JP3706174B2 - 打抜き金型 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パンチの刃先にエア、オイルミストを噴射せしめて冷却、潤滑せしめるようにした打抜き金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパンチの刃先にエア、オイルミストを噴射せしめて冷却、潤滑せしめる打抜き金型201は、図7および図8に示されているような構造をしている。すなわち、図7および図8において、従来のパンチプレスとしての例えばタレットパンチプレスにおける上,下部タレットTU ,TD には、それぞれパンチ金型201,ダイ金型203が装着されている。パンチ金型201としては前記上部タレットTU にパンチガイド205が上下動自在に装着されていると共に、このパンチガイド205にはキー溝207が上下方向に延伸して形成されている。このキー溝207には前記上部タレットTU に設けられたキー209が係合されている。
【0003】
前記パンチガイド205には、下部にパンチチップ211を備えたパンチボディ213が上下動自在に装着されている。このパンチボディ213の上部にはパンチドライバ215がボルト217で固定されていると共にパンチドライバ215の下面には複数のボルト219でキー221が固定されている。このキー221は前記パンチガイド205に形成されたキー溝207に係合されている。
【0004】
前記パンチガイド205の下部にはストリッパプレート223が設けられていると共にこのストリッパプレート223のほぼ中央部には前記パンチチップ211が上下動される貫通穴225が形成されている。一方、前記パンチガイド205の上部フランジ部205Fと前記パンチドライバ215の上面に複数のボルト227で固定されたパンチヘッド229との間にはストリッパスプリング231が上方向へ付勢されて介在されている。
【0005】
前記パンチガイド205の上部フランジ205Fの外周部には適当な間隔で複数のピン233が装着されており、この各ピン233の下面には前記上部タレットTU の上面に設けられたスルーボルト235に巻装されたリフタスプリング237の付勢力により円形状の押えプレート239が当接されている。
【0006】
前記下部タレットTD に装着されたダイ金型203のほぼ中央部には上下方向へ貫通したダイ穴241が形成されており、このダイ穴241は前記下部タレットTD に形成された穴TH に連通されている。
【0007】
前記パンチヘッド229の上方には上下動自在なストライカ243が設けられていると共に、このストライカ243のほぼ軸心部には上下方向へ貫通したエアブロー通路245が形成されている。また、前記パンチヘッド229のほぼ軸心部にも上下方向へ貫通したエアブロー通路247が形成されている。
【0008】
前記パンチドライバ215のほぼ軸心部にもエアブロー通路249が形成され、前記エアブロー通路247に連通されている。前記エアブロー通路249に連通したエアブロー通路251が前記ボルト217のほぼ軸心部に貫通して形成されている。このエアブロー通路251の下部には水平方向へ連通したエアブロー通路253が前記パンチボディ213に形成されている。
【0009】
前記エアブロー通路253にはパンチボディ213に上下方向へ貫通した複数のエアブロー通路255の上端が連通されていると共に、この各エアブロー通路255の下面は、パンチボディ213とストリッパプレート223との間に形成された密閉室257に連通されている。
【0010】
上記構成により、ダイ金型203上に加工すべきワークWを載置せしめた状態でストライカ243でパンチヘッド229を打撃すると、リフタスプリング237の付勢力に抗してパンチング金型201のパンチガイド205が下降しストリッパプレート223でワークWを押圧せしめる。
【0011】
さらに、ストライカ243でパンチヘッド229を打撃し続けると、ストリッパスプリング231の付勢力に抗してパンチドライバ215を介して、パンチボディ213が下降することにより、パンチチップ211とダイ金型203との協働でワークWにパンチング加工が行われることになる。
【0012】
前記ストライカ243がパンチヘッド229を打撃し続けている間、エア,オイルミストをエアブロー通路245に供給すると、エア,オイルミストはエアブロー通路247,249,251,253および255を経て密閉室257に送られる。この密閉室257に送られたエア,オイルミストは、図8に示されている複数のエアブロー噴出口259から噴出されて、パンチチップ211に冷却、潤滑を行っていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した打抜き金型では、前記密閉室257にエア,オイルミストを送り、複数のエアブロー噴出口259から噴出させてパンチチップ211に冷却、潤滑を行っていたので、最近開発を行っている特に摺動箇所の少ないパンチ、ガイドの一体構造からなる高精度な金型では、密閉構造とすることが困難であることから、エアブローを用いることができなかった。
【0014】
この発明の目的は、特に密閉でないオープンタイプの金型でもエアブロー化を可能にすると共に、要部直接噴射によって従来よりも冷却、潤滑効率を向上せしめ、ユーザでのランニングコストの低下を図った打抜き金型を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の打抜き金型は、上下動自在なパンチホルダの下面にパンチチップを設けると共に前記パンチホルダの上部にパンチヘッドを設け、前記パンチホルダを上下動自在に支持したガイドポストの下部にストリッパプレートを設けると共に、ガイドポストの上部にリテーナを設け、このリテーナと前記パンチヘッドとの間にストリップ用弾性部材を弾装せしめてなり、前記パンチホルダおよびストリッパプレートにそれぞれ第1,第2エアブロー通路を設けると共に第1エアブローと第2エアブロー通路を連通せしめ、この第2エアブロー通路に連通したエアブロー噴出口を前記パンチチップに最も近いストリッパプレート刃先挿入部に設けてなることを特徴とするものである
【0018】
上記の請求項1の発明では、ダイ金型上に加工すべきワークを載置した状態で、ストライカでパンチヘッドを打撃すると、打抜き金型が下降してストリッパプレートでワークを押圧せしめる。さらにパンチヘッドを下降せしめると、パンチホルダがストリップ用弾性部材の付勢力に抗して下降し、パンチチップとダイ金型との協働でワークに打抜き加工が行われる。
【0019】
ストライカでパンチヘッドを打撃している間、エア,オイルミストが第1,第2エアブロー通路を経てエアブロー噴出口から噴出されてパンチチップが冷却、潤滑される。
【0020】
請求項2によるこの発明の打抜き金型は、上下動自在なパンチガイド内に、下面にパンチチップを備えた上下動自在なパンチボディを装着せしめ、このパンチボディの上部にパンチヘッドを設け、前記パンチガイドの下部にストリッパプレートを設けると共に前記パンチガイドの上部とパンチヘッドとの間にストリッパ用弾性部材を弾装せしめてなり、前記パンチボディおよびストリッパプレートに第1,第2エアブロー通路を設けると共に第1エアブロー通路と第2エアブロー通路とを連通せしめ、この第2エアブロー通路に連通したエアブロー噴射口を前記パンチチップに最も近いストリッパプレート刃先挿入部に設けてなることを特徴とするものである。
【0021】
上記の請求項2の発明では、ダイ金型上に加工すべきワークを載置した状態で、ストライカでパンチヘッドを打撃すると、打抜き金型が下降してストリッパプレートでワークを押圧せしめる。さらにパンチヘッドを下降せしめると、パンチボディがストリッパ用弾性部材の付勢力に抗して下降し、パンチチップとダイ金型との協働でワークに打抜き加工が行われる。
【0022】
ストライカでパンチヘッドを打撃している間、エア,オイルミストが第1,第2エアブロー通路を経てエアブロー噴出口から噴出されてパンチチップが冷却、潤滑される。
【0023】
請求項3によるこの発明の打抜き金型は、請求項1又は2において、前記ストリッパプレートが、あり溝と噴出口を設けた一方のプレートと、前記あり溝を封止する他方のプレートとを密着して構成されていることを特徴とするものである。
【0024】
上記の請求項3の発明では、ストリッパプレートが、あり溝と噴出口を設けた一方のプレートと前記あり溝を封止する他方のプレートとを密着して設けられているから、噴出口を備えたストリッパプレートが容易に製造される。
【0025】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態の例を図面に基いて詳細に説明する。
【0026】
図1および図2を参照するに、パンチプレスとしての例えばタレットパンチプレスにおける金型支持部材である上,下部タレットTU ,TD の装着孔TH にはそれぞれ打抜き金型1、ダイ金型3が装着されている。打抜き金型1としては、前記上部タレットTU の装着孔TH には上下動自在なパンチホルダ5が装着されていると共にこのパンチホルダ5にはキー溝7が上下方向へ延伸されて形成されている。このキー溝7には前記上部タレットTU に設けられたキー9が係合されている。
【0027】
上記構成により、キー9に係合されたキー溝7を備えたパンチホルダ5が上部タレットTU に対して上下動されることになる。
【0028】
前記パンチホルダ5の下面にはパンチチップ11が複数のボルト13で固定されている。
【0029】
前記パンチホルダ5の上部における中央部分にはパンチドライバ15がボルト17で取付けられている。しかもパンチドライバ15の上面には複数のボルト19でパンチヘッド21が取付けられている。前記パンチホルダ5には上下方向へ延伸した複数のガイドポスト23が装着されており、このガイドポスト23の下面にはカウンタプレート25を介してストリッパプレート27が複数のボルト29で取付けられている。
【0030】
前記ガイドポスト23の上面にはリテーナ31が複数のボルト33で取付けられている。前記リテーナ31の外周部には適宜な間隔で複数のピン35が装着されており、この各ピン35の下面には前記上部タレットTU の上面に設けられたスルーボルト37に巻装されたリフタスプリング39の付勢力により円形状の押えプレート41が当接されている。前記リテーナ31と前記パンチヘッド19との間には前記パンチボディ15に巻装したストリッパ用弾性部材としてのストリッパスプリング43が介在されており、常時上方向へ付勢されている。
【0031】
前記下部タレットTD に装着されたダイ金型3のほぼ中央部には上下方向へ貫通したダイ穴47が形成されており、このダイ穴43は前記下部タレットTD に形成された穴49に連通されている。
【0032】
前記パンチヘッド21の上方には上下動自在なストライカ51が設けられていると共に、このストライカ51のほぼ軸心部には上下方向へ貫通したエアブロー通路53が形成されている。また、前記パンチヘッド21のほぼ軸心部にも上下方向へ貫通したエアブロー通路55が形成されている。
【0033】
前記パンチヘッド15のほぼ軸心部にもエアブロー通路57が形成され、前記エアブロー通路55に連通されている。前記エアブロー通路57に連通したエアブロー通路59が前記ボルト17のほぼ軸心部に貫通して形成されている。このエアブロー通路59の下部には水平方向へ連通した第1エアブロー通路としてのエアブロー通路61がパンチホルダ5に形成されている。
【0034】
このエアブロー通路61はエアブロー通路63を介してカウンタプレート25に上下方向へ形成されたエアブロー通路65に連通しており、さらに、このエアブロー通路65はストリッパプレート27に形成された第2エアブロー通路としての複数のエアブロー通路67に連通されている。このエアブロー通路67の先端は図2に示されているように、パンチチップ11に最も近いストリッパプレート刃先挿入部にはエアブロー噴出口69が設けられている。
【0035】
上記構成により、ダイ金型3上に加工すべきワークWを載置せしめた状態でストライカ51でパンチヘッド21を打撃すると、リフタスプリング39の付勢力に抗して打抜き金型1が下降してストリッププレート27でワークWを押圧せしめる。
【0036】
さらに、ストライカ51でパンチヘッド21を打撃し続けると、ストリッパ用弾性部材としての例えストリッパスプリング43の付勢力に抗してパンチボディ15を介してパンチホルダ5がガイドポスト23に案内されて下降することによって、パンチチップ11とダイ金型3との協働でワークWに打抜き加工が行われることになる。このときパンチチップ11の本体は前記カウンタプレート25に形成された穴25Hに挿入されて干渉が避けられるものである。
【0037】
したがって、上述した本実施の形態の例の構成ではキー溝7とキー9とが係合しているだけで、従来のような図7に示したキー121とキー溝107とは係合されていないから、平行度を構成する部品点数が削減されて、機械移動軸に対する誤差を最小限に押さえることができる。また、ストリップ力(板押え力および引き抜き力)の発生元(ストリッパスプリング43)をリテーナ31の上部に設け、ガイドポスト23を介してストリッパプレート27へ伝達されているから、従来と同様のストリッパ力を維持せしめることができる。
【0038】
而して、上部タレットTU 側のキー9に対するパンチチップ11の平行度を従来よりアップさせているので、追い抜き時のラップ部製品断面の悪化をなくすことができると共に、抜き力へのヒゲ発生を防止することができる。
【0039】
前記ストライカ51がパンチヘッド21を打撃し続けている間、エア,オイルミストをエアブロー通路53に供給すると、エア,オイルミストはエアブロー通路55,57,59,61,63,65および67を経て、図2に示されている複数のエアブロー噴射口69から噴出されて、パンチチップ11に冷却、潤滑を行うことができ、従来よりも冷却、潤滑効率を向上せしめることができる。
【0040】
しかも、エアブロー化を構成するパーツがパンチホルダ5とストリッパプレート27であるため、消耗品であるパンチチップ11には構造上の変化がないので、エアブロー化によるパンチチップ11の寿命アップに合せて、パンチチップ11の価格維持によってユーザでのランニングコストの一層の低下を可能にすることができる。
【0041】
図3および図4には、他の実施の形態の打抜き金型の例が示されている。図3および図4において、パンチプレスとしての例えばタレットパンチプレスにおける上,下部タレットTU ,TD には、それぞれ打抜き金型71,ダイ金型73が装着されている。打抜き金型71としては前記上部タレットTU にパンチガイド75が上下動自在に装着されていると共に、このパンチガイド75にはキー溝77が上下方向へ延伸して形成されている。このキー溝77には前記上部タレットTU に設けられたキー79が係合されている。
【0042】
前記パンチガイド75には、下部にパンチチップ81を備えたパンチボディ83が上下動自在に装着されている。このパンチボディ83の上部にはパンチドライバ85がボルト87で固定されていると共にパンチドライバ85の下面には複数のボルト89でキー91が固定されている。このキー91は前記パンチガイド75に形成されたキー溝77に係合されている。
【0043】
前記パンチガイド75の下部にはストリッパプレート93が設けられていると共にこのストリッパプレート93のほぼ中央部には前記パンチチップ81が上下動される貫通穴95が形成されている。一方、前記パンチガイド75の上部フランジ部75Fと前記パンチドライバ85の上面に複数のボルト97で固定されたパンチヘッド99との間にはストリッパ用弾性部材としてのストリッパスプリング101が上方向へ付勢されて介在されている。
【0044】
前記パンチガイド75の上部フランジ75Fの外周部には適当な間隔で複数のピン103が装着されており、この各ピン103の下面には前記上部タレットTU の上面に設けられたスルーボルト105に巻装されたリフタスプリング107の付勢力により円形状の押えプレート239が当接されている。
【0045】
前記下部タレットTD に装着されたダイ金型73のほぼ中央部には上下方向へ貫通したダイ穴111が形成されており、このダイ穴111は前記下部タレットTD に形成された穴113に連通されている。
【0046】
前記パンチヘッド99の上方には上下動自在なストライカ115が設けられていると共に、このストライカ115のほぼ軸心部には上下方向へ貫通したエアブロー通路117が形成されている。また、前記パンチヘッド99のほぼ軸心部にも上下方向へ貫通したエアブロー通路119が形成されている。
【0047】
前記パンチドライバ85のほぼ軸心部にもエアブロー通路121が形成され、前記エアブロー通路119に連通されている。前記エアブロー通路121に連通したエアブロー通路123が前記ボルト87のほぼ軸心部に貫通して形成されている。このエアブロー通路123の下部には水平方向へ連通した第1エアブロー通路としてのエアブロー通路125が前記パンチボディ83に形成されている。
【0048】
前記エアブロー通路125の先端にはエアブロー通路127が形成されており、このエアブロー通路127にはストリッパプレート93の上下方向に突出部93Tに形成されている第2エアブロー通路としての一部であるエアブロー通路129の上端が連通されている。この各エアブロー通路129の下端は、図4に示されているように複数のエアブロー通路131の一端に連通されており、この各エアブロー通路131の他端(先端)であるパンチチップ11に最も近いストリッパプレート刃先挿入部にはエアブロー噴出口133が設けられている。
【0049】
上記構成により、ダイ金型73上に加工すべきワークWを載置せしめた状態でストライカ115でパンチヘッド99を打撃すると、リフタスプリング107の付勢力に抗して打抜き金型71のパンチガイド75が下降しストリッパプレート93でワークWを押圧せしめる。
【0050】
さらに、ストライカ115でパンチヘッド99を打撃し続けると、ストリッパスプリング101の付勢力に抗してパンチドライバ85を介して、パンチボディ83が下降することにより、パンチチップ81とダイ金型73との協働でワークWにパンチング加工が行われることになる。
【0051】
前記ストライカ115がパンチヘッド99を打撃し続けている間、エア,オイルミストをエアブロー通路117に供給すると、エア,オイルミストはエアブロー通路119,121,123,125,127,129および131を経て、図4に示されている複数のエアブロー噴出口133から噴出されて、パンチチップ211に冷却、潤滑を行うことができ、上述した図1,図2に示されている打抜き金型1と同様の効果を奏するものである。
【0052】
前記ストリッパプレート27,93は、例えば図5および図6に示されているように、第1プレート135と第2プレート137とで構成されている。第1プレート135は前記エアブロー通路131を構成するためのあり溝139となっている。そして第2プレート137は第1プレート135にふたをするように一体化されている。而して、ストリッパプレート27,93を容易に製造することができる。
【0053】
なお、この発明は、前述した実施の形態の例に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0054】
【発明の効果】
以上のごときこの発明の実施の形態の例より理解されるように、本発明によれば、エアブロー噴出口をパンチチップに最も近いストリッパプレート刃先挿入部に設けてあるから、特に密閉でないオープンタイプの打抜き金型であってもエアブロー化が可能となり、パンチチップをエア,オイルミストで冷却,潤滑を行うことができ、従来よりも冷却、潤滑効率を向上せしめることができる。
【0055】
また、エアブロー化を構成するパーツがパンチホルダとストリッパプレートであるため、消耗品であるパンチチップには構造上の変化がないため、エアブロー化によるパンチチップの寿命アップに合わせて、パンチチップの価格維持によってユーザでのランニングコストの一層の低下を可能にすることができる。
【0056】
また、ストリッププレートを容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施の形態の例の打抜き金型とダイ金型を装着した状態の正面断面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った矢視図である。
【図3】図1に代る他の実施の形態の例を示す正面断面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿った矢視図である。
【図5】ストリッパプレートを説明する説明図である。
【図6】第1プレートと第2プレートで構成されたストリッパプレートの断面図である。
【図7】従来のパンチング金型とダイ金型を装着した状態の正面断面図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII線に沿った矢視図である。
【符号の説明】
1,71 打抜き金型
5 パンチホルダ
11,81 パンチチップ
15,85 パンチドライバ
21,99 パンチヘッド
27,93 ストリッパプレート
51,115 ストライカ
53〜67 エアブロー通路
69,133 エアブロー噴出口
75 パンチガイド
117〜131 エアブロー通路

Claims (3)

  1. 上下動自在なパンチホルダの下面にパンチチップを設けると共に前記パンチホルダの上部にパンチヘッドを設け、前記パンチホルダを上下動自在に支持したガイドポストの下部にストリッパプレートを設けると共に、ガイドポストの上部にリテーナを設け、このリテーナと前記パンチヘッドとの間にストリップ用弾性部材を弾装せしめてなり、前記パンチホルダおよびストリッパプレートにそれぞれ第1,第2エアブロー通路を設けると共に第1エアブローと第2エアブロー通路を連通せしめ、この第2エアブロー通路に連通したエアブロー噴出口を前記パンチチップに最も近いストリッパプレート刃先挿入部に設けてなることを特徴とする打抜き金型。
  2. 上下動自在なパンチガイド内に、下面にパンチチップを備えた上下動自在なパンチボディを装着せしめ、このパンチボディの上部にパンチヘッドを設け、前記パンチガイドの下部にストリッパプレートを設けると共に前記パンチガイドの上部とパンチヘッドとの間にストリッパ用弾性部材を弾装せしめてなり、前記パンチボディおよびストリッパプレートに第1,第2エアブロー通路を設けると共に第1エアブロー通路と第2エアブロー通路とを連通せしめ、この第2エアブロー通路に連通したエアブロー噴射口を前記パンチチップに最も近いストリッパプレート刃先挿入部に設けてなることを特徴とする打抜き金型。
  3. 前記ストリッパプレートが、あり溝と噴出口を設けた一方のプレートと、前記あり溝を封止する他方のプレートとを密着して構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の打抜き金型。
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