JP3727168B2 - 側溝 - Google Patents

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JP3727168B2
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孝彦 東中
一二三 黒川
耕 山本
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株式会社ダイクレ
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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、道路脇等に設けられ、コンクリート製の溝部に溝蓋を装着した側溝に関する。
【0002】
【従来技術】
溝蓋には溝部に装着したときの高さを溝部上面に合わせるために左右両端部に嵩上げ用の脚部を設けたものがあり、特開平10−77680号には、脚部を水平部と、水平部の一端から垂下する垂下部と、水平部の他端と垂下部下端を連結する彎曲部とからなるパイプ状に構成して、垂下部に回り止め片を固着する一方、溝蓋を支承する溝部に彎曲部を受ける彎曲受け部を設けた側溝が提案されている。
【0003】
この側溝によれば、脚部の彎曲部が溝部の彎曲受け部に嵌合して曲面接触状態で溝蓋が支承されるため、溝蓋のガタ付きによる騒音が軽減され、溝蓋のガタ付きによる騒音軽減のため溝蓋と該溝蓋を支承する溝部との間にゴムパッキンを使用した場合のようなゴムパッキンの耐久性の低下を避けることができること、彎曲部が垂下部によって補強されること、回り止め片が溝部の水路部の内側面に当接することにより溝蓋の上下方向の旋回や位置ずれを防止できること等の利点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
脚部の彎曲部を溝部の彎曲した受け部に嵌合させて曲面接触状態で溝蓋を支承させた上述の側溝においては、溝蓋のガタ付きが軽減されるが、彎曲部や彎曲受け部には、所要の精度が要求される。しかしながらコンクリートで形成される溝部に所要の精度を得るのは困難で、溝蓋のガタ付きによる騒音を解消することはできない。
【0005】
また垂下部に回り止め片を固着した溝蓋は、垂下部に回り止め片を固着する工程が必要であるうえ、溝蓋が回転モーメントを受けて旋回したり、位置ずれを生じて回り止め片が溝部の水路部の内側面に当たったとき接触音を発生させる。
また溝部の水路部は、溝部によって水路巾が異なり、水路巾が狭いと回り止め片が水路部に嵌挿できないし、逆に水路巾が広過ぎると、溝蓋の回転や位置ずれを防止する機能が損なわれることゝなる。
更にまた上述の側溝においては、溝蓋やその上を走行する車両の重量によって彎曲受け部が彎曲部の楔作用によって開き、両彎曲受け部間の間隔が拡がろうとする。
【0006】
本発明の目的は、溝蓋の両端部に水平部と、垂下部と、彎曲部と、回り止め部とを有するパイプ状の脚部を設ける一方、溝蓋を支承する溝部に彎曲部を受ける彎曲受け部を設けた側溝において、水路巾に応じて脚部を簡易に対処させることができるようにするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
請求項記載の発明は、コンクリート製の溝部と、該溝部に装着される溝蓋からなり、溝蓋は両端部に溝蓋に固着の水平部と、水平部と一体ないし固着される垂下部と、水平部と垂下部を連結する彎曲部を有するパイプ状の脚部を設ける一方、溝部に脚部の彎曲部を支承する彎曲受け部を設けた側溝において、彎曲部を垂下部より側方に突出させて突出部を下向きに折曲し、溝部の水路部内側面に当接して溝蓋の位置ずれ及び旋回防止を行う回り止め部としたことを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によると、回り止め部が彎曲部と一体形成されることにより構成が簡単で、脚部の製作に伴って同時に形成することができる。
【0009】
請求項記載の発明は、コンクリート製の溝部と、溝部に装着される溝蓋からなり、溝蓋は両端部に溝蓋に固着の水平部と、水平部と一体ないし固着される垂下部と、水平部と垂下部を連結する彎曲部とを有するパイプ状の脚部を設け、脚部には溝蓋の旋回及び位置ずれ防止のための回り止め部を設ける一方、溝部には脚部の彎曲部を支承する彎曲受け部を設けた側溝において上記回り止め片が垂下部への取付部と、溝部の水路部内側面への接触面とで構成され、接触面取付部と段状をなして水路巾に応じた段差を有することを特徴とする。
本発明によると、水路巾に応じて回り止め片を変えるのみで脚部を共通化することができる。
【0010】
請求項記載の発明は、水路部を備えたコンクリート製の溝部と、該溝部に装着される溝蓋からなり、溝蓋は両端部に溝蓋に固着の水平部と水平部と一体ないし固着される垂下部と、水平部と垂下部を連結する彎曲部を有するパイプ状の脚部を設ける一方、溝部に脚部の彎曲部を支承する彎曲受け部を設けた側溝において、垂下部を水平部と鋭角にして前記水路部外向きに傾斜させ、彎曲部の中間部に連結したことを特徴とする。
【0011】
本発明において、溝部に溝蓋を装着した状態で脚部には彎曲受け部との接触点において反力が作用するが、彎曲部と彎曲受け部との接触点ないしその付近、すなわち反力の作用点ないしその付近で彎曲部を支持すると、彎曲部の変位、すなわち変形が少なくなり、彎曲部がより大きな反力に耐え得るようになる
【0012】
請求項記載の発明は請求項1ないし3記載の発明において、脚部の彎曲部の曲率半径を溝部の彎曲受け部の曲率半径より小さくしたことを特徴とする。
本発明においても、彎曲部及び彎曲受け部はそれぞれ曲率中心が一つであってもよいし、複数あってもよい。
なお、上記各発明において、脚部に設けられる回り止め片或いは回り止め部は脚部の全長に亘って設けてもよいし、脚部に部分的に設けてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、コンクリート製の溝部1と、溝部1に装着される脚付きの溝蓋2よりなる側溝について示すもので、脚部1には水路部3の両側に一つの曲率中心を有する円弧状の彎曲受け部4を有し、溝蓋2の脚部5は図2に示されるように溝蓋2に固着の水平部6aと、水平部6aより直交して垂下する垂下部6bよりなるアングル材6の水平部端に連結されると共に、他端が垂下部6bの中間部に連結され、一つの曲率中心を有する円弧状の彎曲片にて構成される彎曲部7とよりなり、彎曲部7の曲率半径は彎曲受け部4の曲率半径より小さく、脚部5が彎曲受け部4に図2のa点で線接触状態で接触して支持されるようになっている。そして彎曲部より下向きに突出する垂下部6bの下側部は水路側内側面と接触して溝蓋2の旋回及び位置ずれ防止のための機能を果たす回り止め部6cとよりなっている。
【0014】
なお、彎曲受け部4は図示するように水路部上端の端部が彎曲部と接触しないように切り欠いてある。
本実施形態によると、溝蓋に捩れがあり、或いはまた溝蓋の彎曲部や脚部に製作誤差があっても彎曲部と彎曲受け部との接触点が変わるだけで、溝蓋は溝部にガタ付きなく支持されるようになり、溝蓋のある程度の捩れが許容されると共に、溝蓋の脚部及び溝部の彎曲受け部の製作精度が緩和されること、回り止め部により溝蓋の旋回及び位置ずれが規制され、溝蓋を溝部に安定状態で装着できること、回り止め片は垂下部の一部で構成され、脚部の製作に伴って同時に形成できること、等の効果を奏する。
【0015】
図3は、脚部9を構成する彎曲部10をアングル材11の垂下部11bより側方に突出させ、突出部を下向きに折曲して回り止め部10aとしたものである。
図4は、図3に示す脚部9において、垂下部11bを水路部3外に傾斜させて彎曲部中間部と連結し、彎曲受け部4から受ける反力Fの作用線と一致ないしほゞ一致させたものである。これによれば、圧力Fによる彎曲部10の変形が少なくなる。
【0016】
図5及び図6は、脚部14に設ける回り止め部である回り止め片16を脚部14への取付部16aと水路部内側面への接触面16bとで構成し、接触面16bと取付部16aとを段状にして水路巾に応じた段差を持たせたもので、好ましくは脚部14の全長に亘って設けられるが、脚部14の複数か所に部分的に設けてもよい。脚部14の全長に亘って設けることにより水路部内側面との接触長さが増加して応力分散が図られ、溝部の損傷が少なくなると共に、回り止め片の強度が増加する。
【0017】
本実施形態によると、回り止め片16に段差を持たせることで、種々の水路巾の溝部に適応可能であり、段差の異なる回り止め片16を用意するだけで、脚部は共通使用が可能である。
【0018】
【発明の効果】
請求項記載の発明によると、回り止め部が彎曲部の一部を折曲することにより構成されるため構成が簡単で、回り止めのための部材を特に設ける必要がなく、脚部の製作に伴って同時に形成することができる。
【0019】
請求項記載の発明においては、回り止め片に段差を持たせることにより種々の水路巾の溝部に適応させることができ、脚部を共通化して水路巾の異なる溝部に適応させることができる。
【0020】
請求項記載の発明によると、脚部の彎曲部が溝部の彎曲受け部より受ける反力の作用点或いはその近辺で垂下部が彎曲部を支持することにより彎曲部の変形を少なくすることができ、彎曲部が大きな反力に耐え得るようになる。
【0021】
請求項記載の発明においては、彎曲部と彎曲受け面の曲率半径を変えることにより、脚部の彎曲部と溝部の彎曲受け部が線接触状態で接触されるため、溝蓋に捩れがあり、或いはまた溝蓋の彎曲部や脚部に製作誤差があっても彎曲部と彎曲受け部との接触点が変わるだけで、溝蓋は溝部にガタ付きなく支持されるようになり、溝蓋のある程度の捩れが許容されると共に、溝蓋の脚部及び溝部の彎曲受け部の製作精度が緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる側溝の断面図。
【図2】図1の要部拡大断面図。
【図3】側溝の別の態様を示す要部拡大断面図。
【図4】側溝の更に別の態様を示す要部拡大断面図。
【図5】側溝の更に別の態様を示す要部拡大断面図。
【図6】側溝の更に別の態様を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1・・コンクリート製溝部
2・・溝蓋
3・・水路部
4・・彎曲受け部
5、9、14・・脚部
6a・・水平部
6b、11b・・垂下部
6c、10a・・回り止め部
6、11・・アングル材
7、10・・彎曲部
16・・回り止め片
16a・・取付部
16b・・接触面

Claims (4)

  1. コンクリート製の溝部と、該溝部に装着される溝蓋からなり、溝蓋は両端部に溝蓋に固着の水平部と、水平部と一体ないし固着される垂下部と、水平部と垂下部を連結する彎曲部を有するパイプ状の脚部を設ける一方、溝部に脚部の彎曲部を支承する彎曲受け部を設けた側溝において、彎曲部を垂下部より側方に突出させて突出部を下向きに折曲し、溝部の水路部内側面に当接して溝蓋の位置ずれ及び旋回防止を行う回り止め部としたことを特徴とする側溝。
  2. コンクリート製の溝部と、溝部に装着される溝蓋からなり、溝蓋は両端部に溝蓋に固着の水平部と、水平部と一体ないし固着される垂下部と、水平部と垂下部を連結する彎曲部とを有するパイプ状の脚部を設け、脚部には溝蓋の旋回及び位置ずれ防止のための回り止め部を設ける一方、溝部には脚部の彎曲部を支承する彎曲受け部を設けた側溝において、上記回り止め部が垂下部への取付部と、溝部の水路部内側面への接触面とで構成され、接触面取付部と水路巾に応じた段差を有することを特徴とする側溝。
  3. 水路部を備えたコンクリート製の溝部と、該溝部に装着される溝蓋からなり、溝蓋は両端部に溝蓋に固着の水平部と水平部と一体ないし固着される垂下部と、水平部と垂下部を連結する彎曲部を有するパイプ状の脚部を設ける一方、溝部に脚部の彎曲部を支承する彎曲受け部を設けた側溝において、垂下部を水平部と鋭角にして前記水路部外向きに傾斜させ、彎曲部の中間部に連結したことを特徴とする側溝。
  4. 脚部の彎曲部の曲率半径を溝部の彎曲受け部の曲率半径より小さくしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの請求項に記載の側溝。
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