JP3714128B2 - 圧電型電気音響変換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は圧電受話器,圧電サウンダ,圧電スピーカ,圧電ブザーなどの圧電型電気音響変換器、特にその振動板の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、圧電受話器や圧電ブザーなどに圧電型電気音響変換器が広く用いられている。この種の圧電型電気音響変換器は、円形の圧電セラミック板の片面に円形の金属板を貼り付けてユニモルフ型振動板を構成し、この振動板の周縁部を円形のケースの中に支持し、ケースの開口部をカバーで閉鎖した構造のものが一般的である。しかしながら、ユニモルフ型振動板の場合、電圧印加によって外径が伸縮するセラミック板を、寸法変化しない金属板に接着して屈曲振動を得るものであるから、その変位量つまり音圧が小さいという欠点がある。
【0003】
そこで、複数の圧電セラミックス層からなる積層構造のバイモルフ型振動板が提案されている(特開昭61−205100号公報)。この振動板は、複数のセラミックグリーンシートおよび複数の電極を積層し、同時に焼成して得られた焼結体を利用したものであり、振動板の振動を拘束しない位置に形成されたスルーホールにより、電極間を電気的に接続している。そして、厚み方向に順に配置された第1および第2の振動領域が相互に逆方向に振動するように構成することで、ユニモルフ型に比べて大きな変位量つまり大きな音圧を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記バイモルフ型振動板の場合、例えば3層のセラミックス層からなる振動板を屈曲振動させようとすると、上記公報の第17図に示すように、一方の主面の電極と一方の内部電極とをスルーホールを介して相互に接続し、他方の主面電極と他方の内部電極とをスルーホールを介して相互に接続した上、両者の間に交番電圧を印加する必要がある。そのため、主面電極と内部電極との間の複雑な相互接続が必要となり、コスト高になる可能性があった。
【0005】
また、上記積層体に対して分極処理を行なう場合も、内部電極と表裏の主面電極との間に電圧を印加して分極しなければならない。例えば3層構造の振動板の場合、上記公報の第14図に示すように、内部電極と導通する2個のスルーホールを接続用の電極でつなぎ、この接続用電極と表裏の主面電極との間に高電圧を印加して分極している。このように、従来のバイモルフ型振動板の場合、分極処理のために内部電極をスルーホールを介して外部に引き出す必要があり、接続用の電極を形成するなど、煩雑な処理を必要とするという欠点があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、主面電極と内部電極との相互接続をなくし、簡単な接続構造でバイモルフ型振動板を構成できる圧電型電気音響変換器を得ることにある。
また、他の目的は、分極処理を簡単に行なうことができる圧電型電気音響変換器を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、2層または3層の圧電セラミックス層を積層して積層体が形成され、この積層体の表裏主面には主面電極が形成され、各セラミックス層の間には内部電極が形成され、すべてのセラミックス層は厚み方向において同一方向に分極されており、上記主面電極と内部電極との間に交番信号を印加することで、上記積層体全体として屈曲振動させる圧電型電気音響変換器であって、上記積層体は矩形板状に形成され、上記表裏主面の主面電極は上記積層体の第1の端面に形成された第1の端面電極を介して相互に接続されており、上記内部電極は、上記第1の端面と対向する第2の端面に形成された第2の端面電極に接続されており、上記表裏主面の主面電極は、第1の端面およびこの第1の端面に直交する2つの端面で囲まれる矩形領域に形成され、かつ第2の端面の手前で終端となっており、上記内部電極は、第2の端面およびこの第2の端面に直交する2つの端面で囲まれる矩形領域に形成され、かつ第1の端面の手前で終端となっており、上記積層体の表裏主面であって、第2の端面に沿った領域には、上記第2の端面電極と接続され、かつ上記主面電極と離間した補助電極が形成されていることを特徴とする圧電型電気音響変換器を提供する。
【0008】
本発明の積層体の場合、主面電極と内部電極との間に交番電圧を印加すれば、表側および裏側のセラミックス層に働く電界方向が厚み方向において逆方向になる。一方、分極方向は全てのセラミックス層が厚み方向において同一方向に向いている。圧電セラミックスは、分極方向と電界方向とが同一方向であれば平面方向に縮む性質を有し、分極方向と電界方向とが逆方向であれば平面方向に伸びる性質を有している。したがって、上記のように交番電圧を印加すれば、表側のセラミックス層が延びた時、裏側のセラミックス層が縮み、全体として積層体は屈曲振動を生じることになる。この変位量はユニモルフ型振動板に比べて大きくなるので、音圧も増大する。
【0009】
本発明では、表裏の主面電極を相互に接続し、これと内部電極との間に交番電圧を印加すれば、屈曲振動を発生させることができるので、従来のように主面電極と内部電極との間の複雑な相互接続が不要となり、構造が簡単になり、加工コストを低減できる。
また、本発明では、積層体は矩形板状に形成され、表裏主面の主面電極は積層体の第1の端面に形成された第1の端面電極を介して相互に接続されており、内部電極は、第1の端面と対向する第2の端面に形成された第2の端面電極に接続されており、表裏主面の主面電極は、第1の端面およびこの第1の端面に直交する2つの端面で囲まれる矩形領域に形成され、かつ第2の端面の手前で終端となっており、内部電極は、第2の端面およびこの第2の端面に直交する2つの端面で囲まれる矩形領域に形成され、かつ第1の端面の手前で終端となっており積層体の表裏主面であって、第2の端面に沿った領域には、第2の端面電極と接続され、かつ上記主面電極と離間した補助電極が形成されている。
矩形状の積層体を用いた矩形振動板の場合、円形の振動板を用いる場合に比べて変位体積が大きく、音響変換効率がよく、しかも円形の振動板に比べて低い周波数を得ることができる。
【0010】
請求項のように、積層体が3層のセラミックス層で構成されている場合、中間のセラミックス層の厚みを積層体の全体の厚みの50%〜80%とするのが望ましい。音圧を高めるには、積層体の積層数を増やせばよいが、共振周波数により厚みが固定されている場合には、積層数も自由に増やすことができない。
3層構造の積層体の場合、2つの内部電極の間には電位差がないので、中間層は屈曲振動には寄与せず、表側および裏側のセラミックス層のみが屈曲振動することになる。セラミックス層はその厚みが薄い程、変位量が大きい。そこで、積層体の全体の厚みを一定とし、中間層の厚みを表裏層の厚みに対して相対的に厚くすると、屈曲振動に寄与する表側および裏側のセラミックス層の厚みが相対的に薄くなり、大きな変位量が得られる。なお、中間層の厚みを大きくし過ぎると、表裏層の厚みが薄くなり過ぎ、強度が低下して大きな変位が得られない。そこで、中間層の厚みを全体の50%〜80%の範囲とすることで、大きな音圧を得ることができる。
0011
請求項のように、積層体は電極膜を介して2層または3層のセラミックグリーンシートを積層し、同時に焼成して得られる焼結体よりなり、積層体の表裏主面に形成された主面電極間に電圧を印加することで、すべてのセラミックス層を厚み方向において同一方向に分極するのが望ましい。すなわち、予め焼成し分極処理したセラミック板を複数枚積層接着して積層体を得ることも可能であるが、これでは積層体の厚みを薄くできず、音圧が小さい。これに対し、セラミックグリーンシートを電極膜を間にして積層し、同時焼成すれば、非常に薄い積層体を得ることができ、高い音圧を得ることができる。しかも、積層体の各セラミックス層の分極方向が同一方向を向いているので、その分極処理は、従来のように内部電極と主面電極との間に電圧を印加する必要がなく、表裏の主面電極の間に電圧を印加するだけでよく、分極処理が非常に簡単になる。
0012
上記積層体をハウジング内に収容し、圧電受話器や圧電サウンダのような発音体として用いる場合、次のような構造とすることができる。
すなわち、受話器としての用途に適した例では、広いレンジの周波数に対応するため、共振領域以外の領域も使用される。そのため、積層体の振動エネルギーが比較的小さくても変位できるように、積層体の対向する2辺だけをケースに支持し、他の2辺は弾性封止体で変位自在に封止した構造となっている。
一方、圧電サウンダなどの用途に適した例では、単一周波数での大音量に対応するため、共振領域で使用される。この場合には、積層体の振動エネルギーを大きくするため、積層体の4辺すべてをケースに支持した構造となっている。
いずれの構造も、積層体の主面電極と内部電極とをリード線を使用せずにハウジングの外部に引き出すことができるので、表面実装部品として構成することができる。
0013
【発明の実施の形態】
図1,図2は本発明の前提となる圧電型電気音響変換器の第1参考例を示す。
この圧電型電気音響変換器は、円板状の振動板(積層体)1と、この振動板1を収容した円形のケース10および裏蓋11とで構成されている。ケース10の上面には放音穴12が形成され、下面開口部に裏蓋11が接着されている。ケース10の外周部の対称位置には、外部接続用端子13,14がインサート成形などにて固定され、端子13,14の一部はケース10の内側に露出している。端子13,14の内側露出部に、振動板1の電極が導電性接着剤15,16によって電気的に接続されている。なお、導電性接着剤15,16を塗布した箇所以外の振動板1の外周部とケース10との隙間は、シリコーンゴムなどの弾性封止剤(図示せず)で封止されている。
0014
振動板1は、図3,図4に示すようにPZTなどからなる2層の圧電セラミックス層2,3を積層したものであり、振動板1の表裏主面には主面電極4,5が形成され、セラミックス層2,3の間には内部電極6が形成されている。2つのセラミックス層2,3は、図4に太線矢印で示すように厚み方向において同一方向に分極されている。
0015
この参考例では、表側の主面電極4と裏側の主面電極5は、振動板1の直径よりやや小さい円形に形成され、その引出電極4a,5aが振動板1の外周縁まで引き出されている。内部電極6は主面電極4,5とほぼ対称形状に形成され、内部電極6の引出電極6aは上記引出電極4a,5aとほぼ対称位置へ引き出され、端面に設けられた端面電極7に接続されている。なお、端面電極7の一部は振動板1の表裏面まで引き出されている。上記引出電極4a,5aは導電性接着剤15によって端子13と接続され、端面電極7は導電性接着剤16によって端子14と接続されている。そして、端子13,14の間に所定の交番電圧を印加することで、振動板1を屈曲振動させることができる。
0016
例えば一方の端子13にマイナスの電圧、他方の端子14にプラスの電圧を印加すると、図4の細線矢印で示す方向の電界が生じる。セラミックス層2,3は、分極方向と電界方向とが同一方向であれば平面方向に縮む性質を有し、分極方向と電界方向とが逆方向であれば平面方向に伸びる性質を有するので、表側のセラミックス層2は縮み、裏側のセラミックス層3は伸びることになる。そのため、振動板1は中心部が下方へ凸となるように屈曲する。端子13,14に印加する電圧を交番電圧とすれば、振動板1は周期的に屈曲振動を生じ、これによって大きな音圧の音を発生することができる。
0017
上記構成よりなる振動板1は次のような方法で製造される。
すなわち、マザー基板状態のセラミックグリーンシートの表面に電極膜を印刷などの手法で所定のパターンに形成し、このセラミックグリーンシート1枚と、電極膜を形成していないセラミックグリーンシート1枚とを積層して圧着する。
次に、この積層体から振動板1に対応する形状に打ち抜き、あるいはカットする。
次に、打ち抜きまたはカットされた積層体を同時焼成して焼結積層体を得る。
次に、焼結積層体の表裏主面に主面電極を形成し、これら主面電極間に分極電圧を印加することで、積層体を構成する全てのセラミックス層を厚み方向において同一方向に分極する。
その後、端面電極7などを形成し、振動板1を得る。
0018
上記製造方法では、積層されたマザー基板状態のセラミックグリーンシートを個別形状に打ち抜いた後、焼成し、その後で分極処理したが、積層されたセラミックグリーンシートを焼成した後、マザー基板状態で分極処理し、その後で個別形状にカットしてもよい。この場合には、焼結体をカットするために、レーザー加工などの公知の方法を用いればよい。
0019
図5,図6は圧電型電気音響変換器の第2参考例を示す。
図1,図2では、ケース10に固定された端子13,14を用いて振動板1の電極を外部へ引き出したが、図5,図6ではリード線20,21を用いたものである。この場合には、リード線20,21が振動板1の裏面側の主面電極5と端面電極7とにそれぞれ半田や導電性接着剤などの接合剤22,23によって接続される。そのため、表裏の主面電極4,5を導電性接着剤を用いて相互に接続してもよいし、予め端面電極によって主面電極4,5を接続しておいてもよい。
0020
図7,図8は本発明にかかる圧電型電気音響変換器の第1実施例を示す。
この圧電型電気音響変換器は、長方形の振動板(積層体)30と、この振動板30を収容した角形のケース40および裏蓋41とで構成されている。ケース40の上面には放音穴42が形成され、下面開口部に裏蓋41が接着されている。ケース40の対向する2辺の内側面には段差状の支持部42a,42bが形成され、これら支持部42a,42b上に振動板30の短辺側の2辺が接着剤などの支持剤43a,43bによって支持されている。ケース40の支持部42a,42bを設けた側面とは異なる側面には、制動孔48が形成されている。また、振動板30の長辺側の2辺とケース40との隙間はシリコーンゴムなどの弾性封止剤44a,44bによって封止されている。裏蓋41の両端部表裏面には外部接続用電極45a,45bが形成されており、表裏の電極45a,45bは裏蓋41の両端部側縁に形成されたスルーホール溝46a,46bの内面を介して相互に導通している。
0021
裏蓋41をケース40の下面開口部に接着した後、図8に示すようにスルーホール溝46a,46bから導電性接着剤47a,47bを流し込むことで、外部接続用電極45a,45bと振動板30の電極とが相互に接続されるとともに、スルーホール溝46a,46bが閉じられる。これにより、圧電型電気音響変換器が完成する。
0022
この実施例の振動板30は、図9,図10に示すように、2層の圧電セラミックス層31,32を積層したものであり、振動板30の表裏主面には主面電極33,34が形成され、セラミックス層31,32の間には内部電極35が形成されている。2つのセラミックス層31,32は、図10に太線矢印で示すように厚み方向において同一方向に分極されている。
0023
この実施例では、表側の主面電極33と裏側の主面電極34は、振動板30の短辺と同幅でかつ長辺よりやや短く形成され、その一端は振動板30の一方の短辺側端面に形成された端面電極36に接続されている。そのため、表裏の主面電極33,34は相互に接続されている。内部電極35は主面電極33,34とほぼ対称形状に形成され、内部電極35の一端は上記端面電極36と離れており、他端は振動板30の他方の短辺側端面に形成された端面電極37に接続されている。なお、振動板30の他方の短辺側端部の上下面には、端面電極37と導通する細幅な補助電極38が形成されている。
0024
上記端面電極36または裏側の主面電極34は、図8のように導電性接着剤47aによって外部接続用電極45aと接続され、端面電極37は導電性接着剤47bによって外部接続用電極45bと接続されている。そして、外部接続用電極45a,45bの間に所定の交番電圧を印加することで、振動板30を長さベンディングモードで屈曲振動させることができる。すなわち、振動板30の短辺側両端部を支点とし、長手方向の中央部を最大振幅点として屈曲振動させることができる。
0025
第1参考例のような円形振動板1の場合には、中心部のみが最大振幅点となるため、変位体積が小さく、音響変換効率が比較的低い。また、振動板1の周囲が拘束されるので、周波数が高くなり、低い周波数の圧電振動板を得ようとすれば、半径寸法が大きくなる。これに対し、第1実施例のような矩形振動板30の場合には、最大振幅点が長さ方向の中心線にそって存在するので、変位体積が大きく、高い音響変換効率を得ることができる。また、振動板30はその長さ方向両端部が固定されるが、その間の部分は弾性封止剤44a,44bによって自由に変位できるので、円形の振動板に比べて低い周波数を得ることができる。逆に、同じ周波数を得るのであれば、寸法を小型化できる。
0026
図11は、図10の変形例である、振動板の第3参考例を示す。
図10では内部電極35が部分電極である例を示したが、図11では全面電極としたものである。この場合には、内部電極35が端面電極36側まで延びているので、内部電極35と端面電極36とが導通してしまう恐れがある。そこで、振動板30’の端面にまず絶縁層39を形成し、その上に表裏の主面電極33,34を導通させる端面電極36を形成したものである。これにより、内部電極35を全面電極とした場合でも、内部電極35と主面電極33,34とを確実に絶縁できる。
0027
図12は振動板の第2実施例を示す。
この実施例の振動板50は、3層の圧電セラミックス層51〜53を積層したものであり、振動板50の表裏面には主面電極54,55が形成され、各セラミックス層51〜53の間には内部電極56,57が形成されている。3つのセラミックス層51〜53は太線矢印で示すように厚み方向において同一方向に分極されている。
0028
この実施例の主面電極54,55は、図10と同様に振動板50の短辺と同幅でかつ長辺よりやや短く形成され、その一端は振動板50の一方の短辺側端面に形成された端面電極58に接続されている。そのため、表裏の主面電極54,55は相互に接続されている。内部電極56,57の一端は端面電極58と離れており、他端は振動板50の他方の短辺側端面に形成された端面電極59に接続されている。したがって、内部電極56,57も相互に接続されている。なお、振動板50の他方の短辺側端部の上下面には、端面電極59と導通する細幅な補助電極59aが形成されている。
0029
例えば、端面電極58にマイナスの電圧、端面電極59にプラスの電圧を印加すると、図12の細線矢印で示す方向の電界が生じる。この時、中間層であるセラミックス層52の両側に位置する内部電極56,57は同一電位であるため、電界が生じない。表側のセラミックス層51は分極方向と電界方向とが同一方向であるため平面方向に縮み、裏側のセラミックス層52は分極方向と電界方向とが逆方向であるため平面方向に伸びる。そして、中間層52は伸び縮みしない。そのため、振動板50は下方へ凸となるように屈曲する。端面電極58,59間に交番電圧を印加すれば、振動板50は周期的に屈曲振動を生じ、これによって大きな音圧の音を発生することができる。
なお、図12では、内部電極56,57を部分電極としたが、図11のように全面電極としてもよい。
0030
上記のような3層構造の振動板50の製造方法も、図4に示した2層構造の振動板1の製造方法と同様である。すなわち、マザー基板状態のセラミックグリーンシートの表面に電極膜を印刷などの手法で所定のパターンに形成し、このセラミックグリーンシートを3枚積層して圧着する。この積層体から振動板50に対応する形状に打ち抜きまたはカットし、この打ち抜きまたはカットされた積層体を同時焼成して焼結積層体を得る。
次に、焼結積層体の表裏面に主面電極54,55を形成し、これら主面電極間に分極電圧を印加することで、積層体を構成する全てのセラミックス層51〜53を厚み方向において同一方向に分極する。
その後、端面電極58,59などを形成することで、振動板50を得る。
この場合も、分極に際し、内部電極56,57と主面電極54,55とを相互に接続する必要がなく、表裏の主面電極54,55間に電圧を印加するだけでよいので、分極処理が簡単である。
0031
図13は振動板の第3実施例を示す。
図12の実施例では3層のセラミックス層51〜53がほぼ同一厚みである例を示したが、図13では中間のセラミックス層52を表裏のセラミックス層51,53に比べて厚くしたものである。特に、中間のセラミックス層52の厚みは、振動板50’の全体の厚みの50%〜80%とするのが望ましい。なお、他の構造は図12と同様であるため、重複説明を省略する。
0032
図14は中間セラミックス層52の厚みの割合を変化させた時の音圧の変化を示す。縦軸は2層構造の振動板(図10参照)の音圧を1とした時の音圧の比率であり、横軸は振動板50’の全体の厚みに対する中間セラミックス層52の厚みの割合を表す。なお、音圧は、振動板50’の全体の厚みが一定で、かつ印加電圧が一定である条件で測定した。
0033
図14から明らかなように、2層に比べて3層の場合には音圧が上昇することが分かる。また、3層すべてが同一厚みである場合(33%)に比べて、中間層の厚みを全体の50%〜80%とした場合には、さらに音圧が上昇する。特に、中間層の厚みを全体の60%〜70%とした場合に最大の音圧(2層に比べて1.6倍)を得ることができる。したがって、積層数に制約がある場合に、中間層の厚みを大きくすることで、積層数を少なく(3層)しながら、音圧を最大限まで上げることができる。
0034
図15〜図17は本発明にかかる圧電型電気音響変換器の第4実施例であり、表面実装型の圧電受話器として構成した例を示す。
この圧電受話器は、大略、長方形の振動板(積層体)30と、この振動板30を収容した角形のケース60と、放音孔69を有する上蓋68とで構成されている。振動板30は図9,図10に示されたものと同様であるため、同一符号を付してある。ケース60は、例えばLCP(液晶ポリマー),SPS(シンジオタクチックポリスチレン),PPS(ポリフェニレンサルファイド),エポキシなどの耐熱性樹脂で形成され、上蓋68も液晶ポリマーまたはガラスエポキシなどの耐熱性材料あるいはセラミックスで形成されている。ケース60の上面には開口部61が形成され、この上面開口部61に上蓋68が接着されている。ケース60の対向する2辺の内側面には段差状の支持部62a,62bが形成され、これら支持部62a,62bの上面とケース60の外側面とに露出するように、外部接続用電極63a,63bがインサート成形されている。この外部接続用電極63a,63bとしては、例えばAu,Snメッキを施したCu合金、Feなどからなる金属端子で構成される。ケース60の支持部62a,62bを設けた側面とは異なる側面には、制動孔64が形成されている。
0035
振動板30の短辺側の2辺は、支持部62a,62b上に接着剤などの支持剤65a,65bによって支持されている。また、振動板30の長辺側の2辺とケース60との隙間はシリコーンゴムなどの弾性封止剤66a,66bによって封止されている。そして、振動板30の短辺側の2辺に設けられた端面電極36,37は、導電ペースト67a,67bによって支持部62a,62bの上面に露出した外部接続用電極63a,63bとそれぞれ電気的に接続されている。なお、支持剤65a,65bおよび弾性封止剤66a,66bの塗布は、導電ペースト67a,67bによって振動板30と外部接続用電極63a,63bとを接着した後で行う方がよい。そして、導電ペースト67a,67b、支持剤65a,65bおよび弾性封止剤66a,66bの加熱硬化は、同時に行ってもよい。
0036
図18は本発明にかかる圧電型電気音響変換器の第5実施例であり、図15〜図17に示された例の変形例である。
この実施例では、外部接続用電極63a,63bが、ケース60にインサートされたものではなく、別体に形成された金属端子をケース60の孔60aに挿入し、接着したものである。その他の構造は図15〜図17と同様であるから、同一部品には同一符号を付して説明を省略する。
0037
図19〜図21は本発明にかかる圧電型電気音響変換器の第6実施例であり、表面実装型部品として構成した例を示す。
この実施例では、図15〜図17におけるインサート端子よりなる外部接続用電極63a,63bに代えて、無電解湿式めっき法あるいはスパッタなどの乾式めっき法により形成した電極膜63c,63dとしたものである。この例では、電極膜63c,63dがケース60の支持部62a,62bを設けた側部の外面から支持部62a,62bの上面にかけて連続的に形成されている。
その他の構成は図15〜図17のものと同様であるから、同一部品には同一符号を付して説明を省略する。
0038
なお、図15〜図21に示す実施例において、振動板としては、図9,図10に示された振動板30に限らず、図11,図12,図13に示された振動板30’,50,50’を用いることも可能である。
0039
図22は本発明にかかる圧電型電気音響変換器の第7実施例である。この実施例は、図7に示す実施例の変形例であり、図7と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図22は裏側から見た斜視図であり、ケース40’の内側面全周に段差状の支持部42が形成されている。これら支持部42の頂面は同一高さに形成されており、支持部42上に振動板30の4辺全周が接着剤などの支持剤43によって支持されている。
この実施例は、例えば圧電サウンダなどの単一周波数での発音器として用いられるものであり、振動板30の全周が支持剤43によって拘束されるが、振動板30を共振領域で使用することにより、強く励振させることができ、大音量を得ることができる。
0040
図23は本発明にかかる圧電型電気音響変換器の第8実施例である。
この実施例は、図15〜図17に示す実施例とほぼ同様な構造を有し、図15〜図17と共通部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施例では、角形のケース60の内側面全周に段差状の支持部62が形成され、振動板30の4辺すべてが支持部62に対して接着剤などの支持剤65によって支持されている。
この実施例も、圧電サウンダなどの単一周波数での発音器として用いられる例であり、振動板30は共振領域で使用される。
0041
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
上記実施例の振動板30,50,50’の製造方法は、セラミックグリーンシートを電極膜を介して2枚または3枚積層し、この積層体を同時焼成して焼結積層体を得た後、この焼結積層体を分極処理するものであるが、この方法に代えて、予め焼成し分極処理した2枚または3枚の圧電セラミックス板を積層接着してもよい。ただし、積層後に焼成する前者の製造方法は、予め焼成したものを積層する後者の方法に比べて、振動板の厚みを格段に薄くでき、音圧を大きくできるので、前者の製造方法の方が音響変換効率に優れた振動板を得ることが可能である。
本発明の振動板は、圧電セラミックス層のみで構成されたものに限らず、積層体の片面に金属フィルムや樹脂シートなどの補強シートを貼り付けてもよい。但し、この補強シートはユニモルフ型振動板の金属板とは異なり、積層体の割れなどを防止するためのものであり、積層体の屈曲振動を阻害しないものが望ましい。
0042
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、2層または3層の圧電セラミックス層からなる積層体の表裏面に主面電極を形成し、各セラミックス層の間に内部電極を形成し、すべてのセラミックス層を厚み方向において同一方向に分極したので、主面電極と内部電極との間に交番信号を印加すれば、表側と裏側のセラミックス層が逆方向に伸縮し、全体として積層体が屈曲振動を生じることになる。この変位量はユニモルフ型振動板に比べて大きくなるので、音圧も増大する。
また、矩形板状の積層体を用いることで、円形の積層体を用いた振動板に比べて音響変換効率がよく、低い周波数を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電型電気音響変換器の第1参考例の外観斜視図である。
【図2】図1に示す圧電型電気音響変換器の縦断面図である。
【図3】図1の圧電型電気音響変換器に用いられる振動板の斜視図である。
【図4】図3に示す振動板の縦断面図である。
【図5】圧電型電気音響変換器の第2参考例の外観斜視図である。
【図6】図5に示す圧電型電気音響変換器の縦断面図である。
【図7】本発明にかかる圧電型電気音響変換器の第1実施例を裏側から見た分解斜視図である。
【図8】図7の圧電型電気音響変換器の断面図である。
【図9】図7の圧電型電気音響変換器に用いられる振動板の斜視図である。
【図10】図9の振動板の断面図である。
【図11】振動板の第3参考例の断面図である。
【図12】本発明にかかる振動板の第2実施例の断面図である。
【図13】本発明にかかる振動板の第3実施例の断面図である。
【図14】図13に示す振動板を用いた圧電型電気音響変換器の中間層の厚みと音圧との関係を示す特性図である。
【図15】本発明にかかる圧電型電気音響変換器の第4実施例の斜視図である。
【図16】図15に示す圧電型電気音響変換器の分解斜視図である。
【図17】図15のA−A線断面図である。
【図18】本発明にかかる圧電型電気音響変換器の第5実施例の分解斜視図である。
【図19】本発明にかかる圧電型電気音響変換器の第6実施例の斜視図である。
【図20】図19に示す圧電型電気音響変換器の分解斜視図である。
【図21】図19のB−B線断面図である。
【図22】本発明にかかる圧電型電気音響変換器の第7実施例の分解斜視図である。
【図23】本発明にかかる圧電型電気音響変換器の第8実施例の分解斜視図である。
【符号の説明】
30,50,50’ 振動板
31,32,51〜53 セラミックス層
33,34,54,55 主面電極
35,56,57 内部電極
40,60 ケース
41,68
62a,62b 支持部
63a,63b 外部接続用電極
65a,65b 支持剤
66a,66b 弾性封止剤
67a,67b 導電ペースト
68 上蓋
69 放音穴

Claims (3)

  1. 2層または3層の圧電セラミックス層を積層して積層体が形成され、
    この積層体の表裏主面には主面電極が形成され、
    各セラミックス層の間には内部電極が形成され、
    すべてのセラミックス層は厚み方向において同一方向に分極されており、
    上記主面電極と内部電極との間に交番信号を印加することで、上記積層体全体として屈曲振動させる圧電型電気音響変換器であって、
    上記積層体は矩形板状に形成され、
    上記表裏主面の主面電極は上記積層体の第1の端面に形成された第1の端面電極を介して相互に接続されており、
    上記内部電極は、上記第1の端面と対向する第2の端面に形成された第2の端面電極に接続されており、
    上記表裏主面の主面電極は、第1の端面およびこの第1の端面に直交する2つの端面で囲まれる矩形領域に形成され、かつ第2の端面の手前で終端となっており、
    上記内部電極は、第2の端面およびこの第2の端面に直交する2つの端面で囲まれる矩形領域に形成され、かつ第1の端面の手前で終端となっており、
    上記積層体の表裏主面であって、第2の端面に沿った領域には、上記第2の端面電極と接続され、かつ上記主面電極と離間した補助電極が形成されていることを特徴とする圧電型電気音響変換器。
  2. 上記積層体は3層のセラミックス層で構成され、
    中間のセラミックス層の厚みは、積層体の全体の厚みの50%〜80%であることを特徴とする請求項に記載の圧電型電気音響変換器。
  3. 上記積層体は電極膜を介して2層または3層のセラミックグリーンシートを積層し、同時に焼成して得られる焼結体よりなり、
    上記積層体の表裏主面に形成された主面電極間に電圧を印加することで、すべてのセラミックス層を厚み方向において同一方向に分極してなることを特徴とする請求項1または2に記載の圧電型電気音響変換器。
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