JP3726581B2 - ドアホン装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2線伝送路を用いたドアホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8に、従来よりの一般的なドアホン装置の構成一例を示す。
【0003】
ドアホン子機10は、接続端子109から、2線平衡ケーブル50を介して、ドアホン親機20の接続端子212と接続される。
【0004】
ドアホン子機10は、ドアホン親機20と通話するためのスピーカ101と、マイクと105と、受話音声を増幅するためのスピーカアンプ102と、マイクの音声を増幅するためのマイクアンプ104と、送話と受話の2信号を1対の線路で扱うための2線4線変換回路103と、親機20から供給されるDC電源を平衡2線より分離するための電源分離回路106と、来訪者が呼出時に押下する呼出釦107と、接続線を無極性にするためのダイオードブリッジ108と、ドアホン親機20との接続端子109と、から構成される。
【0005】
ドアホン親機20は、ドアホン副親機30との接続端子201と、ドアホン子機10若しくは、ドアホン副親機30と通話するための音声回路202と、制御データ信号をASK変調し、送信するためのASK変調回路203と、ASK変調された制御データ信号を受信し、復調するためのASK復調回路204と、ドアホン副親機30へ送信するASK変調された制御データ信号と音声信号を多重すると共に、ドアホン副親機30から受信するASK変調された制御データ信号と音声信号を分離するための音声/ASK信号多重部205と、ドアホン子機10の呼出を検出するための子機呼出検出回路210と、ドアホン親機20の内部回路を駆動するための電源回路207と、ドアホン子機10へDC電源を供給するためのDC電源供給回路208と、ドアホン子機10またはドアホン副親機30との通話路を切り替えるための通話切替スイッチ209と、ドアホン副親機30を呼出をするための内線呼出釦211と、子機呼出検出回路210より得られた信号に基づき、DC電源供給回路208の制御を行い、また、内線呼出釦211の押下検出や、ドアホン子機10からの呼出検出等に基づき、 ASK変調回路203へ制御データ信号を出力すると共に、 ASK復調回路204から制御データ信号を受信するためのCPU206と、ドアホン子機10との接続端子212と、から構成される。
【0006】
ドアホン副親機30は、ドアホン親機20との接続端子301と、ドアホン子機10若しくは、ドアホン親機20と通話するための音声回路302と、制御データ信号をASK変調し、送信するためのASK変調回路303と、ASK変調された制御データ信号を受信し、復調するためのASK復調回路304、ドアホン親機20へ送信するASK変調された制御データ信号と音声信号を多重すると共に、ドアホン親機20から受信するASK変調された制御データ信号と音声信号を分離するための音声/ASK信号多重部305と、ドアホン副親機30の内部回路を駆動するための電源回路307と、ドアホン親機20を呼出をするための内線呼出釦308と内線呼出釦308の押下検出に基づき、 ASK変調回路303へ制御データ信号を出力すると共に、 ASK復調回路304から制御データ信号を受信するためのCPU306と、から構成される。
【0007】
次に、図9に上述した従来のドアホン装置におけるドアホン親機20の内部構成図の一例を示す。音声回路202は、ドアホン子機10若しくは、ドアホン副親機30と通話するためのマイク213と、スピーカ219と、マイクの音声を増幅するためのマイクアンプ214と、受話音声を増幅するためのスピーカアンプ218と、送話と受話の2信号を1対の線路で扱うための2線4線変換回路215と、から構成される。
【0008】
ASK変調回路203は、ASK変調のためのキャリア信号を発生するキャリア発生部221と、CPU206から入力される制御データ信号に基づき、キャリア信号をON/OFFさせるASK変調部222と、ASK変調信号を増幅するための送信アンプ223と、不平衡伝送を平衡伝送に変換するための不平衡/平衡変換部224と、から構成される。
【0009】
ASK復調回路204は、平衡伝送を不平衡伝送に変換するための平衡/不平衡変換部225と、受信したASK変調信号を増幅するための受信アンプ226と、ASK変調信号伝送帯域外の周波数成分を抑圧するためのバンドパスフィルタ227と、受信した ASK変調信号の振幅レベルが一定の閾値以上の場合、ロジックレベルに変換したASK信号を出力するASK信号判定部229と、ASK信号判定部229より入力される信号の周波数を検出し、キャリア信号と同様の周波数の場合に、制御データ信号をCPU206へ出力する周波数検出部230と、から構成される。
【0010】
なお、ドアホン副親機30の音声回路302と、 ASK変調回路303と、ASK復調回路304も、上述したドアホン親機20と同様である。
【0011】
従来の一般的なドアホンシステムでは、ドアホン子機10の呼出釦107を来訪者が押下することにより、玄関の来訪者が住戸内の家人とドアホン親機もしくはドアホン副親機30で通話することができる。ドアホン子機10からの呼出は、ドアホン親機20とドアホン副親機30を接続する2線平衡ケーブル60に、音声信号と共に、制御データ信号を周波数多重伝送することにより、ドアホン副親機30へ通知する。また、住戸内では、ドアホン親機20の内線呼出釦211もしくは、ドアホン副親機30の内線呼出釦308を押下することにより、2線平衡ケーブル60に、音声信号と共に、制御データ信号を周波数多重伝送することにより、別室の家人を呼び出し、通話することができる。
【0012】
ASK変調に用いられるキャリア信号は、音声帯域以上(数十kHz〜数百kHz)の周波数の正弦波信号が用いられ、制御データ信号は、音声帯域以下(300Hz以下)の周波数の矩形波信号が用いられる場合が多い。
【0013】
尚、本従来例は、ドアホン子機−ドアホン親機−ドアホン副親機間で音声通話のみが可能なドアホン装置であるが、さらに、映像信号を多重伝送することにより、カメラ付きのドアホン子機により撮像した玄関先の来訪者を、住戸内のドアホン親機、ドアホン副親機で確認可能なテレビドアホン装置についても音声回路、ASK変調回路、ASK復調回路は同様である。また、上述した従来例では、制御データ信号はASK変調されるが、他の変調方式(例えば、FSK変調やPSK変調等)で変調される場合もある。
【0014】
ドアホン親機20とドアホン副親機30間で通話を開始する動作の一例を説明する。親機20および副親機30が通話をしていない待機状態において、親機20の内線呼出釦211を押下した場合、CPU 206は、マイクアンプ214およびスピーカアンプ218への電源供給制御をすると共に、通話開始に対応する制御データ信号をASK変調部222へ出力する。 ASK変調部222は、制御データ信号がハイレベルの期間のみ、キャリア発生部から入力されるキャリア信号を送信アンプ223へ出力する。送信アンプ223、不平衡/平衡変換部224、音声/ASK信号多重部205を介して送信されるASK変調信号は、2線平衡ケーブル60を介して、前記副親機30のASK復調回路304に入力され、復調された制御データ信号は、CPU 306に入力される。 受信した通話開始に対応する制御データ信号に基づき、CPU 306はマイクアンプおよびスピーカアンプへの電源供給制御をする。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のドアホン装置によると、通話の終了時や内線通話中におけるドアホン子機からの呼出通知など、内線通話状態で、ASK変調信号を伝送した場合、ASK変調のキャリア信号および制御データ信号の基本周波数は音声帯域外であるが、キャリア信号のON/OFFの変化は矩形波を成すために、制御データ信号の基本周波数の高調波が、音声帯域に混入し、ASK変調信号伝送時、スピーカよりノイズ音が出力されるという問題があった。
【0016】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは安価な構成で、音声通話状態においてASK変調信号を伝送した場合のノイズ音発生を抑圧すると共に、確実に制御データ信号伝送を可能とする優れたドアホン装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明にあっては、玄関先の来訪者が住戸内の家人と通話するためのドアホン子機と、住戸内において来訪者または、住戸内の別室の家人と通話するためのドアホン親機と、前記ドアホン子機または前記ドアホン親機と通話するためのドアホン副親機と、前記ドアホン子機と前記ドアホン親機、および前記ドアホン親機と前記ドアホン副親機を接続し、音声信号および制御データ信号を伝送するための2線平衡ケーブルとからなるドアホン装置において、前記親機および前記副親機は、前記2線平衡ケーブルに、音声信号と制御データ信号を周波数多重伝送するために、前記制御データ信号をASK変調するASK変調回路を有し、該ASK変調回路は、キャリア信号の立ち上がり立ち下がり時間を遅らせたASK変調信号を出力するものであり、前記ドアホン親機および前記ドアホン副親機は、ASK変調信号を受信するためのASK復調回路を有し、該ASK復調回路は、受信したASK信号がノイズか否かを判定すると共に、ASK信号の電圧振幅レベルを検出しロジックレベルに変換したASK信号を出力するASK信号判定部と、該ASK信号判定部の閾値をASK電圧振幅の半分の電圧値に設定させる振幅レベル検出部と、を有することを特徴とするものである。
【0018】
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の発明において、前記ASK変調回路は、キャリア信号の最大電圧振幅値を複数個に分割した離散電圧値を、順次一定周期で切り替えることによりキャリア信号を発生すると共に、キャリア信号の立ち上がり時は、取りうる離散電圧値を順次増加させ、キャリア信号の立ち下がり時は順次減少させることにより、キャリア信号の立ち上がり立ち下がり時間を遅らせることを特徴とするものである。
【0019】
請求項3記載の発明にあっては、請求項1乃至請求項2記載の発明において、前記ASK変調回路は、ASK変調信号の立ち上がり立ち下がり遅延時間を、変調データ信号の1ビット長時間に対して、常に一定の割合となるように制御するためのデータレート検出部を有することを特徴とする請求項1乃至2に記載のドアホン装置。
【0021】
請求項記載の発明にあっては、請求項1乃至請求項記載の発明において、前記ドアホン親機および前記ドアホン副親機は、音声を送受信する音声回路を有し、該音声回路は、音声帯域以下の帯域に存在する前記制御データ信号の基本周波数成分を除去する低域除去フィルタを有することを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係わるドアホン装置の第1の実施の形態について図1乃至図5を、第2の実施の形態について図6乃至図7を用いて夫々詳細に説明する。
【0023】
以下の記述において、ドアホン装置の構成は図8に示した一般的なドアホン装置の構成と同様である。また、図8に従来例として示した一般的なドアホン装置のブロック図に含まれる装置と同じ装置番号のものは同じ機能を有するものとする。
【0024】
[第1の実施の形態]
図2に、本実施の形態のドアホン親機の構成一例を示す。ASK変調回路203は、CPU 206から出力される制御データ信号の立ち上がり立ち下がり時間を遅らせる(なまらせる)ローパスフィルタ220と、ASK変調のためのキャリア信号を発生するキャリア発生部221と、立ち上がり立ち下がり時間を遅らせた制御データ信号によりキャリア信号を振幅変調するASK変調部222と、 ASK変調信号を増幅するための送信アンプ223と、不平衡伝送を平衡伝送に変換するための不平衡/平衡変換部224と、から構成される。
【0025】
ASK復調回路204は、平衡伝送を不平衡伝送に変換するための平衡/不平衡変換部225と、受信したASK変調信号を増幅するための受信アンプ226と、ASK変調信号伝送帯域外の周波数成分を抑圧するためのバンドパスフィルタ227と、受信した ASK変調信号の振幅レベルが一定の閾値以上の場合、振幅レベルを検出し、ASK信号判定部229へ電圧振幅レベル値を通知する振幅レベル検出部228と、振幅レベル検出部228より通知された振幅レベルの半分のレベルに閾値を設定し、受信した ASK変調信号レベルが設定した閾値以上の場合、ロジックレベルに変換したASK信号を出力するASK信号判定部229と、ASK信号判定部より入力される信号の周波数を検出し、キャリア信号と同様の周波数の場合に、制御データ信号をCPU206へ出力する周波数検出部230と、から構成される。
【0026】
音声回路202は、ドアホン子機10およびドアホン副親機30と通話するためのマイク213と、スピーカ219と、マイクの音声を増幅するためのマイクアンプ214、受話音声を増幅するためのスピーカアンプ218と、送話と受話の2信号を1対の線路で扱うための2線4線変換回路215と、音声帯域以下の帯域の制御データ信号の基本周波数成分を除去するためのハイパスフィルタ216と、音声帯域以上の帯域のASK変調のキャリア信号成分を除去するための、ローパスフィルタ217と、から構成される。
【0027】
上記のASK変調回路203においては、図3(3−1)及び図3(3−2)に示すように、キャリア信号の立ち上がり立ち下がり時間を遅らせることにより、音声帯域以下の帯域の制御データ信号周波数成分の高調波を抑圧する。ASK復調回路204においては、図4に示すように、振幅レベル検出部228は、キャリア信号を半波整流するための整流回路232と、整流されたキャリア信号を平滑化するための平滑化回路233と、ノイズとキャリア信号と混同しないために、キャリア信号の振幅レベルが所定の振幅レベルを比較すると共に、所定の振幅レベルよりも大きい場合、ASK信号判定部229への出力を許可する制御信号をA/D変換部235に出力するための振幅比較回路234と、平滑化されたキャリア信号をA/D変換し、振幅比較回路234の制御に基づき、キャリア信号の最大DC電圧振幅レベルをASK信号判定部229に出力するためのA/D変換部235と、から構成される。
【0028】
また、ASK信号判定部229は、振幅レベル検出部228から入力されるキャリア信号の最大DC電圧振幅レベルを保持するためのラッチ236と、ラッチが保持したキャリア信号の最大DC電圧振幅レベルをアナログ値に変換するためのD/A変換部237と、キャリア信号とD/A変換部237より出力されるキャリア信号の最大DC電圧レベルの半分の電圧レベルを比較し、キャリア信号の振幅レベルの方が大きい場合、ロジックレベルに変換したASK信号を出力する振幅レベル比較部238と、から構成される。
【0029】
振幅レベル検出部228において、従来はASK信号判定部229で処理していたノイズとキャリア信号との判定を行うことにより、ASK信号判定部229においては、ノイズレベルに関係なく、キャリア信号の最大電圧振幅レベルの半分の電圧値に判定の閾値を設定し、ASK復調後の制御データ信号のデューティ比を、常に一定にする。
【0030】
また、上記の音声回路202においては、図5に示すように、ハイパスフィルタ216により、音声帯域以下の帯域の制御データ信号の基本周波数成分と、その近傍の周波数成分を除去する。
【0031】
[第2の実施の形態]
図6に、本実施の形態のドアホン親機の構成一例を示す。なお、本実施の形態の図3(3−1)基本構成は、上述した第1の実施の形態のものとよく似ており、同じ部分については同一の番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0032】
ASK変調回路203は、CPU206から出力される制御データ信号のデータレートを検出し、CPU206に通知するデータレート検出部232と、ASKの最大電圧振幅値を複数の離散電圧値に分割する電圧ラダー回路と、CPU206の制御により制御データ信号が例えばハイレベルの期間に、前記離散電圧値を順次一定周期で切り替えるスイッチからなるASK信号発生部233と、離散的に電圧値が変化するASK変調信号を、正弦的に電圧値が変化するASK変調信号に変換するローパスフィルタ234と、 ASK変調信号を増幅するための送信アンプ223と、不平衡伝送を平衡伝送に変換するための不平衡/平衡変換部224と、から構成される。
【0033】
データレート検出部232は、例えば、制御データ信号の先頭に付加されたスタートビットによりデータの1ビット長時間を検出して、CPU206に通知する。図7に示すように、立ち上がり時間を、例えばデータの1ビット長の10%とする場合、CPU206は、1ビット長時間の10分の1時間経過後にASK変調信号が最大振幅になるように、ラダー回路出力の切替スイッチが取りうる離散電圧値を電圧値0レベルから順次増加させる。立ち下がりの場合は、1ビット長時間経過後から、さらに1ビット長時間の10分の1時間経過後にASK変調信号が0レベルになるように、ラダー回路出力の切替スイッチが取りうる離散電圧値を最大電圧レベルから順次減少させる。
【0034】
なお、上述した第1の実施の形態及び第2の実施の形態は、ドアホン副親機30においても同様である。
【0035】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ASK変調回路において、キャリア信号の立ち上がり立ち下がり時間を遅らせることにより、音声帯域以下の帯域の制御データ信号の基本周波数成分の高調波を抑圧し、高調波成分による、通話音声へのノイズ音混入を抑圧できると言う効果を奏する。更に、伝送ロスによりASK信号が減衰した場合においても、ASK信号判定部の判定閾値をキャリア信号の立ち上がり立ち下がりの中点にすることができるため、復調された制御データ信号のデューティー比が変化しないとともに、振幅レベル検出部に判定閾値を設けることにより、ASK信号判定部において、ノイズをASK信号と誤判定することがないと言う効果を奏する。
【0036】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え更に、ASK変調のための複雑なハードウェアを構成することなく、ソフトウェア制御により簡易かつ安価にASK変調信号を発生することができると言う効果を奏する。
【0037】
請求項3に記載の発明によると、請求項1乃至請求項2記載の発明の効果に加え更に、制御データ信号のデータレートを変更した場合も、ハードウェアを変更することなく、キャリア信号の立ち上がり立ち下がり遅延時間を、変調データ信号の1ビット長時間に対して、常に一定の割合とすることが可能であると言う効果を奏する。
【0039】
請求項に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項記載の発明の効果に加え更に、ハイパスフィルタにより、制御データ信号の基本周波数成分を除去するため、制御データ信号の基本周波数成分が通話音声へノイズ音として混入することを抑圧できると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるドアホン装置の一実施の形態の内部構成の一例を示した説明図である。
【図2】上記発明のドアホン親機の内部構成の一例を示した説明図である。
【図3】発明のASK変調回路から出力されるASK変調信号とその周波数スペクトラムを示した説明図である。
【図4】上記発明のASK信号判定部の閾値の制御の一例を示した説明図である。
【図5】上記発明の音声回路によるASK変調信号成分による音声帯域への干渉抑制を示した説明図である
【図6】ドアホン親機の内部構成の一例を示した説明図である。
【図7】発明のASK変調回路のASK変調信号発生方法の一例を示した説明図である。
【図8】従来のドアホン装置の一実施の形態を示した図である。
【図9】従来の一般的なドアホン親機の内部構成の一例を示した図である。
【符号の説明】
10 ドアホン子機
101 スピーカ
102 スピーカアンプ
103 2線変換回路
104 マイクアンプ
105 マイク
106 電源分離回路
107 内線呼出釦
108 ダイオードブリッジ
109 接続端子
20 ドアホン親機
201 接続端子
202 音声回路
203 変調回路
204 調回路
205 信号多重部
206 CPU
207 電源回路
208 DC電源供給回路
209 通話切替スイッチ
210 子機呼出検出回路
211 内線呼出釦
212 接続端子
213 マイク
214 マイクアンプ
215 線変換回路
216 ハイパスフィルタ
217 ローパスフィルタ
218 ピーカアンプ
219 スピーカ
221 キャリア発生部
222 ASK変調部
223 送信アンプ
224 不平衡/平衡変換部
225 平衡/不平衡変換部
226 受信アンプ
227 バンドパスフィルタ
228 振幅レベル検出部
229 信号判定部
229 ASK信号判定部
230 周波数検出部
231 ドアホン子機I/F
232 データレート検出部
233 ASK信号発生部
233 平滑化回路
234 ローパスフィルタ
234 振幅比較回路
235 A/D変換部
236 ラッチ
237 D/A変換部
238 振幅レベル比較部
30 ドアホン副親機
301 接続端子
302 音声回路
303 変調回路
304 復調回路
305 音声/ASK信号多重部
306 CPU
307 電源回路
308 内線呼出釦
50 2線平衡ケーブル
60 2線平衡ケーブル

Claims (4)

  1. 玄関先の来訪者が住戸内の家人と通話するためのドアホン子機と、住戸内において来訪者または、住戸内の別室の家人と通話するためのドアホン親機と、前記ドアホン子機または前記ドアホン親機と通話するためのドアホン副親機と、前記ドアホン子機と前記ドアホン親機、および前記ドアホン親機と前記ドアホン副親機を接続し、音声信号および制御データ信号を伝送するための2線平衡ケーブルとからなるドアホン装置において、前記親機および前記副親機は、前記2線平衡ケーブルに、音声信号と制御データ信号を周波数多重伝送するために、前記制御データ信号をASK変調するASK変調回路を有し、該ASK変調回路は、キャリア信号の立ち上がり立ち下がり時間を遅らせたASK変調信号を出力するものであり、前記ドアホン親機および前記ドアホン副親機は、ASK変調信号を受信するためのASK復調回路を有し、該ASK復調回路は、受信したASK信号がノイズか否かを判定すると共に、ASK信号の電圧振幅レベルを検出しロジックレベルに変換したASK信号を出力するASK信号判定部と、該ASK信号判定部の閾値をASK電圧振幅の半分の電圧値に設定させる振幅レベル検出部と、を有することを特徴とするドアホン装置。
  2. 前記ASK変調回路は、キャリア信号の最大電圧振幅値を複数個に分割した離散電圧値を、順次一定周期で切り替えることによりキャリア信号を発生すると共に、キャリア信号の立ち上がり時は、取りうる離散電圧値を順次増加させ、キャリア信号の立ち下がり時は順次減少させることにより、キャリア信号の立ち上がり立ち下がり時間を遅らせることを特徴とする請求項1記載のドアホン装置。
  3. 前記ASK変調回路は、ASK変調信号の立ち上がり立ち下がり遅延時間を、変調データ信号の1ビット長時間に対して、常に一定の割合となるように制御するためのデータレート検出部を有することを特徴とする請求項1乃至2に記載のドアホン装置。
  4. 前記ドアホン親機および前記ドアホン副親機は、音声を送受信する音声回路を有し、該音声回路は、音声帯域以下の帯域に存在する前記制御データ信号の基本周波数成分を除去する低域除去フィルタを有することを特徴とする請求項1乃至請求項記載のドアホン装置。
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