JP3719546B2 - 珪酸カルシウム板及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、珪酸カルシウム板及びその製造方法に関し、更に詳細には軽量(例えば嵩比重1.0以下)珪酸カルシウム板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術・課題】
従来、珪酸カルシウム板は、軽量で、優れた加工性及び寸法安定性をもち、更に不燃性であるという特徴を有し、建築材料として主として内装用に広く使用されている。このような珪酸カルシウム板の成形法として、抄造法、プレスモールド法及び単層成形法などが利用され、石灰質原料、珪酸質原料、無機質充填材を含有してなる原料スラリーから成形された成形体を、通常は圧力容器内で飽和水蒸気により反応硬化することにより珪酸カルシウム板が製造されている。
【0003】
しかし、特に抄造法において、軽量珪酸カルシウム板を製造する場合には、水熱反応前の成形体の層間強度が弱く、また、含有水分量が多いため、水熱反応中に余剰水の熱膨張が生じたり、蒸気圧が高くなり、層間剥離やパンクといった問題を生ずることがある。
【0004】
これらの問題を防止するために、成形後にプレスを行い、その後に水熱反応を行ったり、水熱反応中にターンバックルを用いて締め付けるという方法が行われているが、これらの方法を講ずると嵩比重が高くなったり、製造に人手が掛かるといった欠点があった。
【0005】
また、特開平1−287083号公報に示されている余剰水の除去方法もあるが、特殊な容器あるいは蒸気の過熱器を必要とするため一般的な方法とは言えない。
【0006】
更に、本発明者らは、既に特願平6−323225号及び特願平7−5013号に、珪酸質原料の一部として石灰質原料との反応性が良い非晶質珪酸原料や珪酸塩原料を用いたり、ポルトランドセメントや高炉水砕スラグといった硬化剤を添加する方法を提案しているが、高価な原料を使用したり、嵩比重が高くなるといった欠点がある。
【0007】
また、本発明者らは、非晶質珪酸原料や珪酸塩原料あるいはポルトランドセメントや高炉水砕スラグといった硬化剤を添加せずに、半水石膏(特願平7−138040号)や無水石膏(特願平7−169951号)を用いることにより水熱反応前の成形体(グリーンシート)の強度及び層間強度を向上させ、水熱反応中に層間剥離やパンクを生ずることのない軽量珪酸カルシウム板の製造方法を提唱している。
【0008】
しかし、硬化剤として半水石膏を使用する場合には、半水石膏をスラリー状態で使用すると非常に水和速度が早いため、凝結遅延剤のスラリーへの添加が必須となる。また、硬化剤として無水石膏を使用する場合には、硬化促進剤のスラリーへの添加が必須となるが、凝結遅延剤や硬化促進剤の添加や、添加量の制御は珪酸カルシウム板の製造工程を繁雑なものにしていた。
【0009】
従って、本発明の目的は、硬化剤と共に凝結遅延剤や硬化促進剤を添加する必要がない特定の比表面積を有する明ばん石群、明ばん群、硫酸ばん土を用いることにより、水熱反応前の成形体(グリーンシート)の強度及び層間強度を向上し、水熱反応中に層間剥離やパンクを生ずることがない軽量珪酸カルシウム板の製造方法及び該方法により得られた珪酸カルシウム板を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、固形分として石灰質原料17〜50重量%、珪酸質原料15〜45重量%、繊維質原料2〜8重量%及び無機質充填材5〜40重量%を含有してなる原料スラリーを抄造法により積層して得られた成形体を、圧力容器中で水熱反応させることからなる珪酸カルシウム板の製造方法において、原料スラリーがブレーン比表面積4000cm2/g以上の明ばん石群及び明ばん群、及びブレーン比表面積2000cm2/g以上の硫酸ばん土から選択された1種または2種以上を2〜20重量%含有してなり、抄造により得られた成形体を
【数7】
(養生温度−15)×養生時間=120℃・時間以上 ・・・(1)
となる条件下で1次養生した後、水熱反応を行うことを特徴とする軽量珪酸カルシウム板の製造方法に係る。
【0011】
また、本発明は、固形分として石灰質原料17〜50重量%、珪酸質原料15〜45重量%、繊維質原料2〜8重量%及び無機質充填材5〜40重量%を含有してなる原料スラリーを抄造法により積層して得られた成形体を、圧力容器中で水熱反応させることからなる珪酸カルシウム板の製造方法において、丸網式抄造機の1番目及び最後の抄箱に入れるスラリーのうち少なくとも一方が上記原料スラリーにブレーン比表面積4000cm2/g以上の明ばん石群及び明ばん群、及びブレーン比表面積2000cm2/g以上の硫酸ばん土から選択された1種または2種以上を2〜20重量%添加したものであり、抄造により得られた成形体を
【数8】
(養生温度−15)×養生時間=120℃・時間以上 ・・・(1)
となる条件下で1次養生した後、水熱反応を行うことを特徴とする軽量珪酸カルシウム板の製造方法に係る。
【0012】
更に、本発明は、固形分として石灰質原料17〜50重量%、珪酸質原料15〜45重量%、繊維質原料2〜8重量%及び無機質充填材5〜40重量%を含有してなる原料スラリーを抄造法により積層して得られた成形体を、圧力容器中で水熱反応させることからなる珪酸カルシウム板の製造方法において、抄造機のリターンロールとメーキングロールの間の抄造フィルム上に、ブレーン比表面積4000cm2/g以上の明ばん石群及び明ばん群、及びブレーン比表面積2000cm2/g以上の硫酸ばん土から選択される1種または2種以上を粉体形態またはスラリー形態で乾燥固形分量で3〜50g/m2の割合で散布しながら積層して所定の厚さに積層後、抄造により得られた成形体を
【数9】
(養生温度−15)×養生時間=120℃・時間以上 ・・・(1)
となる条件下で1次養生した後、水熱反応を行うことを特徴とする軽量珪酸カルシウム板の製造方法に係る。
【0013】
また、本発明は、固形分として石灰質原料17〜50重量%、珪酸質原料15〜45重量%、繊維質原料2〜8重量%及び無機質充填材5〜40重量%を含有してなる原料スラリーを抄造法により積層して得られた成形体を、圧力容器中で水熱反応させることからなる珪酸カルシウム板の製造方法において、丸網式抄造機の1番目及び最後の抄箱に入れるスラリーのうちのどちらか一方が固形分としてブレーン比表面積4000cm2/g以上の明ばん石群及び明ばん群、及びブレーン比表面積2000cm2/g以上の硫酸ばん土から選択される1種または2種以上を20重量%超え98重量%未満、繊維質原料2〜8重量%、石灰質原料及び無機質充填材からなる群から選択される1種または2種以上の成分を78重量%以下含有してなり、且つ該スラリーによる抄造厚を(a)、丸網式抄造機のフェルトが1周する間に抄造される全抄造厚を(b)、該スラリー中の明ばん石群、明ばん群及び硫酸ばん土の割合(重量%)を(c)とした時に、
【数10】
(a)/(b)×100=1〜10 ・・・(2)
且つ
【数11】
(a)/(b)×100×(c)=50〜400 ・・・(3)
の範囲内となるように抄造し、抄造により得られた成形体を
【数12】
(養生温度−15)×養生時間=120℃・時間以上 ・・・(1)
となる条件下で1次養生した後、水熱反応を行うことを特徴とする軽量珪酸カルシウム板の製造方法に係る。
【0014】
更に、本発明は、上記製造方法により製造された軽量珪酸カルシウム板であって、層間剥離強度が曲げ強度の3%以上であることを特徴とする軽量カルシウム板(以下、単に「珪酸カルシウム板」と記載する)に係る。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の珪酸カルシウム板の製造方法に使用される原料スラリーの基本組成は、固形分として石灰質原料17〜50重量%、珪酸質原料15〜45重量%、繊維質原料2〜8重量%及び無機質充填材5〜40重量%を含有してなる慣用のものである。
【0016】
ここで、石灰質原料としては、例えば消石灰、生石灰などを使用することができる。なお、石灰質原料の配合量が17重量%未満であったり、50重量%を超えると曲げ強度が低く、吸水による寸法変化率が大きくなるために好ましくない。
【0017】
また、珪酸質原料としては例えば珪砂、珪藻土、フライアッシュ等を使用することができる。なお、珪酸質原料の配合量が15重量%未満であったり、45重量%を超えると曲げ強度が低く、吸水による寸法変化率が大きくなるために好ましくない。
【0018】
また、石灰質原料と珪酸質原料については、上記割合のうち、石灰質原料2〜20重量%と珪酸質原料2〜25重量%を予めゲル化して使用することができる。ゲル化条件の例としては、75〜180℃の温度で1.5〜4時間が挙げられる。
【0019】
更に、繊維質原料としては、例えばセルロース繊維、ポリプロピレン、ビニロン、ガラスファイバー、カーボンファイバー等を使用することができる。なお、繊維質原料の配合量が2重量%未満であると、曲げ強度が低くなるために好ましくなく、8重量%を超えると不燃性でなくなるために好ましくない。また、ポリプロピレン、ビニロン、ガラスファイバー、カーボンファイバー等を使用する場合、それらの配合量は5重量%以下とすることが好ましい。
【0020】
また、無機質充填材としては、例えばパーライト、ウォラストナイト、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、二水石膏などを使用することができる。なお、無機質充填材の配合量が5重量%未満であると、吸水による寸法変化率が大きくなるために好ましくなく、40重量%を超えると曲げ強度が低下するために好ましくない。
【0021】
本発明の特徴は、珪酸カルシウム板の製造方法としての以下の4つの方法である:
本発明の第1発明に係る製造方法によれば、上述のような成分配合を有する原料スラリーに、ブレーン比表面積4000cm2/g以上の明ばん石群及び明ばん群、及びブレーン比表面積2000cm2/g以上の硫酸ばん土から選択された1種または2種以上2〜20重量%を含有させ、この原料スラリーを抄造法により積層して成形し、次に、得られた成形体を1次養生することにより、石灰質原料に由来するカルシウム分と明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土との反応を促進させた後、水熱反応を行うことにより珪酸カルシウム板を製造することができる。
【0022】
即ち、第1発明で使用する原料スラリーは、固形分として石灰質原料17〜50重量%、珪酸質原料15〜45重量%、繊維質原料2〜8重量%、無機質充填材5〜40重量%、及びブレーン比表面積4000cm2/g以上の明ばん石群及び明ばん群、及びブレーン比表面積2000cm2/g以上の硫酸ばん土から選択された1種または2種以上2〜20重量%を含有してなるものである。ここで、明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土の配合量が2重量%未満であると、グリーンシートの層間強度の発現性が悪いために好ましくなく、20重量%を超えると、曲げ強度が低下するために好ましくない。なお、該配合量は、5〜15重量%が好ましい。
【0023】
本発明に使用するブレーン比表面積4000cm2/g以上の明ばん石群とは、カリ明ばん石及び/またはソーダ明ばん石を意味するものである。なお、明ばん石群のブレーン比表面積が4000cm2/g未満であると、石灰質原料に由来するカルシウム分との反応性が悪くなり、グリーンシートの強度が不充分となり、剥離等を生ずるために好ましくない。また、ブレーン比表面積4000cm2/g以上の明ばん群とは、カリ明ばん及び/またはソーダ明ばんを意味するものである。なお、明ばん群のブレーン比表面積が4000cm2/g未満であると、石灰質原料に由来するカルシウム分との反応性が悪くなり、グリーンシートの強度が不充分となり、剥離等を生ずるために好ましくない。更に、硫酸ばん土のブレーン比表面積が2000cm2/g未満であると、石灰質原料に由来するカルシウム分との反応性が悪くなり、抄造直後の成形体(グリーンシート)の強度が不充分となり、剥離等を生ずるために好ましくない。
【0024】
本発明の第1発明によれば、上述のような配合を有する原料スラリーを使用して抄造法により成形体(グリーンシート)を作製する。なお、抄造法としては慣用の任意の方法を使用することができ、特に限定されるものではない。
【0025】
本発明の第1発明においては、上述のようにして得られた成形体をそのまま水熱反応させるのではなく、1次養生する。ここで、1次養生は以下の条件下で行う:
【数13】
(養生温度−15)×養生時間=120℃・時間以上 ・・・(1)
ここで、1次養生の条件、即ち、式(1)の値が120℃・時間未満の場合であると養生不足で成形体に充分な強度を付与することができないために好ましくない。なお、1次養生は、15℃を超える養生温度を必要とし、30〜80℃の範囲内の養生温度、180℃・時間以上の条件下で1次養生を行うことが好ましい。
【0026】
上述のような条件下で1次養生を行った後の成形体は、慣用の水熱条件下で水和反応させ、その後の慣用の工程を経て珪酸カルシウム板とすることができる。なお、水熱反応は、圧力容器中、飽和水蒸気圧下で温度150〜200℃、好ましくは170〜190℃で5〜20時間、好ましくは8〜12時間の条件で行うことができる。
【0027】
次に、本発明の第2発明に係る製造方法によれば、上述のような基本組成を有する原料スラリーを抄造法により積層して成形するにあたり、丸網式抄造機の1番目及び最後の抄箱に入れるスラリーのうち少なくとも一方が上記原料スラリーにブレーン比表面積4000cm2/g以上の明ばん石群及び明ばん群、及びブレーン比表面積2000cm2/g以上の硫酸ばん土から選択された1種または2種以上を2〜20重量%添加したものであり、抄造により得られた成形体を1次養生することにより明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土を水和させ、次に、水熱反応を行うことにより珪酸カルシウム板を製造することができる。
【0028】
即ち、第2発明においては、上記第1発明に使用する原料スラリーと同様の組成のスラリーを丸網式抄造機の1番目及び/または最後の抄箱のスラリーとして使用するものである。ここで、1番目及び/または最後の抄箱に使用するスラリー中の明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土の配合量が固形分として2重量%未満であると、グリーンシートの層間強度の発現性が悪いために好ましくなく、また、20重量%を超えると、曲げ強度が低下するために好ましくない。
【0029】
本発明の第2発明によれば、基本配合の原料スラリーに、更に明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土を添加してなるスラリーを丸網式抄造機の1番目及び/または最後の抄箱へ入れ、抄造法により積層して成形する。このスラリーの抄造機の1番目及び/または最後の抄箱への入れ方は、特に限定されるものではなく、例えば他の抄箱と配合割合の異なるスラリーを作製し、専用のチェストから送っても良いし、チェストと抄箱の間の樋で、明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土のスラリーを他のスラリーに添加しても良い。
【0030】
次に、本発明の第3発明に係る製造方法によれば、上述のような基本組成を有する原料スラリーを抄造法により積層して成形するにあたり、抄造機のリターンロールとメーキングロールの間の抄造フィルム上に、明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土を粉体形態またはスラリー形態で乾燥固形分量で3〜50g/m2の割合で散布しながら積層して所定の厚さに積層後、抄造により得られた成形体を1次養生することにより明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土を水和させ、次に、水熱反応を行うことにより珪酸カルシウム板を製造することができる。
【0031】
明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土の散布量が乾燥固形分量で3g/m2未満では層間強度の発現性が悪いために好ましくなく、また、該散布量が50g/m2を超えると明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土の層ができ、乾燥時にクラックが入ったり、曲げ強度が低くなるために好ましくない。
【0032】
また、散布用スラリーの固形分濃度は特に限定されるものではないが、通常5〜20重量%、好ましくは8〜15重量%程度と抄造に一般的に用いられるスラリーの固形分濃度よりも若干固形分濃度の高いものが好ましい。
【0033】
なお、本発明の第3発明に使用可能な丸網式抄造機の一例を図1に示す。この丸網式抄造機によれば、抄箱(6)に設けられた丸網シリンダー(8)によりスラリー(7)を抄き上げフェルト(3)に転写し、この操作を抄箱(丸網シリンダー)の数だけ反復して抄造フィルム(4)とし、更に、この抄造フィルム(4)をメーキングロール(1)で所定の厚さまで所定回数巻き付けた後切断することにより、グリーンシートを得ることができる。一般に、層間剥離やパンクは、メーキングロール(1)で重ね合わせたフィルム間で起こるため、リターンロール(2)とメーキングロール(1)の間に散布装置(5)を設置して明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土を粉末形態またはスラリー形態で散布することにより、上記フィルム間の密着力(層間強度)を向上することにより層間剥離やパンクを防止することができる。
【0034】
次に、本発明の第4発明に係る製造方法によれば、上述のような基本組成を有する原料スラリーを抄造法により積層して成形するにあたり、丸網式抄造機の1番目及び最後の抄箱に入れるスラリーのうちのどちらか一方が明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土20重量%超え98重量%未満、繊維質原料2〜8重量%、石灰質原料及び無機質充填材からなる群から選択される1種または2種以上の成分78重量%以下の割合で含有してなるものであり、該スラリーによる抄造厚を(a)、丸網式抄造機のフェルトが1周する間に抄造される全抄造厚を(b)、該スラリー中の明ばん石群、明ばん群及び硫酸ばん土の割合(重量%)を(c)とした時に、
【数14】
(a)/(b)×100=1〜10 ・・・(2)
且つ
【数15】
(a)/(b)×100×(c)=50〜400 ・・・(3)
の範囲内となるように抄造し、抄造により得られた成形体を1次養生することにより明ばん石群、明ばん群及び/または硫酸ばん土を水和させ、次に、水熱反応を行うことにより珪酸カルシウム板を製造することができる。なお、式(2)で示される値が1未満となると、フィルム間の密着力が低くなるため好ましくなく、また、式(2)で示される値が10を超えると強度が低下する傾向にあるために好ましくない。また、式(3)で示される値が50未満となると、フィルム間の密着力が低くなるため好ましくなく、また、式(3)で示される値が400を超えると強度が低下する傾向にあるために好ましくない。
【0035】
上述のような本発明の第1発明ないし第4発明に係る製造方法により製造された珪酸カルシウム板は、層間剥離強度が曲げ強度(絶乾状態)の3%以上と非常に優れた値を示すものとなる。なお、曲げ強度は、JIS A 5418に準じて3号試験片で試験した結果であり、層間剥離強度試験は30×30mmで行った結果である。
【0036】
【実施例】
実施例1
表1に示す割合で原料を配合し、12倍の水で撹拌、混合した。なお、ゲルは消石灰10重量%、珪藻土10重量%(重量比1:1)を90℃、2時間の条件で合成したものである。得られた混合物に更に水を加えて固形分濃度約3重量%の原料スラリーとし、6mmの厚さに抄造した。
次に、得られた成形体(グリーンシート)を湿空雰囲気中で表1に示す条件下で1次養生を行った後、圧力容器中、飽和水蒸気下180℃、10時間の条件で水熱反応を行った。
表1に水熱反応後の嵩比重、曲げ強度並びに層間剥離強度(共に絶乾状態)を示す。
なお、本実施例において、明ばん石▲1▼のブレーン比表面積は10200cm2/gであり、明ばん石▲2▼のブレーン比表面積は3720cm2/gであり、明ばん▲1▼のブレーン比表面積は4260cm2/gであり、明ばん▲2▼のブレーン比表面積は3150cm2/gであり、硫酸ばん土▲1▼のブレーン比表面積は2630cm2/gであり、硫酸ばん土▲2▼のブレーン比表面積は1840cm2/gであった。
【0037】
【表1】
【0038】
実施例2
表2に示す割合で原料を配合し、12倍の水で撹拌、混合した。なお、ゲルは消石灰10重量%、珪藻土10重量%(重量比1:1)を90℃、2時間の条件で合成したものである。得られた混合物に更に水を加えて固形分濃度約3重量%の原料スラリーとした。また、1番目(表2において、▲1▼と記載する)及び/または最後(表2において、▲4▼と記載する)の抄箱は、別に調製した表2に記載する固形分濃度10重量%のスラリーを使用し、6mmの厚さに抄造した。
次に、得られた成形体(グリーンシート)を湿空雰囲気中で表1に示す条件下で1次養生を行った後、圧力容器中、飽和水蒸気下180℃、10時間の条件で水熱反応を行った。
表2に水熱反応後の嵩比重、曲げ強度並びに層間剥離強度(共に絶乾状態)を示す。
なお、本実施例において、明ばん石▲1▼のブレーン比表面積は10200cm2/gであり、明ばん▲1▼のブレーン比表面積は4260cm2/gであり、硫酸ばん土▲1▼のブレーン比表面積は2630cm2/gであった。
【0039】
【表2】
【0040】
実施例3
表3に示す割合で原料を配合し、12倍の水を撹拌、混合した。なお、ゲルは消石灰10重量%、珪藻土10重量%(重量比1:1)を90℃、2時間の条件で合成したものである。得られた混合物に更に水を加えて固形分濃度約3重量%の原料スラリーとし、6mmの厚さに抄造した。抄造にあたり、リターンロールとメーキングロールの間の抄造フィルム上に、表3に示す量の明ばん石、明ばん及び/または硫酸ばん土を粉体またはスラリーとした散布した。なお、スラリーは固形分濃度10重量%のものを使用した。
次に、得られた成形体(グリーンシート)を湿空雰囲気中で表1に示す条件下で1次養生を行った後、圧力容器中、飽和水蒸気下180℃、10時間の条件で水熱反応を行った。
表3に水熱反応後の嵩比重、曲げ強度並びに層間剥離強度(共に絶乾状態)を示す。
なお、本実施例において、明ばん石▲1▼のブレーン比表面積は10200cm2/gであり、明ばん▲1▼のブレーン比表面積は4260cm2/gであり、硫酸ばん土▲1▼のブレーン比表面積は2630cm2/gであった。
【0041】
【表3】
【0042】
実施例4
表4に示す割合で原料を配合し、12倍の水で撹拌、混合した。なお、ゲルは消石灰10重量%、珪藻土10重量%(重量比1:1)を90℃、2時間の条件で合成したものである。得られた混合物に更に水を加えて固形分濃度約3重量%の原料スラリーとした。また、1番目または最後の抄箱も同様に配合、混合して固形分濃度約2重量%の原料スラリーとし、6mmの厚さに抄造した。
次に、得られた成形体(グリーンシート)を湿空雰囲気中で表1に示す条件下で1次養生を行った後、圧力容器中、飽和水蒸気下180℃、10時間の条件で水熱反応を行った。
表4に水熱反応後の嵩比重、曲げ強度並びに層間剥離強度(共に絶乾状態)を示す。
なお、本実施例において、明ばん石▲1▼のブレーン比表面積は10200cm2/gであり、明ばん▲1▼のブレーン比表面積は4260cm2/gであり、硫酸ばん土▲1▼のブレーン比表面積は2630cm2/gであった。
【0043】
【表4】
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明の珪酸カルシウム板の製造方法を用い、原料スラリーを抄造法により成形すれば、水熱反応前の成形体の強度及び層間強度を向上することができ、それによって水熱反応中の成形体の剥離、パンクを防止すると共に、得られる珪酸カルシウム板の層間剥離強度を向上させることができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第3発明に使用可能な丸網式抄造機の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 メーキングロール
2 リターンロール
3 フェルト
4 抄造フィルム
5 散布装置
6 抄箱
7 原料スラリー
8 丸網シリンダー
Claims (5)
- 固形分として石灰質原料17〜50重量%、珪酸質原料15〜45重量%、繊維質原料2〜8重量%及び無機質充填材5〜40重量%を含有してなる原料スラリーを抄造法により積層して得られた成形体を、圧力容器中で水熱反応させることからなる珪酸カルシウム板の製造方法において、丸網式抄造機の1番目及び最後の抄箱に入れるスラリーのうち少なくとも一方が上記原料スラリーにブレーン比表面積4000cm2/g以上の明ばん石群及び明ばん群、及びブレーン比表面積2000cm2/g以上の硫酸ばん土から選択された1種または2種以上を2〜20重量%添加したものであり、抄造により得られた成形体を
- 固形分として石灰質原料17〜50重量%、珪酸質原料15〜45重量%、繊維質原料2〜8重量%及び無機質充填材5〜40重量%を含有してなる原料スラリーを抄造法により積層して得られた成形体を、圧力容器中で水熱反応させることからなる珪酸カルシウム板の製造方法において、抄造機のリターンロールとメーキングロールの間の抄造フィルム上に、ブレーン比表面積4000cm2/g以上の明ばん石群及び明ばん群、及びブレーン比表面積2000cm2/g以上の硫酸ばん土から選択される1種または2種以上を粉体形態またはスラリー形態で乾燥固形分量で3〜50g/m2の割合で散布しながら積層して所定の厚さに積層後、抄造により得られた成形体を
- 固形分として石灰質原料17〜50重量%、珪酸質原料15〜45重量%、繊維質原料2〜8重量%及び無機質充填材5〜40重量%を含有してなる原料スラリーを抄造法により積層して得られた成形体を、圧力容器中で水熱反応させることからなる珪酸カルシウム板の製造方法において、丸網式抄造機の1番目及び最後の抄箱に入れるスラリーのうちのどちらか一方が固形分としてブレーン比表面積4000cm2/g以上の明ばん石群及び明ばん群、及びブレーン比表面積2000cm2/g以上の硫酸ばん土から選択される1種または2種以上を20重量%超え98重量%未満、繊維質原料2〜8重量%、石灰質原料及び無機質充填材からなる群から選択される1種または2種以上の成分を78重量%以下含有してなり、且つ該スラリーによる抄造厚を(a)、丸網式抄造機のフェルトが1周する間に抄造される全抄造厚を(b)、該スラリー中の明ばん石群、明ばん群及び硫酸ばん土の割合(重量%)を(c)とした時に、
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の製造方法により製造された軽量珪酸カルシウム板であって、層間剥離強度が曲げ強度の3%以上であることを特徴とする軽量カルシウム板。
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