JP2859098B2 - 折返し雑音除去方式 - Google Patents

折返し雑音除去方式

Info

Publication number
JP2859098B2
JP2859098B2 JP5200468A JP20046893A JP2859098B2 JP 2859098 B2 JP2859098 B2 JP 2859098B2 JP 5200468 A JP5200468 A JP 5200468A JP 20046893 A JP20046893 A JP 20046893A JP 2859098 B2 JP2859098 B2 JP 2859098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
wire
circuit
band
encoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5200468A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0758782A (ja
Inventor
栄一 小林
博美 福丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ENU II SHII TERENETSUTOWAAKUSU KK
NEC Corp
Original Assignee
ENU II SHII TERENETSUTOWAAKUSU KK
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ENU II SHII TERENETSUTOWAAKUSU KK, Nippon Electric Co Ltd filed Critical ENU II SHII TERENETSUTOWAAKUSU KK
Priority to JP5200468A priority Critical patent/JP2859098B2/ja
Publication of JPH0758782A publication Critical patent/JPH0758782A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2859098B2 publication Critical patent/JP2859098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Meter Arrangements (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は折返し雑音除去方式に関
し、特に公衆電話機に接続されるPCM端局装置の通話
路盤における帯域外課金信号による折り返し雑音を除去
する折返し雑音除去方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の雑音抑圧方式を適用した課
金信号送出回路のブロック図である。
【0003】図3を参照すると、従来の課金信号送出回
路は帯域外課金信号を出力する正弦波発振回路7と、正
弦波発振回路7の出力の送出を制御するアナログスイッ
チ8と、2線式加入者線から入力される信号を4線式回
路に出力するとともに4線式回路から入力される信号を
2線式加入者線に出力する2線/4線変換回路9と、音
声信号をPCMコード化するとともにPCM化された信
号を音声信号に変換する符号化・復号化回路(PCMC
ODEC)10と、PCMCODEC10の音声入力端
子の前段において帯域外課金信号を抑圧するための低域
通過フィルタ11とを有している。
【0004】次に、この例の課金信号送出回路の動作に
ついて説明する。
【0005】図3において、正弦波発振回路7は公衆電
話機に送出すべき帯域外課金信号を12kHzまたは1
6kHzの正弦波信号として出力する。
【0006】正弦波発振回路7から出力された正弦波信
号は図示されていない課金信号制御回路により必要とさ
れる時間のみアナログスイッチ8を通して2線/4線変
換回路9の4線受け側端子に入力される。
【0007】この正弦波信号は2線/4線変換回路9に
より大部分は2線式加入者線に出力されるが、一部は2
線/4線変換回路9の回路構成および回路定数等により
決定される2線/4線変換損失によって4線送り側端子
へ出力される。
【0008】この2線/4線変換損失のうち4線受け側
端子から4線送り側端子に伝送される損失は、反響を防
止するため音声周波数については2線/4線変換回路9
内において損失を抑えるように対策がとられるが、帯域
外課金信号については音声周波数との帯域差があるた
め、音声信号と同一の対策によって2線/4線変換回路
9内で抑圧することは困難である。
【0009】また、4線受け側端子から4線送り側端子
に伝送された帯域外課金信号が直接PCMCODEC1
0の音声入力端子に入力されると、符号化時に音声信号
と認識されて折返し雑音となり、音声信号と同時に対向
局へ伝送される。
【0010】この折返し雑音を抑圧するため、低域通過
フィルタ11により帯域外課金信号の周波数帯域を抑圧
し、符号化時に発生する折返し雑音を減少させている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この従来の課金信号送
出回路では、低域通過フィルタにより帯域外課金信号を
抑圧させているが、電話回線に通常使用される音声信号
周波数帯域は300Hz〜3.4kHzであり、一方帯
域外課金信号として使用される周波数帯域は12kHz
または16kHzである。
【0012】したがって低域通過フィルタにより音声信
号に対しては周波数特性を満足させるような損失しか与
えず、しかも帯域外課金信号に対しては折返し雑音が無
視できる程度の十分な損失を与えるためには、低域通過
フィルタの構成が複雑かつ大規模となるという問題点が
ある。
【0013】仮に、低域通過フィルタとして、音声信号
周波数帯域に制限される平坦な損失特性を有するバタワ
ース(Butterworth)低域通過フィルタを選
択すると、低域通過フィルタの次数nは次の(1)式で
与えられる。
【0014】
【0015】但し、ωs:減衰域での各周波数、αs:
減衰域での減衰量、ωp:通過域での各周波数、αp:
通過域での減衰量。
【0016】ここで、音声周波数帯域での許容減衰量を
1dB、帯域外課金信号帯域での減衰量を12kHzに
おいて50dBと仮定し、 ωs=2π×12kHz=75398.22、αs=5
0dB、ωp=2π×3.4kHz=21362.8、
αp=1dBを(1)式に代入して必要とされる低域通
過フィルタの次数を求めると、 n=log{(1050/10 −1)/(101/10−1)}
/2log(75398.22/21362.83)=
5.59/1.10=5.08≒5.1 となる。
【0017】したがって、6次の低域通過フィルタが必
要とされ、図3における低域通過フィルタ11を構成す
る回路が複雑かつ大規模となってしまう。
【0018】このように従来の方式では帯域外信号を抑
圧するための大規模な低域通過フィルタを必要とし、ま
たこの大規模なフィルタを用いても、帯域外信号による
折返し雑音を完全に除去することが可能な減衰量を得る
ことはできないという問題点があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、公衆電
話機に接続された2線式加入者線から伝送されるアナロ
グ音声信号をPCMコード化し、PCMコード化された
ディジタル信号をアナログ信号に変換するPCM端局装
置の通話路盤において、帯域外課金信号の瞬時値が零と
なる時間を符号化・復号化回路の符号化周期と同期させ
る同期手段を備えることを特徴とする折返し雑音除去方
式が得られる。
【0020】また、前記同期手段は前記帯域外課金信号
周波数の矩形波信号を出力する発振回路と、この発振回
路の出力の前記矩形波信号と前記符号化・復号化回路に
入力される同期信号とを同期させる同期回路とから構成
され、この同期回路の出力の矩形波信号から抽出した正
弦波信号を2線/4線変換回路の4線受け側端子に入力
することを特徴とする折返し雑音除去方式が得られる。
【0021】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0022】図1は本発明の折返し雑音除去方式の一実
施例のブロック図、図2は図1における符号化・復号化
回路の音声入力端子での帯域外課金信号と符号化周期と
の時間関係を示す波形図である。
【0023】図1を参照すると、本実施例の雑音除去方
式は帯域外課金信号周波数の矩形波信号を出力する矩形
波発振回路1と、この矩形波発振回路1の出力の矩形波
信号と符号化・復号化回路6に入力される同期信号とを
同期させる同期回路2と、この同期した矩形波信号から
正弦波信号を抽出する低域通過フィルタ3と、外部の課
金信号制御回路に制御されて低域通過フィルタ3の出力
を必要とされる時間だけ2線/4線変換回路5の4線受
け側端子に送出するアナログスイッチ4と、送信側A/
D変換回路61,受信側D/A変換回路62を備える符
号化・復号化回路(PCMCODEC)6とから構成さ
れている。
【0024】送信側A/D変換回路61の音声入力端子
は2線/4線変換回路5の4線送り側端子と接続され、
受信側D/A変換回路62の音声出力端子は2線/4線
変換回路5の4線受け側端子と接続されている。
【0025】送信側A/D変換回路61と同期回路2に
は送信同期信号が入力され、受信側D/A変換回路62
には受信同期信号が入力される。
【0026】続いて、本実施例の動作について説明す
る。
【0027】矩形波発振回路1は帯域外課金信号として
使用される12kHzまたは16kHzの周波数の矩形
波信号を出力し、この矩形波信号は同期回路2によりP
CMCODEC6に入力される送信同期信号と同期がと
られたのち、低域通過フィルタ3へ出力される。
【0028】低域通過フィルタ3は入力された信号から
帯域外信号周波数の3倍以上の高調波を除去して、アナ
ログスイッチ4に正弦波信号を出力する。
【0029】この正弦波信号は課金信号制御回路により
制御されたアナログスイッチ4を通して必要とされる時
間だけ2線/4線変換回路5の4線受け側端子に入力さ
れ、大部分は2線/4線変換回路5を通して2線式加入
者線に送出されるが、同時に一部は2線/4線変換回路
5の回路構成および回路定数により決定される2線/4
線変換損失のため4線送り側端子に出力される。
【0030】この4線受け側端子から4線送り側端子へ
伝送される信号が音声信号のときは反響の原因となるの
で、2線/4線変換回路5において損失を抑える対策が
構じられるが、帯域外課金信号のときは音声周波数との
帯域差があるため、音声信号と同一対策によって2線/
4線変換回路5内で帯域外課金信号を抑圧することは困
難である。
【0031】そこで、本実施例においては、この2線/
4線変換回路5の4線受け側端子から4線送り側端子へ
伝送される帯域外課金信号の抑圧を、同期回路2によっ
て帯域外課金信号の瞬時値が零となる時間、すなわち矩
形波発振回路1から出力される信号の立上がりまたは立
下がり時間と、PCMCODEC6の符号化周期とを同
期させることにより、図2に示すように、帯域外課金信
号が符号化時に無視されるよう固定している。
【0032】また、矩形波信号から正弦波信号を抽出す
るための低域通過フィルタ3の遅れ位相φfを他の回路
での遅れ時間を考慮して(2)式に設定することによ
り、帯域外課金信号による折返し雑音を完全に除去して
いる。 φf=180°×m−f0×360°×Td …(2) 但し、mは正の整数、f0は12kHzまたは16kH
z、Tdは低域通過フィルタ以外の回路での遅れ時間を
それぞれ表す。また、mはφfが負の値とならないよう
に適当な値を選択する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、帯域外課
金信号の瞬時値が零となる時間を符号化・復号化回路の
符号化周期に同期させることにより完全に折返し雑音を
除去することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折返し雑音除去方式の一実施例のブロ
ック図である。
【図2】図1における符号化・復号化回路の音声入力端
子での帯域外課金信号と符号化周期との時間関係を示す
波形図である。
【図3】従来の雑音抑圧方式を適用した課金信号送出回
路のブロック図である。
【符号の説明】
1 矩形波発振回路 2 同期回路 3,11 低域通過フィルタ 4,8 アナログスイッチ 5,9 2線/4線変換回路 6,10 符号化・復号化回路(PCMCODEC) 7 正弦波発振回路 61 送信側A/D変換回路 62 受信側D/A変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−252316(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆電話機に接続された2線式加入者線
    から伝送されるアナログ音声信号をPCMコード化し、
    PCMコード化されたディジタル信号をアナログ信号に
    変換するPCM端局装置の通話路盤において、帯域外課
    金信号の瞬時値が零となる時間を符号化・復号化回路の
    符号化周期と同期させる同期手段を備えることを特徴と
    する折返し雑音除去方式。
  2. 【請求項2】 前記同期手段は前記帯域外課金信号周波
    数の矩形波信号を出力する発振回路と、この発振回路の
    出力の前記矩形波信号と前記符号化・復号化回路に入力
    される同期信号とを同期させる同期回路とから構成さ
    れ、この同期回路の出力の矩形波信号から抽出した正弦
    波信号を2線/4線変換回路の4線受け側端子に入力す
    ることを特徴とする請求項1記載の折返し雑音除去方
    式。
JP5200468A 1993-08-12 1993-08-12 折返し雑音除去方式 Expired - Lifetime JP2859098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5200468A JP2859098B2 (ja) 1993-08-12 1993-08-12 折返し雑音除去方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5200468A JP2859098B2 (ja) 1993-08-12 1993-08-12 折返し雑音除去方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0758782A JPH0758782A (ja) 1995-03-03
JP2859098B2 true JP2859098B2 (ja) 1999-02-17

Family

ID=16424824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5200468A Expired - Lifetime JP2859098B2 (ja) 1993-08-12 1993-08-12 折返し雑音除去方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2859098B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0758782A (ja) 1995-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4652703A (en) Digital voice transmission having improved echo suppression
KR19980048828A (ko) 디지털 방식의 송신자-아이디 수신기 및 이를 구비한 유무선 송수신 장치
JP2894881B2 (ja) 無線拡声電話装置
JPS591020B2 (ja) 電話加入者装置
US4945533A (en) Method and apparatus for transmitting data
JP2859098B2 (ja) 折返し雑音除去方式
US5341417A (en) Integrated PCM-CODEC circuit with telemetering noise elimination
US5495530A (en) Low power emergency telephone mode
KR100300156B1 (ko) 직교변조성분을효율적으로이용한음성메시징시스템및방법
JPS6035841A (ja) エコー補償機能を有するライン回路
JP3726581B2 (ja) ドアホン装置
US5970099A (en) Silent polarity reversal in a communication system
JP7122587B2 (ja) ロビーステーション、ドアホンシステムおよび通信方法
JP7122588B2 (ja) ロビーステーション、ドアホンシステムおよび通信方法
JP2603701B2 (ja) 自動発呼方式
JP2776612B2 (ja) 音声符号化復号化装置ディジタルノリンク中継交換方式
GB2107154A (en) Acoustic coupler
JP2883578B2 (ja) データ多重通信装置
JP2004229031A (ja) ファクシミリ用モデム装置
JPH03191692A (ja) 雑音抑制音声信号変換方法及び装置
JPS61288535A (ja) 情報伝送装置
JPH04150427A (ja) 無線通信機器の秘話装置
JPH01314437A (ja) エコー・キャンセラ装置
JPH06334774A (ja) 電話回線における信号送出レベル自動設定装置
JPS6315538A (ja) 屋内配電線を伝送路とするインタホン電話装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981104