JP3726184B2 - シャッターカーテンのガイドレール構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等の建築物の開口部に立設されるシャッターカーテンのガイドレール構造の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種シャッターカーテンの両側部を嵌合して移動案内をするガイドレールのなかには、躯体側に固定される下地枠部とガイド部とを、互いの対向面に間口幅方向内外に形成される一対の取付け片同志を、一方の取付け片同志は係止し、他方の取付け片同志は固定するようにして構成したものがある。このようなものにおいて、下地枠部は長尺状のものであるうえ、躯体側に予め固定されているものであるため、ガイド部は下地枠部に対して屋外側から対向させながら取付けできるように構成することが望まれる。そこで、従来では、図9に示すように、下地枠部11の間口幅方向外側取付け片11aの先端部に略半円筒状の係止部11bを突出形成する一方、ガイド部12の間口幅方向外側取付け片12aの先端部に、前記係止部11bに係合する半円筒状の係止受け部12bを形成し、予めガイド部12を、下地枠部11の前方から差し込み、かつ間口幅方向内側から外方にスライド移動させることで、係止部11bと係止受け部12bとの係止をせしめ、この後、内側の取付け片11c、12c同志を螺子を用いて固定するようにしていた。
ところで、シャッターカーテンの両側縁部にはガイドレールのガイド部からの抜止めをする抜止め部材が取付けられており、全閉状態のシャッターカーテンに強風が吹きつけてシャッターカーテンに対して負圧が作用したような場合では、シャッターカーテンが撓んでガイド部を間口幅方向内側および屋外側方向に向く方向の力が作用することがある。しかるに、前記従来のガイドレールでは、ガイド部12が間口幅方向内側に引っ張られたとき、ガイド部12の係止受け部12bは、下地枠部11の係止部11bとの係合を解除する方向に移動することになって、ガイド部12bが下地枠部11bから抜出してしまう(外れてしまう)惧れがある等の問題がある。
そこで、下地枠部からガイド部が外れないようにすることが提唱され、そのようなものの一例として特開平9−303067号公報に示すようなものが知られている。このものは、下地枠部側の取付け片に係合凹溝を形成し、該係合凹溝の開口端に屋内外方向を向く係合突片を形成する一方、ガイド部側の取付け片に、前記係合凹溝に内嵌し、屋内外方向を向く係合受け片を形成し、シャッターカーテンの撓みに伴いガイド部が変形したときに、係合受け片が係合突片に係合してガイド部が下地枠部から抜出すのを回避する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前記従来の係合受け片は、係合凹溝内において屋内外方向所定範囲のあいだで移動自在な状態となっており、シャッターカーテンの撓みに伴いガイド部が変形してから、係合受け片と係合突片とが係合してガイド部の抜止めをする構成となっている。この結果、ガイド部の抜止めについては一応は有効であるものの、ガイド溝部が前記所定範囲での屋内外方向への移動が許容される状態のままであるため、ガイド部がどうしても不安定であって、シャッターカーテンが屋内外方向に振れたときに、この負荷を受けてガイド部までが容易に振れてしまう等の問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、躯体側に固定される下地枠部と、シャッターカーテンを嵌合案内するガイド部とを、互いの対向面に間口幅方向内外に形成される一対の取付け片同志のうちの一方同志を係止し、他方同志を固定してなるシャッターカーテンのガイドレールにおいて、前記下地枠部の係止側取付け片には、他方側を向いて突出しかつガイド部とは逆の屋内側を向くように傾斜した抜止め片が形成され、ガイド部の係止側取付け片には、前記抜止め片を内嵌して、係止側取付け片同志の抜止めをする傾斜状の抜止め凹部が形成されているものである。
そして、このようにすることにより、ガイド部は下地枠部から抜止めされるようにして固定することができる。
このものにおいて、本発明の抜止め凹部の溝幅は、抜止め片の肉厚よりも幅広に形成され、下地枠部の係止側取付け片には、抜止め片と抜止め凹部との屋内側面同志が当接した状態で、抜止め凹部の屋外側溝側片に当接して係止姿勢にするための突部が形成されているものとすることができ、下地枠部に対し屋内外方向に対向させた状態でガイド部を取付けることができる。
さらに、このものにおいて、本発明の突部には、抜止め凹部の開口に抜止め片を内嵌して係止するときにガイド部を係止姿勢側に移動案内する案内面が形成されているものとすることができる。
また、このものにおいて、本発明の抜止め凹部の溝幅は、抜止め片の肉厚よりも幅広に形成され、抜止め片の先端部には、抜止め片と抜止め凹部との屋内側面同志が当接した状態で、抜止め凹部の屋外側溝側片に当接する突部が形成されているものとすることができる。
さらにこのものにおいて、本発明のガイド部を下地枠部に係止させる過程で、抜止め片の屋内側面と抜止め凹部とのあいだには、抜止め凹部に抜止め片を内嵌して係止するための取付けスペースが形成されているものとすることができる。また、このものにおいて、本発明の抜止め凹部を構成する一対の溝側片は、互いに平行状、または開口側ほど溝幅が広くなるように形成されているものとすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第一の実施の形態について図1〜図3の図面に基づいて説明する。
図面において、1は開口部を開閉するシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は複数のスラット1aを上下方向に連結することで構成されている。これら各スラット1aの屋外側スラット面には、左右両側縁部に位置して屋内側に陥没する凹部1bそれぞれ形成されており、凹部1b形成部位を後述するガイドレール2に抜止め状に嵌合せしめることで、シャッターカーテン1はガイドレール2の長手方向の移動案内を受けた状態で開口部の開閉を行うように設定されている。
【0006】
前記ガイドレール2は躯体開口部の左右側部に立設されており、躯体側に取付けられる下地枠部3と、該下地枠部3の屋外側に取付けられ、シャッターカーテン1量側縁部の凹部1bを嵌合するガイド溝4aが形成されたガイド部4とで構成されている。
前記下地枠部3は、躯体側に固定される固定片3aと、該固定片3aの左右両端部から屋外側に突出し、開口部の間口幅方向内外に並列する状態の一対の取付け片3b、3cとが形成されているが、間口幅方向内側の取付け片3bの先端部には、ビス受け部3dが形成されている。一方、間口幅方向外側の取付け片3bの先端部には、間口幅方向内側を向いて突出し、かつ屋内側方向、つまり躯体側方向を向くように傾斜した抜止め片3eが折曲形成されている。さらに、取付け片3bの先端部には、抜止め片3eの折曲部よりもガイド部4側に突出する状態で突部3fが形成されている。
【0007】
一方、ガイド部4は、一対の屋内外側片4b、4cとのあいだに屋内側が開口するガイド溝4aが形成されたものになっており、屋内側片4bの屋内側面からは、下地枠部3側、つまり屋内側に突出し、開口部の間口幅方向内外に並列する状態の一対の取付け片4d、4eとが形成されている。そして、これら取付け片4d、4eのうち、間口幅方向内側の取付け片4dは下地枠部ビス受け部3dに間口幅方向内側から突当てられて螺子止めするための固定片4dに形成され、間口幅方向外側の取付け片4eは、前記抜止め片3eを内嵌する抜止め凹部4eに形成されている。
【0008】
前記抜止め凹部4eは、抜止め片3eの傾斜方向に合わせて溝底側が間口幅方向内側を向いて突出し、かつ屋内側方向、つまりガイド部4側を向くように傾斜して形成されている。また、屋内外一対の溝側片4f、4gは互いに平行で、かつ、屋内側溝側片4fは屋外側溝側片4gよりも短く形成されている。
さらに、抜止め凹部4eの溝幅Wは、前記抜止め片3eの肉厚Tよりも幅広(W>T)に設定されていると共に、溝深さD(屋内側溝側片4fの長さ)は、後述するように、ガイド部4を下地枠部3に取付けてガイド部4が係止姿勢になった状態で、抜止め片3eの先端部が溝底片4hに近接あるいは当接するよう、抜止め片3eの長さLと略同寸法となる(D=L)ように寸法設定されている。
そして、ガイド部4は、下地枠部3に取付けられて抜止め片3eの屋内側面が抜止め凹部4eの屋内側溝側片4fに当接し、抜止め片3eの基端部(取付け片3c先端部に形成された突部3fの先端)の屋外側面が屋外側溝側片4gの開口部Cに当接し、抜止め片3e先端部が溝底片4hに当接する係止姿勢となることで、下地枠部ビス受け部3dにガイド部固定片4dが当接して下地枠部3との固定が可能な状態となるように設定されている。さらに、前記係止姿勢になることで、前述したように抜止め凹部4eの内面は、それぞれ抜止め片3eの先端部、屋内側面、基端部屋外側面に当接しており、これによって、ガイド部4は、抜止め凹部4eが抜止め片3eに対してガタつくことなく安定した状態となるように設定されている。
尚、前記ガイド部4の係止姿勢において、外側取付け片3cとガイド部4の外側片(ガイド溝4aの溝底部)4iとは略面一状になるように寸法設定されている。さらに、4jは屋内外側片4b、4cの先端部に溝内側に向けて突出形成され、シャッターカーテン1の側縁部を抜止めすると共に、スラット1aの保護用のモヘヤを収容するためのをするモヘヤ収容部である。
【0009】
次に、躯体側に固定された下地枠部3に対し、ガイド部4を係止姿勢に取付ける手順について図3の図面に基づいて説明する。
躯体側に固定された下地枠部3に対し、ガイド部4の間口幅方向外側部位を下地枠部3の内外側取付け片3b、3cのあいだに押し込み、ガイド部屋内側片4bを下地枠部ビス受け部3d先端に当接させ(突き当て)る一方、抜止め凹部4eの屋外側開口端部(以降、抜止め凹部開口端部)Cを抜止め片3eの屋外側面に当接支持させる(図3(A))。このとき、抜止め凹部4eの屋内側溝側片4fの先端は、ガイド部外側片4iよりも間口幅方向内側に位置するように形成されていて、抜止め片3eの先端側に抜止め凹部開口端部Cを支持させることができる。この状態から、ガイド部4を間口幅方向外側にスライド移動させつつ、間口幅方向外側部位を内側部位を支点として屋外側に向けて回転移動させ(図3(B))ることで、抜止め片3eに抜止め凹部4eが次第に外嵌されるが、該移動は、抜止め凹部開口端部Cが抜止め片3eの屋外側面に摺動する状態(支持状態のまま)で行うことによって、安定した移動作動とすることができる。このガイド部4の取付け作動の過程で、抜止め凹部4eの屋内側溝側片4fと抜止め片3eの屋内側面とのあいだには隙間Sが形成されるが、該隙間Sが、抜止め凹部4eに抜止め片3eを外嵌するためのスペース(取付け代)として機能するように設定されている。
【0010】
この状態から、ガイド部4の抜止め凹部開口端部Cが抜止め片3eの基端部となる突部3fに至る(図3(C))と、ガイド部4は、抜止め凹部開口端部Cが突部3fの間口幅方向内側面に形成される傾斜状の案内面3gに支持される。そして、抜止め凹部開口端部Cは屋外側に突出する案内面3gに沿って移動することで、ガイド部4を屋外側に押しやり、これによって、抜止め凹部4eの屋内側溝側片4fと抜止め片3eの屋内側面とが当接し、抜止め凹部開口端部Cが突部案内面3gの屋外側先端(突部3f先端)に当接して支持枠部外側取付け片3cとガイド部外側片4iとが略面一となる係止姿勢(図3(D))となり、このようにして、ガイド部4は、抜止め凹部4eが抜止め片3eに対して屋内外方向に移動規制される状態で下地枠部3に取付けられる設定となっている。
尚、この状態になると、抜止め凹部溝底片4hに抜止め片3eの先端部が当接している一方、下地枠部3のビス受け部3dとガイド部4の固定片4dとが当接していて、ガイド部4が間口幅方向外側に移動してしまうことはなく、この状態で、ビス受け部3dと固定片4dとを、間口高さ方向所定間隔を存してビス5を用いて螺合することで、下地枠部3とガイド部4との固定がなされてガイドレール2が構成されるように設定されている。
【0011】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、ガイドレール2は躯体側に固定された下地枠部3に対してガイド部4を固定(連結)することで構成されるが、下地枠部3とガイド部4との連結固定は、間口幅方向外側に形成されたガイド部4側の抜止め凹溝4eに、下地枠部3側の抜止め片3eを内嵌することで係止した後、間口幅方向内側のビス受け部3dと固定片4dとをビス5を用いて螺合することでなされる。この場合に、下地枠部3とガイド部4との間口幅方向外側に形成される抜止め片3eと抜止め凹溝4eとは、両者とも間口幅方向内側を向いて突出し、かつ屋内側方向、つまりガイド部4側を向くように傾斜して形成されている。このため、ガイド部4に嵌合されるシャッターカーテン1が強風等により煽られて撓んで、ガイド部4が間口幅方向内側および屋外側方向に向けて抜出すように負荷が作用した場合に、ガイド部4は、傾斜状の抜止め凹部屋内側溝側面4fが抜止め片3eの屋内側面に係合する状態で係止作動を受けることになって、前記各方向への抜出しが規制される。この結果、ガイド部4が下地枠部3から抜出してしまうような不具合がなくなって、信頼性の高いガイドレール2とすることができる。
【0012】
さらにこのものでは、抜止め凹部4eの溝幅Wは、前記抜止め片3eの肉厚Tよりも幅広(W>T)になっているため、ガイド部4を下地枠部3に取付ける場合に、抜止め凹部4eと抜止め片3eとのあいだに形成される隙間を取付け代として利用してガイド部4を移動させることができ、これによって、長尺状のガイド部4と下地枠部3とを互いに対向状に突き合せるようにして固定できる。
しかもこの場合に、ガイド部4の下地枠部3への取付け作動は、抜止め片3eの屋外側面および突部案内面3gに沿って抜止め凹部開口端部Cを摺動させながらの移動で行うことができ、取付け作動がやりやすいうえ、確実な取付け作動を行うことができる。
【0013】
しかもこのものでは、抜止め凹部4eの溝幅Wが、前記抜止め片3eの肉厚Tよりも幅広(W>T)になっていたとしても、ガイド部4が抜止め凹部4eに抜止め片3eを内嵌して係止姿勢となったとき、抜止め凹部4eの屋内外側溝側片4g、4hの各面部に抜止め片3eの屋内側面及び突部3fの先端部が当接する構成となっているため、抜止め凹部4e内で抜止め片3eが屋内外方向に移動してしまうことがなく、ガイド部4は下地枠部3に対して安定した状態で取付けることができ、シャッターカーテン1が屋内外方向に振れたとようなときに、この負荷を受けてガイド部までが振れてしまうような不具合がない。
【0014】
次に、第二の実施の形態について図4、5の図面に基づいて説明する。
このものにおいて、ガイド部6のガイド溝6aは間口幅方向内側に位置して形成されている。そして、前記ガイド溝6aの溝底片外側にさらに外側片6bが形成される構成となっており、該外側片6bの屋内側端部に抜止め凹部6cが形成されている。この抜止め凹部6cは、溝長深さD(屋内側溝側片6dの長さ)は前記第一の実施の形態と同様であるが、屋外側溝側片6eが長く形成されて、外側片6bに対する抜止め凹部溝底片6f位置が前記第一の実施の形態よりも内側に位置するように設定されている。
一方、下地枠部7の間口幅方向外側の取付け片7aは、前記ガイド部外側片6bと略面一状となるように形成され、外側取付け片7aに形成される抜止め片7bは、ガイド部6の係止姿勢で先端が抜止め凹部溝底片6fに当接するべく、抜止め片7bと取付け片7aとのあいだに間口幅方向内側に直角状に伸長した延出部7bが形成されている。さらに、取付け片7aの先端部には突部7dが形成されるが、本実施の形態の突部7dは屋外側に長く形成され、ガイド部6が係止姿勢となって取付けられたとき、突部7dの先端がガイド部外側片6bの屋内側端部に当接するように設定され、さらに、突部7dの間口幅方向内側面には、傾斜状の案内面7eが形成されている。尚、抜止め片7cの肉厚と抜止め凹部6cの溝幅との関係は、前記第一の実施の形態と同様である。
【0015】
このように形成された下地枠部7を躯体側に固定し、該下地枠部7にガイド部6を取付ける場合に、ガイド部内側片6g先端を下地枠部ビス受け部7f近傍の枠部材7gに突当てる一方、抜止め片7bの屋外側面に、抜止め凹部6cの屋外側溝側片6eの開口側内面を当接支持させる(図5(A))。この状態から、前記屋外側溝側片6eを抜止め片7bの屋外側面に摺動させながら、ガイド部6を間口幅方向外側にスライド移動させつつ、間口幅方向外側部位を屋外側に向けて回転移動させると、抜止め片7bは次第に抜止め凹部6cに内嵌されると共に、抜止め凹部屋外側溝側片6eと外側片6bとのコーナー部Gが下地枠部7側の突部7dのガイド面7eに当接支持され(図5(B))、これ以降、ガイド部6はコーナー部Gがガイド面7eによる案内を受けながらの移動を続ける(図5(C)、(D))。因みに、前記取付け作動の過程で、抜止め片7bの屋内側面と抜止め凹部6cの屋内側溝側片6dとのあいだにスペースSが形成され、該スペースSが、ガイド部6を取付けるときの取付け代となっていることは、前記第一の実施の形態と同様である。
【0016】
この状態で、さらにガイド部6を移動させ、コーナー部Gが突部7dの先端に当接し、下地枠部外側取付け片7aとガイド部外側片6bとが面一状になると共に、抜止め片7bの先端部が抜止め凹部6cの溝底片6fに当接し、これによってガイド部6は係止姿勢となる(図5(E))ように設定されている。そしてこのものでも、ガイド部6が下地枠部7から抜出してしまうような不具合がなく、信頼性の高いガイドレール2とすることができるうえ、ガイド部6は前記係止姿勢となることで、傾斜状の抜止め片部7bが抜止め凹部6cに係止してガイド部6の屋内外方向の移動が規制されて、シャッターカーテン1の安定した開閉作動を提供できる。
【0017】
続いて、第三の実施の形態について図6、7の図面に基づいて説明する。
このものは、下地枠部8に形成される抜止め片8aの先端部に、屋外側に向けて突出する突部8bが形成されている。一方、ガイド部6は、前記第二の実施の形態と同様のガイド部6が使用されており、これによって、取付け箇所に対応して形成された形状の異なる下地枠部に対して共通のガイド部6を用いることで部材の兼用化が計れるようになっている。尚、抜止め片8aの肉厚と抜止め凹部6cの溝幅との関係は前記第一の実施の形態と同様である。
このものの取付け手順は、下地枠部8を躯体側に固定し、ガイド部内側片6gの先端を、下地枠部ビス受け部8c近傍の枠部材8dに突当てる一方、抜止め片8aの先端部に抜止め凹部6cの屋内側片6d先端部とを、間口幅方向に突き合せ状に対向させる(図7(A))。そして、抜止め片8aを抜止め凹部6cに嵌め込むが、このとき、突部8bの屋外側面と、抜止め片8aの基端部と間口幅方向外側の取付け片8e先端部とのコーナー部Rとを、抜止め凹部6cの屋外側溝側片6eに突当てる(図7(B))ようにすることで、ガイド部6の移動におけるガイド(二点支持)がなされるようになっている。このとき、抜止め片8aの屋内側面と抜止め凹部6cの屋内側溝側片6dとのあいだには僅かな隙間が形成されるよう寸法設定されている。
【0018】
そして、この状態でガイド部6を、間口幅方向外側にスライド移動させつつ間口幅方向外側部位を屋外側に向けて移動させることで、抜止め片8aが次第に抜止め凹部6cに内嵌され((図7(C)、(D))、突部8bの先端部が抜止め凹部6cの溝底片6fに達し、コーナー部Rを、抜止め凹部6cの屋外側溝側片6eから離間させる(図7(E))ことで、ガイド部6は係止姿勢となるように設定されている。この係止姿勢において、ガイド部6は、抜止め片8aの先端部屋内側面が抜止め凹部6cの屋内側溝側片6dに当接し、突部8bの屋外側面が抜止め凹部6cの屋外側溝側片6eの内面に当接しており、これによって、ガイド部6の屋内外方向への移動規制がなされるように設定されている。因みに、ガイド部6の取付けの過程で、抜止め凹部6cの屋外側溝側片6eを下地枠部8側の突部8b屋外側面と、コーナー部Rとに突き当てることで、抜止め凹部屋内側溝側片6dと抜止め片8bとのあいだに隙間が形成され、該隙間Sがガイド部6の取付け代となっている。
そしてこのものでも、ガイド部6が下地枠部8から抜出してしまうような不具合がなく、信頼性の高いガイドレール2とすることができるうえ、ガイド部6は前記係止姿勢となることで、傾斜状の抜止め片部8aが抜止め凹部6cに係止してガイド部6の屋内外方向の移動が規制されて、シャッターカーテン1の安定した開閉作動を提供できる。
【0019】
さらに、抜止め凹部は屋内外方向および間口幅方向に対して傾斜状に形成されていればよく、その溝幅は、前記各実施の形態のもののように、対向する一対の溝側片同志が互いに平行状になって溝幅が溝開口から溝底に至るまで一定になるように形成されたものに限定されることはなく、図8に示す第四の実施の形態のように構成することもできる。つまり、このものは、ガイド部9に形成される抜止め凹部9aが傾斜状に形成されることは前記実施の形態と同様であるが、抜止め凹部9aに形成される屋内外一対の溝側片9b、9c同志が開口側ほど溝幅が広くなるよう傾斜角度が異なる状態で形成されている。この場合では、下地枠部10側に形成される抜止め片10aの傾斜は抜止め凹部9aの屋内外側溝側片9b、9cの傾斜の中間の傾斜に設定されている。そして、ガイド部9の係止姿勢では、抜止め片10aの屋内側面の一部が抜止め凹部9aの屋内側溝側片9bに当接し、抜止め片10aの先端部が抜止め凹部9aの溝底片9dに当接し、下地枠部外側取付け片10bの先端に形成の突部10cの屋外側先端が、抜け止め凹部9aの屋外側溝側片9c基端部に当接するようになっている。尚、本実施の形態の下地枠部10に対するガイド部10の組込みは、前記第二の実施の形態と同様に行うことができる。
そして、このものにおいても、前記各実施の形態と同様に、ガイド部の下地枠部からの抜出しが防止されると共に、ガイド部の安定性の向上等を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッターカーテンの撓みを説明するシャッター装置の平面図である。
【図2】図2(A)、(B)はそれぞれガイドレールの平面図、要部の拡大平面図である。
【図3】図3(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ下地枠部とガイド部との取付け状態を説明する平面図である。
【図4】図4(A)、(B)はそれぞれ第二の実施の形態を示すガイドレールの平面図、要部の拡大平面図である。
【図5】図5(A)、(B)、(C)、(D)、(E)はそれぞれ第二の実施の形態を示す下地枠部とガイド部との取付け状態を説明する平面図である。
【図6】図6(A)、(B)はそれぞれ第三の実施の形態を示すガイドレールの平面図、要部の拡大平面図である。
【図7】図7(A)、(B)、(C)、(D)、(E)はそれぞれ第三の実施の形態を示す下地枠部とガイド部との取付け状態を説明する平面図である。
【図8】第三の実施の形態を示すガイドレールの要部の拡大平面図である。
【図9】従来例を示すガイドレールの平面図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン
2 ガイドレール
3 下地枠部
3e 抜止め片
3f 突部
3g 案内面
4 ガイド部
4a ガイド溝
4e 抜止め凹部
4f 屋内側溝側片
4h 溝底片
5 ビス

Claims (6)

  1. 躯体側に固定される下地枠部と、シャッターカーテンを嵌合案内するガイド部とを、互いの対向面に間口幅方向内外に形成される一対の取付け片同志のうちの一方同志を係止し、他方同志を固定してなるシャッターカーテンのガイドレールにおいて、前記下地枠部の係止側取付け片には、他方側を向いて突出しかつガイド部とは逆の屋内側を向くように傾斜した抜止め片が形成され、ガイド部の係止側取付け片には、前記抜止め片を内嵌して、係止側取付け片同志の抜止めをする傾斜状の抜止め凹部が形成されているシャッターカーテンのガイドレール構造。
  2. 請求項1において、抜止め凹部の溝幅は、抜止め片の肉厚よりも幅広に形成され、下地枠部の係止側取付け片には、抜止め片と抜止め凹部との屋内側面同志が当接した状態で、抜止め凹部の屋外側溝側片に当接して係止姿勢にするための突部が形成されているシャッターカーテンのガイドレール構造。
  3. 請求項2において、突部には、抜止め凹部の開口に抜止め片を内嵌して係止するときにガイド部を係止姿勢側に移動案内する案内面が形成されているシャッターカーテンのガイドレール構造。
  4. 請求項1において、抜止め凹部の溝幅は、抜止め片の肉厚よりも幅広に形成され、抜止め片の先端部には、抜止め片と抜止め凹部との屋内側面同志が当接した状態で、抜止め凹部の屋外側溝側片に当接する突部が形成されているシャッターカーテンのガイドレール構造。
  5. 請求項2、3または4において、ガイド部を下地枠部に係止させる過程で、抜止め片の屋内側面と抜止め凹部とのあいだには、抜止め凹部に抜止め片を内嵌して係止するための取付けスペースが形成されているシャッターカーテンのガイドレール構造。
  6. 請求項1、2、3、4または5において、抜止め凹部を構成する一対の溝側片は、互いに平行状、または開口側ほど溝幅が広くなるように形成されているシャッターカーテンのガイドレール構造。
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