JP3706832B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗車機、特に車両の前後方向に沿って往復走行し得る走行フレームに、車両の前面を洗浄する左右一対のサイドブラシと、車両の側面下部を洗浄する左右一対のロッカーブラシとを備え、その両ロッカーブラシが、開位置と閉位置との間を開閉揺動し得るように前記走行フレームに揺動腕を介して支持される洗車機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記洗車機において、車体前面に大型ミラーを配備したワンボックスタイプ等の車両を洗浄する場合には、走行フレームの往走行によりサイドブラシを車体前面に接触させた後、車体側面を洗浄する位置へ開移動するサイドブラシが車体前面の大型ミラーに引っ掛からない位置になる所定距離だけ走行フレームを復走行させていた。そして上記の際に、ロッカーブラシは、前記往走行時に閉位置として車両の側面下部に作用させ、また前記復走行時に開位置として車両の側面下部に不作用となるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、走行フレームの前記復走行時には、ロッカーブラシの揺動腕は復走行方向へ突き出た状態になるため、ロッカーブラシが何等かの原因で開位置側に十分に移動しなかった場合、ロッカーブラシが車両のタイヤハウス等に引っ掛かり、ロッカーブラシで車体面を強く押す虞れがあった。
【0004】
また、特公平5−34179号公報に示されるように、サイドブラシが車両前面に接触した時に、ロッカーブラシが開位置まで移動するのを待ってから走行フレームを復走行させるものが知られており、このものでは、ロッカーブラシが開位置まで完全に開き終わらないと走行フレームの復走行が開始されないので、ロッカーブラシの上記引っ掛かりの問題は回避できるが、その反面、走行フレームの復走行開始が遅くなって処理時間が長くなり、またロッカーブラシが開位置に移動するまでの間、サイドブラシの車両前面への接触面圧が高い状態のままとなってしまう等の問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑み提案されたものであり、サイドブラシが車両前面に接触した時に、ロッカーブラシが開き終わるのを待たずに走行フレームの復走行を開始させても、ロッカーブラシの開き動作に異常が発生した場合にはそれを的確に判定できるようにして迅速に対応可能とすることを第1の目的とし、また上記異常が発生した場合に走行フレームの復走行を禁止できるようにしてロッカーブラシが車体面を強く押さないようにすることを第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、車両の前後方向に沿って往復走行し得る走行フレームに、車両の前面を洗浄する左右一対のサイドブラシと、車両の側面下部を洗浄する左右一対のロッカーブラシとを備え、その両ロッカーブラシは、それらが開位置と閉位置との間を開閉揺動し得るように前記走行フレームに揺動腕を介して支持される洗車機において、前記走行フレームの往走行時に前記サイドブラシが車両の前面に接触したことを検出する前面検出手段と、前記ロッカーブラシが所定開度以上開いたことを検出するロッカー開き検出手段と、前記サイドブラシが車両の前面に接触したことを前記前面検出手段が検出すると、前記ロッカーブラシの開移動と前記走行フレームの復走行とを行わせる制御手段と、前記復走行に際し、前記走行フレームが所定の安全限界位置を超えて復走行するときまでに前記ロッカーブラシの開き動作に異常が有ったか否かを前記ロッカー開き検出手段の検出結果に基づいて判定する異常判定手段とを備え、その異常判定手段は、前記復走行に際し、前記走行フレームが前記安全限界位置を超えるときまでに前記ロッカーブラシが前記所定開度以上開いたことを前記ロッカー開き検出手段が検出した場合は前記異常が無かったと判定し、また前記走行フレームが前記安全限界位置を超えるときまでに前記ロッカーブラシが前記所定開度以上開いたことを前記ロッカー開き検出手段が検出しなかった場合は前記異常が有ったと判定することを特徴とし、また請求項2の発明は、車両の前後方向に沿って往復走行し得る走行フレームに、車両の前面を洗浄する左右一対のサイドブラシと、車両の側面下部を洗浄する左右一対のロッカーブラシとを備え、その両ロッカーブラシは、それらが開位置と閉位置との間を開閉揺動し得るように前記走行フレームに揺動腕を介して支持される洗車機において、前記走行フレームの往走行時に前記サイドブラシが車両の前面に接触したことを検出する前面検出手段と、前記ロッカーブラシが所定開度以上開いたことを検出するロッカー開き検出手段と、前記サイドブラシが車両の前面に接触したことを前記前面検出手段が検出すると、前記ロッカーブラシの開移動と前記走行フレームの復走行とを行わせる制御手段とを備え、その制御手段は、前記復走行に際し、前記走行フレームが所定の安全限界位置を超えて復走行するときまでに前記ロッカーブラシが前記所定開度以上開いたことを前記ロッカー開き検出手段が検出しない場合は、前記走行フレームが前記安全限界位置を超えて復走行することを禁止し、また前記走行フレームが所定の安全限界位置を超えて復走行するときまでに前記ロッカーブラシが前記所定開度以上開いたことを前記ロッカー開き検出手段が検出した場合は、前記走行フレームが前記安全限界位置を超えて復走行することを許容することを特徴とする。
【0007】
本発明において、「所定開度」とは、開き動作するロッカーブラシがその開度に達した場合には走行フレームが復走行しても車両側面のタイヤハウス等と引っ掛かる虞れのない開度として予め設定されるものであって、図示例のように開位置に対応した開度に設定してもよいし、或いは、開位置と閉位置との間の所定の中間開度に設定してもよい。
【0008】
また本発明において、「所定の安全限界位置」とは、開き動作するロッカーブラシが前記所定開度に達していない場合に走行フレームがそれ以上復走行するとロッカーブラシが車両側面のタイヤハウス等と引っ掛かって車体面を強く押す虞れがある復走行位置として予め設定されるものであって、図示例のようにサイドブラシが車両前面に接触するのに応じてサイドブラシの接触面圧を適正にすべく走行フレームが一定距離(図示例で第1所定距離L1)だけ一旦復走行して走行停止する所定戻り位置に設定してもよいし、或いは、該所定戻り位置よりも更に所定距離復走行した位置に設定してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
【0010】
添付図面において、図1は、本発明の一実施例に係る洗車機の全体正面図、図2は前記洗車機の全体側面図(図1の2矢視図)、図3は前記洗車機の要部平断面図(図1の3−3線拡大断面図)、図4はサイドブラシ及びロッカーブラシの制御のフローチャート、図5はサイドブラシ及びロッカーブラシの移動軌跡を示す平面図である。
【0011】
図1〜図3に示すように、洗車機Wは、走行フレームとしての門型フレーム1を備えている。この門型フレーム1は、車両の前後方向に沿って延びる左右一対のレール3上に前後各一対の車輪2を介して支持される。前後一方の前記車輪2は走行原動機4によって回転駆動され、これにより前記門型フレーム1はレール3上を任意の方向に任意の速度で自走する。
【0012】
門型フレーム1には、車両の上面をブラシング洗浄する昇降可能なトップブラシ(図示せず)と、車両の側面下部をブラシング洗浄する開閉可能な左右一対のロッカーブラシ5,5と、車両の前後面および左右両側面をブラシング洗浄する開閉可能な左右一対のサイドブラシ6,6とが設けられる。
【0013】
一対のサイドブラシ6,6の回転軸13は上下に延びる保持筒14に支持されており、この保持筒14が固着される移動枠15は、左右方向に延びる案内レール17に沿って走行自在に支持され、該案内レール17は、その両端に設けた揺動軸16により門型フレーム1に回動自在に支持される。そして、サイドブラシ6,6の回転軸13は、前記移動枠15に取り付けた原動機18により回転駆動される。
【0014】
前記案内レール17の揺動軸16両端に固着したレバー19の上端と門型フレーム1との間にはスプリング20が縮設されており、このスプリング20で前記案内レール17を中立位置に付勢することにより、通常の状態においてサイドブラシ6,6は垂直姿勢に保持される。そして、サイドブラシ6,6に外力が加わると、このサイドブラシ6,6は移動枠15および案内レール17と共に前記揺動軸16回りに門型フレーム1の走行方向に揺動する。その際、サイドブラシ6,6の揺動は前記レバー19に近接して配置された振れスイッチ21により検出される。
【0015】
一端を門型フレーム1に枢支した第1リンク22の他端は、第2リンク23を介して前記移動枠15に連結されており、その第1リンク22と門型フレーム1との間にはシリンダ24が設けられる。前記移動枠15には、一端にウエイト25を吊り下げて中間部を滑車12に巻き掛けたワイヤ26の他端が結着される。従って、前記シリンダ24を作動させれば左右の移動枠15はサイドブラシ6,6と共に互いに離間するように外側に開移動し、前記シリンダ24を不作動とすればサイドブラシ6,6はウエイト25に作用する重力で車両の側面に追従するように内側に閉移動する。
【0016】
案内レール17には、サイドブラシ6が閉位置にあることを検出するサイド閉検出スイッチ27、サイドブラシ6が開位置にあることを検出するサイド開検出スイッチ30が設けられる。一方、前記移動枠15には、前記各スイッチ27,30を作動させるカム31が設けられる。
【0017】
門型フレーム1には軸32を介して揺動腕33が前後揺動可能に支持され、その揺動腕33の先端には原動機34で回転駆動される前記ロッカーブラシ5,5が支持される。軸32にはスプリングアーム35とシリンダアーム36が固着され、スプリングアーム35と門型フレーム1間には、該アーム35従ってロッカーブラシ5,5を閉じ側に付勢するスプリング37が張設されるとともに、シリンダアーム36と門型フレーム1間には、該アーム36従ってロッカーブラシ5,5を開き側に駆動し得るシリンダ38が接続される。前記軸32の近傍にはロッカーブラシ5が開位置にあることを検出するロッカー開検出スイッチ39が配設される。このロッカー開検出スイッチ39は、軸32に設けられた作動子41により作動する。
【0018】
門型フレーム1には、洗車機Wを制御する制御装置48が設けられている。その制御装置48には、洗車機Wによる洗車を開始させるときに押すスタートスイッチ49と、大型ミラーを装備した車両を洗車するときに押す大型ミラー回避スイッチ50とが設けられる。
【0019】
門型フレーム1の下部には、一方のレール3の近傍に設けられたカム61に当たって門型フレーム1がスタート位置にあることを検出するスタート位置検出スイッチ60が設けられる。
【0020】
次に、本発明の実施例の作用について説明する。
【0021】
洗車開始前においては、門型フレーム1がスタート位置に停止し、サイドブラシ6,6及びロッカーブラシ5,5がそれぞれ開位置(6A,6A,5A,5A位置)にあり、被洗浄車両Vが左右のレール3,3間の所定の位置に停車している状態にあるものとする。被洗浄車両Vが大型ミラーMを装備している場合
大型ミラー回避スイッチ50が押され、次にスタートスイッチ49が押されると(ステップS1)、サイドブラシ6,6およびロッカーブラシ5,5の正回転(図5で実線矢印方向)を開始させ、各シリンダ24,24,38,38を不作動にしてサイドブラシ6,6及びロッカーブラシ5,5をそれぞれの閉位置(6B,6B,5B,5B)に向けて移動させる。
【0022】
サイドブラシ6,6が閉位置(6B,6B)になり、各サイド閉検出スイッチ27,27が作動すると、走行原動機4を作動させて門型フレーム1の往走行を開始させる(ステップS2)。
【0023】
この往走行によりロッカーブラシ5,5は被洗浄車両Vの前面に達すると、そのコーナ部を回り込んで同車両Vの側面に追従する。
【0024】
サイドブラシ6,6が被洗浄車両Vの前面に接触して揺動することで振れスイッチ21が作動して該接触を検出すると(このときのサイドブラシ6,6の位置を6C,6Cで、ロッカーブラシ5,5の位置を5C,5Cで示す)(ステップS3)、門型フレーム1の往走行を停止させると共に、ロッカーブラシ5,5の回転を停止させ、シリンダ38,38を作動させてロッカーブラシ5,5を開位置に向けて開移動させる(ステップS4)。続いて、門型フレーム1を復走行させる(ステップS5)。
【0025】
振れスイッチ21の前記作動により門型フレーム1が第1所定距離L1(例えば50〜100mm)だけ復走行して所定の安全限界位置としての所定戻り位置1Dまで戻ると(ステップS6)、門型フレーム1の復走行を停止させる(このときのサイドブラシ6,6の位置を6D,6Dで示す)(ステップS7)。このように第1所定距離L1だけ門型フレーム1を復走行させることにより、サイドブラシ6,6が被洗浄車両Vの前面に接触する面圧を適正にする。尚、図示例では、前記第1所定距離L1は、走行原動機4を作動させる時間で検出する。
【0026】
次に、シリンダ24,24を作動させてサイドブラシ6,6を車両Vの側面近傍の所定位置(このときのサイドブラシ6,6の位置を6E,6Eで示す)まで開移動させる。この開移動は、図示例ではシリンダ24,24を作動させる時間で検出される。そしてサイドブラシ6,6が前記所定位置になると、シリンダ24,24を不作動にして、サイドブラシ6,6を再び閉位置(6D,6D)に戻す。サイドブラシ6,6が閉位置(6D,6D)になり、各サイド閉検出スイッチ27,27が作動すると、サイドブラシ6,6を逆回転させる(ステップS8)。
【0027】
そして、サイドブラシ6,6の逆回転開始から所定時間経過すると、両ロッカー開検出スイッチ39が、両ロッカーブラシ5,5が開位置にあることを検出しているか判断し(ステップS9)、両ロッカー開検出スイッチ39がともに検出していれば(即ち両ロッカーブラシ5,5の開き動作に異常が無いと判断されれば)、門型フレーム1の復走行を再開させると共にシリンダ24,24を作動させてサイドブラシ6,6を開位置に向けて開移動させる(ステップS10)。
【0028】
門型フレーム1が復走行の再開から第2所定距離L2だけ復走行したら(このときのサイドブラシ6,6の位置を6F,6Fで示す)(ステップS11)、門型フレーム1の復走行を停止させる(ステップS12)。この第2所定距離L2の復走行によりサイドブラシ6,6は、大型ミラーMを破損することなく開移動することができる。尚、図示例では、前記第2所定距離L2は、走行原動機4を作動させる時間で検出する。
【0029】
次にサイドブラシ6,6が開位置に達し(このときのサイドブラシ6,6の位置を6G,6Gで示す)、サイドブラシ6,6が開位置にあることをサイド開検出スイッチ30が両方共検出したら(ステップS13)、シリンダ38,38を不作動にし、ロッカーブラシ5,5を回転駆動し、門型フレーム1の往走行を開始させる。
【0030】
サイドブラシ6,6が被洗浄車両Vの側面に達すると(このときのサイドブラシ6,6の位置を6H,6Hで示す)、シリンダ24,24を不作動にして、サイドブラシ6,6を閉位置に向けて閉移動させ、被洗浄車両Vの側面に接触させて該側面を洗浄する(ステップS14)。
【0031】
ところで前記ステップS9において、ロッカー開検出スイッチ39,39の一方でもロッカーブラシ5が開位置に達したことを検出していなければ(即ちその開き動作に異常が有れば)、該ロッカーブラシ5が被洗浄車両Vのタイヤハウス等に引っ掛かっている可能性があるため洗車機の作動を全停止させる(ステップS15)。この全停止(特に門型フレーム1の復走行禁止)により、少なくとも一方のロッカーブラシ5,5が開位置にないまま門型フレーム1が復走行することにより該ロッカーブラシ5,5で被洗浄車両Vの側面を強く押す事態の発生を未然に防止できる。また、この全停止のときに、サイドブラシ6,6は閉位置(6D,6D)で作動を停止する。また、サイドブラシ6,6は、ステップS3において車両Vの前面との接触を検出した位置(6C,6C)から第1所定距離L1だけ復走行した所定戻り位置(6D,6D)で停止するので、被洗浄車両Vの前面にサイドブラシ6,6が強く接触したまま洗車機の作動が全停止することがない。
【0032】
尚、前記第1所定距離L1は小さいので、ロッカーブラシ5,5が開位置にないまま門型フレーム1が復走行しても、ロッカーブラシ5,5で被洗浄車両Vの側面を強く押すことはない。
被洗浄車両Vが大型ミラーMを装備していない場合
この場合に、大型ミラー回避スイッチ50が押されずにスタートスイッチ49が押されると(ステップS21)、ステップS2〜S8と同じ作用を行う(ステップS22)。
【0033】
次いでシリンダ24,24を作動させてサイドブラシ6,6を開位置に向けて開移動させる(ステップS23)。サイドブラシ6,6が開位置に達し、サイドブラシ6,6が開位置にあることをサイド開検出スイッチ30,30が両方共検出したら(ステップS24)、シリンダ38,38を不作動にし、ロッカーブラシ5,5を回転駆動し、門型フレーム1の往走行を開始させる。サイドブラシ6,6が被洗浄車両Vの側面に達すると(このときのサイドブラシ6,6の位置を6H,6Hで示す)、シリンダ24,24を不作動にして、サイドブラシ6,6を閉位置に向けて閉移動させ、被洗浄車両Vの側面に接触させて該側面を洗浄する(ステップS25)。
【0034】
以上の実施例において、前記制御装置48は本発明の制御手段及び異常判定手段を、また前記振れスイッチ21は本発明の前面検出手段を、また前記ロッカー開検出スイッチ39は本発明のロッカー開き検出手段をそれぞれ構成する。
【0035】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載した本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
【0036】
例えば、前記実施例では、第1,第2所定距離L1,L2の検出を、走行原動機4の作動時間の検出で行うようにしたが、本発明では、同原動機4の出力軸にロータリエンコーダを接続して、そのロータリエンコーダで検出するようにしてもよい。
【0037】
また前記実施例では、サイドブラシ6,6の車両前面への接触後、門型フレーム1を復走行させると共に該ブラシ6,6を閉位置から開移動させて大型ミラーMを避けるようにしたものを示したが、本発明は、サイドブラシ6,6の車両前面への接触後、該ブラシ6,6を閉位置に保持したまま門型フレーム1を復走行させるようにした洗車機にも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、サイドブラシが車両の前面に接触したことを前面検出手段が検出すると、ロッカーブラシの開移動と走行フレームの復走行とを行わせる、即ち、ロッカーブラシが所定開度以上開いたことをロッカー開き検出手段が検出する前に走行フレームの復走行を行わせるので、ロッカーブラシが開位置まで移動するのを待ってから走行フレームを 復走行させるようにした従来技術の問題(即ち走行フレームの復走行開始が遅くなって処理時間が長くなったり、ロッカーブラシが開位置に移動するまでの間、サイドブラシの車両前面への接触面圧が高い状態のままとなってしまう問題)が解消される。
【0039】
また特に請求項1の発明によれば、走行フレームの往走行時にサイドブラシが車両の前面に接触すると、ロッカーブラシの開移動と走行フレームの復走行とを行わせるようにした洗車機において、前記復走行に際し、走行フレームが所定の安全限界位置を超えて復走行するときまでに、ロッカーブラシが所定開度以上開いたことを検出するロッカー開き検出手段の検出結果に基づいて、ロッカーブラシの開き動作に異常が有ったか否かを判定するので、サイドブラシが車両前面に接触した時に、ロッカーブラシが開き終わるのを待たずに走行フレームの復走行を開始させても、ロッカーブラシの開き動作の異常の有無を的確に判定でき、異常と判定された場合には迅速な対応をとることが可能となる。
【0040】
また特に請求項2の発明によれば、前記復走行に際し、走行フレームが所定の安全限界位置を超えて復走行するときまでに、ロッカーブラシが所定開度以上開いていなければ、走行フレームの復走行を禁止できるので、タイヤハウスに引っ掛かったロッカーブラシが車体面を強く押すことを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る洗車機の全体正面図
【図2】 前記洗車機の全体側面図(図1の2矢視図)
【図3】 前記洗車機の要部平断面図(図1の3−3線拡大断面図)
【図4】 サイドブラシ及びロッカーブラシの制御のフローチャート
【図5】 サイドブラシ及びロッカーブラシの移動軌跡を示す平面図
【符号の説明】
1 門型フレーム(走行フレーム)
1D 所定戻り位置(所定の安全限界位置)
5 ロッカーブラシ
6 サイドブラシ
21 振れスイッチ(前面検出手段)
33 揺動腕
39 ロッカー開検出スイッチ(ロッカー開き検出手段)
48 制御装置(制御手段,異常判定手段)
V 車両

Claims (2)

  1. 車両の前後方向に沿って往復走行し得る走行フレームに、車両の前面を洗浄する左右一対のサイドブラシと、車両の側面下部を洗浄する左右一対のロッカーブラシとを備え、その両ロッカーブラシは、それらが開位置と閉位置との間を開閉揺動し得るように前記走行フレームに揺動腕を介して支持される洗車機において、
    前記走行フレームの往走行時に前記サイドブラシが車両の前面に接触したことを検出する前面検出手段と、前記ロッカーブラシが所定開度以上開いたことを検出するロッカー開き検出手段と、前記サイドブラシが車両の前面に接触したことを前記前面検出手段が検出すると、前記ロッカーブラシの開移動と前記走行フレームの復走行とを行わせる制御手段と、前記復走行に際し、前記走行フレームが所定の安全限界位置を超えて復走行するときまでに前記ロッカーブラシの開き動作に異常が有ったか否かを前記ロッカー開き検出手段の検出結果に基づいて判定する異常判定手段とを備え
    その異常判定手段は、前記復走行に際し、前記走行フレームが前記安全限界位置を超えるときまでに前記ロッカーブラシが前記所定開度以上開いたことを前記ロッカー開き検出手段が検出した場合は前記異常が無かったと判定し、また前記走行フレームが前記安全限界位置を超えるときまでに前記ロッカーブラシが前記所定開度以上開いたことを前記ロッカー開き検出手段が検出しなかった場合は前記異常が有ったと判定することを特徴とする、洗車機。
  2. 車両の前後方向に沿って往復走行し得る走行フレームに、車両の前面を洗浄する左右一対のサイドブラシと、車両の側面下部を洗浄する左右一対のロッカーブラシとを備え、その両ロッカーブラシは、それらが開位置と閉位置との間を開閉揺動し得るように前記走行フレームに揺動腕を介して支持される洗車機において、
    前記走行フレームの往走行時に前記サイドブラシが車両の前面に接触したことを検出する前面検出手段と、前記ロッカーブラシが所定開度以上開いたことを検出するロッカー開き検出手段と、前記サイドブラシが車両の前面に接触したことを前記前面検出手段が検出すると、前記ロッカーブラシの開移動と前記走行フレームの復走行とを行わせる制御手段とを備え、
    その制御手段は、前記復走行に際し、前記走行フレームが所定の安全限界位置を超えて復走行するときまでに前記ロッカーブラシが前記所定開度以上開いたことを前記ロッカー開き検出手段が検出しない場合は、前記走行フレームが前記安全限界位置を超えて復走行することを禁止し、また前記走行フレームが所定の安全限界位置を超えて復走行するときまでに前記ロッカーブラシが前記所定開度以上開いたことを前記ロッカー開き検出手段が検出した場合は、前記走行フレームが前記安全限界位置を超えて復走行することを許容することを特徴とする、洗車機。
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