JP3712476B2 - 信号伝送システム及び半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般にバスを用いたデータ伝送システムに関し、詳しくは小振幅信号でバスを駆動するデータ伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
マイクロプロセッサの高速化に伴って、LSIチップ間のデータ転送に於ても、より高い周波数を用いたより高速なデータ転送が要求される。しかしながら従来のLSIの入出力レベルであるTTLレベルやCMOSレベルに於ては、信号周波数が50MHzを越えるあたりから信号の反射の影響やクロストークの影響が大きくなり、正常なデータ転送が困難になる。
【0003】
これを解決するために、GTL(Gunning Trasnceiver Logic )、SSTL(Stub Series Terminated Logic)、RAMBUS等の入出力インターフェースが提案されている。
これらの入出力インターフェースに於ては、終端抵抗を用いてバスをターミネーションすることによりバス終端に於ける反射を抑さえると共に、信号レベルを1V以下に抑さえた小振幅信号を用いる。これは一般に、伝送可能な信号の周波数は信号の振幅電圧に逆比例するために、小振幅の信号を用いればより高速なデータ伝送が可能になるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のGTL、SSTL、RAMBUS等の入出力インターフェースに於ては、終端抵抗を介してバスが終端電圧VTTに接続されているために、バス上の電位が安定しないという問題点がある。
【0005】
図16に例えばSSTLの場合のシステム構成を示す。SSTLに於ては、図16に示されるように、出力回路200がスタブ抵抗RS を介してバス201に接続され、バス201が終端抵抗RTTを介して終端電圧VTTに接続される。ここで終端抵抗RTTは、バス201終端に於ける信号反射を抑制するためのものであり、スタブ抵抗RS はスタブ(バス201からの分岐部分)202とバス201間における信号反射を低減するためのものである。なおGTLは、スタブ抵抗RS が設けられていないことを除けば図16の構成と同様のバス構成である。
【0006】
図16のSSTLのシステムに於て例えば、出力回路200のPMOSトランジスタ205及びNMOSトランジスタ206が各々オフ及びオンになり、出力回路200がローレベル信号を出力する場合を考える。この時出力回路の電源電圧VSSは、NMOSトランジスタ206のオン抵抗と、スタブ抵抗RS と、終端抵抗RTTを介して終端電圧VTTに接続される。即ち、バス201の電位は、直列接続された抵抗列の中間点の電位として決定されることになる。このためトランジスタのオン抵抗、スタブ抵抗RS 、及び終端抵抗RTTのバラツキが、バス201の電位を変動させる原因となる。
【0007】
このようにバス電位が、トランジスタのオン抵抗や終端抵抗RTT等のバラツキによって変動することは、GTL或いはRAMBUS等の入出力インターフェースにおいても同様である。
バスの電位に変動がある場合、システムが動作可能な最小の振幅に実際の動作電圧を設定することが出来ずに、ある程度のマージンを持たせた大きな振幅でシステムを動作させる必要がある。従って、従来のように終端抵抗を用いてバスをターミネーションして更に小振幅信号を用いようとしても、所望の小振幅で信号を伝送することは困難になる。これを防ぐために、例えばRAMBUSに於てはバスの電位変動を抑制する補償回路が設けられるが、この補償回路は全体の回路構成を複雑にすると共に、技術的に高度な製造プロセスが必要であるという問題点がある。
【0008】
またGTL、SSTL、RAMBUS等の入出力インターフェースに共通の更なる問題点として、バスを終端抵抗を介して終端電圧に接続するために、バスの信号レベルがハイ或いはローいずれかの時にDC電流が流れてしまうことが挙げられる。このDC電流は無駄な電力消費を招き、一つの出力ピンあたりの電力消費量は15mW程度にもなる。携帯用機器への適用等に於て消費電力削減が重要視される状況では、このような無駄な電力消費は好ましくない。
【0009】
従って本発明の目的は、終端抵抗によるターミネーションを必要としない、小振幅信号を用いた高速なデータ伝送システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に於ては、信号反射防止用抵抗を有さない線路を介した信号伝送システムは、特性インピーダンスZ0 を有する線路と、略Z0 /2の出力抵抗を有し、ハイレベルとローレベルの電位差が略1V以下の信号を該線路に出力する出力回路を含むことを特徴とする。
【0011】
上記発明に於ては、小振幅信号を線路を介して伝送すると共に、出力回路と線路との間でインピーダンス整合がとれているので、線路終端で反射した信号は出力回路と線路との間で更に反射することなく吸収される。従って、小振幅信号を用いた高速なデータ伝送を実現することが出来る。
【0012】
請求項2の発明に於ては、請求項1記載の信号伝送システムに於て、前記出力回路は第1の電位と該第1の電位より低い第2の電位とを電源電圧として供給され、該第1の電位と該第2の電位との電位差が略1V以下であることを特徴とする。
【0013】
上記発明に於ては、略1V以下の電源電圧を用いて小振幅信号を出力することが出来る。
請求項3の発明に於ては、請求項2記載の信号伝送システムに於て、前記ハイレベルは前記第1の電位であり、前記ローレベルは前記第2の電位であることを特徴とする。
【0014】
上記発明に於ては、略1V以下の電源電圧を用いて、この電源電圧の電圧差に等しい小振幅信号を出力することが出来る。
請求項4の発明に於ては、請求項1記載の信号伝送システムに於て、前記線路はトライステートのバスであり、前記出力回路の非出力時の出力インピーダンスは無限大であることを特徴とする。
【0015】
上記発明に於ては、トライステートのバスを介して、高速なデータ伝送を実現することが出来る。
請求項5の発明に於ては、請求項1記載の信号伝送システムに於て、前記出力回路は、各ゲートを入力とする直列に接続された2つのドライバトランジスタを含み、該2つのドライバトランジスタの間の接続点が前記線路に接続され、該2つのドライバトランジスタの一方をオンすることにより前記信号を出力することを特徴とする。
【0016】
上記発明に於ては、直列接続された2つのドライバトランジスタを用いて、出力回路を構成することが出来る。
請求項6の発明に於ては、請求項5記載の信号伝送システムに於て、前記2つのドライバトランジスタの各々のオン抵抗が略Z0 /2であることを特徴とする。
【0017】
上記発明に於ては、ドライバトランジスタのオン抵抗を線路とインピーダンス整合させることによって、信号反射の影響を軽減することが出来る。
請求項7の発明に於ては、請求項5記載の信号伝送システムに於て、前記出力回路は、前記接続点と前記線路との間に挿入された挿入抵抗を更に含み、前記2つのドライバトランジスタの任意の一方のオン抵抗と該挿入抵抗との和が略Z0 /2であることを特徴とする。
【0018】
上記発明に於ては、ドライバトランジスタのオン抵抗と挿入抵抗との和が線路とインピーダンス整合するように構成することによって、ドライバトランジスタのオン抵抗を所望の値に製造しなくても、挿入抵抗の値を調整することによって信号反射の影響を軽減することが出来る。
【0019】
請求項8の発明に於ては、請求項1記載の信号伝送システムに於て、前記出力回路は前記信号を出力するドライバトランジスタを含み、該ドライバトランジスタのオン抵抗が前記出力抵抗であることを特徴とする。
上記発明に於ては、ドライバトランジスタのオン抵抗と線路とをインピーダンス整合させることによって、信号反射の影響を軽減することが出来る。
【0020】
請求項9の発明に於ては、請求項8記載の信号伝送システムに於て、前記ドライバトランジスタのゲートに制御電圧を供給する駆動回路を更に含み、該駆動回路は該制御電圧を調整することによって前記オン抵抗を制御することを特徴とする。
【0021】
上記発明に於ては、ドライバトランジスタのゲート入力電圧を調整することによって、所望のオン抵抗を実現することが出来る。
請求項10の発明に於ては、請求項1記載の信号伝送システムに於て、前記出力回路は前記信号を出力する並列に接続された複数のドライバトランジスタを含み、該複数のドライバトランジスタの並列オン抵抗が前記出力抵抗であることを特徴とする。
【0022】
上記発明に於ては、並列接続されたドライバトランジスタの並列オン抵抗を線路とインピーダンス整合させることによって、信号反射の影響を軽減することが出来る。
請求項11の発明に於ては、請求項10記載の信号伝送システムに於て、前記複数のドライバトランジスタのゲートに電圧を供給する駆動回路を更に含み、該駆動回路は該複数のドライバトランジスタの駆動数を調整することによって前記オン抵抗を制御することを特徴とする。
【0023】
上記発明に於ては、駆動するドライバトランジスタの数を調整することによって、実効的にゲート幅を調整することが可能となり、インピーダンス整合を達成することが出来る。
請求項12の発明に於ては、請求項2記載の信号伝送システムに於て、前記出力回路を介して前記信号を前記線路に出力する内部回路を更に含み、該内部回路には前記第1の電位より高い第3の電位と、前記第2の電位より低い第4の電位とが電源電圧として供給されることを特徴とする。
【0024】
上記発明に於ては、内部回路は高い電源電圧で駆動しながら出力回路を小振幅信号出力用の電源電圧で駆動することによって、従来の内部回路を使用しながら高速なデータ伝送を実現することが出来る。
請求項13の発明に於ては、請求項12記載の信号伝送システムに於て、前記第1の電位と前記第2の電位との電位差は、前記第3の電位と前記第4の電位との電位差の略1/3以下であることを特徴とする。
【0025】
上記発明に於ては、内部回路は高い電源電圧で駆動しながら出力回路を小振幅信号出力用の電源電圧で駆動することによって、従来の内部回路を使用しながら高速なデータ伝送を実現することが出来る。
請求項14の発明に於ては、請求項1記載の信号伝送システムに於て、前記出力回路は前記線路の総延長の略中心点に接続されることを特徴とする。
【0026】
上記発明に於ては、出力回路が線路の中心点付近に位置されるので、線路の両終端から反射された信号が出力回路に略同時に戻ってくることになり、反射信号の影響を最小限に抑圧することが出来る。
請求項15の発明に於ては、請求項14記載の信号伝送システムに於て、前記線路に接続され前記信号を受信する複数の受信回路を更に含み、該複数の受信回路は、前記出力回路の前記線路への接続点を中心として、該線路上の実質的に対称な位置に配置されることを特徴とする。
【0027】
上記発明に於ては、複数の受信回路が出力回路を中心として対称に配置されるので、線路から受信回路への分岐点で反射された信号が、対称の位置にある分岐点から略同時に出力回路に戻ってくる。従って、分岐点からの反射信号の影響を最小限に抑圧することが出来る。
【0028】
請求項16の発明に於ては、請求項15記載の信号伝送システムに於て、前記複数の受信回路及び前記出力回路は前記線路上で実質的に等間隔に配置されることを特徴とする。
上記発明に於ては、複数の受信回路及び出力回路が等間隔で配置されるので、線路から受信回路への分岐点で反射された信号が、対称の位置にある分岐点から略同時に出力回路に戻ってくる。従って、分岐点からの反射信号の影響を最小限に抑圧することが出来る。
【0029】
請求項17の発明に於ては、請求項15記載の信号伝送システムに於て、前記線路は2つに折り返され、前記出力回路は該線路の折り返し点に接続されることを特徴とする。
上記発明に於ては、出力回路を備えた装置が物理的に大きなサイズであっても、受信回路との距離を短くすることが出来るので、線路の総延長を短縮することが可能となり、受信端における信号スキューを軽減することが出来る。
【0030】
請求項18の発明に於ては、請求項1記載の信号伝送システムに於て、前記線路はループ状であることを特徴とする。
上記発明に於ては、線路がループ上に構成されているため線路終端に於ける反射がなく、更にループを周回して出力回路に信号が戻ってきても、必ず同一のタイミングで左周回の信号と右周回の信号とが戻ってくるので、出力回路と線路とのインピーダンス整合によって周回信号を吸収することが出来る。
【0031】
請求項19の発明に於ては、請求項18記載の信号伝送システムに於て、前記線路に接続され前記信号を受信する複数の受信回路を更に含み、該複数の受信回路及び前記出力回路は該線路上で実質的に等間隔に配置されることを特徴とする。
【0032】
上記発明に於ては、複数の受信回路及び出力回路が等間隔で配置されるので、線路から受信回路への分岐点で反射された信号が、対称の位置にある分岐点から略同時に出力回路に戻ってくる。従って、分岐点からの反射信号の影響を最小限に抑圧することが出来る。
【0033】
請求項20の発明に於ては、信号反射防止用抵抗を有さない特性インピーダンスZ0 の線路に信号を出力する半導体装置は、略Z0 /2の出力抵抗を有し、ハイレベルとローレベルの電位差が略1V以下の信号を該線路に出力する出力回路と、該出力回路に該信号を出力させる内部回路を含むことを特徴とする。
【0034】
上記発明に於ては、小振幅信号を線路を介して伝送すると共に、出力回路と線路との間でインピーダンス整合がとれているので、線路終端で反射した信号は出力回路と線路との間で更に反射することなく吸収される。従って、小振幅信号を用いた高速なデータ伝送を実現することが出来る。
【0035】
請求項21の発明に於ては、請求項20記載の半導体装置に於て、前記出力回路は第1の電位と該第1の電位より低い第2の電位とを電源電圧として供給され、該第1の電位と該第2の電位との電位差が略1V以下であることを特徴とする。
【0036】
上記発明に於ては、略1V以下の電源電圧を用いて小振幅信号を出力することが出来る。
請求項22の発明に於ては、請求項21記載の半導体装置に於て、前記ハイレベルは前記第1の電位であり、前記ローレベルは前記第2の電位であることを特徴とする。
【0037】
上記発明に於ては、略1V以下の電源電圧を用いて、この電源電圧の電圧差に等しい小振幅信号を出力することが出来る。
請求項23の発明に於ては、請求項20記載の半導体装置に於て、前記出力回路の非出力時の出力インピーダンスは無限大であることを特徴とする。
【0038】
上記発明に於ては、トライステートのバスを介して、高速なデータ伝送を実現することが出来る。
請求項24の発明に於ては、請求項20記載の半導体装置に於て、前記出力回路は、各ゲートを入力とする直列に接続された2つのドライバトランジスタを含み、該2つのドライバトランジスタの間の接続点が前記線路に接続され、該2つのドライバトランジスタの一方をオンすることにより前記信号を出力することを特徴とする。
【0039】
上記発明に於ては、直列接続された2つのドライバトランジスタを用いて、出力回路を構成することが出来る。
請求項25の発明に於ては、請求項24記載の半導体装置に於て、前記2つのドライバトランジスタの各々のオン抵抗が、略Z0 /2であることを特徴とする。
【0040】
上記発明に於ては、ドライバトランジスタのオン抵抗を線路とインピーダンス整合させることによって、信号反射の影響を軽減することが出来る。
請求項26の発明に於ては、請求項24記載の半導体装置に於て、前記出力回路は、前記接続点と前記線路との間に挿入された挿入抵抗を更に含み、前記2つのドライバトランジスタの任意の一方のオン抵抗と該挿入抵抗との和が略Z0 /2であることを特徴とする。
【0041】
上記発明に於ては、ドライバトランジスタのオン抵抗と挿入抵抗との和が線路とインピーダンス整合するように構成することによって、ドライバトランジスタのオン抵抗を所望の値に製造しなくても、挿入抵抗の値を調整することによって信号反射の影響を軽減することが出来る。
【0042】
請求項27の発明に於ては、請求項20記載の半導体装置に於て、前記出力回路は前記信号を出力するドライバトランジスタを含み、該ドライバトランジスタのオン抵抗が前記出力抵抗であることを特徴とする。
上記発明に於ては、ドライバトランジスタのオン抵抗と線路とをインピーダンス整合させることによって、信号反射の影響を軽減することが出来る。
【0043】
請求項28の発明に於ては、請求項27記載の半導体装置に於て、前記ドライバトランジスタのゲートに制御電圧を供給する駆動回路を更に含み、該駆動回路は該制御電圧を調整することによって前記オン抵抗を制御することを特徴とする。
【0044】
上記発明に於ては、ドライバトランジスタのゲート入力電圧を調整することによって、所望のオン抵抗を実現することが出来る。
請求項29の発明に於ては、請求項20記載の半導体装置に於て、前記出力回路は前記信号を出力する並列に接続された複数のドライバトランジスタを含み、該複数のドライバトランジスタの並列オン抵抗が前記出力抵抗であることを特徴とする。
【0045】
上記発明に於ては、並列接続されたドライバトランジスタの並列オン抵抗を線路とインピーダンス整合させることによって、信号反射の影響を軽減することが出来る。
請求項30の発明に於ては、請求項29記載の半導体装置に於て、前記複数のドライバトランジスタのゲートに電圧を供給する駆動回路を更に含み、該駆動回路は該複数のドライバトランジスタの駆動数を調整することによって前記オン抵抗を制御することを特徴とする。
【0046】
上記発明に於ては、駆動するドライバトランジスタの数を調整することによって、実効的にゲート幅を調整することが可能となり、インピーダンス整合を達成することが出来る。
請求項31の発明に於ては、請求項21記載の半導体装置に於て、前記内部回路には前記第1の電位より高い第3の電位と、前記第2の電位より低い第4の電位とが電源電圧として供給されることを特徴とする。
【0047】
上記発明に於ては、内部回路は高い電源電圧で駆動しながら出力回路を小振幅信号出力用の電源電圧で駆動することによって、従来の内部回路を使用しながら高速なデータ伝送を実現することが出来る。
請求項32の発明に於ては、請求項31記載の半導体装置に於て、前記第1の電位と前記第2の電位との電位差は、前記第3の電位と前記第4の電位との電位差の略1/3以下であることを特徴とする。
【0048】
上記発明に於ては、内部回路は高い電源電圧で駆動しながら出力回路を小振幅信号出力用の電源電圧で駆動することによって、従来の内部回路を使用しながら高速なデータ伝送を実現することが出来る。
請求項33の発明に於ては、信号反射防止用抵抗を有さない線路を介した信号伝送システムは、特性インピーダンスZ0 を有する線路と、略Z0 /2の出力抵抗を有し、第1の電位と該第1の電位より低い第2の電位のいずれかである信号を該線路に出力する出力回路と、該第1の電位より高い第3の電位と該第2の電位より低い第4の電位とを電源電圧とし、該出力回路を介して該信号を該線路に出力する内部回路を含むことを特徴とする。
【0049】
上記発明に於ては、小振幅信号を線路を介して伝送すると共に、出力回路と線路との間でインピーダンス整合がとれているので、線路終端で反射した信号は出力回路と線路との間で更に反射することなく吸収される。従って、小振幅信号を用いた高速なデータ伝送を実現することが出来る。
【0050】
請求項34の発明に於ては、信号反射防止用抵抗を有さない特性インピーダンスZ0 の線路に信号を出力する半導体装置は、略Z0 /2の出力抵抗を有し、第1の電位と該第1の電位より低い第2の電位のいずれかである信号を該線路に出力する出力回路と、該第1の電位より高い第3の電位と該第2の電位より低い第4の電位とを電源電圧とし、該出力回路を介して該信号を該線路に出力する内部回路を含むことを特徴とする。
【0051】
上記発明に於ては、小振幅信号を線路を介して伝送すると共に、出力回路と線路との間でインピーダンス整合がとれているので、線路終端で反射した信号は出力回路と線路との間で更に反射することなく吸収される。従って、小振幅信号を用いた高速なデータ伝送を実現することが出来る。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の原理と実施例を添付の図面を用いて説明する。
図1は本発明の原理によるデータ伝送システムの一例を示す図である。
図1のデータ伝送システムは、特性インピーダンスZ0 のバス10、ドライバデバイス11、及びバス10に接続される複数(図では4個)のレシーバデバイス20−1乃至20−4を含む。ドライバデバイス11は例えばメモリコントローラ等を想定すればよく、レシーバデバイス20−1乃至20−4は例えばメモリ等を想定すればよい。
【0053】
ドライバデバイス11は、出力回路12、出力駆動回路13、入力回路14、及びコア回路(内部回路)15を含む。コア回路15は、例えばメモリコントローラであればメモリ制御用の回路である。出力回路12は、ドライバトランジスタ16及び17を含む。出力回路12のドライバトランジスタは、図1に示されるようにNMOSとNMOSの対でもよいが、PMOSとNMOSの対、或いはPMOSとPMOSの対であってもよい。但し、出力回路12のドライバトランジスタ16及び17は、各々RONのオン抵抗(出力抵抗)を有する。また出力回路12を駆動する電源電圧VDDQ 及びVSSQ は約1V以下の電位差を有する。従って出力回路12が送出する信号は振幅が約1V以下の小振幅信号であり、バス10を介しての高速なデータ伝送が可能になる。
【0054】
ここでドライバトランジスタ16及び17のオン抵抗RONは、RON≒Z0 /2であるように設定される。このようにオン抵抗RONを設定すれば、ドライバデバイス11からバス10に送出される信号のノードN0に於ける反射を防ぐことが出来る。何故ならば、バス10の特性インピーダンスはZ0 であるので、ドライバデバイス11から見た場合にノードN0の両方向に延在するバス10の特性インピーダンスはZ0 /2となり、ドライバデバイス11とバス10との間でインピーダンス整合がとられるからである。
【0055】
なおオン抵抗RONは略Z0 /2であればよいが、その取りうる範囲は比較的広く、略Z0 /4からZ0 の範囲内であれば、所望の反射防止効果を得ることが出来る。
図1のデータ伝送システムに於ては、ドライバデバイス11は、バス10の総延長の中間点付近に配置されることが好ましい。この場合、ドライバデバイス11がバス10に信号を送出すると、バス10の終端T1及びT2で反射された信号が略同時にノードN0に返ってくる。従って実効的に、特性インピーダンスZ0 /2の線路から抵抗RONの線路に信号が伝播することになり、インピーダンス整合によってノードN0に於ける反射が抑さえられる。この場合、終端T1及びT2で反射された信号は、ノードN0の点で吸収されて消滅することになる。
【0056】
ドライバデバイス11の位置が、バス10の総延長の中間点から遠ざかるに従って、バス10の終端T1及びT2で反射された信号がノードN0に到達する時間に差が生じることになる。ここで全く異なるタイミングで、両反射信号がノードN0に到達するとする。この場合、例えば終端T1で反射した信号にとっては、ノードN0は、ドライバデバイス11への線路と図面右側に延在するバス10との分岐点となる。即ち、抵抗RONの線路と特性インピーダンスZ0 の線路が先に延びる分岐点に到達することになり、この反射信号に対してはインピーダンス整合がとれていないことになる。従って、ドライバデバイス11の位置がバス10の総延長の中間点から遠ざかるに従って、終端T1及びT2で反射された信号が更にノードN0で反射される割合が大きくなる。
【0057】
また図1のデータ伝送システムに於ては、ドライバデバイス10への分岐点であるノードN0を中心として、各レシーバデバイス20−1乃至20−4への分岐点であるノードN1乃至N4が、対称的に配置されていることが望ましい。これは、ノードN1乃至N4に於ても信号の反射が起こるからである。ノードN1乃至N4がノードN0を中心として対称的に配置されていれば、ノードN2及びN3での反射信号は同時にノードN0に到達し、またノードN1及びN4での反射信号は同時にノードN0に到達することになる。従って、ノードN1乃至N4に於て信号が反射されても、インピーダンス整合によりノードN0に於ける更なる反射が抑さえられる。結果として、ノードN1乃至N4からの反射信号はノードN0に於て吸収される。
【0058】
出力駆動回路13は、コア回路15からの信号に基づいて、出力回路12のドライバトランジスタ16及び17のゲート入力に制御電圧を供給し、出力回路12に信号を出力させる。図1に示されるようにドライバトランジスタ16及び17が共にNMOSトランジスタである場合、NMOSトランジスタ16と17のゲート入力は、信号出力時に一方がハイレベルなら他方がローレベルである相補信号である。出力駆動回路13は、例えばインバータを用いてコア回路15からの信号の反転信号をつくり、コア回路15からの信号とその反転信号とを出力回路12に供給すればよい。この出力駆動回路13の構成については、容易であり公知の技術の範囲内であるので説明を省略する。なおトライステートの信号伝送に於て出力インピーダンスを無限大にする際には、NMOSトランジスタ16と17のゲート入力は両方ローに設定される。
【0059】
ドライバデバイス11の入力回路14は、参照基準電圧VREF と入力信号とを比較して増幅する入力回路14によって入力信号を検出し、それをコア回路15に供給する。入力回路14は、一般の差動型増幅回路を用いればよく、公知の技術の範囲内であるので説明を省略する。
【0060】
図1の出力駆動回路13及びコア回路15は、信号出力用の電源電圧VDDQ 及びVSSQ とは別個の内部電源電圧VDD及びVSSを用いて駆動されてよい。即ち、本発明に於ては出力信号のみを小振幅信号とするが、内部回路に於ては従来と同様の電源電圧レベルで駆動することが出来る。また出力電源電圧VDDQ 及びVSSQ よりも電圧差の大きい内部電源電圧VDD及びVSSを用いれば、ドライバトランジスタ16及び17のオン抵抗RONを調整しやすいという利点がある。
【0061】
一般にバス10の特性インピーダンスは25Ω程度であるので、オン抵抗RONは12.5Ω程度に設定される必要がある。オン抵抗RONを調整するためには、ゲート入力に印加される電圧を調整するか、或いはドライバトランジスタ16及び17のゲート幅を調整することが考えられる。仮にゲート入力電圧を出力電源電圧VDDQ 及びVSSQ であるとすると、要求されるオン抵抗RONを実現するためにはドライバトランジスタ16及び17のゲート幅をかなり大きく製造する必要があり、チップ内の面積等を考えると好ましくない。しかしゲート入力電圧としてより電位差の大きい内部電源電圧VDD及びVSSを用いれば、ドライバトランジスタ16及び17のオン抵抗RONを小さくすることが出来る。
【0062】
例えば、内部電源電圧(VDD、VSS)が(3V、0V)であるとし、出力電源電圧(VDDQ 、VSSQ )が(1V、0V)であるとする。この時、出力信号をローレベルにするためにはNMOSトランジスタ16のゲート入力に0Vが印加され、NMOSトランジスタ17のゲート入力には3Vが印加される。従ってNMOSトランジスタ17のゲート・ソース間電圧は3Vとなり、充分に低いオン抵抗RONを提供することが出来る。仮にNMOSトランジスタ17のゲート入力を1Vとすると、上述のように、ゲート幅の広いNMOSトランジスタ17を用いる必要性が生じるので好ましくない。なお出力信号をハイレベルにする際も同様である。
【0063】
図2(A)及び(B)は各々、ドライバトランジスタ16及び17としてPMOS及びNMOSを用いた場合、及びPMOS及びPMOSを用いた場合を示す図である。図2(A)のようにドライバトランジスタ16及び17としてPMOS及びNMOSを用いた場合には、出力駆動回路13Aは相補信号ではなく同一の信号を、ドライバトランジスタ16及び17のゲート入力として信号出力時に供給することになる。また図2(B)のようにドライバトランジスタ16及び17としてPMOS及びPMOSを用いた場合には、出力駆動回路13Bは図1の場合と逆相の相補信号を、ドライバトランジスタ16及び17のゲート入力として信号出力時に供給することになる。
【0064】
図3は、ドライバトランジスタ16及び17としてNMOS及びNMOSを用いた場合、PMOS及びNMOSを用いた場合、及びPMOS及びPMOSを用いた場合の出力電源電圧VDDQ 及びVSSQ と内部電源電圧VDD及びVSSとの関係を示す図である。
【0065】
NMOS及びNMOSを用いた場合には、前述の説明から分かるように、オン抵抗RONを小さく設定するために、出力電源電圧VDDQ 及びVSSQ よりもなるべく高い電圧をドライバトランジスタ16及び17を導通するためのゲート入力として印加する必要がある。従って図3に示されるように、出力電源電圧(VDDQ 、VSSQ )の範囲は、内部電源電圧(VDD、VSS)の範囲の中でなるべく低い電位の方に設定されることが望ましい。例えば、内部電源電圧(VDD、VSS)が(3V、0V)の場合、出力電源電圧(VDDQ 、VSSQ )はなるべく0Vに近い電位であり例えば(1V、0V)程度に設定されることが望ましい。
【0066】
PMOS及びNMOSを用いた場合には、オン抵抗RONを小さく設定するために、出力電源電圧VDDQ 及びVSSQ よりもなるべく高い電圧をNMOSを導通するためのゲート入力として印加し、また出力電源電圧VDDQ 及びVSSQ よりもなるべく低い電圧をPMOSを導通させるためのゲート入力として印加必要がある。従って図3に示されるように、出力電源電圧(VDDQ 、VSSQ )の範囲は、内部電源電圧(VDD、VSS)の範囲の中で中間点付近の電位に設定されることが望ましい。例えば、内部電源電圧(VDD、VSS)が(3V、0V)の場合、出力電源電圧(VDDQ 、VSSQ )は例えば(2V、1V)程度に設定されることが望ましい。
【0067】
PMOS及びPMOSを用いた場合には、オン抵抗RONを小さく設定するために、出力電源電圧VDDQ 及びVSSQ よりもなるべく低い電圧をドライバトランジスタ16及び17を導通するためのゲート入力として印加する必要がある。従って図3に示されるように、出力電源電圧(VDDQ 、VSSQ )の範囲は、内部電源電圧(VDD、VSS)の範囲の中でなるべく高い電位の方に設定されることが望ましい。例えば、内部電源電圧(VDD、VSS)が(3V、0V)の場合、出力電源電圧(VDDQ 、VSSQ )はなるべく3Vに近い電位であり例えば(3V、2V)程度に設定されることが望ましい。
【0068】
充分に低いオン抵抗RONを実現するためには、ドライバトランジスタ16及び17のいずれの組合せにおいても、出力電源電圧(VDDQ 、VSSQ )の範囲は、内部電源電圧(VDD、VSS)の範囲の約1/3以下であることが望ましい。また適切な値にオン抵抗RONを調整するために、出力駆動回路13、13A、或いは13Bは、内部電源電圧VDD及びVSSを基にしてドライバトランジスタ16及び17にゲート電圧を供給する際に、このゲート電圧を調整可能であることが望ましい。
【0069】
図1に於ては、前述のようにドライバデバイス11は、バス10の総延長の中間点付近に配置されることが好ましい。しかしバス10に接続されたレシーバデバイス20−1乃至20−4も状況によっては信号を出力するドライバデバイスとして動作するので、このような制限は好ましくない。そこでこの制限を無くすための構成として、バス10をループ状にすることが考えられる。
【0070】
図4は、バスをループ状にした場合の本発明の原理によるデータ伝送システムの一例を示す図である。図4に於ては、特性インピーダンスZ0 を有するバス10Aがループ状に構成され、このバス10Aにドライバデバイス11及びレシーバデバイス20−1乃至20−9が接続されている。またバス10Aからドライバデバイス11及びレシーバデバイス20−1乃至20−9への分岐点であるノードNは、各ノード間の距離lが等しいように配置される。
【0071】
このようにバス10Aがループ状に構成されているので、バス終端に於ける信号の反射は存在しない。しかしながらドライバデバイス11から送出された信号は、バス10Aに入った時点で2方向に分れて伝播し、バス10Aを右回りに一周してドライバデバイス11に戻ってくると共に、バスを左回りに一周してドライバデバイス11に戻ってくる。この右回りに戻る信号と左回りに戻る信号は、ドライバデバイス11のノードNに同時に到達するので、図1の場合と同様にインピーダンス整合により反射が抑さえられ吸収される。
【0072】
バス10Aがループ状に構成されているので、ドライバデバイス11がバス10A上のどの位置に配置されても、戻ってきた信号はインピーダンス整合により無反射吸収される。
またノードNが等間隔で配置されているので、ドライバデバイス11がバス10A上のどの位置に配置されても、任意のノードNで反射された信号は、バス10A上の逆方向にある対応する位置のノードNからの反射信号と、ドライバデバイス11のノードNに同時に到達する。従って各ノードNで反射された信号はインピーダンス整合により無反射吸収される。
【0073】
図5乃至図8は、一定周期でハイレベルとローレベルを繰り返す信号を出力したシミュレーションに於けるシミュレーション条件及びシミュレーション結果を示す。
図5(A)は、バス総延長の中心に位置されたドライバから、レシーバが等間隔で配置されたバスに信号を出力した場合のシミュレーション条件を示す。出力信号は5ns周期でハイレベルとローレベルを繰り返す200MHzの信号であり、8つのレシーバが10mm間隔で配置された5mm長のスタブに接続される。信号波形観測点はスタブ終端であるS1乃至S5である。この場合の各観測点におけるシミュレーション波形を図6に示す。
【0074】
図5(B)は、バス総延長の中心に位置されたドライバから、レシーバがランダムな間隔で配置されたバスに信号を出力した場合のシミュレーション条件を示す。出力信号は5ns周期でハイレベルとローレベルを繰り返す200MHzの信号であり、8つのレシーバがランダムな間隔で配置された5mm長のスタブに接続される。信号波形観測点はスタブ終端であるS1乃至S9である。この場合の各観測点におけるシミュレーション波形を図7に示す。
【0075】
図5(C)は、バス終端に位置されたドライバから、レシーバが等間隔で配置されたバスに信号を出力した場合のシミュレーション条件を示す。出力信号は5ns周期でハイレベルとローレベルを繰り返す200MHzの信号であり、8つのレシーバが10mm間隔で配置された5mm長のスタブに接続される。信号波形観測点はスタブ終端であるS1乃至S4である。この場合の各観測点におけるシミュレーション波形を図8に示す。
【0076】
図6及び図7を比較すれば分かるように、レシーバのスタブ間隔が一定である場合のほうが、ランダムな間隔の場合よりも波形の歪みが小さいことが分かる。特に図7に示されるように、ランダム間隔の場合には、波形の最大電圧及び最小電圧に大きな変動が見られる。
【0077】
また図6及び図8を比較すれば分かるように、ドライバ位置がバス総延長の中心点にある場合のほうが、バス終端に位置される場合よりも波形の歪みが小さいことが分かる。
以上のシミュレーション結果からも、本発明に於ては、バス10の総延長の中心点付近にドライバデバイス11を位置させること、及びバス10上のノードN1乃至N4をドライバデバイス11に対して対称に配置(等間隔は対称配置の特別な場合である)することが、バス10の終端及びノードN1乃至N4に於ける信号反射の影響を抑圧するうえで効果的なことが分かる。なおバスを図4のバス10Aのようにループ状の構成とすれば、信号波形に歪みの少ない図6と同一の結果が得られる。
【0078】
以下に本発明の実施例を添付の図面を用いて説明する。
図9は、本発明によるデータ伝送システムの第1の実施例を示す。図9のデータ伝送システムは、メモリコントローラ30、複数のメモリ31−1乃至31−8、バス33を含む。メモリコントローラ30は、入出力回路61及びコア回路62を含む。またメモリ31−1乃至31−8の各々は、入出力回路63及びコア回路64を含む。メモリコントローラ30の入出力回路61及びメモリ31−1乃至31−8の入出力回路63は、図1或いは図2(A)或いは(B)に示されるような出力回路を含み、出力回路のドライバトランジスタのオン抵抗はバス33とインピーダンス整合がとられている。
【0079】
バス33上に於て、メモリ31−1乃至31−4は1cm間隔で配置され、またメモリ31−5乃至メモリ31−8も1cm間隔で配置される。メモリコントローラ30及びメモリ31−4のバス33上の間隔は4cmであり、またメモリコントローラ30及びメモリ31−5のバス33上の間隔も4cmである。これは、メモリコントローラ30の物理的サイズがメモリ31−1乃至31−8と比較すると大きいために、メモリコントローラ30とメモリ31−4或いは31−5の間隔をメモリ間の間隔1cmと同程度にはとれないためである。
【0080】
図9に於ては、メモリコントローラ30はバス33の総延長の中心点に配置され、各メモリ31−1乃至31−8が等間隔でバス33に接続されている。従って、メモリコントローラ30から信号を出力した場合に、バス33の終端に於ける信号反射及び各メモリへの分岐点に於ける信号反射の影響が最小限に抑さえられる。
【0081】
図10は、本発明によるデータ伝送システムの第2の実施例を示す。図10に於て図9と同一の構成要素は同一の符号で参照され、その説明は省略される。
図10のデータ伝送システムは、メモリコントローラ40、複数のメモリ31−1乃至31−8、ループ状のバス34及び35を含む。メモリコントローラ40は、入出力回路61及びコア回路62のペアを含む。
【0082】
バス34上に於て、メモリ31−1乃至31−4は1cm間隔で配置され、またバス35上に於ては、メモリ31−5乃至メモリ31−8が1cm間隔で配置される。バス34の折り返し点付近をメモリコントローラ40に接続するよう配置すれば、メモリコントローラ40の物理的なサイズが大きくても、図10に示されるようにバス34上のメモリ31−1乃至31−4は1cmの等間隔で配置することが出来る。同様に、バス35の折り返し点付近をメモリコントローラ40に接続するよう配置すれば、バス35上のメモリ31−5乃至31−8は1cmの等間隔で配置することが出来る。
【0083】
また図10のようにバスをバス34及び35の2つのループに分割してデータ伝送システムを構成すると、メモリ31−1乃至31−8に於て受信される信号のスキュー(受信タイミングのずれ)を小さくすることが出来る。仮に分割せずに長いバスループを構成すると、メモリコントローラ40から出力された信号がバスを左回りに回ってあるメモリに到達する時間と、バスを右回りに回ってそのメモリに到達する時間とに大きな差が生じて、受信波形の歪みが大きくなる。図10のようにバス34及び35の各ループに分割すれば、この受信信号の時間差が小さくなり、スキューを小さくすることが出来る。
【0084】
以上のように図10に於ては、バス34及びバス35はループ状に構成され、各メモリ31−1乃至31−8が等間隔でバス34及び35上に接続されている。従って、メモリコントローラ40から信号を出力した場合に、信号反射の影響が最小限に抑さえられる。
【0085】
図11は、本発明によるデータ伝送システムの第3の実施例を示す。図11に於て図10と同一の構成要素は同一の符号で参照され、その説明は省略される。図11のデータ伝送システムは、図10のデータ伝送システムに於てメモリ31−1乃至31−8が、メモリモジュール41−1乃至41−8で置き換えられていること以外は同一である。
【0086】
メモリモジュール41−1乃至41−8は、n個のメモリ42−1乃至42−nと、データ転送バッファ43と、データ転送用コア回路44と、データ転送バッファ45と、内部バス46を含む。バス34或いは35とメモリ42−1乃至42−nとの間のデータ転送は、データ転送バッファ43、データ転送用コア回路44、データ転送バッファ45、及び内部バス46を介して行われる。メモリモジュール41−1乃至41−8は、データ転送バッファ45が図1或いは図2に示される様な出力回路を含む以外は商業的に入手可能なものと同一であるので、その詳細な説明を省略する。
【0087】
図11に示されるように、本発明によるデータ伝送システムは、メモリモジュール41−1乃至41−8等を用いたモジュール構成にも適用可能なものであり、階層的なメモリシステムの一部として使用することが出来る。
図12は、本発明によるデータ伝送システムの第4の実施例を示す。図12に於て図11と同一の構成要素は同一の符号で参照され、その説明は省略される。図12のデータ伝送システムは、図11のデータ伝送システムに於てメモリモジュール41−1乃至41−8が、メモリモジュール51−1乃至51−8で置き換えられていること以外は同一である。
【0088】
メモリモジュール51−1乃至51−8は、n個のメモリ52−1乃至52−nと、データ転送バッファ53と、データ転送用コア回路54と、データ転送バッファ55と、ループ状の内部バス56を含む。バス34或いは35とメモリ52−1乃至52−nとの間のデータ転送は、データ転送バッファ53、データ転送用コア回路54、データ転送バッファ55、及び内部バス56を介して行われる。メモリモジュール51−1乃至51−8は、内部バス構造をループ状にして、データ転送バッファ53及び55に本発明の出力回路を用いた以外は、商業的に入手可能なものと同一である。従って、その詳細な説明は省略する。
【0089】
図12に示されるように、本発明によるループ状のバス構造を備えたデータ伝送システムは、メモリモジュール51−1乃至51−8の内部バス56にも適用可能である。これにより、本発明によるデータ伝送システムを全面的に用いた階層的なメモリシステムを構築することが出来る。
【0090】
図13(A)及び(B)は、図9に示された第1の実施例の変形例を示す。前述のように図9の第1の実施例に於ては、メモリコントローラ30の物理的サイズが大きいために、メモリコントローラ30に最も近いメモリ31−4及び31−5とメモリコントローラ30とのバス33上の距離を比較的大きく(4cm)しなければならなかった。
【0091】
図13(A)に於ては、バス33を2つに折り返して、折り返し点にメモリコントローラ30を接続するように構成する。このような構成とすれば、メモリコントローラ30の物理的サイズに影響されずに、各メモリ31−1乃至31−8の間隔を例えば1cmとすることができる。
【0092】
また図13(B)に於ては、バス33を2つのバス33A及び33Bに分割し、更にバス33A及び33Bの各々を2つに折り返して、折り返し点に2つの入出力端子を有するメモリコントローラ30Aを接続するように構成する。このような構成とすれば、メモリコントローラ30の物理的サイズに影響されずに、各メモリ31−1乃至31−8の間隔を例えば1cmとすることができる。更に、バス33をバス33A及び33Bに分割して各バスの長さを短くしているので、バス終端からの反射信号の影響による受信端のスキューを小さくすることが出来る。これは図10の第2の実施例でループ状のバスを分割することによってスキューを小さくしたのと同一の効果である。即ち、バスの形状が線状であっても或いはループ状であっても、バスを分割して長さを短くすれば受信端に於けるスキューを軽減することが出来るので好ましい。
【0093】
図14は、図1に示された出力回路12及び出力駆動回路13の変形例を示す。図1の出力駆動回路13は、ドライバトランジスタ16及び17のゲート入力に適当な電圧の信号を供給することによって、所定のオン抵抗RONを実現するものであるが、図14の構成に於ては、並列接続されたドライバトランジスタの駆動数を制御することによって、所望のオン抵抗RONを実現する。
【0094】
図14に示されるように、出力回路12Aは、NMOSトランジスタであるドライバトランジスタ16−1及び17−1、16−2及び17−2、・・・、16−n及び17−nを含む。ドライバトランジスタ16−1及び17−1のペア、16−2及び17−2のペア、・・・、16−n及び17−nのペアは、出力が並列接続される。各ドライバトランジスタのゲート入力には、出力駆動回路13Cからの信号が供給される。
【0095】
出力駆動回路13Cは、コア回路からの信号を受け取り、これに応じて出力回路12Aに出力信号を出力させる。また出力駆動回路13Cは、制御信号を受け取り、これに応じて駆動するドライバトランジスタの数を調整する。即ち、出力回路12Aのオン抵抗を小さくしたいのであれば、駆動するドライバトランジスタの数を増やし、出力回路12Aのオン抵抗を大きくしたいのであれば、駆動するドライバトランジスタの数を減らす。このように並列接続されたドライバトランジスタの駆動数を調整することによって、実効的にドライバトランジスタのゲート幅を調整することが可能となり、望ましいオン抵抗値を実現することが出来る。
【0096】
出力駆動回路13Cは、アンド回路、オア回路、及びインバータ等を用いて、コア回路からの信号と制御信号との論理演算を行い、駆動するドライバトランジスタにゲート入力を供給すればよい。これは公知の技術の範囲内であって単純な論理回路で実現できるので、出力駆動回路13Cの詳細な回路構成については省略する。
【0097】
図15は、図1の出力回路12の変形例を示す。図1の出力回路12に於ては、ドライバトランジスタ16及び17が、Z0 /2に略等しいオン抵抗RONを有するとしたが、出力部分に抵抗を挿入してインピーダンス整合を実現してもよい。
【0098】
図15の出力回路12Bは、ドライバトランジスタ16A及び17Aと、出力部分に挿入された抵抗RINSERTを含む。ドライバトランジスタ16A及び17Aはオン抵抗RON- を有する。ここで(RINSERT+RON- )が略Z0 /2になるように、抵抗RINSERTの抵抗値が選択される。このような構成としても、図1の構成と同様に、出力回路12Bとバス10との間でインピーダンス整合がとられるので、出力回路12Bとバス10との間での信号反射を抑圧することが出来る。
【0099】
このようなインピーダンス整合用の抵抗を挿入することは、図1の構成だけでなく、前述の全ての構成例に対して適用出来ることは言うまでもない。
本発明は特定の例に基づいて説明されたが、それらの例に限定されることなく、特許請求の範囲内で様々な変更及び修正を行うことが可能である。
【0100】
【発明の効果】
請求項1の発明に於ては、小振幅信号を線路を介して伝送すると共に、出力回路と線路との間でインピーダンス整合がとれているので、線路終端で反射した信号は出力回路と線路との間で更に反射することなく吸収される。従って、小振幅信号を用いた高速なデータ伝送を実現することが出来る。
【0101】
請求項2の発明に於ては、略1V以下の電源電圧を用いて小振幅信号を出力することが出来る。
請求項3の発明に於ては、略1V以下の電源電圧を用いて、この電源電圧の電圧差に等しい小振幅信号を出力することが出来る。
【0102】
請求項4の発明に於ては、トライステートのバスを介して、高速なデータ伝送を実現することが出来る。
請求項5の発明に於ては、直列接続された2つのドライバトランジスタを用いて、出力回路を構成することが出来る。
【0103】
請求項6の発明に於ては、ドライバトランジスタのオン抵抗を線路とインピーダンス整合させることによって、信号反射の影響を軽減することが出来る。
請求項7の発明に於ては、ドライバトランジスタのオン抵抗と挿入抵抗との和が線路とインピーダンス整合するように構成することによって、ドライバトランジスタのオン抵抗を所望の値に製造しなくても、挿入抵抗の値を調整することによって信号反射の影響を軽減することが出来る。
【0104】
請求項8の発明に於ては、ドライバトランジスタのオン抵抗と線路とをインピーダンス整合させることによって、信号反射の影響を軽減することが出来る。
請求項9の発明に於ては、ドライバトランジスタのゲート入力電圧を調整することによって、所望のオン抵抗を実現することが出来る。
【0105】
請求項10の発明に於ては、並列接続されたドライバトランジスタの並列オン抵抗を線路とインピーダンス整合させることによって、信号反射の影響を軽減することが出来る。
請求項11の発明に於ては、駆動するドライバトランジスタの数を調整することによって、実効的にゲート幅を調整することが可能となり、インピーダンス整合を達成することが出来る。
【0106】
請求項12の発明に於ては、内部回路は高い電源電圧で駆動しながら出力回路を小振幅信号出力用の電源電圧で駆動することによって、従来の内部回路を使用しながら高速なデータ伝送を実現することが出来る。
請求項13の発明に於ては、内部回路は高い電源電圧で駆動しながら出力回路を小振幅信号出力用の電源電圧で駆動することによって、従来の内部回路を使用しながら高速なデータ伝送を実現することが出来る。
【0107】
請求項14の発明に於ては、出力回路が線路の中心点付近に位置されるので、線路の両終端から反射された信号が出力回路に略同時に戻ってくることになり、反射信号の影響を最小限に抑圧することが出来る。
請求項15の発明に於ては、複数の受信回路が出力回路を中心として対称に配置されるので、線路から受信回路への分岐点で反射された信号が、対称の位置にある分岐点から略同時に出力回路に戻ってくる。従って、分岐点からの反射信号の影響を最小限に抑圧することが出来る。
【0108】
請求項16の発明に於ては、複数の受信回路及び出力回路が等間隔で配置されるので、線路から受信回路への分岐点で反射された信号が、対称の位置にある分岐点から略同時に出力回路に戻ってくる。従って、分岐点からの反射信号の影響を最小限に抑圧することが出来る。
【0109】
請求項17の発明に於ては、出力回路を備えた装置が物理的に大きなサイズであっても、受信回路との距離を短くすることが出来るので、線路の総延長を短縮することが可能となり、受信端における信号スキューを軽減することが出来る。請求項18の発明に於ては、線路がループ上に構成されているため線路終端に於ける反射がなく、更にループを周回して出力回路に信号が戻ってきても、必ず同一のタイミングで左周回の信号と右周回の信号とが戻ってくるので、出力回路と線路とのインピーダンス整合によって周回信号を吸収することが出来る。
【0110】
請求項19の発明に於ては、複数の受信回路及び出力回路が等間隔で配置されるので、線路から受信回路への分岐点で反射された信号が、対称の位置にある分岐点から略同時に出力回路に戻ってくる。従って、分岐点からの反射信号の影響を最小限に抑圧することが出来る。
【0111】
請求項20の発明に於ては、小振幅信号を線路を介して伝送すると共に、出力回路と線路との間でインピーダンス整合がとれているので、線路終端で反射した信号は出力回路と線路との間で更に反射することなく吸収される。従って、小振幅信号を用いた高速なデータ伝送を実現することが出来る。
【0112】
請求項21の発明に於ては、略1V以下の電源電圧を用いて小振幅信号を出力することが出来る。
請求項22の発明に於ては、略1V以下の電源電圧を用いて、この電源電圧の電圧差に等しい小振幅信号を出力することが出来る。
【0113】
請求項23の発明に於ては、トライステートのバスを介して、高速なデータ伝送を実現することが出来る。
請求項24の発明に於ては、直列接続された2つのドライバトランジスタを用いて、出力回路を構成することが出来る。
【0114】
請求項25の発明に於ては、ドライバトランジスタのオン抵抗を線路とインピーダンス整合させることによって、信号反射の影響を軽減することが出来る。
請求項26の発明に於ては、ドライバトランジスタのオン抵抗と挿入抵抗との和が線路とインピーダンス整合するように構成することによって、ドライバトランジスタのオン抵抗を所望の値に製造しなくても、挿入抵抗の値を調整することによって信号反射の影響を軽減することが出来る。
【0115】
請求項27の発明に於ては、ドライバトランジスタのオン抵抗と線路とをインピーダンス整合させることによって、信号反射の影響を軽減することが出来る。請求項28の発明に於ては、ドライバトランジスタのゲート入力電圧を調整することによって、所望のオン抵抗を実現することが出来る。
【0116】
請求項29の発明に於ては、並列接続されたドライバトランジスタの並列オン抵抗を線路とインピーダンス整合させることによって、信号反射の影響を軽減することが出来る。
請求項30の発明に於ては、駆動するドライバトランジスタの数を調整することによって、実効的にゲート幅を調整することが可能となり、インピーダンス整合を達成することが出来る。
【0117】
請求項31の発明に於ては、内部回路は高い電源電圧で駆動しながら出力回路を小振幅信号出力用の電源電圧で駆動することによって、従来の内部回路を使用しながら高速なデータ伝送を実現することが出来る。
請求項32の発明に於ては、内部回路は高い電源電圧で駆動しながら出力回路を小振幅信号出力用の電源電圧で駆動することによって、従来の内部回路を使用しながら高速なデータ伝送を実現することが出来る。
【0118】
請求項33及び請求項34の発明に於ては、小振幅信号を線路を介して伝送すると共に、出力回路と線路との間でインピーダンス整合がとれているので、線路終端で反射した信号は出力回路と線路との間で更に反射することなく吸収される。従って、小振幅信号を用いた高速なデータ伝送を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理によるデータ伝送システムの構成を示す図である。
【図2】図1の出力回路の他の構成例を示す図である。
【図3】出力回路の電源電圧と駆動回路の電源電圧との関係を示す図である。
【図4】本発明の原理によるデータ伝送システムに於てバスがループ状に構成された例を示す図である。
【図5】本発明のデータ伝送システムに於ける信号伝播シミュレーションのシミュレーション条件を示す図である。
【図6】本発明のデータ伝送システムに於ける信号伝播シミュレーションの結果を示す図である。
【図7】本発明のデータ伝送システムに於ける信号伝播シミュレーションの結果を示す図である。
【図8】本発明のデータ伝送システムに於ける信号伝播シミュレーションの結果を示す図である。
【図9】本発明のデータ伝送システムの第1の実施例を示す図である。
【図10】本発明のデータ伝送システムの第2の実施例を示す図である。
【図11】本発明のデータ伝送システムの第3の実施例を示す図である。
【図12】本発明のデータ伝送システムの第4の実施例を示す図である。
【図13】本発明のデータ伝送システムの第1の実施例の変形例を示す図である。
【図14】図1の出力回路及び出力駆動回路の変形例を示す図である。
【図15】図1の出力回路の変形例を示す図である。
【図16】従来のデータ伝送システムの一例を示す図である。
【符号の説明】
10、10A バス
11 ドライバデバイス
12、12A、12B 出力回路
13、13A、13B、13C 出力駆動回路
14 入力回路
15 コア回路
16、16A ドライバトランジスタ
17、17A ドライバトランジスタ
20−1、20−2、20−3、20−4、20−5、20−6、20−7、20−8、20−9 レシーバデバイス
30、30A メモリコントローラ
31−1、31−2、31−3、31−4、31−5、31−6、31−7、31−8 メモリ
33、33A、33B、34、35 バス
40 メモリコントローラ
41−1、41−2、41−3、41−4、41−5、41−6、41−7、41−8 メモリモジュール
43 データ転送バッファ
44 データ転送用コア回路
45 データ転送バッファ
51−1、51−2、51−3、51−4、51−5、51−6、51−7、51−8 メモリモジュール
53 データ転送バッファ
54 データ転送用コア回路
55 データ転送バッファ
61、63 出力回路
62、64 コア回路 200 出力回路
201 バス
202 スタブ
Claims (30)
- 信号反射防止用抵抗を有さない線路を介した信号伝送システムであって、特性インピーダンスZ0 を有する線路と、略Z0 /2の出力抵抗を有し、ハイレベルとローレベルの電位差が略1V以下の信号を該線路に出力する出力回路を含み、該出力回路は入力をゲートに受け取る直列接続された2つのドライバトランジスタを含み、該2つのドライバトランジスタの接続点は該線路に接続され、該2つのドライバトランジスタは同一のオン抵抗を有し、該2つのドライバトランジスタの一方が導通することにより該信号を該線路に出力し、該ドライバトランジスタの該ゲートへの該入力は該ドライバトランジスタがオン状態又はオフ状態のときには一定であることを特徴とする信号伝送システム。
- 前記出力回路は第1の電位と該第1の電位より低い第2の電位とを電源電圧として供給され、該第1の電位と該第2の電位との電位差が略1V以下であることを特徴とする請求項1記載の信号伝送システム。
- 前記ハイレベルは前記第1の電位であり、前記ローレベルは前記第2の電位であることを特徴とする請求項2記載の信号伝送システム。
- 前記線路はトライステートのバスであり、前記出力回路の非出力時の出力インピーダンスは無限大であることを特徴とする請求項1記載の信号伝送システム。
- 前記2つのドライバトランジスタの各々のオン抵抗が略Z 0 /2であることを特徴とする請求項1記載の信号伝送システム。
- 前記出力回路は、前記接続点と前記線路との間に挿入された挿入抵抗を更に含み、前記2つのドライバトランジスタの任意の一方のオン抵抗と該挿入抵抗との和が略Z 0 /2であることを特徴とする請求項1記載の信号伝送システム。
- 前記ドライバトランジスタのゲートに制御電圧を供給する駆動回路を更に含み、該駆動回路は該制御電圧を調整することによって前記オン抵抗を制御することを特徴とする請求項1記載の信号伝送システム。
- 前記出力回路は該2つのドライバトランジスタに並列に接続された複数の更なるドライバトランジスタを含み、該2つのドライバトランジス タと該更なるドライバトランジスタの並列オン抵抗が前記出力抵抗であることを特徴とする請求項1記載の信号伝送システム。
- 前記複数のドライバトランジスタのゲートに電圧を供給する駆動回路を更に含み、該駆動回路は該複数のドライバトランジスタの駆動数を調整することによって前記オン抵抗を制御することを特徴とする請求項8記載の信号伝送システム。
- 前記出力回路を介して前記信号を前記線路に出力する内部回路を更に含み、該内部回路には前記第1の電位より高い第3の電位と、前記第2の電位より低い第4の電位とが電源電圧として供給されることを特徴とする請求項2記載の信号伝送システム。
- 前記第1の電位と前記第2の電位との電位差は、前記第3の電位と前記第4の電位との電位差の略1/3以下であることを特徴とする請求項10記載の信号伝送システム。
- 前記出力回路は前記線路の総延長の略中心点に接続されることを特徴とする請求項1記載の信号伝送システム。
- 前記線路に接続され前記信号を受信する複数の受信回路を更に含み、該複数の受信回路は、前記出力回路の前記線路への接続点を中心として、該線路上の実質的に対称な位置に配置されることを特徴とする請求項12記載の信号伝送システム。
- 前記複数の受信回路及び前記出力回路は前記線路上で実質的に等間隔に配置されることを特徴とする請求項13記載の信号伝送システム。
- 前記線路は2つに折り返され、前記出力回路は該線路の折り返し点に接続されることを特徴とする請求項13記載の信号伝送システム。
- 前記線路はループ状であることを特徴とする請求項1記載の信号伝送システム。
- 前記線路に接続され前記信号を受信する複数の受信回路を更に含み、該複数の受信回路及び前記出力回路は該線路上で実質的に等間隔に配置されることを特徴とする請求項16記載の信号伝送システム。
- 信号反射防止用抵抗を有さない特性インピーダンスZ 0 の 線路に信号を出力する半導体装置であって、略Z 0 /2の出力抵抗を有し、ハイレベルとローレベルの電位差が略1V以下の信号を該線路に出力する出力回路と該出力回路に該信号を出力させる内部回路を含み、該出力回路は入力をゲートに受け取る直列接続された2つのドライバトランジスタを含み、該2つのドライバトランジスタの接続点は該線路に接続され、該2つのドライバトランジスタは同一のオン抵抗を有し、該2つのドライバトランジスタの一方が導通することにより該信号を該線路に出力し、該ドライバトランジスタの該ゲートへの該入力は該ドライバトランジスタがオン状態又はオフ状態のときには一定であることを特徴とする半導体装置。
- 前記出力回路は第1の電位と該第1の電位より低い第2の電位とを電源電圧として供給され、該第1の電位と該第2の電位との電位差が略1V以下であることを特徴とする請求項18記載の半導体装置。
- 前記ハイレベルは前記第1の電位であり、前記ローレベルは前記第2の電位であることを特徴とする請求項19記載の半導体装置。
- 前記出力回路の非出力時の出力インピーダンスは無限大であることを特徴とする請求項18記載の半導体装置。
- 前記2つのドライバトランジスタの各々のオン抵抗が略Z 0 /2であることを特徴とする請求項18記載の半導体装置。
- 前記出力回路は、前記接続点と前記線路との間に挿入された挿入抵抗を更に含み、前記2つのドライバトランジスタの任意の一方のオン抵抗と該挿入抵抗との和が略Z 0 /2であることを特徴とする請求項18記載の半導体装置。
- 前記ドライバトランジスタのゲートに制御電圧を供給する駆動回路を更に含み、該駆動回路は該制御電圧を調整することによって前記オン抵抗を制御することを特徴とする請求項18記載の半導体装置。
- 前記出力回路は該2つのドライバトランジスタに並列に接続された複数の更なるドライバトランジスタを含み、該2つのドライバトランジスタと該更なるドライバトランジスタの並列オン抵抗が前記出力抵抗であることを特徴とする請求項18記載の半導体装置。
- 前記複数のドライバトランジスタのゲートに電圧を供給する駆動回路を更に含み、該駆動回路は該複数のドライバトランジスタの駆動数を調整することによって前記オン抵抗を制御することを特徴とする請求項25記載の半導体装置。
- 前記内部回路には前記第1の電位より高い第3の電位と、前記第2の電位より低い第4の電位とが電源電圧として供給されることを特徴とする請求項19記載の半導体装置。
- 前記第1の電位と前記第2の電位との電位差は、前記第3の電位と前記第4の電位との電位差の略1/3以下であることを特徴とする請求項27記載の半導体装置。
- 信号反射防止用抵抗を有さない線路を介した信号伝送システムであって、特性インピーダンスZ 0 を有する線路と、略Z 0 /2の出力抵抗を有し、第1の電位と該第1の電位より低い第2の電位のいずれかである信号を該線路に出力する出力回路と、該第1の電位より高い第3の電位と該第2の電位より低い第4の電位とを電源電圧とし、該出力回路を介して該信号を該線路に出力する内部回路を含み、該出力回路は入力をゲートに受け取る直列接続された2つのドライバトランジスタを含み、該2つのドライバトランジスタの接続点は該線路に接続され、該2つのドライバトランジスタは同一のオン抵抗を有し、該2つのドライバトランジスタの一方が導通することにより該信号を該線路に出力し、該ドライバトランジスタの該ゲートへの該入力は該ドライバトランジスタがオン状態又はオフ状態のときには一定であることを特徴とする信号伝送システム。
- 信号反射防止用抵抗を有さない特性インピーダンスZ 0 の線路に信号を出力する半導体装置であって、略Z 0 /2の出力抵抗を有し、第1の電位と該第1の電位より低い第2の電位のいずれかである信号を該線路に出力する出力回路と、該第1の電位より高い第3の電位と該第2の電位より低い第4の電位とを電源電圧とし、該出力回路を介して該信号を該線路に出力する内部回路を含み、該出力回路は入力をゲートに受け取る直列接続された2つのドライバトランジスタを含み、該2つのドライバトランジスタの接続点は該線路に接続され、該2つのドライバトランジスタは同一のオン抵抗を有し、該2つのドライバ トランジスタの一方が導通することにより該信号を該線路に出力し、該ドライバトランジスタの該ゲートへの該入力は該ドライバトランジスタがオン状態又はオフ状態のときには一定であることを特徴とする半導体装置。
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