JP7260375B2 - 建具の部品取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建具の部品取付構造に関するものである。
建具には、枠体を構成する枠や障子を構成する框等の建材に種々の部品が取り付けられている。例えば、障子と枠体との間を施錠する戸先錠を備えた建具では、縦枠の内周側に位置する外表面に錠受け部材が取り付けられ、障子の戸先となる縦框に錠部材が取り付けられている。枠体に対して障子を閉じた状態で錠部材を施錠操作すると、錠部材が錠受け部材に噛み合った状態となり、障子の開く方向への移動が制限されることになる。
これらの部品の取り付けにあたっては、補強部材が適用されている。すなわち、建材の裏側に補強部材を取り付けた状態でネジ部材を螺合することによって部品が建材の外表面に取り付けられている。このように補強部材を用いた取付構造によれば、部品に加えられた外力が補強部材によって分散されるため、建材が樹脂によって成形されている場合にも部品の取り付け強度の点で有利となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-24804号公報
ところで、躯体に設置された後の建具においては、枠の裏面に補強部材を配置することが困難となる。このため、例えば、建築物をリフォームする際に建具をクレセント錠から戸先錠に変更するには、つまり枠に新たに錠受け部材を設けるには、躯体から枠体を取り外して補強部材を配置する必要があり、作業が煩雑になるばかりか、工期やコストの面でも好ましいとはいえない。なお、こうした問題は、躯体に取り付けられる枠に限られるものではない。例えば、組み立てられた後の障子に対しても、框の裏面に補強部材を配置することは困難となる。また、建材として中空状に構成されたものが適用されている場合には、躯体に設置される以前や組み立てられる以前の状態であっても、長手方向の所望の位置に補強部材を配置することは容易ではない。
本発明は、上記実情に鑑みて、煩雑な作業を要することなく所望の取り付け強度を確保して部品を取り付けることのできる建具の部品取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建具の部品取付構造は、部品に設けられたネジ挿通孔を介してネジ部材を螺合することにより、建材の外表面に前記部品を取り付ける建具の部品取付構造であって、前記建材は、枠体を構成する枠であり、前記部品は、平板状を成す取付片と、前記取付片の一方の縁部から屈曲するように延在した錠受け片とを有し、前記取付片を介して前記枠体を構成する枠の内周側に位置する見込み面に取り付けられる錠受け部材であり、前記錠受け部材のネジ挿通孔よりも数の多いネジ挿通孔が設けられた補強部材を備え、前記補強部材は、それぞれのネジ挿通孔を介してネジ部材を螺合することにより前記建材の外表面に取り付けられ、前記枠体には、戸先となる框に錠部材を備えた障子が移動可能に配設され、前記錠部材は、前記枠体に対して前記障子を閉じた状態において前記錠受け部材の錠受け片に係合可能となるように構成され、前記補強部材と前記錠受け部材とがネジ部材によって連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、部品が取り付けられる建材の外表面に補強部材を配設しているため、煩雑な作業を要することなく所望の取り付け強度を確保して部品を取り付けることが可能となる。
本発明の実施の形態1である部品取付構造を適用した建具の要部を示すもので、(a)は障子が閉じた状態の要部横断面図、(b)は障子が開いた状態の要部横断面図である。 図1に示した建具の要部を示すもので、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 図1に示した建具の要部を示すもので、(a)は横断面図、(b)は分解横断面図である。 補強部材の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2である部品取付構造を適用した建具の要部を示す横断面図である。 図5に示した建具の要部を示すもので、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 図5に示した建具の要部を示すもので、(a)は横断面図、(b)は分解横断面図である。 図5に示した建具に適用する補強部材を示したもので、(a)は側面図、(b)は(a)における矢視B図である。 本発明の実施の形態3である部品取付構造を適用した建具の要部を示す横断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の部品取付構造の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態では便宜上、見込み方向及び見付け方向値得用語を用いる。見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。見付け方向とは、後述する縦枠等のように上下方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した水平に沿う方向である。上枠等のように水平方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した上下に沿う方向が見付け方向である。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
(実施の形態1)
図1及び図2は、本発明の実施の形態1である部品取付構造を適用した建具の要部を示したものである。ここで例示する建具は、枠体10に対して障子20がスライド可能に支持された引き違い窓と称されるものである。本実施の形態1では、枠体10を構成する枠11及び障子20を構成する框21のそれぞれが樹脂によって成形された押し出し形材からなる引き違い窓を例示している。図には明示していないが、枠体を構成する枠の端部間、及び障子を構成する框の端部間は、それぞれ45°の傾斜面を介して溶着してある。
図からも明らかなように、引き違い窓には、障子20の戸先に位置する縦框21と、枠体10の縦枠(建材)11との間に戸先錠30が設けてある。戸先錠30は、縦框21に設けた錠部材31と、縦枠11に設けた錠受け部材32とを備え、枠体10に対して障子20を閉じた状態で錠部材31を施錠操作することにより、障子20の開く方向への移動を制限するものである。
本実施の形態1では、縦框21において外周側となる見込み面21aに溝21bが開口しており、この溝21bの内部にフック31aを配設することによって錠部材31が構成してある。フック31aは、縦框21の長手に沿った支持軸31bを中心として回転可能に配設したもので、図1(b)に示すように、縦框21の溝21bを開放するように配置される解錠位置と、図1(a)に示すように、縦框21の溝21bを横切るように配置される施錠位置とに変位することができる。なお、図には明示していないが、このフック31aには、縦框21の室内に臨む見付け面から外部に露出する操作部が連係してある。従って、室内側から操作部を操作することにより、フック31aを解錠位置と施錠位置とに移動することが可能である。
一方、縦枠11の内周側となる見込み面(外表面)11aにおいて障子20の縦框21に対向する部位には、錠受け部材32が設けてある。錠受け部材32は、平板状を成す取付片32aと、取付片32aの一方の縁部からほぼ直角に屈曲するように延在した錠受け片32bとを金属の板材によって一体に成形したものである。取付片32aは、縦枠11の長手に沿って縦長の矩形状を成すもので、長手の両側となる部位にネジ挿通孔32cが設けてある。ネジ挿通孔32cは、後述するネジ部材40の軸部40aを挿通可能、かつ頭部40bを挿通不可とする内径を有した断面円形の貫通孔である。取付片32aの短手寸法は、縦枠11に設けた2つの障子ヒレ部11bの相互間距離よりも小さく設定してある。障子ヒレ部11bは、縦枠11の見込み面11aから内周側に向けて突出したもので、障子20を閉じた際に縦框21の先端部を相互間に収容するものである。錠受け片32bは、上下に沿った長さが取付片32aと同じ寸法を有し、かつ取付片32aからの延在長さが取付片32aの短手寸法よりも大きな略矩形状を成すものである。錠受け片32bの延在縁部には、上下方向に沿って縦長の矩形状を成す噛合孔32dが形成してある。
上述の構成を有する錠受け部材32は、図2及び図3に示すように、補強部材50を介して取付片32aを縦枠11の見込み面11aに重ね合わせ、取付片32aのネジ挿通孔32cを介して縦枠11にネジ部材40を螺合することによって縦枠11に取り付けてある。錠受け部材32を取り付ける位置は、錠受け片32bが縦框21の溝21bに対向し、かつ噛合孔32dがフック31aに対応した高さとなる位置である。
補強部材50は、金属板によって成形した矩形の平板状を成すものである。補強部材50の上下に沿った寸法は、取付片32aとほぼ同じである。補強部材50の見込み方向に沿った寸法は、取付片32aのほぼ2倍である。この補強部材50には、4つのネジ挿通孔50aが設けてある。ネジ挿通孔50aは、取付片32aのネジ挿通孔32cとほぼ同じ内径を有した円形の貫通孔であり、上下左右に2つずつ配置してある。上下に並設されたネジ挿通孔50aは、中心間距離が取付片32aに形成した2つのネジ挿通孔32cの中心間距離と等しくなるように形成してある。
補強部材50及び錠受け部材32が取り付けられる縦枠11の見込み面11aには、補強部材50のネジ挿通孔32cに対向する位置にそれぞれターンナット60が取り付けてある。室内側に取り付けた上下2つのターンナット60は、錠受け部材32を縦枠11に位置決め配置した場合に取付片32aのネジ挿通孔32cに対応する部位に設けてある。従って、補強部材50を介して錠受け部材32を縦枠11に取り付けるには、取付片32aのネジ挿通孔32c及び補強部材50の室内側に位置するネジ挿通孔50aを介して縦枠11のターンナット60にネジ部材40を螺合するとともに、室外側のネジ挿通孔50aを介して縦枠11のターンナット60にネジ部材40を螺合すれば良い。錠受け片32bの位置調整については、補強部材50と取付片32aとの間に適宜枚数のシムプレート70を介在させることによって行うことが可能である。
上記のようにして錠受け部材32を取り付けた建具においては、室内側のネジ挿通孔32c,50aを介してターンナット60に螺合したネジ部材40により、錠受け部材32と補強部材50とが連結され、さらに補強部材50の4つのネジ挿通孔50aを介してターンナット60に螺合したネジ部材40により、補強部材50が縦枠11に取り付けられることになる。従って、例えば錠部材31のフック31aが係合した状態で障子20を開く方向に力を加えた場合にも、錠受け部材32に加えられる外力が4つのネジ部材40に分散されることになり、錠受け部材32が縦枠11から脱落する等の問題を招来するおそれがなくなる。特に、錠受け片32bを境界として室内側及び室外側の両側となる部位にネジ部材40が螺合してあるため、例えば障子20の開き操作に伴って錠部材31に生じるモーメントに抗することができ、取り付け強度の点で一層有利となる。しかも、上述したように、錠受け部材32及び補強部材50をいずれも縦枠11の内周側となる見込み面11aに取り付けているため、取り付け作業が煩雑となることもない。加えて、縦枠11の外周側となる見込み面や中空部に補強部材50を配設する必要がないため、例えば、リフォームの際にクレセント錠の建具から戸先錠30の建具への変更にも容易に対応することができるようになる。
なお、上述した実施の形態1では、補強部材50を縦枠11に取り付けるネジ部材40を利用して錠受け部材32の取付片32aを補強部材50に連結するようにしているため、取り付けに際して螺合するネジ部材40の数を減らすことができ、取り付け作業を一層容易化することができる。しかしながら、例えば、図4に示す変形例の補強部材150ように、補強部材150を縦枠11に取り付けるための4つのネジ挿通孔150aとは別に、錠受け部材32を連結するための専用のネジ孔150bを形成するようにしても良い。つまり、錠受け部材32は、取付片32aのネジ挿通孔32cを介してネジ孔150bに螺合されたネジ部材40によって補強部材150にのみ連結され、補強部材150については4つのネジ挿通孔150aを介して縦枠11のターンナット60に螺合されたネジ部材40によって縦枠11に取り付けられることになる。この変形例の補強部材150を適用した場合にも、錠受け部材32に加えられる外力は、補強部材150を通じて4つのネジ部材40に分散されることになり、取り付け強度の点で有利となるのは実施の形態1と同様である。
(実施の形態2)
図5及び図6は、本発明の実施の形態2である部品取付構造を適用した建具を示したものである。ここで例示する建具は、実施の形態1と同様、枠体10に対して障子20がスライド可能に指示された引き違い窓であり、実施の形態1とは、補強部材の形状のみが異なっている。以下、実施の形態1と異なる構成について主に説明し、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
実施の形態2で適用する補強部材250は、図7及び図8に示すように、カバー板部250aと、2つの連結板部250bと、2つの取付板部250cとを有して構成してある。カバー板部250aは、上下に沿った寸法が錠受け部材32の取付片32aよりも大きく、見込み方向に沿った寸法が取付片32aとほぼ同じとなる矩形平板状を成すものである。このカバー板部250aには、取付片32aのネジ挿通孔32cに対応する部位にそれぞれネジ挿通孔250dが設けてある。連結板部250bは、カバー板部250aの上下両端縁から縦枠11の内周側に向けてほぼ直角に屈曲した平板状を成すものである。連結板部250bの見込み方向に沿った寸法は、カバー板部250aの2倍以上あり、カバー板部250aの室外側に位置する縁部250eから室外側に向けて突出した後、縦枠11の外周側に向けて突出している。連結板部250bの突出縁部は、カバー板部250aにおいて縦枠11に対向する表面250fを超える位置まで延在している。取付板部250cは、カバー板部250aに設けたネジ挿通孔250dよりも大きな外形の矩形平板状を成すもので、連結板部250bの突出縁部から互いに近接する方向に向けて延在している。2つの取付板部250cは、それぞれカバー板部250aと平行であり、互いに同一の平面上に位置している。取付板部250cの外表面250gとカバー板部250aにおいて縦枠11に対向する表面250hとの間には、取付片32aの板厚よりも大きな隙間が確保してある。それぞれの取付板部250cには、カバー板部250aに設けたネジ挿通孔250dと同一内径のネジ挿通孔250iが形成してある。取付板部250cに設けたネジ挿通孔250iの中心間距離は、カバー板部250aに設けたネジ挿通孔250dの中心間距離よりも大きく設定してある。
上述の補強部材250を適用する実施の形態2では、図6及び図7に示すように、縦枠11の内周側となる見込み面11aに錠受け部材32の取付片32a及び補強部材250のカバー板部250aを順次重ね合わせた状態でネジ部材40を螺合することで錠受け部材32及び補強部材250を縦枠11に取り付けることが可能となる。すなわち、カバー板部250aのネジ挿通孔250d及び取付片32aのネジ挿通孔32cを介して縦枠11のターンナット60にネジ部材40を螺合し、さらに、取付板部250cのネジ挿通孔250iを介して縦枠11のターンナット60にネジ部材40を螺合すれば良い。錠受け片32bの位置調整については、縦枠11とカバー板部250aとの間において取付片32a及びシムプレート70の重ね合わせ位置を変更することで適宜行うことが可能である。
上記のようにして錠受け部材32を取り付けた建具においては、カバー板部250aのネジ挿通孔250dを介してターンナット60に螺合したネジ部材40により、錠受け部材32と補強部材250とが連結され、さらに補強部材250の4つのネジ挿通孔250d,250iを介してターンナット60に螺合したネジ部材40により、補強部材250が縦枠11に取り付けられることになる。従って、実施の形態2においても、錠受け部材32に加えられる外力が4つのネジ部材40に分散されることになり、錠受け部材32が縦枠11から脱落する等の問題を招来するおそれがなくなる。錠受け片32bを境界として室内側及び室外側の両側となる部位にネジ部材40が螺合してあるため、障子20の開き操作に伴って錠部材31に生じるモーメントに抗することができるは、実施の形態1と同様である。しかも、上述したように、錠受け部材32及び補強部材250をいずれも縦枠11の内周側となる見込み面11aに取り付けているため、取り付け作業が煩雑となることもない。加えて、縦枠11の外周側となる見込み面や中空部に補強部材250を配設する必要がないため、例えば、リフォームの際にクレセント錠の建具から戸先錠30の建具への変更にも容易に対応することができるようになる。
なお、上述した実施の形態1及び実施の形態2では、引き違い窓の戸先錠30を構成する錠受け部材32の取付構造を例示しているが、本発明はこれに限定されず、例えば、図9に示す実施の形態3のように、グレモン錠130の錠受け部材132等、その他の部品を取り付ける場合にも適用することが可能である。この場合、部品の取付対象が縦枠11である必要はなく、上枠や下枠であっても良いし、障子20を構成する框21であっても構わない。また、部品の取付対象が樹脂製である必要もなく、部品が金属製である必要もない。なお、実施の形態3において実施の形態1と同様の構成については同一の符号が付してある。
以上のように、本発明に係る建具の部品取付構造は、部品に設けられたネジ挿通孔を介してネジ部材を螺合することにより、建材の外表面に前記部品を取り付ける建具の部品取付構造であって、前記部品のネジ挿通孔よりも数の多いネジ挿通孔が設けられた補強部材を備え、前記補強部材は、それぞれのネジ挿通孔を介してネジ部材を螺合することにより前記建材の外表面に取り付けられ、前記補強部材と前記部品とがネジ部材によって連結されていることを特徴としている。
この発明によれば、部品が取り付けられる建材の外表面に補強部材を配設しているため、煩雑な作業を要することなく所望の取り付け強度を確保して部品を取り付けることが可能となる。
また本発明は、上述した建具の部品取付構造において、前記補強部材を前記建材に取り付けるネジ部材によって前記補強部材と前記部品とが連結されていることを特徴としている。
この発明によれば、補強部材を取り付けるネジ部材によって部品を共締めすることができ、部品の取り付け作業を一層容易化することが可能となる。
また本発明は、上述した建具の部品取付構造において、前記ネジ部材は、前記部品、前記補強部材及び前記建材に順次挿通されていることを特徴としている。
この発明によれば、部品がもっとも外側に配置されるため、例えば、補強部材と部品との間に隙間調整部材を介在させることで、部品の取り付け高さ調整範囲を大きく確保することが可能となる。
また本発明は、上述した建具の部品取付構造において、前記ネジ部材は、前記補強部材、前記部品及び前記建材に順次挿通されていることを特徴としている。
この発明によれば、部品が建材の補強部材との間に挟持された状態となり、取り付け強度の点で一層有利となる。
また本発明は、上述した建具の部品取付構造において、前記部品は、平板状を成す取付片と、前記取付片の一方の縁部から屈曲するように延在した錠受け片とを有し、前記取付片を介して枠体を構成する枠の内周側に位置する見込み面に取り付けられる錠受け部材であり、前記枠体には、戸先となる框に錠部材を備えた障子が移動可能に配設され、前記錠部材は、前記枠体に対して前記障子を閉じた状態において前記錠受け部材の錠受け片に係合可能となるように構成されていることを特徴としている。
この発明によれば、躯体から取り外すことなく所望の取り付け強度を確保して枠の外表面に錠受け部材を取り付けることが可能となる。従って、例えば建築物のリフォームの際にクレセント錠から戸先錠への変更が容易となる。
また本発明は、上述した建具の部品取付構造において、前記補強部材には、前記錠受け片を境界として両側となる部位にそれぞれ前記ネジ挿通孔が設けられ、前記錠受け片の一方側に位置するネジ挿通孔には前記補強部材のみを前記枠に取り付けるネジ部材が螺合され、かつ前記錠受け片の他方側に位置するネジ挿通孔には前記補強部材及び前記取付片を前記枠に取り付けるネジ部材が螺合されていることを特徴としている。
この発明によれば、錠受け片を境界として両側となる部位にネジ部材が螺合されるため、例えば障子の開き操作に伴って錠部材に生じるモーメントに抗することができ、取り付け強度の点で一層有利となる。
10 枠体、11 縦枠、11a 見込み面、20 障子、21 縦框、31 錠部材、32,132 錠受け部材、32a 取付片、32b 錠受け片、32c,50a,150a,250d,250i ネジ挿通孔、40 ネジ部材、50,150,250 補強部材、60 ターンナット

Claims (5)

  1. 部品に設けられたネジ挿通孔を介してネジ部材を螺合することにより、建材の外表面に前記部品を取り付ける建具の部品取付構造であって、
    前記建材は、枠体を構成する枠であり、
    前記部品は、平板状を成す取付片と、前記取付片の一方の縁部から屈曲するように延在した錠受け片とを有し、前記取付片を介して前記枠体を構成する枠の内周側に位置する見込み面に取り付けられる錠受け部材であり、
    前記錠受け部材のネジ挿通孔よりも数の多いネジ挿通孔が設けられた補強部材を備え、
    前記補強部材は、それぞれのネジ挿通孔を介してネジ部材を螺合することにより前記建材の外表面に取り付けられ、
    前記枠体には、戸先となる框に錠部材を備えた障子が移動可能に配設され、
    前記錠部材は、前記枠体に対して前記障子を閉じた状態において前記錠受け部材の錠受け片に係合可能となるように構成され、
    前記補強部材と前記錠受け部材とがネジ部材によって連結されていることを特徴とする建具の部品取付構造。
  2. 前記補強部材を前記建材に取り付けるネジ部材によって前記補強部材と前記錠受け部材とが連結されていることを特徴とする請求項1に記載の建具の部品取付構造。
  3. 前記ネジ部材は、前記錠受け部材、前記補強部材及び前記建材に順次挿通されていることを特徴とする請求項2に記載の建具の部品取付構造。
  4. 前記ネジ部材は、前記補強部材、前記錠受け部材及び前記建材に順次挿通されていることを特徴とする請求項2に記載の建具の部品取付構造。
  5. 前記補強部材には、前記錠受け片を境界として両側となる部位にそれぞれ前記ネジ挿通孔が設けられ、前記錠受け片の一方側に位置するネジ挿通孔には前記補強部材のみを前記枠に取り付けるネジ部材が螺合され、かつ前記錠受け片の他方側に位置するネジ挿通孔には前記補強部材及び前記取付片を前記枠に取り付けるネジ部材が螺合されていることを特徴とする請求項1に記載の建具の部品取付構造。
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