JP7152134B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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本発明は、冷却貯蔵庫に関する。
従来、冷却貯蔵庫として、貯蔵室の上方に機械室が配された構成のものが知られている(下記特許文献1)。特許文献1のものでは、機械室に凝縮器や圧縮機等からなる冷凍装置が収容されている。機械室は前方に開口されており、その開口はフロントパネルによって覆われている。
特開2015-210055号公報
上述した凝縮器には、これを覆う形でエアフィルタが取り付けられている。エアフィルタは、定期的に清掃することが求められる。エアフィルタを清掃するためには機械室から取り出す必要があるが、そのためには、フロントパネルを取り外して、エアフィルタを露出させる必要があった。また、冷却貯蔵庫によっては、機械室が貯蔵室の下方に配される構成のものが知られている。このような構成では、フロントパネルを取り外すために、作業者が低い位置に手を伸ばしてフロントパネルを持ち上げる必要がある。このため、フロントパネルを取り外すことなく、エアフィルタを機械室から取り出すことが可能な構成が求められている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、貯蔵室の下方に機械室が配されている場合において、フロントパネルを取り外すことなく、エアフィルタを機械室から取り出すことが可能な冷却貯蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の冷却貯蔵庫は、貯蔵物が配される貯蔵室を有する箱体と、前方に開口された開口部を有すると共に前記貯蔵室の下方に配される機械室と、前記機械室を構成する壁部に対して着脱可能に取り付けられ、前記開口部を前方から覆うフロントパネルと、前記機械室に収容された凝縮器と前記フロントパネルとの間に配され、前記凝縮器を覆うエアフィルタと、を備え、前記エアフィルタは、前記フロントパネルに対して取り付けられており、前記機械室を構成する前記壁部に対して前記フロントパネルを取り付けた状態で、前記エアフィルタを前記機械室から引き出すことが可能な構成であることに特徴を有する。上記構成によれば、エアフィルタは、フロントパネルに対して取り付けられている。このため、例えば、フロントパネルにエアフィルタを挿通するための挿通孔を形成したり、フロントパネルと機械室を構成する壁部との間にわずかに隙間を形成したりすることで、エアフィルタを機械室から取り出すことができる。つまり、フロントパネルを取り外すことなく、エアフィルタを機械室から取り出すことができる。
また、前記フロントパネルは、前面を構成する前壁部と、前記前壁部の下端から前記機械室側に延びる下壁部と、前記前壁部の上端から前記機械室側に延びる上壁部と、を備え、前記上壁部には、前記エアフィルタを挿通することが可能なフィルタ挿通孔が設けられているものとすることができる。上記構成によれば、フロントパネルを取り外すことなく、フィルタ挿通孔を通じてエアフィルタを機械室から上方に引き出すことができる。
また、前記箱体には、前記貯蔵室を開閉可能な扉が設けられ、前記貯蔵室を閉じた閉状態にある前記扉は、前記フィルタ挿通孔の上方に配されているものとすることができる。上記構成によれば、閉状態にある扉は、フィルタ挿通孔の上方に配されている。このため、エアフィルタを引き出すためには、扉を開状態にする必要がある。扉を開状態にすると、貯蔵室内の冷気が外部に漏れ、フロントパネルの前方で下降流となる。この結果、エアフィルタを取り外す際に生じる埃等が貯蔵室内に侵入する事態を抑制することができる。
また、前記下壁部の上面には、前記エアフィルタの前記前壁部側への変位を規制する保持板材が設けられ、前記保持板材は、前記下壁部から上方に立ち上がると共に、前記エアフィルタの下端部を前方から覆う保持板材立壁部と、前記保持板材立壁部の上端から前記前壁部側に延びる保持板材延設部と、を備え、前記保持板材延設部は、前記保持板材立壁部に向かって下降傾斜する形で延びると共に、前記前壁部側の端部は、平面視半円形状をなすものとすることができる。上記構成によれば、フィルタ挿通孔を通じて上方からエアフィルタを保持板材に向かわせると、エアフィルタの下端部は、保持板材延設部の上面に沿って、保持板材立壁部側に誘導される。これにより、保持板材立壁部の後方にエアフィルタの下端部を配置することができる。ここで、保持板材延設部における前壁部側の端部は、平面視半円形状をなすことから、平面視方形状(角部を有する形状)をなす構成と比べてエアフィルタの下端部が引っ掛かり難く、作業性が良好となる。
また、前記エアフィルタの上部は、前記フィルタ挿通孔に挿通されており、前記保持板材立壁部は、前記フィルタ挿通孔に対して前記前壁部から遠い側に配され、前記エアフィルタは、前後方向について、弾性的に撓み変形が可能な構成であると共に、自然状態においては、側面視において上下方向に沿う直線状をなすものとすることができる。保持板材立壁部を、フィルタ挿通孔に対して前壁部から遠い側に配することで、エアフィルタを撓み変形させた状態で配置することができ、エアフィルタの下端部を保持板材立壁部に対して押し当てることができる。この結果、冷却貯蔵庫動作時の振動などによってエアフィルタが振動し、異音が発生する事態を抑制できる。
また、前記エアフィルタの上端部には、把持部が設けられ、前記把持部は、前記フロントパネルの前記上壁部の上方に配されているものとすることができる。把持部を把持することでエアフィルタを容易に上方に引き出すことができる。また、把持部が使用者から目視されるため、使用者はエアフィルタの存在を意識することができ、使用者に対してエアフィルタの洗浄を促すことができる。
また、前記エアフィルタは、網状をなす網部と、前記網部が貼り付けられるフレーム部と、を備え、前記フレーム部は、上下方向に沿って延びる縦骨と、前記縦骨に対して直交する方向に延びる横骨と、備え、前記エアフィルタの厚さ方向において、前記縦骨の長さは、前記横骨の長さよりも大きい値で設定されているものとすることができる。フィルタ挿通孔にエアフィルタを挿通する際に、フィルタ挿通孔の孔縁部に対して、横骨が引っ掛かる事態を抑制することができる。
また、前記横骨は、断面視において、方形状をなすと共に角部がR形状をなすものとすることができる。フィルタ挿通孔にエアフィルタを挿通する際に、フィルタ挿通孔の孔縁部に対して、横骨が引っ掛かる事態をより確実に抑制することができる。
また、前記フィルタ挿通孔は、前記横骨の延設方向に沿って長い長手状をなし、前記フィルタ挿通孔の幅は、前記横骨に対応する箇所が、前記縦骨に対応する箇所に比べて大きい値で設定されているものとすることができる。フィルタ挿通孔にエアフィルタを挿通する際に、縦骨がフィルタ挿通孔の内面に当接することになるから、フィルタ挿通孔の孔縁部に対して、横骨が引っ掛かる事態を抑制することができる。
また、前記網部は、方形状をなし、前記フレーム部の下端部は、前記網部の下端部の形状に倣う形状をなすと共に前記網部の下端部が貼り付けられる被貼付部と、前記被貼付部の下方に配され、前記フレーム部の下端を構成すると共に、前記下端に向かうにつれて幅が小さくなる下端構成部とを備えるものとすることができる。下端構成部を備えることで、フィルタ挿通孔にエアフィルタを差し入れ易くなる。仮に、網部を下端構成部に貼り付ける構成とした場合には、網部を下端構成部の形状に倣う形で切断する必要が生じ、端材が生じる事態が懸念される。この点、被貼付部を備えることで、網部を方形状にすることができるので、端材が生じる事態を抑制できる。
また、前記エアフィルタの上部は、前記フィルタ挿通孔に嵌合されており、前記エアフィルタの下端部は、前記フィルタ挿通孔の下方に配されると共に、前記エアフィルタの前記上部に比べて幅又は厚さが小さくなっているものとすることができる。これにより、フィルタ挿通孔に対してエアフィルタを上方から容易に差し込むことができる。
また、前記凝縮器と、前記フロントパネルとの間の隙間を塞ぐ防風板を備えるものとすることができる。凝縮器とフロントパネルの間の空間に凝縮器を通過した空気が侵入する事態(ショートサイクル)を抑制することができる。
また、前記フィルタ挿通孔は、長手状且つ方形状をなすと共に、角部がR形状をなすものとすることができる。角部をR形状にすることで、角部に埃などが溜まる事態を抑制することができる。
また、前記エアフィルタの上面には、文字が記載されているものとすることができる。上記構成では、フロントパネルを上方から視ることで、エアフィルタの上面に記載されている文字を視ることができる。このため、例えば、エアフィルタの上面にエアフィルタの洗浄を促すための文章などを記載することで、洗浄を促すことができる。
また、前記フロントパネルは、前記機械室を構成する前記壁部に対して、当該フロントパネルの下端部が回動中心となる形で回動可能に取り付けられており、前記エアフィルタの重心は、前記エアフィルタにおける上下方向の中心よりも高い位置に配されているものとすることができる。フロントパネルを前傾姿勢(上方に向かうにつれて前方に向かう姿勢)にすることで、フロントパネルの上端部(フィルタ挿通孔)を前方に変位させることができ、エアフィルタをフィルタ挿通孔を通じて容易に機械室から出し入れすることができる。そして、エアフィルタの重心は、エアフィルタにおける上下方向の中心よりも高い位置に配されている。このため、フロントパネルを前傾姿勢としつつ、フィルタ挿通孔にエアフィルタを上方から差し入れる際に、エアフィルタの下端部がフロントパネルの前壁部に擦れる事態を抑制することができる。この結果、フィルタ挿通孔にエアフィルタを上方から容易に差し入れることができる。
また、前記エアフィルタは、網状をなす網部と、前記網部が貼り付けられる合成樹脂製のフレーム部と、を備え、前記フレーム部の上端部には、金属製の重りが埋設されているものとすることができる。合成樹脂のフレーム部の上端部に重りを埋設することで、エアフィルタの重心をエアフィルタにおける上下方向の中心よりも高い位置に配することが可能となる。
また、前記エアフィルタは、網状をなす網部と、前記網部が貼り付けられる合成樹脂製のフレーム部と、を備え、前記フレーム部の上端部は、前記フレーム部の下端部に比べて比重の大きい材質で構成されているものとすることができる。フレーム部の上端部の材質を比重の大きい材質とすることで、エアフィルタの重心をエアフィルタにおける上下方向の中心よりも高い位置に配することが可能となる。
また、前記エアフィルタの上端部は、前記上壁部における前記フィルタ挿通孔の孔縁部に対して上方から当接する構成であり、さらに、前記エアフィルタの厚さ方向において、前記エアフィルタの前記上端部の長さは、前記エアフィルタの下端部の長さよりも大きい値で設定されると共に、前記上壁部の長さと同じ値で設定されるものとすることができる。エアフィルタの上端部の長さを下端部の長さよりも大きい値で設定することで、エアフィルタの重心をエアフィルタにおける上下方向の中心よりも高い位置に配することが可能となる。
また、前記フロントパネルは金属製であり、前記エアフィルタは、網状をなす網部と、前記網部が貼り付けられる合成樹脂製のフレーム部と、を備え、前記フレーム部の上端部には、磁石が埋設されているものとすることができる。合成樹脂のフレーム部の上端部に磁石を埋設することで、エアフィルタの重心をエアフィルタにおける上下方向の中心よりも高い位置に配することが可能となる。また、フレーム部の上端部を金属製のフロントパネルに対して磁石を介して固定することができるのでエアフィルタの振動を抑制することが可能となる。
また、前記エアフィルタの上端部は、前記上壁部における前記フィルタ挿通孔の孔縁部に対して上方から重なる構成であるものとすることができる。フィルタ挿通孔に埃などが入り込む事態を抑制できる。
また、前記エアフィルタにおける前記凝縮器側の面には、不織布が貼り付けられ、前記エアフィルタにおける前記凝縮器側の面には、前記不織布を当該冷却貯蔵庫の左右方向から挟む一対の保護レールが設けられているものとすることができる。不織布によって油を吸着することが可能となる。一対の保護レールによって、エアフィルタをフィルタ挿通孔に挿通する際に、フィルタ挿通孔の孔縁部に不織布が当接する事態を抑制することができ、不織布がエアフィルタから剥がれる事態を抑制できる。
また、前記扉は、前記箱体に対してヒンジ部材を介して開閉可能に取り付けられ、前記ヒンジ部材は、前記上壁部の上方に配されており、当該冷却貯蔵庫の左右方向において、前記フィルタ挿通孔の長さは、前記エアフィルタの長さよりも大きい値で設定されており、前記フィルタ挿通孔は、平面視において前記エアフィルタと重なる第1重畳部と、平面視において前記ヒンジ部材と重なる第2重畳部と、を有するものとすることができる。ヒンジ部材がエアフィルタの上方に配されていると、ヒンジ部材とエアフィルタが干渉し、エアフィルタを上方に引き出せない事態が懸念される。仮に左右方向においてエアフィルタの長さとフィルタ挿通孔の長さとがほぼ同じ構成である場合には、扉の右開き又は左開きの仕様変更に伴ってヒンジ部材の左右方向の位置が変更になった場合にエアフィルタの左右位置を変更することができず、フロントパネル自体を変更する必要が生じる。この点、上記構成では、第2重畳部の分だけ、エアフィルタの左右方向における設置箇所を変更することができる。これにより、ヒンジ部材の左右方向の位置変更が生じた場合であっても、フロントパネルを変更することなく対応することができる。
また、前記フロントパネルは、前記フィルタ挿通孔が前記扉の下方に配される第1位置と、前記フィルタ挿通孔が前記扉に対して前方に配される第2位置との間で変位可能な構成であるものとすることができる。フロントパネルを変位可能に設けることで、扉を空けずにエアフィルタを機械室から引き出すことが可能となる。
また、前記フロントパネルは、前記機械室を構成する前記壁部に対して、当該フロントパネルの下端部が回動中心となる形で回動可能に取り付けられており、前記フロントパネルには、前記エアフィルタの前方への変位を規制するガイドレールが設けられ、前記エアフィルタの重心は、前記エアフィルタにおける上下方向の中心よりも低い位置に配されているものとすることができる。フロントパネルを前傾姿勢(上方に向かうにつれて前方に向かう姿勢)にすることで、フロントパネルの上端部(フィルタ挿通孔)を前方に変位させることができ、エアフィルタをフィルタ挿通孔を通じて容易に機械室から出し入れすることができる。そして、エアフィルタの重心は、エアフィルタにおける上下方向の中心よりも低い位置に配されている。このため、フロントパネルを前傾姿勢としつつ、フィルタ挿通孔にエアフィルタを上方から差し入れる際に、エアフィルタの下端部をガイドレールに当接させ易くすることができ、エアフィルタの位置決めをより確実に行うことができる。
また、前記エアフィルタは、網状をなす網部と、前記網部が貼り付けられる合成樹脂製のフレーム部と、を備え、前記フレーム部の下端部には、金属製の重りが埋設されているものとすることができる。合成樹脂のフレーム部の下端部に重りを埋設することで、エアフィルタの重心をエアフィルタにおける上下方向の中心よりも低い位置に配することが可能となる。
また、前記エアフィルタは、網状をなす網部と、前記網部が貼り付けられる合成樹脂製のフレーム部と、を備え、前記フレーム部の下端部は、前記フレーム部の上端部に比べて比重の大きい材質で構成されているものとすることができる。フレーム部の下端部の材質を比重の大きい材質とすることで、エアフィルタの重心をエアフィルタにおける上下方向の中心よりも低い位置に配することが可能となる。
また、前記フロントパネルは、前面を構成する前壁部と、前記前壁部の下端から前記機械室側に延びる下壁部と、前記前壁部の上端から前記機械室側に延びる上壁部と、を備え、前記前壁部には、前記エアフィルタを挿通することが可能なフィルタ挿通孔が設けられているものとすることができる。上記構成によれば、フィルタ挿通孔を通じてエアフィルタを前方に引き出すことができる。
また、前記フロントパネルは、前面を構成する前壁部と、前記前壁部の下端から前記機械室側に延びる下壁部と、前記前壁部の上端から前記機械室側に延びる上壁部と、を備え、前記前壁部及び前記上壁部によって構成される角部には、前記エアフィルタを挿通することが可能なフィルタ挿通孔が設けられているものとすることができる。上記構成によれば、フィルタ挿通孔を通じてエアフィルタを斜め方向(上方且つ前方)に引き出すことができる。
また、前記フロントパネルは、前記機械室を構成する前記壁部に対して、当該フロントパネルの上端部が前方に変位可能となる形で取り付けられており、前記エアフィルタの上端部には、前記凝縮器と、前記フロントパネルとの間の隙間を塞ぐ防風板が設けられているものとすることができる。上記構成によれば、フロントパネルの上端部を前方に変位させることで、エアフィルタの上端部も同時に前方に変位させることができ、フロントパネルと機械室を構成する壁部との隙間からエアフィルタを上方に引き出すことができる。また、エアフィルタをフロントパネルに取り付けることで、防風板によって凝縮器とフロントパネルとの間の隙間を塞ぐことができる。
本発明によれば、貯蔵室の下方に機械室が配されている場合において、フロントパネルを取り外すことなく、エアフィルタを機械室から取り出すことが可能な冷却貯蔵庫を提供することができる。
本発明の実施形態1に係るショーケースを正面側から視た斜視図 ショーケースを示す側断面図 機械室を示す斜視図(フロントパネルを取り外した状態) フロントパネル及びエアフィルタを示す分解斜視図(前側から視た図) フロントパネル及びエアフィルタを示す分解斜視図(後側から視た図) フィルタ挿通孔にエアフィルタを挿入する過程を示す斜視図(後側から視た図) フロントパネルにエアフィルタを取り付けた状態を示す斜視図(後側から視た図) 機械室の前端部を示す側断面図 図8においてエアフィルタの上端部付近を拡大して示す拡大図 図8においてエアフィルタの下端部付近を拡大して示す拡大図 前傾姿勢のフロントパネルを示す図 フロントパネル及び凝縮器を上方から視た図 フロントパネルの下壁部を上方から視た図 エアフィルタを示す正面図 エアフィルタを示す断面図(横骨を断面視で示す図) エアフィルタを示す断面図(縦骨を断面視で示す図) エアフィルタを上方から視た図 エアフィルタを下方から視た図 実施形態2に係る機械室の前端部を示す側断面図 実施形態3に係るフロントパネル及び凝縮器を上方から視た図 実施形態4に係るショーケースを示す側正面図 実施形態4に係るフロントパネルの内部を上方から視た図 実施形態5に係るフロントパネルを示す斜視図 実施形態5に係る機械室の前端部を示す側断面図 実施形態5の変形例1を示す図 実施形態5の変形例2を示す図 実施形態6に係る機械室の前端部を示す側断面図 実施形態7に係る機械室の前端部を示す側断面図(フロントパネルを前方に変位させた状態) 実施形態8に係る機械室の前端部を示す側断面図(フロントパネルが前傾姿勢) 実施形態9に係る機械室の前端部を示す側断面図 実施形態10に係る機械室の前端部を示す側断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図18によって説明する。本実施形態では、図1に示すように、冷却貯蔵庫として、冷蔵用のショーケース10を例示する。ショーケース10は、図1及び図2に示すように、貯蔵物が配される貯蔵室11を有する断熱性を有する箱体12と、箱体12の下方に配された機械室20と、を備える。箱体12には、左右一対の扉16,16(ガラス扉)がそれぞれヒンジ部材16Aによって回動可能に取り付けられており、貯蔵室11は各扉16によって開閉可能な構成となっている。なお、以下の説明では、扉16側をショーケース10の前側とし、扉16とは反対側をショーケース10の後側として説明する。また、正面視(ショーケース10を前側から視た状態)における左右方向をショーケース10の左右方向(冷却貯蔵庫の左右方向、図2では紙面貫通方向に対応)とする。また、図2における左側が前側であり、右側が後側である。
機械室20は、複数のパネル部材によって構成されており、図3に示すように、前方に開口された開口部20Aを有している。機械室20を構成するパネル部材のうち、ショーケース10の前面を構成するフロントパネル30は、左右方向に長い方形状をなし、開口部20Aを前方から覆う構成とされる。フロントパネル30の左側部分は、凝縮器22等と対向配置されている。図1に示すようにフロントパネル30において、凝縮器22と対向する箇所(前壁部31の左側部分)には、複数のパネル部材側通気孔30Aが形成されている。機械室20には、図2に示すように、冷却装置21が設けられている。冷却装置21(冷凍ユニット)は、凝縮器22と、凝縮器ファン23と、圧縮機24と、を備える。冷却装置21は、箱体12の上部(冷却器室26)に配された冷却器27と冷媒管(図示せず)によって循環接続されている。これにより、冷却装置21が駆動することで冷却器27が冷気を生成し、冷却器室26の庫内ファン28の駆動に伴って、貯蔵室11内に冷気が循環供給される構成となっている。
フロントパネル30は、例えば金属製であり、左右方向に長い長手状をなしており、開口部20Aの開口縁部20B(機械室を構成する壁部、図3参照)に対して着脱可能に取り付けられている。図4及び図5に示すように、フロントパネル30は、その前面を構成する前壁部31と、前壁部31の下端から機械室20側(後方)に延びる下壁部32と、前壁部31の上端から機械室20側に延びる上壁部33と、を備える。また、図6及び図7に示すように、フロントパネル30の裏側には、エアフィルタ60が取り付けられている。エアフィルタ60は、板状且つ正面視方形状をなしており、図8に示すように、機械室20に収容された凝縮器22とフロントパネル30との間に配され、凝縮器22を覆う構成とされる。エアフィルタ60は、前壁部31、下壁部32、上壁部33に囲まれた空間に配されている。つまり、エアフィルタ60は、フロントパネル30に内蔵されている。
上壁部33には、図4に示すように、エアフィルタ60を挿通することが可能なフィルタ挿通孔34が貫通形成されている。このため、本実施形態では、フロントパネル30を開口部20Aの開口縁部20Bに取り付けた状態で、エアフィルタ60を機械室20から引き出すことが可能な構成となっている。そして、貯蔵室11を閉じた閉状態にある扉16は、図8に示すように、フィルタ挿通孔34の上方に配されている。これにより、本実施形態では、扉16が閉状態では、エアフィルタ60と扉16が干渉し、エアフィルタ60を上方に引き出すことができず、扉16を開状態にすることで、エアフィルタ60を上方に引き出すことが可能となっている。
図14に示すように、エアフィルタ60は、網状をなす網部61と、網部61が貼り付けられる合成樹脂製のフレーム部62と、を備える。フレーム部62は、全体として略方形状をなしており、上下方向に沿って延びる縦骨63と、左右方向(縦骨63に対して直交する方向)に延びる横骨64と、エアフィルタ60の上端部を構成する上端部65と、エアフィルタ60の下端部を構成する下端部66と、を備える。図15に示すように、エアフィルタ60の厚さ方向(前後方向、図15の左右方向)において、縦骨63の長さは、横骨64の長さよりも大きい値で設定されている。つまり、エアフィルタ60の厚さは、主に縦骨63の厚さによって規定されている。また、横骨64は、断面視方形状をなすと共に、角部64AがR形状をなしている。
図14に示すように、エアフィルタ60の上端部65には、把持部67が設けられ、把持部67は、図2に示すように、フロントパネル30の上壁部33の上方且つ扉16の下方に配されている。また、上端部65の上面65A(エアフィルタの上面)には、図17に示すように、文字が記載されている。このような文字としては、例えば、エアフィルタ60の洗浄を促すための文章(「フィルタは1ケ月に2回洗浄してください」など)を例示することができるが、これに限定されず適宜変更可能である。なお、このような文字は、フレーム部62を射出成形で成形する際には、成形型に形成した文字を転写することで形成することができる。フィルタ挿通孔34は、図12に示すように、長手状且つ方形状をなすと共に、4つの角部34AがR形状をなしている。エアフィルタ60の上端部65は、左右方向に長い長手状をなしており、その幅は、フィルタ挿通孔34の幅よりも大きい値で設定されている。このため、上端部65は、上壁部33におけるフィルタ挿通孔34の孔縁部に対して上方から当接する(重なる)構成となっている。
網部61は、図14に示すように、フレーム部62よりも一回り小さい方形状をなしている。なお、図14では、網部61の周端61Bを破線で示す。フレーム部62の下端部66は、網部61の下端部の形状に倣う長手状をなすと共に網部61の下端部61Aが貼り付けられる被貼付部66Aと、被貼付部66Aの下方に配され、フレーム部62の下端を構成すると共に、下端に向かうにつれて幅が小さくなる下端構成部66Bとを備える。
また、エアフィルタ60の上部71は、図9に示すように、フィルタ挿通孔34に嵌合された被嵌合部とされる。エアフィルタ60の下端部66は、図8に示すように、フィルタ挿通孔34の下方に配される。ここで、エアフィルタ60の下端部66(より詳しくは下端構成部66B)は図14に示すように、エアフィルタ60の上部71に比べて幅(左右方向の長さ)が小さくなっている。さらに、エアフィルタ60の下端部66は図16に示すように、エアフィルタ60の上部71に比べて厚さ(前後方向の長さ、図16では左右方向)が小さくなっている。
図18に示すように、エアフィルタ60における凝縮器22側(後側、図18では上側)の面には、網部61が貼り付けられ、さらに網部61と重なる形で不織布68が貼り付けられている。フレーム部62における両側端部において凝縮器22側の面には、不織布68を左右方向から挟む一対の保護レール69,69が設けられている。保護レール69の突出端は、不織布68よりも後側に配されている。なお、不織布68は、油の飛散が多い環境で使用される際に設けられるものであり、不織布68を備えていない構成であってもよい。なお、不織布68は、図18のみで図示してある。また、図18は、エアフィルタ60を下方から視た図である。
フロントパネル30の前壁部31の裏面には、一対のガイドレール35,35が左右方向に間隔を空けて対向配置されている。一対のガイドレール35,35は、エアフィルタ60の左右方向の位置決めを行うと共に、エアフィルタ60の後方への変位を規制する構成となっている。ガイドレール35は、全体としては上下方向に延びており、図13に示すように、エアフィルタ60の側端部(フレーム部62の側端部)を左右方向の一方から覆う第1レール壁部36と、第1レール壁部36の後端部から延び、エアフィルタ60の側端部を後方から覆う第2レール壁部37と、第2レール壁部37における第1レール壁部36と反対側の端部から後方に延びる第3レール壁部38と、を備える。一対のガイドレール35,35における一対の第1レール壁部36,36によってエアフィルタ60の左右方向の位置決めがされる。
また、フロントパネル30における下壁部32の上面には、エアフィルタ60の前壁部31側への変位を規制する保持板材40が、第2レール壁部37に対応する箇所にそれぞれ設けられている。保持板材40は、図10に示すように、下壁部32から上方に立ち上がると共に、エアフィルタ60の下端部(具体的には、側端部と下端部からなる角部)を前方(図10の左側)から覆う保持板材立壁部41と、保持板材立壁部41の上端から前壁部31側に延びる保持板材延設部42と、を備える。保持板材延設部42は、保持板材立壁部41に向かって下降傾斜する形で延びている。また、保持板材延設部42における前壁部31側の端部は、平面視半円形状をなす。エアフィルタ60は、保持板材立壁部41及びガイドレール35の第2レール壁部37によって前後方向について保持(位置決め)される。また、エアフィルタ60をフロントパネル30内(機械室20内)に差し入れる際には、エアフィルタ60の下端部66は、保持板材延設部42に当接することで、その上面を摺動し、保持板材立壁部41と第2レール壁部37の間の隙間までガイドされる構成となっている。
図5に示すように、フロントパネル30の上壁部33には、左右方向に延びる防風板45(エアガイド)が取り付けられている。防風板45は、図9に示すように、凝縮器22と、フロントパネル30との間の隙間を塞ぐ板材であって、ショートサイクルを抑制する機能を担っている。本実施形態では、凝縮器ファン23に伴って、フロントパネル30のパネル部材側通気孔30Aから機械室20内に空気が取り込まれ、凝縮器22の冷却を行う構成となっている。ここで言うショートサイクルとは、凝縮器22とフロントパネル30の間の空間に、パネル部材側通気孔30A以外の箇所から空気(機械室20内の空気)が侵入することである。なお、防風板45によって防止されるショートサイクルの空気の流れの一例を図9において矢線L1で示す。防風板45は、図12に示すように、一対のガイドレール35,35の上端部間の隙間を塞ぐ形で配されている。また、一対のガイドレール35,35は、凝縮器22とフロントパネル30との間の隙間を塞ぐ構成となっており、ショートサイクルを抑制する機能を担っている。なお、ガイドレール35によって防止されるショートサイクルの空気の流れの一例を図12において矢線L2で示す。
図3に示すように、機械室20を構成する底壁部20Dの前面には、L字状をなす係止爪20Eが設けられている。この係止爪20Eは、図11に示すように、フロントパネル30の下壁部32の貫通孔32Aに対して下方から挿通されている。また、図5に示すように、フロントパネル30の上端部には、ローラー部46が設けられている。このローラー部46は、開口部20Aの開口縁部20Bに突設された係止爪47(図3参照)と共にローラーキャッチを構成するもので、係止爪47に対して脱着可能に取り付けられている。また、下壁部32の後端には、上方に立ち上がる立壁部48が設けられている。
本実施形態では、ローラー部46と係止爪47の係合を解除することで、フロントパネル30を、その下端部が回動中心となる形で回動させることができる。このため、フロントパネル30を図11に示すように、前傾姿勢にすることで、フロントパネル30の上端部を前方に引き出すことができる。この状態では、扉16を閉状態にしたままで、エアフィルタ60をフィルタ挿通孔34から斜め上方に引き出すことができる。なお、図11に示す前傾姿勢では、例えば、係止爪20Eが立壁部48に対して前方から係止することで、フロントパネル30のそれ以上の前傾が規制されている。
そして、図9に示すように、エアフィルタ60のフレーム部62の上端部65には、重り70が埋設されている。重り70は、例えば金属製とされ、フレーム部62を構成する合成樹脂よりも比重の高いものとされる。このような重り70を設けることで、エアフィルタ60の重心G1(図16参照)は、エアフィルタ60における上下方向の中心よりも高い位置に配されている。また、重り70を埋設する代わりに、フレーム部62の上端部65をフレーム部62の下端部66に比べて比重の大きい材質で構成することで、エアフィルタ60の重心G1を、エアフィルタ60における上下方向の中心よりも高い位置に配する構成としてもよい。
また、重り70を磁石にすることで、フロントパネル30に対して、吸着可能な構成としてもよい。さらに、重り70を埋設する代わりに、エアフィルタ60の上端部の厚さ(エアフィルタ60の厚さ方向における長さ)を、エアフィルタの下端部66の厚さよりも十分大きい値で設定することで、エアフィルタ60の重心を、エアフィルタ60における上下方向の中心よりも高い位置に配してもよい。例えば、図9の2点鎖線で示すように、エアフィルタ60の上端部(符号65Bを付す)の厚さを上壁部33の厚さと同じ値で設定すればよい。
次に本実施形態の効果について記載する。本実施形態によれば、エアフィルタ60は、フロントパネル30に対して取り付けられている。このため、例えば、フロントパネル30にエアフィルタ60を挿通するためのフィルタ挿通孔34を形成したり、フロントパネル30を前傾姿勢にするなどして、開口縁部20Bとの間にわずかに隙間を形成したりすることで、エアフィルタ60を機械室20から取り出すことができる。つまり、フロントパネル30を取り外すことなく、エアフィルタ60を機械室から取り出すことができる。
また、本実施形態によれば、フロントパネル30を取り外すことなく、フィルタ挿通孔34を通じてエアフィルタ60を機械室20から上方に引き出すことができる。
また、本実施形態によれば、閉状態にある扉16は、フィルタ挿通孔34の上方に配されている。このため、エアフィルタ60を引き出すためには、扉16を開状態にする必要がある。扉16を開状態にすると、貯蔵室11内の冷気が外部に漏れ、フロントパネル30の前方では下降流となる。この結果、エアフィルタ60を取り外す際に生じる埃等が貯蔵室11内に侵入する事態を抑制できる。
また、本実施形態によれば、フィルタ挿通孔34を通じて上方からエアフィルタ60を保持板材40に向かわせると、エアフィルタ60の下端部66は、保持板材延設部42の上面に沿って、保持板材立壁部41側に誘導される。これにより、保持板材立壁部41の後方(保持板材40とガイドレール35の間)にエアフィルタ60の下端部66を配置することができる。ここで、保持板材延設部42における前壁部31側の端部は、平面視半円形状をなすことから、平面視方形状をなす構成と比べてエアフィルタ60の下端部が引っ掛かり難く、作業性が良好となる。
また、エアフィルタ60の上端部には、把持部67が設けられ、把持部67は、フロントパネル30の上壁部33の上方に配されている。把持部67を把持することでエアフィルタ60を容易に上方に引き出すことができる。また、把持部67が使用者から目視されるため、使用者はエアフィルタ60の存在を意識することができ、使用者に対してエアフィルタ60の洗浄を促すことができる。
また、エアフィルタ60の厚さ方向において、フレーム部62の縦骨63の長さは、横骨64の長さよりも大きい値で設定されている。フィルタ挿通孔34にエアフィルタ60を挿通する際に、フィルタ挿通孔34の孔縁部に対して、横骨64が引っ掛かる事態を抑制することができる。
また、エアフィルタ60の下端部66は、エアフィルタ60の上部71に比べて幅及び厚さが小さくなっている。これにより、フィルタ挿通孔34に対してエアフィルタ60を上方から容易に差し込むことができると共に、フィルタ挿通孔34の内面と上部71との隙間を小さくすることができるので、エアフィルタ60の振動を抑制することができる。なお、エアフィルタ60の下端部66は、エアフィルタ60の上部71に比べて幅又は厚さのうち、いずれか一方のみが小さくなっていてもよい。
また、凝縮器22と、フロントパネル30との間の隙間を塞ぐ防風板45を備えることで、凝縮器22とフロントパネル30の間の空間に凝縮器22を通過した空気が侵入する事態(ショートサイクル)を抑制することができる。
また、フィルタ挿通孔34は、長手状且つ方形状をなすと共に、角部がR形状をなす。これにより、フィルタ挿通孔34の角部に埃などが溜まる事態を抑制することができる。
また、エアフィルタ60の上面には、文字が記載されている。本実施形態では、使用者が扉16を開けた際などに、フロントパネル30を上方から視ることで、エアフィルタ60の上面に記載されている文字を視ることができる。このため、例えば、エアフィルタ60の上面にエアフィルタ60の洗浄を促すための文章などを記載することで、洗浄を促すことができる。
また、横骨64は、断面視方形状をなすと共に、角部がR形状をなしている。フィルタ挿通孔34にエアフィルタ60を挿通する際に、フィルタ挿通孔34の孔縁部に対して、横骨64が引っ掛かる事態をより確実に抑制することができる。
また、フロントパネル30は、機械室を構成する壁部(底壁部20D)に対して、フロントパネル30の下端部が回動中心となる形で回動可能に取り付けられており、エアフィルタ60の重心は、エアフィルタ60における上下方向の中心よりも高い位置に配されている。フロントパネル30を前傾姿勢(上方に向かうにつれて前方に向かう姿勢)にすることで、フロントパネル30の上端部(フィルタ挿通孔34)を前方に変位させることができ、エアフィルタ60をフィルタ挿通孔34を通じて容易に機械室20から出し入れすることができる。そして、エアフィルタ60の重心G1は、エアフィルタ60における上下方向の中心よりも高い位置に配されている。
このため、フロントパネル30を前傾姿勢としつつ、フィルタ挿通孔34にエアフィルタ60を上方から差し入れる際に、エアフィルタ60が前傾姿勢になり易い。つまり、エアフィルタ60の下端部66がフロントパネル30の前壁部31に擦れる事態(このような状態のエアフィルタを図11の2点鎖線で簡略的に示すと共に符号60Aを付す)を抑制することができる。この結果、フィルタ挿通孔にエアフィルタ60を上方から容易に差し入れることができる。なお、フロントパネル30の前壁部31には、複数のパネル部材側通気孔30Aが形成されているから、前壁部31に下端部66が擦れた際の摩擦抵抗が大きくなり、エアフィルタ60の挿入を妨げる事態が懸念されるが、本実施形態では、このような事態を抑制できる。
また、エアフィルタ60の上端部65は、上壁部33におけるフィルタ挿通孔34の孔縁部に対して上方から重なる構成である。これにより、フィルタ挿通孔34に埃などが入り込む事態を抑制できる。
また、エアフィルタ60の網部61は、方形状をなし、フレーム部62の下端部66は、網部61の下端部61Aの形状に倣う形状をなすと共に網部61の下端部61Aが貼り付けられる被貼付部66Aと、被貼付部66Aの下方に配され、フレーム部62の下端を構成すると共に、下端に向かうにつれて幅が小さくなる下端構成部66Bとを備える。下端構成部66Bを備えることで、フィルタ挿通孔34にエアフィルタ60を差し入れ易くなる。仮に、網部61を下端構成部66Bに貼り付ける構成とした場合には、網部61を下端構成部66Bの形状に倣う形で切断する必要が生じ、端材が生じる事態が懸念される。この点、被貼付部66Aを備えることで、網部61を方形状にすることができるので、端材が生じる事態を抑制できる。
また、エアフィルタ60のフレーム部62の上端部65には、金属製の重り70が埋設されている。重り70を埋設することで、エアフィルタ60の重心G1をエアフィルタ60における上下方向の中心よりも高い位置に配することが可能となる。また、フレーム部62の上端部に重り70として磁石を埋設することで、フレーム部62の上端部65を金属製のフロントパネル30に対して磁石を介して固定できる。これにより、エアフィルタ60の振動を抑制することが可能となる。
また、エアフィルタ60における凝縮器22側の面には、不織布68が貼り付けられ、エアフィルタ60における凝縮器22側の面には、不織布68をショーケース10の左右方向から挟む一対の保護レール69,69が設けられている。不織布68によって油を吸着することが可能となる。また、一対の保護レール69,69によって、エアフィルタ60をフィルタ挿通孔34に挿通する際に、フィルタ挿通孔34の孔縁部に不織布68が当接する事態を抑制することができ、不織布68がエアフィルタ60から剥がれる事態を抑制できる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図19によって説明する。本実施形態では、フロントパネルの構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。図19に示すように、本実施形態では、フロントパネル30において、エアフィルタ60の上部が、フィルタ挿通孔34に挿通されており、保持板材40の保持板材立壁部141がフィルタ挿通孔34に対して後方(前壁部から遠い側)に配されている。また、エアフィルタ60は、フレーム部62が合成樹脂製であり、前後方向について弾性的に撓み変形が可能な構成となっている。また、エアフィルタ60は、フロントパネル30から取り外された自然状態においては、側面視において上下方向に沿う直線状をなしている。
これにより、エアフィルタ60は、フロントパネル30に取り付けられた状態では、その下端部66が上端部65に比して後方に反った状態で配されている。これにより、エアフィルタ60を弾性的に撓み変形させた状態で配置することができ、エアフィルタ60の下端部を保持板材立壁部141に対して押し当てることができる。この結果、ショーケース10動作時の振動などによってエアフィルタ60が振動し、異音が発生する事態を抑制できる。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図20によって説明する。本実施形態では、フィルタ挿通孔の構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。図20に示すように、本実施形態では、フィルタ挿通孔234は、横骨64の延設方向に沿って長い長手状をなし、フィルタ挿通孔234の幅(前後方向の長さ、図20では上下方向の長さ)は、横骨64に対応する箇所が、縦骨63に対応する箇所に比べて小さい値で設定されている。このようにすれば、フィルタ挿通孔234にエアフィルタ60を挿通する際に縦骨63がフィルタ挿通孔234の内面に当接することになるから、フィルタ挿通孔234の孔縁部に対して、横骨64が引っ掛かる事態を抑制することができる。
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4を図21から図22によって説明する。本実施形態では、ショーケースの構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。図21に示すように、本実施形態のショーケース310は、3枚の扉16を備えている。各扉16は、箱体312に対してヒンジ部材16Aを介して開閉可能に取り付けられている。扉16の下部を保持するためのヒンジ部材16Aは、フロントパネル330の上壁部333の上方且つエアフィルタ60の上方を避ける箇所に配されている。また、本実施形態では、フロントパネル330内にエアフィルタ60が2枚収容される構成となっている。
図22に示すように、左右方向において、フィルタ挿通孔334の長さは、エアフィルタ60の長さよりも大きい値で設定されており、フィルタ挿通孔334は、平面視においてエアフィルタ60と重なる第1重畳部334Aと、平面視においてヒンジ部材16Aと重なる第2重畳部334Bと、を有する。また、本実施形態では、ガイドレール35,335によってエアフィルタ60の左右方向の位置決めがされる構成となっている。ガイドレール35,335は、ビス337を用いてフロントパネル330に対して脱着可能に取り付けられている。また、ビス337を取り付けるための取付孔は、フロントパネル330の左右方向において、複数箇所設けられており、ガイドレール35,335は左右方向の位置を適宜変更可能となっている。
ヒンジ部材16Aがエアフィルタ60の上方に配されていると、ヒンジ部材16Aとエアフィルタ60が干渉し、エアフィルタ60を上方に引き出せない事態が懸念される。仮に左右方向においてエアフィルタ60の長さとフィルタ挿通孔334の長さとがほぼ同じ構成である場合には、扉16の右開き又は左開きの仕様変更に伴ってヒンジ部材16Aの左右方向の位置が変更になった場合にエアフィルタ60の左右位置を変更することができず、フロントパネル自体を変更する必要が生じる。この点、上記構成では、第2重畳部334Bの分だけ、エアフィルタ60の左右方向における設置箇所を変更することができる。これにより、ヒンジ部材16Aの左右方向の位置変更が生じた場合であっても、フロントパネル330を変更することなく対応することができる。
例えば、図21においては左端側の扉16の左側端部にヒンジ部材16Aが取り付けられており、その扉16は、右開きとなっている。この扉16を左開きに変更したい場合には、ヒンジ部材16Aを、図21におけるビス取付孔16Bに取り付けると共に扉16の右側端部に取り付ける。この場合には、左側のエアフィルタ60をフィルタ挿通孔334の第2重畳部334B側に寄せて配置することで、ヒンジ部材16Aとの干渉を避けることができる。
<実施形態5>
次に、本発明の実施形態5を図23から図26によって説明する。本実施形態では、フロントパネルの構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態では、図23及び図24に示すように、エアフィルタ460を挿通することが可能なフィルタ挿通孔434が前壁部31におけるパネル部材側通気孔30Aの下方となる箇所に設けられており、エアフィルタ460の把持部67がフロントパネル30の前方に配されている。なお、図24に示すように、エアフィルタ460は、フロントパネル30に設けられたガイドレール435によって、凝縮器22を前方から覆う姿勢で保持されている。上記構成によれば、フィルタ挿通孔434を通じてエアフィルタ460を前方に引き出すことができる。
また、図23の2点鎖線に示すように、フィルタ挿通孔434が上下方向に長い形状をなしていてもよい。このような構成では、図25に示すように、エアフィルタ460は、フロントパネル30に設けられたガイドレール440によって、凝縮器22を前方から覆う姿勢で保持される。また、図26に示すように、フィルタ挿通孔434がフロントパネル30の前壁部31の上部に配されており、ガイドレール450によって、凝縮器22を前方から覆う姿勢で保持されていてもよい。
<実施形態6>
次に、本発明の実施形態6を図27によって説明する。本実施形態では、フロントパネルの構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。図27に示すように、本実施形態では、フロントパネル30の前壁部31及び上壁部33によって構成される角部に、エアフィルタ560を挿通することが可能なフィルタ挿通孔534が設けられている。エアフィルタ560は、フロントパネル30内において前傾姿勢で配されている。上記構成によれば、フィルタ挿通孔534を通じてエアフィルタ560を斜め方向(上方且つ前方)に引き出すことができる。
<実施形態7>
次に、本発明の実施形態7を図28によって説明する。本実施形態では、エアフィルタの構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。図28に示すように、本実施形態では、図28に示すように、機械室20の底壁部20Dに設けられた係止爪620がフロントパネル30の下壁部32の貫通孔632Aに対して下方から挿通されている。貫通孔632Aは前後方向の長さが、係止爪620の厚さよりも大きい値で設定されている。また、フロントパネル30の上壁部33における後端部には、下方に延びる延設部633が一体的に形成されている。延設部633は、機械室20の開口縁部20Bの上部に設けられた係止爪621によって支持されている。
これにより、フロントパネル30は、フィルタ挿通孔34が扉16の下方に配される第1位置(図8参照)と、フィルタ挿通孔34が扉16に対して前方に配される第2位置(図28参照)との間で変位可能な構成となっている。本実施形態のようにフロントパネル30を前後方向に変位可能に設けることで、扉16を空けずにエアフィルタ60を上方に引き出すことができるから、機械室20から引き出すことが可能となる。
<実施形態8>
次に、本発明の実施形態8を図29によって説明する。本実施形態では、エアフィルタの構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。図29に示すように、本実施形態では、エアフィルタ60を保持するガイドレール735と保持板材740の前後方向の位置が上記各実施形態と相違している。ガイドレール735は、エアフィルタ60の前方への変位を規制する構成とされる。保持板材740は、ガイドレール735の後方に配され、エアフィルタ60の下端部66は、ガイドレール735と保持板材740の間に嵌合されることで、前後方向について位置決めされる構成となっている。
そして、エアフィルタ60(フレーム部62)の下端部66には、重り770が埋設されている。重り770は、例えば金属製とされ、フレーム部62を構成する合成樹脂よりも比重の高いものとされる。このような重り770を設けることで、エアフィルタ60の重心G2は、エアフィルタ60における上下方向の中心よりも低い位置に配されている。また、重り770を埋設する代わりに、エアフィルタ60の下端部66を上端部65に比べて比重の大きい材質で構成することで、エアフィルタ60の重心を、エアフィルタ60における上下方向の中心よりも低い位置に配してもよい。
本実施形態では、フロントパネル30を前傾姿勢(上方に向かうにつれて前方に向かう姿勢)にすることで、フロントパネル30の上端部(フィルタ挿通孔34)を前方に変位させることができ、エアフィルタ60をフィルタ挿通孔34を通じて容易に機械室20から出し入れすることができる。そして、エアフィルタ60の重心G2は、エアフィルタ60における上下方向の中心よりも低い位置に配されている。このため、フロントパネル30を前傾姿勢としつつ、フィルタ挿通孔34にエアフィルタ60を上方から差し入れる際に、エアフィルタ60の下端部66をガイドレール735に当接させ易くすることができ、エアフィルタ60の位置決めをより確実に行うことができる。言い換えると、エアフィルタ60の下端部66が保持板材740の先端部740Aに引っ掛かる事態(このような状態のエアフィルタを図29の2点鎖線で簡略的に示すと共に符号60Bを付す)を抑制できる。
<実施形態9>
次に、本発明の実施形態9を図30によって説明する。本実施形態では、エアフィルタの構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。図30に示すように、本実施形態では、フロントパネル30の上壁部33にフィルタ挿通孔が形成されておらず、エアフィルタ860が上壁部33よりも後方に配されている。エアフィルタ860は、フロントパネル30に設けられたガイドレール835によって保持されている。ガイドレール835の後端部835Aは、エアフィルタ860を後方から覆う構成となっている。
エアフィルタ860の上端部865には、凝縮器22とフロントパネル30との間の隙間を塞ぐ防風板845が設けられている。防風板845は、水平方向に沿って延びる板状をなしており、具体的には、上端部865から前方に突出すると共に左右方向(図30の紙面貫通方向)に長い板状をなしている。また、上端部865には、把持部867が設けられている。本実施形態では、使用者は、フロントパネル30を前傾姿勢(図11参照)にすることで、把持部867を把持しつつ、エアフィルタ860を斜め上方に引き出すことができる。また、エアフィルタ60をフロントパネル30に取り付けることで、防風板845によって凝縮器22とフロントパネル30との間の隙間を塞ぐことができ、上記実施形態の防風板45と同様の機能を持たせることができるので、ショートサイクルを抑制することができる。また、ガイドレール835についても、上記実施形態のガイドレール35と同様に、凝縮器22とフロントパネル30との間の隙間を塞ぐ構成となっており、ショートサイクルを抑制する機能を担っている。
<実施形態10>
次に、本発明の実施形態10を図31によって説明する。本実施形態では、エアフィルタの構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。図31に示すように、本実施形態では、上記実施形態9と同様に、フロントパネル30の上壁部33にフィルタ挿通孔が形成されておらず、エアフィルタ960が上壁部33よりも後方に配されている。エアフィルタ960は、フロントパネル30に設けられたガイドレール935によって保持されている。ガイドレール935の一部は、例えばエアフィルタ960を後方から覆う形で延びる延設部935Aとなっている。エアフィルタ960の上端部965には、凝縮器22とフロントパネル30との間の隙間を塞ぐ防風板945が設けられている。防風板945は、水平方向に沿って延びる板状をなしており、具体的には、上端部965から後方に突出すると共に左右方向(図31の紙面貫通方向)に長い板状をなしている。本実施形態では、使用者は、フロントパネル30を前傾姿勢(図11参照)にした後、防風板945を把持しつつ、エアフィルタ960を斜め上方に引き出すことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、冷却貯蔵庫として、冷蔵用のショーケースを例示したが、これに限定されない。例えば、ショーケース以外の冷却貯蔵庫であってもよい。また、冷蔵機能に加えて、加熱や温蔵などの機能を備えていてもよい。
(2)機械室20の開口縁部20Bに対するフロントパネルの取付構造は上記実施形態で例示したものに限定されず適宜変更可能である。
10,310…ショーケース(冷却貯蔵庫)、11…貯蔵室、12,312…箱体、16…扉、16A…ヒンジ部材、20…機械室、20A…開口部、20B…開口縁部(機械室を構成する壁部)、22…凝縮器、30,330…フロントパネル、31…前壁部、32…下壁部、33…上壁部、34,234,334,434,534…フィルタ挿通孔、34A…フィルタ挿通孔の角部、40…保持板材、41…保持板材立壁部、42…保持板材延設部、45,845,945…防風板、60,460,560,860,960…エアフィルタ、61…網部、62…フレーム部、63…縦骨、64…横骨、64A…横骨の角部、65,865,965…エアフィルタの上端部(フレーム部の上端部)、65A…エアフィルタの上面、66…エアフィルタの下端部(フレーム部の下端部)、66A…被貼付部、66B…下端構成部、67…把持部、68…不織布、69…保護レール、70…重り、71…エアフィルタの上部、334A…第1重畳部、334B…第2重畳部、735…ガイドレール、G1,G2…エアフィルタの重心

Claims (25)

  1. 貯蔵物が配される貯蔵室を有する箱体と、
    前方に開口された開口部を有すると共に前記貯蔵室の下方に配される機械室と、
    前記機械室を構成する壁部に対して着脱可能に取り付けられ、前記開口部を前方から覆うフロントパネルと、
    前記機械室に収容された凝縮器と前記フロントパネルとの間に配され、前記凝縮器を覆うエアフィルタと、を備え、
    前記エアフィルタは、前記フロントパネルに対して取り付けられており、
    前記機械室を構成する前記壁部に対して前記フロントパネルを取り付けた状態で、前記エアフィルタを前記機械室から引き出すことが可能な構成であり、
    前記フロントパネルは、
    前面を構成する前壁部と、
    前記前壁部の下端から前記機械室側に延びる下壁部と、
    前記前壁部の上端から前記機械室側に延びる上壁部と、を備え、
    前記上壁部には、前記エアフィルタを挿通することが可能なフィルタ挿通孔が設けられ、
    前記箱体には、前記貯蔵室を開閉可能な扉が設けられており、
    前記貯蔵室を閉じた閉状態にある前記扉は、前記フィルタ挿通孔から前記エアフィルタを引き出せないように前記フィルタ挿通孔の上方を覆う形で配されており、
    前記下壁部の上面には、前記エアフィルタの前記前壁部側への変位を規制する保持板材が設けられ、
    前記保持板材は、前記下壁部から上方に立ち上がると共に、前記エアフィルタの下端部を前方から覆う保持板材立壁部を備え、
    前記エアフィルタは、
    前記扉を開状態にすることで上方に引き出すことが可能であると共に、弾性的に歪み変形が可能な構成であり、
    前記フロントパネルに取り付けられた状態では、その下端部が上端部に比して弾性的に撓んで後方に反った状態で配されているとともに、前記下端部が前記保持板材立壁部に対して後方から押し当てられている一方、前記フロントパネルに取り付けられない状態では、上下方向について直線状をなしている冷却貯蔵庫。
  2. 前記保持板材は、
    前記保持板材立壁部の上端から前記前壁部側に延びる保持板材延設部備え、
    前記保持板材延設部は、前記保持板材立壁部に向かって下降傾斜する形で延びると共に、前記前壁部側の端部は、平面視半円形状をなす請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記エアフィルタの上部は、前記フィルタ挿通孔に挿通されており、
    前記保持板材立壁部は、前記フィルタ挿通孔に対して前記前壁部から遠い側に配される請求項2に記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記エアフィルタの上端部には、把持部が設けられ、
    前記把持部は、前記フロントパネルの前記上壁部の上方に配されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  5. 前記エアフィルタは、
    網状をなす網部と、
    前記網部が貼り付けられるフレーム部と、を備え、
    前記フレーム部は、
    上下方向に沿って延びる縦骨と、
    前記縦骨に対して直交する方向に延びる横骨と、備え、
    前記エアフィルタの厚さ方向において、前記縦骨の長さは、前記横骨の長さよりも大きい値で設定されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  6. 前記横骨は、断面視において、方形状をなすと共に角部がR形状をなす請求項5に記載の冷却貯蔵庫。
  7. 前記フィルタ挿通孔は、前記横骨の延設方向に沿って長い長手状をなし、
    前記フィルタ挿通孔の幅は、前記横骨に対応する箇所が、前記縦骨に対応する箇所に比べて大きい値で設定されている請求項5又は請求項6に記載の冷却貯蔵庫。
  8. 前記網部は、方形状をなし、
    前記フレーム部の下端部は、
    前記網部の下端部の形状に倣う形状をなすと共に前記網部の下端部が貼り付けられる被貼付部と、
    前記被貼付部の下方に配され、前記フレーム部の下端を構成すると共に、前記下端に向かうにつれて幅が小さくなる下端構成部とを備える請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  9. 前記エアフィルタの上部は、前記フィルタ挿通孔に嵌合されており、
    前記エアフィルタの下端部は、前記フィルタ挿通孔の下方に配されると共に、前記エアフィルタの前記上部に比べて幅又は厚さが小さくなっている請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  10. 前記凝縮器と、前記フロントパネルとの間の隙間を塞ぐ防風板を備える請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  11. 前記フィルタ挿通孔は、長手状且つ方形状をなすと共に、角部がR形状をなす請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  12. 前記エアフィルタの上面には、文字が記載されている請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  13. 前記フロントパネルは、前記機械室を構成する前記壁部に対して、当該フロントパネルの下端部が回動中心となる形で回動可能に取り付けられており、
    前記エアフィルタの重心は、前記エアフィルタにおける上下方向の中心よりも高い位置に配されている請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  14. 前記エアフィルタは、
    網状をなす網部と、
    前記網部が貼り付けられる合成樹脂製のフレーム部と、を備え、
    前記フレーム部の上端部には、金属製の重りが埋設されている請求項13に記載の冷却貯蔵庫。
  15. 前記エアフィルタは、
    網状をなす網部と、
    前記網部が貼り付けられる合成樹脂製のフレーム部と、を備え、
    前記フレーム部の上端部は、前記フレーム部の下端部に比べて比重の大きい材質で構成されている請求項13に記載の冷却貯蔵庫。
  16. 前記エアフィルタの上端部は、前記上壁部における前記フィルタ挿通孔の孔縁部に対して上方から当接する構成であり、
    さらに、前記エアフィルタの厚さ方向において、前記エアフィルタの前記上端部の長さは、前記エアフィルタの下端部の長さよりも大きい値で設定されると共に、前記上壁部の長さと同じ値で設定される請求項13に記載の冷却貯蔵庫。
  17. 前記フロントパネルは金属製であり、
    前記エアフィルタは、
    網状をなす網部と、
    前記網部が貼り付けられる合成樹脂製のフレーム部と、を備え、
    前記フレーム部の上端部には、磁石が埋設されている請求項13に記載の冷却貯蔵庫。
  18. 前記エアフィルタの上端部は、前記上壁部における前記フィルタ挿通孔の孔縁部に対して上方から重なる構成である請求項1から請求項17のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  19. 前記エアフィルタにおける前記凝縮器側の面には、不織布が貼り付けられ、
    前記エアフィルタにおける前記凝縮器側の面には、前記不織布を当該冷却貯蔵庫の左右方向から挟む一対の保護レールが設けられている請求項1から請求項18のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  20. 前記扉は、
    前記箱体に対してヒンジ部材を介して開閉可能に取り付けられ、
    前記ヒンジ部材は、前記上壁部の上方に配されており、
    当該冷却貯蔵庫の左右方向において、前記フィルタ挿通孔の長さは、前記エアフィルタの長さよりも大きい値で設定されており、
    前記フィルタ挿通孔は、
    平面視において前記エアフィルタと重なる第1重畳部と、
    平面視において前記ヒンジ部材と重なる第2重畳部と、を有する請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  21. 前記フロントパネルは、
    前記フィルタ挿通孔が前記扉の下方に配される第1位置と、
    前記フィルタ挿通孔が前記扉に対して前方に配される第2位置との間で変位可能な構成である請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  22. 前記フロントパネルは、前記機械室を構成する前記壁部に対して、当該フロントパネルの下端部が回動中心となる形で回動可能に取り付けられており、
    前記フロントパネルには、
    前記エアフィルタの前方への変位を規制するガイドレールが設けられ、
    前記エアフィルタの重心は、前記エアフィルタにおける上下方向の中心よりも低い位置に配されている請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  23. 前記エアフィルタは、
    網状をなす網部と、
    前記網部が貼り付けられる合成樹脂製のフレーム部と、を備え、
    前記フレーム部の下端部には、金属製の重りが埋設されている請求項22に記載の冷却貯蔵庫。
  24. 前記エアフィルタは、
    網状をなす網部と、
    前記網部が貼り付けられる合成樹脂製のフレーム部と、を備え、
    前記フレーム部の下端部は、前記フレーム部の上端部に比べて比重の大きい材質で構成されている請求項22に記載の冷却貯蔵庫。
  25. 前記フロントパネルは、前記機械室を構成する前記壁部に対して、当該フロントパネルの上端部が前方に変位可能となる形で取り付けられており、
    前記エアフィルタの上端部には、前記凝縮器と、前記フロントパネルとの間の隙間を塞ぐ防風板が設けられている請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
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