JP3596141B2 - シャッターにおけるスラットカーテンの抜止構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スラットカーテンが風圧などによってガイドレールから抜け出すのを防止するシャッターにおけるスラットカーテンの抜止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シャッターのスラットカーテンが、閉鎖状態の際に、風などの外力によって撓み、スラットカーテンの昇降の案内を行うガイドレールから左右両側縁が抜け出て外れるのを防止する抜け止め防止構造については、従来、種々の公知技術が知られている。
【0003】
例えば、実開昭64−27397号公報や実開平4−95991号公報に開示されている構造では、スラットカーテンを構成するスラットの両側端部に、ガイドレール内へ突出する先端がL字状に折曲形成されている抜止爪を設け、スラットカーテンが撓んだ際に、この抜止爪をガイドレールの内縁の突条部に係合させることで、抜け止めとさせるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の抜け止め防止構造は、大型なシャッターに配設されることが多いことから、このような大型シャッターのカーテンを構成するスラットが堅牢な構造とされており、すなわち、スラットの強度を考慮せずに抜止爪が固設される構造となっている。そのため、上記のような構造の抜止爪を軽量シャッターに用いた場合、この軽量シャッターのスラットは強度が低いことから、強風などを受けた際に、抜止爪とガイドレールの突条部との係合後、抜止爪の基端などの局部的な箇所に負荷がかかって変形を起こし、これによりガイドレールよりスラットが抜け出てしまうという問題があった。
【0005】
そして、このような不具合を解消するために、軽量シャッターの場合、シャッターの間口幅を、中柱などを設けて狭幅に構成し、すなわち分割構造とさせて対処するが、シャッター全体の構成として、部品点数が増えてしまい、費用が増大するとともに、施工期間が長大となり、また見栄えが悪くなるという欠点が生じる。
【0006】
そこで本発明は、上記問題点を解消するために、風などの外力に対してスラットカーテンが撓んだ際に、このスラットカーテンのガイドレールからの抜け出しを確実に防止するとともに、スラットの強度が低い場合にもこのスラットの抜け出しを確実に防止することの可能なシャッターにおけるスラットカーテンの抜止構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明のシャッターにおけるスラットカーテンの抜止構造は、バネ性を有し左右に長尺な短冊形状の板体よりなり、上下両縁に連結カール部が形成されて、該連結カール部にて互いが連結されカーテンを構成するスラット(8)と、
前記スラット(8)の左右両端が挿入されて、前記カーテンの昇降移動を案内する奥拡がりのガイド溝を有する一対のガイドレール(1)と、
前記スラット(8)の左右長手方向両端における該スラットの前記上下連結カール部間に位置した板面に基端が固定されるとともに、該スラット板面に対して所望の角度で前記上下連結カール部を含むスラット厚より突出する一方の係合片(10)と、
前記一方の係合片(10)の先端から逆方向に一体に略ヘ字状に突出して形成される他方の係合片(11)と、
前記ガイドレール(1)のガイド溝内に該ガイド溝の開口幅と略同等の間隔となって対向して配設され、前記各係合片とそれぞれ各別に係合する一対の係合部と、
を具備し、
前記一対の係合部の前記一方の係合片(10)と係合する一方の係合部(3)は、その一側がガイド溝内面に固定され、その他側がガイド溝内面に対して垂直となって先端(3a)がガイド溝内方向に延出するようになっており、
前記一対の係合部の前記他方の係合片(11)と係合する他方の係合部(4)は、傾斜面(5)を有した断面略コ字状に形成され、その傾斜面(5)がガイドレール(1)のガイド溝開口側より奥方に向かって奥拡がり状に傾斜する傾斜面(5)とされ、
スラットカーテン(7)が撓んだ状態で、前記一方の係合片(10)の側部が前記一方の係合部(3)の先端(3a)に当接係合し、さらにスラットカーテン(7)が撓んだ状態で、前記他方の係合片(11)の先端(11a)が前記他方の係合部(4)の傾斜面(5)に当接係合するようになることを特徴としている。
【0008】
なお、前記他方の係合片(11)は、前記一方の係合片(10)の途中から逆方向に一体に略Y字状に突出して形成される構成としてもよい。
【0009】
また、前記他方の係合片は、その先端が前記上下連結カール部を含むスラット厚さ以内に位置することが望ましい。さらに、前記一対の係合部は、少なくともいずれか一方が前記ガイドレールと一体に形成される構成とすることができる。
【0010】
このような構成により、風などの外力によってスラットカーテン7が撓んだ場合に、スラットカーテン7を構成するスラット8の端部8aに設けられた一方及び他方の係合片10,11がガイドレール1のガイド溝2内に配設された一対の係合部3,4とそれぞれ各別に係合しあい、スラットカーテン7がガイドレール1から抜け出すことがない。
特に、スラット8がバネ性を有することから、係合片10,11は、その基端10aの固定部分にて、スラット8の端部8aが局部的な撓み変形を起こし、これにより各係合片10,11が各係合部3,4と係合するようになっている。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるシャッターにおけるスラットカーテンの抜止構造の実施の形態を示す概略斜視図、図2は同平断面図である。
【0012】
まず、はじめにスラットカーテン7の昇降移動を案内するガイドレール1について説明する。
ガイドレール1は、左右一対で構成されており、建物などの開口の左右縁部に垂直に立設され、互いに向き合う一側が開口し、この開口部分がガイド溝2とされて断面略コ字状に形成されている。
【0013】
ガイド溝2には、図1及び図2に示すように、開口両縁部における対向する縁部2a,2bが狭幅に形成されており、奥拡がり状に形成され、前記スラットカーテン7の左右両端が挿入されて、このスラットカーテン7の昇降移動を案内するようになっている。
【0014】
また、これらガイドレール1には、ガイド溝2内に、一対の係合部3,4が設けられている。
【0015】
これら係合部の一方の係合部3は、ガイド溝2における屋内側となる一方の開口縁部2a側のガイド溝2内に配設されている。
この一方の係合部3は、断面L字状のアングル材よりなる片状部材にて構成され、ガイドレール1の長手方向に沿うように設けられるとともに、一側がガイド溝2内面に固定されて、他側がガイド溝2内面に対して垂直となって先端3aガイド溝2内方向に延出するようになっている。
【0016】
また、他方の係合部4は、前記一方の係合部3と対向する位置である、ガイド溝2における屋外側となる他方の開口縁部2b側のガイド溝2内面に配設されている。
この他方の係合部4は、傾斜面5とその両縁に支持片6を有した断面略コ字状に形成されている部材で、図2に示すように、傾斜面5が、ガイド溝2開口側より奥方より向かって奥拡がり状に傾斜するように、ガイド溝2内面に固設されている。
【0017】
そして、これら一方の係合部3と他方の係合部4とは、互いの間隔が、前記ガイドレール1のガイド溝2の開口幅と略同等の間隔となって対向して配設されている。
【0018】
次に、前記ガイドレール1により昇降移動が案内されるスラットカーテン7について説明する。
このスラットカーテン7は、左右に長尺な短冊状に形成された複数のスラット8にて構成されている。
【0019】
このスラット8は、バネ性を有した薄鋼板などの板体よりなり、長手方向の上下両縁に、図1に示すような断面略C字形状の連結カール部9が形成されている。
そして、この上下連結カール部9にて他のスラット8と互いが回動自在となるように上下に連続して連結されスラットカーテン7を構成するようになっている。
【0020】
また、連結された各スラット8の所定枚数毎の複数枚、又は各スラット8には、左右両端8aにスラットカーテン7の抜止構造を構成する係合片10,11が設けられている。
【0021】
この係合片は、一方の係合片10と、他方の係合片11とで構成され、本実施の形態では、図2に示すように、各係合片10,11が略ヘ字状に連結されて一体に形成されている。
【0022】
一方の係合片10は、基端10aに固定片12が延設されており、この固定片12がスラット8の端部8aにおける上下連結カール部9間に位置した板面8bに溶接などの手段にて固定されている。
そして、この一方の係合片10は、スラット8の端部8aより延出して設けられているとともに、固定片12に対して所望の角度でスラットカーテン7の屋内側方向に折曲形成されて延出しており、先端10bが、前記上下連結カール部9を含むスラット厚より突出するように設定され形成されている。
【0023】
また、他方の係合片11は、前記一方の係合片10の先端10bに連結され、この一方の係合片10と一体に形成されているとともに、この一方の係合片10のスラット板面8bに対する突出方向と逆の方向となる屋外側方向に突出するように設けられており、すなわち図2に示すように一方の係合片10と略ヘ字状となるように折曲形成された形状となっている。
【0024】
この他方の係合片11は、前記一方の係合片10より長尺に設定されており、その先端11aは、スラット8の前記上下連結カール部9を含むスラット厚さ以内に位置するように延出しており、本実施の形態では、図2に示すように、スラット厚の一方の面の延長線P上に略到達する長さに設定されている。
【0025】
そして、この係合片10,11が設けられたスラット8は、係合片10,11を含む端部8aが前記ガイドレール1のガイド溝2内に挿入される。
挿入された状態は、図2に示すように、スラット8の端部8aが、ガイド溝2の開口部における両縁部2a,2bと一対の係合部3,4との間に位置し、一方の係合片10が一方の係合部3の奥方に位置し、他方の係合片11がさらにガイド溝2の奥方に位置して、この状態で各スラット8は案内されて昇降移動が行われる。
【0026】
従ってこのように構成されたスラットカーテンの抜止構造では、通常の昇降動作時では、図2に示すように、スラットカーテン7の両端部は左右各ガイドレール1のガイド溝2内に案内されて、昇降(開閉)動作が行われる。
このとき、各係合片10,11はガイド溝2内にて、各係合部3,4に接触することなく、所望の間隔を空けて移動する。
【0027】
そして、スラットカーテン7が閉鎖した状態で、風などの外力が加わり、スラットカーテン7が煽られて撓むと、図3に示すように、スラットカーテン7の両端が移動し、一方の係合片10の側部が一方の係合部3の先端3aに当接し、係合状態となる。
これにより、スラットカーテン7は、その端部8aのガイドレール1からの抜け出しを防止される。
【0028】
また、スラットカーテン7に対する風などの外力がさらに強くなり、スラット8の撓む量が、上記状態よりもさらに大きくなると、一方の係合片10と一方の係合部3とが当接した状態を保ったまま、スラットカーテン7の各スラット8における係合片10,11との固定部分(12)が、スラット8の風による撓み方向と反対の方向に撓む。すなわち、係合片10,11の固定部分におけるスラット板面8bが、バネ性を有していることから、局部的に変形を起こす。
【0029】
すると、スラット8の端部8aの変形した撓み部分を中心に、係合片10,11は回動状態となり、他方の係合片11が、他方の係合部4に向かって移動を行う。すなわち、他方の係合片11が、その先端11aがスラット厚の一方の面の延長線Pよりも突出する。
そして、図4に示すように、他方の係合片11の先端11aが他方の係合部4の傾斜面5と当接する。
【0030】
これにより、一方及び他方の係合片10,11は、スラット8の表裏両面よりそれぞれ突出する状態となり、各係合片10,11が両係合部3,4にそれぞれ各別に当接し、すなわち2ヵ所で係合することとなり、スラット8は確実にガイドレール1からの抜け出しが防止される。
【0031】
なお、本実施の形態の係合片10,11によれば、スラットカーテン7を収納する際に、このスラットカーテン7を巻き取るが、各係合片10,11が略ヘ字状に形成されていることから、巻取状態の重合状態を妨げることがなく、各係合片10,11による傾斜した面によって各スラット8左右方向のズレを防止することができる。
すなわち、これら係合片10,11によって、巻取状態を安定させることが可能となり、またこれら係合片10,11がスラット8の厚さより一方側のみに突出するので他のスラット8の板面8bを損傷させてしまうことがない。
【0032】
また、スラットカーテン7への風などの外力を受けたのちに、この外力から解放され再びスラットカーテン8が撓んでいない真直な通常の状態に戻った場合は、各係合片10,11は、スラット8のバネ性により、初期の状態に復帰し、各係合片10,11がガイドレール1に接触することなく昇降移動が行われることとなる。
【0033】
なお、上述した実施の形態では、ガイドレール1に設けられる一対の係合部3,4が、ガイドレール1と別体構成とされ固設される例について述べたが、これら係合部3,4は、ガイドレール1と一体に形成される構成としてもよい。
この場合、これら係合部3,4は、いずれもガイドレール1と一体構造としてもよく、またいずれか一方を一体構造とし他方を別体構造としてもよい。
【0035】
さらに、上述した実施の形態では、各係合片10,11を略ヘ字状に形成した例について述べたが、これに限ることはなく、例えば、図5に示すように、略Y字状に形成させてもよい。
この場合も、一方の係合片10と他方の係合片11とは一体に形成されるよう構成し、かつ、一方の係合片10は、スラット8の端部8aにおけるスラット8の上下連結カール部9間に位置した板面8bに基端が固定されるとともに、このスラット板面8bに対して所望の角度で上下連結カール部9を含むスラット厚より突出するよう形成し、また、他方の係合片11は、上下連結カール部9を含むスラット厚さ以内に先端11aが位置して、一方の係合片10と逆方向に突出するように形成する。
【0036】
さらに、上述した実施の形態では、他方の係合片11の先端11aの位置を、連結カール部9を含むスラット厚さ以内となるよう設定し形成した例について述べたが、この他方の係合片11の先端11aをスラット厚さより突出する形状として構成してもよく、この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるシャッターにおけるスラットカーテンの抜止構造では、閉鎖状態となっているスラットカーテンに、風などの外力が加わり、スラットカーテンが煽られ撓んだ際に、スラットの端部に設けられている係合片の一方の係合片が、ガイドレールのガイド溝内に配設されている一方の係合部に当接し係合するので、このスラットの端部がガイド溝から抜け出て外れてしまうのを防止することができるという効果がある。
【0038】
すなわち、スラットの厚さよりも一方の係合片が突出しているので、ガイドレールの奥拡がりに形成されたガイド溝内に突出する一方の係合片と係合しあうこととなり、容易に抜け出さないこととなる。
【0039】
また、さらに大きい外力が閉鎖状態のスラットカーテンに加わり、さらに撓んだ場合に、前記一方の係合片と一方の係合部とが当接した状態のまま、スラットの端部がそのバネ性を有した材質により局部的な撓み変形が起こり、この変形部分を中心に係合片が回動状態となるので、一方の係合片と一体な他方の係合片がスラットの厚さよりも突出することとなり、これにより他方の係合片がガイド溝内の他方の係合部に当接して係合し、スラットがガイドレールからの抜け出てしまうのが確実に防止される。
すなわち、一方及び他方の係合片が、スラットの厚さに対して両面から突出する状態、別言するとスラットよりも外方に各係合片が位置する状態となるので、各係合片が各係合部にそれぞれ各別に当接し、つまり2ヵ所で係合することとなるので、スラットは確実にガイドレールからの抜け出しが防止されるという効果がある。
【0040】
また、係合片の形状を、他方の係合片を一方の係合片の先端に設け、略ヘ字状に形成した構成とすれば、スラットカーテンを収納する際に、このスラットカーテンを巻き取る際に、巻取状態の重合状態を妨げることなく各係合片による傾斜した面によって各スラット左右方向のズレを防止することができるという効果を得られる。すなわち、スラットの厚さより突出する係合片によって、巻取状態を安定させることが可能となり、これら係合片によって他のスラットの表面を損傷させてしまうことがないという効果がある。
【0041】
さらに、スラットカーテンへの風などの外力を受けたのちに、再びスラットカーテンが撓んでいない通常の状態に戻った場合に、各係合片は、スラットがバネ性を有していることにより、初期の状態に復帰することとなり、各係合片がガイドレールに接触することなく昇降移動が行われることが可能となる。
【0042】
また、本発明によるスラットカーテンの抜止構造によれば、軽量シャッターなどにて使用される強度の低いスラットであっても、一方の係合片と、スラットの局部的な変形によってこの一方の係合片に追従する他方の係合片とを有し、これら係合片がそれぞれ各別にガイド溝内の一対の係合部に係合しあうので、スラットカーテンは確実に抜け止めが行われることとなり、特に、スラットの材質をバネ性を有したものとすれば、局部的な変形を起こした部分が復元するので、風などの外力が加わらない状態では、通常の昇降動作を行うことが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシャッターにおけるスラットカーテンの抜止構造の実施の形態を示す概略斜視図
【図2】同抜止構造の平断面図
【図3】同抜止構造の動作を示す平断面図
【図4】同抜止構造の動作を示す平断面図
【図5】他の実施の形態による抜止構造の平断面図
【符号の説明】
1…ガイドレール
2…ガイド溝
3…一方の係合部
4…他方の係合部
5…傾斜面
7…スラットカーテン
8…スラット
8a…端部
8b…板面
9…連結カール部
10…一方の係合片
10a…基端
10b…先端
11…他方の係合片
11a…先端
Claims (4)
- バネ性を有し左右に長尺な短冊形状の板体よりなり、上下両縁に連結カール部が形成されて、該連結カール部にて互いが連結されカーテンを構成するスラット(8)と、
前記スラット(8)の左右両端が挿入されて、前記カーテンの昇降移動を案内する奥拡がりのガイド溝を有する一対のガイドレール(1)と、
前記スラット(8)の左右長手方向両端における該スラットの前記上下連結カール部間に位置した板面に基端が固定されるとともに、該スラット板面に対して所望の角度で前記上下連結カール部を含むスラット厚より突出する一方の係合片(10)と、
前記一方の係合片(10)の先端から逆方向に一体に略ヘ字状に突出して形成される他方の係合片(11)と、
前記ガイドレール(1)のガイド溝内に該ガイド溝の開口幅と略同等の間隔となって対向して配設され、前記各係合片とそれぞれ各別に係合する一対の係合部と、
を具備し、
前記一対の係合部の前記一方の係合片(10)と係合する一方の係合部(3)は、その一側がガイド溝内面に固定され、その他側がガイド溝内面に対して垂直となって先端(3a)がガイド溝内方向に延出するようになっており、
前記一対の係合部の前記他方の係合片(11)と係合する他方の係合部(4)は、傾斜面(5)を有した断面略コ字状に形成され、その傾斜面(5)がガイドレール(1)のガイド溝開口側より奥方に向かって奥拡がり状に傾斜する傾斜面(5)とされ、
スラットカーテン(7)が撓んだ状態で、前記一方の係合片(10)の側部が前記一方の係合部(3)の先端(3a)に当接係合し、さらにスラットカーテン(7)が撓んだ状態で、前記他方の係合片(11)の先端(11a)が前記他方の係合部(4)の傾斜面(5)に当接係合するようになることを特徴とするシャッターにおけるスラットカーテンの抜止構造。 - 前記他方の係合片(11)は、前記一方の係合片(10)の途中から逆方向に一体に略Y字状に突出して形成されることを特徴とする請求項1に記載のシャッターにおけるスラットカーテンの抜止構造。
- 前記他方の係合片は、その先端が前記上下連結カール部を含むスラット厚さ以内に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載のシャッターにおけるスラットカーテンの抜止構造。
- 前記一対の係合部は、少なくともいずれか一方が前記ガイドレールと一体に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシャッターにおけるスラットカーテンの抜止構造。
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