JP4147102B2 - 洗浄水の処理構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、凝縮器の下方に画成した空間部に挿脱可能に挿入した集水部材に、該凝縮器の洗浄時に生ずる洗浄水を回収するようにした洗浄水の処理構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より喫茶店やレストラン等の厨房施設で好適に使用される冷蔵庫や冷凍庫等の冷却機器(機器本体)は、筐体内部に食材等を収納する収納室と、圧縮機や凝縮器等からなる冷凍機構(冷凍装置)を配設する機械室とが画成されている。そして、前記圧縮機から供給される高圧気体冷媒を、前記凝縮器で冷却(熱交換)して凝縮液化させ、この凝縮液化した冷媒を、前記収納室内に配設された冷却器で膨張気化させて該収納室を冷却するようになっている。また、前記凝縮器に近接した位置には、凝縮器ファンが配設されており、該凝縮器ファンを運転することにより外部空気を機械室に取入れて凝縮器を空冷し、効率的に冷媒が凝縮液化されるよう構成してある。
【0003】
ここで、前記機械室内に外部空気を流通させると、凝縮器にオイルミストや塵埃等の汚れが付着して熱交換効率の低下を招来することになる。そこで、前記凝縮器の空気吸込み側にメッシュ状のフィルタを配設し、外部空気中に含まれるオイルミストや塵埃等の凝縮器への付着を抑制するようになっている。しかし、前記フィルタを配設した場合でも、次第に汚れが凝縮器に付着するため、該凝縮器の下方位置に水受け皿(集水部材)を配設して、該凝縮器を洗浄した際に生ずる洗浄水を貯留し得るよう構成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。更に、前記水受け皿の所要位置に機外に連通する排水管を設け、該水受け皿に回収した洗浄水を機外に排出するよう構成したものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−296980号公報(第3項、第5図参照)
【特許文献2】
特公平7−94946号公報(第3図参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記水受け皿は、前記凝縮器の下方に固定的に配設されている。このため、冷却機器を構成する部品点数が増大してコストが嵩むと共に、組付け作業が煩雑になる欠点がある。また、前記凝縮器を洗浄した際に、前記水受け皿で回収する洗浄水量が、該水受け皿に貯留し得る許容量を超えると、水受け皿から洗浄水が溢れ出て機械室内を汚すことになる。ここで、前述の如く水受け皿に排水管を形成し、該水受け皿で回収した洗浄水を機外に排出するよう構成すれば、当該水受け皿から溢れ出た洗浄水により機械室内を汚す欠点はなくなるが、該排水管に汚れが付着して排水管が詰る畏れがある。更に、前記水受け皿は、機械室内に固定的に配設されるため、該水受け皿に汚れが付着した場合の洗浄作業が非常に困難となる欠点が指摘される。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、部品点数を低減して組付け作業を簡略化すると共に、洗浄作業が容易な洗浄水の処理構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る洗浄水の処理構造は、
機器本体の内部に画成されて前側開口がフロントパネルにより開閉可能に閉成される機械室に配設した凝縮器における洗浄水の処理構造であって、
前記凝縮器の下方に画成されて前方に開口する空間部と、
前記空間部に前側から挿脱可能で、前記凝縮器の洗浄時に生ずる洗浄水を回収し得る集水部材とからなり、
前記集水部材は、前記空間部に挿入した際に前記機器本体の前側開口から前方へ所要寸法長だけ突出して、前記フロントパネルの閉成を規制する突出領域を有し、
前記集水部材の底板における突出領域に排水孔を設けるよう構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る洗浄水の処理構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
【0010】
図1に示す貯蔵庫10は、左右方向に長尺な断熱箱体13の内部に、食品や飲料品等の冷蔵品を収納する収納室11が画成されて、この断熱箱体13の前側に開設した取出口としての開口部(図示せず)を、一対の断熱扉14,14によって開閉可能に閉成するよう構成されている。また、断熱箱体13の上面に天板10aが配設されて、該天板10a上が調理台やカウンタとして機能するようになっている。更に、前記断熱箱体13における天板10aが張出した長手方向の一側部(図1の左側部)には、該天板10aの張出し部の下方に、複数のパネル18(左側面のみ図示)および底板(載置面)12aにより前側に開口する機械室12が画成され、この機械室12に後述する冷凍機構(冷凍装置)20が収納されている。なお、前記機械室12内には、前記収納室11と連通して冷却器および庫内ファンが収納された冷却器室を画成した冷却器用収納部(何れも図示せず)が設けられ、庫内ファンを運転することで、冷却器で冷却された冷気を前記収納室11に循環させて冷却するようになっている。実施例では、天板10a、複数のパネル18および底板12aから、前記機械室12が内部画成される本体(機器本体)15が構成されている。
【0011】
前記機械室12の底板12aに配設される前記冷凍機構20は、凝縮器26、凝縮器ファン28および圧縮機24等から構成され、該機械室12の前側からこの順で配設されている。そして、前記圧縮機24から導出した冷媒管が前記凝縮器26に接続され、該凝縮器26から導出した冷媒管が、図示しないキャピラリーチューブ等を介して前記冷却器に接続されると共に、該冷却器から導出された冷媒管が圧縮機24に接続される。なお、機械室12(本体15)の前側開口は、図2に示すように、前記断熱箱体13の左前側部に設けた図示しないヒンジ部に枢着したフロントパネル16により、開閉可能に閉成されるようになっている。また、前記フロントパネル16には、前記機械室12と外部とを連通する多数の吸込口16aが開設されており、前記凝縮器ファン28の羽根部28aを回転させた際に、該吸込口16aを介して外部空気を機械室12内に吸込んで、前記凝縮器26および圧縮機24を空冷するようになっている。そして、前記凝縮器26および圧縮機24と熱交換して温度上昇した空気は、前記機械室12の左側面を画成する前記パネル18に多数開設した吹出口18aを介して外部に排出される。すなわち、前記凝縮器ファン28を運転すると、前側から後側に空気が流通するよう構成される。
【0012】
前記凝縮器26は、左右方向に所定間隔離間して配置された略平板状の複数のフィン26aから構成され、各フィン26aを挟むよう一対の支持板27,27(図3または図4に右側のみ図示)が配設されており、該支持板27,27を介して凝縮器26は前記機械室12の底板12aに固定される。また、前記圧縮機24から導出した前記冷媒管に接続された冷媒管29が、前記フィン26aおよび支持板27を蛇行状態に貫通し、各フィン26aおよび支持板27の夫々が該冷媒管29に固定されている。更に、図3に示すように、前記凝縮器26の後方には、前記凝縮器ファン28における羽根部28aの外周囲を囲繞するファンカバー30が配設される。このファンカバー30は、前記凝縮器26の後端面に略整合する大きさに開口する箱形に形成されており、その後板30aに形成した円形の開口に、前記凝縮器ファン28の羽根部28aが臨んでいる。また、前記ファンカバー30の上板30bは前方向に延出しており、該上板30bは前記凝縮器26の上部に当接して前記各フィン26a間の上面側の隙間を閉塞するよう構成されている。
【0013】
また、前記凝縮器26における各フィン26aの下端は、前記底板12aから所要間隔だけ離間した位置に臨んでおり、該底板12aとフィン26aとの間(凝縮器26の下方)に前後方向に開口し、後述の水受け皿(集水部材)34を挿脱し得る空間部32が画成されている。更に、前記凝縮器26の前側には、該凝縮器26の前面を被覆するようフィルタ36が着脱可能に配設されて、外部空気中に含まれるオイルミストや塵埃等を捕集するようになっている。前記フィルタ36は、図3(b)に示す如く、略矩形状に形成されて前記凝縮器26における各フィン26aの配設領域と対応する部位が開口するフレーム部(遮蔽部材)36bと、該フレーム部36bの開口部に配設されるメッシュ部36aとから構成されて、前記凝縮器26の前面側に該フィルタ36を配置した際に、フィン26aの前側にメッシュ部36aが位置して外部空気の流通を許容すると共に、空間部32の開口前側にフレーム部36bが位置して空気の流通を抑制するよう構成される。なお実施例では、前記フレーム部36bの後面側に突出部(図示せず)が形成されて、該突出部を前記フィン26aの間の隙間に嵌入することで、前記フィルタ36が凝縮器26の前側に着脱可能に固定される。
【0014】
前記水受け皿34は、図2に示すように、略矩形状に形成された底板34aと、該底板34aの外周縁から上方に向かって延出する側板34bとから所要深さを有するトレイ状に形成されており、前記凝縮器26の洗浄作業時に前記空間部32に前側から挿入されて凝縮器26の下方に臨み、該凝縮器26に噴射供給されて流下する洗浄水を回収し得るよう構成されている。すなわち、前記水受け皿34は、前記凝縮器26を配設した本体15とは別体として設けられている。なお、前記水受け皿34は、前記空間部32に挿入した際に、該水受け皿34の後端部が前記ファンカバー30の後板30aに当接して後方移動が規制される。
【0015】
また、前記水受け皿34の前後方向の長さ寸法は、該水受け皿34を前記空間部32に挿入して後端部が前記ファンカバー30の後板30aに当接した際に、当該水受け皿34の前端が、前記本体15の前側(機械室12の外側)に所要寸法長だけ突出するよう設定される(図4(a)参照)。更に、前記水受け皿34の底板34aにおける前記機械室12の外側に突出した突出領域には、着脱可能なキャップ(蓋部材)35により閉成される排水孔34cが形成されており、該排水孔34cを画成する底板34aの縁部からは、下方に向かって筒状部(延出部)34dが延出している。すなわち、前記筒状部34dは、前記水受け皿34に回収した洗浄水を、前記排水孔34cを介して外部に排出する際の案内片として機能すると共に、該筒状部34dにホース等の案内部材40(図4(b)参照)を接続する接続部としても機能するようになっている。なお、前記キャップ35を取外して洗浄作業を行なう際には、該排水孔34cの下方に排水皿38等を配設したり、前記筒状部34dに前記案内部材40を接続して行なわれる。
【0016】
【実施例の作用】
次に、本実施例に係る凝縮器の洗浄方法および洗浄水の処理構造の作用につき説明する。前記貯蔵庫10の冷却運転を開始すると、前記凝縮器ファン28が運転されてフロントパネル16の各吸込口16aを介して外部空気が機械室12に流入すると共に、前記圧縮機24から凝縮器26に高圧気体冷媒が供給される。このため、前記凝縮器26に供給された高圧気体冷媒は、各フィン26a間の隙間を流通する外部空気により冷却されて凝縮液化する。そして、この凝縮液化した冷媒が前記凝縮器26から冷却器に供給されると、前記キャピラリーチューブ等を介して該冷却器で膨張気化され、前記収納室11が冷却される。ここで、前記各フィン26a(凝縮器26)の下方に形成した空間部32の前側開口を、前記フィルタ36のフレーム部36bで閉成しているから、該空間部32に外部空気が流通し難くなっているので、外部空気は各フィン26a間の隙間を流通して、該凝縮器26で効率的に熱交換を行なうことが可能となる。すなわち、前記凝縮器26に供給された高圧気体冷媒が効率的に凝縮液化されるため、短時間で前記収納室11を所定温度まで冷却でき、ランニングコストの低減を図り得る。
【0017】
また、前記凝縮器26(各フィン26a間の隙間)の上方を前記ファンカバー30の上板30bで被覆して、該隙間が前方にのみ開放するよう構成したことで、機械室12に流入する外部空気は前記フィルタ36のメッシュ部36aを通過した後に凝縮器26に到達するから、該外部空気に含まれるオイルミストや塵埃等の凝縮器26への付着が抑制される。
【0018】
前記凝縮器26の洗浄作業を行なう際には、図2に示す如く、前記フロントパネル16を開放したもとで前記フィルタ36を取外し、前側に開口した前記空間部32に水受け皿34を挿入して該凝縮器26の下方に臨ませた状態で、凝縮器26に洗浄液等を噴射して洗浄を行なう。この場合、前記凝縮器26の下方に前記水受け皿34を配置してあるから、凝縮器26を流下した洗浄水は、該水受け皿34に回収され、洗浄水により機械室12内が汚れることはない。また、前記水受け皿34は、前記本体15の前側(機械室12の外側)に突出するよう設定してあるから、前記水受け皿34の排水孔34cを閉成する前記キャップ35を取外して該排水孔34cを開放すると共に、図4に示す如く排水孔34cの下方に前記排水皿38を配置したり筒状部34dに案内部材40を接続すれば、水受け皿34に回収された洗浄水を排水孔34cを介して機外に排出しながら洗浄作業を行な得るので、作業効率が向上する。更に、前記水受け皿34における排水孔34cを画成する縁部に形成した前記筒状部34dにより洗浄水は略真下に排出されるから、該排水孔34cを介して排出された洗浄水が水受け皿34の底板34aを伝って汚れるのは防止されると共に、洗浄水が飛散するのを防止できる。なお、前記水受け皿34は、その後面が前記ファンカバー30の後板30aに当接して位置決めされるので、位置決め部材を新たに配設する必要がなく、コストの増大を防止できる。
【0019】
また、前記水受け皿34を前記空間部32に挿脱可能にしたことで、該水受け皿34を空間部32から取出して外部で容易に洗浄し得る。更に、前記水受け皿34は、貯蔵庫10に固定的に配設されていないから、複数の貯蔵庫10に対して1つの水受け皿34を共用することができる。従って、前記水受け皿34を所持した特定の洗浄作業者が、定期的に貯蔵庫10を配置した厨房施設を巡回して洗浄作業を行なうようにしてもよく、この場合には各貯蔵庫10毎に水受け皿34を配設する必要がないので、部品点数を削減してコストを低減できると共に、貯蔵庫10の組付け作業が簡略化される。そして、前記水受け皿34は、前記機械室12の外方に突出するよう構成してあるから、該水受け皿34を空間部32に挿入した状態では前記フロントパネル16を閉成できないため、洗浄作業終了後において該水受け皿34を空間部32から取出すのを忘れることは防止される。
【0020】
【別実施例】
次に、別実施例に係る冷凍装置について、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、別実施例における貯蔵庫および冷凍装置の基本的な構成は、前述の実施例と同一であり、同一の部材については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。図5または図6に示すように、冷凍装置20を構成する凝縮器26の左右の支持板27,27における前端縁27a,27aには、前記空間部32と対応すると共にフィン26aに近接する位置にL字型の鉤状切欠き44,44が夫々形成されており、両切欠き44,44に後述するダンパ(遮蔽部材)46の軸部46bを挿入支持することで、該ダンパ46の回動により空間部32の前側開口を開放可能に閉成するよう構成される。前記ダンパ46は、前記空間部32の前側開口に略整合する遮蔽板46aと、該遮蔽板46aの上端縁に沿って延在して左右方向に突出する軸部46bと、該軸部46bにおける左右の突出端部において前後方向に貫通するよう形成された通孔(図示せず)に後方から挿通固定される係止ピン46c,46cとから構成されている。ここで、前記係止ピン46cは、前記軸部46bを前記切欠き44に挿通した際に前記各支持板27の外側に位置するよう配置されると共に、各係止ピン46cの前端部が夫々対向するよう内側に折曲げられている。そして、前記ダンパ46を後側(空間部側)に回動すると、前記各支持板27の前端縁27aに前記係止ピン46cの前端部が当接して回動が規制され、ダンパ46を前側に回動すると、該係止ピン46cの前端部が前記切欠き44に進入して回動が許容され、前記空間部32を前側に開口するようになっている。
【0021】
そして、前記凝縮器26の洗浄作業を行なう際には、前記フロントパネル16を開放したもとで前記ダンパ46を前側に回動し、前側に開口した前記空間部32に水受け皿34を挿入して該凝縮器26の下方に臨ませた状態で、凝縮器26に洗浄液等を噴射して洗浄を行なう。すなわち、前記凝縮器26の下方に前記水受け皿34が配置されることで、洗浄時に生ずる洗浄水が回収されて前述の実施例と同様の作用効果が得られる。また、別実施例では、前記係止ピン46cの前端部を内側に折曲げたことで、前記ダンパ46の後方への回動が規制されるため、洗浄作業時に前記凝縮器26を流下した洗浄液等が、該ダンパ46の裏面側に付着することは防止される。
【0022】
【変更例】
なお、前記実施例では、収納室を画成した断熱箱体13の側部に隣接して機械室を形成するようにしたが、該機械室を断熱箱体13の上部または下部に形成してもよく、機械室を内部画成する本体を別部材として形成することも可能である。例えば、図7に示す縦型の貯蔵庫50では、断熱箱体13の上方に機械室12を内部画成した本体15を設け、該機械室12に、凝縮器26、凝縮器ファン28、圧縮機24等からなる冷凍機構(冷凍装置)20を配設し、該凝縮器26の下方に形成した空間部32に水受け皿34を挿脱し得るよう構成することができる。ここで、図7における各部材は、前述の実施例と同一であり、同一の符号を付してある。
【0023】
また、冷凍装置の構成としては、実施例のものに限られず、種々の変更が可能であり、集水部材を凝縮器に対して着脱可能に構成すると共に、凝縮器の下方に、集水部材を挿脱可能な空間部を形成し、更に集水部材を空間部から取出した際に、該空間部の開口を開閉可能に閉塞し得る遮蔽部材を配設するよう構成すればよい。また、貯蔵庫に冷凍装置を配設するようにしたが、これに限らず冷凍庫や製氷機等の各種冷却機器に配設することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る洗浄水の処理構造によれば、凝縮器の下方に設けた空間部に集水部材を挿入した際に、該集水部材の突出領域が機器本体の前側開口から前方へ所要寸法長だけ突出するようにしたから、該集水部材を取付けた状態ではフロントパネルを閉成することができず、洗浄作業終了後において、集水部材の空間部からの取出し忘れを防止し得る。また、集水部材の突出領域に形成した排水孔を介して洗浄水を排出しながら洗浄作業を行な得るので、作業効率が向上される。更に、集水部材を空間部に挿脱可能にしたことで、複数の冷却機器に対して1つの集水部材を共通して使用することができ、各冷却機器の部品点数を低減して組付け作業が簡略化されると共に、製造コストを低減させ得、更には該集水部材の洗浄作業を容易に行ない得る。
また、凝縮器の後方に配設したファンカバーに、空間部に挿入した集水部材の後端部を当接して位置決めするよう構成したから、集水部材を位置決めするための専用の位置決め部材を新たに配設する必要がなく、コストの増大を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る貯蔵庫を示す斜視図である。
【図2】 実施例に係る貯蔵庫を、フロントパネルを開放した状態で示す斜視図である。
【図3】 (a)は、実施例に係る冷凍装置を示す側面図であり、(b)は、フィルタを示す斜視図である。
【図4】 実施例に係る凝縮器下部に形成した空間部に、水受け皿を挿入した状態を示す側面図であり、(a)は水受け皿の排水孔の下方に排水皿を配置した状態を示し、(b)は水受け皿の筒状部に案内部材を連結した状態を示す。
【図5】 別実施例に係る凝縮器の下部位置を示す斜視図である。
【図6】 別実施例に係る凝縮器の下部位置を示す側面図である。
【図7】 変更例に係る貯蔵庫を示す側面図である。
【符号の説明】
12 機械室,15 本体(機器本体),16 フロントパネル,26 凝縮器
28 凝縮器ファン,28a 羽根部,30 ファンカバー,30a 後板
32 空間部,34 水受け皿(集水部材),34a 底板,34c 排水孔
35 蓋部材
Claims (3)
- 機器本体(15)の内部に画成されて前側開口がフロントパネル (16) により開閉可能に閉成される機械室(12)に配設した凝縮器(26)における洗浄水の処理構造であって、
前記凝縮器(26)の下方に画成されて前方に開口する空間部(32)と、
前記空間部(32)に前側から挿脱可能で、前記凝縮器(26)の洗浄時に生ずる洗浄水を回収し得る集水部材(34)とからなり、
前記集水部材(34)は、前記空間部(32)に挿入した際に前記機器本体(15)の前側開口から前方へ所要寸法長だけ突出して、前記フロントパネル (16) の閉成を規制する突出領域を有し、
前記集水部材 (34) の底板 (34a) における突出領域に排水孔(34c)を設けるよう構成した
ことを特徴とする洗浄水の処理構造。 - 前記凝縮器 (26) の後方に、凝縮器ファン (28) における羽根部 (28a) の外周囲を囲繞するファンカバー (30) が配設され、前記空間部 (32) に挿入した前記集水部材 (34) の後端部がファンカバー (30) の後板 (30a) に当接して位置決めされる請求項1記載の洗浄水の処理構造。
- 前記排水孔 (34c) は、着脱自在な蓋部材 (35) により閉成される請求項1または2記載の洗浄水の処理構造。
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