JP2000304414A - フィルタの取付構造 - Google Patents

フィルタの取付構造

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JP2000304414A JP11117298A JP11729899A JP2000304414A JP 2000304414 A JP2000304414 A JP 2000304414A JP 11117298 A JP11117298 A JP 11117298A JP 11729899 A JP11729899 A JP 11729899A JP 2000304414 A JP2000304414 A JP 2000304414A
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政明 川隅
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/002Details for cooling refrigerating machinery
    • F25D2323/0024Filters in the air flow cooling refrigerating machinery

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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタの取外し・取付けを容易に行ない、
フィルタの定期清掃等が容易に達成されると共に、製造
コストを低廉なものとし得る。 【解決手段】 フロントパネル28に、吸込用ルーバ3
6が形成される。フロントパネル28の前面上部に挿脱
口40が開設され、該挿脱口40を介してフィルタ46
がフロントパネル28の後側に前側から着脱自在に取付
けられる。フロントパネル28における挿脱口40の後
方に案内部42が形成され、挿脱口40に前側から挿入
されるフィルタ46の下端を該案内部42で下方に向け
て当接案内する。フィルタ46は、弾性変形可能な合成
樹脂製の本体48に網体52を張設してある。フィルタ
46の基部54にロック爪56が形成され、該ロック爪
56は、フロントパネル28における挿脱口40の後側
に形成された係止部28cに係脱自在に係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルタの取付
構造に関し、更に詳しくは、例えば自動製氷機の冷凍系
の如く、ファンにより外部空気を凝縮器に吹付けて熱交
換を行なうようにした装置において、機械室の開口部を
塞ぐルーバ付きパネルに設けられる除塵用フィルタを、
簡易迅速に着脱し得るようにしたフィルタの取付構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】筐体の内部に冷凍機構および製氷機構を
備え、前記冷凍機構により冷却した製氷室で多数の氷塊
を製造するよう構成した自動製氷機が、レストラン等の
厨房施設で好適に使用されている。前記冷凍機構は、圧
縮機、凝縮器、キャピラリーチューブ、蒸発器等から基
本的に構成されて筐体内の機械室に配設され、前記蒸発
器は製氷機構に配設されて製氷室を冷却するようになっ
ている。冷凍機構の一部を構成する凝縮器は、機械室に
設けた冷却ファンにより強制空冷して冷媒との間で熱交
換を行なうものである。
【0003】前記製氷機における空冷式の凝縮器の熱交
換に関連する構造を簡単に説明すると、製氷機の本体を
なす筐体の前部には、内部画成した機械室と対応する位
置に開口部が大きく開設され、この開口部はフロントパ
ネルにより開閉可能に塞がれるようになっている。フロ
ントパネルは、空気吸込口として機能する吸込用ルーバ
と、空気吐出口として機能する吐出用ルーバとを有して
いる。そして機械室に配設された冷却ファンを回転させ
て吸込用ルーバから吸込んだ空気は、凝縮器に接触させ
て熱交換を行なった後、吐出用ルーバを介して外部に吐
出される。この場合に機械室には、空気と共に各種塵埃
も前記吸込用ルーバを介して吸込まれ、これら塵埃の一
部は凝縮器の外面に経時的に付着堆積する。この結果と
して、凝縮器での熱交換効率を低下させオーバーヒート
等による故障の原因となる。
【0004】そこで、冷却ファンにより吸込まれる空気
は、凝縮器に接触する前に浄化して、空気中に含まれる
塵埃を除去しておく必要がある。この塵埃除去のためフ
ィルタが一般に使用されるが、該フィルタの取付構造と
しては、凝縮器に該フィルタを直接取付けるようにし
て、フロントパネルの吸込用ルーバを単なる長丸穴や角
穴で構成したものや、フロントパネルの吸込用ルーバ
と対応する後側(機械室側)にフィルタを取付け、該ルー
バを介して吸込まれる空気を浄化する提案等がなされて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記凝縮器に
フィルタを直接取付ける構造あるいはフロントパネルの
後側にフィルタを取付ける構造では、フィルタの定期的
な清掃や交換等のメンテナンスに際し、フロントパネル
全体を取外す煩雑な作業を必要とする。またフロントパ
ネルは筐体に対してネジ止めされているから、その着脱
作業に工具が必要となり、手間が掛かる欠点がある。こ
のようにフィルタのメンテナンスに際しては煩雑な作業
を伴うため、一般のユーザでは、該フィルタの定期的な
メンテナンスを怠ることが多く、フィルタに目詰りを生
ずる結果として、外部空気を凝縮器に充分供給し得なく
なり、熱交換効率が低下して製氷能力が大きく低下する
等の重大な障害を派生することが懸念される。
【0006】また、前記筐体からフロントパネルを取外
すと、機械室に配設された前記圧縮機や冷却ファンが露
出することとなり、作業者が不用意に機械室内に手を入
れると、高温の圧縮機や回転中の冷却ファンに触れるお
それがある。そのため、圧縮機や冷却ファンを囲繞する
保護ガードを設置しなければならず、部品点数の増加に
より組立て工数が増えると共にコストが嵩む難点が指摘
される。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、フィルタの取外し・取付けを容易
に行なうことができ、従ってフィルタの定期清掃等が容
易に達成されると共に、製造コストを低廉なものとし得
るフィルタの取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため、本発明に係るフィルタの取付構
造は、筐体の内部に画成した機械室に凝縮器を備え、こ
の機械室の開口部をルーバ付きパネルにより開閉可能に
塞ぐと共に、該ルーバを介して室内に吸込んだ外部空気
を前記凝縮器に接触させて熱交換を行なうようにした装
置において、前記ルーバ付きパネルにおけるルーバの形
成位置より上部に開設された挿脱口と、前記挿脱口に対
して挿脱可能で、前記ルーバ付きパネルの前側から挿脱
口を介して後側へ挿入された際に、前記ルーバの後面を
覆う弾性変形可能なフィルタとから構成したことを特徴
とする。
【0009】前記課題を克服し、所期の目的を達成する
ため、本願の別の発明に係るフィルタの取付構造は、筐
体の内部に画成した機械室に凝縮器を備え、この機械室
の開口部をルーバ付きパネルにより開閉可能に塞ぐと共
に、該ルーバを介して室内に吸込んだ外部空気を前記凝
縮器に接触させて熱交換を行なうようにした装置におい
て、前記ルーバ付きパネルにおけるルーバの形成位置よ
り上部に開設された挿脱口と、前記挿脱口に対して挿脱
可能で、前記ルーバ付きパネルの前側から挿脱口を介し
て後側へ挿入された際に、前記ルーバの後面を覆う弾性
変形可能なフィルタと、前記ルーバ付きパネルにおける
挿脱口の後方に形成されて、該挿脱口の上部から下部に
向かうにつれて挿脱口から後側に離間するよう傾斜し、
前記挿脱口に前側から挿入されたフィルタを下方に向け
て当接案内する案内部とから構成したことを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るフィルタの取
付構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照
しながら以下説明する。なお実施例では、フィルタの取
付構造を自動製氷機に実施した場合で説明する。
【0011】図2に示す如く、実施例に係る自動製氷機
10は、その本体をなす筐体12の内部に、製氷機構
(図示せず)で製造された氷塊を貯蔵するための貯氷室1
4と、冷凍機構16を収納する機械室18とが上下の関
係で画成されている。筐体12の収納室14と対応する
前部には、前方に開放する矩形状の開口部が形成され、
該開口部は、筐体12の前面に回動可能に配設された扉
20により開閉可能に閉成されるよう構成される。
【0012】前記筐体12に画成された機械室18に
は、図3に示す如く、冷凍機構16を構成する凝縮器2
2、冷却ファン(図示せず)および圧縮機24が、機械室
24の底部を構成する台板26上に左側から右側に向け
て順に配置されている。筐体12の機械室18と対応す
る前部には、前方に開放する矩形状の開口部12aが形
成され、該開口部12aは、ルーバ付きパネルとしての
フロントパネル28により開閉可能に塞がれるよう構成
されている。また筐体12を構成する左右の側面パネル
30,30における機械室18と対応する前部の夫々に
は、図3に示すように、内側(他方の側面パネル側)に向
けて直角に折曲された前面部30aが形成されると共
に、該前面部30aの開放端から後方(機械室内)に向け
て直角に折曲された折曲部30bが形成される。そし
て、両折曲部30b,30bおよび前記台板26とによ
り、前記開口部12aが画成されるようになっている。
なお、実施例の左側面パネル30が、フロントパネル2
8と交差して機械室18を画成する板材として機能す
る。
【0013】前記機械室18に配置される凝縮器22と
フロントパネル28との間には、空気の吸込側と吐出側
とを区切るシュラウド32が配設される。このシュラウ
ド32の前部には、前記左側面パネル30に向けて折曲
された前面部32aが形成され、この前面部32aと左
側面パネル30における前面部30aとの前面が同一面
上に整列するよう設定されている。そして、フロントパ
ネル28で開口部12aを閉成した際に、シュラウド3
2の前面部32aに該パネル28の後述する仕切板34
が当接し、これにより空気の吸込側と吐出側とを遮蔽し
てショートサイクルによる熱交換効率の低下を防ぐよう
構成してある(図3参照)。
【0014】前記フロントパネル28は、図4〜図6に
示す如く、後側に開放する矩形箱状に成形され、その外
径寸法は前記開口部12aを覆い得る寸法に設定されて
いる。このフロントパネル28は、その上下寸法の全長
に対して、上端から下方へ略2/3までの部位が、前後
方向の厚みが大きく設定された上パネル部28aとされ
ると共に、該上パネル部28aの下側から下端までの部
位が、上パネル部28aの前後厚みの略1/3に厚みが
設定された下パネル部28bとされる。すなわち、フロ
ントパネル28は、図6に示す如く、その前面下部が後
方に凹む階段形状とされている。またフロントパネル2
8の内部には、図5に示す如く、その幅方向(図の左右
方向)の略中央を挟んで左右に離間する位置に一対の仕
切板34,34が、その上下方向の全長に亘って形成さ
れ、該フロントパネル28の内部に左右の空間SL,S
Rを隔離した状態で画成するよう構成される。そして、
上下のパネル部28a,28bには、左空間SLに対応
する前面部に、空気吸込口として機能する吸込用ルーバ
36が形成され、右空間SRに対応する前面部に、空気
吐出口として機能する吐出用ルーバ38が形成されてい
る。
【0015】前記上パネル部28aにおける左空間SL
に臨む前面には、前記吸込用ルーバ36の形成位置より
上部に、吸込用ルーバ36の幅寸法と略同一の幅寸法で
挿脱口40が開設され、該挿脱口40を介して後述する
フィルタ46がフロントパネル28の後側に前側から着
脱可能に取付けられるよう構成される。また上パネル部
28aにおける挿脱口40の後方には、図6に示す如
く、上部から下部に向かうにつれて挿脱口40から後側
に離間する弧状に傾斜する案内部42が形成され、挿脱
口40に前側から挿入されるフィルタ46の下端を該案
内部42で下方に向けて当接案内するよう構成される。
なお、案内部42の下端の位置は、挿脱口40の下端と
略同一レベルに設定されており、当該案内部42が、挿
脱口40を介して作業者の手指が機械室内に入るのを防
止する機能を兼ねるようになっている(図13参照)。ま
た案内部42には、後述する係止部28cにフィルタ4
6のロック爪56を係合する際に、該ロック爪56の前
後の挿通を許容する通孔42aが係止部28cの形成位
置に対応して形成されている(図11参照)。
【0016】前記フロントパネル28の下面には、図4
に示す如く、幅方向に離間して一対の係合片44,44
が突設され、各係合片44を、前記台板26の前面対応
個所に設けた被係合部26aに係合させた状態で、該フ
ロントパネル28の上部を筐体12にネジ止めすること
で、当該フロントパネル28が開口部12aを閉成する
状態で筐体12に位置決め固定される。そして、フロン
トパネル28で開口部12aを閉成したときに、図3に
示す如く、図示左側の仕切板34の開放端が、前記シュ
ラウド32の前面部32aにおける折曲部近傍に略当接
し、これにより前記凝縮器22とフロントパネル28と
の間に画成される隙間を遮蔽し、前記吸込用ルーバ36
から吸込まれた外部空気が、凝縮器22を冷却すること
なく圧縮機側に流れるのを防止(ショートサイクルの防
止)するよう構成してある。また前記シュラウド32の
前面部32aは、仕切板34との当接部位から左方に所
定長さで延在して、フロントパネル28の後端に対して
略平行に近接すると共に、前記左側面パネル30の前面
部30aが、前記フロントパネル28の左空間SLの後
方において該パネル28の後端に対して略平行に近接す
るよう臨んでおり、両前面部30a,32aが、後述す
るフィルタ46の幅方向両側部を案内するガイドとして
機能するようになっている。
【0017】塵埃捕集用のフィルタ46は、図7および
図8に示す如く、略矩形状に成形された弾性変形可能な
合成樹脂製の本体48に矩形状の開口部48aが形成さ
れると共に、該開口部48aを四つに仕切るように縦横
に枠材50,50が交差する状態で形成される。この本
体48の前面には、所定メッシュの網体52が、開口部
48aの全面を覆うように張設されている。また本体4
8の幅寸法は、前記フロントパネル28の挿脱口40に
挿脱可能な寸法に設定されると共に、その上下寸法は、
フィルタ46を挿脱口40を介して左空間SL(フロン
トパネル28の後側)に挿入した際に、該本体48の下
端が前記下パネル部28bの下端近傍に臨み、前記全て
の吸込用ルーバ36から吸込まれる空気中に含まれる塵
埃を除去し得る寸法に設定される(図1参照)。
【0018】前記フィルタ46の本体48における開口
部48aが形成される部位より上側には、図10に示す
如く、前方に突出する基部54が形成され、該基部54
の上下方略中央に、後側に凹む凹部54aが形成されて
いる。また、凹部54aと対応する基部54の幅方向略
中央の上部には、上下方向への弾性を有するロック爪5
6が形成され、該ロック爪56は、前記フロントパネル
28における挿脱口40の後側に形成された係止部28
cに係脱可能に係合し、当該フィルタ46をフロントパ
ネル28に保持するべく機能する(図11参照)。更に、
ロック爪56には前方に延出する操作片58が一体に形
成され、該操作片58によりロック爪56の係止部28
cに対するロック解除を行なうよう構成される。なお本
体48の上部近傍、すなわち前記基部54から所要長さ
下方までの部位は、図9および図10に示す如く、その
前面が内周側となる弧状に湾曲形成されており、該湾曲
部48bを形成することで、当該フィルタ46の前記挿
脱口40に対する挿脱を容易に行ない得るようになって
いる(図12参照)。
【0019】
【実施例の作用】次に、実施例に係るフィルタの取付構
造の使用の実際を、その取付けおよび取外しの手順に関
して以下説明する。先ず、筐体12に位置決め固定され
たフロントパネル28に対し、図12に示す如く、その
前側から前記挿脱口40を介してフィルタ46を本体4
8の下端側から挿入する。このとき、フィルタ46の下
端が前記案内部42に当接することで下方に向けて確実
に案内され、該フィルタ46が機械室内に水平に挿入さ
れてしまうことはない。また案内部42により下方に案
内されるフィルタ46は、その幅方向左右の側部が、図
3に示す左側面パネル30の前面部30aおよびシュラ
ウド32の前面部32aに当接案内され、該フィルタ4
6はフロントパネル28の後側において全ての吸込用ル
ーバ36を覆う位置に確実に挿入される。しかも、フィ
ルタ46の本体48には前述した湾曲部48bが形成さ
れると共に弾性変形可能であるから、フロントパネル2
8の後側への挿入作業は円滑に行ない得る。そして、前
記ロック爪56を係止部28cに係合することで(図1
1参照)、当該フィルタ46のフロントパネル28に対
する取付け作業が完了する。なお、フロントパネル28
の下パネル部28bの厚み寸法は小さく設定されている
から、該下パネル部28bに形成された吸込用ルーバ3
6の後面側に臨むフィルタ46の下部は、その前後方向
への移動が好適に規制されて安定的に保持される。
【0020】すなわち、フィルタ46のフロントパネル
28に対する取付けは、該フィルタ46を挿脱口40を
介して前側から挿入するだけでよいから、極めて簡便で
ある。また、フィルタ46の挿入に際して該フィルタ4
6を案内するための手段を、前記左側面パネル30やシ
ュラウド32を利用しているので、別途専用のガイド部
材を配設する必要はなく、部品点数を少なくし得ると共
に、組立て工数を低減し得る利点がある。なお、ガイド
部材をフロントパネル28に設ける場合は、該ガイド部
材を取付けるためのボスを形成する必要があるが、この
ボス形成を不要とし得るので、表面への凹状のヒケの発
生によるデザイン的および商品性の低下を防止し得る。
更には、ガイド部材をネジ固定する必要がないから、樹
脂材に対する締付トルクの管理規制が不要となり、経費
の低減ができる。また、一般にガイド部材は板金材によ
り成形されるから、該ガイド部材の加工油による化学変
化によって樹脂製のフロントパネル28が割れるのを防
止するための脱指作業が不要となり、水道料金、ガス
代、洗剤、乾燥経費、および作業全体の経費を削減で
き、経済的に極めて有利である。
【0021】次に、前記凝縮器22の使用に伴い、前記
フィルタ46に経時的に埃が付着して目詰りを生じた
り、また定期点検の要請のため、フィルタ46の清掃や
交換を要するときは、前記フィルタ46の操作片58と
凹部54aとを手指で摘んで前記ロック爪56の係止部
28cに対する係合を解除する。そして、フィルタ46
を挿脱口40から前側に引抜くことで、該フィルタ46
をフロントパネル28から極めて簡単に取外すことがで
きる。
【0022】以上説明したように、実施例のフィルタの
取付構造によれば、フィルタ46の取付けおよび取外し
に際してフロントパネル28を筐体12から取外す必要
はなく、フィルタ46のメンテナンスに伴う作業工数を
低減し得る。すなわち、フィルタ46のメンテナンスに
際しては煩雑な作業を伴わないから、一般のユーザにお
いて定期的なメンテナンスを怠ることは少なくなり、フ
ィルタ46の目詰りに起因して凝縮器22の熱交換効率
が低下する事態の発生を防止し得る。言い換えるなら、
凝縮器22を常に正常な状態で運転することができ、冷
凍機構16に大きな負荷が加わったりその消費電力が嵩
むことはなく、機械寿命を延ばして経済的に優れたもの
となる。またフロントパネル28の取外しを要しないか
ら、機械室18に配設された前記圧縮機24や冷却ファ
ンが露出することはなく、圧縮機24や冷却ファンを囲
繞する保護ガードの設置を不要とすることができ、部品
点数を低減して製造コストを低廉に抑えることができ
る。
【0023】またフィルタ46はフロントパネル28の
前側から取付けおよび取外し可能であるから、前記扉2
0が邪魔となることはない。更には、自動製氷機の左右
に壁があったり、あるいは別の厨房機器が設置されてい
る場合であっても、フィルタ46の着脱交換を迅速かつ
簡単に行ない得る。
【0024】図示の実施例では、自動製氷機における冷
凍機構の凝縮器を空冷する際のフィルタの取付構造に関
して説明したが、本発明の応用範囲はこの実施例に限定
されるものではない。筐体に画成した機械室に凝縮器等
の熱交換器を備え、この機械室の開口部をルーバ付きパ
ネルで塞ぐと共に、該ルーバを介して吸込んだ外部空気
を前記熱交換器に接触させて熱交換を行なう基本構造を
有する、例えば冷蔵庫、冷凍庫、あるいは空調器等の装
置であれば、本発明に係るフィルタの取付構造を実施し
得る。
【0025】実施例のフィルタでは、その上部近傍に弧
状の湾曲部を形成したが、該フィルタが弾性変形可能で
あれば、湾曲部を有しない直線状の形状であってもよ
い。また逆に、湾曲部を有していればフィルタ自体が弾
性変形可能でなくても、フロントパネルの挿脱口に対す
る挿脱作業を円滑に行なうことが可能である。なお、実
施例ではフィルタを案内するためのガイド手段を、側面
パネルやシュラウドで兼用したが、専用のガイド部材を
設けてもよい。更に、フロントパネルに形成した案内部
に関しては、弧状に限定されず、直線的に傾斜する形状
を採用することが可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るフィル
タの取付構造によれば、フィルタの上部を弧状に形成し
たり、またはフィルタ自体を弾性変形可能とすること
で、筐体に配設したルーバ付きパネルに対するフィルタ
の取付けおよび取外しを、該ルーバ付きパネルを筐体か
ら取外すことなく行ない得るから、フィルタのメンテナ
ンス作業を迅速かつ簡単に行ない得る。すなわち、フィ
ルタのメンテナンスに際しては煩雑な作業を伴わないか
ら、一般のユーザにおいて定期的なメンテナンスを怠る
ことが少なくなり、フィルタの目詰りに起因して凝縮器
の熱交換効率が低下する事態の発生を防止し得る。また
ルーバ付きパネルを取外さないから、機械室に配設され
た各種機器に作業者が触れるのを防止する保護ガード等
を設置する必要はなく、部品点数および組立て工数を低
減し得ると共に、製造コストを低廉に抑えることができ
る。
【0027】前記フィルタの挿脱用の挿脱口の後方に案
内部を設けたことで、フィルタの挿入に際して該案内部
でフィルタを下方に向けて確実に案内することができ、
該フィルタが機械室内に水平に挿入されてしまうことを
防止し得る。また、案内部により挿脱口から作業者の手
指が機械室内に入るのを防止し得るから、安全性が確保
される。
【0028】前記フィルタの上部に、ルーバ付きパネル
に形成した係止部に係脱可能なロック爪を形成すること
で、ルーバ付きパネルに対するフィルタの取付けを確実
になし得ると共に、該フィルタのルーバ付きパネルから
の取外しも簡単に行なうことができる。更に、フィルタ
の挿入に際して該フィルタを案内するための手段を、機
械室を画成する板材やシュラウドを利用しているので、
別途専用のガイド部材を配設する必要はなく、部品点数
を少なくし得ると共に、組立て工数を低減し得る利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るフィルタの取付構造を
示すフロントパネルの縦断側面図である。
【図2】 実施例に係るフィルタの取付構造が採用され
る自動製氷機を示す正面図である。
【図3】 実施例の自動製氷機の要部を横断して示す平
面図である。
【図4】 実施例のフロントパネルを示す正面図であ
る。
【図5】 実施例のフロントパネルを示す横断平面図で
ある。
【図6】 実施例のフロントパネルの縦断側面図であ
る。
【図7】 実施例のフィルタを示す正面図である。
【図8】 実施例のフィルタを示す背面図である。
【図9】 実施例のフィルタを示す平面図である。
【図10】 実施例のフィルタを示す側面図である。
【図11】 実施例のフィルタのロック爪とフロントパ
ネルの係止部との係合状態を示す要部縦断側面図であ
る。
【図12】 実施例のフィルタのフロントパネルに対す
る取付けおよび取外し状態を示す説明図である。
【図13】 実施例の案内部により挿脱口から手指が挿
入されるのを防止する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
12 筐体,12a 開口部,18 機械室,22 凝縮器 28 フロントパネル(ルーバ付きパネル),28b 下パ
ネル部 28c 係止部,30 側面パネル(板材),30a 前面
部,32 シュラウド 32a 前面部,36 吸込用ルーバ,40 挿脱口,4
2 案内部 46 フィルタ,56 ロック爪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体(12)の内部に画成した機械室(18)に
    凝縮器(22)を備え、この機械室(18)の開口部(12a)をル
    ーバ付きパネル(28)により開閉可能に塞ぐと共に、該ル
    ーバ(36)を介して室内に吸込んだ外部空気を前記凝縮器
    (22)に接触させて熱交換を行なうようにした装置におい
    て、 前記ルーバ付きパネル(28)におけるルーバ(36)の形成位
    置より上部に開設された挿脱口(40)と、 前記挿脱口(40)に対して挿脱可能で、前記ルーバ付きパ
    ネル(28)の前側から挿脱口(40)を介して後側へ挿入され
    た際に、前記ルーバ(36)の後面を覆うフィルタ(46)とか
    らなり、 前記フィルタ(46)の上部近傍は、その前面が内周側とな
    る弧状に形成されて、前記挿脱口(40)に対する挿脱を容
    易に行ない得るよう構成されることを特徴とするフィル
    タの取付構造。
  2. 【請求項2】 筐体(12)の内部に画成した機械室(18)に
    凝縮器(22)を備え、この機械室(18)の開口部(12a)をル
    ーバ付きパネル(28)により開閉可能に塞ぐと共に、該ル
    ーバ(36)を介して室内に吸込んだ外部空気を前記凝縮器
    (22)に接触させて熱交換を行なうようにした装置におい
    て、 前記ルーバ付きパネル(28)におけるルーバ(36)の形成位
    置より上部に開設された挿脱口(40)と、 前記挿脱口(40)に対して挿脱可能で、前記ルーバ付きパ
    ネル(28)の前側から挿脱口(40)を介して後側へ挿入され
    た際に、前記ルーバ(36)の後面を覆う弾性変形可能なフ
    ィルタ(46)と、 前記ルーバ付きパネル(28)における挿脱口(40)の後方に
    形成されて、該挿脱口(40)の上部から下部に向かうにつ
    れて挿脱口(40)から後側に離間するよう傾斜し、前記挿
    脱口(40)に前側から挿入されたフィルタ(46)を下方に向
    けて当接案内する案内部(42)とから構成したことを特徴
    とするフィルタの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記ルーバ付きパネル(28)における挿脱
    口(40)の後側に係止部(28c)が形成されると共に、該係
    止部(28c)に係脱可能なロック爪(56)が前記フィルタ(4
    6)の上部に形成される請求項1または2記載のフィルタ
    の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記ルーバ付きパネル(28)と交差して機
    械室(18)を画成する板材(30)の前部に、前記ルーバ付き
    パネル(28)の後端に略平行に近接して前記フィルタ(46)
    の幅方向一方の側部を案内する前面部(30a)を形成する
    と共に、前記凝縮器(22)に配設されて該凝縮器(22)とル
    ーバ付きパネル(28)との間の隙間を遮蔽するシュラウド
    (32)に、ルーバ付きパネル(28)の後端に略平行に近接し
    て前記フィルタ(46)の幅方向他方の側部を案内する前面
    部(32a)を形成し、また前記ルーバ付きパネル(28)の下
    部に厚み寸法が小さい下パネル部(28b)を形成し、該下
    パネル部(28b)の後面側に臨む前記フィルタ(46)の下部
    を安定的に保持するよう構成した請求項1〜3の何れか
    に記載のフィルタの取付構造。
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