JP2511859Y2 - バ―リンク金型 - Google Patents

バ―リンク金型

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JP2511859Y2
JP2511859Y2 JP1989104368U JP10436889U JP2511859Y2 JP 2511859 Y2 JP2511859 Y2 JP 2511859Y2 JP 1989104368 U JP1989104368 U JP 1989104368U JP 10436889 U JP10436889 U JP 10436889U JP 2511859 Y2 JP2511859 Y2 JP 2511859Y2
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JP
Japan
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burring
passage
oil mist
punch
tip
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JP1989104368U
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JPH0347616U (ja
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哲 清水
公也 鍵和田
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株式会社アマダメトレックス
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、バーリング用金型に係り、特に給油構造を
有するバーリング用金型に係る。
(従来の技術) バーリング加工に用いられるバーリング用金型に於て
は、良好なプレス加工面が得られるためには、バーリン
グチップ外周等、金型の被加工物に対する当接部に潤滑
油を与える必要がある。従来、この潤滑油の給油は、エ
ジェクタ、パンチボディなど、バーリングチップの外周
に位置する金型構成部材に取付けられて潤滑油を含浸し
たフェルトにより、これに摺接するパンチチップの外周
面に対し行われている。
(考案が解決しようとする課題) 上述の如きフェルトによる潤滑油の給油に於ては、プ
レス運転を中断して作業者が定期的にフェルトに対し潤
滑油を注油する必要があり、長時間の連続運転が不可能
である。
また、フェルトによるバーリングチップへの給油は、
その外周面に限られ、実際に被加工物に対し当接するバ
ーリングチップの先端曲面部に対し潤滑油が充分に供給
されないという不具合があった。
本考案は、上述の如き不具合に鑑み、バーリングチッ
プの如き金型の被加工物に対する当接部の全域に亘っ
て、更には被加工物に対しても潤滑油を充分に供給で
き、しかもプレス運転の中断を必要とせず、長時間の連
続運転が行われ得る潤滑油供給構造を備えたバーリング
用金型を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、被加工
材にバーリング加工を行うためのバーリング金型にし
て、プレス機械のストライカによって打圧されるパンチ
ヘッドを上部に備えたパンチボディの下部にバーリング
チップ受入孔を設け、上記バーリングチップ受入孔内に
上下動可能に設けたインナーエジェクタを下方向へ付勢
して設け、前記ストライカに設けた通路と連通可能の通
路を前記パンチヘッドに設けると共に、当該パンチヘッ
ドの通路に連通した通路を前記インナーエジェクタに上
下に貫通して設け、かつ上記インナーエジェクタの付勢
に抗して被加工材の下穴周縁部を前記バーリングチップ
受入孔へ押込むようにバーリング加工を行うバーリング
チップの上面へ、前記インナーエジェクタの前記通路か
らオイルミストを噴出する構成としてなるものである。
(作用) 上述の如き構成によれば、オイルミスト通路によって
オイルミストがバーリングチップの上面に対する当接部
に対し噴出するようになり、このオイルミストによりバ
ーリングチップの被加工物に対する当接部の全域に亘っ
て、更には被加工物に対しても潤滑油が充分に供給され
るようになる。
(実施例) 以下に添付の図を参照して本考案の実施例について詳
細に説明する。
第1図は本考案に係るバーリング金型の実施例を示し
ている。第1図に於て、符号1はプレス機械のストライ
カを示しており、ストライカ1はバーリング金型のパン
チヘッド3を打圧するようになっている。パンチヘッド
3にはパンチドライバ5が固定連結されており、またパ
ンチドライバ5には取付ボルト7によってフランジ部材
9が固定連結されている。
フランジ部材9には円筒状のパンチボディ11が固定連
結されており、パンチボディ11の下部にはバーリングチ
ップ受入孔11aが設けられている。バーリングチップ受
入孔11aにはインナーエジェクタ13が第1図にて上下方
向に移動可能に嵌合しており、インナーエジェクタ13は
パンチボディ11内に設けられたウレタンばね15により下
方へ付勢されている。
下部固定テーブル17上にはバーリングチップ19が固定
配置されている。バーリングチップ19はストライカ1に
よるパンチボディ11の降下に応じてインナーエジェクタ
13の付勢に抗して被加工材Wの下穴の周縁部を前記バー
リングチップ受入孔11a内へ押込むように作用し、パン
チボディ11の下底面とエジェクタプレート21とにより挟
まれた板状の被加工物Wの下穴の周縁部を上方向へ円筒
形状に突出するようにバーリング加工を行うようになっ
ている。
ストライカ1とパンチヘッド3とパンチドライバ5と
取付ボルト7とウレタンばね15とインナーエジェクタ13
には各々互いに連通するオイルミスト通路23、25、27、
29、31、33が設けられており、ストライカ1のオイルミ
スト通路23に対し外部に設けられたオイルミスト供給装
置35よりオイルミストホース37を経てオイルミストが供
給されるようになっている。
インナーエジェクタ13のオイルミスト通路33は上下に
貫通して複数個設けられており、インナーエジェクタ13
の下底面よりバーリングチップ19の上面へ向けて開口し
ている。
従って、オイルミスト供給装置33よりストライカ1の
オイルミスト通路23に供給されたオイルミストは、これ
よりオイルミスト通路25、27、29、31を経てオイルミス
ト通路33へ至り、被加工材Wの下穴を通過してバーリン
グチップ19の上面へ向けて噴出される。
これによりバーリングチップ19の先端曲面部を含む全
面に亘って、また被加工物Wのバーリング加工部分に充
分な潤滑油が与えられるようになる。
第2図は下向きバーリングパンチ式のバーリング金型
を参考例として示している。第2図に於て、符号41はプ
レス機械のストライカを示しており、ストライカ41はバ
ーリング金型のパンチヘッド43を打圧するようになって
いる。パンチヘッド43はパンチボディ45の上端部に固定
されており、パンチボディ45の下端部にはバーリングチ
ップ47が一体成形されている。
パンチボディ45の外周には板押えを兼ねた筒状のパン
チガイド49が図にて上下方向に摺動可能に嵌合してい
る。パンチヘッド43にはパンチヘッドカラー51が固定連
結されており、またパンチガイド49にはリテーナカラー
53が固定連結されており、このリテーナカラー53とパン
チヘッドカラー51の間にストリッピングばねとしての圧
縮コイルばね55が所定の予荷重を与えられた状態にて取
付けられている。
下部固定テーブル57にはバックアッププレート59とダ
イ61との組立体が固定配置されている。ダイ61にはバー
リングチップ受入孔63が設けられており、バーリングチ
ップ受入孔63にはエジェクタ65が図にて上下方向に移動
可能に嵌合している。エジェクタ65とバックアッププレ
ート59との間には圧縮コイルばね67が設けられており、
圧縮コイルばね67はエジェクタ65を図にて上方へ向け
て、即ち突出方向へ向けて付勢している。
バーリングチップ47はストライカ1によるパンチボデ
ィ45の降下に応じてダイ61のバーリングチップ受入孔63
内に進入し、パンチガイド49の下底面とダイ61の上面と
により挟まれた板状の被加工物Wに対しバーリング加工
を行うようになっている。
ストライカ41、パンチボディ45には互いに連通したオ
イルミスト通路69、71、73、75が設けられている。オイ
ルミスト通路71は、パンチボディ45の中心部をその軸線
方向に沿って延在し、上端部にてストライカ41のオイル
ミスト通路69に連通し、下端にてパンチボディ45を径方
向に貫通して設けられたオイルミスト通路73に連通して
いる。
オイルミスト通路73はその外周端側にてパンチボディ
45の外周面部にその軸線方向に沿って設けられた溝状の
オイルミスト通路75に連通している。溝状のオイルミス
ト通路75はパンチガイド49とバーリングチップ47との間
の円環状空間部77に対し開口しており、この円環状空間
部77に対しオイルミストを噴出するようになっている。
ストライカ41のオイルミスト通路69は、外部に設置さ
れたオイルミスト供給装置79にオイルミストホース81に
よって連通接続され、これよりオイルミストを供給され
るようになっている。またエジェクタ65とバックアップ
プレート59には各々オイルミスト排出孔83、85が設けら
れている。
オイルミスト供給装置79よりのオイルミストはオイル
ミストホース81によってストライカ41のオイルミスト通
路69に与えられる。オイルミスト通路69に与えられたオ
イルミストは、パンチボディ45のオイルミスト通路71、
73、75を通って円環状空間部77に対し噴出する。
このオイルミストはバーリングチップ47の外周面に沿
って流れてそのバーリングチップ47の全体に亘って潤滑
を行うようになる。またオイルミストは被加工物Wのバ
ーリング加工部分へ流れてこのバーリング加工部分の潤
滑を行うようになる。潤滑を終えたオイルミストは被加
工物Wに設けられている下孔Whを通ってエジェクタ65及
びバックアッププレート59のオイルミスト排出孔83、85
へ流れるようになる。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本考案は、被加工材(W)にバーリング加工を行
うためのバーリング金型にして、プレス機械のストライ
カ(1)によって打圧されるパンチヘッド(3)を上部
に備えたパンチボディ(11)の下部にバーリングチップ
受入孔(11a)を設け、上記バーリングチップ受入孔(1
1a)内に上下動可能に設けたインナーエジェクタ(13)
を下方向へ付勢して設け、前記ストライカ(1)に設け
た通路(23)と連通可能の通路(25)を前記パンチヘッ
ド(3)に設けると共に、当該パンチヘッド(3)の通
路(25)に連通した通路(33)を前記インナーエジェク
タ(13)に上下に貫通して設け、かつ上記インナーエジ
ェクタ(13)の付勢に抗して被加工材(W)の下穴周縁
部を前記バーリングチップ受入孔(11a)へ押込むよう
にバーリング加工を行うバーリングチップ(19)の上面
へ、前記インナーエジェクタ(13)の前記通路(33)か
らオイルミストを噴出する構成としてなるものである。
上記構成より明らかなように、本考案においては、パ
ンチヘッド3に設けた通路25はストライカ1に設けた通
路23に連通可能であり、かつパンチヘッド3に設けた上
記通路25は、パンチボディ11に備えた上下動自在のイン
ナーエジェクタ13の通路33と連通してある。
そして、上記インナーエジェクタ13の通路33から、バ
ーリング加工を行うためのバーリングチップ19の上面へ
オイルミストを噴出する構成としてあるから、バーリン
グ加工時に、前記ストライカ11の通路23からインナーエ
ジェクタ13の通路33へオイルミストを常時供給でき、前
記バーリングチップ19の上面及び先端曲面部へオイルミ
ストを噴出することができる。
したがって、バーリングチップ19が被加工物に当接す
る部分や被加工物の加工部分の潤滑を充分に行うことが
でき、長時間のバーリング加工が可能となって生産性の
向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバーリング金型の実施例を示す縦
断面図、第2図は、下向きバーリングパンチ式のバーリ
ング金型の参考例を示す縦断面図である。 1……ストライカ、3……パンチヘッド 5……パンチドライバ、11……パンチボディ 13……インナーエジェクタ 19……バーリングチップ 21……エジェクタプレート 23、25、27、29、31、33……オイルミスト通路 35……オイルミスト供給装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工材(W)にバーリング加工を行うた
    めのバーリング金型にして、プレス機械のストライカ
    (1)によって打圧されるパンチヘッド(3)を上部に
    備えたパンチボディ(11)の下部にバーリングチップ受
    入孔(11a)を設け、上記バーリングチップ受入孔(11
    a)内に上下動可能に設けたインナーエジェクタ(13)
    を下方向へ付勢して設け、前記ストライカ(1)に設け
    た通路(23)と連通可能の通路(25)を前記パンチヘッ
    ド(3)に設けると共に、当該パンチヘッド(3)の通
    路(25)に連通した通路(33)を前記インナーエジェク
    タ(13)に上下に貫通して設け、かつ上記インナーエジ
    ェクタ(13)の付勢に抗して被加工材(W)の下穴周縁
    部を前記バーリングチップ受入孔(11a)へ押込むよう
    にバーリング加工を行うバーリングチップ(19)の上面
    へ、前記インナーエジェクタ(13)の前記通路(33)か
    らオイルミストを噴出する構成としてなることを特徴と
    するバーリング金型。
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