JP3716535B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内側部に展開されるエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエアバッグ装置としては、例えば、図18(実開平6ー24749号公報)に示すものや、図19、図20に示すものがある。
【0003】
図18に示すものは、エアバッグ装置のエアバッグ体1が乗員Pの頭部H側方に位置し、図19に示すものは、乗員Pの頭部H側方にエアバッグ体1が位置するほかに、ほぼ胸部B側方にエアバッグ体3が位置している。又、図20に示すエアバッグ体5は、乗員Pの頭部H側方から胸部B側方にかけて位置する一体的なものを示している。
【0004】
図18のエアバッグ体1は、乗員Pが着座するシート7のシートバック9上部におけるヘッドレスト部11側部に支持され、通常状態では格納されている。そして、車幅方向の衝撃力検知によって図示しないインフレーターが作動し、エアバッグ体1がドア12のウインドウパネル13内面に沿って展開する。
【0005】
図19のエアバッグ体1は、図18とほぼ同様であり、又、エアバッグ体3は、シートバック9の側部に支持され、双方ともに通常状態では格納され、上記同様衝撃力検知によってドア12内面に沿って展開される。
【0006】
図20のエアバッグ体5は、シートバック9側部に支持され、通常状態では格納され、上記同様衝撃力検知によってドア12内面に沿って展開されると同時に、ウインドウパネル13内面側にも展開される。
【0007】
従って、乗員Pは、図18においては頭部H側方がエアバッグ体1によって支えられ、図19においては、エアバッグ体1による頭部Hの支持の他にエアバッグ体3によって胸部B側方も支えられ、図20においては、エアバッグ体5により頭部H及び胸部B側方が支えられ、安全性を向上させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、いずれの例でも、車両ドア12のウインドウパネル13が下げられ、エアバッグ体1の外側方が解放状態であっても乗員Pの頭部Hを十分に支えることができなければならない。このため、図18、図19の例では、エアバッグ体1のヘッドレスト部11に対する支持や、エアバッグ体1そのものの強度などもこれに応じて考慮しなければならず、構造が複雑になる恐れがある。又、図20におけるエアバッグ体5においても、同様であり、エアバッグ体5全体の強度を考慮しなければならず、同様に構造が複雑になる恐れがある。
【0009】
更に、自動車が斜め側方から図22のように衝突荷重Fを受けたような場合には、乗員Pが荷重方向Fに向かって移動するため、エアバッグ体5などの大きさはこの移動を考慮しなければならない。しかし、エアバッグ体5などは極めて短時間に展開させなければならず、バッグ容量はできるだけ少ないのが望ましく、上記エアバッグ体5などの拡大要求に対して相反するという問題がある。
【0010】
本発明は、簡単な構造で乗員頭部などを十分に支えることができると共に、エアバッグ体そのものを拡大せずに、斜め方向からの衝突に対しても対応することのできるエアバッグ装置の提供を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上部にヘッドレスト部を設けたシートバックを有するシートの側部に設けられ、車幅方向からの衝撃力検知によって前記シート側方の車室内面に沿って展開するエアバッグ体を備えたエアバッグ装置において、前記エアバッグ体を、シートに着座する乗員の頭部を支える頭部用バッグ部と、頭部よりも下側の体部を支える体部用バッグ部とにより一体に構成し、少なくとも前記頭部用バッグ部を、前記ヘッドレスト部に支持し、シートと前記エアバッグ体との間において、一方側が固定側に係合し他方側が巻き取り自在なシートベルトを貫通させると共に、前記エアバッグ体の展開時に前記シートベルトをシートに固定するように圧迫する貫通部を設け、該貫通部よりも下側に、設定荷重により前記ヘッドレスト部シートバックの下部側に対しシート前方へ移動させる上部移動機構を設けたことを特徴とする。
【0012】
従って、側面衝突時には頭部用バッグ部、及び体部用バッグ部が一体となってシートバックの側部において前方へ展開する。これによって、乗員の頭部は頭部用バッグ部によって支えられ、胸部などの体部は体部用バッグ部によって支えられる。
【0013】
シート側方のウインドウパネルが開いていても、頭部用バッグ部の後部がヘッドレスト部に支持され、且つ同下部がドア内面に当接して支持される体部用バッグ部に対し支持され、かかる両支持状態で乗員頭部を確実に支えることができる。
【0014】
斜め側方からの衝突荷重に対しては、エアバッグ体の展開時にシートベルトが貫通部でエアバッグ体の一部により圧迫されてシートに対し固定される。このシートベルトの固定によって乗員が前方へ移動しようとする力が、ヘッドレスト部に伝達され、ヘッドレスト部シートバックの下部側に対し上部移動機構を介して移動する。こうして、乗員の前方移動に追従して頭部用バッグ部も前方へ移動することができる。このため、乗員の前方移動に関わらず、頭部を頭部用バッグ部で確実に支えることができる。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1記載のエアバッグ装置であって、前記頭部用バッグ部を、前記ヘッドレスト部に支持し、且つ前記体部用バッグ部を前記ヘッドレスト部よりも下側で前記シートバックに支持したことを特徴とする。
【0016】
従って、請求項1の発明の作用に加え、前記体部用バッグ部もヘッドレスト部よりも下側でシートバックに支持されるため、頭部用バッグ部自体もより強固に支えることができる。
【0019】
請求項の発明は、請求項1または2記載のエアバッグ装置であって、前記上部移動機構は、前記ヘッドレスト部の脚部を前記シートバックの本体フレームに前後方向へ回転自在に支持し、前記脚部の回転を前記シートバックに対する前記ヘッドレスト部の規定位置で位置決めるストッパを設け、前記脚部をストッパへ位置決めるように付勢する付勢部材を設けたものであることを特徴とする。
【0020】
従って、請求項1または2の発明の作用に加え、シートベルトから前方への荷重がシートバックに作用したとき、ヘッドレスト部の脚部がシートバックの本体フレームに対し付勢部材の付勢力に抗して前方へ回転し、頭部用バッグ部を乗員頭部の前方移動に応じて確実に移動させることができる。乗員頭部が元の位置に戻ると付勢部材の付勢力によって脚部がシートバックの本体フレームに対し回転復元し、規定位置でストッパに当接して位置決められる。従って、ヘッドレスト部を元の状態に確実に復元させることができる。
【0021】
請求項の発明は、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、前記頭部用バッグ部の上下位置は、乗員頭部の重心位置の高さを考慮して設定されていることを特徴とする。
【0022】
従って、請求項1〜3のうちいずれか一項のいずれかの発明の作用に加え、頭部用バッグ部は乗員頭部の重心位置の高さを考慮した高さに設定されているため、乗員頭部の側部を確実に支えることができる。
【0023】
請求項の発明は、請求項1記載のエアバッグ装置であって、前記エアバッグ体の前記シートバックに対する支持の最下端を、乗員の肩部高さを考慮した高さとしたことを特徴とする。
【0024】
従って、請求項1の発明の作用に加え、側方からの衝突荷重によってエアバッグ体が展開したとき、体部用バッグ部はドア内面に当接して乗員の体部を支えることができる。又、頭部用バッグ部は、シートバックに支持されると共に体部用バッグ部にも支持され、乗員頭部を確実に支えることができる。更に、エアバッグ体のシートバックに対する支持の最下端が乗員の肩部高さを考慮した高さとなるため、エアバッグ体のシートバック部に対する取付スペースを小さくすることができると共に、シートベルトとの干渉を防ぐことができる。
【0025】
請求項の発明は、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、前記エアバッグ体を収容するケースを、前記シートバックの側部に取り付け、該ケースの中間部に、前記貫通部を形成するアーチ部を設け、該アーチ部に、前記展開時のエアバッグ体の一部を膨出させて前記シートベルトの圧迫を行わせる開口部を設けたことを特徴とする。
【0026】
従って、請求項1〜5のうちいずれか一項の作用に加え、エアバッグ体の展開時はケースのアーチ部において開口部からエアバッグ体の一部が膨出し、シートベルトを貫通部で圧迫して固定することができる。従って、シートベルトから前方側へ力を受けたときヘッドレスト部側を容易に追従移動させることができる。
【0027】
請求項の発明は、請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、前記シートベルトに、張力を発生させる張力発生機構を設け、前記エアバッグ体の展開に対して、前記シートベルトの乗員に対する張力発生、終了のタイミングをコントロールする張力コントロール手段を設けたことを特徴とする。
【0028】
従って、請求項1〜6のうちいずれか一項の発明の作用に加え、エアバッグ体の展開に対して、シートベルトの乗員に対する張力発生、終了のタイミングを、張力コントロール手段によってコントロールすることができる。このため、例えば衝突後直ちにシートベルトに張力を発生させ、同時にエアバッグ体の展開を開始し、シートベルトが貫通部で圧迫固定されるまでシートベルトに張力を発生させ、乗員が前方へ移動しようとするとき、シートベルトを介してシートバック部に確実に力を伝え、乗員の前方への移動に追従させてシートバック部の上部側を移動させ、頭部用バック部を乗員移動に確実に追従させることができる。
【0029】
請求項の発明は、請求項記載のエアバッグ装置であって、前記張力コントロール手段は、乗員頭部が展開した前記頭部用バッグ部側に干渉するまで張力発生を維持することを特徴とする。
【0030】
従って、請求項の発明の作用に加え、張力コントロール手段によって乗員頭部が頭部用バッグ部側に干渉するまで張力発生を維持することにより、乗員頭部の移動に対して頭部用バッグ部を確実に追従させることができる。
【0031】
請求項の発明は、請求項記載のエアバッグ装置であって、前記張力コントロール手段は、前記バッグ体の内圧が2次ピークを発生する前に、前記張力発生を終了させることを特徴とする。
【0032】
従って、請求項の発明の作用に加え、張力コントロール手段によって、シートベルトの張力発生をエアバッグ体の内圧が2次ピークを発生する前に終了させることができる。従って、エアバッグ体の展開時にシートベルトを貫通部に確実に固定し、乗員頭部の前方への移動に対し頭部用バッグ部を確実に追従させることができる。
【0033】
請求項10の発明は、請求項9のうちいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、前記張力コントロール手段は、車両の車幅方向の衝撃力検知を行う側方衝突検知手段と、該側方衝突検知手段により作動するパイロにより前記シートベルトの張力発生をコントロールすることを特徴とする。
【0034】
従って、請求項9のうちいずれか一項の発明の作用に加え、側方衝突検知手段によって車両の車幅方向からの衝撃力検知が行われると、パイロが作動してシートベルトの張力発生を行わせることができる。従って、衝突後直ちにシートベルトに張力を発生させ、乗員頭部の移動に対し頭部用バッグ部の追従を確実に行わせることができる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1の発明では、シート側方のウインドウパネルが開かれている場合でも、頭部用バッグ部の確実な支持によって支持強度などを特別に強くせずに、乗員の頭部を確実に支えることができる。又、車両の斜め前方などの衝突により乗員が前方側へ移動する場合には、頭部用バッグ部を追従させることができるため、移動した乗員の頭部を頭部用バッグ部によって確実に支えることができる。しかも、頭部用バッグ部は、乗員頭部の移動に追従するため、乗員の移動に応じて頭部用バッグ部を拡大する必要はなく、容量を小さく押さえることができ、迅速な展開を可能にする。
【0036】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、一体の頭部用バッグ部、及び体部用バッグ部を双方ともシートバック側に支持することによって、頭部用バッグ部をより確実に支持することができ、ウインドウパネルが開かれているときでも乗員頭部をより確実に支えることができる。
【0038】
請求項の発明では、請求項1または2の発明の効果に加え、通常状態ではヘッドレスト部はその脚部が付勢部材の付勢によってストッパに当接し、規定位置で位置決めることができ、乗員頭部の後方移動を支えることができる。又、乗員頭部の前方移動に際しては、脚部が付勢部材の付勢力に抗して前方へ回転するためヘッドレスト部が前方へ移動し、ヘッドレスト部に支持されている頭部用バッグ部を乗員頭部の前方移動に確実に追従させることができ、該乗員頭部を確実に支えることができる。
【0039】
請求項の発明では、請求項1〜3のうちいずれか一項の発明の効果に加え、頭部用バッグ部は乗員頭部の重心位置を外さずに支えることができ、より確実に支えることができる。
【0040】
請求項の発明では、請求項1の発明の効果に加え、シートバックに対するエアバッグ体の取付スペースを小さくすることができ、エアバッグ体の収納をコンパクトに行うことができる。又、エアバッグ体の展開時は、シートベルトとの干渉を防ぐことができエアバッグ体の展開を容易に行わせることができる。
【0041】
請求項の発明では、請求項1〜5のうちいずれか一項の発明の効果に加え、エアバッグ体の展開時に、ケースのアーチ部に設けられた開口部から膨出するエアバッグ体によってシートベルトを確実に圧迫し、シートベルトからの荷重をシートバック側へ確実に伝達することができる。又、シートベルトをケースのアーチ部によって無理なく通すことができる。
【0042】
請求項の発明では、請求項1〜6のうちいずれか一項の発明の効果に加え、張力コントロール手段によるシートベルトの乗員に対する張力発生、終了のタイミングをコントロールすることができるため、エアバッグ体の展開状態に対してシートバックの上部側の移動を的確なタイミングで行わせることができ、乗員頭部の前方移動に頭部用バッグ部を確実に追従させることができる。
【0043】
請求項の発明では、請求項の発明の効果に加え、シートベルトの張力発生を乗員頭部が頭部用バッグ部側に干渉するまで行うことができるため、頭部用バッグ部を乗員頭部の移動に確実に追従させ、該頭部用バッグ部によって乗員頭部を確実に支えることができる。
【0044】
請求項の発明では、請求項の発明の効果に加え、乗員頭部が車体前方へ移動したとき、該頭部が展開したエアバッグ側に確実に干渉するまでシートベルトの張力を発生させることができ、乗員頭部の前方移動に対し頭部用バッグ部を確実に追従させ、該頭部を頭部用バッグ部によって確実に支えることができる。
【0045】
請求項10の発明では、請求項9のうちいずれか一項のいずれかの発明の効果に加え、車両の側方衝突に迅速に応じてシートベルト張力発生を行わせ、乗員の頭部前方移動に対し頭部用バッグ部を確実に追従させることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を説明する。
【0047】
(第一実施形態)
図1は本発明の第一実施形態にかかるエアバッグ装置を展開した状態で示し、例えば右ハンドル車の助手席のシート7とエアバック体15との関係を車体側部を透視して示している。図2は、図1のシート7を正面側から示したものであり、図3は、エアバック体展開前のシート7を示す斜視図である。
【0048】
なお、図18〜図22までの構成と対応する構成部分には同符号を付して説明し、又、重復した説明は省略する。
【0049】
図1〜図3のように、前記エアバッグ体15を備えるエアバッグ装置は、前記シート7のシートバック9の側部に設けられている。なお、シート7は、シートクッション10と前記シートバック9からなり、シートバック9の上部にヘッドレスト部11が設けられている。前記エアバッグ体15は、頭部用バッグ部17と体部用バッグ部19とを一体に構成したものであり、頭部用バック部17は、前記シート7に着座する乗員Pの頭部Hを保護するものであり、前記体部用バッグ部19は頭部よりも下側の体部(主に胸部B側方)を支えるものである。前記頭部用バッグ部17、体部用バッグ部19には、後部側に取付部21、23が設けられている。
【0050】
このようなエアバッグ体15の取り付けは、図4、図5のようになっている。この図4、図5は、図1で示すエアバッグ体15の展開前の状態を示している。これら図4、図5のようにエアバッグ体15はケース25内に収容され、該ケース25内には更にインフレーター27が収納されている。前記ケース25、エアバッグ体15、及びインフレーター27は、エアバッグモジュール(エアバッグ装置)29を構成している。
【0051】
前記ケース25は、前記シート7のシートバック9側部において、ヘッドレスト部11からシートバック9のヘッドレスト部11よりも下部側に渡って細長く形成され、中間部、具体的にはヘッドレスト部11の下端側にアーチ部31が設けられている。このアーチ部31によって、前記シートバックの9の側部との間にシート前後方向の貫通部33が設けられている。前記アーチ部31には、前記シートバック9側部と対抗する側の内側に開口部35が設けられている。開口部35は、展開時のエアバック体15の一部を膨出させて後述するシートベルトの圧迫を行わせるものである。該開口部35には、該開口部35を閉塞する易破断部材37が設けられている。
【0052】
なお、前記ケース25は、図示しない手段によってシートバック9の本体フレーム(後述)とヘッドレスト部11のヘッドレストフレーム(後述)とに固定されている。また、前記頭部用バッグ部17及び体部用バッグ部19は、前記ケース25に対して前記取付部21、23が固定され、これによって頭部用バッグ部17は前記ヘッドレスト部11に支持され、体部用バッグ部19は前記ヘッドレスト部11よりも下部側のシートバック9に支持されている。更に、前記ケース25には、前記頭部用バック部17及び体部用バック部19を展開させるための図示しない易破断部が設けられている。
【0053】
前記インフレーター27は、図示しない側方衝突検知手段によって点火し、前記エアバッグ体15内にガスを瞬時に送り込むものである。
【0054】
一方、前記貫通部33にはシートベルト装置39のショルダーベルト部41が貫通されている。シートベルト装置39は、3点支持構造のものでありシートベルト43の一端は、例えば図1のように、センターピラー44内下部に固定されたりトラクタ45に巻き取り自在に支持されている。シートベルト43の中間部は、スルーアンカ47によってセンターピラー44上部に支持され、他端はアンカー49を介してサイドシル46に固定されている。更に、シートベルト43は、シート7の反対側において、図3のようにタング51によりバックル53に着脱自在に結合され、バックル53は、図示しない車体トンネル部などに固定されている。
【0055】
従って、一方側が固定側に係合し他方側が巻き取り自在なシートベルト43を貫通させると共に、エアバッグ体15の展開時にシートベルト43をシート7に固定するように圧迫する貫通部33が設けられた構成となっている。
【0056】
前記シートベルト装置39は、前記エアバッグ体15の展開に対してシートベルト43の乗員に対する張力発生、終了のタイミングをコントロールする張力コントロール手段を備えている。該張力コントロール手段は、車両の車幅方向の衝撃力検知を行う側方衝突検知手段(図示せず)と、該側方衝突検知手段により作動するパイロとからなっている。
【0057】
前記張力コントロール手段は、乗員頭部Hが、展開した頭部用バッグ部17側に干渉するまで張力発生を維持する。更に、エアバッグ体15の内圧が2次ピークを発生する前に張力発生を終了させる構造となっている。
【0058】
次に、前記シートバック9は、前記貫通部33よりも下側に図6〜図8に示す上部移動機構55を備えている。該上部移動機構55は、シートバック9の上部側を同下部側に対し設定荷重によって移動させるもので、本実施形態ではシートバック9のヘッドレスト部11を下部側に対して移動させる構造となっている。
【0059】
前記上部移動機構55は、前記ヘッドレスト部11のヘッドレストフレーム56の二本の脚部57をシートバック9の本体フレーム59に対し前後方向へ回転自在に支持する構成を基本としている。脚部57の回転は、シートバック9に対するヘッドレスト部11の規定位置でストッパ61により位置決められる。脚部57を、ストッパ61へ位置決めるようにに付勢する付勢部材としては、スプリング63が設けられている。
【0060】
前記脚部57は、前記シートバック9の本体フレーム59に設けた各一対の回転支持ブラケット65に、ピン67によって回転自在に支持されている。
【0061】
前記ストッパ61は、シートバック9の本体フレーム59の上部から下方へ突出するベース69にシート後方へ向かって突設され、前記脚部57に当接している。
【0062】
前記スプリング63は、各脚部57の下端と前記ベース69とを連結して引張り付勢している。
【0063】
従って、脚部57は、ストッパ61へ当接する方向に付勢されストッパ61に位置決められる構造となっている。
【0064】
次に、車両側面衝突時などのように、車両側方から衝突荷重を受けると側方衝突検知手段がこれを見知し、インフレーター27が点火してエアバッグ体15内にガスが瞬時に送り込まれる。かかるガスの送り込みによってエアバッグ体15は、図1、図2のように展開する。頭部用バッグ部17は、ウインドウパネル13の内面に沿って展開し、体部用バッグ部19はドア12の内面に沿って展開する。
【0065】
同時にシートベルト装置39では、リトラクタ45のパイロ(火薬カートリッジ)の作動によってシートベルト43が瞬時に引き込まれる。従って、乗員Pはシートベルト43の拘束によりシートバック9に対して正しい位置に保持されている。
【0066】
そして、乗員Pの胸部B側部が、車幅方向外側へ移動して体部用バッグ部19に押しつけられると、体部用バッグ部19はドア12内面に当接する。従って、体部用バッグ部19は、取付部23がシートバック9に支持され、且つドア12内面に当接するため位置的に安定し、乗員の胸部B側部を確実に支えることができる。
【0067】
同時に乗員Pの頭部Hが、頭部用バッグ部17に押しつけられると頭部用バッグ部17は、頭部H側部を支える。頭部用バッグ部17は、その下部側が体部用バッグ部19と一体になっていることによって該体部用バッグ部19で支えられ、且つ取付部21がヘッドレスト部11に支持されて支えられるため、これらによって頭部Hを確実に支えることができる。
【0068】
頭部用バッグ部17は、前記のように体部用バッグ部19に一体に形成され、且つ取付部21によってヘッドレスト部11に支持されているため、ウインドウパネル13が開かれいても自立的に頭部Hを図2(b)のように支えることができる。
【0069】
なお、ウインドウパネル13が閉じられているときには、頭部用バッグ部17がウインドウパネル13に押しつけられ荷重分散が行われる。
【0070】
次に、前記のように側方衝突時にシートベルト43が引かれて張力が発生し、又、エアバッグ体15が展開すると、アーチ部31の貫通部33において易破断部材37が破断し、開口部35からエアバッグ体15の一部が膨出し、ショルダーベルト部41がシートバック9側部に対し圧迫され、シートバック9に対して固定される。
【0071】
従って、図9(b)の矢印Aのように車両斜め前方より衝突荷重を受けた場合、シートベルト43によって乗員Pの状態が車両前方へ移動するのを抑制し、乗員Pの頭部Hと頭部用バッグ部17との位置関係を適正なものに保つことができ、頭部用バッグ部17によって乗員Pの頭部Hを確実に支えることができる。
【0072】
更に、車両斜め前方よりの衝突荷重が大きい場合には上部移動機構55が働く。すなわち、乗員Pの上体が前方へ移動するとシートベルト43からヘッドレスト部11側に前方への荷重が伝わり、図8のようにヘッドレスト部11の脚部57が、ピン67を中心にスプリング63の付勢力に抗して回転する。こうして、図10のようにヘッドレスト部11が前方へ移動し、これに伴って頭部用バッグ部17も移動する。従って、乗員Pの頭部Hの前方移動に頭部用バッグ部17が追従することになり、この頭部用バッグ部17によって頭部Hを確実に支えることができる。
【0073】
図11は、上記作用のタイミングチャートを示している。横軸に衝突後経過時間tを取り、縦軸にそれぞれの要素を区分けして示している。
【0074】
「▲1▼センサー」は、側方衝突検知手段を示している。「▲2▼ショルダーベルト引込」は、前記ショルダーベルト部41の引き込みタイミングを示している。「▲3▼エアバック」は、前記エアバッグ体15の作動を示している。「▲4▼干渉物〜胸部干渉」は、体部用バッグ部19によって胸部B側部を支持し始めるタイミングを示している。「▲5▼干渉物〜頭部干渉」は、頭部用バッグ部17によって頭部Hを支持し始めるタイミングを示している。「▲6▼エアバック内圧」は、前記エアバック体15の内圧変化を示している。「▲7▼ショルダーベルト肩部ロック力」は、前記ショルダーベルト部41の貫通部33での圧迫による固定力(ロック力)をそれぞれ示している。
【0075】
この図11のように衝突後エアバッグ体15の内圧の2次ピークを迎えるとき、ショルダーベルト部41の貫通部33でのロック力が最大になるので、リトラクタ45によるプリテンション機能によるシートベルト43の巻き取りは、バッグ内圧2次ピークを迎える前に終了するように設定している。
【0076】
従って、車両側面に車両斜め前方より衝突されたとき、シートバック9のほぼ肩部でシートベルト43が拘束され、上記したように頭部Hに頭部用バッグ部17を的確に追従させることができるのである。
【0077】
(第二実施形態)
図12、13は第二実施形態を示している。図12はシート7の部分を車体を透視して示した側面図であり、図13はシート7の部分のみ取り出して示した側面図である。なお、第一実施形態と対応する構成部分には同符号を付して説明し、又、重複した説明は省略する。
【0078】
この図12、13の例では、頭部用バッグ部17を乗員頭部Hの重心位置Gの高さを考慮した高さに設定したものである。すなわち、頭部用バッグ部17のヘッドレスト部11の取付部21の上端部21aを、少なくとも乗員頭部重心位置Gと高さ方向でほぼ同一としている。この乗員頭部重心位置Gは、シート7に着座する乗員Pの平均的な値として設定してある。
【0079】
ただし、取付部21、23の取り付けを機構的に位置調整することができるように構成すれば、着座する乗員Pの頭部重心位置Gに的確に対応して取付部21の上端21aの高さを決めることができる。
【0080】
従って、本実施形態でも第1実施形態と略同様な作用効果を奏することができる他、側方衝突時に頭部用バッグ部17によって乗員頭部Hの重心位置Gを外さずに的確に支えることができると共に、取付部21の周辺をコンパクトにすることができる。
【0081】
(第三実施形態)
図14、図15は、本発明の第三実施形態を示している。図14は、シート7周辺を車体を透視して示した側面図、図15は、シート7を取り出して示した側面図である。なお、第一実施形態と対応する構成部分には同符号を付して説明し、又、重複した説明は省略する。
【0082】
図14、図15においては、エアバッグ体15のシートバック9に対する支持の最下端を乗員の肩部高さを考慮した高さとしたものである。具体的には、体部用バッグ部19の取付部23は省略され、取付部21によって頭部用バッグ部17をヘッドレスト部11に支持している。取付部21の上端21aは、第二実施形態と同様に乗員頭部重心位置Gの高さとほぼ同一高さに設定され、最下端21bはほぼ乗員肩部、本実施形態では、わずかに高い位置に設定されている。
【0083】
従って、本実施形態では、エアバッグ体15の展開時、体部用バッグ部19は膨らみながら重力により下方へ展開して胸部B側方とドア12内面間に入り、挟まれることによって拘束される。このため、第一実施形態と略同様にして、乗員の胸部B側方を体部用バッグ部19によより支えることができ、又、頭部Hを頭部用バッグ部17によって確実に支えることができる。
【0084】
又、頭部重心Gと取付部21の上端21aとが略同高さとなっているため、第二実施形態と同様に頭部用バッグ部17によって頭部Hを確実に支えることができると共に、取付部21の周辺をコンパクトにすることができる。なお、取付部21の最下端21bを、ショルダーベルト部41の上方に位置させることによっても、取付部21周辺をよりコンパクトにすることができている。
【0085】
更に、最下端21bがショルダーベルト部41の上側に位置するようになるため、エアバッグ体15の展開時にショルダーベルト部41に対する干渉を防ぐことができ、シートベルト43の引き込みとエアバッグ体15の展開とを無理なく行わせることができ、より確実に胸部Bと頭部Hとをエアバッグ体15によって支えることができる。
【0086】
(第四実施形態)
図16、図17は第四実施形態を示している。図16は、エアバッグ体収納時のシート7の斜視図、図17は同展開時の斜視図である。なお、第一実施形態と対応する構成部分には同符号を付して説明し、又、重複した説明は省略する。
【0087】
図16、図17のように本実施形態では、シーベルト装置39がシート7に搭載され、該シート7にエアバックモジュール29を取り付けて、シートバック9の側面に位置させたものである。
【0088】
図16、図17では、図1で示したリトラクタ45、アンカー49は示されていないが、リトラクタはシート7の下部側においてシートフレームに固定され、アンカー、及びバックル53は、それぞれシート7の側部においてシートクッション10のクッションフレームに固定されている。
【0089】
前記エアバックモジュール29のケース25には、シートバック9の肩部において貫通部33が形成されている。
【0090】
従って、本実施形態では、エアバッグ体15の展開時にショルダーベルト部41とエアバッグ体15との干渉を防止し、エアバッグ体15を容易に展開することができる。又、車両側面に車両斜め前方より衝突された場合、ショルダーベルト部41がシートバック9に固定されるため、シートベルト43が引っ張られることによりシートバック9も前方へやや傾き、乗員頭部Hの前方移動に追従することができる。従って、本実施形態では、シートバック9をシートクッション10に回転支持するリクライニングデバイスが上部移動機構となっている。
【0091】
このため、ヘッドレスト部11に搭載されているエアバッグ体15の頭部用バッグ部17を、乗員頭部Hに追従するように前方へ移動させることができ、乗員頭部Hを確実に支えることができる。なお、他の作用効果は、第一実施形態と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかり、車体を透視したシート周囲の側面図である。
【図2】第一実施形態にかかる作用説明図であり、(a)は頭部干渉前、(b)は頭部干渉後の正面図である。
【図3】第一実施形態にかかるシートの斜視図である。
【図4】第一実施形態にかかるシートバックとエアバッグモジュールとの関係の斜視図である。
【図5】エアバッグモジュールを示し、(a)は収納状態の断面図、(b)は展開状態の説明図である。
【図6】第一実施形態にかかる上部移動機構の斜視図である。
【図7】第一実施形態にかかる上部移動機構の側面図である。
【図8】第一実施形態にかかる上部移動機構の作用説明のための側面図である。
【図9】第一実施形態にかかる作用を説明するもので、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図10】第一実施形態にかかる作用を説明する側面図である。
【図11】第一実施形態にかかるタイムチャートである。
【図12】第二実施形態にかかる車体を透視したシートの側面図である。
【図13】第二実施形態にかかるシートの側面図である。
【図14】第三実施形態にかかる車体を透視したシートの側面図である。
【図15】第三実施形態にかかるシートの側面図である。
【図16】第四実施形態にかかるシートの斜視図である。
【図17】第四実施形態にかかり、エアバッグ体展開状態のシートの斜視図である。
【図18】従来例にかかり、車体を透視したシートの側面図である。
【図19】他の従来例にかかり、車体を透視したシートの側面図である。
【図20】更に他の従来例を示し、車体を透視したシートの側面図である。
【図21】図20の作用説明の側面図である。
【図22】図20の作用説明のための平面図である。
【符号の説明】
7 シート
9 シートバック
11 ヘッドレスト部
15 エアバッグ体
17 頭部用バッグ部
19 体部用バッグ部
21、23 取付部
21a 上端
21b 最下端
23 取付部
29 エアバッグモジュール(エアバッグ装置)
31 アーチ部
33 貫通部
35 開口部
37 易破断部材
39 シートベルト装置
41 ショルダーベルト部
43 シートベルト
45 リトラクタ
55 上部移動機構
57 脚部
61 ストッパ
63 スプリング(付勢部材)

Claims (10)

  1. 上部にヘッドレスト部を設けたシートバックを有するシートの側部に設けられ、車幅方向からの衝撃力検知によって前記シート側方の車室内面に沿って展開するエアバッグ体を備えたエアバッグ装置において、
    前記エアバッグ体を、シートに着座する乗員の頭部を支える頭部用バッグ部と、頭部よりも下側の体部を支える体部用バッグ部とにより一体に構成し、
    少なくとも前記頭部用バッグ部を、前記ヘッドレスト部に支持し、
    シートと前記エアバッグ体との間において、一方側が固定側に係合し他方側が巻き取り自在なシートベルトを貫通させると共に、前記エアバッグ体の展開時に前記シートベルトをシートに固定するように圧迫する貫通部を設け、
    該貫通部よりも下側に、設定荷重により前記ヘッドレスト部シートバックの下部側に対しシート前方へ移動させる上部移動機構を設けたことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1記載のエアバッグ装置であって、
    前記頭部用バッグ部を、前記ヘッドレスト部に支持し、且つ前記体部用バッグ部を前記ヘッドレスト部よりも下側で前記シートバックに支持したことを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 請求項1または2記載のエアバッグ装置であって、
    前記上部移動機構は、前記ヘッドレスト部の脚部を前記シートバックの本体フレームに前後方向へ回転自在に支持し、前記脚部の回転を前記シートバックに対する前記ヘッドレスト部の規定位置で位置決めるストッパを設け、前記脚部をストッパへ位置決めるように付勢する付勢部材を設けたものであることを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、 前記頭部用バッグ部の上下位置は、乗員頭部の重心位置の高さを考慮して設定されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  5. 請求項1記載のエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグ体のシートバックに対する支持の最下端を、乗員の肩部高さを考慮した高さとしたことを特徴とするエアバッグ装置。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、 前記エアバッグ体を収容するケースを、前記シートバックの側部に取り付け、 該ケースの中間部に、前記貫通部を形成するアーチ部を設け、
    該アーチ部に、前記展開時のエアバッグ体の一部を膨出させて前記シートベルトの圧迫を行わせる開口部を設けたことを特徴とするエアバッグ装置。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、 前記シートベルトに、張力を発生させる張力発生機構を設け、
    前記エアバッグ体の展開に対して、前記シートベルトの乗員に対する張力発生、終了のタイミングをコントロールする張力コントロール手段を設けたことを特徴とするエアバッグ装置。
  8. 請求項記載のエアバッグ装置であって、
    前記張力コントロール手段は、乗員頭部が展開した前記頭部用バッグ部側に干渉するまで張力発生を維持することを特徴とするエアバッグ装置。
  9. 請求項記載のエアバッグ装置であって、
    前記張力コントロール手段は、前記エアバッグ体の内圧が2次ピークを発生する前に、前記張力発生を終了させることを特徴とするエアバッグ装置。
  10. 請求項9のうちいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記張力コントロール手段は、車両の車幅方向の衝撃力検知を行う側方衝突検知手段と、該側方衝突検知手段により作動する火薬カートリッジにより前記シートベルトの張力発生をコントロールすることを特徴とするエアバッグ装置。
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