対して、上端から下方へ略2/3までの部位が、前後方向の厚みが大きく設定された上パネル部28aとされると共に、該上パネル部28aの下側から下端までの部位が、上パネル部28aの前後厚みの略1/3に厚みが設定された下パネル部28bとされる。すなわち、フロントパネル28は、図6に示す如く、その前面下部が後方に凹む階段形状とされている。またフロントパネル28の内部には、図5に示す如く、その幅方向(図の左右方向)の略中央を挟んで左右に離間する位置に一対の仕切板34,34が、その上下方向の全長に亘って形成され、該フロントパネル28の内部に左右の空間SL,SRを隔離した状態で画成するよう構成される。そして、上下のパネル部28a,28bには、左空間SLに対応する前面部に、空気吸込口として機能する吸込用ルーバ36が形成され、右空間SRに対応する前面部に、空気吐出口として機能する吐出用ルーバ38が形成されている。
【0015】
前記上パネル部28aにおける左空間SLに臨む前面には、前記吸込用ルーバ36の形成位置より上部に、吸込用ルーバ36の幅寸法と略同一の幅寸法で挿脱口40が開設され、該挿脱口40を介して後述するフィルタ46がフロントパネル28の後側に前側から着脱可能に取付けられるよう構成される。また上パネル部28aにおける挿脱口40の後方には、図6に示す如く、上部から下部に向かうにつれて挿脱口40から後側に離間する弧状に傾斜する案内部42が形成され、挿脱口40に前側から挿入されるフィルタ46の下端を該案内部42で下方に向けて当接案内するよう構成される。なお、案内部42の下端の位置は、挿脱口40の下端と略同一レベルに設定されており、当該案内部42が、挿脱口40を介して作業者の手指が機械室内に入るのを防止する機能を兼ねるようになっている(図13参照)。また案内部42には、後述する係止部28cにフィルタ46のロック爪56を係合する際に、該ロック爪56の前後の挿通を許容する通孔42aが係止部28cの形成位置に対応して形成されている(図11参照)。
【0016】
前記フロントパネル28の下面には、図4に示す如く、幅方向に離間して一対の係合片44,44が突設され、各係合片44を、前記台板26の前面対応個所に設けた被係合部26aに係合させた状態で、該フロントパネル28の上部を筐体12にネジ止めすることで、当該フロントパネル28が開口部12aを閉成する状態で筐体12に位置決め固定される。そして、フロントパネル28で開口部12aを閉成したときに、図3に示す如く、図示左側の仕切板34の開放端が、前記シュラウド32の前面部32aにおける折曲部近傍に略当接し、これにより前記凝縮器22とフロントパネル28との間に画成される隙間を遮蔽し、前記吸込用ルーバ36から吸込まれた外部空気が、凝縮器22を冷却することなく圧縮機側に流れるのを防止(ショートサイクルの防止)するよう構成してある。また前記シュラウド32の前面部32aは、仕切板34との当接部位から左方に所定長さで延在して、フロントパネル28の後端に対して略平行に近接すると共に、前記左側面パネル30の前面部30aが、前記フロントパネル28の左空間SLの後方において該パネル28の後端に対して略平行に近接するよう臨んでおり、両前面部30a,32aが、後述するフィルタ46の幅方向両側部を案内するガイドとして機能するようになっている。
【0017】
塵埃捕集用のフィルタ46は、図7および図8に示す如く、略矩形状に成形された弾性変形可能な合成樹脂製の本体48に矩形状の開口部48aが形成されると共に、該開口部48aを四つに仕切るように縦横に枠材50,50が交差する状態で形成される。この本体48の前面には、所定メッシュの網体52が、開口部48aの全面を覆うように張設されている。また本体48の幅寸法は、前記フロントパネル28の挿脱口40に挿脱可能な寸法に設定されると共に、その上下寸法は、フィルタ46を挿脱口40を介して左空間SL(フロントパネル28の後側)に挿入した際に、該本体48の下端が前記下パネル部28bの下端近傍に臨み、前記全ての吸込用ルーバ36から吸込まれる空気中に含まれる塵埃を除去し得る寸法に設定される(図1参照)。
【0018】
前記フィルタ46の本体48における開口部48aが形成される部位より上側には、図10に示す如く、前方に突出する基部54が形成され、該基部54の上下方略中央に、後側に凹む凹部54aが形成されている。また、凹部54aと対応する基部54の幅方向略中央の上部には、上下方向への弾性を有するロック爪56が形成され、該ロック爪56は、前記フロントパネル28における挿脱口40の後側に形成された係止部28cに係脱可能に係合し、当該フィルタ46をフロントパネル28に保持するべく機能する(図11参照)。更に、ロック爪56には前方に延出する操作片58が一体に形成され、該操作片58によりロック爪56の係止部28cに対するロック解除を行なうよう構成される。なお本体48の上部近傍、すなわち前記基部54から所要長さ下方までの部位は、図9および図10に示す如く、その前面が内周側となる弧状に湾曲形成されており、該湾曲部48bを形成することで、当該フィルタ46の前記挿脱口40に対する挿脱を容易に行ない得るようになっている(図12参照)。
【0019】
【実施例の作用】
次に、実施例に係るフィルタの取付構造の使用の実際を、その取付けおよび取外しの手順に関して以下説明する。先ず、筐体12に位置決め固定されたフロントパネル28に対し、図12に示す如く、その前側から前記挿脱口40を介してフィルタ46を本体48の下端側から挿入する。このとき、フィルタ46の下端が前記案内部42に当接することで下方に向けて確実に案内され、該フィルタ46が機械室内に水平に挿入されてしまうことはない。また案内部42により下方に案内されるフィルタ46は、その幅方向左右の側部が、図3に示す左側面パネル30の前面部30aおよびシュラウド32の前面部32aに当接案内され、該フィルタ46はフロントパネル28の後側において全ての吸込用ルーバ36を覆う位置に確実に挿入される。しかも、フィルタ46の本体48には前述した湾曲部48bが形成されると共に弾性変形可能であるから、フロントパネル28の後側への挿入作業は円滑に行ない得る。そして、前記ロック爪56を係止部28cに係合することで(図11参照)、当該フィルタ46のフロントパネル28に対する取付け作業が完了する。なお、フロントパネル28の下パネル部28bの厚み寸法は小さく設定されているから、該下パネル部28bに形成された吸込用ルーバ36の後面側に臨むフィルタ46の下部は、その前後方向への移動が好適に規制されて安定的に保持される。
【0020】
すなわち、フィルタ46のフロントパネル28に対する取付けは、該フィルタ46を挿脱口40を介して前側から挿入するだけでよいから、極めて簡便である。また、フィルタ46の挿入に際して該フィルタ46を案内するための手段を、前記左側面パネル30やシュラウド32を利用しているので、別途専用のガイド部材を配設する必要はなく、部品点数を少なくし得ると共に、組立て工数を低減し得る利点がある。なお、ガイド部材をフロントパネル28に設ける場合は、該ガイド部材を取付けるためのボスを形成する必要があるが、このボス形成を不要とし得るので、表面への凹状のヒケの発生によるデザイン的および商品性の低下を防止し得る。更には、ガイド部材をネジ固定する必要がないから、樹脂材に対する締付トルクの管理規制が不要となり、経費の低減ができる。また、一般にガイド部材は板金材により成形されるから、該ガイド部材の加工油による化学変化によって樹脂製のフロントパネル28が割れるのを防止するための脱指作業が不要となり、水道料金、ガス代、洗剤、乾燥経費、および作業全体の経費を削減でき、経済的に極めて有利である。
【0021】
次に、前記凝縮器22の使用に伴い、前記フィルタ46に経時的に埃が付着して目詰りを生じたり、また定期点検の要請のため、フィルタ46の清掃や交換を要するときは、前記フィルタ46の操作片58と凹部54aとを手指で摘んで前記ロック爪56の係止部28cに対する係合を解除する。そして、フィルタ46を挿脱口40から前側に引抜くことで、該フィルタ46をフロントパネル28から極めて簡単に取外すことができる。
【0022】
以上説明したように、実施例のフィルタの取付構造によれば、フィルタ46の取付けおよび取外しに際してフロントパネル28を筐体12から取外す必要はなく、フィルタ46のメンテナンスに伴う作業工数を低減し得る。すなわち、フィルタ46のメンテナンスに際しては煩雑な作業を伴わないから、一般のユーザにおいて定期的なメンテナンスを怠ることは少なくなり、フィルタ46の目詰りに起因して凝縮器22の熱交換効率が低下する事態の発生を防止し得る。言い換えるなら、凝縮器22を常に正常な状態で運転することができ、冷凍機構16に大きな負荷が加わったりその消費電力が嵩むことはなく、機械寿命を延ばして経済的に優れたものとなる。またフロントパネル28の取外しを要しないから、機械室18に配設された前記圧縮機24や冷却ファンが露出することはなく、圧縮機24や冷却ファンを囲繞する保護ガードの設置を不要とすることができ、部品点数を低減して製造コストを低廉に抑えることができる。
【0023】
またフィルタ46はフロントパネル28の前側から取付けおよび取外し可能であるから、前記扉20が邪魔となることはない。更には、自動製氷機の左右に壁があったり、あるいは別の厨房機器が設置されている場合であっても、フィルタ46の着脱交換を迅速かつ簡単に行ない得る。
【0024】
図示の実施例では、自動製氷機における冷凍機構の凝縮器を空冷する際のフィルタの取付構造に関して説明したが、本発明の応用範囲はこの実施例に限定されるものではない。筐体に画成した機械室に凝縮器等の熱交換器を備え、この機械室の開口部をルーバ付きパネルで塞ぐと共に、該ルーバを介して吸込んだ外部空気を前記熱交換器に接触させて熱交換を行なう基本構造を有する、例えば冷蔵庫、冷凍庫、あるいは空調器等の装置であれば、本発明に係るフィルタの取付構造を実施し得る。
【0025】
実施例のフィルタでは、その上部近傍に弧状の湾曲部を形成したが、該フィルタが弾性変形可能であれば、湾曲部を有しない直線状の形状であってもよい。また逆に、湾曲部を有していればフィルタ自体が弾性変形可能でなくても、フロントパネルの挿脱口に対する挿脱作業を円滑に行なうことが可能である。なお、実施例ではフィルタを案内するためのガイド手段を、側面パネルやシュラウドで兼用したが、専用のガイド部材を設けてもよい。更に、フロントパネルに形成した案内部に関しては、弧状に限定されず、直線的に傾斜する形状を採用することが可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上説明した如く、本願の請求項1に係る発明によれば、フィルタの挿入に際して該フィルタを案内するための手段を、機械室を画成する板材の前面部を利用すると共に、フィルタを弾性変形可能に構成したので、別途専用のガイド部材を配設する必要はなく、部品点数を少なくし得ると共に、組立て工数を低減し得る利点がある。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、フィルタの挿入に際して該フィルタを案内するための手段を、凝縮器とルーバ付きパネルとの間の隙間を遮蔽するシュラウドの前面部を利用すると共に、フィルタを弾性変形可能に構成したので、別途専用のガイド部材を配設する必要はなく、部品点数を少なくし得ると共に、組立て工数を低減し得る利点がある。
更に、本願の請求項3に係る発明によれば、フィルタの挿入に際して該フィルタを案内するための手段を、機械室を画成する板材の前面部と、凝縮器とルーバ付きパネルとの間の隙間を遮蔽するシュラウドと、フィルタの下部を保持する下パネル部とを利用するので、別途専用のガイド部材を配設する必要はなく、部品点数を少なくし得ると共に、組立て工数を低減し得る利点がある。
そして、筐体に配設したルーバ付きパネルに対するフィルタの取付けおよび取外しを、該ルーバ付きパネルを筐体から取外すことなく行ない得るから、フィルタのメンテナンス作業を迅速かつ簡単に行ない得る。すなわち、フィルタのメンテナンスに際しては煩雑な作業を伴わないから、一般のユーザにおいて定期的なメンテナンスを怠ることが少なくなり、フィルタの目詰りに起因して凝縮器の熱交換効率が低下する事態の発生を防止し得る。またルーバ付きパネルを取外さないから、機械室に配設された各種機器に作業者が触れるのを防止する保護ガード等を設置する必要はなく、部品点数および組立て工数を低減し得ると共に、製造コストを低廉に抑えることができる。
【0027】
また、本願の請求項4に係る発明によれば、前記フィルタの挿脱用の挿脱口の後方に案内部を設けたことで、フィルタの挿入に際して該案内部でフィルタを下方に向けて確実に案内することができ、該フィルタが機械室内に水平に挿入されてしまうことを防止し得る。また、案内部により挿脱口から作業者の手指が機械室内に入るのを防止し得るから、安全性が確保される。
【0028】
更に、本願の請求項5に係る発明によれば、前記フィルタの上部に、ルーバ付きパネルに形成した係止部に係脱可能なロック爪を形成することで、ルーバ付きパネルに対するフィルタの取付けを確実になし得ると共に、該フィルタのルーバ付きパネルからの取外しも簡単に行なうことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るフィルタの取付構造を示すフロントパネルの縦断側面図である。
【図2】 実施例に係るフィルタの取付構造が採用される自動製氷機を示す正面図である。
【図3】 実施例の自動製氷機の要部を横断して示す平面図である。
【図4】 実施例のフロントパネルを示す正面図である。
【図5】 実施例のフロントパネルを示す横断平面図である。
【図6】 実施例のフロントパネルの縦断側面図である。
【図7】 実施例のフィルタを示す正面図である。
【図8】 実施例のフィルタを示す背面図である。
【図9】 実施例のフィルタを示す平面図である。
【図10】 実施例のフィルタを示す側面図である。
【図11】 実施例のフィルタのロック爪とフロントパネルの係止部との係合状態を示す要部縦断側面図である。
【図12】 実施例のフィルタのフロントパネルに対する取付けおよび取外し状態を示す説明図である。
【図13】 実施例の案内部により挿脱口から手指が挿入されるのを防止する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
12 筐体,12a 開口部,18 機械室,22 凝縮器
28 フロントパネル(ルーバ付きパネル),28b 下パネル部
28c 係止部,30 側面パネル(板材),30a 前面部,32 シュラウド
32a 前面部,36 吸込用ルーバ,40 挿脱口,42 案内部
46 フィルタ,56 ロック爪

Claims (5)

  1. 筐体(12)の内部に画成した機械室(18)に配設した凝縮器(22)、この機械室(18)の開口部(12a)を開閉可能に塞ぐルーバ付きパネル(28)このルーバ付きパネル (28) におけるルーバ (36) の形成位置より上部に開設された挿脱口 (40) と、この挿脱口 (40) に対して挿脱可能で、前記ルーバ付きパネル (28) の前側から挿脱口 (40) を介して後側へ挿入された際に前記ルーバ (36) の後面を覆うフィルタ (46) とを備え、前記ルーバ(36)を介して室内に吸込んだ外部空気を前記凝縮器(22)に接触させて熱交換を行なうようにした装置において、
    前記ルーバ付きパネル (28) と交差して機械室 (18) を画成する板材 (30) の前部に、前記ルーバ付きパネル (28) の後端に略平行に近接して前記フィルタ (46) を案内する前面部 (30a) が形成され、
    前記フィルタ (46) は、前記挿脱口 (40) を介して後側へ挿入される際に弾性変形可能に構成されている
    ことを特徴とするフィルタの取付構造。
  2. 筐体(12)の内部に画成した機械室(18)に配設した凝縮器(22)、この機械室(18)の開口部(12a)を開閉可能に塞ぐルーバ付きパネル(28)このルーバ付きパネル (28) におけるルーバ (36) の形成位置より上部に開設された挿脱口 (40) と、この挿脱口 (40) に対して挿脱可能で、前記ルーバ付きパネル (28) の前側から挿脱口 (40) を介して後側へ挿入された際に前記ルーバ (36) の後面を覆うフィルタ (46) とを備え、前記ルーバ(36)を介して室内に吸込んだ外部空気を前記凝縮器(22)に接触させて熱交換を行なうようにした装置において、
    前記凝縮器 (22) に配設されて該凝縮器 (22) とルーバ付きパネル (28) との間の隙間を遮蔽するシュラウド (32) に、ルーバ付きパネル (28) の後端に略平行に近接して前記フィルタ (46) を案内する前面部 (32a) が形成され、
    前記フィルタ (46) は、前記挿脱口 (40) を介して後側へ挿入される際に弾性変形可能に構成されている
    ことを特徴とするフィルタの取付構造。
  3. 筐体 (12) の内部に画成した機械室 (18) に配設した凝縮器 (22) と、この機械室 (18) の開口部 (12a) を開閉可能に塞ぐルーバ付きパネル (28) と、このルーバ付きパネル (28) におけるルーバ (36) の形成位置より上部に開設された挿脱口 (40) と、この挿脱口 (40) に対して挿脱可能で、前記ルーバ付きパネル (28) の前側から挿脱口 (40) を介して後側へ挿入された際に前記ルーバ (36) の後面を覆うフィルタ (46) とを備え、前記ルーバ (36) を介して室内に吸込んだ外部空気を前記凝縮器 (22) に接触させて熱交換を行なうようにした装置において、
    前記ルーバ付きパネル (28) と交差して機械室 (18) を画成する板材 (30) の前部に形成され、前記ルーバ付きパネル (28) の後端に略平行に近接して前記フィルタ (46) の幅方向一方の側部を案内する前面部 (30a) と、
    前記凝縮器 (22) に配設されて該凝縮器 (22) とルーバ付きパネル (28) との間の隙間を遮蔽するシュラウド (32) に形成され、ルーバ付きパネル (28) の後端に略平行に近接して前記フィルタ (46) の幅方向他方の側部を案内する前面部 (32a) と、
    前記ルーバ付きパネル (28) の下部に形成され、前記フィルタ (46) の下部を保持するよう厚み寸法を小さくした下パネル部 (28b) とから構成した
    ことを特徴とするフィルタの取付構造。
  4. 前記ルーバ付きパネル (28) における挿脱口 (40) の後方に、該挿脱口 (40) の上部から下部に向かうにつれて挿脱口 (40) から後側に離間するよう傾斜し、前記挿脱口 (40) に前側から挿入されたフィルタ (46) を下方に向けて当接案内する案内部 (42) を形成した請求項1〜3の何れかに記載のフィルタの取付構造。
  5. 前記ルーバ付きパネル (28) における挿脱口 (40) の後側に係止部 (28c) が形成されると共に、該係止部 (28c) に係脱可能なロック爪 (56) が前記フィルタ (46) の上部に形成される請求項1〜4の何れかに記載のフィルタの取付構造。
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