JP3726384B2 - シャッターカーテンの吊元構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅などの建造物に配設されるシャッター装置における、シャッターカーテンと、このシャッターカーテンが巻回される巻取シャフト構造との連結部分であるシャッターカーテンの吊元構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅などの建造物に配設されるシャッター装置は、一般に建物壁面に形成される窓部などの開口部分の上縁にシャッターケースが配設され、このシャッターケース内にシャッターカーテンを巻回状態として収納するようになっている。
【0003】
そして、シャッターケース内には、両端が支持されて配設される軸と、この軸の軸線上に配設される複数の巻取ホイールと、各巻取ホイールを一体に連結する連結杆とで構成される巻取シャフト構造が配設され、この巻取シャフト構造の各巻取ホイールの外周にシャッターカーテンが巻回されるようになっている。
【0004】
この巻取シャフト構造とシャッターカーテンとは、吊元部材によって連結されており、従来、この吊元部材は、シャッターカーテンを構成するスラットを短尺に裁断した形状の部材よりなり、この吊元部材を複数で構成させ、各吊元部材を固定用ボルトやリベットなどの手段にて、各巻取ホイールの外周面に締着固定させるとともに、これら吊元部材の繰出側の一側縁に形成されている連結カール部をシャッターカーテンの最上部に位置するスラットの連結カール部と係合連結させて、シャッターカーテンを巻取ホイールに連結させるようになっていた。
【0005】
また、上記のような形状ではなく、巻取側から繰出側にかけて厚さが緩やかに漸増する湾曲した板材を吊元部材とし、この吊元部材を巻取シャフトの外周面に固定用ボルトリベットなどの手段にて固定させ、この吊元部材の繰出側一側縁にシャッターカーテンの最上部に位置するスラットを連結させる構造などがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の各吊元部材では、巻取シャフト構造とシャッターカーテンとを連結させる組み付け作業が、巻取シャフト構造の各巻取ホイールに対してそれぞれ固定用ボルトを用い、各巻取ホイールの各外周面に吊元部材を固定させてこれら吊元部材にシャッターカーテンを連結させるようになっているが、各巻取ホイールの外周面に穿設される固定のための取付孔の軸に対する位置が、軸と平行な一直線上となる各外周面のそれぞれの位置となるよう位置決めされていないと、シャッターカーテンの各スラットが軸に対してそれぞれ平行とならずに固定され連結されることとなり、この巻取シャフト構造に対して、シャッターカーテンが斜めに巻き取られてしまうなどの不具合が生じる欠点がある。
【0007】
また、上記のような固定構造を用いることから、巻取ホイールに対する取付孔の穿設や、巻取ホイールに対する吊元部材の位置決め、取付孔に対する固定用ボルトの締結作業などを要することとなり、すなわち、シャッターカーテンを巻取シャフト構造に取り付ける作業が、煩雑となり、容易にシャッターカーテンを組み付けることができないという欠点を有している。
【0008】
そこで本発明は、上記問題点を解消するために、巻取シャフト構造に対してシャッターカーテンを連結させる構造を簡素な構造とし、この連結組み付け作業を容易なものとすることができるシャッターカーテンの吊元構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明のシャッターカーテンの吊元構造は、シャッターケースを構成する左右側板に両端6aが支持される軸6の軸線上に配置された複数の巻取ホイール7が、各巻取ホイール7の外周壁を連通する連結杆10によって一体結合されてなり、前記各巻取ホイール7の外周にシャッターカーテン1が巻回される巻取シャフト構造5におけるシャッターカーテンの吊元構造において、前記シャッターカーテン1の上端縁が連結される連結部16を有するとともに、前記連結杆10に嵌合されて固着される取付部19が形成される吊元部材12を備え、吊元部材12の取付部19は中央に前記巻取ホイール7が嵌入する溝部22を有しており、該吊元部材12にて前記シャッターカーテン1と前記巻取シャフト構造5とを連結させることを特徴としている。
【0010】
尚、前記吊元部材12の取付部19は、基板13とこの基板13の両側縁に設けられた一対の取付片14,15とで一側が開口する断面略コ字状に形成され、各取付片14,15の先端縁には互いに内方向に突出する係止爪片17,18がそれぞれ形成された構成とすることができる。
また、前記吊元部材12の前記基板13の内側面には、前記取付片14,15と同方向に延出する当接部21が形成され、該当接部21の先端と前記係止爪片17,18との間隔は、前記巻取ホイール7外周のリブ部8の板厚と前記連結杆10の厚さの合計厚さと略一致する構成とすることができる。
さらに、前記一対の取付片を構成する一方の取付片はシャッターカーテンの繰出側取付片14とされ、他方の取付片はシャッターカーテンの巻取側取付片15とされ、繰出側取付片14の外側には前記連結部16が延設され、巻取側取付片15に対して繰出側取付片14は突出方向にやや長尺に形成されるとともに、その長さの差は、前記シャッターカーテンを構成するスラット2の厚さと略同等とされた構成とすることができる。
また、前記吊元部材12は、巻取側から繰出側にかけて仰角方向となる斜面にて形成される支持部20を有する構造としてもよい。
【0011】
このような構成により、前記巻取シャフト構造5と前記シャッターカーテン1とを連結させる際は、シャッターカーテン1の上端縁を吊元部材12の連結部16に連結させ、取付部19を巻取シャフト構造5の連結杆10に嵌合させて固着させることで、その連結作業が完了し、すなわち、この吊元部材12によればネジなどの固定手段を用いることなく容易にこの連結作業を行うことが可能となり、シャッターカーテン1の吊元構造が得られることとなる。
【0012】
なお、吊元部材12の取付部19に溝部22が形成されることにより、この溝部22内に巻取ホイール7が嵌入して取り付けられることとなり、これにより吊元部材12が軸方向にずれることがなくなり、また、斜面よりなる支持部20を有する構造とすることで、シャッターカーテン1を巻き取る際にスムーズに巻き取りを行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるシャッターカーテンの吊元構造の実施の形態を示す斜視図、図2は同正面図、図3は同側断面図である。
【0014】
はじめに、この吊元構造に連結されるシャッターカーテン1は、図1乃至図3に示すように、断面略波形に形成された左右に長尺なスラット2にて構成されており、各スラット2の上縁と下縁とに形成されている連結カール部3,4を互いに係合させて、各スラット2を連結してなるものである。
【0015】
また、この吊元構造が構成される巻取シャフト構造5は、住宅の窓部などの建造物の開口部(図示せず)の上縁に配設され、前記シャッターカーテン1を巻回状態で収納するシャッターケース(図示せず)内に配設される。
【0016】
この巻取シャフト構造5を構成する軸6は、シャッターケースを構成する左右側板の互いに対向する内側面の略中央に突設された軸受ブラケット(図示せず)に、両端6aが支持され、回動しないようにシャッターケース内に固定されている。
【0017】
また、この軸6には、巻取ホイール7が、この軸6の軸線上に略等間隔となって複数、例えば図2に示すように、軸6の両端6a近傍とそれらの中間位置の3ヵ所に位置して配設され、それぞれこの軸6に対してベアリング(図示せず)などを介して回動自在に取り付けられている。
【0018】
各巻取ホイール7は、図1に示すように、略円板状に形成されるとともに、外周縁にリブ部8が形成されており、また、外周縁に近接した板面である外周壁に貫通孔9が複数カ所穿設されている。
【0019】
この貫通孔9は、略スリット状の矩形状に形成されており、後述する連結杆10の断面形状と略同等となっている。
【0020】
なお、各巻取ホイール7の貫通孔9の形成される位置におけるリブ部8は、図3に示すように平板状に成形されている。
【0021】
次に、各巻取ホイール7は、連結杆10にて連結されている。
この連結杆10は、断面矩形状の短冊状の長尺な板状部材よりなり、各巻取ホイール7の穿設されている各貫通孔9を貫通し、各巻取ホイール7の外周壁を連通するように取り付けられるとともに、リブ部8に対して例えば固定ネジなどの固定手段を用いて固定され、各巻取ホイール7を一体結合させるようになっている。
【0022】
なお、この連結杆10は、複数で構成されて各巻取ホイール7に連通されて設けられるとともに、各連結杆7が軸6と平行となるように設けられ、すなわちこの巻取シャフト構造5が、略籠状に形成されるようになっている。
【0023】
また、この巻取シャフト構造5において、軸6にはトーションコイルバネ11が巻装されており、このコイルバネ11の両端が軸6と巻取ホイール7とのそれぞれに固定されており、これら軸6と巻取ホイール7とを連結している。
【0024】
次に、吊元部材12は、図1に示すように、左右にやや長尺な短冊状に形成される基板13と、図3に示すようにこの基板13の長尺な両側縁にそれぞれ設けられる長短一対の取付片14,15とで、一側が開口する断面略コ字状に形成されるとともに、一方の取付片14の外側に連結部16が延設された形状に略形成されている。そしてこの吊元部材12は、本実施の形態では、前記巻取ホイール7と同数で構成されている。
【0025】
各取付片14,15の一方の取付片14は繰出側取付片とされ、他方の取付片15は巻取側取付片とされており、この巻取側取付片15に対して繰出側取付片14はやや長尺とされ、その差は、スラット2の厚さと略同等とされている。
【0026】
また、各取付片14,15の先端縁には、図4に示すように、互いに内方向に突出する係止爪片17,18がそれぞれ形成されているとともに、各取付片14,15は互いに平行となるように基板13に設けられている。
【0027】
なお、各取付片14,15は、それぞれの先端縁の各係止爪片17,18が互いに向き合い、これら取付片14,15にて取付部19を構成しているとともに、各係止爪片17,18を結ぶ仮想線に対し、略直角となるように各取付片14,15が位置し、すなわち、図4に示すように、各取付片14,15に対して基板13は傾斜するように、別言すると巻取側取付片15から繰出側取付片14にかけて仰角方向となる傾斜となっている。
【0028】
この基板13は、その外側面が支持部20を構成し、シャッターカーテン1が巻回された際に、スラット2が当接するようになっている。
また、この基板13の内側面には、前記取付片14,15と同方向に延出する突条状の当接部21が形成されている。
【0029】
なお、この当接部21の先端と、各取付片15,17のそれぞれの係止爪片17,18との間隔は、図4に示すように、巻取ホイール7のリブ部8の板厚と連結杆10の厚さとの合計厚さと略一致するよう設定され形成されている。
【0030】
次に、連結部16は、断面略J字状に形成され、スラット2の下部連結カール部4と略同等の形状に形成され、長尺な繰出側取付片14の外側に延設されている。
【0031】
この連結部16は、図4に示すように、繰出側取付片14における、係止爪片17に対する基板13の当接部21先端までの距離と同等の位置となる外側に位置して配設され、この取付片14に対して略直角に延出し、かつ巻取ホイール7の外周面7aにおける曲率と同等の曲率で湾曲形成されている。
また、この連結部16の先端の係合部16aは上向きに湾曲形成されている。
【0032】
また、本実施の形態の吊元部材12は、図1及び図2に示すように、取付部19の中央に溝部22が形成され、すなわち各取付片14,15が中央で分断された形状とされている。
この溝部22の間隔長さは、巻取ホイール7のリブ部8の長さと同等に形成されており、この巻取ホイール7が溝部22内に嵌入できるようになっている。
【0033】
そして、このように構成された吊元構造によれば、巻取シャフト構造5に、シャッターカーテン1を連結する際、まず、スラットカーテン1の上端縁となる最上部に位置するスラット2に、巻取ホイール7と同数、本実施の形態では3個の吊元部材12を取り付ける。
【0034】
この取り付けは、スラット2の上縁に形成されている連結カール部3に、吊元部材12の連結部16を係合させ、互いに連結させる。
なお、連結後は、スラット2の上部連結カール部3の両端3aをかしめ、スラット2に対して吊元部材12が左右端部より脱落しないようにする。
【0035】
次に、各吊元部材12を、巻取シャフト構造5を構成するいずれかの連結杆10に嵌合させる。このとき、各吊元部材12の取付部19に形成されている溝部22を、各巻取ホイール7に嵌入させるように、すなわち取付部19の各取付片14,15を撓ませて各取付片14,15間に連結杆12を圧入させるように取り付ける(図1参照)。
【0036】
すると、各吊元部材12は、その取付部19の各取付片14,15における係止爪片17,18が連結杆10の両縁部に係合され、かつ、基板13の当接部21が巻取ホイール7のリブ部外周面7aに当接し、図3に示すように、固着される。
【0037】
これにより、シャッターカーテン1は、この吊元部材12を介して巻取シャフト構造5に取り付けられることとなる。
【0038】
取り付けられた状態では、この吊元部材12の支持部20が、巻取側から繰出側にかけて仰角方向の傾斜面となり、また、連結部16が巻取ホイール7の外周面7aに沿うようになる。
【0039】
そして、各巻取ホイール7の外周面7aにスラットカーテン1が巻回されるようになって巻き取られるとともに、この吊元部材12の支持部20によって、吊元部材12とスラット2との連結部分(16)がその外周のスラット2に影響なく巻回されるようになる。
【0040】
なお、連結杆10に取り付けられる各吊元部材12の左右両端に位置する吊元部材12は、それに対応する巻取ホイール7を溝部22内に嵌入させて連結杆10に固着させた際に、それぞれ中央より外側となる取付部19が、連結杆10には取り付けられない状態となるが、それぞれの中央より内側の取付部19が連結杆10に固着状態となることから、片持ち状の支持となってスラットカーテン1が連結されることとなる。
【0041】
従って、上記のように構成された吊元構造によれば、シャッターカーテン1を巻取シャフト構造5に連結する際に、スラットカーテン1の最上部のスラット2に吊元部材12を連結部16を介して連結させ、この吊元部材12を巻取シャフト構造5を構成する連結杆10に嵌合させるのみで、この巻取シャフト構造5と、シャッターカーテン1とを連結させることが可能となり、従来のようなネジやボルト、リベットなどの固定手段を用いなくてよく、すなわち嵌合のみの工程で簡単に連結を行えることとなり、この組み付け作業が容易なものとなる。
【0042】
また、上記のような固定手段が必要なく、簡素な構造で連結が行えることから、部品点数が削減でき、施工の煩雑さを減少させることが可能となり、その施工が容易となるとともに、施工時間の短縮化を図ることが可能となり、また、人員の削減も可能とすることとなり、かつ、廉価に構成することが可能となる。
【0043】
さらに、構造が簡素なことから、故障などが発生しにくく、また、メンテナンス時も容易に行うことができることとなる。
【0044】
また、この吊元部材12の取付部19に、溝部22を形成させ、この溝部22内に巻取ホイール7を嵌入させる構造としたので、吊元部材12は軸方向に移動してしまうことがない。
【0045】
さらに、吊元部材12に斜面よりなる支持部20を形成させたことで、巻き取られるシャッターカーテン1が歪むことなく略円形に巻き取ることが可能となり、また、この吊元部材12が軸6と平行な連結杆10に固着されることから、軸方向である左右幅方向にずれることなく巻き取ることが可能となる。
【0046】
なお、上述した実施の形態では、吊元部材12を、巻取ホイール7と同数で構成して、各巻取ホイール7を溝部22内に嵌入させてシャッターカーテン1に連結させる構造の例について述べたが、この吊元部材12は巻取ホイール7と同数で構成させなくてもよく、例えば、図5に示すように、各巻取ホイール7の両端に位置する巻取ホイール7にそれぞれ位置させて構成させてもよい。
【0047】
また、上述した実施の形態では、吊元部材12を、各巻取ホイール7にそれぞれ対応するように構成する例について述べたが、この吊元部材12を溝部22のない構造とし、かつ長尺に形成して、図6に示すように、各巻取ホイール7の間に配設させるように、この巻取ホイール7の間における連結杆10に嵌合させてシャッターカーテン1に連結させる構造としてもよい。
【0048】
さらに、建物開口に応じて変わる巻取シャフト構造5の長さに応じて増減する巻取ホイール7に対し、上記のように各巻取ホイール7が嵌入する溝部22を有する吊元部材12と溝部22のない吊元部材12とを図7に示すように組み合わせ、各吊元部材12にてシャッターカーテン1との連結を行う構成としてもよい。
【0049】
また、溝部22が形成されない吊元部材12を用いて吊元構造を構成する場合には、図8及び図9に示すように、吊元部材12の端部における、この吊元部材12の連結部16に係合するスラット2の上部連結カール部3をかしめ、規制部23を形成させる。
この場合、図8に示すように、吊元部材12を両端に位置する各巻取ホイール7の側部に近接して配設するには、この巻取ホイール7の近接する側とは反対の端部側に規制部23をそれぞれ形成させ、また、図9に示すように、各巻取ホイール7には近接せず各吊元部材12が位置するように並設する場合は、すくなくともいずれか1つの吊元部材12の両端部に位置して規制部23がそれぞれ形成される。これにより、吊元部材12とシャッターカーテン1とが互いに左右方向(軸方向)に位置ずれを起こすことがなくなる。
【0050】
さらに、上述した実施の形態では、吊元部材12に連結されるシャッターカーテン1のスラット2の形状が断面波形状に形成されているものについて説明したが、これに限ることはなく、ホロー形状のスラットや、パネル板状のスラットなどとしてもよい。
【0051】
また、上述した実施の形態では、軸6が両端6aを固定され、この軸6に対して各巻取ホイール7が回動自在な構成とした例について述べたが、軸6に対して巻取ホイール7が固定され、軸6の両端6aが回動自在に支持されている構成の巻取シャフト構造に、本発明の吊元構造を適用してもよく、この場合も巻取シャフト構造を構成する連結杆に吊元部材を嵌合させて固着させる構造とすれば、上記同様の効果が得られる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるシャッターカーテンの吊元構造では、シャッターカーテンの上端縁が連結される連結部を有するとともに、巻取シャフト構造を構成する連結杆に嵌合されて固着される取付部が形成される吊元部材を備えたことにより、シャッターカーテンを巻取シャフト構造に連結する際に、スラットカーテンの上端縁にこの吊元部材を連結部にて連結させ、この吊元部材を巻取シャフト構造の連結杆に嵌合させるのみで、この巻取シャフト構造と、シャッターカーテンとを連結させることが可能となり、従来のようなネジやボルト,リベットなどの固定手段を用いなくてよく、すなわち嵌合のみの作業で簡単に連結を行えることとなり、この組み付け作業が容易なものとなるという効果がある。
【0053】
また、固定手段が必要なく、簡素な構造で連結が行えることから、部品点数が削減でき、施工の煩雑さを減少させることが可能となる効果が得られるとともに、その施工時間の短縮化を図れ、かつ作業人員の削減も可能とすることが可能となり、廉価にシャッター装置を得ることが可能となる効果が得られる。
【0054】
さらに、構造が簡素なことから、故障などが発生しにくく、また、メンテナンス時も容易に行うことができる効果を得ることができる。
【0055】
また、この吊元部材の取付部に、溝部を形成させる構造とすると、この溝部内に巻取シャフト構造の巻取ホイールを嵌入させる構成とすることが可能となり、これにより、吊元部材が軸方向に移動してしまうことがない効果を得られる。
【0056】
さらに、吊元部材に、巻取側から繰出側にかけて仰角方向となる斜面よりなる支持部を形成させたことで、巻き取られるシャッターカーテンが歪むことなく略円形の渦巻き状にスムーズの巻き取ることが可能となる効果を得られ、また、この吊元部材が軸と平行な連結杆に固着されることから、左右幅方向にずれることなく巻き取ることが可能となる効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシャッターカーテンの吊元構造の実施の形態を示す斜視図
【図2】同正面図
【図3】同側断面図
【図4】同吊元構造における吊元部材の側面図
【図5】他の実施の形態の吊元構造の概略正面図
【図6】他の実施の形態の吊元構造の概略正面図
【図7】他の実施の形態の吊元構造の概略正面図
【図8】他の実施の形態の吊元構造の概略正面図
【図9】他の実施の形態の吊元構造の概略正面図
【符号の説明】
1…シャッターカーテン
5…巻取シャフト構造
6…軸
6a…両端
7…巻取ホイール
10…連結杆
16…連結部
19…取付部
20…支持部
22…溝部
Claims (5)
- シャッターケースを構成する左右側板に両端が支持される軸の軸線上に配置された複数の巻取ホイールが、各巻取ホイールの外周壁を連通する連結杆によって一体結合されてなり、前記各巻取ホイールの外周にシャッターカーテンが巻回される巻取シャフト構造におけるシャッターカーテンの吊元構造において、
前記シャッターカーテンの上端縁が連結される連結部を有するとともに、前記連結杆に嵌合されて固着される取付部が形成される吊元部材を備え、吊元部材の取付部は中央に前記巻取ホイールが嵌入する溝部を有しており、該吊元部材にて前記シャッターカーテンと前記巻取シャフト構造とを連結させることを特徴とするシャッターカーテンの吊元構造。 - 前記吊元部材の取付部は、基板とこの基板の両側縁に設けられた一対の取付片とで一側が開口する断面略コ字状に形成され、各取付片の先端縁には互いに内方向に突出する係止爪片がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載のシャッターカーテンの吊元構造。
- 前記吊元部材の前記基板の内側面には、前記取付片と同方向に延出する当接部が形成され、該当接部の先端と前記係止爪片との間隔は、前記巻取ホイール外周のリブ部の板厚と前記連結杆の厚さとの合計厚さと略一致することを特徴とする請求項2記載のシャッターカーテンの吊元構造。
- 前記一対の取付片を構成する一方の取付片はシャッターカーテンの繰出側取付片(14)とされ、他方の取付片はシャッターカーテンの巻取側取付片(15)とされ、繰出側取付片(14)の外側には前記連結部(16)が延設され、巻取側取付片(15)に対して繰出側取付片(14)は突出方向にやや長尺に形成されるとともに、その長さの差は、前記シャッターカーテンを構成するスラットの厚さと略同等とされていることを特徴とする請求項2又は3記載のシャッターカーテンの吊元構造。
- 前記吊元部材は、巻取側から繰出側にかけて仰角方向となる斜面にて形成される支持部を有することを特徴とする請求項1乃至3項のいずれか1項記載のシャッターの吊元構造。
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1996
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