JP4189305B2 - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4189305B2
JP4189305B2 JP2003398992A JP2003398992A JP4189305B2 JP 4189305 B2 JP4189305 B2 JP 4189305B2 JP 2003398992 A JP2003398992 A JP 2003398992A JP 2003398992 A JP2003398992 A JP 2003398992A JP 4189305 B2 JP4189305 B2 JP 4189305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condenser
air filter
front panel
intake port
machine room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003398992A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005156096A (ja
Inventor
徹 藤原
富夫 陶山
守 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP2003398992A priority Critical patent/JP4189305B2/ja
Publication of JP2005156096A publication Critical patent/JP2005156096A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4189305B2 publication Critical patent/JP4189305B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/002Details for cooling refrigerating machinery
    • F25D2323/0024Filters in the air flow cooling refrigerating machinery

Landscapes

  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)

Description

本発明は、空冷式の凝縮器に付設されるエアフィルタの配設構造に改良を加えた冷却装置に関する。
例えば横型冷蔵庫は、図23に示すように、横長の断熱箱体からなる冷蔵庫本体1を有して内部が冷蔵室とされ、本体1の側方に機械室2が設けられている。機械室2内の上部側には、冷蔵室と連通した断熱性の蒸発器室3が張り出し形成され、庫内ファン4Bともども蒸発器4Aが収納されているとともに、下部側に設けられた収納スペースに、圧縮機、その前に凝縮器5といった冷凍装置が収納されている。また、機械室2の前面パネル6の下部側には吸気口7が、上部の正面から見た左側に排気口8がそれぞれ形成されている。
そして冷凍装置と庫内ファン4Bが運転されると、蒸発器4Aにより生成された冷気が冷蔵室内に循環供給されて冷蔵室内が冷却される。また、冷凍装置とともに、凝縮器5の奥側に設けられた凝縮器ファンが駆動され、前面パネル6の吸気口7から吸い込まれた外気で冷凍装置の凝縮器5等が冷却され、冷却に供した後の暖排気が立ち上って排気口8から前面に排出されるようになっている。
ところで、上記のように凝縮器5を外気で空冷する場合は、外気中に混じった塵埃や油露を捕集するエアフィルタを配備し、これらが凝縮器5に付着することに起因して凝縮能力が低下すること等を防止するようにしているが、従来この種のエアフィルタは、機械室2内における凝縮器5の直前に設けるのが一般的であった(特許文献1参照)。
特開平11−118326号公報
しかるに上記従来構造では、エアフィルタの汚れ具合を確認する場合や、エアフィルタを掃除する場合に、いちいち前面パネル6を開けなくてはならない煩わしさがあった。
そこで本願出願人は、エアフィルタを前面パネル6における吸気口7の前面に着脱できるものを提案した。しかしながらこのような外付け式のものでは逆に、エアフィルタに付着した汚れを直接目にし、また汚れに簡単に触れてしまうおそれがある。さらにこの種エアフィルタは、樹脂枠内にメッシュが張られた構造であるが、ステンレス鋼板製で高級感を持たせてある冷蔵庫の外観の一部に、樹脂製のエアフィルタが取り付くと、高級感を損ねることも懸念される。したがって、外観を重視する場合等には、直ちに外付け方式を採用することはできないという事情があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものである。
求項1の発明は、冷凍サイクルを構成する凝縮器等が収納された機械室を有するとともに、この機械室の前面パネルに吸気口が形成され、この吸気口とエアフィルタとを通して吸引された外気により前記凝縮器等を冷却したのち暖排気を外部に排出するようにした冷却装置において、前記凝縮器は脚部を介して前記機械室の底面から浮いた状態で設置されているとともに、前記吸気口は前記前面パネルにおける前記凝縮器の前方に対応する領域において複数の小吸気口を整列して開口することで形成され、前記エアフィルタの下縁には、前記凝縮器と前記機械室の底面との間の隙間、または前記吸気口のうちの下部の小吸気口に、それぞれ前面側から差し込まれてこのエアフィルタの上下方向の移動を規制する差込部と、前記凝縮器の脚部、または前記小吸気口の左右方向の縁部と係合して、このエアフィルタの左右方向の移動を規制する規制部とが設けられ、かつ、このエアフィルタの上縁には、前記凝縮器の上縁部、または前記前面パネルの表面における前記吸気口の上部位置に、それぞれ着脱可能に取り付けられる取付部が設けられており、前記エアフィルタは、前記凝縮器の前面と、前記前面パネルの前記吸気口の前面とのいずれにも着脱可能に取り付けられるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記規制部が前記差込部を兼用して設けられているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項または請求項に記載のものにおいて、前記取付部が、前記凝縮器の上縁部、または前記前面パネルの表面における前記吸気口の上部位置に吸着可能なマグネットであるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
エアフィルタを凝縮器の前面に取り付ける場合は、下縁の差込部を凝縮器と機械室の底面との間の隙間に差し込んで上下方向の移動を規制するとともに、規制部を凝縮器の脚部に係合させることで左右方向の移動を規制し、また上縁の取付部を凝縮器の上縁部に取り付けることで倒れ止めする。一方、エアフィルタを前面パネルの吸気口の前面に取り付ける場合は、下縁の差込部を、吸気口のうちの下部の小吸気口に差し込んで上下方向の移動を規制するとともに、規制部を、同じく下部の小吸気口の左右方向の縁部と係合させることで左右方向の移動を規制し、また上縁の取付部を、前面パネルの表面における吸気口の上部位置に取り付けることで倒れ止めする。
このようにエアフィルタは、凝縮器の前面と、機械室の前面パネルにおける吸気口の前面とのいずれかに選択的に取り付けられる。凝縮器の前面に取り付けられた場合は、機械室内に収められることで見栄えが良くなり、一方、吸気口の前面に取り付けられた場合は、汚れの確認や掃除の際に便利となる。外観を重視する場合は凝縮器の前面、汚れの確認や掃除の便宜性を重視する場合は吸気口の前面といったように、目的により取付箇所を使い分けることができる。しかもエアフィルタ自体は共通であるから、安価に対応可能である。
<請求項の発明>
規制部が差込部を兼用することで、エアフィルタの構造がシンプルにでき、ひいては安価に製造可能となる。
<請求項の発明>
エアフィルタは、その上縁に設けられたマグネットを凝縮器の上縁部、または前面パネルの表面における吸気口の上部位置に吸着させることで取り付けられる。エアフィルタの上縁部の着脱をワンタッチで簡単に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図14によって説明する。この実施形態では、横型の冷凍冷蔵庫を例示している。
図1ないし図3において、符号10は冷凍冷蔵庫の本体であって、前面に開口した横長の断熱箱体により構成され、底面の四隅に設けられた脚11によって支持されている。本体10の内部は、後付けされる断熱性の仕切壁12によって左右に仕切られ、左の相対的に狭い側が冷凍室14A、右の広い側が冷蔵室14Bとなっている。冷凍室14Aの前面の開口には揺動式の断熱扉15が、冷蔵室14Bの前面の開口には観音開き式の断熱扉16がそれぞれ装着されている。
本体10の正面から見た左側部には、後記するように、前面が開口した箱形をなす機械室18が設けられている。
機械室18内の上部には、冷凍室14Aと連通した断熱性の蒸発器室20Aが張り出し形成されているとともに、その下方には、冷凍ユニット19が出し入れ可能に収納される収納スペース21が設けられている。また仕切壁12の冷蔵室14B側の面には、ダクト23を張ることで別の蒸発器室20Bが形成されている。
冷凍回路25は、図4に示すように、圧縮機26の出口側に凝縮器ファン28付きの凝縮器27が接続され、その下流側に、ドライヤ29とストレーナ30とが順次に接続されている。ストレーナ30の下流側には、電磁弁31A,31Bと、キャピラリチューブ32A,32Bと、蒸発器33A,33Bとを直列接続した冷凍側と冷蔵側との冷媒流通配管34A,34Bが並列に設けられ、圧縮機26の入口側に還流接続されている。
冷凍回路25の構成部材のうち、冷凍側の蒸発器33Aが、冷凍室14A側の蒸発器室20A内に庫内ファン35Aとともに装備され、冷蔵側の蒸発器33Bが、冷蔵室14B側の蒸発器室20B内に、同様に庫内ファン35Bとともに装備されている。
一方、圧縮機26、凝縮器27、凝縮器ファン28、ドライヤ29、ストレーナ30及び電磁弁31A,31Bは、図2に一部を示すように、基台37上に搭載されてユニット化されている。
凝縮器27は空冷式であって、多数枚並列されたフィン39を貫通しつつ冷媒配管40がジグザグ状に配管され、全体として方形のブロック状に形成されており、図9に示すように、左右両側のエンドプレート41の下縁が若干延長されて脚部42が形成されている。脚部42の下端には外向きに取付板43が形成され、両取付板43を基台37上に載せてねじ44で固定することによって、凝縮器27は、その下面と基台37との間に隙間45を設けた状態で支持されている。凝縮器27のカバー47における上面の前縁には、吸着板48が立ち上がり形成されている。カバー47すなわち吸着板48は、磁性の金属板製である。
上記した基台37は、浅皿を伏せたような形状をなし、手前側の端縁には、上面が開口したほぼ溝状に曲げ形成された把手50が形成されている。
それに対して機械室18の収納スペース21の底面には、上記した基台37が出し入れ可能に載置される底板53が張られている。この底板53は浅皿状に形成され、正面から見た右側板が本体10の側面の下端部に、左側板が、蒸発器室20Aの側面の下縁から垂下状に設けられた前後一対の支持フレーム55の下端にそれぞれ固定されて支持されている。
冷凍ユニット19を搭載した基台37は、収納スペース21の底板53上に前方から押し込まれ、把手50の奥側の側面である当て板51が、底板53の手前側の縁部に設けられた取付板54に突き当たることで押し込みが停止され、当て板51と取付板54とがねじ56を締め付けることで固定されている。
それとともに、冷凍回路25を形成するために、両蒸発器33A,33Bの入口側に接続されて引き出されたキャピラリチューブ32A,32Bが対応する電磁弁31A,31Bに接続されるとともに、両蒸発器33A,33Bの出口側から引き出された冷媒配管の合流配管が、圧縮機26の入口側に接続されるようになっている。
機械室18の天面には、本体10側から延出された天板58が張られ、その左側の端部は、蒸発器室20Aの左側面よりも支持フレーム55のほぼ厚さ分突出している。機械室18の背面には、背面パネル(図示せず)が本体10の背面と面一に張られている。機械室18の側面には、側面パネル59(図3)が、支持フレーム55に当てられつつ、底板53と天板58の左端にわたって張られている。これにより上記したように、前面開放の箱形をなす機械室18が形成されている。それとともに、側面パネル59と蒸発器室20Aとの間に、後記する暖排気を流通させる流通空間60が形成されている。
機械室18の前面の開口には、前面パネル62が装着されている。この前面パネル62は磁性の金属板製であって、周縁に側板を設けた縦長の浅皿状をなし、正面から見た右側縁で、蝶番63によって揺動開閉可能に支持されている。
前面パネル62の下部側には、凝縮器27等を冷却すべく外気の吸気口65が形成されている。この吸気口65は、凝縮器27の正面形状にほぼ匹敵する領域において、横長の小吸気口65Aが複数個縦方向に所定ピッチで開口され、この小吸気口65Aの列が左右二列設けられた形状となっている。なお、吸気口65の裏面側には、フード66が設けられている(図9)。
前面パネル62の上部における正面から見た左側縁側、すなわち上記した流通空間60の前方に対応する位置には、排気口67が開口されている。この排気口67は、同じように横長の小排気口67Aが複数個縦方向に所定ピッチで開口された形状となっている。ただし、一列のみである。
さらに、前面パネル62における上部の右側領域の裏面側には、各種電装品やマイクロコンピュータ等を格納した制御ボックス68が取り付けられている。制御ボックス68の前面には、庫内温度等を表示する表示部68Aや、設定温度を入力するための操作盤等が設けられ、制御ボックス68の前面は、前面パネル62に開口された窓孔69に臨んでいる。
さてこの実施形態では、凝縮器27等を冷却すべく外気中に混じった塵埃や油露を捕集するためのエアフィルタ70の配設構造に工夫が凝らされており、以下それについて説明する。端的には、エアフィルタ70は、凝縮器27の前面と、前面パネル62に形成された吸気口65の前面とに選択的に取り付け可能となっている。
エアフィルタ70は、図5及び図6に示すように、ABS樹脂等の合成樹脂製の枠71内に、ポリプロピレン等の合成樹脂製のフィルタメッシュ72が張られた構造である。より詳細には、枠71は、凝縮器27の正面形状より一回り大きい方形状をなす枠本体73を有し、この枠本体73は裏面側の内周部が薄肉に形成されるとともに、この薄肉部74Aと同じ厚さをなす補強枠75が横向きに2本形成された構造であって、上記したフィルタメッシュ72は、枠本体73の薄肉部74Aから補強枠75の裏面にわたって当てられた状態で、インサート成形により一体的に張られている。
枠71の下縁における裏面には、図7にも示すように、幅方向の中心を挟んだ両側において、一対の差込部76が突出形成されている。この差込部76は、比較的幅広で、先端側が一段下がったような段差状に形成されている。
後記するように、エアフィルタ70が凝縮器27の前面に当てられた際には、両差込部76が、凝縮器27の下面と基台37との間の隙間45に差し込み可能となっている。また、エアフィルタ70が前面パネル62の吸気口65の前面に当てられた際には、両差込部76は、一番下の左右の小吸気口65Aにそれぞれ差し込み可能となっている。
また、枠71の下縁の裏面における幅方向の両端部には、一対の規制部77が突出形成されている。この規制部77は、差込部76と比べて、幅、突出長さともに小さく形成されている。そして、エアフィルタ70が凝縮器27の前面に当てられた際には、両規制部77が、凝縮器27の両脚部42を挟むことができるようになっている。また、エアフィルタ70が前面パネル62の吸気口65の前面に当てられた際には、両規制部77は、一番下の左右の小吸気口65Aにおける外側の端部寄りの位置に挿入可能となっている。
枠71の上縁、詳細には枠本体73の厚肉部分における裏面には、ほぼ全幅にわたって装着溝78が形成され、この装着溝78内に、マグネット79が嵌着されている。マグネット79の表面は、枠本体73の厚肉部分の裏面から若干突出する設定となっている。そして、エアフィルタ70が凝縮器27の前面に当てられた際には、マグネット79は凝縮器27のカバー47の前縁に立ち上がり形成された吸着板48に当接し、一方、エアフィルタ70が前面パネル62の吸気口65の前面に当てられた際には、マグネット79は前面パネル62における吸気口65の形成領域の上の部分に当接可能となっている。
また、枠71の上縁の表面側には、幅方向の中央部において、指を掛ける操作部80が形成されている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
エアフィルタ70は、凝縮器27の前面、または前面パネル62の吸気口65の前面に選択的に装着される。
凝縮器27の前面に装着する場合は、まず冷凍ユニット19を機械室18内に入れて固定し、その後エアフィルタ70を、その下縁が凝縮器27の下面と対応するように配して、図7の矢線に示すように凝縮器27の正面に押し付ける。そうすると、図8及び図9に示すように、下縁の両差込部76が凝縮器27の下面と基台37との間の隙間45に差し込まれて、上下方向の移動が規制され、続いて、両規制部77が凝縮器27の脚部42を両側から挟むことで左右方向の移動が規制され、それとともに上縁のマグネット79が吸着板48に吸着することで倒れ止めされる。
その後、前面パネル62が閉じられると、エアフィルタ70は、前面パネル62の裏面側において、図3の鎖線に示すように、凝縮器27の正面を覆った状態で装備される。
なお、図2に示すように、冷凍ユニット19が機械室18から出された状態において、凝縮器27の前面にエアフィルタ70を装着し、その後に機械室18内に入れるようにしてもよい。
前面パネル62の吸気口65の前面に装着する場合は、図11に示すように、前面パネル62を閉じた状態としてエアフィルタ70を吸気口65の正面に押し付ける。そのとき、図12に示すように、下縁側を少し前に出した斜め姿勢として、下縁の両差込部76を、一番下の左右の小吸気口65Aに差し込み、続いて上縁側を起こすと、図13及び図14に示すように、両規制部77が、同じく一番下の左右の小吸気口65Aにおける互いに離間した端部の内側に嵌まるとともに、上縁のマグネット79が、前面パネル62の正面における吸気口65の形成領域の上の部分に吸着する。
繰り返すと、両差込部76が一番下の左右の小吸気口65Aに差し込まれ、また両規制部77が、同小吸気口65Aにおける互いに離間した端部の内側に嵌まることで、上下方向及び左右方向の移動が規制され、マグネット79が前面パネル62に吸着することで倒れ止めがなされ、これにより、エアフィルタ70は、図1の鎖線に示すように、前面パネル62の吸気口65の前面を覆った状態で装備される。
冷却運転中では、冷凍室14Aと冷蔵室14Bにおいて、それぞれ庫内サーミスタ(図示せず)で庫内温度が検知され、庫内温度が個別に設定された設定温度よりも高くなると、対応する電磁弁31A,31Bが開放されて蒸発器33A,33Bへ冷媒が供給されるとともに庫内ファン35A,35Bが駆動されることで庫内が冷却され、一方庫内温度が設定温度よりも低くなると、電磁弁31A,31Bが閉じて冷媒の供給が停止するとともに庫内ファン35A,35Bが停止することで冷却動作が停止され、その繰り返しによって、各室14A,14B内がほぼ設定温度に維持される。なお、冷凍側と冷蔵側の電磁弁31A,31Bのいずれか一方が開くと冷凍ユニット19(圧縮機26)は駆動され、両電磁弁31A,31Bが閉じると冷凍ユニット19が停止する。
ここで、冷凍ユニット19(圧縮機26)が駆動される間、併せて凝縮器ファン28が駆動され、それに伴い、機械室18の前面パネル62の吸気口65から外気が取り込まれて収納スペース21に流通し、そこに収容された凝縮器27、さらには圧縮機26等が冷却される。この冷却に供した後の暖排気は、流通空間60に立ち上ったのち、前方に向きを変えて流れつつ、前面パネル62の排気口67から機外前方に排出される。
この間、凝縮器27の前面、または前面パネル62の吸気口65の前面に設けられたエアフィルタ70が、機械室18内に取り込まれる外気中に混じった塵埃や油露を捕集し、これらが凝縮器27に付着することを極力防止する。
エアフィルタ70が前面パネル62の吸気口65の前面に装着されている場合は、エアフィルタ70の汚れ具合がよく判る。そして掃除する場合は、図12に参照して示すように、操作部80に指を掛けて手前に引くことによってマグネット79を前面パネル62から引き離し、続いて差込部76と規制部77とを小吸気口65Aから引き抜くことで、簡単に外すことができる。
一方、エアフィルタ70が凝縮器27の前面に装着されている場合は、前面パネル62を開けて汚れを確認する。掃除する場合は、図10に示すように、同じく操作部80に指を掛けて手前に引くことによってマグネット79を吸着板48から引き離し、続いて差込部76と規制部77とを、凝縮器27と基台37との隙間45、あるいは脚部42の両側から引き抜くことで、簡単に外すことができる。
エアフィルタ70を凝縮器27の前面に装着した場合は、エアフィルタ70の汚れを確認したり、掃除すべく取り外す場合は、前面パネル62を開ける必要があるが、その代わり通常は、エアフィルタ70は前面パネル62の裏側に隠された状態にあるから、見栄えのよいものとなる。
以上のように本実施形態によれば、エアフィルタ70を装着するに当たり、高級感を活かす等の外観を重視する場合は、凝縮器27の前面に装着し、言い換えると前面パネル62の裏側に隠し、一方、汚れの確認や掃除をするときの便宜性を重視する場合は、前面パネル62の吸気口65の前面に装着するといったように、目的により装着場所を使い分けることができる。しかも、エアフィルタ70自体は共通であるから、安価に対応することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図15ないし図22によって説明する。この実施形態2では、エアフィルタ70Aの形状に変更が加えられている。
実施形態2のエアフィルタ70Aでは、図15及び図16に示すように、枠71の下縁の裏面における幅方向の両端部に、一対の規制部82が突出形成されている。それに対して、実施形態1のエアフィルタ70のように差込部は形成されておらず、規制部82が差込部の機能を果たすことも兼ねている。
規制部82は、実施形態1のエアフィルタ70の規制部77と同様に小幅であるが、突出長さは少し大きくされ、かつ先端側が一段下がった段差状に形成されている。先端には、山形に尖ったガイド部83が形成されている。
エアフィルタ70Aが凝縮器27の前面に当てられた際には、両規制部82が、凝縮器27の両脚部42を挟むことができるようになっている。また、エアフィルタ70Aが前面パネル62の吸気口65の前面に当てられた際には、両規制部82は、一番下の左右の小吸気口65Aにおける外側の端部寄りの位置に挿入可能となっている。
その他の構造については、前記実施形態1と同様であって、同一機能を有する部位については同一符号を付すことで、重複した説明は省略する。
エアフィルタ70Aの装着は、以下のようにして行われる。
凝縮器27の前面に装着する場合は、エアフィルタ70Aの下縁が凝縮器27の下面と対応する姿勢として、図16の矢線に示すように凝縮器27の正面に押し付ける。これに伴い、図17及び図18に示すように、両規制部82が、ガイド部83で案内されつつ凝縮器27の脚部42の外側に進入し、脚部42を両側から挟むことで左右方向の移動が規制され、それとともに上縁のマグネット79が吸着板48に吸着することで倒れ止めされる。
その後、前面パネル62が閉じられると、エアフィルタ70Aは、前面パネル62の裏面側において、凝縮器27の前面を覆った状態で装備される。なおこの場合、凝縮器27の下面と基台37との間の隙間45に入り込むものがないので、上下方向の移動の規制力は弱くなるが、エアフィルタ70Aは機械室18内に収められた状態で異物が当たることもないので、実用上は差し支えがない。
一方、前面パネル62の吸気口65の前面に装着する場合は、図19に示すように、前面パネル62を閉じた状態としてエアフィルタ70Aを吸気口65の正面に押し付ける。そのとき、図20に示すように、下縁側を少し前に出した斜め姿勢として、下縁の両規制部82を一番下の左右の小吸気口65Aに差し込む。両規制部82はガイド部83で案内されつつ、同左右の小吸気口65Aにおける互いに離間した端部の内側に嵌まり、続いて上縁側を起こすと、図21及び図22に示すように、上縁のマグネット79が、前面パネル62の正面における吸気口65の形成領域の上の部分に吸着する。
すなわち、両規制部82が一番下の左右の小吸気口65Aにおける互いに離間した端部の内側に嵌まることで、上下方向及び左右方向の移動が規制されるとともに、マグネット49が前面パネル62に吸着することで倒れ止めがなされ、これによりエアフィルタ70Aは、前面パネル62の吸気口65の前面を覆った状態で装備される。
エアフィルタ70Aを取り外す作業は、凝縮器27の前面に装着されている場合、また前面パネル62の吸気口65の前面に装着する場合のいずれも、前記実施形態1と同様に行うことができる。
この実施形態2のエアフィルタ70Aでは、規制部82に差込部の機能を兼用させることで差込部を除去したから、エアフィルタ70Aの構造がシンプルにでき、ひいてはより安価な製造が可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)エアフィルタの上縁を相手の凝縮器や前面パネルに着脱可能に取り付ける手段としては、マグネットを設けることに代えて、簡単に引っ掛ける手段を設けたり、蝶ねじ等で簡単にねじ込める手段を講じてもよい。
(2)実施形態2において、例えば凝縮器の脚部の間隔を広げるようにすれば、エアフィルタに形成した規制部を脚部の内側に入れることで、左右方向に加えて上下方向の移動を規制することも可能となり、すなわち規制部に対して差込部の機能も併せて持たせることができる。
(3)本発明は、冷凍ユニットが引き出し形式ではなく、機械室の底面側に据え置く形式のものにも同様に適用できる。
(4)また本発明は、上記実施形態に例示した横型の冷却貯蔵庫に限らず、他の形式の冷却貯蔵庫や、さらには製氷機等も含めて、要は正面を向いた機械室内に空冷式の凝縮器を備えた冷却装置全般に広く適用することができる。
本発明の実施形態1に係る冷凍冷蔵庫の外観斜視図 機械室内の構造を示す斜視図 正面から見た断面図 冷凍回路の回路図 エアフィルタの表面側から見た斜視図 その裏面側から見た斜視図 エアフィルタを凝縮器の前面に装着する前の平面図 装着後の平面図 装着後の側断面図 取り外し動作を示す側断面図 エアフィルタを吸気口の前面に装着する前の一部切欠平面図 装着及び取り外し動作を示す側断面図 装着後の側断面図 装着後の一部切欠平面図 実施形態2に係るエアフィルタの裏面側から見た斜視図 エアフィルタを凝縮器の前面に装着する前の平面図 装着後の平面図 装着後の側断面図 エアフィルタを吸気口の前面に装着する前の一部切欠平面図 装着動作を示す側断面図 装着後の側断面図 装着後の一部切欠平面図 従来例の正面図
符号の説明
18…機械室 25…冷凍回路 27…凝縮器 28…凝縮器ファン 37…基台 42…脚部 45…隙間 48…吸着板 62…前面パネル 65…吸気口 65A…小吸気口 67…排気口 70,70A…エアフィルタ 76…差込部 77,82…規制部 79…マグネット(取付部)

Claims (3)

  1. 冷凍サイクルを構成する凝縮器等が収納された機械室を有するとともに、この機械室の前面パネルに吸気口が形成され、この吸気口とエアフィルタとを通して吸引された外気により前記凝縮器等を冷却したのち暖排気を外部に排出するようにした冷却装置において、
    前記凝縮器は脚部を介して前記機械室の底面から浮いた状態で設置されているとともに、前記吸気口は前記前面パネルにおける前記凝縮器の前方に対応する領域において複数の小吸気口を整列して開口することで形成され、
    前記エアフィルタの下縁には、前記凝縮器と前記機械室の底面との間の隙間、または前記吸気口のうちの下部の小吸気口に、それぞれ前面側から差し込まれてこのエアフィルタの上下方向の移動を規制する差込部と、
    前記凝縮器の脚部、または前記小吸気口の左右方向の縁部と係合して、このエアフィルタの左右方向の移動を規制する規制部とが設けられ、
    かつ、このエアフィルタの上縁には、前記凝縮器の上縁部、または前記前面パネルの表面における前記吸気口の上部位置に、それぞれ着脱可能に取り付けられる取付部が設けられており、
    前記エアフィルタは、前記凝縮器の前面と、前記前面パネルの前記吸気口の前面とのいずれにも着脱可能に取り付けられることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記規制部が前記差込部を兼用して設けられていることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 前記取付部が、前記凝縮器の上縁部、または前記前面パネルの表面における前記吸気口の上部位置に吸着可能なマグネットであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却装置。
JP2003398992A 2003-11-28 2003-11-28 冷却装置 Expired - Fee Related JP4189305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003398992A JP4189305B2 (ja) 2003-11-28 2003-11-28 冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003398992A JP4189305B2 (ja) 2003-11-28 2003-11-28 冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005156096A JP2005156096A (ja) 2005-06-16
JP4189305B2 true JP4189305B2 (ja) 2008-12-03

Family

ID=34723674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003398992A Expired - Fee Related JP4189305B2 (ja) 2003-11-28 2003-11-28 冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4189305B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9409380B2 (en) 2014-10-31 2016-08-09 Mcs Industries, Inc. Anti-fog mirror apparatus having a multi-layer film

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100964685B1 (ko) 2003-10-20 2010-06-21 엘지전자 주식회사 1회 기록가능한 광디스크 및 광디스크의 기록재생방법과기록재생장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9409380B2 (en) 2014-10-31 2016-08-09 Mcs Industries, Inc. Anti-fog mirror apparatus having a multi-layer film

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005156096A (ja) 2005-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101291207B1 (ko) 냉장고 및 냉장고의 증발기 장착구조
US6997008B2 (en) Defrost water draining unit for a refrigerator
JPWO2006013762A1 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2005164222A (ja) ビルトイン冷蔵庫の放熱装置
KR20190094630A (ko) 공기처리장치가 구비된 냉장고
KR20170084916A (ko) 냉장고
JP2007024348A (ja) 冷却貯蔵庫
JP4189305B2 (ja) 冷却装置
US6014868A (en) Refrigerator with improved cold air supply structure
JPS5952181A (ja) 冷蔵庫
JP2000304414A (ja) フィルタの取付構造
KR100950846B1 (ko) 냉동고
EP1129649B1 (en) Showcase
JP3513498B2 (ja) 漬物貯蔵庫及びそのソレノイドバルブ取付構造
JP3714715B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2023178729A (ja) 冷却貯蔵庫
JP4493230B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2005172379A (ja) 冷却装置
JP3683335B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP7401403B2 (ja) 冷却庫
JP4156952B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP4189302B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP3710743B2 (ja) 冷却貯蔵庫
KR100651308B1 (ko) 냉장고
JP4206316B2 (ja) 配膳車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061027

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees