JP2002021451A - シャッターカーテンのガイドレール構造 - Google Patents
シャッターカーテンのガイドレール構造Info
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Abstract
ールにおいて、ガイド部が下地枠部に対してガタつか
ず、かつ、抜出さないように構成する。 【解決手段】 下地枠部3の間口幅方向外側の外側取付
け片3cに、間口幅方向内側を向いて突出し、かつ屋内
側を向くように傾斜する抜止め片3eを形成する一方、
ガイド部4に、抜止め片3eを内嵌する抜止め凹部4e
を、抜止め片3eの肉厚Tよりも抜止め凹部4eの溝幅
Wを有する状態で形成する。
Description
開口部に立設されるシャッターカーテンのガイドレール
構造の技術分野に属するものである。
側部を嵌合して移動案内をするガイドレールのなかに
は、躯体側に固定される下地枠部とガイド部とを、互い
の対向面に間口幅方向内外に形成される一対の取付け片
同志を、一方の取付け片同志は係止し、他方の取付け片
同志は固定するようにして構成したものがある。このよ
うなものにおいて、下地枠部は長尺状のものであるう
え、躯体側に予め固定されているものであるため、ガイ
ド部は下地枠部に対して屋外側から対向させながら取付
けできるように構成することが望まれる。そこで、従来
では、図9に示すように、下地枠部11の間口幅方向外
側取付け片11aの先端部に略半円筒状の係止部11b
を突出形成する一方、ガイド部12の間口幅方向外側取
付け片12aの先端部に、前記係止部11bに係合する
半円筒状の係止受け部12bを形成し、予めガイド部1
2を、下地枠部11の前方から差し込み、かつ間口幅方
向内側から外方にスライド移動させることで、係止部1
1bと係止受け部12bとの係止をせしめ、この後、内
側の取付け片11c、12c同志を螺子を用いて固定す
るようにしていた。ところで、シャッターカーテンの両
側縁部にはガイドレールのガイド部からの抜止めをする
抜止め部材が取付けられており、全閉状態のシャッター
カーテンに強風が吹きつけてシャッターカーテンに対し
て負圧が作用したような場合では、シャッターカーテン
が撓んでガイド部を間口幅方向内側および屋外側方向に
向く方向の力が作用することがある。しかるに、前記従
来のガイドレールでは、ガイド部12が間口幅方向内側
に引っ張られたとき、ガイド部12の係止受け部12b
は、下地枠部11の係止部11bとの係合を解除する方
向に移動することになって、ガイド部12bが下地枠部
11bから抜出してしまう(外れてしまう)惧れがある
等の問題がある。そこで、下地枠部からガイド部が外れ
ないようにすることが提唱され、そのようなものの一例
として特開平9−303067号公報に示すようなもの
が知られている。このものは、下地枠部側の取付け片に
係合凹溝を形成し、該係合凹溝の開口端に屋内外方向を
向く係合突片を形成する一方、ガイド部側の取付け片
に、前記係合凹溝に内嵌し、屋内外方向を向く係合受け
片を形成し、シャッターカーテンの撓みに伴いガイド部
が変形したときに、係合受け片が係合突片に係合してガ
イド部が下地枠部から抜出すのを回避する構成となって
いる。
係合受け片は、係合凹溝内において屋内外方向所定範囲
のあいだで移動自在な状態となっており、シャッターカ
ーテンの撓みに伴いガイド部が変形してから、係合受け
片と係合突片とが係合してガイド部の抜止めをする構成
となっている。この結果、ガイド部の抜止めについては
一応は有効であるものの、ガイド溝部が前記所定範囲で
の屋内外方向への移動が許容される状態のままであるた
め、ガイド部がどうしても不安定であって、シャッター
カーテンが屋内外方向に振れたときに、この負荷を受け
てガイド部までが容易に振れてしまう等の問題があり、
ここに本発明が解決しようとする課題があった。
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、躯体側に固定される下地枠部
と、シャッターカーテンを嵌合案内するガイド部とを、
互いの対向面に間口幅方向内外に形成される一対の取付
け片同志のうちの一方同志を係止し、他方同志を固定し
てなるシャッターカーテンのガイドレールにおいて、前
記下地枠部の係止側取付け片には、他方側を向いて突出
しかつガイド部とは逆の屋内側を向くように傾斜した抜
止め片が形成され、ガイド部の係止側取付け片には、前
記抜止め片を内嵌して、係止側取付け片同志の抜止めを
する傾斜状の抜止め凹部が形成されているものである。
そして、このようにすることにより、ガイド部は下地枠
部から抜止めされるようにして固定することができる。
このものにおいて、本発明の抜止め凹部の溝幅は、抜止
め片の肉厚よりも幅広に形成され、下地枠部の係止側取
付け片には、抜止め片と抜止め凹部との屋内側面同志が
当接した状態で、抜止め凹部の屋外側溝側片に当接して
係止姿勢にするための突部が形成されているものとする
ことができ、下地枠部に対し屋内外方向に対向させた状
態でガイド部を取付けることができる。さらに、このも
のにおいて、本発明の突部には、抜止め凹部の開口に抜
止め片を内嵌して係止するときにガイド部を係止姿勢側
に移動案内する案内面が形成されているものとすること
ができる。また、このものにおいて、本発明の抜止め凹
部の溝幅は、抜止め片の肉厚よりも幅広に形成され、抜
止め片の先端部には、抜止め片と抜止め凹部との屋内側
面同志が当接した状態で、抜止め凹部の屋外側溝側片に
当接する突部が形成されているものとすることができ
る。さらにこのものにおいて、本発明のガイド部を下地
枠部に係止させる過程で、抜止め片の屋内側面と抜止め
凹部とのあいだには、抜止め凹部に抜止め片を内嵌して
係止するための取付けスペースが形成されているものと
することができる。また、このものにおいて、本発明の
抜止め凹部を構成する一対の溝側片は、互いに平行状、
または開口側ほど溝幅が広くなるように形成されている
ものとすることができる。
について図1〜図3の図面に基づいて説明する。図面に
おいて、1は開口部を開閉するシャッターカーテンであ
って、該シャッターカーテン1は複数のスラット1aを
上下方向に連結することで構成されている。これら各ス
ラット1aの屋外側スラット面には、左右両側縁部に位
置して屋内側に陥没する凹部1bそれぞれ形成されてお
り、凹部1b形成部位を後述するガイドレール2に抜止
め状に嵌合せしめることで、シャッターカーテン1はガ
イドレール2の長手方向の移動案内を受けた状態で開口
部の開閉を行うように設定されている。
部に立設されており、躯体側に取付けられる下地枠部3
と、該下地枠部3の屋外側に取付けられ、シャッターカ
ーテン1量側縁部の凹部1bを嵌合するガイド溝4aが
形成されたガイド部4とで構成されている。前記下地枠
部3は、躯体側に固定される固定片3aと、該固定片3
aの左右両端部から屋外側に突出し、開口部の間口幅方
向内外に並列する状態の一対の取付け片3b、3cとが
形成されているが、間口幅方向内側の取付け片3bの先
端部には、ビス受け部3dが形成されている。一方、間
口幅方向外側の取付け片3bの先端部には、間口幅方向
内側を向いて突出し、かつ屋内側方向、つまり躯体側方
向を向くように傾斜した抜止め片3eが折曲形成されて
いる。さらに、取付け片3bの先端部には、抜止め片3
eの折曲部よりもガイド部4側に突出する状態で突部3
fが形成されている。
b、4cとのあいだに屋内側が開口するガイド溝4aが
形成されたものになっており、屋内側片4bの屋内側面
からは、下地枠部3側、つまり屋内側に突出し、開口部
の間口幅方向内外に並列する状態の一対の取付け片4
d、4eとが形成されている。そして、これら取付け片
4d、4eのうち、間口幅方向内側の取付け片4dは下
地枠部ビス受け部3dに間口幅方向内側から突当てられ
て螺子止めするための固定片4dに形成され、間口幅方
向外側の取付け片4eは、前記抜止め片3eを内嵌する
抜止め凹部4eに形成されている。
斜方向に合わせて溝底側が間口幅方向内側を向いて突出
し、かつ屋内側方向、つまりガイド部4側を向くように
傾斜して形成されている。また、屋内外一対の溝側片4
f、4gは互いに平行で、かつ、屋内側溝側片4fは屋
外側溝側片4gよりも短く形成されている。さらに、抜
止め凹部4eの溝幅Wは、前記抜止め片3eの肉厚Tよ
りも幅広(W>T)に設定されていると共に、溝深さD
(屋内側溝側片4fの長さ)は、後述するように、ガイ
ド部4を下地枠部3に取付けてガイド部4が係止姿勢に
なった状態で、抜止め片3eの先端部が溝底片4hに近
接あるいは当接するよう、抜止め片3eの長さLと略同
寸法となる(D=L)ように寸法設定されている。そし
て、ガイド部4は、下地枠部3に取付けられて抜止め片
3eの屋内側面が抜止め凹部4eの屋内側溝側片4fに
当接し、抜止め片3eの基端部(取付け片3c先端部に
形成された突部3fの先端)の屋外側面が屋外側溝側片
4gの開口部Cに当接し、抜止め片3e先端部が溝底片
4hに当接する係止姿勢となることで、下地枠部ビス受
け部3dにガイド部固定片4dが当接して下地枠部3と
の固定が可能な状態となるように設定されている。さら
に、前記係止姿勢になることで、前述したように抜止め
凹部4eの内面は、それぞれ抜止め片3eの先端部、屋
内側面、基端部屋外側面に当接しており、これによっ
て、ガイド部4は、抜止め凹部4eが抜止め片3eに対
してガタつくことなく安定した状態となるように設定さ
れている。尚、前記ガイド部4の係止姿勢において、外
側取付け片3cとガイド部4の外側片(ガイド溝4aの
溝底部)4iとは略面一状になるように寸法設定されて
いる。さらに、4jは屋内外側片4b、4cの先端部に
溝内側に向けて突出形成され、シャッターカーテン1の
側縁部を抜止めすると共に、スラット1aの保護用のモ
ヘヤを収容するためのをするモヘヤ収容部である。
し、ガイド部4を係止姿勢に取付ける手順について図3
の図面に基づいて説明する。躯体側に固定された下地枠
部3に対し、ガイド部4の間口幅方向外側部位を下地枠
部3の内外側取付け片3b、3cのあいだに押し込み、
ガイド部屋内側片4bを下地枠部ビス受け部3d先端に
当接させ(突き当て)る一方、抜止め凹部4eの屋外側
開口端部(以降、抜止め凹部開口端部)Cを抜止め片3
eの屋外側面に当接支持させる(図3(A))。このと
き、抜止め凹部4eの屋内側溝側片4fの先端は、ガイ
ド部外側片4iよりも間口幅方向内側に位置するように
形成されていて、抜止め片3eの先端側に抜止め凹部開
口端部Cを支持させることができる。この状態から、ガ
イド部4を間口幅方向外側にスライド移動させつつ、間
口幅方向外側部位を内側部位を支点として屋外側に向け
て回転移動させ(図3(B))ることで、抜止め片3e
に抜止め凹部4eが次第に外嵌されるが、該移動は、抜
止め凹部開口端部Cが抜止め片3eの屋外側面に摺動す
る状態(支持状態のまま)で行うことによって、安定し
た移動作動とすることができる。このガイド部4の取付
け作動の過程で、抜止め凹部4eの屋内側溝側片4fと
抜止め片3eの屋内側面とのあいだには隙間Sが形成さ
れるが、該隙間Sが、抜止め凹部4eに抜止め片3eを
外嵌するためのスペース(取付け代)として機能するよ
うに設定されている。
口端部Cが抜止め片3eの基端部となる突部3fに至る
(図3(C))と、ガイド部4は、抜止め凹部開口端部
Cが突部3fの間口幅方向内側面に形成される傾斜状の
案内面3gに支持される。そして、抜止め凹部開口端部
Cは屋外側に突出する案内面3gに沿って移動すること
で、ガイド部4を屋外側に押しやり、これによって、抜
止め凹部4eの屋内側溝側片4fと抜止め片3eの屋内
側面とが当接し、抜止め凹部開口端部Cが突部案内面3
gの屋外側先端(突部3f先端)に当接して支持枠部外
側取付け片3cとガイド部外側片4iとが略面一となる
係止姿勢(図3(D))となり、このようにして、ガイ
ド部4は、抜止め凹部4eが抜止め片3eに対して屋内
外方向に移動規制される状態で下地枠部3に取付けられ
る設定となっている。尚、この状態になると、抜止め凹
部溝底片4hに抜止め片3eの先端部が当接している一
方、下地枠部3のビス受け部3dとガイド部4の固定片
4dとが当接していて、ガイド部4が間口幅方向外側に
移動してしまうことはなく、この状態で、ビス受け部3
dと固定片4dとを、間口高さ方向所定間隔を存してビ
ス5を用いて螺合することで、下地枠部3とガイド部4
との固定がなされてガイドレール2が構成されるように
設定されている。
において、ガイドレール2は躯体側に固定された下地枠
部3に対してガイド部4を固定(連結)することで構成
されるが、下地枠部3とガイド部4との連結固定は、間
口幅方向外側に形成されたガイド部4側の抜止め凹溝4
eに、下地枠部3側の抜止め片3eを内嵌することで係
止した後、間口幅方向内側のビス受け部3dと固定片4
dとをビス5を用いて螺合することでなされる。この場
合に、下地枠部3とガイド部4との間口幅方向外側に形
成される抜止め片3eと抜止め凹溝4eとは、両者とも
間口幅方向内側を向いて突出し、かつ屋内側方向、つま
りガイド部4側を向くように傾斜して形成されている。
このため、ガイド部4に嵌合されるシャッターカーテン
1が強風等により煽られて撓んで、ガイド部4が間口幅
方向内側および屋外側方向に向けて抜出すように負荷が
作用した場合に、ガイド部4は、傾斜状の抜止め凹部屋
内側溝側面4fが抜止め片3eの屋内側面に係合する状
態で係止作動を受けることになって、前記各方向への抜
出しが規制される。この結果、ガイド部4が下地枠部3
から抜出してしまうような不具合がなくなって、信頼性
の高いガイドレール2とすることができる。
幅Wは、前記抜止め片3eの肉厚Tよりも幅広(W>
T)になっているため、ガイド部4を下地枠部3に取付
ける場合に、抜止め凹部4eと抜止め片3eとのあいだ
に形成される隙間を取付け代として利用してガイド部4
を移動させることができ、これによって、長尺状のガイ
ド部4と下地枠部3とを互いに対向状に突き合せるよう
にして固定できる。しかもこの場合に、ガイド部4の下
地枠部3への取付け作動は、抜止め片3eの屋外側面お
よび突部案内面3gに沿って抜止め凹部開口端部Cを摺
動させながらの移動で行うことができ、取付け作動がや
りやすいうえ、確実な取付け作動を行うことができる。
幅Wが、前記抜止め片3eの肉厚Tよりも幅広(W>
T)になっていたとしても、ガイド部4が抜止め凹部4
eに抜止め片3eを内嵌して係止姿勢となったとき、抜
止め凹部4eの屋内外側溝側片4g、4hの各面部に抜
止め片3eの屋内側面及び突部3fの先端部が当接する
構成となっているため、抜止め凹部4e内で抜止め片3
eが屋内外方向に移動してしまうことがなく、ガイド部
4は下地枠部3に対して安定した状態で取付けることが
でき、シャッターカーテン1が屋内外方向に振れたとよ
うなときに、この負荷を受けてガイド部までが振れてし
まうような不具合がない。
の図面に基づいて説明する。このものにおいて、ガイド
部6のガイド溝6aは間口幅方向内側に位置して形成さ
れている。そして、前記ガイド溝6aの溝底片外側にさ
らに外側片6bが形成される構成となっており、該外側
片6bの屋内側端部に抜止め凹部6cが形成されてい
る。この抜止め凹部6cは、溝長深さD(屋内側溝側片
6dの長さ)は前記第一の実施の形態と同様であるが、
屋外側溝側片6eが長く形成されて、外側片6bに対す
る抜止め凹部溝底片6f位置が前記第一の実施の形態よ
りも内側に位置するように設定されている。一方、下地
枠部7の間口幅方向外側の取付け片7aは、前記ガイド
部外側片6bと略面一状となるように形成され、外側取
付け片7aに形成される抜止め片7bは、ガイド部6の
係止姿勢で先端が抜止め凹部溝底片6fに当接するべ
く、抜止め片7bと取付け片7aとのあいだに間口幅方
向内側に直角状に伸長した延出部7bが形成されてい
る。さらに、取付け片7aの先端部には突部7dが形成
されるが、本実施の形態の突部7dは屋外側に長く形成
され、ガイド部6が係止姿勢となって取付けられたと
き、突部7dの先端がガイド部外側片6bの屋内側端部
に当接するように設定され、さらに、突部7dの間口幅
方向内側面には、傾斜状の案内面7eが形成されてい
る。尚、抜止め片7cの肉厚と抜止め凹部6cの溝幅と
の関係は、前記第一の実施の形態と同様である。
に固定し、該下地枠部7にガイド部6を取付ける場合
に、ガイド部内側片6g先端を下地枠部ビス受け部7f
近傍の枠部材7gに突当てる一方、抜止め片7bの屋外
側面に、抜止め凹部6cの屋外側溝側片6eの開口側内
面を当接支持させる(図5(A))。この状態から、前
記屋外側溝側片6eを抜止め片7bの屋外側面に摺動さ
せながら、ガイド部6を間口幅方向外側にスライド移動
させつつ、間口幅方向外側部位を屋外側に向けて回転移
動させると、抜止め片7bは次第に抜止め凹部6cに内
嵌されると共に、抜止め凹部屋外側溝側片6eと外側片
6bとのコーナー部Gが下地枠部7側の突部7dのガイ
ド面7eに当接支持され(図5(B))、これ以降、ガ
イド部6はコーナー部Gがガイド面7eによる案内を受
けながらの移動を続ける(図5(C)、(D))。因み
に、前記取付け作動の過程で、抜止め片7bの屋内側面
と抜止め凹部6cの屋内側溝側片6dとのあいだにスペ
ースSが形成され、該スペースSが、ガイド部6を取付
けるときの取付け代となっていることは、前記第一の実
施の形態と同様である。
せ、コーナー部Gが突部7dの先端に当接し、下地枠部
外側取付け片7aとガイド部外側片6bとが面一状にな
ると共に、抜止め片7bの先端部が抜止め凹部6cの溝
底片6fに当接し、これによってガイド部6は係止姿勢
となる(図5(E))ように設定されている。そしてこ
のものでも、ガイド部6が下地枠部7から抜出してしま
うような不具合がなく、信頼性の高いガイドレール2と
することができるうえ、ガイド部6は前記係止姿勢とな
ることで、傾斜状の抜止め片部7bが抜止め凹部6cに
係止してガイド部6の屋内外方向の移動が規制されて、
シャッターカーテン1の安定した開閉作動を提供でき
る。
7の図面に基づいて説明する。このものは、下地枠部8
に形成される抜止め片8aの先端部に、屋外側に向けて
突出する突部8bが形成されている。一方、ガイド部6
は、前記第二の実施の形態と同様のガイド部6が使用さ
れており、これによって、取付け箇所に対応して形成さ
れた形状の異なる下地枠部に対して共通のガイド部6を
用いることで部材の兼用化が計れるようになっている。
尚、抜止め片8aの肉厚と抜止め凹部6cの溝幅との関
係は前記第一の実施の形態と同様である。このものの取
付け手順は、下地枠部8を躯体側に固定し、ガイド部内
側片6gの先端を、下地枠部ビス受け部8c近傍の枠部
材8dに突当てる一方、抜止め片8aの先端部に抜止め
凹部6cの屋内側片6d先端部とを、間口幅方向に突き
合せ状に対向させる(図7(A))。そして、抜止め片
8aを抜止め凹部6cに嵌め込むが、このとき、突部8
bの屋外側面と、抜止め片8aの基端部と間口幅方向外
側の取付け片8e先端部とのコーナー部Rとを、抜止め
凹部6cの屋外側溝側片6eに突当てる(図7(B))
ようにすることで、ガイド部6の移動におけるガイド
(二点支持)がなされるようになっている。このとき、
抜止め片8aの屋内側面と抜止め凹部6cの屋内側溝側
片6dとのあいだには僅かな隙間が形成されるよう寸法
設定されている。
方向外側にスライド移動させつつ間口幅方向外側部位を
屋外側に向けて移動させることで、抜止め片8aが次第
に抜止め凹部6cに内嵌され((図7(C)、
(D))、突部8bの先端部が抜止め凹部6cの溝底片
6fに達し、コーナー部Rを、抜止め凹部6cの屋外側
溝側片6eから離間させる(図7(E))ことで、ガイ
ド部6は係止姿勢となるように設定されている。この係
止姿勢において、ガイド部6は、抜止め片8aの先端部
屋内側面が抜止め凹部6cの屋内側溝側片6dに当接
し、突部8bの屋外側面が抜止め凹部6cの屋外側溝側
片6eの内面に当接しており、これによって、ガイド部
6の屋内外方向への移動規制がなされるように設定され
ている。因みに、ガイド部6の取付けの過程で、抜止め
凹部6cの屋外側溝側片6eを下地枠部8側の突部8b
屋外側面と、コーナー部Rとに突き当てることで、抜止
め凹部屋内側溝側片6dと抜止め片8bとのあいだに隙
間が形成され、該隙間Sがガイド部6の取付け代となっ
ている。そしてこのものでも、ガイド部6が下地枠部8
から抜出してしまうような不具合がなく、信頼性の高い
ガイドレール2とすることができるうえ、ガイド部6は
前記係止姿勢となることで、傾斜状の抜止め片部8aが
抜止め凹部6cに係止してガイド部6の屋内外方向の移
動が規制されて、シャッターカーテン1の安定した開閉
作動を提供できる。
口幅方向に対して傾斜状に形成されていればよく、その
溝幅は、前記各実施の形態のもののように、対向する一
対の溝側片同志が互いに平行状になって溝幅が溝開口か
ら溝底に至るまで一定になるように形成されたものに限
定されることはなく、図8に示す第四の実施の形態のよ
うに構成することもできる。つまり、このものは、ガイ
ド部9に形成される抜止め凹部9aが傾斜状に形成され
ることは前記実施の形態と同様であるが、抜止め凹部9
aに形成される屋内外一対の溝側片9b、9c同志が開
口側ほど溝幅が広くなるよう傾斜角度が異なる状態で形
成されている。この場合では、下地枠部10側に形成さ
れる抜止め片10aの傾斜は抜止め凹部9aの屋内外側
溝側片9b、9cの傾斜の中間の傾斜に設定されてい
る。そして、ガイド部9の係止姿勢では、抜止め片10
aの屋内側面の一部が抜止め凹部9aの屋内側溝側片9
bに当接し、抜止め片10aの先端部が抜止め凹部9a
の溝底片9dに当接し、下地枠部外側取付け片10bの
先端に形成の突部10cの屋外側先端が、抜け止め凹部
9aの屋外側溝側片9c基端部に当接するようになって
いる。尚、本実施の形態の下地枠部10に対するガイド
部10の組込みは、前記第二の実施の形態と同様に行う
ことができる。そして、このものにおいても、前記各実
施の形態と同様に、ガイド部の下地枠部からの抜出しが
防止されると共に、ガイド部の安定性の向上等を計るこ
とができる。
ー装置の平面図である。
平面図、要部の拡大平面図である。
れ下地枠部とガイド部との取付け状態を説明する平面図
である。
態を示すガイドレールの平面図、要部の拡大平面図であ
る。
はそれぞれ第二の実施の形態を示す下地枠部とガイド部
との取付け状態を説明する平面図である。
態を示すガイドレールの平面図、要部の拡大平面図であ
る。
はそれぞれ第三の実施の形態を示す下地枠部とガイド部
との取付け状態を説明する平面図である。
拡大平面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 躯体側に固定される下地枠部と、シャッ
ターカーテンを嵌合案内するガイド部とを、互いの対向
面に間口幅方向内外に形成される一対の取付け片同志の
うちの一方同志を係止し、他方同志を固定してなるシャ
ッターカーテンのガイドレールにおいて、前記下地枠部
の係止側取付け片には、他方側を向いて突出しかつガイ
ド部とは逆の屋内側を向くように傾斜した抜止め片が形
成され、ガイド部の係止側取付け片には、前記抜止め片
を内嵌して、係止側取付け片同志の抜止めをする傾斜状
の抜止め凹部が形成されているシャッターカーテンのガ
イドレール構造。 - 【請求項2】 請求項1において、抜止め凹部の溝幅
は、抜止め片の肉厚よりも幅広に形成され、下地枠部の
係止側取付け片には、抜止め片と抜止め凹部との屋内側
面同志が当接した状態で、抜止め凹部の屋外側溝側片に
当接して係止姿勢にするための突部が形成されているシ
ャッターカーテンのガイドレール構造。 - 【請求項3】 請求項2において、突部には、抜止め凹
部の開口に抜止め片を内嵌して係止するときにガイド部
を係止姿勢側に移動案内する案内面が形成されているシ
ャッターカーテンのガイドレール構造。 - 【請求項4】 請求項1において、抜止め凹部の溝幅
は、抜止め片の肉厚よりも幅広に形成され、抜止め片の
先端部には、抜止め片と抜止め凹部との屋内側面同志が
当接した状態で、抜止め凹部の屋外側溝側片に当接する
突部が形成されているシャッターカーテンのガイドレー
ル構造。 - 【請求項5】 請求項2、3または4において、ガイド
部を下地枠部に係止させる過程で、抜止め片の屋内側面
と抜止め凹部とのあいだには、抜止め凹部に抜止め片を
内嵌して係止するための取付けスペースが形成されてい
るシャッターカーテンのガイドレール構造。 - 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5におい
て、抜止め凹部を構成する一対の溝側片は、互いに平行
状、または開口側ほど溝幅が広くなるように形成されて
いるシャッターカーテンのガイドレール構造。
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020023844A (ja) * | 2018-08-08 | 2020-02-13 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉体用ガイドレールの取付構造及び取付方法 |
-
2000
- 2000-07-04 JP JP2000202446A patent/JP3726184B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2020023844A (ja) * | 2018-08-08 | 2020-02-13 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉体用ガイドレールの取付構造及び取付方法 |
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