JP3711309B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カードを使用して所定の取引を実行する自動取引装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
銀行等の金融機関においては、預貯金等の入出金処理に自動取引装置が広く使われている。この装置では、通帳の他、いわゆるキャッシュカードのようなカードを使用して現金の入出金や、振込カードと併用して口座から口座への金額の振込等が行われる。キャッシュカードや振込カードには所定の情報が書き込まれており、自動取引装置はこれらのカードを受け入れて必要な情報を読み取り、取引処理を実行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の装置では以下のような欠点があった。
すなわち、従来の自動取引装置にあっては、カード集積部に集積されたカードをカード排出口から1枚ずつ分離する場合、カード取込部が平面状に形成されているために最下端のカードのエンボス部分が2枚目のカードのデボス部分に一致してしまい、最下端のカードを分離しようとしてもエンボス部とデボス部が引っ掛り分離搬送が出来ないと言う問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明が講じた解決手段は、傾斜面を持つ床部と傾斜壁とで構成されたカード集積部に集積したカードを最下端のカードから順番にカード排出口へ分離搬送させることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態の自動取引装置は、例えば銀行等の金融機関に設置され、キャッシュカード等のIDカードを使用して現金の入出金や、振込カードと併用して口座から口座への金額の振込等を行うことができるものである。なお、各図面に共通する要素には同一の符号を付す。
【0006】
第1の実施の形態
図1は本発明に係る第1の実施の形態の自動取引装置の概略構成説明図である。
自動取引装置1はカード取扱装置25、レシート取扱装置28、及び両装置25、28の全体の動作を制御する制御部30を内臓している。自動取引装置1の媒体挿入排出口4は、カード挿入排出口1a及びレシート排出口1bが一体に形成されて設けてある。
【0007】
カード取扱装置25は第1搬送路7、第2搬送路21、及び第1搬送路7にあるカード10(IDカード10a,振込カード10b)を第2搬送路21へ受け渡すサブ搬送路20を有している。第1、第2搬送路7、21には、カードを搬送する一対の搬送ローラ40が設けてある。
【0008】
また、第1搬送路7のカード挿入排出口1a近傍にはセンサ41が設けられ、第2搬送路21の第1搬送路7との合流部近傍にはセンサ42が設けられている。
サブ搬送路20及び第2搬送路21とにより、退避路が形成される。
【0009】
また、カード取扱装置25には、第1搬送路7に沿って、カードリーダライタ2、振込カード印字部5、エンボスリーダ部6、振込カード発行部8、及びカード取込部14が備えられている。
【0010】
カードリーダライタ2は磁気ヘッド3を有しており、カード10上に設けた図示せぬ磁気ストライプに書き込まれたデータの読取及び新たなデータの書込みを行う。
【0011】
エンボスリーダ部6は、IDカード10a上に文字を浮き出して形成した図示せぬエンボス文字を光学的に読み取る。読み取られたエンボス文字は図示せぬ認識回路で認識され、認識結果は図示せぬジャーナルプリンタ部に送られる。
カードリーダライタ2、振込カード印字部5、及びエンボスリーダ部6によりカード処理部が構成される。
【0012】
振込カード発行部8は、新規に発行する振込カード10bを複数枚積層して収納している。振込カード10bの最上部には、重り9が乗せられ振込カード10bの全体に所定の重みが掛けられている。また、振込カード発行部8の下部には、振込カード10bを第1搬送路7へ繰出す繰出しローラ11が設けられている。
【0013】
カード取込部14の上方には、第1搬送路7からカード取込部14へカードを案内させるためのゲート17が設けられている。また、カード取込部14は、傾斜面を持つ床部19と傾斜壁18があり、第1搬送路7の最終端のローラ40までカードを搬送し、ゲート17を図示せぬプランジャマグネットの吸引によって一点鎖線の方向へ回動させたあと、モータ34を逆転させてカード10をカード取込部14へ取り込む。さらに、カード取込部14には、ガイド15及び繰出しローラ16を備えている。ガイド15は、矢印A,B方向に回動可能に設けられており通常は、矢印A方向で待機している。顧客が所定の取引終了後にカード10を取り忘れた場合、矢印B方向へ一時待避させてカード10を取込み集積させる。
【0014】
また、自動取引装置1には、搬送路を切り替えるゲート12、13、22が設けて有り、各々図示せぬプランジャマグネットの吸引により図に示す2点鎖線の位置に回動する。ゲート2212は、振込カード発行部8から振込カード10bが繰出される際矢印D方向に回動し、振込カード10bが繰出されると実線で示す位置に戻る。
【0015】
ゲート13は、矢印E方向に回動してカード10をサブ搬送路20に案内し、
ゲート22は、矢印F方向に回動して第2搬送路21から第1搬送路7へカード10を合流させる。
【0016】
ここで、本実施の形態の制御系について図2を加えて説明する。図2は、第1の実施の形態の自動取引装置の制御ブロック図である。
制御部30にはモータドライバ31、マグネットドライバ39、カードリーダライタ2、印字部5、エンボスリーダ部6、例えばタッチパネル等の顧客用の入力操作部32、係員操作用の取込カード返却スイッチ33、及びセンサ41、42が接続されている。モータドライバ31には、モータ34〜38が接続されている。
【0017】
モータ34は正逆方向に回転駆動されることにより、第1搬送路7に設けられた搬送ローラ40を正逆方向に回転させる。モータ35は正逆方向に回転駆動されることにより、第2搬送路21に設けられた搬送ローラ40を正逆方向に回転させる。モータ36は繰出しローラ11を矢印C方向に回転させる。モータ37は繰出しローラ16を矢印C方向に回転させる。モータ38はガイド15を矢印A,B方向に回動させる。
【0018】
マグネットドライバ39はプランジャマグネットを励磁して、ゲート12、13、22を各々矢印方向に回動させる。
【0019】
制御部30はセンサ41、42の出力の変化によりカード10の走行位置を判断する。
また制御部30は、通信回線を介してセンタ50の中央処理装置51と接続されている。センタ50の中央処理装置51にはファイル52が接続されている。ファイル52には、後述するオペレータの暗証番号、顧客データ、顧客の暗証番号等が登録されている。またファイル52には、カード取込部14に取り込まれたカード10(以下、取込カード10とする)のデータが記憶される。
【0020】
次に、本実施の形態の自動取引装置1での振込取引動作を説明する。先ず、IDカード10a,及び発行済みの振込カード10bを使用して口座から口座へ金額を振り込む場合について図3を加えて説明する。図3は第1の実施の形態のフローチャートである。
【0021】
顧客により自動取引装置1の入力操作部32から振込カード10bを使っての振込取引が選択されると、制御部30は顧客にIDカード10aの挿入を促す(ステップS1)。センサ41の出力変化によりIDカード10aの挿入を検出すると、制御部30はモータドライバ31を介してモータ34を正方向に回転し、IDカード10aを自動取引装置1内に吸入する。
【0022】
そして、顧客に対し暗証番号の入力を促し(ステップS2)、入力されるとカードリーダライタ2でIDカード10aの磁気ストライプを読み取り(ステップS3)、センタ50のファイル52と照合する(ステップS4)。照合結果が一致しなければステップS6に進み、回数がオーバしていなければ再び顧客に対し暗証番号の入力を促す(ステップS7)。
【0023】
照合結果が一致すると取引可能と判断し、IDカード10aはエンボスリーダ部6に送られ、エンボス文字が読み取られる(ステップS5)。
【0024】
IDカード10aの搬送方向後端がゲート13を通過したと判断すると、制御部30はモータ34を停止し、グネッマトドライバ39を駆動してプランジャマグネットを励磁し、ゲート13を矢印E方向に回動する(ステップS8)。そしてモータ34を逆回転し、モータ35を正回転する。
【0025】
これによりIDカード10aは、第1搬送路7からゲート13に案内されてサブ搬送路20を介して第2搬送路21へ送られる。センサ42の出力変化に基ずいて、IDカード10aの搬送方向先頭が第1搬送路7との合流部手前に位置したとき、モータ34、35を停止し、IDカード10aを保留する(ステップS9)。
【0026】
次に、制御部30は顧客に振込カード10bの挿入を促す(ステップS10)。センサ41の出力変化により振込カード10bの挿入が検出されると、モータ34を正回転して振込カード10bを吸入する。そして振込カード10bを搬送しながら、カードリーダライタ2で磁気ストライプを読み取る(ステップS11)。これにより、振込カード10bに書き込まれている口座番号へ、先に挿入されたIDカード10aの口座から指定された金額が振り込まれる。(ステップS12)。
【0027】
取引が終了すると、モータ34を逆回転して第1搬送路7にある振込カード10bを媒体挿入排出口4に向けて搬送し、媒体挿入排出口4から排出する(ステップS13)。顧客により振込カード10bが抜き取られ、センサ41の出力が変化すると、制御部30はグネッマトドライバ39を駆動してゲート22を矢印F方向に回動し(ステップS14)、モータ35を正回転して第2搬送路21にあるIDカード10aを第1搬送路7へ送る。第1搬送路7の搬送ローラ40は回転しているので、IDカード10aは、媒体挿入排出口4から排出される(ステップS15)。
【0028】
IDカード10aは媒体挿入排出口4の近傍に待機しており、従って、振込カード10bが抜き取られるとすぐにIDカード10aが排出されることになる。
【0029】
次に、振込取引後、振込カード10bを新規に発行する場合について、図4を加えて説明する。図4は第1の実施の形態のフローチャートである。
【0030】
顧客により入力操作部32から振込カード10bを使用しない振込取引が選択されると、制御部30は顧客にIDカード10aの挿入を促す(ステップS20)。この後のステップS21〜ステップS26に示す動作は、上述したステップS2〜ステップS7に示す動作と同様であるので説明は省略する。
【0031】
ステップS27で、顧客は振込取引に必要な事項として、振込先の口座番号や振込金額を入力操作部32から入力すると、振込が行われる(ステップS28)。
【0032】
取引が終了すると、制御部30は顧客に振込カード10bを新規発行するか否かを入力操作部32に表示し(ステップS29)、顧客が新規発行を選択すると、IDカード10aをさらに搬送してゲートを通過させる。そして、ゲートを矢印E方向に回動して(ステップS30)IDカード10aを第2搬送路21へ送り、上述と同様、IDカード10aを第1搬送路7との合流部手前に位置させ、保留する(ステップS31)。
【0033】
制御部30はゲート2212を矢印D方向に回動し(ステップS32)、繰出しローラ11を矢印C方向に回転させる。これにより、振込カード発行部8の最下部にある振込カード10bが繰り出され、第1搬送路7へ送られる(ステップS33)。
【0034】
制御部30はモータ34を逆回転させ、新規の振込カード10bを振込カード印字部5へ送る。振込カード印字部5では、振込カード10bに必要事項を印字する(ステップS34)。振込カード10bはさらにカードリーダライタ2に送られ、磁気ストライプにデータを書き込まれる(ステップS35)。
【0035】
そして、上述したステップS13〜ステップS15までの動作と同様に、媒体挿入排出口4から振込カード10bを排出し、顧客が振込カード10bを抜き取ると、続いてIDカード10aを排出する(ステップS36、37、38)。
【0036】
ところで、振込カード10bには複数の振込先を書き込むことが可能となっている。次に、発行済みの振込カード10bに新規の振込先を追加印字させる動作を同じく図4を用いて説明する。なお、IDカード10aを挿入してから振込取引が終了するまで(ステップS20〜ステップS29まで)の動作は上述した通りであるので説明は省略する。
【0037】
取引が終了すると制御部30は顧客に振込カード10bを新規発行するか否かを入力操作部32に表示し(ステップS29)、顧客が新規発行しないことを選択すると、つぎに追加印字するか否かを表示する(ステップS39)。
【0038】
顧客により追加印字が選択されると、IDカード10aをさらに搬送してゲートを通過させる。そして、ゲートを矢印E方向に回動し(ステップS40)、上述と同様に、IDカード10aを第2搬送路21へ送り、第1搬送路7との合流部手前に位置させ、保留する(ステップS41)。
【0039】
次に、顧客に振込カード10bの挿入を促し(ステップS42)、センサ41により振込カード10bの挿入が検出されると、モータ34を正回転して振込カード10bを搬送し、カードリーダライタ2で磁気ストライプを読み取り(ステップS43)、ステップS34に進む。
【0040】
この後の動作(ステップS34〜ステップS38まで)は上述した通りあるので説明は省略する。
【0041】
第1の実施の形態では、サブ搬送路20及び第2搬送路21を備えて、先行にて挿入されたIDカード10aによる取引が終了した際、 IDカード10aを第1搬送路7との合流部手前で待機させ、後続の振込カード10bによる取引実行後、両カード10a,10bを順次連続して排出しているので、顧客側でのカード10の取り忘れを解消できる。
【0042】
なお制御部30は、振込取引終了後、カード10が媒体挿入排出口4から一定時間取り除かれなかった場合、顧客が取り忘れたものと判断する。そして、モータ34を正回転して第1搬送路7の最終端の搬送ローラ40までカードを搬送し、ゲート17を図示せぬプランジャマグネットの吸引によって一点鎖線の方向へ回動させた後、モータ34を逆回転させ、さらにガイド15を矢印B方向へ退避させ、カード10をカード取込部14に取り込む。カード10を取り込んだ後は、モータ38を逆回転してガイド15を矢印A方向へ回動し元の位置に戻す。
【0043】
次にカード取込部14の取込カード10を排出する動作を図5を加えて説明する。図5は第1の実施の形態のフローチャートである。
【0044】
オペレータが、例えば自動取引装置1の後面等に設けた取込カード返却スイッチ33を入れると、制御部30は、現在取引実行中であればその取引終了後、自動取引装置1の全面上部に設けた図示せぬ状態表示部等に「取引中止」の表示を行い、次の顧客が取引を行えないようにすると共に、入力操作部32を用いてオペレータに対し暗証番号の入力要求を行う(ステップS50)。オペレータが暗証番号を入力すると、中央処理装置51は入力された暗証番号がファイル52に登録されているか照合し、照合結果が一致しなければステップS52に進み、回数がオーバしていなければ再びオペレータに対し暗証番号の入力を促す。
【0045】
照合結果が一致すると自動取引装置1は取込カードを排出するモードになる。制御部30は、ガイド15を矢印A方向に回動し(ステップS53)、繰出しローラ16を矢印C方向へ回転する。これにより、繰出しローラ16と当接する取込カード10が第2搬送路21へ1枚繰出される(ステップS53)。同時にモータ35が回転し取込カード10は第2搬送路21を搬送される(ステップS54)。
【0046】
センサ42により取込カード10が検出されると、制御部30はモータ34を正回転させると共に、ゲート22を矢印F方向へ回動(ステップS55)する。第2搬送路21を搬送される取込カード10は、ゲート22に案内されて第1搬送路7から挿入排出口4に送られ、排出される(ステップS56)。
【0047】
なお、カード取込部14での取込カード10の有無は、センタ50により予め確認されており、制御部30は、カード取込部14内の取込カード10が全て排出されるまで(ステップS57)、ステップS50からステップS56までの動作を繰り返す。
【0048】
オペレータへ排出された取込カード10は、後に顧客によりカード返却要求があった場合、オペレータの確認により顧客に返却されることになる。
【0049】
従来では、自動取引装置の種類によっては、例えば装置前面に取り付けられたパネル等を開いて取込カード10が保管されているユニットを引き出した後、取込カード10を取り除かなければならなかったが、本実施の形態では、オペレータの暗証番号を入力するだけでカード取り込み部14に取り込まれた全ての取込カード10を媒体挿入排出口4から取り出すことができる。
【0050】
なお、ステップS50でのオペレータの暗証番号入力の変わりに、オペレータ用のIDカード等を挿入することによりセンタ50のファイル52と照合を行ってもよい。
【0051】
第1の実施の形態では、振込処理において、IDカード10a,振込カード10bの順で自動取引装置1に挿入し、振込カード10b、IDカード10aの順で排出しているが、挿入の順序は逆であってもよい。即ち、振込カード10b、IDカード10aの順で挿入して、IDカード10a,振込カード10bの順で媒体挿入排出口4から排出してもよい。また、排出順序も挿入順序と関係なく排出してもよい。
【0052】
第2の実施の形態
なお、カード取込部14に取り込まれた復数枚の取込カード10の中の任意の1枚を排出してもよい。この場合、カード取込部14に取り込まれた取込カード10は、カードリーダライタ2で読み取られて取り込まれた順にセンタ50のファイル52に記憶されている。そして、顧客に暗証番号を入力させることにより、入力された暗証番号の取込カード10を返却する。以下、図1、図2、図6を用いて説明する。図6は第2の実施の形態のフローチャートである。
【0053】
第2の実施の形態では、第2搬送路21の排出口14a側に、図示せぬセンサが設けてあり、このセンサによりカード取込部14から繰り出される取込カード10の通過を検出する。またセンタ50は、カード取込部14に取り込まれた取込カード10のデータを、取り込まれた順にファイル52に記憶する。
【0054】
顧客が取引終了後、カード10の取り忘れに気付きオペレータに返却要求を行うと、オペレータは取込カード返却スイッチ33をいれる。制御部30は入力操作部32を用いて顧客に対し暗証番号の入力要求を行う(ステップS60)。顧客により暗証番号が入力されると、中央処理装置51はファイル52に記憶されている取込カード10のデータを照合する(ステップS61)。照合結果が一致しなければステップS62に進み、回数がオーバしていなければ再び顧客に対し暗証番号の入力を促す。
【0055】
照合結果が一致すると、ステップS63に進む。このときセンタ50では、該当する取込カード10がどの部位(何枚目)にあるのかを示すデータを制御部30に送出する。ここでは、例として2枚目の取込カード10を排出する場合について説明する。
【0056】
制御部30は、ガイド15を矢印A方向に回動し、繰出しローラ16を矢印C方向へ回転する(ステップS63)。これにより、取込カード10が第2搬送路21へ1枚繰り出され、第2搬送路21を搬送される(ステップS64)。このとき、第2搬送路21の排出口14a近傍に設けた図示せぬセンサが、取込カード10の通過を検出し、制御部30はカード取込部14から繰り出される取込カード10の枚数をカウントする。
【0057】
センサ42により取込カード10が検出されると、制御部30はモータ34を正解転し、ゲート22を矢印F方向へ回動(ステップS65)する。取込カード10は、ゲート22に案内されて第1搬送路7へ送られるが(ステップS66)、1枚目の取込カード10であるので、ステップS67からステップS68に進み、ゲート22を下の位置(実線の位置)に戻す。そして、モータ34を逆回転して第1搬送路7を搬送し(ステップS69)最終端のローラ40までカード10を導きゲート17を上方へ回動(ステップS70)、さらにガイド15をB方向へ退避させ(ステップS71)再びカード取込部14に取り込む(ステップS72)。
【0058】
この後、ステップS63からステップS66の動作を行い、2枚目の取込カード10は第1搬送路7から媒体挿入排出口4へ送り、排出し(ステップS73)、顧客に返却される。ここで中央処理装置51は、顧客に返却した取込カード10の履歴をファイル52から抹消すると共に、再びカード取込部14に取り込まれた1枚目の取込カード10の部位を改めてファイル52へ記憶する。
【0059】
第2の実施の形態では、取り忘れられたカード10が自動取引装置1内に複数枚ある場合、顧客の暗証番号を入力するだけでその中の任意の取込カード10を取り出すことができる。従って、例えば自動取引装置1の扉を開いてユニット等を引き出すという煩わしい動作を必要としない。また、自動取引装置1を一旦停止させる必要もない。
【0060】
また第2の実施の形態では、カード取込部14に取り込まれた取込カード10のデータは予めセンタ50に登録してあるので、取込カード10の排出動作においてセンタ50から、何枚目の取込カード10を排出するのかを入力すればよい。従って、自動取引装置1はカード取込部14から繰り出す枚数及び繰り出した取込カード10の搬送経路を管理するだけでよく、どの取込カードが該当する取込カード10であるか判断する必要はない。
【0061】
ところで、第2の実施の形態ではカード10のデータは取込順に繰り出しているが、取り込まれた各々のカード10がカード取込部14のどの位置に有るかを登録しておけば、必ず取込順に繰り出す必要はない。
【0062】
なお、第2の実施の形態では、カード取込部14から繰り出した取込カード10が該当する取込カード10でない場合、第2搬送路21及び第1搬送路7を搬送して、再びカード取込部14に取り込んでいるが、カード取込部14から繰り出された取込カード10を、第2搬送路21とサブ搬送路20との合流部で、サブ搬送路20へ搬送して第1搬送路7へ送るようにしてもよい。この場合、再びカード取込部14に取り込まれる取込カード10の搬送時間を短縮することができる。
【0063】
また、第2の実施の形態の自動取引装置1に、第1の実施の形態で説明した係員の暗証番号による取込カード10の排出も行えるようにし、オペレータが目的に応じて排出方法を選択できるようにしてもよい。
【0064】
第1、第2の実施の形態では、カード取込部14に取り込まれた取込カード10の情報をファイル52に記憶しているが、これに限らず、例えば自動取引装置1にメモリを設けて、メモリに格納してもよい。
【0065】
第1、第2の実施の形態では、2枚のカード10を使用する場合について説明しているが、各カード10が連続して媒体挿入排出口4から排出させることができれば、3枚以上のカードを扱ってもよい。
【0066】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明は、傾斜面を持つ床部と傾斜壁とで構成されたカード集積部を設け、そこに先端を後方へ若干ずつずらした状態でカードを収納する。本発明は、これによって、最下端のカードをカード排出口へ繰り出す場合に、最下端のカードのエンボスがその上に集積されているカードのデボス部に引っ掛って繰り出し出来ないという問題をなくすことができ、カードを確実に1枚ずつ分離し繰り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の自動取引装置の概略構成説明図である。
【図2】第1の実施の形態の自動取引装置の制御ブロック図である。
【図3】第1の実施の形態のフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態のフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態のフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態のフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動取引装置
2 カードリーダライタ
4 媒体挿入排出口
5 振込カード印字部
6 エンボスリーダ部
7 第一搬送部
10 カード
14 カード取込部
21 第2搬送部
25 カード取扱装置
30 制御部

Claims (6)

  1. カードを使用して所定の取引を実行する自動取引装置において、
    カードが挿入及び排出される挿入排出口を有し、
    カード情報のリードライトを行うカード処理部と、
    前記挿入排出口から挿入されたカードを前記カード処理部へ搬送するカード搬送路と、
    傾斜面を持つ床部と、カードの先端を後方へずらして集積する傾斜壁と、前記床部と前記傾斜壁の合流部に形成したカード排出口とを有したカード取込部とを設け、
    前記挿入排出口にあるカードを前記カード搬送路を通じて前記カード取込部に取り込むことを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記挿入排出口から前記カード搬送路を通って前記カード処理部を通過したカードを、前記カード搬送路の前記挿入排出口近傍に搬送する退避路を有することを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。
  3. 前記カード排出口は前記退避路と接続し、取り込まれたカードの情報を入力すると、情報に基づいて前記カード取込部にあるカードを前記退避路に送り出して前記挿入排出口から排出する請求項2記載の自動取引装置。
  4. 記カードを前記カード取込部に取り込む際、カードの取込位置情報を記憶し、
    取り込まれたカードの情報を入力すると、入力されたカードの情報と前記記憶したカード情報とを突き合わせ、
    該当するカードが有ると判断すると該当するカードの位置を検出して、その位置のカードが送り出されるまで前記カード取込部からカードを繰り出し、
    該当しないカードは前記カード取込部に再度取り込み、
    該当するカードは前記挿入排出口から排出し、
    前記記憶したカード情報の内前記挿入排出口から排出したカードの情報を消去し、再び前記カード取込部に取り込まれたカードの取込情報を記憶する請求項3記載の自動取引装置。
  5. 前記カード取込部は、集積した最下端のカードに接する繰り出しローラと、
    集積した最下端のカードを該繰り出しローラに圧接させるガイドとを設け、
    前記集積した最下端のカードより順番にカード排出口から1枚ずつ分離排出する請求項1記載の自動取引装置。
  6. 前記カード取込部は、前記カード取込部の直近上部に前記カード取込部へカードを案内する切り替えゲートを設けた請求項1記載の自動取引装置。
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