JP3794292B2 - 圧電型電気音響変換器およびその製造方法 - Google Patents

圧電型電気音響変換器およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は圧電受話器、圧電サウンダ、圧電スピーカ、圧電ブザーなどの圧電型電気音響変換器およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子機器、家電製品、携帯電話機などにおいて、警報音や動作音を発生する圧電ブザーあるいは圧電受話器として圧電型電気音響変換器が広く用いられている。この種の圧電型電気音響変換器は、金属板の片面に圧電素子を貼り付けてユニモルフ型振動板を構成し、金属板の周縁部をケースの中に支持するとともに、ケースの開口部をカバーで閉鎖した構造のものである。
しかしながら、ユニモルフ型振動板の場合、電圧印加によって外径が伸縮するセラミック板を、寸法変化しない金属板に接着して屈曲振動させるものであるから、その変位量つまり音圧が小さいという欠点がある。
【0003】
そこで、複数の圧電セラミック層からなる積層構造のバイモルフ型振動板が提案されている(特開2001−95094号公報)。この振動板は、2層または3層の圧電セラミック層を積層して積層体を得るとともに、この積層体の表裏面に外部電極を形成し、各セラミック層の間に内部電極を設けたものである。全てのセラミック層は厚み方向に同一方向に分極されており、外部電極と内部電極との間に交番信号を印加することにより、積層体を屈曲振動させる。
このような積層構造の振動板では、ユニモルフ型振動板に比べて変位量が大きく、音圧が増大する利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような積層構造の振動板を製造する場合、各セラミック層が薄肉であるため、積層体の端面に露出する内部電極と外部電極とがマイグレーションによって短絡しやすいという問題がある。
マイグレーション対策として、図1に示すように、セラミック層1の少なくとも1辺に表裏の外部電極2,3を露呈させるとともに、他の辺には外部電極2,3を切除した縁取り部2a,3aを形成し、外部電極2,3が露呈した辺に内部電極4の縁取り部4aを形成し、残りの辺に内部電極4を露呈させた電極形状とする方法が考えられる。なお、図1において、裏側の外部電極3は投影図として描かれている。このような電極形状とすることで、セラミック層1の端面において外部電極2,3と内部電極4とが厚み方向に接近せず、マイグレーションを解消できる。
なお、図1では外部電極2,3の3辺に縁取り部2a,3aを形成し、内部電極4の1辺に縁取り部4aを形成したが、これとは逆に内部電極4の3辺に縁取り部を形成し、外部電極2,3の1辺に縁取り部を形成しても同様の効果を有する。
【0005】
ところが、上記のような電極形状を持つ積層体に対し、表裏の外部電極2,3間に直流電圧を印加して分極を行なうと、内部電極4と縁取り部4aとの間でセラミック層1の伸びに差が生じ、内部電極4と縁取り部4aとの境界のセラミック層1に割れが発生し、良品率を低下させるという問題がある。すなわち、内部電極4が端面に露呈している辺では電極4によってセラミック層1の伸びが抑制されるのに対し、縁取り部4aが設けられた辺ではセラミック層1の伸びが大きくなり、その伸びの差によってセラミック層1に割れが発生するからである。
【0006】
そこで、本発明の目的は、マイグレーションによる内部電極と外部電極との短絡を防止するとともに、分極時のセラミック層の割れを防止し、良品率を改善できる圧電型電気音響変換器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、2つの圧電セラミック層を内部電極を間に積層して積層体を構成し、積層体の表裏主面に電極を形成し、表裏主面の電極間に電圧を印加して2つのセラミック層を厚み方向において同一方向に分極してなり、積層体の表裏主面の電極と内部電極との間に交番信号を印加することにより、上記積層体を屈曲振動させる圧電型電気音響変換器において、上記内部電極が設けられた圧電セラミック層の間に、上記内部電極の外側にギャップを介して隔てられたダミー電極が設けられ、上記内部電極の一部は上記積層体の少なくとも1つの端面に露出しており、上記ダミー電極は上記積層体の他の端面に露出しており、上記外部電極は、内部電極が露出している上記積層体の端面以外の端面まで延びていることを特徴とする圧電型電気音響変換器を提供する。
【0008】
また、請求項6に係る発明は、圧電セラミックよりなる2つのグリーンシートを準備する工程と、一方のグリーンシートの表面に内部電極およびダミー電極となる電極パターンを形成する工程と、2つのグリーンシートを上記内部電極およびダミー電極を間に積層して積層体を得る工程と、積層体を焼成して圧電体を得る工程と、圧電体の表面に表側の外部電極となる電極パターンを形成する工程と、圧電体の裏面に裏側の外部電極となる電極パターンを形成する工程と、表裏の外部電極間に電圧を印加して圧電体を構成する2つの圧電セラミック層を厚み方向において同一方向に分極する工程と、圧電体を1素子の寸法にカットする工程と、カットされた素子の端面に表裏の外部電極を導通させる端面電極と、内部電極を素子の表面または裏面の少なくとも一方に引き出すための端面電極とを形成する工程とを有し、上記圧電体を素子にカットした状態において、圧電セラミック層の間には内部電極とその外側にギャップを介して隔てられたダミー電極とが設けられ、内部電極の一部は圧電セラミック層の少なくとも1つの端面に露出しており、ダミー電極は圧電セラミック層の他の端面に露出しており、上記表裏の外部電極は、内部電極が露出している圧電セラミック層の端面以外の端面まで延びていることを特徴とする圧電型電気音響変換器の製造方法である。
【0009】
セラミック層の間に、内部電極とダミー電極とが設けられるが、両電極はギャップを介して隔てられているので、電気的に導通していない。内部電極の一部はセラミック層の少なくとも1つの端面に露出しており、ダミー電極はセラミック層の他の端面に露出している。そして、表裏主面の外部電極は、内部電極が露出しているセラミック層の端面以外の端面まで延びている。換言すると、外部電極は内部電極が露出した端面まで延びていない。そのため、セラミック層の端面において、内部電極と外部電極とが厚み方向に接近せず、マイグレーションによる短絡を防止できる。また、ダミー電極と外部電極とは厚み方向に接近し、短絡する可能性はあるが、ダミー電極と内部電極とは電気的に絶縁されているので、外部電極と内部電極とが短絡する心配がない。
また、分極時に内部電極の存在する部分と存在しない部分とでセラミック層に伸びの差が生じても、内部電極の存在しない部分にはダミー電極が設けられているので、セラミック層の伸びの差が小さくなり、セラミック層の割れを抑制できる。
【0010】
内部電極は、セラミック層の1辺の全長に亘って露出している必要はなく、1辺の一部のみに露出していてもよいし、2辺または3辺に亘って露出していてもよい。同様に、外部電極の露出もセラミック層の辺の全長にわたって露出している必要はなく、部分的に露出したものでもよい。
【0011】
請求項2のように、内部電極とダミー電極とのギャップ幅を、0.05〜0.40mmとするのが望ましい。
ギャップ幅を広くすると、分極時のセラミック層の伸びの差が大きくなり、割れの原因になる。一方、ギャップ幅を狭くし過ぎると、内部電極とダミー電極との絶縁距離が保てなくなる。そこで、ギャップ幅を0.05〜0.40mmとすれば、割れの防止と絶縁距離の確保とを両立できる。
【0012】
請求項3のように、内部電極を、圧電セラミック層の1つの端面に露出するように方形に形成し、ダミー電極を内部電極の3辺をギャップを介して取り囲むようにコ字形に形成し、内部電極が露出する圧電セラミック層の端面と対応する外部電極の部位に縁取り部を設けてもよい。
この場合には、内部電極および外部電極の電極形状が単純化され、製造が簡単になる。また、内部電極が1辺にしか露出しないので、マイグレーションが起こりにくく、安定した特性の振動板が得られる。
【0013】
請求項4のように、請求項3における外部電極の縁取り部が設けられた部位に、端面電極を介して内部電極と接続された引出電極を形成してもよい。
すなわち、振動板の外部電極は外部に露出しているので、外部との電気的接続は容易であるが、内部電極はセラミック層の間に設けられているので、そのままでは外部と接続できない。そこで、内部電極を振動板の少なくとも表面に引き出すため、外部電極の縁取り部が設けられた部位に引出電極を設け、この引出電極と内部電極とをセラミック層の端面に設けられた端面電極を介して接続する。これによって、内部電極を外部と容易に接続できる。
【0014】
請求項5のように、引出電極を圧電セラミック層の2つの角部に、かつ異なる二辺に跨がって形成し、引出電極をダミー電極と厚み方向から見て重ならない位置に設け、ダミー電極の両端部と内部電極との間に、圧電セラミック層の端面に沿って島状の補助電極を形成してもよい。
このように構成すれば、分極時の割れを防止できるとともに、大きなマザー基板から積層体を多数個取りする場合、カット位置と電極形成位置とのばらつきに対応しやすい。また、引出電極の幅を比較的広くすることができるので、有効である。
【0015】
請求項6の製造方法では、請求項1における振動板を効率よく製造できる。分極用電極を形成した後で、これをエッチングし、外部電極とする方法では、製造過程で積層圧電体よりなる振動板が割れやすい。特に、厚みが50μm以下の薄肉な振動板では、エッチング処理においてハンドリング等による割れ、欠け不良率が大幅に悪化する。これに対し、請求項6では分極用電極をそのまま外部電極として使用するので、エッチングが不要となり、振動板に負荷がかからず、割れ,欠け不良率を改善できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図2〜図9は本発明の第1の実施形態である表面実装型の圧電型電気音響変換器を示す。
この電気音響変換器は、大略、ケース10と蓋板20と積層構造の振動板30とで構成されている。
【0017】
ケース10はセラミックスまたは樹脂などの絶縁性材料で底壁部10aと4つの側壁部10b〜10eとを持つ4角形の箱型に形成されている。ケース10を樹脂で構成する場合には、LCP(液晶ポリマー),SPS(シンジオタクチックポリスチレン),PPS(ポリフェニレンサルファイド),エポキシなどの耐熱樹脂が望ましい。対向する2つの側壁部10b,10dの内側には段差状の支持部10f,10gが設けられ、その上に一対の端子11,12の内部接続部11a,12aが露出している。端子11,12はケース10にインサート成形されたものであり、ケース10の外部に突出した外部接続部11b,12bが側壁部10b,10dの外面に沿ってケース10の底面側へ折り曲げられている。ケース10の他の1つの側壁部10cと底壁部10aとの境界には、第1の放音孔10hが形成されている。
ケース10の上面開口部には、ケース10と同様な材料よりなる蓋板20が接着剤(図示せず)によって接着される。蓋板20には第2の放音孔21が形成されている。
【0018】
振動板30は、図5〜図9に示すように、2層の圧電セラミックス層31,32を積層し、その表裏面を樹脂層40,41で覆ったものである。これら樹脂層40,41は、セラミック層31,32の落下衝撃などによる割れを防止するための保護膜である。
ここでは、セラミックス層31,32として10mm×10mm×20μmのPZT系セラミックスを使用し、樹脂層40,41として厚みが5〜10μmのポリアミドイミド系樹脂を使用した。
【0019】
積層されたセラミック層31,32の表裏主面には外部電極33,34が形成され、セラミックス層31,32の間には内部電極35とダミー電極36とが形成されている。2つのセラミックス層31,32は、図5,図6に太線矢印で示すように厚み方向において同一方向に分極されている。表側の外部電極33と裏側の外部電極34の1辺には縁取り部(または空白部)33a,34aが形成され、他の辺はセラミック層31,32の縁部まで伸びている。そして、縁部まで伸びている外部電極33,34は振動板30の一方の端面に形成された端面電極37(図6参照)に接続されている。そのため、表裏の外部電極33,34は相互に接続されている。表側の外部電極33の縁取り部33aが設けられたセラミック層31の表面には、外部電極33と導通しない引出電極38が形成されている。内部電極35は、外部電極33,34の縁取り部33a,34aが形成されたセラミック層31,32の端面にのみ露出するように方形に形成され、ダミー電極36は内部電極35の3辺をギャップGを介して取り囲むようにコ字形に形成されている。このギャップGの幅は、0.05〜0.40mmが望ましく、ここでは0.15mmに設定した。ダミー電極36はセラミック層31,32の3辺の端面に露出している。端面電極37が形成された端面と対向する振動板30の端面には、内部電極35と引出電極38とを接続する端面電極39が形成されている。
なお、端面電極37を設けることで、外部電極33,34が相互に接続されると同時に、ダミー電極36とも接続される。しかし、ダミー電極36は内部電極35と電気的に絶縁されているので、電気的特性に支障はない。
【0020】
表側の樹脂層40には、振動板30の対向する2辺に、外部電極33が露出する切欠部40aと、引出電極38が露出する切欠部40bとが形成されている。なお、この例では表面にのみ切欠部40a,40bを設けたが、表裏両面に設けてもよい。表裏両面に切欠部40a,40bを設ける場合には、裏面の切欠部40aに外部電極34を露出させ、裏面の切欠部40bに引出電極38を露出させればよい。
【0021】
上記振動板30はケース10に収納され、対向する2辺が支持部10f,10gの上に載置される。そして、樹脂層40の切欠部40aから露出する外部電極33と端子11の内部接続部11aとが導電性接着剤22によって接続され、同じく切欠部40bから露出する引出電極38と端子12の内部接続部12aとが導電性接着剤23によって接続される。導電性接着剤22,23を硬化させた後、振動板30の周囲とケース10との隙間にシリコーン系接着剤などの弾性封止剤24を環状に塗布し硬化させることで、振動板30の表側と裏側との間の空気漏れが防止される。
なお、導電性接着剤22,23を塗布,硬化させた後、弾性封止剤24を塗布,硬化させる方法に限らず、先に弾性封止剤24を塗布,硬化させた後で導電性接着剤22,23を塗布,硬化させてもよい。
また、導電性接着剤22,23は、予め振動板30の両端部に塗布した状態で、ケース10に収容してもよい。
【0022】
この実施形態の電気音響変換器では、端子11,12間に所定の交番電圧を印加することで、外部電極33,34と内部電極35との間に交番電圧が印加され、振動板30を屈曲振動させることができる。分極方向と電界方向とが同一方向である圧電セラミックス層は平面方向に縮み、分極方向と電界方向とが逆方向である圧電セラミックス層は平面方向に伸びるので、全体として厚み方向に屈曲する。振動板30が金属板を有しない圧電セラミックスの積層構造体であり、厚み方向に順に配置された2つの振動領域が相互に逆方向に振動するので、ユニモルフ型振動板に比べて大きな変位量、つまり大きな音圧を得ることができる。
振動板30によって発生した音は、蓋板20に設けられた第2の放音孔21より外部へ放出される。
また、2層の圧電セラミック層31,32の端面において、外部電極33,34と内部電極35とが近接しないので、マイグレーションによる外部電極33,34と内部電極35との短絡を防止できる。
【0023】
図10は振動板30の製造工程を示す。
(a)のように、電極を形成していない第1のセラミックグリーンシート31Aと、一方表面に内部電極35およびダミー電極36を形成した第2のセラミックグリーンシート32Aとを準備する。セラミックグリーンシートとしては、例えばPZT系セラミックスを用いた。また、内部電極35およびダミー電極36として、銀,パラジウム,有機バインダなどを含む導電ペーストを印刷法により塗布した。
次に、(b)のように、グリーンシート31A,32Aをグリーンシート32Aの内部電極35が内部になるように積層し、約1100℃で焼成して厚さ約40μmの圧電体30Aを得る。
次に、(c)のように、マザー基板状態の圧電体30Aの表面に表側の外部電極33Aを形成するとともに、圧電体30Aの裏面に裏側の外部電極34Aを形成する。形成方法としては、例えばメタルマスクを用いたスパッタリングなどの薄膜形成法を用いた。
このとき、表側の外部電極33Aには、縁取り部となる空白部33aと引出電極38となる島状電極38Aとを形成しておく。また、裏側の外部電極34Aには、縁取り部となる空白部34aを形成しておく。
外部電極33A,34Aの形成後、圧電体30Aの表裏の外部電極33A,34A間に電圧を印加して分極を行なう。分極条件は、電界:3.0kV/mm、保持時間×保持温度=30sec×50℃で一定とした。この時、セラミック層の間に設けられた電極35,36には、殆ど空白部が存在しないので、セラミック層の伸びの差が殆どなく、セラミック層の割れを防止できる。
分極後、圧電体30Aの表裏面に樹脂コーティングを施し、(c)の破線CLでカットして(d)のような素子を得る。このとき、カットラインCLが縁取り部33a,34aの中心を通るようにカットする。カットされた素子の表裏面に樹脂層40,41を形成するとともに、端面電極37,39を形成することにより、振動板30が得られる。
【0024】
図1に示すような外部電極形状の場合、外部電極2の周囲に縁取り部2aを設ける必要上、まず電極を全面に形成した後、縁取り部に相当する箇所にレジストインクを塗布し、エッチングを行なって縁取り部2aを形成するという工程が必要になる。これに対し、上記のように外部電極33A,34Aが3辺まで伸びている場合には、電極形状を単純化できることから、エッチングなどの煩雑な処理が不要となり、低負荷のパターンニング法を選択することが可能となる。そのため、工程の簡略化とハンドリングによる割れ、欠け不良を改善でき、薄肉な圧電体30Aであっても、良品率が向上し、量産化できる。
【0025】
図11は振動板における外部電極と内部電極の他の実施例を示す。
(a)では、内部電極35およびダミー電極36の形状は第1実施例と同等であるが、外部電極33の一辺に空白部33bを介して帯状の引出電極38を設けた点で第1実施例と異なる。この引出電極38は端面電極を介して内部電極35と接続される。
(b)では、内部電極35の隣合う2辺がセラミック層の端面に露出しており、残りの2辺にギャップGを介してダミー電極36が形成されている。同様に、外部電極33の2辺、特に内部電極35が露出する2辺と対応する部分に縁取り部33aが形成され、他の2辺はセラミック層の周縁まで伸びている。
(c)は、内部電極35の3辺がセラミック層の端面に露出しており、残りの1辺にギャップGを介してダミー電極36が形成されている。また、外部電極33の3辺、つまり内部電極35が露出する3辺と対応する部分に縁取り部33aが形成され、残りの1辺はセラミック層の周縁部まで伸びている。
(d)は、内部電極35の対向する2辺がセラミック層の端面に露出しており、残りの2辺にギャップGを介してダミー電極36が形成されている。外部電極33の2辺、特に内部電極35が露出する2辺と対応する部分に縁取り部33aが形成され、他の2辺はセラミック層の周縁まで伸びている。
(a)〜(d)のいずれの電極形状も、マイグレーションを防止できるとともに、分極時の割れを防止できる。なお、裏側の外部電極34は表側の外部電極33と同様の形状とすればよい。
【0026】
図12は振動板における外部電極と内部電極のさらに他の実施例を示す。
(a)では、内部電極35がセラミック層の1辺の中の一部にのみ露出しており、その他の部分をギャップGを介してダミー電極36が取り囲んでいる。一方、外部電極33の内部電極35が露出した辺に縁取り部33aが形成され、この縁取り部33aの中で内部電極35が露出した部分と対応する箇所に、島状の引出電極38が形成されている。この引出電極38も端面電極を介して内部電極35と接続される。
(b)では、内部電極35がセラミック層の1辺およびその辺と隣接する2辺の一部まで露出しており、その他の部分をギャップGを介してダミー電極36が取り囲んでいる。一方、外部電極33の内部電極35が露出した辺に縁取り部33aが形成され、さらに縁取り部33aの両端部近傍で内部電極35が露出した部分と対応する箇所に、島状の引出電極38が形成されている。この引出電極38は端面電極を介して内部電極35と接続される。この電極パターンの場合、外部電極33は勿論、内部電極35もマザー基板の段階で互いに繋がった状態にあるので、内部電極35の形成が簡単になる利点がある。
(c)は、(b)の電極形状を修正したものであり、内部電極35がセラミック層の1辺およびその辺と隣接する2辺の一部まで露出しており、その他の部分をギャップGを介してダミー電極36が取り囲んでいる。ダミー電極36と内部電極35との間に、セラミック層の端面に沿って2個の島状の補助電極42が形成されている。外部電極33の内部電極35が露出した辺に縁取り部33aが形成され、縁取り部33aの両端部には内部電極35および補助電極42と対応する島状の引出電極38が形成されている。
この実施例では、引出電極38をセラミック層の角部に配置することで、引出電極38の形成が容易になり、量産性が向上する。もし、内部電極35およびダミー電極36を(b)のような形状とすると、ダミー電極36と引出電極38とが厚み方向に重なり、マイグレーションによって短絡する恐れが生じる。そこで、ダミー電極36と内部電極35との間に補助電極42を形成することで、ダミー電極36と引出電極38との短絡を防止している。また、この実施例では、マザー基板から振動板を多数個取りする場合、カット位置と電極形成位置とのばらつきに対応しやすく、引出電極38の幅を広く取れるので有効である。
(d)は、内部電極35,ダミー電極36および補助電極42を図12の(c)と同様とし、外部電極33を図11の(a)と同様にしたものである。すなわち、外部電極33の一辺に空白部33bを介して帯状の引出電極38を設けてある。この場合も、補助電極42によって、引出電極38とダミー電極36とが短絡するのを防止できる。
【0027】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、振動板30は2層の圧電セラミックス層を積層したものであるが、3層以上の圧電セラミックス層を積層したものでもよい。
また、振動板30は四角形のほか、円形であってもよい。
【0028】
本発明のケースは、図2〜図4に示されるような端子を持つケースと、その上面に接着される蓋板とで構成されたものに限らない。例えば、前述の特開2001−95094号公報の図7,図8に示されるように、振動板を支持固定できる支持部を持つキャップと、外部接続用の電極を持つ基板とでケースを構成してもよい。
ケースに固定される端子としては、上記実施形態のようなインサート端子に限るものではなく、例えばケースの支持部上面から外部に至る薄膜あるいは厚膜の電極であってもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1に係る発明によれば、セラミック層の間に内部電極とその外側にギャップを介して隔てられたダミー電極とを設け、内部電極の一部をセラミック層の少なくとも1つの端面に露出させるとともに、ダミー電極をセラミック層の他の端面に露出させ、表裏の外部電極を内部電極が露出している圧電セラミック層の端面以外の端面まで延ばしたので、セラミック層の端面において内部電極と外部電極とが厚み方向に接近せず、マイグレーションによる短絡を防止できる。
また、分極時に内部電極の存在する部分と存在しない部分とでセラミック層に伸びの差が生じても、内部電極の存在しない部分にはダミー電極が設けられているので、セラミック層の伸びの差が小さくなり、セラミック層の割れを抑制できるという作用効果を有する。
【0030】
請求項6にかかる発明によれば、分極用電極をそのまま外部電極として使用するので、エッチングが不要となり、振動板に負荷がかからず、割れ,欠け不良率を改善できる。そのため、積層圧電体よりなる振動板を効率よく製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となる圧電振動板の分解斜視図である。
【図2】本発明に係る圧電型電気音響変換器の第1実施形態の分解斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2の圧電型電気音響変換器に用いられる圧電振動板の斜視図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】図5に示す圧電振動板の樹脂層を取り除いた状態の斜視図である。
【図8】図7に示す圧電振動板の分解斜視図である。
【図9】図7に示す圧電振動板の内部電極および外部電極図である。
【図10】図7に示す圧電振動板の製造方法を示す工程図である。
【図11】圧電振動板の内部電極および外部電極の他のパターン図である。
【図12】圧電振動板の内部電極および外部電極のさらに他のパターン図である。
【符号の説明】
10 ケース
20 蓋板
30 圧電振動板(積層体)
31,32 セラミック層
33,34 外部電極
33a,34a 縁取り部
35 内部電極
36 ダミー電極
37,39 端面電極
38 引出電極
G ギャップ

Claims (6)

  1. 2つの圧電セラミック層を内部電極を間に積層して積層体を構成し、積層体の表裏主面に電極を形成し、表裏主面の電極間に電圧を印加して2つのセラミック層を厚み方向において同一方向に分極してなり、積層体の表裏主面の電極と内部電極との間に交番信号を印加することにより、上記積層体を屈曲振動させる圧電型電気音響変換器において、
    上記内部電極が設けられた圧電セラミック層の間に、上記内部電極の外側にギャップを介して隔てられたダミー電極が設けられ、
    上記内部電極の一部は上記積層体の少なくとも1つの端面に露出しており、
    上記ダミー電極は上記積層体の他の端面に露出しており、
    上記外部電極は、内部電極が露出している上記積層体の端面以外の端面まで延びていることを特徴とする圧電型電気音響変換器。
  2. 上記内部電極とダミー電極とのギャップ幅は、0.05〜0.40mmであることを特徴とする請求項1に記載の圧電型電気音響変換器。
  3. 上記内部電極は、圧電セラミック層の1つの端面に露出するように方形に形成され、
    上記ダミー電極は内部電極の3辺をギャップを介して取り囲むようにコ字形に形成され、
    上記内部電極が露出する圧電セラミック層の端面と対応する外部電極の部位に縁取り部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧電型電気音響変換器。
  4. 上記外部電極の縁取り部が設けられた部位に、セラミック層の端面に設けられた端面電極を介して内部電極と接続された引出電極が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の圧電型電気音響変換器。
  5. 上記引出電極は圧電セラミック層の2つの角部に、かつ異なる二辺に跨がって形成されており、
    上記引出電極はダミー電極と厚み方向から見て重ならない位置に設けられており、
    上記ダミー電極の両端部と内部電極との間に、圧電セラミック層の端面に沿って島状の補助電極が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の圧電型電気音響変換器。
  6. 圧電セラミックよりなる2つのグリーンシートを準備する工程と、
    一方のグリーンシートの表面に内部電極およびダミー電極となる電極パターンを形成する工程と、
    2つのグリーンシートを上記内部電極およびダミー電極を間に積層して積層体を得る工程と、
    積層体を焼成して圧電体を得る工程と、
    圧電体の表面に表側の外部電極となる電極パターンを形成する工程と、
    圧電体の裏面に裏側の外部電極となる電極パターンを形成する工程と、
    表裏の外部電極間に電圧を印加して圧電体を構成する2つの圧電セラミック層を厚み方向において同一方向に分極する工程と、
    圧電体を1素子の寸法にカットする工程と、
    カットされた素子の端面に表裏の外部電極を導通させる端面電極と、内部電極を素子の表面または裏面の少なくとも一方に引き出すための端面電極とを形成する工程とを有し、
    上記圧電体を素子にカットした状態において、圧電セラミック層の間には内部電極とその外側にギャップを介して隔てられたダミー電極とが設けられ、内部電極の一部は圧電セラミック層の少なくとも1つの端面に露出しており、ダミー電極は圧電セラミック層の他の端面に露出しており、
    上記表裏の外部電極は、内部電極が露出している圧電セラミック層の端面以外の端面まで延びていることを特徴とする圧電型電気音響変換器の製造方法。
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