JP3707757B2 - 簡易屋根 - Google Patents

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JP3707757B2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テラス、バルコニー、カーポート、サンルーム等に適用される簡易屋根に係り、特にグレチャンの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3(A)はカーポートの正面図、図3(B)はその側面図であり、カーポートは、基礎1に下端が固定される複数本の支柱2に、雨樋を形成した下枠3を固定し、該下枠3と上枠4との間を複数本の縦枠5および縦枠5間の補強枠17により結合して枠組みし、上面よりパネル6を載せて固定する。支柱2と上枠4との間は支持部材7により連結して上枠4側を支持する。これらの支柱2、下枠3、上枠4、縦枠5はアルミニウム合金製形材からなる。一般的には、支持部材7もアルミニウム合金製形材により構成する。8は雨樋の竪樋である。
【0003】
図4に示すように、上枠4の下枠3に対向する側の面の下部には下枠側に突出した突片4aを形成し、該突片4a上に縦枠5を載せてねじ等の固定具9により結合する。
【0004】
上枠4の上面には、支持部材7の取付け金具11を取付けるため、ねじ孔付き裏板10の裏板収容部4bを形成し、取付け金具11の水平部に設けた孔と、該裏板収容部4bの上部に設けた溝4cにボルト12を挿通して裏板収容部4b内の裏板10のねじ孔にねじ込むことにより取付け金具11を上枠4に固定し、該取付け金具11に支持部材7の先端をボルト13によって結合する。
【0005】
上枠4の下枠3側の面の上部には凹部4dを形成し、該凹部4dに硬質塩化ビニル樹脂等からなるグレチャン14を嵌め込んで固定し、パネル6の上縁をグレチャン14に嵌め、パネル6の左右の縁を縦枠カバー15により覆い、ノッチねじ等のように、自己穿孔力のある固定具16により縦枠カバー15を縦枠5に固定する。図5(A)はパネル6をグレチャン14に嵌め込む状態を示す。
【0006】
従来のグレチャン14は、図5(B)に示すように、前記パネル6を挿入する内空部14aを有する塩化ビニル樹脂等の比較的硬質の合成樹脂製のものであり、凹部4d内への挿入を容易化するテーパー部14bと、該凹部14bの入口の対をなす係止片4eにそれぞれ係止される一対の鍔14cと、該各鍔14cに連続してそれぞれ形成され、2点鎖線で示すように、前記係止片4eの先端に当接させる平面状の挟持部14dと、前記テーパー部14bと挟持部14dとの間に形成され、挟持部14dと同様の幅Wを有する抜け止め用の平面状の隆起部14eとを有し、内面には、上下一対の軟質ポリエチレン樹脂等でなるシール用のフィン14fが2色成形により一体に形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このようなグレチャン14は、スナップインにより凹部4d内に押し込まれる構造を有しているが、グレチャン14の挿入抵抗が大きいため、凹部4d内への容易に押し込めず、装着が困難であるという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記した問題点に鑑み、上枠への装着が容易となるグレチャンを有する簡易屋根を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、簡易屋根の上枠に設けられる凹部に嵌め込まれて装着され、内部にパネルの上縁が嵌め込まれる内空部を有する合成樹脂製のグレチャンを備え、該グレチャンが、
前記凹部内への挿入を容易化するテーパー部と、
前記凹部の入口の対をなす係止片にそれぞれ係止される一対の鍔と、
該各鍔と前記テーパー部との間にそれぞれ形成された平面部と、
該各平面部における途中の部分にそれぞれ平面部の幅よりはるかに小幅に形成された突起とからなり、
該各突起は、少なくともテーパー部側の面をR面または傾斜面とし、
該各突起と鍔との間の平面部を係止片による挟持部とした
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本発明においては、平面部の途中の部分に小突起を形成したので、グレチャンの弾性を利用してグレチャンをテーパー部から上枠の凹部内に押し込む際、従来のように、テーパー部に連続する平坦な隆起部がある場合に比較し、グレチャンの縮み量が小さくなり、グレチャンを凹部内に容易に装着することが可能となる。また、凹部からの抜け止め機能を低下させることもない。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳述する。図1(A)は本発明の簡易屋根に用いるグレチャンの一例を示す端面図、図1(B)は該グレチャンを用いた上枠部の一部を示す端面図である。図1(A)、(B)に示すように、グレチャン14Aは、上枠4の凹部4d内への挿入を容易化するテーパー部14bと、凹部4dの入口の対をなす係止片4eにそれぞれ係止される一対の鍔14cと、該各鍔14cと前記テーパー部14bとの間にそれぞれ形成された平面部14d、14hと、該各平面部14d、14hにおける途中の部分にそれぞれ平面部14d、14hのトータルの幅よりはるかに小幅に形成された突起14gとからなる。本例の各突起14gは、断面形状が半円形をなすR面に形成されている。
【0012】
また、各突起14gと鍔14cとの間の平面部14dを係止片4eによる挟持部とする。該グレチャン14Aは、従来と同様に例えば塩化ビニル樹脂のような比較的硬質の合成樹脂材料により主体を構成し、内空部14aを形成する内壁には、互いに対向するように、ひれ状をなす軟質ポリエチレン樹脂等からなる比較的軟質の合成樹脂製材料でなる一体のシール用フィン14fを2色押し出し成形により一体に形成している。
【0013】
図2(A)は内空部14aのサイズを従来と同様とし、かつ平面部14dからの突起14fの高さΔHを従来のグレチャン14の隆起部14eの高さと同じに設定した場合における、グレチャンの凹部4dへの挿入時の撓み角を示すものであり、従来のグレチャンの場合、実線aに示す挿入前の状態に対し、グレチャンの挿入途中の状態である係止片4eの先端がテーパー部14bと隆起部14eとの間の角部に当接した2点鎖線bの状態になると、テーパー部14bにおける最大の撓み(撓み角θ1)が最大となる。一方、本実施例のグレチャン14Aの場合には、挿入前のcの状態から、突起14gに係止片14eの先端が当接したdの状態になると最大の撓み(撓み角θ2)を生じる。
【0014】
図2(A)から分かるように、本実施例による場合、従来品に比較して、テーパー部14bの撓み量が少なくすむため、本実施例による場合、小さい力でグレチャン14Aを凹部4dに押し込むことができる。しかも、本実施例における突起14gと従来の隆起部14eの高さを等しく(=ΔH)することにより、グレチャン14Aの凹部4dからの抜け止め機能が低下することはない。なお、突起4gの形状としては、図1のようにR面のみならず、図2(B)に示すように、少なくともテーパー部14b側を傾斜面14iに形成してグレチャン14Aの凹部4dへの挿入を容易化した形状も採用できる。
【0015】
本発明は、図3(A)、(B)に示す屋根を2セット用意して上枠4、4どうしを金具により結合し、自動車等の収容スペースを2倍にした構造や、このセットを3セット以上継ぎ足したものにも適用できる。また、本発明は、カーポート以外に、テラス、バルコニー、サンルーム等の屋根としても用いることができる。
【0016】
その他、本発明を実施する場合、本発明の要旨を変更しない範囲内で、枠組み構造や、グレチャン14Aの各部構造や上枠との組み合わせ等について、種々に変更、付加が可能である。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、グレチャンの凹部からの抜け止め用突起を、平面部の途中の部分に設けたことにより、グレチャンの上枠の凹部への装着が容易となる。また、グレチャンの凹部からの抜け止め機能を低下させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の簡易屋根に用いるグレチャンの一例を示す端面、(B)は該グレチャンを上枠の凹部に装着した状態を示す端面図である。
【図2】(A)は従来例と本発明のグレチャンの上枠凹部への押し込み時におけるグレチャンの撓みを比較して示す図、(B)は本発明のグレチャンの他の例を示す部分端面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ従来の簡易屋根の正面図、側面図である。
【図4】従来の簡易屋根の断面図である。
【図5】(A)は従来の簡易屋根の一部を上方より見た斜視図、(B)は従来のグレチャンの上枠凹部への装着状態を示す端面図である。
【符号の説明】
2:支柱、3:下枠、4:上枠、4d:凹部、4e:係止片、5:縦枠、7:支持部材、14、14A:グレチャン、14a:内空部、14b:テーパー部、14c:鍔、14d:挟持部(平面部)、14f:シール用フィン、14h:平面部、14g:突起、15:縦枠カバー、14i:傾斜面

Claims (1)

  1. 簡易屋根の上枠に設けられる凹部に嵌め込まれて装着され、内部にパネルの上縁が嵌め込まれる内空部を有する合成樹脂製のグレチャンを備え、
    該グレチャンが、
    前記凹部内への挿入を容易化するテーパー部と、
    前記凹部の入口の対をなす係止片にそれぞれ係止される一対の鍔と、
    該各鍔と前記テーパー部との間にそれぞれ形成される平面部と、
    該各平面部における途中の部分にそれぞれ平面部の幅よりはるかに小幅に形成された突起とからなり、
    該各突起は、少なくともテーパー部側の面をR面または傾斜面に形成し、
    該各突起と鍔との間の平面部を前記係止片による挟持部とした
    ことを特徴とする簡易屋根。
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