JP3725628B2 - 鉄道車両用ディスクブレーキ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はブレーキライニングの交換を容易にした鉄道車両のディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に鉄道車両用のディスクブレーキは、ブレーキキャリパがディスクロータを挟持し、制動を掛ける。ブレーキパッドは背板にディスクロータに圧接するライニングを取付けて構成される。
【0003】
制動に伴いブレーキパッドのライニングが摩耗していくため、摩耗量が一定に達すると、ブレーキパッドは新しいものと交換される。ブレーキパッドの交換は、ブレーキキャリパに形成したアリ溝に対して嵌合する背板を摺動させて抜き出し、新しいものと交換する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このブレーキパッドは、通常は背板がアリ溝から離脱しないように、アリ溝の両端に位置して設けた受座金により保持されている。ブレーキパッドの交換時に受座金をボルトを緩めて外し、背板をアリ溝に沿って抜き出すのであるが、交換後に受座金を再びボルト締結するときの作業性を確保するため、アリ溝の下側に位置する受座金については、ブレーキキャリパに対してフックにより吊り下げる構造としておき、ボルトを外しても受座金が落下しないようになっている。
【0005】
しかし、このフックはディスクロータと反対側に回動し、受座金をアリ溝の真下から移動し、ブレーキパッドの下方への抜き出しを可能としているのであるが、この受座金を外側に回動(傾動)するのに十分なスペース的な余裕がないときは、受座金がブレーキパッドと干渉し、その抜き取りがうまく行えず、ブレーキパッド交換時の作業性が悪いという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題を解決するため、ブレーキパッドの交換時に受座金が一端を支点にして下方に垂れるようにして、ブレーキパッドの下方への抜き取りを容易に行えるようにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ディスクロータを両側からブレーキキャリパを介して挟持するディスクブレーキにおいて、ブレーキパッドを背板にディスクロータに圧接するライニングを取付けて構成し、背板をブレーキキャリパに設けたアリ溝に摺動自由に嵌合し、その摺動両端に位置してブレーキパッドの移動を阻止する受座金をブレーキキャリパにボルトを介して締結し、同時にアリ溝の下方に位置する受座金は両側に設けた吊り金具を介してブレーキキャリパに吊り下げ支持し、ブレーキキャリパにピンを突出させる一方、吊り金具にはこのピンが挿入される長穴が形成されるとともに受座金を垂らすようにヒンジ部が形成され、一方の吊り金具を取り外すことにより受座金をアリ溝の片側に垂らした状態でブレーキパッドの交換が行えるようにした。
【0009】
【作用・効果】
ライニングの摩耗量が一定限に達するとブレーキパッドを新しいものと交換する。このとき、アリ溝の下方に位置する受座金の一方の吊り金具を外し、残りの吊り金具によりアリ溝の片側に受座金を垂らす。この状態でアリ溝に沿ってブレーキパッドを抜き出し、新たなものと交換する。アリ溝の下方には必ずブレーキパッドの抜き取りのための空間があるため、受座金を下方に吊り下げるのに特別にスペースを設けなくても、常に良好な作業性が確保される。
【0010】
ブレーキキャリパにピンを突出させる一方、吊り金具にはこのピンが挿入される長穴が形成されるとともに受座金を垂らすようにヒンジ部が形成されたので、受座金を垂らすときに、ヒンジ部が伸びて垂直になり、ブレーキパッドとの干渉を確実に回避できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図4に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0012】
図1、図2において、1は車輪の一部に設けられたディスクロータで、このディスクロータ1の両側に位置してブレーキキャリパ2に設けたブレーキパッド3が配設される。一方のブレーキパッド3はブレーキキャリパ2に内蔵した油圧シリンダにより押圧され、他方のブレーキパッド3との間で制動時にディスクロータ1を挟持する。
【0013】
ブレーキキャリパ2はディスクロータ1の回転軸方向に延びる上下一対の支持ピン6により、車体側に固定される車体支持枠7に対して、軸方向に摺動可能に取付支持され、これにより、ブレーキキャリパ2は車体支持枠7にフローティング支持される。
【0014】
ブレーキパッド3は、ブレーキキャリパ2の二股のフォーク部4に対して、アリ溝10を介して摺動可能に嵌合保持される。ブレーキパッド3は剛性の高い背板11と、これに張り付けたライニング12とから構成され、背板11の背面側の一部には前記アリ溝10に嵌合するアリ溝プレート部13が設けられる。
【0015】
アリ溝10の溝方向の両端には、ブレーキパッド3の抜け出しを阻止するための受座金20が設けられる。受座金20はそれぞれ一対のボルト21によりフォーク部4の両端面に固定される。
【0016】
2つの受座金20のうち、下方に位置する受座金20については、ボルト21を取り外したときに受座金20が落下しないように、吊り金具23が一組の受座金20の両側に位置して設けられ、吊り金具23にはバカ穴付きの長穴24が形成され、この長穴24にフォーク部4に固定したピン25が挿入されると共に、吊り金具23の一部にはヒンジ部26が設けられ、一方の吊り金具23を取り外したときには、他方の吊り金具23により受座金20が垂直に吊り下げられるようになっている。
【0017】
以上のように構成され、次に作用について説明する。
【0018】
キャリパ本体4に支持されたブレーキパッド3は、油圧シリンダ(図示せず)の作動によりディスクロータ1を両側から挟持し、制動作用を発揮する。制動に伴いブレーキパッド3のライニング12が摩耗し、その摩耗量が一定限度に達したときには、ブレーキパッド3を新しいものと交換する。
【0019】
このうち、油圧シリンダと反対側のブレーキパッド3の交換は、次のように行う。ブレーキパッド3の背板11が嵌合するアリ溝10の両端の受座金20のうち、下方の受座金20のボルト21を緩めて外し、さらに一方の吊り金具23の長穴24からピン25を外す。これにより、受座金20はもう一方の吊り金具23を支点にしてより吊り下げられた状態となる。
【0020】
このとき、吊り金具23のヒンジ部26が真っすぐになり、受座金20はアリ溝10の片側においてほぼ垂直状態に垂下し、アリ溝10の溝方向の下方を完全に開ける。これにより、ブレーキパッド3の背板11をアリ溝10に沿って摺動させ、ブレーキパッド3を下方に抜き出すことができる。
【0021】
摩耗したブレーキパッド3を取り外したら、新しいブレーキパッド3を同じようにして、アリ溝10に沿って差し込み、完全に差し込んだ状態で受座金20を元に戻し、さらに両方の吊り金具23の長穴24にピン25に差し込んだ後、ボルト21を締め付けてブレーキパッド3を固定する。
【0022】
このようにしてブレーキパッド3の交換時に、受座金20をアリ溝10の片側に垂らすのであるが、アリ溝10の下方には、もともとブレーキパッド3を抜き出すための空間が必要で、したがってこの方向に受座金20を垂下させるスペースは必ず確保される。このため、受座金20を逃がすためのスペースをわざわざ設けなくても、ブレーキパッド3を受座金20と干渉することなく抜き取ることが可能で、ブレーキパッド3の交換のための良好な作業性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す正面図である。
【図2】同じくその平面図である。
【図3】受座金を含む要部を示す拡大図である。
【図4】同じくその作動状態を示す拡大図である。
【図5】同じくその側面図である。
【符号の説明】
1 ディスクロータ
3 ブレーキパッド
10 アリ溝
11 背板
12 ライニング
20 受座金
21 ボルト
23 吊り金具
26 ヒンジ部

Claims (1)

  1. ディスクロータを両側からブレーキキャリパを介して挟持するディスクブレーキにおいて、ブレーキパッドを背板にディスクロータに圧接するライニングを取付けて構成し、背板をブレーキキャリパに設けたアリ溝に摺動自由に嵌合し、その摺動両端に位置してブレーキパッドの移動を阻止する受座金をブレーキキャリパにボルトを介して締結し、同時にアリ溝の下方に位置する受座金はその両側に設けた吊り金具を介してブレーキキャリパに吊り下げ支持し、ブレーキキャリパにピンを突出させる一方、吊り金具にはこのピンが挿入される長穴が形成されるとともに受座金を垂らすようにヒンジ部が形成され、一方の吊り金具を取り外すことにより受座金をアリ溝の片側に垂らした状態でブレーキパッドの交換が行えるようにしたことを特徴とする鉄道車両用ディスクブレーキ。
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JP4632367B2 (ja) * 2006-06-22 2011-02-16 西日本旅客鉄道株式会社 ブレーキパッドの着脱が容易な鉄道車両用ディスクブレーキ装置
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