JP4189302B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁弁により冷媒の供給を制御する機能を備えた冷却貯蔵庫に関する。
従来、冷凍冷蔵庫の一例として、共通の冷凍装置に対して2個の蒸発器を備え、それぞれを冷凍室と冷蔵室とに配したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。より具体的には、図7に示すような冷凍回路を備えており、凝縮器2の出口側と圧縮機1の低圧側との間に、電磁弁3A,3B、キャピラリチューブ4A,4B及び蒸発器5A,5Bを直列接続した組が2組並列に接続され、一方の蒸発器5Aが冷凍室6Aに、他方の蒸発器5Bが冷蔵室6Bにそれぞれ配されている。
冷凍室6Aと冷蔵室6Bとでは、それぞれ庫内サーミスタで庫内温度が検知され、庫内温度が個別に設定された設定温度よりも高くなると、対応する電磁弁3A,3Bが開放されて蒸発器5A,5Bへ冷媒が供給されるとともに庫内ファン7A,7Bが駆動されることで庫内が冷却され、一方庫内温度が設定温度よりも低くなると、電磁弁3A,3Bが閉じて冷媒の供給が停止するとともに庫内ファン7A,7Bが停止することで冷却動作が停止され、その繰り返しによって、各室6A,6B内がほぼ設定温度に維持されるようになっている。
なお、冷凍側と冷蔵側の電磁弁3A,3Bのいずれか一方が開くと圧縮機1は駆動され、両電磁弁3A,3Bが閉じると圧縮機1が停止するようになっている。
ここで従来、凝縮器2の出口側の冷媒配管が各組に分岐する部分の構造は、図8に示すようになっていた。すなわち凝縮器2の出口に接続された上向きの冷媒配管8の上端に、チーズ9(T字管)を介して一対の接続管9Xが互いに反対を向いた横向きに接続され、各接続管9Xの突出端が冷凍側と冷蔵側の電磁弁3A,3Bの入口にそれぞれ接続されている。そして、各電磁弁3A,3Bの出口にそれぞれキャピラリチューブ4A,4Bが接続された構造となっている。
このような配管構造は、例えば横型冷凍冷蔵庫にように本体の側方に機械室が設けられて、機械室の底部側に圧縮機1や凝縮器2が設置される一方、相対的な上方位置に蒸発器5A,5Bが配される形式のものにあっては、構造が簡単でかつ配管スペースも少なくて済むことから、一般的に取られる構造である。
特開平10−288453号公報
一方、冷凍回路における冷媒の流通については、以下のような事情がある。例えば、冬場等に周囲温度が異常に低温になると、配管内の冷媒の液化が異常に進み、配管内の圧力が低下することで圧縮機1の吐出圧も低下する。そうすると、配管内の液冷媒を運ぶ力が低下して冷媒が寝込んだ状態となり、凝縮器2からは、冷媒ガスを多く含んだ気液混合状態の冷媒が流出されることになる。
逆に、夏場等に周囲温度が異常に高温となった場合は、凝縮器2での凝縮能力が低下して液化が十分に行われないため、同じように凝縮器2からは気液混合状態の冷媒が流出される。
このように、冷媒ガスを多く含んだ気液混合状態の冷媒が凝縮器2から流出された場合、従来のように、立ち上がった冷媒配管8の上端に電磁弁3A,3Bが接続された構造であると、冷媒ガスの逃げ場が無くて冷媒ガスともども液冷媒が電磁弁3A,3Bを通ってキャピラリチューブ4A,4Bに導入されることになる。特にキャピラリチューブ4A,4Bでは、冷媒ガスが混じるとそれが抵抗となって液冷媒が流通することの妨げとなり、言い換えると液冷媒の必要な流量が確保できなくて、冷却不良に繋がるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、キャピラリチューブへの液冷媒の供給を安定して行えるようにするところにある。
求項1の発明は、圧縮機、凝縮器を含む共通の冷凍装置に対し、電磁弁、キャピラリチューブ及び蒸発器を直列接続した組が複数並列に循環接続されて、各蒸発器が独立した貯蔵室に配設され、電磁弁の開閉により各蒸発器への冷媒の供給と停止とを制御することで対応する各貯蔵室がそれぞれ設定された温度に冷却されるようにした冷却貯蔵庫において、前記各電磁弁の入口に接続された配管が立ち上げられて液溜め部が形成され、かつ設定温度の低い貯蔵室に対応する側ほど前記液溜め部の容積を大きくしたところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
仮に冷媒ガスを多く含んだ気液混合の冷媒が凝縮器から流出されたとしても、冷媒は電磁弁の入口から立ち上がった配管に対して、上方から流し込まれる状態となり、混じった冷媒ガスを配管の上方に逃がしつつ液冷媒のみが液溜め部に溜められ、そこから液冷媒が電磁弁を通ってキャピラリチューブへと導入される。すなわち、キャピラリチューブには液冷媒のみが供給されて抵抗なく流通でき、結果、液冷媒の必要な流量が確保できて、安定した冷却性能を発揮することができる。
なお、設定温度が低い貯蔵室ほど大きな冷却能力、すなわちキャピラリチューブへの安定した液冷媒の供給が必要であり、また設定温度が低い貯蔵室ほど、冷媒の蒸発温度が低くなるようにキャピラリチューブの長さを大きく取っているため、多量の液冷媒が必要となる。
その点本発明では、設定温度が低い貯蔵室ほど液溜め部の容積が大きく形成されていて、多量の液冷媒を溜められるようになっているから、仮に新たな液冷媒の流入が滞ったり少ない場合も、溜められた多量の液冷媒によって、長いキャピラリチューブにも拘わらず安定した供給を賄うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図6に基づいて説明する。この実施形態では、横型(テーブル型)の冷凍冷蔵庫を例示している。
図1ないし図3において、符号10は冷凍冷蔵庫の本体であって、前面に開口した横長の断熱箱体により構成され、底面の四隅に設けられた脚11によって支持されている。本体10の内部は、後付けされる断熱性の仕切壁12によって左右に仕切られ、左の相対的に狭い側が冷凍室14A、右の広い側が冷蔵室14Bとなっている。冷凍室14Aの前面の開口には揺動式の断熱扉15が、冷蔵室14Bの前面の開口には観音開き式の断熱扉16がそれぞれ装着されている。
本体10の正面から見た左側部には、機械室18が設けられている。機械室18は、側面、背面及び底面にパネルが張られ、また本体10側から延出された天板19が配されることで、前面が開口した箱形に形成されている。
機械室18内の上部の奥側には、冷凍室14Aと連通した断熱性の蒸発器室20Aが張り出し形成されているとともに、その下方には、後記する冷凍ユニット50が出し入れ可能に収納される収納スペース21が設けられている。また仕切壁12の冷蔵室14B側の面には、ダクト23を張ることで別の蒸発器室20Bが形成されている。
冷凍回路30は、図4に示すように、圧縮機31の出口側に凝縮器ファン33付きの凝縮器32が接続され、その下流側に、ドライヤ34とストレイナ35とが順次に接続されている。ストレイナ35の下流側の冷媒配管36には、詳しくは後記するように、電磁弁37A,37Bと、キャピラリチューブ38A,38Bと、蒸発器39A,39Bとを直列接続した冷凍側と冷蔵側との冷媒流通配管40A,40Bが並列に設けられ、圧縮機31の入口側に還流接続されている。ここで、冷凍側のキャピラリチューブ38Aの方が、冷蔵側のキャピラリチューブ38Bよりも長さが大きく取られている。
冷凍回路30の構成部材のうち、冷凍側の蒸発器39Aが、冷凍室14A側の蒸発器室20A内に庫内ファン41Aとともに装備され、冷蔵側の蒸発器39Bが、冷蔵室14B側の蒸発器室20B内に、同様に庫内ファン41Bとともに装備されている。
一方、圧縮機31、凝縮器32、凝縮器ファン33、ドライヤ34、ストレイナ35及び電磁弁37A,37Bは、図2に一部を示すように、基台43上に搭載されてユニット化されている。基台43は、浅皿を伏せたような形状をなし、手前側の端縁には、上面が開口したほぼ溝状に曲げ形成された把手44が形成されている。
それに対して機械室18の収納スペース21の底面には、上記した基台43が出し入れ可能に載置される底板47が張られている。この底板47は浅皿状に形成され、正面から見た右側板が本体10の側面の下端部に、左側板が、蒸発器室20Aの側面の下縁から垂下状に設けられた前後一対の支持フレーム48の下端にそれぞれ固定されて支持されている。
冷凍ユニット50を搭載した基台43は、収納スペース21の底板47上に前方から押し込まれ、把手44の奥側の側面である当て板45が、底板47の手前側の縁部に設けられた取付板49に突き当たることで押し込みが停止され、当て板45と取付板49とがねじ52を締め付けることで固定されている。
それとともに、冷凍回路30を形成するために、両蒸発器39A,39Bの入口側に接続されて引き出されたキャピラリチューブ38A,38Bが対応する電磁弁37A,37Bに接続されるとともに、両蒸発器39A,39Bの出口側から引き出された冷媒配管の合流配管42が、圧縮機31の入口側に接続されるようになっている。
機械室18の前面の開口には、前面パネル55が揺動開閉可能に装着されており、その下部側に、凝縮器32等を冷却すべく外気の吸気口56が形成され、吸気口56の前面にはフィルタ57が装着されている。前面パネル55の上部における正面から見た左側縁側には、排気口58が開口されている。また、上部の右側の領域の裏面側には、各種電装品やマイクロコンピュータ等を格納したコントロールボックス60が取り付けられている。コントロールボックス60の前面には、庫内温度等を表示する表示部61や、設定温度を入力するための操作盤等が設けられ、コントロールボックス60の前面は、前面パネル55に開口された窓孔62に臨んでいる。
さて、この実施形態では、冷凍回路30において、ストレイナ35の下流側の冷媒配管36に対して両電磁弁37A,37Bを接続する部分の構造に改良が加えられている。電磁弁37A,37Bは、図5に示すように、常には可動鉄心65に設けられた弁体66がコイルばね67の付勢力で弁口68を閉じており、一方コイル69に通電して励磁すると、図6に示すように、可動鉄心65がコイルばね67の付勢力に抗して固定鉄心70側に吸引されることで弁口68が開放される構造である。電磁弁37A,37Bは、入口ポートに嵌着された入口管72を互いに反対側を向けた姿勢で、かつ冷凍側の電磁弁37Aの方が冷蔵側の電磁弁37Bよりも低い位置に配される。
ストレイナ35の下流側の冷媒配管36は、図4に示すように、両電磁弁37A,37Bよりも高い位置まで立ち上げられたのち水平に曲げられ、さらに先端が下方に曲げられており、その先端にチーズ74(T字管)が取り付けられている。一方、図5,6に詳細に示すように、2本の接続管75A,75Bが備えられており、ともに縦管部76の上下両端に屈曲部77を設けた構造であるが、長さが大小異なっている。長い方の接続管75Aの上下の屈曲部77が、チーズ74の横向きの一端(図5の左端)と、冷凍側の電磁弁37Aの入口管72とに接続され、短い方の接続管75Bの上下の屈曲部77が、チーズ74の反対向きの他端と、冷蔵側の電磁弁37Bの入口管72に接続されている。
上記した各接続管75A,75Bにおける縦管部76から電磁弁37A,37Bの入口管72にわたる部分が、液冷媒を溜める液溜め部80A,80Bを構成しており、したがって冷凍側の液溜め部80Aの方が冷蔵側の液溜め部80Bよりも長さが大きく設定されている。
なお、各電磁弁37A,37Bの出口ポートには、対応するキャピラリチューブ38A,38Bの端部に設けられた接続管82が接続されている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
冷却運転中は、以下のような制御が行われる。冷凍室14Aと冷蔵室14Bとでは、それぞれ庫内サーミスタ(図示せず)によって庫内温度が検知され、庫内温度が予め設定された設定温度よりも高いと、対応する電磁弁37A,37Bが開放されるとともに庫内ファン41A,41Bが駆動される。電磁弁37A,37Bのいずれか一方が開放されれば、冷凍ユニット50(圧縮機31)が駆動される。
冷凍側の電磁弁37Aが開放されると、冷凍側の冷媒流通配管40Aを通る循環路が形成され、凝縮器32から吐出された液冷媒が電磁弁37Aからキャピラリチューブ38Aに流通し、膨張した液冷媒が蒸発器39Aで蒸発する。この間に、図3に示すように、冷凍室14A内の空気が吸込口85Aから蒸発器室20A内に吸引されて蒸発器39Aを通過する間に熱交換により冷気が生成され、この冷気が吹出口86Aから吹き出されるといった循環流が生ずることで冷凍室14A内が冷却される。
冷蔵室14B側の電磁弁37Bが開放された場合も、同じように冷蔵側の冷媒流通配管40Bを通る循環路が形成され、液冷媒が電磁弁37Bからキャピラリチューブ38Bに流通し、膨張した液冷媒が蒸発器39Bで蒸発する。この間に、冷蔵室14B内の空気が吸込口85Bから蒸発器室20B内に吸引されて蒸発器39Bを通過する間に熱交換により冷気が生成され、この冷気が吹出口86Bから吹き出されるといった循環流が生ずることにより冷蔵室14B内が冷却される。
なお、圧縮機31が駆動される間、併せて凝縮器ファン33が駆動され、機械室18の前面パネル55の吸気口56から外気が収納スペース21に取り込まれて、凝縮器32、圧縮機31等が冷却され、冷却に供した後の暖排気は、蒸発器室20Aの左側方のスペースに立ち上ったのち、前面パネル55の排気口58から機外前方に排出される。
冷凍室14Aと冷蔵室14Bにおいて、それぞれ庫内温度が設定温度よりも低くなると、電磁弁37A,37Bが閉じて冷媒の供給が停止するとともに庫内ファン41A,41Bが停止することで冷却動作が停止される。両電磁弁37A,37Bが閉じると、圧縮機31の運転も停止される。
端的には、冷凍室14Aと冷蔵室14Bでは、庫内温度が設定温度よりも高いか低いかによって対応する電磁弁37A,37Bが開閉制御され、各蒸発器39A,39Bへの冷媒の供給と停止とが制御されることによって、それぞれほぼ設定温度に冷却されるようになっている。
ところで既述したように、冬場等に周囲温度が異常に低温になると、冷媒が寝込んだ状態となって、凝縮器32からは冷媒ガスを多く含んだ気液混合状態の冷媒が流出され、逆に夏場等の周囲温度が異常に高温となった場合も、凝縮器32での凝縮能力が低下して液化が十分に行われないため、同じように凝縮器32からは気液混合状態の冷媒が流出されることがある。
そこでこの実施形態では、図5及び図6に示すように、両電磁弁37A,37Bの入口からそれぞれ接続管75A,75Bが立ち上げられ、その上端に凝縮器32から引き出された冷媒配管36が接続された構造となっていて、凝縮器32から流出された冷媒は、接続管75A,75B内を電磁弁37A,37Bに向けて落とし込まれる状態となる。そのため、図6に示すように、仮に冷媒が冷媒ガスGを多く含んだ気液混合のものであったとしても、混じった冷媒ガスGが接続管75A,75Bの上方から冷媒配管36に向けて逃がされつつ、液冷媒Lのみが液溜め部80A,80Bに溜められ、そこから液冷媒Lが開放した電磁弁37A,37Bを通ってキャピラリチューブ38A,38Bへと導入される。すなわち、キャピラリチューブ38A,38Bには液冷媒Lのみが供給されて抵抗なく流通でき、結果、液冷媒Lの必要な流量が確保できて、安定した冷却性能を発揮することができる。
冷凍側の方が冷蔵側に比べて大きな冷却能力、すなわちキャピラリチューブ38Aへの安定した液冷媒の供給が必要であり、さらに冷凍側の方が、冷媒の蒸発温度が低くなるようにキャピラリチューブ38Aの長さを大きく取っているため、多量の液冷媒が必要となる。
そこでこの実施形態では、冷凍側の液溜め部80Aの方が、冷蔵側の液溜め部80Bよりも長さが大きく取られていて、多量の液冷媒Lを溜められるようになっているから、仮に新たな液冷媒の流入が滞ったり少ない場合も、溜められた多量の液冷媒Lによって、長いキャピラリチューブ38Aにも拘わらず安定した供給を賄うことができる。
また、上記のような異常事態で気液混合の冷媒が凝縮器から流出される状態にあって、例えば両電磁弁が閉じて圧縮機が停止した場合、従来構造であると、図8に参照して示すように、液冷媒Lがチーズ9の下方に留まって、電磁弁3A,3Bの入口の手前に冷媒ガスが溜まった状態となる。そうすると、次に電磁弁3A,3Bが開いて圧縮機が起動された場合、溜まっていた冷媒ガスがキャピラリチューブ4A,4Bに導入されてしまって芳しくない。
その点この実施形態では、両電磁弁37A,37Bが閉じて圧縮機31が停止した場合、例えば図5に示すように、液溜め部80A,80Bの途中まで液冷媒Lが溜まった状態で待機される。そのため、次に電磁弁37A,37Bが開いて圧縮機31が起動された場合、まず溜まっていた液冷媒Lがキャピラリチューブ38A,38Bに供給され、続いて液溜め部80A,80Bに落下して溜められた液冷媒Lが供給される。すなわち、キャピラリチューブ38A,38Bには、初めから液冷媒Lのみが供給できて、抵抗なく流通させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)冷凍側と冷蔵側とで液溜め部の容積を変える手段として、長さが同じでも管径が大小異なる接続管を用いるようにしてもよい。
(2)本発明は、独立した貯蔵室を3以上有し、各貯蔵室に備えた蒸発器に対して電磁弁の開閉を介して冷媒の供給と停止とを制御することにより、各室を設定温度付近に冷却する形式のものにも適用できる。
(3)複数の独立した貯蔵室が縦方向に並べられた形式の冷却貯蔵庫にも、本発明は同様に適用可能である。
本発明の一実施形態に係る冷凍冷蔵庫の外観斜視図 機械室内の構造を示す斜視図 正面から見た断面図 冷凍回路の回路図 電磁弁が閉じた状態における電磁弁の配設部分付近の断面図 電磁弁が開いた状態の同図 従来例の冷凍回路の回路図 その電磁弁の配設部分付近の断面図
符号の説明
14A…冷凍室 14B…冷蔵室 31…圧縮機 32…凝縮器 36…冷媒配管 37A,37B…電磁弁 38A,38B…キャピラリチューブ 39A,39B…蒸発器 40A,40B…冷媒流通配管 50…冷却ユニット(冷凍装置) 74…チーズ 75A,75B…接続管(配管) 80A,80B…液溜め部 L…液冷媒 G…冷媒ガス

Claims (1)

  1. 圧縮機、凝縮器を含む共通の冷凍装置に対し、電磁弁、キャピラリチューブ及び蒸発器を直列接続した組が複数並列に循環接続されて、各蒸発器が独立した貯蔵室に配設され、電磁弁の開閉により各蒸発器への冷媒の供給と停止とを制御することで対応する各貯蔵室がそれぞれ設定された温度に冷却されるようにした冷却貯蔵庫において、
    前記各電磁弁の入口に接続された配管が立ち上げられて液溜め部が形成され、かつ設定温度の低い貯蔵室に対応する側ほど前記液溜め部の容積を大きくしたことを特徴とする冷却貯蔵庫。
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