JP3717953B2 - 電子部品吸着保持装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、上方に開口部を有する電子部品をピックアップするのに好適な電子部品吸着保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
基板に電子部品を搭載するにあたり、テープフィーダやトレイフィーダなどの電子部品供給装置から電子部品をピックアップし、自動的に基板に搭載する電子部品実装装置が広く用いられている。そして、このような電子部品実装装置は、直接電子部品に接触する電子部品吸着保持装置を装備している。
【0003】
ところで、この電子部品吸着保持装置としては電子部品の上面等を吸着する円筒状のノズルが用いられることが多いが、電子部品の品種によっては、上方に開口する開口部を有し、円筒状のノズルでは対応できないことがある。そこで実開平3−25300号公報に示されているように、電子部品の外側面を吸着するものが案出されている。
【0004】
図5は従来の電子部品吸着保持装置により吸着すべき電子部品の斜視図である。図5中、2は電子部品1のケース、3はケース2の下部から外向きに延出する端子である。ケース2の内部にはピン4が立設されており、ケース2の底面を吸着することはできない。またケース2は上方に開口する開口部2aを有し、2bはケース2の外側面、2c,2dはケース2の上端面、5は電子部品1の下面を支持する電子部品供給装置の支持面である。
【0005】
図6(a),(b)は従来の電子部品吸着保持装置による吸着動作説明図である。図6は上記公報に記載された電子部品吸着保持装置の概略断面を示しており、6は電子部品吸着保持装置の本体、6aは水平な当接面であって、電子部品1の吸着時に上端面2c,2dに当接するものである。6bは当接面6aの側部から下方に垂下し、電子部品1の外側面2bに当接する垂下片であり、垂下片6bには吸引手段Vに連通する吸引孔6cが開口している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが次のような問題点がある。まず図6(a)に示すように、本体6が電子部品1から離れすぎて吸引孔6cがケース2の外側面2bに接触しないと、当然のことながら本体6は電子部品1をピックアップすることができない。一方図6(b)に示すように、本体6がケース2に近づきすぎると垂下片6bがケース2を押し倒してしまい、吸引孔6cと外側面2bとの間に隙間が空いてしまい、これも吸着不能となってしまう。このように、従来の電子部品吸着保持装置では、電子部品に対してわずかな位置ずれを生じただけで電子部品の吸着ができなくなるという問題点があった。
【0007】
そこで本発明は、上方に開口部を有する電子部品を確実に吸着できる電子部品吸着保持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子部品吸着保持装置は、吸引手段と連結され、電子部品の外側面を吸着する吸引孔と、電子部品の上端面に当接する一対の当接面と、これらの当接面の間から電子部品の上方に開口する開口部内に入り込む突起を有し、この突起が下方へ向って先細となる前記当接面に連続する左右の傾斜面を有する。
【0009】
【作用】
上記構成により、電子部品と電子部品吸着保持装置とが若干位置ずれを生じていても、突起が開口部内に入り込むことにより、電子部品は突起に案内されて位置ずれを少なくする方向へ移動し、吸引孔が電子部品の外側面に密着すると共に、一対の当接面が電子部品の上端面に接触する。これにより、電子部品を確実にピックアップできる。
【0010】
【実施例】
次に図面を参照しながら、本発明の一実施例を説明する。図1は本発明の一実施例における電子部品吸着保持装置を下方から見た斜視図、図2〜図4は本発明の一実施例における電子部品吸着保持装置の動作説明図である。さて図中、従来技術を示す図5、図6と同様の構成要素については同一符号を付すことにより構成の説明を省略する。
【0011】
図1において、7は吸引手段Vに接続されるボス部、8はボス部7よりも大径のフランジ部であり、フランジ部8の下面には、電子部品1のケース2の上端面2d,2cにそれぞれ当接するように平坦にかつ平行に当接面9,10が形成されている。11は当接面9,10の間から下方に突出し、電子部品1の上方に開口する開口部2aに入り込む突起である。突起11はクサビ状をなし断面が三角であり当接面9,10に連続する下方へ向って先細となる左右の傾斜面11a,11bを有する。
【0012】
また12は当接面10の側部から下方に垂下する垂下片であり、その突起11側には、吸引手段Vに接続される連通孔12bが開口し、ケース2の外側面2bに吸着する吸引孔12aが設けられている。
【0013】
本実施例の電子部品吸着保持装置は上記のような構成よりなり、次に図2〜図4を参照しながらその動作を説明する。まず図6(a)に示したように、電子部品1に対し電子部品吸着保持装置が離れている場合の動作を説明する。図2に示すように電子部品吸着保持装置が電子部品1から離れていると、ケース2の上端面2c,2dは当接面9,10に接触しない。しかしながら突起11の傾斜面11bが上端面2cの内縁部に接触する。そして図2に示す状態から電子部品吸着保持装置を下降させると、上端面2cの内縁部は、傾斜面11bに案内され、電子部品1は図2右方(ずれを打ち消す方向)へ小距離移動する。そして、図3に示すように上端面2cの内縁部が傾斜面11bと当接面10との境目まで移動すると、上端面2d,2cはそれぞれ当接面9,10に当接し、またケース2の外側面2bは垂下片12に密着する。ここで吸引手段Vを駆動すると、吸引孔12aはケース2の外側面2bを吸着でき、ピックアップが可能となる。
【0014】
次に図6(b)に示したように電子部品吸着保持装置が電子部品1に近付きすぎた場合を図4を参照しながら説明する。このような場合、図4の実線で示すように、垂下片12がケース2の外側面2bを図4左方へ押込んでしまうので、電子部品1は支持面5に対し傾斜する。しかし、このように傾斜しても、上端面2cの内縁部は傾斜面11bに阻まれてある程度以上傾斜することはできない。そして矢印Nで示すように、図示しない昇降手段によりボス部7に下向きの力を加えると、図2に破線で示すように、上端面2cが傾斜面11bに案内されケース2全体が図4時計回りに回動すると共に、電子部品1は支持面5上を小距離で図2の左方へスライドする。この結果、図3に示すような位置関係となり、ピックアップが可能となる。
【0015】
【発明の効果】
本発明の電子部品吸着保持装置は、吸引手段と連結され、電子部品の外側面を吸着する吸引孔と、電子部品の上端面に当接する一対の当接面と、これらの当接面の間から電子部品の開口部内に入り込む突起を有するので、電子部品は位置ずれを少なくする方向へ突起に案内され、吸引孔を電子部品の外側面に密着させることができ、確実にピックアップ動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電子部品吸着保持装置を下方から見た斜視図
【図2】本発明の一実施例における電子部品吸着保持装置の動作説明図
【図3】本発明の一実施例における電子部品吸着保持装置の動作説明図
【図4】本発明の一実施例における電子部品吸着保持装置の動作説明図
【図5】従来の電子部品吸着保持装置により吸着すべき電子部品の斜視図
【図6】(a)従来の電子部品吸着保持装置による吸着動作説明図
(b)従来の電子部品吸着保持装置による吸着動作説明図
【符号の説明】
1 電子部品
2 ケース
2a 開口部
2b 外側面
2c 上端面
2d 上端面
9 当接面
10 当接面
11 突起
12a 吸引孔
V 吸引手段
Claims (2)
- 吸引手段と連結され、電子部品の外側面を吸着する吸引孔と、電子部品の上端面に当接する一対の当接面と、これらの当接面の間から電子部品の上方に開口する開口部内に入り込む突起を有し、この突起が下方へ向って先細となる前記当接面に連続する左右の傾斜面を有することを特徴とする電子部品吸着保持装置。
- 前記突起は、クサビ状の三角突起であることを特徴とする請求項1記載の電子部品吸着保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06577594A JP3717953B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 電子部品吸着保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06577594A JP3717953B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 電子部品吸着保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07283594A JPH07283594A (ja) | 1995-10-27 |
JP3717953B2 true JP3717953B2 (ja) | 2005-11-16 |
Family
ID=13296753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06577594A Expired - Lifetime JP3717953B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 電子部品吸着保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3717953B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-04 JP JP06577594A patent/JP3717953B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07283594A (ja) | 1995-10-27 |
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