JP4586999B2 - 建築用シャッター - Google Patents
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Description
ところが、この閉鎖状態で強い風圧が作用するとシャッターカーテンは、ガイドレールに挿入された両端側で支持されているため、その中央部程室内外方向に大きく撓むこととなり、その結果シャッターカーテンの端部がガイドレールから抜け出してしまいシャッターカーテンの損傷をきたすこととなる。
そこで、このような事態を防止するためシャッターカーテンがガイドレールから抜け出すのを防止するための種々方策が考えられている。
たとえば、シャッターカーテンを構成するスラツトの両端に鉤型の金具を設け、該金具をガイドレール内に設けた係止片に係止することで抜け止めをしたり、あるいはスラットの端部に凸状の切り起こし部を形成して該切り起こし部をガイドレールの係止片に係止させるようにしたものがある。
また、後者のものにおいても、切り起こした凸部の影響で巻き取り時にシャッターカーテンに傷が発生したり巻き径が大きくなってしまうのでシャッターケースが必要以上に大型化してしまう課題がある。
また、係止凹部は加工が簡単であるうえ、種々の形状のスラットにも適用することができるものである。
さらに、係止凹部に移動防止片を設けた場合には、係止凹部の成形とスラットの左右移動防止が同時にできることとなって、作業工程の低減を図ることができる。
そして、本発明は、この構成によって建築用シャッターのシャッターカーテンが台風等の強風を受けて撓んだ場合でもその両端側がガイドレールから抜け出てしまうことを効果的に防止するものでありながら、スラットに突出物を形成するものでないのでシャッターカーテンが昇降時にガイドレールに摺れて傷や異音を発するおそれがなく、また巻き取り時にスラットに傷を付けたり巻き径が大きくなることがないものである。
図1は、建築用シャッターの正面図であって、上方に横架した図示しない巻き取り軸に上端が止着されたシャッターカーテン1が、その両端側をガイドレール3,3に挿入支持された状態で巻き取り軸の正逆回転によって昇降して開口部を開閉するようになっている。ガイドレール3は、図2に示すように離間対設したリブ3a,3aの一端側をそれぞれ底リブ3bで連結して他端側が開口した断面略コ字状に形成され、ガイドレール3内壁面の開口部分には凸条3c,3cが対向してガイドレール3の長手方向に連続して設けられている。
なお、凸条3cは単に突起状のものとしてもよいことは勿論であるが、本実施の形態のように気密片3dのポケットとした場合には、ガイドレールの形状をことさら特別なものとする必要がなく、シャッターカーテンの抜け止め防止をする必要がない一般用シャッターのガイドレールを使用することができる。
このように形成したスラット2の上縁側インターロツク部2aを直上スラット2の下縁側インターロック部2bにその端部側からスライド挿入して上下屈曲自在に連綴すると係止凹部4は、シャッターカーテン1に対してその両端部側で同一鉛直線上に位置することとなる。
すなわち、上述の場合は、上縁側インターロック部2aをスラット2の両端からそれぞれ所定寸法(L)切り欠いたのに対し、図10に示すものは上縁側インターロック部2aをスラット2の両端からそれぞれ(L−M)だけ残した位置からスラット2を、その長手方向中央部に向けてM長さ切り欠く一方、下縁側インターロック部2bはその端部からそれぞれ(L−M)の位置にそれぞれスリット6が形成されている。
このように形成した複数枚のスラツト2,2の上縁側インターロック部2aと下縁側インターロツク部2b同士をその端部側から挿入嵌合することにより連綴してシャッターカーテン1とし、図11のようにスリット6部分をかしめて係止凹部4と移動防止片5を形成したものであって、この場合にはシャツターカーテン1のインターロック部両端側において、下縁側インターロック2bが隣接するスラット2の上縁側インターロック2aに被嵌された二重嵌合状態となる。
したがって、シャツーカーテン1が風圧を受けて撓んだ場合係止凹部4がガイドレール3の凸条3cに係止してシャツターカーテン1の抜け止めがなされることとなるが、この際抜け止め力を負担するインターロック部両端側(L−Mの部位)が二重嵌合構造となっているため十分な強度を有し、シャツターカーテン1の抜け止め作用を確実なものとすることができる。
これに対し、強風による負圧を受けてシャッターカーテン1が室外側に向けて撓んだ場合には、図6(B)のように各スラット2,2・・・に形成した係止凹部4はシャッターカーテン1が撓むにつれてガイドレール3の開口側に移動し、開口近傍位置に形成した凸条3cが入り込むことにより該入り込んだ凸条3cが係止凹部4に係止してそれ以上の移動が阻止されるので、シャッターカーテン1の端部側がガイドレール3から抜け出してしまうことが防止できる。
また、係止凹部4のスラット中央側端部に傾斜状に移動防止片5を形成してあるため、シャッターカーテン1の端部側がガイドレール3の底方向に移動し、風を受けていない元の状態に復帰する際に、係止凹部4は凸条3cとの係止状態が傾斜部によって凸条3cのガイドレール開口部側端部が係止凹部4から抜け出す方向に誘導することができることとなって、円滑に復帰させることができるものである。
すなわち、本発明は、シャッターカーテン1を形成するスラット2の端部側で同一鉛直線上に位置して係止凹部4を欠成し、該係止凹部4がガイドレール3の開口近傍位置内壁面に設けた凸条3cに係止するようにしたものであるから、係止凹部4の欠設位置はシャッターカーテン1がガイドレール3のリブ3a側に移動した際、凸条3cに当接するスラット2の部位に設ける必要があることからスラット2の断面形状によって異なるものである。
なお、図7乃至図9において、一点鎖線での表示は、係止凹部4に凸条3cが係止した状態での凸条先端位置を示すものである。
2 スラット
2a 上縁側インターロック部
2b 下縁側インターロック部
3 ガイドレール
3c 凸条
4 係止凹部
5 移動防止片
6 スリット
Claims (1)
- 複数のスラットを、その上下縁部に突成したインターロック部を介して屈曲自在に連綴してなるシャッターカーテンの左右両端側をガイドレールに挿入して昇降可能に構成した建築用シャッターにおいて、前記ガイドレールの開口近傍位置内壁面には上下方向に亘って凸条を形成すると共に、シャッターカーテンを構成する各スラットの両端側近傍位置で、上記凸条に対向する側の面には、同一鉛直線上に位置して前記凸条に係止可能な係止凹部が欠成され、該係止凹部の左右方向内側端部近傍部位から係止凹部に向けて低位になる傾斜部が形成されている構成にするにあたり、上記係止凹部と凸条とは、シャッターカーテンが風を受けていない常時には凸条が係止凹部から抜け出ていると共に該抜け出た凸条のガイドレール開口部側端部が係止凹部の左右方向内側端部よりもガイドレール開口側に位置し、シャッターカーテンが風を受けて撓むことで係止凹部に前記抜け出ていた凸条が入り込むことで凸条が係止凹部に係止してそれ以上の移動が阻止され、該風を受けて撓んだシャッターカーテンが風を受けていない前記常時の元状態に復帰する際、凸条のガイドレール開口部側端部が係止凹部の傾斜部による誘導を受けて凸条が係止凹部から抜け出だすことができるものであることを特徴とする建築用シャツター。
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- 2007-03-29 JP JP2007087352A patent/JP4586999B2/ja not_active Expired - Lifetime
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