JP2020023844A - 開閉体用ガイドレールの取付構造及び取付方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の請求項1に記載される開閉用ガイドレールの取付構造は、建物駆体1の開口縁に固定される外枠28と、該外枠28に連結されて開閉体24の縁部が挿入されるレール開口部を有するガイドレール枠30とを有している。前記外枠28とガイドレール枠30とは建物駆体開口部の両側に沿ってレール開口部が対向すべく縦方向に連続して形成され、外枠28には縦方向に連続して取付解放部が形成され、取付解放部を構成する一方及び他方の縁に、ガイドレール枠30に設けられた内側及び外側取付片302,303が接合されることにより、外枠28にガイドレール枠30が組み付けられる開閉体用ガイドレールの取付構造を有している。
前記外枠28は、前記駆体1の開口部側面に固定される取付ベース281並びに内側片282及び外側片283とが弾性を有する金属板により略変形コ状に形成され、外側片283は取付ベース281の板面方向に対し、自然状態で直角よりやや内向き傾斜状に形成されており、外枠28の前記取付開放部にガイドレール枠30が取り付けられた状態において、前記外側片283の先端縁部に内向きに突出形成された外枠側係合爪283aとガイドレール枠側係合爪302aとが、係止されている。
前記内側片282の開放端と前記内側取付片303とは内外方向に重合されて固定具B2によって固定されるとともに、内側取付片302下端には内方向上向きとなるテーパ面303aが形成されている一方、内側片282には内方向下向きの傾斜面282aが形成され、内側片282には、内側取付片302が重合された状態において、前記傾斜面282aと前記テーパ面303aとが密着し、平行かつ面一となって接合固定されていることを特徴とする。
前記建物躯体1に前記外枠28を取付固定する外枠取付工程と、
外枠取付工程により取付固定された外枠28の前記取付開放部に、前記ガイドレール枠30の前記ガイドレール側係合爪302aと前記外枠28の前記外枠側係合爪283aとを係合させ、ガイドレール枠30の前記内側取付片303下端の前記テーパ面303aと外枠28の前記内側片282の前記傾斜面282aとの間に内外方向に隙間がある状態で、外枠28にガイドレール枠30を係合保持させるガイドレール枠保持工程と、
前記ガイドレール枠30の前記内側取付片302と前記外枠28の内側片282とを前記固定具により密着固定させることにより、前記テーパ面303aと前記傾斜面282aとの間の隙間を密着させる取付固定工程と、
を行わせることを特徴とする開閉用ガイドレールの取付方法にある。
(第1実施形態)
図1乃至図6は、本発明の第1実施形態を示す。
図1は、本発明に係る開閉体用ガイドレールの取付構造が適応される建物用シャッターとしての巻き取り式シャッター(軽量シャッタ−)を装備した窓シャッターを示す。
本発明に係る開閉体用ガイドレールの取付構造は、スラットカーテンによるシャッターの他、ガラリシャッター、或いは、シートシャッターカーテンによる開閉体用ガイドレールにも適応できる。
外枠28とガイドレール枠30はいずれもアルミ合金による押し出し成形体からなるものである。
図2,図4に示す外枠28は、建物駆体1の開口部内側に縦方向に沿って固定される取付ベース281と、取付ベース281の一側部にL及び逆L字形をなして一体に屈曲形成された内側片282と、取付ベース281の他側部に一直線上に屈曲された外側片283とからなる。外枠28は、取付ベース281並びに内側片282及び外側片283とが弾性を有する金属板により略変形コ状に形成されている。このうち内側片282はベース片281に対し、それぞれ直角をなして屈曲形成されているのに対し、外側片283はベース片281に対して外側91度、すなわち内向きは89度の傾斜角度をなして屈曲形成されている。そして、内側片282の開放端(図2では上端側に示す)には、傾斜部282aを介して、やや外向けに後退した位置において、ビス止め面282bが連続して立ち上げ状に形成されている。内側片282のビス止め面282bは、内側片282の本体部分よりやや厚みの厚い板形状とされ、ガイドレール枠30の内側取付片303と重合してビス止めされるように形成されている。また外側片283の開放端内側には断面L字形の係合爪283aが一体形成されている。
まず建物駆体1の開口部側面に外枠28の取付ベース281を木ねじ固定具B1で固定する外枠取付工程を行わせる。外枠取付工程の後、外枠28の係合爪283aにガイドレール枠30側の係合爪302aを挿通すれば、係合爪283a,302a同士が係合してほぼ直角状に組み付けられる。組み付け状態では図5に示すように、外枠28の内側片282の取付面とガイドレール枠30の取付片303との間には所定の隙間Dが形成された状態であるガイドレール枠保持工程を行わせる。
図7は以上のシャッター枠16の変形例である第2実施形態を示している。
図7において内方に開口した中空略コ字型のガイド301の内側には鋼材の異形押し出し成形体からなる略コ字型のライナー40が嵌合固定されている。ライナー40の先端側は内側突起301aによって抜け止めされる。
10 窓枠サッシ
12 窓サッシ
12a 窓板
14 巻き取り式シャッター
16 シャッターガイド
18 底板
20 収納ケース
24 シャッターカーテン
26 座板
28 外枠
30 ガイドレール枠
40 ライナー
40a 抜止突起
281 取付ベース
282 内側片
282a 傾斜面
282b 取付面
283 外側片
283a、302a 係合爪
301 ガイド
301a 突起部
301b 抜止突起
302 内側取付片
303 外側取付片
303a テーパ面
Claims (4)
- 建物駆体(1)の開口縁に固定される外枠(28)と、該外枠に連結されて開閉体(24)の縁部が挿入されるレール開口部を有するガイドレール枠(30)とを有し、
前記外枠とガイドレール枠とは建物駆体開口部の両側に沿ってレール開口部が対向すべく縦方向に連続して形成され、外枠には縦方向に連続して取付解放部が形成され、取付解放部を構成する一方及び他方の縁に、ガイドレール枠に設けられた内側及び外側取付片(302,303)が接合されることにより、外枠にガイドレール枠が組み付けられる開閉体用ガイドレールの取付構造において、
前記外枠は、前記駆体の開口部側面に固定される取付ベース(281)並びに内側片(282)及び外側片(283)とが弾性を有する金属板により略変形コ状に形成され、外側片は取付ベースの板面方向に対し、自然状態で直角よりやや内向き傾斜状に形成されており、外枠の前記取付開放部にガイドレール枠が取り付けられた状態において、前記外側片の先端縁部に内向きに突出形成された外枠側係合爪(283a)とガイドレール枠側係合爪(302a)とが、係止され、
前記内側片の開放端と前記内側取付片(303)とは内外方向に重合されて固定具によって固定されるとともに、内側取付片下端には内方向上向きとなるテーパ面(303a)が形成されている一方、内側片には内方向下向きの傾斜面(282a)が形成され、内側片には、内側取付片が重合された状態において、前記傾斜面と前記テーパ面とが密着し、平行かつ面一となって接合固定されていることを特徴とする開閉用ガイドレールの取付構造。 - 前記外枠はアルミ合金により形成され、外枠の前記外側片は、その前記取付ベースの板面方向に対し、自然状態で略91度の内向き傾斜状に形成され、前記固定具によって前記内側片の開放端と前記内側取付片とが密着状態で内外方向に重合固定された状態では、外枠の前記外側片は、その前記取付ベースの板面方向に対し、直角とされていることを特徴とする請求項1記載の開閉用ガイドレールの取付構造。
- 前記ガイドレール枠のレール開口部を形成するスラットカーテンのガイドの内側には、鋼製の異形押し出し成形体からなる略コ字型のライナーが嵌合固定され、該ライナーの先端側はスラットガイドの開口端内側に突設された内側突起によって抜け止めされていることを特徴とする請求項1または2記載の開閉用ガイドレールの取付構造。
- 請求項1に記載の開閉用ガイドレールの取付方法において、
前記建物躯体に前記外枠を取付固定する外枠取付工程と、
外枠取付工程により取付固定された外枠の前記取付開放部に、前記ガイドレール枠の前記ガイドレール側係合爪と前記外枠の前記外枠側係合爪とを係合させ、ガイドレール枠の前記内側取付片下端の前記テーパ面と外枠の前記内側片の前記傾斜面との間に内外方向に隙間がある状態で、外枠にガイドレール枠を係合保持させるガイドレール枠保持工程と、 前記ガイドレール枠の前記内側取付片と前記外枠の内側片とを前記固定具により密着固定させることにより、前記テーパ面と前記傾斜面との間の隙間を密着させる取付固定工程と、を行わせることを特徴とする開閉用ガイドレールの取付方法。
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