JP3719370B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モノリシックICに係り、特にソース,ドレイン領域とゲートが互いに逆導電型の半導体で構成されるMOS型電界効果トランジスタを含む半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
モノリシックIC内部には定電圧を必要とする回路部が多々ある。例えば特開昭56−50574には、ゲートの仕事関数が異なる一対の同極性のシリコンゲートMOSFETを作製し、両者のしきい値電圧の差電圧を電源電圧に対して安定であるように構成する技術が記載されている。すなわち、一対の同サイズのMOSFETを互いに極性の異なる多結晶シリコンを用いたゲートで形成する。これらMOSFET両者のしきい値電圧の差が両ゲートの仕事関数の差として得られ、基準電圧として広く応用できる。
【0003】
上記一対のMOSFETは、一方のMOSFETのゲート電極がP型多結晶シリコンで形成され、他方のMOSFETのゲート電極がN型多結晶シリコンで形成される。すなわち、このどちらかのMOSFETが通常のMOSFETとは異なり、ソース,ドレイン領域とゲートが互いに逆導電型の半導体で構成されるNチャネルP型ゲート、あるいはPチャネルN型ゲートのMOSFETである。
【0004】
ソース,ドレイン領域とゲートが互いに逆導電型の半導体で構成されるMOSFETの従来例として、NチャネルP型ゲートMOSFETを例にとってその従来構成を以下に説明する。
【0005】
P型基板にゲート酸化膜を形成し、P型の不純物をドープした多結晶シリコンを堆積する。次に、この多結晶シリコンをゲート電極としてパターニングする。次に、このP型のゲート電極に対して酸化膜を形成し、ゲート電極上部に残す。この酸化膜は、マスクずれを考慮してゲート電極両端部上では除去される。
【0006】
次に、ゲート電極上の酸化膜をマスクにP型に比べて十分不純物濃度の高いN型の不純物を導入し、ソース,ドレイン領域を形成する。これにより、酸化膜によってマスクされたゲート電極の部分はP型のままであり、その分通常のMOSFETに比べてしきい値が高くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年の微細化、半導体装置製造の複雑化に対し、導入した不純物がその後の熱工程を経ることによって予定外の拡散を起こすことがあり制御し難い。例えば上記NチャネルP型ゲートMOSFETでは、ゲート電極のP型部分で他の通常のNチャネルMOSFETとのしきい値電圧の差を決定したいが、熱工程によるソース,ドレイン間の濃度にばらつきが生じる。さらに微細化が進めば、しきい値のばらつきが顕著になるという懸念がある。
【0008】
本発明は上記のような事情を考慮してなされたもので、熱工程の影響を受け難く、微細化が進んでもしきい値の制御が容易に行なえる、ソース,ドレイン領域とゲートが互いに逆導電型の半導体で構成されるMOSFETを含んだ半導体装置及びその製造方法を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置の製造方法は、第1導電型の半導体領域上にゲート酸化膜を形成する工程と、前記ゲート酸化膜上に多結晶シリコン層を形成する工程と、前記多結晶シリコン層に対しゲート形状にパターニングする多結晶シリコンゲート電極形成工程と、前記多結晶シリコンゲート電極上を含む半導体領域上に保護膜を形成する工程と、少なくとも前記多結晶シリコンゲート電極上においてその両端部を除いた所定距離を選択的に第1のレジスト層で覆うソース,ドレイン領域のイオン注入マスク形成工程と、前記第1のレジスト層を配した前記多結晶シリコンゲート電極をマスクに前記保護膜を介して前記半導体領域表面に第2導電型の不純物を導入しソース,ドレイン領域の低濃度部分を形成する第1のイオン注入工程と、前記第1のレジスト層を除去した後に、前記多結晶シリコンゲート電極を覆う絶縁膜を堆積してから異方性エッチングしゲート電極側壁にのみ残留させるゲート側壁絶縁膜形成工程と、前記ゲート側壁絶縁膜形成工程の後に、少なくとも前記多結晶シリコンゲート電極上においてその両端部を除いた所定距離を選択的に第2のレジスト層で覆うソース,ドレイン領域のイオン注入マスク形成工程と、前記第2のレジスト層をマスクに前記多結晶シリコンゲート電極を隔てて両側に第2導電型の不純物を導入しソース,ドレイン領域の高濃度部分を形成する第2のイオン注入工程と、前記第2のレジスト層の除去後、その領域を除いた前記多結晶シリコンゲート電極の両端部、側壁絶縁膜及び前記ソース,ドレイン領域の上に第3のレジスト層を形成する工程と、前記第3のレジスト層をマスクに前記多結晶シリコンゲート電極の所定距離部分に対し選択的に第1導電型の不純物を導入する第3のイオン注入工程と、を具備し、前記第1のイオン注入工程は、前記低濃度のソース,ドレイン領域と繋がるように前記多結晶シリコンゲート電極の両端部下に前記第2導電型の不純物が導入されるオフセット部を形成することを特徴とする。
【0012】
前記第1のイオン注入工程は、斜めイオン注入工程を含むことによりオフセット部の形成を達成することを特徴とする。また、前記第1のイオン注入工程は、少なくとも前記多結晶シリコンゲート電極を通過する加速エネルギーを伴うイオン注入工程を含んでオフセット部の形成を達成することを特徴とする。
【0013】
本発明の半導体装置の製造方法によれば、ゲート電極両端部下に位置するオフセット部は、ソース,ドレイン領域の低濃度部分を形成する第1のイオン注入工程の時に形成する。オフセット部は、ゲート酸化膜形成やポリシリコンゲート電極形成に関係する熱工程を経ずに形成できる。また、第2、第3のイオン注入工程によって、多結晶シリコンゲート電極に関し、第2導電型となっている両端部及び下方のオフセット部と、第1導電型となっている所定距離分が高精度に区分けされる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係るソース,ドレイン領域とゲートが互いに逆導電型の半導体で構成されるMOSFETの一例として、NチャネルP型ゲートMOSFETの構成を示す断面図である。
【0015】
図1において、例えば半導体ウェハに形成されたP型のウェル領域11上にゲート酸化膜12を介して多結晶シリコンゲート電極13が形成されている。この多結晶シリコンゲート電極13は、両端部がN+ 型部分131かつその間の所定距離がP+ 型部分132となっている。
【0016】
上記多結晶シリコンゲート電極13の側壁には絶縁膜14が設けられている(ゲート側壁絶縁膜14)。ソース,ドレイン領域15に関し、ウェル領域11において少なくともゲート電極13の両端部(N+ 型部分131)下から側壁絶縁膜14下に亘って低濃度部分(N- ソース,ドレイン領域151)が延在している。ゲート電極13の両端部(N+ 型部分131)下はオフセット部16となる。さらに、ソース,ドレイン領域15に関し、ウェル領域11において側壁絶縁膜14の終端近傍から外側に高濃度部分(N+ ソース,ドレイン領域151)が延在している。
【0017】
上記構成によれば、ゲート電極13の両端部(N+ 型部分131)下のウェル領域11表面にはソース,ドレイン領域15の低濃度部分(N- ソース,ドレイン領域151)が延在している。これにより、N+ 型部分131が実質的に無視でき、P+ 型部分132となっている所定距離分によってゲートの仕事関数が制御できる。よって、しきい値電圧の制御が容易となる。また、ソース,ドレイン領域15の低濃度部分により電界が緩和され、耐圧的に向上し、素子の高信頼性に寄与する。
【0018】
図2〜図6は、それぞれ図1のNチャネルP型ゲートMOSFETの製造方法を工程順に示す断面図である。図1と同様の箇所には同一の符号を付して説明する。
【0019】
図2に示すように、半導体ウェハの所定領域にP型のウェル領域11を形成する。このウェル領域11は、例えばB(ボロン)のイオン注入(例えば加速電圧60keV、ドーズ量1×1013cm-2)で形成される。このP型のウェル領域11上にゲート酸化膜12を形成する。
【0020】
次に、図3に示すように、ゲート酸化膜12上にノンドープの多結晶シリコン層を形成し、フォトリソグラフィ技術により多結晶シリコンゲート電極13の形状をパターニングする。
【0021】
次に、図4に示すように、イオン注入用の保護膜として、多結晶シリコンゲート電極13上を含むウェル領域11上に酸化膜21を形成する(12nm程度の熱酸化膜)。次に、少なくとも上記多結晶シリコンゲート電極13上においてその両端部を除いた所定距離(例えば10μm)を選択的にレジスト層22で覆ったソース,ドレイン領域のイオン注入マスクを形成する。その後、このレジスト層22をマスクにウェル領域11表面に低濃度のN型の不純物をイオン注入し、N- ソース,ドレイン領域151を形成する(例えばP(リン)で、加速電圧140keV、ドーズ量2×1013cm-2)。このイオン注入工程では、斜めイオン注入工程も実施される。これは不純物イオンの打ち込みを例えば40°程度傾斜させてのイオン注入である。これにより、N- ソース,ドレイン領域151と繋がるようにゲート電極の両端部下にオフセット部16を形成する。なお、ゲート電極13端部領域にもN型の不純物が導入されるが、後述でN型のイオン注入をさらに加えるため、支障はない。その後、略900℃、20分程度のアニール工程を経て拡散層を広げる。
【0022】
上記オフセット部16を形成する他の方法として、上方から多結晶シリコンゲート電極13を通過させるくらいの高加速エネルギーを伴ってP(リン)をイオン注入することも考えられる。その後は上述と同様に、As(ヒ素)で、80keVの加速電圧により、N- ソース,ドレイン領域151を形成し、その後、アニール工程を経ればよい。
【0023】
次に、図5に示すように、レジスト層及び酸化膜21の除去後、多結晶シリコンゲート電極13を覆うように厚い絶縁膜、例えば酸化膜を堆積してから異方性エッチングし、ゲート電極13の側壁にのみ残留させる。これにより、ゲート側壁絶縁膜14を形成する。その後、イオン注入保護膜としての酸化膜23を形成する。そして、前述のレジスト層22と同じように、少なくとも上記多結晶シリコンゲート電極13上においてその両端部を除いた所定距離(例えば10μm)を選択的にレジスト層24で覆ったソース,ドレイン領域のイオン注入マスクを形成する。その後、このレジスト層24をマスクに多結晶シリコンゲート電極13を隔てて両側に高濃度のN型の不純物をイオン注入しN+ ソース,ドレイン領域152を形成する(例えばAs(ヒ素)で、加速電圧80keV、ドーズ量6×1015cm-2)。これにより、チャネルドープイオン注入領域16上のゲート電極13の両端部にもN+ 型部分131が形成される。
【0024】
次に、図6に示すように、レジスト層24の除去後、多結晶シリコンゲート電極13の両端部、すなわちN+ 型部分131及びN+ ソース,ドレイン領域152の上にレジスト層25を形成する。このレジスト層25をマスクにゲート電極13の所定距離部分に対しP型の不純物をイオン注入する(例えばB(ボロン)で、加速電圧17keV、ドーズ量4×1015cm-2)。これにより、ゲート電極のP+ 型部分132が形成される。レジスト層25の除去、酸化膜23のエッチバック工程を経て、前記図1に示すNチャネルP型ゲートMOSFETの構成が実現される。
【0025】
上記実施例方法によれば、オフセット部16は、N- ソース,ドレイン領域151を形成する第1のイオン注入工程の時に斜めイオン注入によって自己整合的に形成される。あるいは、上方から多結晶シリコンゲート電極13を通過させるくらいの高加速エネルギーを伴ってイオン注入し、形成される。
【0026】
このようなオフセット部16の形成は、ゲート酸化膜12の形成やポリシリコンゲート電極13の形成に関係する熱工程を経ずに達成できる。これにより、オフセット部16の不必要な拡散が抑えられ、制御性良くゲート両端部下に配置できる。
【0027】
また、N- ソース,ドレイン領域151のイオン注入工程、レジスト層21を用いてのN+ ソース,ドレイン領域152のイオン注入工程を有し、電界の緩和、耐圧的に向上する。
【0028】
さらに、ゲート電極13の所定距離部分におけるP+ 型部分132を形成するイオン注入工程を有する。これにより、多結晶シリコンゲート電極13に関し、N+ 型部分131、かつその下方のオフセット部16と、P+ 型部分132の所定距離分が高精度に区分けされ、微細化に十分対応できる。
【0029】
ゲート電極13は、オフセット部16の配置によって、N+ 型部分131が実質的に無視でき、P+ 型部分132となっている所定距離分によってゲートの仕事関数が制御できる。これにより、ゲートの仕事関数の制御性は向上し、しきい値電圧の制御が容易となる。
【0030】
なお、本発明は、上記のようなNチャネルP型ゲートMOSFETの構成に限らず、PチャネルN型ゲートMOSFETを構成しても同様の効果が得られる。図7は、本発明に係るPチャネルN型ゲートMOSFETの構成を示す断面図である。
【0031】
図7において、例えば半導体ウェハに形成されたN型のウェル領域31上にゲート酸化膜32を介して多結晶シリコンゲート電極33が形成されている。この多結晶シリコンゲート電極33は、両端部がP+ 型部分331かつその間の所定距離がN+ 型部分332となっている。
【0032】
上記多結晶シリコンゲート電極33の側壁には絶縁膜34が設けられている(ゲート側壁絶縁膜34)。ソース,ドレイン領域35に関し、ウェル領域31において少なくともゲート電極33の両端部(P+ 型部分331)下から側壁絶縁膜34下に亘って低濃度部分(P- ソース,ドレイン領域351)が延在している。ゲート電極33の両端部(P+ 型部分331)下はオフセット部36となる。さらに、ソース,ドレイン領域35に関し、ウェル領域31において側壁絶縁膜34の終端近傍から外側に高濃度部分(P+ ソース,ドレイン領域351)が延在している。
【0033】
上記構成によれば、ゲート電極33の両端部(P+ 型部分331)下のウェル領域31表面にはソース,ドレイン領域35の低濃度部分(P- ソース,ドレイン領域351)が延在している。これにより、オフセット部36がゲートに対し自己整合的に配置されることになる。これにより、P+ 型部分331が実質的に無視でき、N+ 型部分332となっている所定距離分によってゲートの仕事関数が制御できる。よって、しきい値電圧の制御が容易となる。また、ソース,ドレイン領域35の低濃度部分により電界が緩和され、耐圧的に向上し、素子の高信頼性に寄与する。
【0034】
すなわち、図7の構成においても、製造工程ではイオン注入によるゲート電極33の導電型の区分け、ゲート電極33端部下のウェル領域31上にオフセット部36を形成する構成を備える。これにより、ゲートの仕事関数の制御性は向上し、しきい値電圧の制御が容易となる。
【0035】
また、オフセット部36は熱工程を伴うゲート酸化膜32や多結晶シリコンゲート電極33を形成した後に、このゲート電極33に対して自己整合的に形成される。これにより、不必要な拡散が抑えられると共に、制御性良くゲート両端部下に配置できる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、イオン注入工程によって多結晶シリコンゲート電極の導電型が高精度に区分けされ、ゲート電極両端部下方に各ソース,ドレイン領域に繋がるオフセット部が形成される。オフセット部はゲート電極形成後の低濃度ソース,ドレイン形成時の斜めイオン注入により形成されるので、熱工程による不要な拡散が抑えられる。これにより、多結晶シリコンゲート電極に関し、両端部分は実質的に無視でき、その間のソース,ドレイン領域と異なる所定距離分によってゲートの仕事関数が制御できる。これにより、微細化に適応し易く、かつしきい値の制御が容易に行なえる、ソース,ドレイン領域とゲートが互いに逆導電型の半導体で構成されるMOSFETを含んだ半導体装置及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るソース,ドレイン領域とゲートが互いに逆導電型の半導体で構成されるMOSFETの一例として、NチャネルP型ゲートMOSFETの構成を示す断面図である。
【図2】図1のNチャネルP型ゲートMOSFETの製造方法を工程順に示す第1の断面図である。
【図3】図1のNチャネルP型ゲートMOSFETの製造方法を工程順に示す第2の断面図である。
【図4】図1のNチャネルP型ゲートMOSFETの製造方法を工程順に示す第3の断面図である。
【図5】図1のNチャネルP型ゲートMOSFETの製造方法を工程順に示す第4の断面図である。
【図6】図1のNチャネルP型ゲートMOSFETの製造方法を工程順に示す第5の断面図である。
【図7】本発明に係るPチャネルN型ゲートMOSFETの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
11…P型のウェル領域
12,32…ゲート酸化膜
13,33…多結晶シリコンゲート電極
131,332…N+ 型部分
132,331…P+ 型部分
14,34…ゲート側壁絶縁膜
15,35…ソース,ドレイン領域
151…N- ソース,ドレイン領域
152…N+ ソース,ドレイン領域
16,36…オフセット部
22,24,25…レジスト層
21,23…酸化膜
31…N型のウェル領域
351…P- ソース,ドレイン領域
352…P+ ソース,ドレイン領域
Claims (3)
- 第1導電型の半導体領域上にゲート酸化膜を形成する工程と、
前記ゲート酸化膜上に多結晶シリコン層を形成する工程と、
前記多結晶シリコン層に対しゲート形状にパターニングする多結晶シリコンゲート電極形成工程と、
前記多結晶シリコンゲート電極上を含む半導体領域上に保護膜を形成する工程と、
少なくとも前記多結晶シリコンゲート電極上においてその両端部を除いた所定距離を選択的に第1のレジスト層で覆うソース,ドレイン領域のイオン注入マスク形成工程と、
前記第1のレジスト層を配した前記多結晶シリコンゲート電極をマスクに前記保護膜を介して前記半導体領域表面に第2導電型の不純物を導入しソース,ドレイン領域の低濃度部分を形成する第1のイオン注入工程と、
前記第1のレジスト層を除去した後に、前記多結晶シリコンゲート電極を覆う絶縁膜を堆積してから異方性エッチングしゲート電極側壁にのみ残留させるゲート側壁絶縁膜形成工程と、
前記ゲート側壁絶縁膜形成工程の後に、少なくとも前記多結晶シリコンゲート電極上においてその両端部を除いた所定距離を選択的に第2のレジスト層で覆うソース,ドレイン領域のイオン注入マスク形成工程と、
前記第2のレジスト層をマスクに前記多結晶シリコンゲート電極を隔てて両側に第2導電型の不純物を導入しソース,ドレイン領域の高濃度部分を形成する第2のイオン注入工程と、
前記第2のレジスト層の除去後、その領域を除いた前記多結晶シリコンゲート電極の両端部、側壁絶縁膜及び前記ソース,ドレイン領域の上に第3のレジスト層を形成する工程と、
前記第3のレジスト層をマスクに前記多結晶シリコンゲート電極の所定距離部分に対し選択的に第1導電型の不純物を導入する第3のイオン注入工程と、を具備し、
前記第1のイオン注入工程は、前記低濃度のソース,ドレイン領域と繋がるように前記多結晶シリコンゲート電極の両端部下に前記第2導電型の不純物が導入されるオフセット部を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第1のイオン注入工程は、斜めイオン注入工程を含んでオフセット部の形成を達成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1のイオン注入工程は、少なくとも前記多結晶シリコンゲート電極を通過する加速エネルギーを伴うイオン注入工程を含んでオフセット部の形成を達成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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