JP3703851B2 - 画像読み書きヘッドおよびこれに用いる集積回路 - Google Patents

画像読み書きヘッドおよびこれに用いる集積回路 Download PDF

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Description

技術分野
本願発明は、画像読み取り機能と、熱転写方式または感熱方式による印字機能を併せ備える画像読み書きヘッドに関する。
発明の背景
たとえば、ファクシミリ装置などの画像処理装置においては、画像読み取り機能をつかさどるイメージセンサと、受信した画像または上記イメージセンサによって読み取った画像を感熱記録紙等に記録するためのサーマルプリントヘッドとが別個に設けられるのが普通である。
画像処理装置において、画像読み取り機能と画像を感熱記録紙等に記録することができる機能とを併せ備える画像読み書きヘッドが実現すれば、上記のようなファクシミリ装置の組み立て部品点数が減少するし、また、ヘッドの占有スペースが節約できてファクシミリ装置等のさらなる小型化が大いに期待できる。
このような画像読み書きヘッドの一例は、特開平6−319013号公報に提案されている。同公報に提案されている画像読み書きヘッドは、ケーシングの上面に設定した画像読み取り面からの反射光をロッドレンズアレイを介して基板の底面に配置した素子搭載用基板の上面側に設けた受光素子に集光させるようにしてイメージセンサ機能を達成する一方、ケーシングの底面に上記素子塔載用基板と隣接させて配置した発熱素子形成基板の下面側に複数の発熱素子を列状配置するとともに、この発熱素子を駆動するための駆動ICを上記素子搭載用基板の下面側に塔載してサーマルプリントヘッド機能を達成している。
しかしながら、上記構成の画像読み書きヘッドにおいては、次のような解決するべき課題が存在する。
第1に、素子塔載用基板の一面にイメージセンサ用の受光素子を、他面にサーマルプリントヘッド用の駆動ICを塔載していることから、この素子搭載用基板の製造が実際上非常に困難であるという問題がある。すなわち、この素子搭載用基板の両面に微細な配線パターンを形成する必要があるとともに、この素子塔載用基板の両面にチップボンディングおよびワイヤボンディングによる素子塔載処理を行わねばならず、現状において、かかる製造工程を支障なく行うことは、きわめて困難である。
第2に、素子塔載用基板と発熱素子形成基板とを別体にしているため、このことが部品点数の増加および組み立て工数の増加を招き、結果として画像読み書きヘッドのコストを押し上げる。
第3に、画像読み取り面から受光素子までの距離として、ロッドレンズアレイのいわゆる共役長がそのまま反映されているため、ヘッドとしての厚み方向の薄型化を一段と進めることができない。
第4に、イメージセンサ用の受光素子と、サーマルプリントヘッド用の駆動ICとが別々に設けられているため、このことがヘッドとしてのコスト上昇要因にもなっている。
したがって、本願発明の目的は、より簡便に製造しうる画像読み書きヘッドを提供することである。
本願発明の他の目的は、より部品点数を削減した画像読み書きヘッドを提供することである。
本願発明のさらに他の目的は、より外形寸法を小型化できる画像読み書きヘッドを提供することである。
本願発明のさらに他の目的は、画像読み書きヘッド用として好適な集積回路を提供することである。
発明の概要
本願発明の第1の側面によって提供される画像読み書きヘッドは、ケーシングの一面に設定された画像読み取り面上の読み取り原稿からの反射光を光学レンズを介して受光することにより上記読み取り原稿上の画像を読み取る複数の受光素子を備えた読み取り用集積回路と、ケーシングにおける上記画像読み取り面と異なる面に配置され、発熱することにより記録用紙上に画像を形成させる複数の発熱素子と、これら発熱素子を駆動制御する書き込み用集積回路とを備えた画像読み書きヘッドであって、
上記読み取り用集積回路、上記発熱素子および上記書込み用集積回路は、上記ケーシングに保持させた基板の一方の主面に設けられているとともに、上記光学レンズを通過した上記反射光を上記受光素子に入射させるための反射手段が設けられていることを特徴とする。
すなわち、この画像読み書きヘッドは、ケーシングにおける互いに異なる面に画像読み取り面と発熱素子とが配置されているにもかかわらず、同一の基板の同一主面上に上記発熱素子、この発熱素子を駆動制御するための書き込み用集積回路、および受光素子を備える読み取り用集積回路が設けられている。そうして、この基板上に設けられた読み取り用集積回路上の受光素子に読み取り原稿からの反射光を入射させるために、反射手段が設けられている。すなわち、原稿からの反射光は、光学レンズを経て、反射手段によってその光路を屈曲させられながら、上記受光素子に入射させられる。
この画像読み書きヘッドは、基本的に、同一の基板の同一の主面上に発熱素子、書き込み用集積回路および読み取り用集積回路が塔載されているので、片面にのみ配線パターンを形成した基板材料上に、発熱素子の形成、各集積回路のボンディング、所定のワイヤボンディング等の工程処理を行うことができるので、基板の両面に集積回路を塔載することに比較し、製造工程を著しく簡略化することができる。
また、画像読み取り面からの反射光は、反射手段によって屈曲させられて受光素子に入射させられているので、光学レンズとして、いわゆるセルフォックレンズアレイを用いる場合であっても、ケーシングの厚み寸法を、上記セルフォックレンズの共役長よりも短縮することができる。このことは、この画像読み書きヘッドの小型化に大きく寄与する。
好ましい実施の形態においては、上記読み取り用集積回路を動作するためのクロック信号と上記書き込み用集積回路を動作させるためのクロック信号とを同一のクロック信号で共用している。
このようにすれば、読み取り用集積回路と書き込み用集積回路とに各別のクロック信号を供給する場合と比較して、画像読み書きヘッドの外部から基板の配線パターンにクロック信号を供給するためのコネクタのピン数を減少させることができ、コネクタの小型化を実現できる。
好ましい実施の形態においてはまた、上記読み取り用集積回路における読み取り画像信号の転送方向と、上記書き込み用集積回路における記録画像データの転送方向を一致させることにより、上記読み取り画像信号を2値化して上記記録画像データとするコピー時に、上記記録用紙上に画像を正しく形成できるようにしている。
このようにすれば、複数の読み取り用集積回路と複数の書き込み用集積回路とを発熱素子の配列方向と並行に並設した画像読み書きヘッドにおいて、読み取り用集積回路からの読み取り画像信号を2値化して記録画像データとして書き込み用集積回路に供給したときに、記録画像が原稿画像の左右を反転させたいわゆるミラー画像になることがない。
すなわち、画像読み書きヘッドは、読み取り原稿と記録用紙との送り方向が同一方向で、コピー時に原稿面と記録面とが画像読み書きヘッドを挟んで相対向するような使い方をされることが多いと考えられる。そして、複数の読み取り用集積回路は、初段の読み取り用集積回路の第1ビットから順次1ライン分の読み取り画像信号を出力するので、これを2値化した記録画像データは、最終段の書き込み用集積回路の最終ビットから順次格納されることになる。これは、書き込み用集積回路においては、初段の書き込み用集積回路のシフトレジスタの第1ビットにシリアルに入力された記録画像データが最終段の書き込み用集積回路のシフトレジスタの最終ビット側へ順次転送されるためである。ここで、原稿面と記録面とが相対向しているので、初段の読み取り用集積回路の第1ビットの読み取り位置が原稿面の左端部に一致しているとすると、記録面の左端部は最終段の書き込み用集積回路の最終ビットに対応する。したがって、初段の読み取り用集積回路の第1ビットからの読み取り画像信号を2値化した記録画像データを最終段の書き込み用集積回路の最終ビットに格納すれば、ミラー画像でない正しい画像が記録されることになる。このときの読み取り画像信号の転送方向は、初段の読み取り用集積回路の第1ビットから最終段の読み取り用集積回路の最終ビットへの方向であり、記録画像データの転送方向は、初段の書き込み用集積回路の第1ビットから最終段の書き込み用集積回路の最終ビットへの方向であって、両者は一致している。
好ましい実施の形態においてはさらに、上記読み取り用集積回路と上記書き込み用集積回路とは、1つのチップに一体化されている。
このようにすれば、受光素子およびその出力制御回路と発熱素子のための駆動制御回路とが1つのチップに一体化できるので、読み取り用集積回路と書き込み用集積回路とを別のチップにして別個に実装する場合と比較して、基板上にチップが占める面積を小さくすることができる。したがって、基板の面積を小さくでき、画像読み書きヘッドをさらに小型化することができる。
好ましい実施の形態においてはまた、上記ケーシングにおける上記基板の発熱素子の背後に位置する部位には、上記ケーシングよりも熱伝導率の大きな材料からなる吸熱部材が設けられている。
このようにすれば、発熱素子による熱が基板から吸熱部材に速やかに移動するので、基板の温度上昇を抑制することができ、熱による受光素子の特性変化および基板の変形や損傷を良好に防止することができる。なお、本願発明においては、上述のように、発熱素子と、この発熱素子を駆動制御するための書き込み用集積回路と、受光素子を含む読み取り用集積回路とを基板の一方の主面に設けているので、基板の他面には配線パターンや電子部品実装をする必要がないことから、基板の他面と吸熱部材との接触面積を大きくすることができ、したがって効果的に基板の温度上昇を抑制することができる。
好ましい実施の形態において、上記光学レンズは、セルフォックレンズアレイであり、他の好ましい実施の形態において、上記光学レンズは、複数の非球面凸レンズである。セルフォックレンズアレイを用いる場合、画像読み取り面上の1ライン分の画像が正立等倍に受光素子に集光させられる。この構成は、いわゆる密着型イメージセンサにおいて普通に用いられる手法であり、実施化が容易である。光学レンズとして複数の非球面凸レンズを用いる場合には、個々の非球面凸レンズは、個々の読み取り用集積回路と対応して配置され、画像読み取り面上の1ライン分の画像が、所定の長さ範囲ごとに、倒立して各読み取り用集積回路上の受光素子列に集束させられる。また、光学レンズから画像読み取り面までの光学的距離と、光学レンズから受光素子までの光学的距離を異ならせることにより、読み取りライン上の実距離より縮小した距離内に画像を集束させることができる。したがって、個々の読み取り用集積回路を小型化して、そのコストを低減することができる。
好ましい実施の形態において、上記反射手段は、上記光学レンズを通過した上記反射光を1回反射させて上記受光素子に傾斜状に入射させる。また、他の好ましい実施の形態においては、上記反射手段は、上記光学レンズを通過した上記反射光を複数回反射させて上記受光素子に垂直または略垂直に入射させる。このように光学レンズからの光学的距離に余裕がある限り、反射回数を選択することにより、受光素子への入射角を適宜選択することができる。また、受光素子の効率からいえば、垂直に入射させるのが望ましい。
上記反射手段としては、1または複数の鏡面によって形成することもできるし、プリズムによって形成することもできる。この場合において、上記鏡面は、上記ケーシングとは別体のカバー部材の内面に金属蒸着あるいはスパッタリングにより形成されており、かつ、このカバー部材は、上記基板上に塔載された読み取り用集積回路および書き込み用集積回路を覆っている。
他の好ましい実施の形態においては、上記プリズムは、透明樹脂成形品であり、上記ケーシングまたは上記基板上に塔載された読み取り用集積回路および書き込み用集積回路を覆うカバー部材に嵌合保持されている。
本願発明の第2の側面によって提供される画像読み書きヘッド用集積回路は、読み取り原稿からの反射光を受光することにより上記読み取り原稿上の画像を読み取る複数の受光素子と、発熱することにより記録用紙上に画像を形成させる複数の発熱素子とを備えた画像読み書きヘッドを制御する画像読み書きヘッド用集積回路であって、上記複数の受光素子と、上記複数の受光素子からの出力を順次取り出す受光素子制御回路と、記録画像に応じて上記複数の発熱素子に選択的に通電する発熱素子制御回路とが1つのチップに形成されていることを特徴としている。
この画像読み書きヘッド用集積回路によれば、受光素子と受光素子制御回路と発熱素子制御回路とを1つのチップに形成しているので、受光素子および受光素子制御回路を実現する読み取り用集積回路と発熱素子制御回路を実現する書き込み用集積回路とを各別に設ける場合に比較し、基板上における設置スペースを小さくすることができるのみならず、電源やクロックパルスなどを双方の集積回路に各別に供給する必要がないことから、基板上の配線パターンが少なくて足りる。したがって、基板を小型化でき、ひいては画像読み書きヘッドを小型化することができる。しかも、読み取り用集積回路と書き込み用集積回路とを各別に製造する必要がないことから、集積回路の製造コストを低減でき、さらには基板へのチップボンディングや配線パターン形成の手間を軽減できる結果、画像読み書きヘッド安価にできる。
好ましい実施の形態においては、複数の受光素子がチップの表面の一側縁近傍に配置され、信号用および電源用の全てのパッドがチップの表面の他側縁近傍に配置されている。
このようにすれば、パッドと基板上の配線パターンとワイヤボンディングにより接続したときに、ワイヤにより受光素子への入射光が遮られるのを確実に防止することができる。
好ましい実施の形態においては、受光素子制御回路におけるタイミング制御のためのクロック信号と、発熱素子制御回路におけるタイミング制御のためのクロック信号とがクロック信号で兼用される。
このようにすれば、基板の配線パターンを減少させうることから、配線パターンの設定がより容易になるとともに、基板を小型化できる。
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
図1は、本願発明の第1の実施形態に係る画像読み書きヘッドの概略斜視図である。
図2は、図1に示される画像読み書きヘッドの長手方向と直交する方向に沿う断面図である。
図3は、図1に示される画像読み書きヘッドに備えられた第2の基板の平面図である。
図4は、図1に示される画像読み書きヘッドに備えられた第2の基板の長手方向端部の要部拡大平面図である。
図5は、図1に示される画像読み書きヘッドに備えられた第2の基板の発熱素子部分の拡大平面図である。
図6は、図1に示される画像読み書きヘッドに備えられたセンサIC(読み取り用集積回路)の回路ブロック図である。
図7は、図6に示されるセンサICの各部信号波形図である。
図8は、図1に示される画像読み書きヘッドに備えられた駆動IC(書き込み用集積回路)の回路ブロック図である。
図9は、図8に示される駆動ICの各部信号波形図である。
図10は、コピー時における読み取り画像と記録画像との関係の説明図である。
図11は、本願発明の第2の実施形態に係る画像読み書きヘッドの長手方向と直交する方向に沿う断面図である。
図12は、図11に示される画像読み書きヘッドに備えられた第2の基板の平面図である。
図13は、図11に示される画像読み書きヘッドに備えられた第2の基板の長手方向端部の要部拡大平面図である。
図14は、図11に示される画像読み書きヘッドに備えられた集積回路の回路ブロック図である。
図15は、図11に示される画像読み書きヘッドに備えられた集積回路の略示平面図である。
図16は、本願発明の第3の実施形態に係る画像読み書きヘッドの概略斜視図である。
図17は、図16に示される画像読み書きヘッドの長手方向と直交する方向に沿う断面図である。
図18は、図17のX−X線に沿う断面図である。
図19は、本願発明の第4の実施形態に係る画像読み書きヘッドの要部断面図である。
図20は、本願発明の第5の実施形態に係る画像読み書きヘッドの要部断面図である。
図21は、図20に示される画像読み書きヘッドにおけるプリズム保持構造の説明図である。
図22は、本願発明の第6の実施形態に係る画像読み書きヘッドの要部断面図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、本願発明の好ましい実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1ないし図10は、本願発明に係る画像読み書きヘッド1の第1の実施形態を示している。図1は、上記画像読み書きヘッド1の概略斜視図、図2は、同画像読み書きヘッド1の長手方向と直交する方向に沿う断面図であって、この画像読み書きヘッド1は、所定の長手寸法を有するケーシング2を有している。このケーシング2には、図2に良く表れているように、長手方向両端部を除いて第1の凹部3と第2の凹部4とが形成されており、第1の凹部3の開口を封鎖するようにしてカバーガラス5が取付けられている。第1の凹部3の内部には、第1の基板6が取り付けられており、第2の凹部4の内部には、第2の基板7が取り付けられている。
第1の基板6の一方の主面には、長手方向所定間隔おきに、照明光源としての複数個のLEDチップ8が取り付けられている。第1の基板6の他方の主面は、ケーシング2に支持されている。第2の基板7の一方の主面には、幅方向一側寄りにかつ長手方向に沿って列状に、発熱素子9が形成されており、幅方向他側寄りにかつ長手方向に沿って列状に、読み取り用集積回路(以下「センサIC」と記す)10および書き込み用集積回路(以下「駆動IC」と記す)11とが取付けられている。ケーシング2には、断面矩形状の吸熱部材HSがインサート成型されており、上記第2の基板7の他方の主面の略半分は吸熱部材HSに当接させられている。
上記ケーシング2には、第1の凹部3と第2の凹部4とを連通させる連通空間が形成されており、この連通空間には、光学レンズとしてのセルフォックレンズアレイ12が設けられている。さらにこのケーシング2には、反射カバー体13が取り付けられている。この反射カバー体13は、幅方向一端から傾斜状に突出する屈曲部13aを有しており、この屈曲部13aの先端面は、第2の基板7の一方の主面に当接している。すなわち、上記センサIC10および駆動IC11は、上記ケーシング2の第2の基板7の一方の主面に塔載されたかたちで、上記反射カバー体13によって覆われており、第2の基板7における発熱素子9は、外部に露出させられている。
上記ケーシング2は、たとえば樹脂成形によって作製することができる。カバーガラス5は、たとえばガラス製あるいは樹脂製によって得ることができる。第1の基板6は、たとえばガラスエポキシ基板を用いることができる。第2の基板7は、たとえばアルミナセラミック製とすることができる。LEDチップ8は、読み取り原稿Dを照射する光源として機能する。発熱素子9は、記録用紙Pに画像を記録するための熱源として機能する。この発熱素子9の具体的構成については後述する。
センサIC10は、読み取り原稿Dからの反射光を受光して読み取り画像信号を出力する受光素子として機能するイメージセンサと、このイメージセンサの各受光素子からの読み取り画像信号を順次取り出す受光素子制御回路とが形成されたチップからなっており、第2の基板7の一方の主面にチップボンディングされている。このセンサIC10はまたは、第2の基板7の一方の主面に形成された配線パターン(図示略)に対してワイヤボンディングにより接続されている。
駆動IC11は、発熱素子9を選択的に駆動する発熱素子制御回路が形成されたチップからなっており、第2の基板7の一方の主面にチップボンディングされている。この駆動IC11はまた、第2の基板7の一方の主面に形成された配線パターン(図示略)に対してワイヤボンディングにより接続されている。
上記吸熱部材HSは、たとえばアルミニウムなどの金属からなっており、発熱素子9による第2の基板7の熱を吸収して、第2の基板7の大幅な温度上昇を阻止する。セルフォックレンズアレイ12は、特殊なロッドレンズを樹脂中にインサートしたものであり、読み取り原稿Dからの読み取り原稿D上の画像を受光素子に正立等倍に結像させる機能をもっている。
反射カバー体13は、たとえばガラスあるいは樹脂あるいは金属からなっており、上記セルフォックレンズアレイ12を通過した読み取り原稿Dから反射光をその光路を屈曲させて受光素子に入射させる役割をもつ。すなわち、この反射カバー体13の第2の基板7の一方の主面との対向面には、屈曲部13aを除く位置の少なくとも一部に反射面が形成されている。この反射面は、たとえば金属蒸着あるいはスパッタリングなどによって形成することができる。この実施形態において上記反射カバー体13の反射面は、第2の基板7の一方の主面と平行となっており、セルフォックレンズアレイ12の光軸は、反射カバー体13の反射面に対して所定角度傾斜している。また、カバーガラス5の表面および裏面は、セルフォックレンズアレイ12の光軸と直交している。
たとえば、A4幅の原稿を8画素/mmの主走査密度で読み取るように構成する場合、1728個の受光素子を等間隔一列に配列する必要がある。このような受光素子は、複数個の受光素子が形成されたセンサIC10を第2の基板7の一方の主面に複数個列状に設置することにより実現される。たとえば、96個の受光素子が形成されたセンサIC10を用いる場合、すべての受光素子のピッチが一定となるように、18個のセンサIC10を長手方向に互いに密接させて第2の基板7の一方の主面上に塔載することになる。
上記カバーガラス5の上面と対向するようにして、読み取り用のプラテンローラ21が配置されており、このプラテンローラ21にバックアップされて、読み取り原稿Dがカバーガラス5上に案内される。
以上の構成が、カバーガラス5上に案内された読み取り原稿Dの画像を読み取るイメージセンサとしての機能を実現する。すなわち、カバーガラス5上に設定された読み取りラインLに沿う読み取り原稿D上の明暗画像がそのままセンサIC10の受光素子列に反映され、1読み取りラインごとに、各受光素子の受光量を表すアナログの読み取り画像信号がシリアルに出力される。
また、第2の基板7の主面に列状に配列された発熱素子9と対向するようにして、記録用のプラテンローラ22が配置され、このプラテンローラ22にバックアップされるようにして、感熱記録紙等の記録用紙Pが発熱素子9に押しつけられるようにして搬送される。第2の基板7の一方の主面に形成された以上の構成は、サーマルプリントヘッドとしての機能を実現する。すなわち、駆動IC11は、記録画像データにしたがって、1印字ラインごとに、多数の発熱素子9からなる発熱ドット列のうちの選択した発熱素子9を発熱駆動する。
次に、発熱素子9の具体的構成について、具体的に説明する。
図3は、第2の基板7の平面図であって、第2の基板7の一方の主面には、幅方向一側寄りに多数の発熱素子9が列状に形成されており、また、幅方向他側寄りに18個のセンサIC10と12個の駆動IC11とがそれぞれ列状に取り付けられている。駆動IC11は、センサIC10よりも発熱素子9側に位置しており、互いに隣接するセンサIC10は密接して取り付けられている。また、第2の基板7の長手方向両端部には、幅方向他側側の端面にコネクタ23,24が取り付けられている。これらのコネクタ23,24は、センサIC10および駆動IC11の入出力信号や電源を伝送するためのケーブル(図示略)が接続される。
図4は、第2の基板7の長手方向両端部の要部拡大平面図であって、第2の基板7の一方の主面には、一側縁に沿うようにして、発熱素子9を構成するための発熱抵抗体31が直線状に設けられており、総計1728個の発熱素子9を144個ずつ分担して駆動するための12個の駆動IC11が、第2の基板7の一方の主面の他側縁に沿うようにして塔載されている。これら駆動IC11よりもさらに第2の基板7の一方の主面の他側縁側には、18個のセンサIC10が列状にかつ密着して塔載されている。
図5は、発熱抵抗体31の一部の拡大平面図であって、発熱抵抗体31の外側には、これと平行に延びるようにして共通電極配線32が形成されている。この共通電極配線32からは、発熱抵抗体31の下側にもぐり込むようにして第2の基板7の幅方向に櫛歯状のコモンパターン33が延ばされている。また、このコモンパターン33の各間の領域には、櫛歯状の個別電極パターン34が入り込まされている。この個別電極パターン34の基端部は、駆動IC11の一側近傍まで延ばされており、各個別電極パターン34は、駆動IC11の出力パッドに対してワイヤボンディングによって結線されている。
駆動IC11は、これに入力される記録画像データにしたがって、選択した個別電極パターン34に電流を流す。そうすると、発熱抵抗体31において、当該個別電極パターン34を挟んで両側に位置するコモンパターン33間の領域に電流が流れ、この領域が発熱する。すなわち、発熱抵抗体31は、図5に詳示するように、その下にもぐり込んでのびる櫛歯状のコモンパターン33によって、長手方向に微小領域毎に区画され、各区画された領域が発熱素子9として機能する。
次に、センサIC10および駆動IC11の構成について、具体的に説明する。
図6は、センサIC10の回路ブロック図であって、このセンサIC10のチップ41には、96個のホトトランジスタPTr1〜PTr96、96個の電界効果トランジスタFET1〜FET96、受光用のシフトレジスタSR1、チップセレクト回路CS1、演算増幅器OP1、電界効果トランジスタFETa,FETb、キャパシタC1、抵抗器R1〜R3、およびパッドSI,CLKI,VDD,AO,SOが形成されている。ホトトランジスタPTr1〜PTr96は、読み取り原稿Dからの反射光が入射されることにより読み取り原稿Dの画像に応じたアナログの読み取り画像信号を出力する受光素子を構成している。電界効果トランジスタFET1〜FET96、シフトレジスタSR1、チップセレクト回路CS1、演算増幅器OP1、電界効果トランジスタFETa,FETb、キャパシタC1、および抵抗器R1〜R3は、ホトトランジスタPTr1〜PTr96からの出力を順次取り出す受光素子制御回路を構成している。
ホトトランジスタPTr1〜PTr96は、コレクタがパッドVDDに接続され、エミッタが電界効果トランジスタFET1〜FET96のドレインに接続されている。電界効果トランジスタFET1〜FET96は、ゲートがシフトレジスタSR1の出力端に接続されており、ソースが全て共通に電界効果トランジスタFETaのドレインおよび演算増幅器OP1の非反転入力端に接続されている。電界効果トランジスタFETaは、ゲートがパッドCLKIに接続されており、ソースが接地されている。演算増幅器OP1は、出力端が電界効果トランジスタFETbのドレインおよび抵抗器R3の一端に接続されており、反転入力端が抵抗器R3の他端および抵抗器R2の一端に接続されている。演算増幅器OP1の非反転入力端と電界効果トランジスタFETaのドレインと電界効果トランジスタFET1〜FET96のソースとの接続点には、抵抗器R1の一端およびキャパシタC1の一端が接続されている。抵抗器R1,R2の他端およびキャパシタC1の他端は接地されている。電界効果トランジスタFETbは、ゲートがチップセレクト回路CS1の出力されており、ソースばパッドAOに接続されている。
図7は、センサIC10の各部信号波形図であって、SIはパッドSIに入力されるシリアルイン信号、CLKIはパッドCLKIに入力されるクロック信号、AOはパッドAOに出力される読み取り画像信号である。
シフトレジスタSR1は、パッドSIを介してシリアルイン信号が入力されることにより、パッドCLKIを介して入力されるクロック信号に同期して、電界効果トランジスタFET1〜FET96のゲートに駆動パルスを順次出力する。すなわち、シリアルイン信号は、まずシフトレジスタSR1の第1ビットに入力され、これによりシフトレジスタSR1の第1ビットがオンして電界効果トランジスタFET1のゲート駆動電圧が印加され、電界効果トランジスタFET1がオンして受光素子としてのホトトランジスタPTr1に蓄積された電荷が演算増幅器OP1の非反転入力端に供給される。そして、クロック信号が入力される毎にシリアルイン信号がシフトレジスタSR1内を次段に順次転送される結果、ホトトランジスタPTr1〜PTr96に蓄積された電荷すなわち読み取り画像信号が演算増幅器OP1の非反転入力端に順次供給される。そして、増幅器OP1により増幅された読み取り画像信号は、アナログスイッチとして動作する電界効果トランジスタFETbを介してパッドAOに出力され、第2の基板7の配線パターンを介して画像読み書きヘッド1の外部に供給される。
シフトレジスタSR1の最終ビットまで転送されたシリアルイン信号は、次のクロック信号が入力されることにより、シリアルアウト信号としてパッドSOおよびチップセレクト回路CS1に出力される。パッドSOに出力されたシリアルアウト信号は、第2の基板7の配線パターンを介してっ次段のセンサIC10のパッドSIにシリアルイン信号として供給される。
チップセレクト回路CS1は、パッドSIにシリアルイン信号が入力された時から、パッドSOにシリアルアウト信号が出力される時までの時間、パッドCLKIに入力されるクロック信号に同期して、電界効果トランジスタFETbをオン・オフさせる。すなわち、シリアルアウト信号が入力されたチップセレクト回路CS1は、電界効果トランジスタFETbのゲートに供給していた駆動信号を遮断し、電界効果トランジスタFETbをオフさせる。これにより、パッドAOに演算増幅器OP1の出力が供給されなくなり、演算増幅器OP1により増幅されたノイズなどがパッドAOに出力されるのを良好に防止できる。
また、アナログスイッチとして動作する電界効果トランジスタFETaは、パッドCLKIに入力されるクロック信号に同期してオン・オフすることにより、電界効果トランジスタFET1〜FET96を介して出力されるホトトランジスタPTr1〜PTr96からの電荷を、演算増幅器OP1に供給する状態と接地させる状態とに切り替わる。キャパシタC1および抵抗器R1は、ホトトランジスタPTr1〜PTr96からの出力波形を整形するものであり、抵抗器R2,R3は、演算増幅器OP1の電圧増幅度を決定するものである。
図8は、駆動IC11の回路ブロック図であって、この駆動IC11のチップ42には、チップセレクト回路CS2、ラッチ回路LT、シフトレジスタSR2、144個の論理積回路AND1〜AND144、144個のバイポーラトランジスタTr1〜Tr144、およびパッドDI,CLKI,LATI,STRI,STRCLK,GND,STRO,LATO,CLKO,DO,DO1〜DO144が形成されている。バイポーラトランジスタTr1〜Tr144は、発熱素子9に通電するためのスイッチを構成している。シフトレジスタSR2、ラッチ回路LT、チップセレクト回路CS2、論理積回路AND1〜AND144、およびバイポーラトランジスタTr1〜Tr144は、記録画像データに応じて複数の発熱素子9に選択的に通電する発熱素子制御回路を構成している。
論理積回路AND1〜AND144は、出力端がバイポーラトランジスタTr1〜Tr144のベースに接続され、一方の入力端がラッチ回路LTの出力端に接続され、他方の入力端がチップセレクト回路CS2の一方の出力端に接続されている。バイポーラトランジスタTr1〜Tr144は、エミッタが全て共通にパッドGNDに接続され、コレクタがパッドDO1〜DO144に接続されている。
図9は、駆動IC11の各部信号波形図であって、DIはパッドDIに入力される記録画像データ、CLKIはパッドCLKIに入力されるクロック信号、LATIはパッドLATIに入力されるラッチ信号、STRCLKはパッドSTRCLKに入力されるストローブクロック信号、STRI〜STR12は各駆動IC11の内部でチップセレクト回路CS2により生成されるストロープ信号である。
シフトレジスタSR2は、パッドDIを介して第1ビットにシリアルに入力される記録画像データを、パッドCLKIを介して入力されるクロック信号に同期して順次次のビットに転送することにより、144ビット分の記録画像データを一時的に記憶するものであって、シフトレジスタSR2の最終ビットまで転送された記録画像データは、次のクロック信号が入力されることにより、パッドDOに出力され、第2の基板7の配線パターンを介して次段の駆動IC11のパッドDIに供給される。また、パッドCLKIを介してシフトレジスタSR2に入力されたクロック信号は、シフトレジスタSR2からパッドCLKOに出力され、第2の基板7の配線パターンを介して次段の駆動IC11のパッドCLKIに供給される。このシフトレジスタSR2に供給されるクロック信号は、センサIC10のシフトレジスタSR1に供給されるクロック信号と同じものであって、コネクタ23あるいは24の同じコネクタピンから第2の基板7の配線パターンを介して初段のセンサIC10のパッドCLKIおよび初段の駆動IC11のパッドCLKIに供給される。すなわち、センサIC10におけるタイミング制御のためのクロック信号と駆動IC11におけるタイミング制御のためのクロック信号とを1つのクロック信号で兼用している。
ラッチ回路LTは、パッドLATIを介してラッチ信号が入力されることにより、その時点でシフトレジスタSR2の各ビットに記憶されている記録画像データを取り込んで記憶する。ラッチ回路LTに入力されたラッチ信号は、ラッチ回路LTからパッドLATOに出力され、第2の基板7の配線パターンを介して次段の駆動IC11のパッドLATIに供給される。
チップセレクト回路CS2は、パッドSTRIを介して一方の入力端に入力されるストローブ信号とパッドSTRCLKを介して他方の入力端に入力されるストローブクロック信号とに基づいて新たなストローブ信号を生成し、その新たなストローブ信号を一方および他方の出力端から出力する。チップセレクト回路CS2の一方の出力端から出力された新たなストローブ信号は、論理積回路AND1〜AND144の他方の入力端に供給され、他方の出力端から出力された新たなストローブ信号は、パッドSTROに供給される。パッドSTROに供給されたストローブ信号は、第2の基板7の配線パターンを介して次段の画像読み書きヘッド用集積回路10のパッドSTRIに供給される。すなわち、チップセレクト回路CS2はDフリップフロップ回路を備えており、パッドSTRCLKを介して他方の入力端に入力されるストローブクロック信号の立ち上がりのタイミングで、パッドSTRIを介して一方の入力端に入力されるストローブ信号がハイレベルであればハイレベルの信号を出力し、ローレベルであればローレベルの信号を出力する。そして、第2の基板7上の12個の駆動IC11のうちの初段の駆動IC11のチップセレクト回路CS2に、ストローブ信号としてたとえばラッチ信号が入力されると、その後の最初のストローブクロック信号の立ち上がりのタイミングでチップセレクト回路CS2の出力がハイレベルになる。そしてその次のストローブクロック信号の立ち上がりのタイミングでは、ラッチ信号は既にローレベルに反転しているので、チップセレクト回路CS2の出力はハイレベルからローレベルに反転する。したがって、チップセレクト回路CS2は、ストローブクロック信号の1周期に相当する期間だけハイレベルになるストローブ信号を出力することになる。そして、このストローブ信号が次段の駆動IC11のチップセレクト回路CS2にストローブ信号として入力されるので、次段の駆動IC11のチップセレクト回路CS2は、前段の駆動IC11のチップセレクト回路CS2により生成されたストローブ信号の立ち下がりと同時に立ち上がってストローブクロック信号の1周期に相当する期間だけハイレベルになるストローブ信号を出力する。このように、第2の基板7上の12個の駆動IC11のチップセレクト回路CS2は、タイミングが相互に重ならないように順次新たなストローブ信号を生成するのである。
チップセレクト回路CS2の一方の出力端から新たなストローブ信号が出力されると、論理積回路AND1〜AND144の他方の入力端がハイレベルになり、論理積回路AND1〜AND144の出力端の信号と一方の入力端に供給されているラッチ回路LTの出力とが一致する。すなわち、ラッチ回路LTに記憶されている記録画像データの各ビットの内容に応じて論理積回路AND1〜AND144の出力端のレベルが決定され、それに応じてバイポーラトランジスタTr1〜Tr144のオン・オフ状態が決定される。パッドDO1〜DO144はそれぞれ図5の個別電極パターン34に接続されているので、バイポーラトランジスタTr1〜Tr144のうちのいずれかがオンすれば、電源の陽極から共通電極配線32、コモンパターン33、発熱抵抗体31、個別電極パターン34、バイポーラトランジスタTr1〜Tr144のうちの該当するもの、およびパッドGNDを介して電源の陰極に至る閉ループが形成され、発熱素子9を構成する発熱抵抗体31の該当箇所に通電されて、記録用紙Pに記録画像が記録される。
以上の構成において、読み取り原稿Dの読み取りに際しては、LEDチップ8から出射された光がカバーガラス5を介して読み取り原稿Dに照射され、読み取り原稿Dからの反射光がカバーガラス5を介してセルフォックレンズアレイ12に入射し、この反射光は、セルフォックレンズアレイ12により集束されて、かつ反射体13の反射面により光路を屈曲されつつ、センサIC10に形成された受光素子に入射させられる。これにより、センサIC10からワイヤボンディングと第2の基板7の一方の主面に形成された配線パターンとコネクタ23あるいは24と図外のケーブルとを介して読み取り画像信号が画像読み書きヘッド1の外部に取り出され、1ライン分の画像が読み取られることになる。そして、プラテンローラ21により読み取り原稿Dが図2の矢印方向の1ライン分送られ、以下同様の動作が繰り返される。
また、記録用紙Pへの画像の記録に関しては、画像読み書きヘッド1の外部から図外のケーブルとコネクタ23あるいは24と第2の基板7の一方の主面に形成された配線パターンとワイヤボンディングとを介して駆動IC11に記録画像データが入力される。これにより駆動IC11が、入力された記録画像データに応じて駆動するべき発熱素子9を選択し、それに応じて選択的に個別電極パターン34に通電する。すなわち、電源の正極側から個別電極パターン34と発熱抵抗体31とコモンパターン33と共通電極配線32とを通って電源の負極側に至る閉ループを形成させる。これにより、記録画像データに応じた発熱素子9が発熱し、記録用紙Pに1ライン分の画像が記録される。そして、プラテンローラ22により記録用紙Pが図2の矢印方向に1ライン分送られ、以下同様の動作が繰り返される。
コピー時には、上記の読み取りと書き込みとの動作が同時に行われる。すなわち、センサIC10から出力された読み取り画像信号が画像読み書きヘッドの外部2値化回路により2値化され、記録画像データとして駆動IC11に入力される。このとき、18個のセンサIC10においては、1ライン分の読み取り画像信号が、初段のセンサIC10(図3の左端のセンサIC10)のシフトレジスタSR1の第1ビット(図6のホトトランジスタPTr1に対応するビット)から順に出力され、最終段のセンサIC10(図3の右端のセンサIC10)のシフトレジスタSR1の最終ビット(図6のホトトランジスタPTr96に対応するビット)からの読み取り画像信号が1ラインの最後になる。これらの読み取り画像信号は、2値化されて記録画像データとして、12個の駆動IC11のうちの初段の駆動IC11(図3の左端の駆動IC11)のシフトレジスタSR2の第1ビット(図8の論理積回路AND1に対応するビット)にシリアルに入力され、最終段の駆動IC11(図3の右端の駆動IC11)のシフトレジスタSR2の最終ビット(図8の論理積回路AND144に対応するビット)側に順次転送される。すなわち、読み取り画像信号の転送方向は図10の矢印A方向であり、記録画像データの転送方向は図10の矢印B方向であって、両者は一致している。したがって、初段のセンサIC10の第1ビットからの読み取り画像信号は、最終段の駆動IC11の最終ビットに記録画像データとして保持されることになる。
ところで、読み取り画像と記録画像との関係を説明する説明図である図10のように、読み取り原稿Dの送り方向は矢印C方向であり、記録用紙Pの送り方向は矢印D方向であって、両者は一致している。また、読み取り原稿Dの読み取り面と記録用紙Pの記録面とは画像読み書きヘッド1を挟んで相対向している。したがって、読み取り原稿Dの読み取り面の左端部は初段のセンサIC10の第1ビットの位置に対応し、記録用紙Pの記録面の左端部は最終段の駆動IC11の最終ビットの位置に対応することになる。この結果、図10に示しているように、読み取り原稿Dの読み取り面の文字が、いわゆるミラー文字にならず正しく記録用紙Pの記録面に記録されることになる。
図11ないし図15は、本願発明に係る画像読み書きヘッド1の第2の実施形態を示している。図1ないし図10に示した第1の実施形態に対してこの第2の実施形態の異なる点は、第1の実施形態では、第2の基板7の一方の主面の読み取り用集積回路10と書き込み用集積回路11とを別個にボンディングしていたのに対し、この第2の実施形態においては、読み取り用集積回路10と書き込み用集積回路11の双方の機能を1つのチップに一体化している点である。図11において、この画像読み書きヘッド用集積回路10の構成を除くその余の構成は、図2と同様であるので、同一または同等の部材には図2と同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。なお、この画像読み書きヘッド用集積回路10は、受光素子列を含んでいるので、各集積回路10は、図12および図13に表れているように、互いに密接させた状態で第2の基板7の一方の主面上に塔載されることになる。
図14は、この第2の実施形態に用いられる画像読み書きヘッド用集積回路10の回路ブロック図である。第1の実施形態における図6および図8と、この図14を比較すれば明らかなように、この画像読み書きヘッド用集積回路10は、図6の読み取り用集積回路10の構成と、図8の書き込み用集積回路11の構成を一体化したものである。ただし、この画像読み書きヘッド用集積回路10においては、受光素子であるホトトランジタPTr1〜PTr96、の数と、バイポーラトランジスタTr1〜Tr96の数を一致させて、1つの画像読み書きヘッド用集積回路10が担当する受光素子の数と、発熱素子9の数とを一致させている。
すなわち、この画像読み書きヘッド用集積回路10のチップ41には、たとえば96個のホトトランジスタPTr1〜PTr96、96個の電界効果トランジスタFET1〜FET96、受光用のトランジスタSR1、チップセレクト回路CS1,CS2 演算増幅器OP1 電界効果トランジスタFETa,FETb、キャパシタC1、抵抗器R1〜R3、発熱用のシフトレジスタSR 2 、ラッチ回路LT、たとえば96個の論理積回路AND1〜AND96、96個のバイポーラトランジスタTr1〜Tr96およびパッドSI,DI,CLKI,LATI,STRI,STRC,VDD,DO1〜DO96,GND,AO,STRO,LATO,CLKO,DO,SOが形成されている。ホトトランジスタPTr1〜PTr96は、読み取り原稿Dからの反射光が入射されることにより、読み取り原稿Dの画像に応じた読み取り画像信号を出力する受光素子を構成している。バイポーラトランジタTr1〜Tr96は、発熱素子9に通電するためのスイッチを構成している。電界効果トランジスタFET1〜FET96、シフトレジスタSR1、チップセレクト回路CS1、演算増幅器OP1、電界効果トランジスタFETa,FETb、キャパシタC1、および抵抗器R1〜R3は、ホトトランジスタPTr1〜PTr96からの出力を順次取り出す受光素子制御回路を構成している。シフトレジスタSR1、ラッチ回路LT、チップセレクト回路CS2、論理積回路AND1〜AND96、およびバイポーラトランジスタTr1〜Tr96は、記録画像に応じて複数発熱素子9に選択的に通電する発熱素子制御回路を構成している。
図14および図15からわかるように、この画像読み書きヘッド用集積回路10のチップ41の表面には、長手方向に沿う一側縁部に、受光素子を構成するホトトランジスタPTr1〜PTr96が一列に形成されているとともに、長手方向に沿う側縁部に、全てのパッドSI,DI,CLKI,LATI,STRI,STRC,VDD,DO1〜DO96,GND,AO,STRO,LATO,CLKO,DO,SOが形成されている。したがって、パッドSI,TI,CLKI,LATI,STRI,STRC,VDD,DO1〜DO96,GND,AO,STRO,LATO,CLKO,DO,SOと第2の基板7上の配線パターンとをワイヤボンディングとにより接続したときに、全てのワイヤをホトトランジスタPTr1〜PTr96とは反対側に引き出すことができ、ワイヤによりホトトランジスタPTr1〜PTr96への入射光が遮られるのを確実に防止することができる。
上記画像読み書きヘッド用集積回路10中の読み取り制御回路および書き込み制御回路の作動は、既に図6および図8を参照して説明したのと同様であるので、ここでの説明は省略する。
図16ないし図18は、本願発明に係る画像読み書きヘッドの第3の実施形態を示しており、図16はこの実施形態に係る画像読み書きヘッド1の概略斜視図、図17は同画像読み書きヘッド1の長手方向と直交する方向に沿う断面図である。図2に代表的に示される第1の実施形態と異なる点は、光学レンズ12として、各読み取り用集積回路10と対応して配置される複数個の非球面凸レンズが用いられていること、反射カバー体13に2つの屈曲部13a,13bを設け、この反射カバー体13の内面に形成した第1の反射面13cと第2の反射面13dとによって、非球面凸レンズ12を通過した反射光を2回反射させた後、読み取り用集積回路10上の受光素子に略垂直に入射させていること、である。
この実施形態においても、第2の基板7の一方の主面上に、発熱素子9、読み取り用集積回路10および書き込み用集積回路11が塔載されている。これらの発熱素子9、読み取り用集積回路10および書き込み用集積回路11は、すでに図5、図6および図8を参照して説明したものと同様の構成および機能を備えるものを採用することができる。ただし、図18を用いて後述するように、この実施形態においては、光学レンズとして非球面凸レンズ12を採用し、読み取りラインLの所定範囲の画像を縮小して各読み取り用集積回路10の受光素子に集束させることができるので、読み取り用集積回路10の長さを短縮して、各読み取り用集積回路10を図18に示されるように離散配置することができる。
図17において、光学レンズ12の構成および反射カバー体13の構成以外の構成は、基本的に図2に代表的に示した第1の実施形態と同様であるので、対応する部材に図2と同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
図18は、図17のX−X線に沿って凸レンズ12の周辺の断面を示した図であり、この図18と図17に示されるように、凸レンズ12の周辺には、読み取り原稿D上で反射した反射光の光軸に沿って、ガラスカバー5、凸レンズ12、第1の反射面13c、第2の反射面13d、読み取り用集積回路10の受光素子10aが順に配列される。凸レンズ12は、入射面12aが非球面凸状をしているとともに、出射面12bが平坦な光学結像体であり、入射面12aが上記カバーガラス5に対向するように配置されるとともに、出射面12bが上記第1の反射面13cに対して略45°の傾斜角をもって配置される。入射面12aから出射面12bへと反射光が通過する際、この反射光は、入射時の光量を維持しつつ凸レンズ12自体の屈折率や曲率半径によって集束されるとともに、その後、第1および第2の反射面13c,13dで反射しつつ受光素子に導かれる。すなわち、画像読み書きヘッド1の長手方向に沿って複数配置された各凸レンズ12は、読み取り原稿D上に所定範囲連続する画像の反射光を受光素子10aに導くとともに、この受光素子列に対して上記画像の倒立写像を結像させる。したがって、各読み取り用集積回路10からの読み取り画像信号のデータ転送方向をそれぞれ逆転させる必要が必要となる。
また、このような凸レンズ12では、受光素子10aに画像が結像するように焦点深度が調整されている。すなわち、各凸レンズ12から受光素子10aまでの光路長さは、上記焦点深度に応じて画像の結像が受光素子10aの表面に収まるような多少の偏差を許容する寸法範囲内で形成することができる。さらに、各凸レンズ12は、所定の結像倍率をもって画像を受光素子例に結像することができる。このようにすることにより、1つの読み取り集積回路10に形成するべき所定個数の受光素子列の長さを短縮して、読み取り集積回路10を小型化することができる。
本実施形態においてはまた、光学レンズとして、セルフォックレンズに比較して焦点深度が深い非球面凸レンズ12が用いられているので、読み取り原稿Dから受光素子にかけての光路長さの設定にそれほど厳密さを要せず、ヘッド全体の製造コストの低減を図ることができるとともに、画像読み取り面からの読み取り原稿の多少の浮き上がりに対応して、これを適切に読み取ることができるという利点を享受することができる。また、本実施形態においては、凸レンズ12を通過した反射光を2回反射させて受光素子10aに略垂直に入射させているので、受光素子による画像読み取り効率をより高めることができる。
なお、この実施形態においては、第2の基板7の一方の主面に読み取り用集積回路10と書き込み用集積回路11とを各別に設けているが、もちろん、図14および図15を参照して説明したような、読み書きのための制御回路が一体化された集積回路を用いてもよい。
図19ないし図22は、本願発明に係る画像読み書きヘッドの第4、第5および第6の実施形態を示す要部断面図である。これらの図においても、既に説明した実施形態との相違点のみ以下に説明し、共通する事項については、すでに説明した各図におけると同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図19に示す第4の実施形態は、図17に代表的に示される第3の実施形態を変形したものであって、第3の実施形態において光学レンズとして用いた非球面凸レンズに代えて、セルフォックレンズアレイ12を用い、また、読み書きのための制御回路が一体化された集積回路10が第2の基板7の一方の主面に塔載されている。この場合においても、セルフォックレンズアレイ12を通過した反射光が、反射カバー体13の内面に形成された第1反射面13cおよび第2反射面13dで2回反射させられた後、集積回路10上の受光素子に略直角に入射させられている。したがって、受光素子による画像読み取り効率が高められる。
図20および図21に示す第5の実施形態もまた、図17に代表的に示される第3の実施形態を変形したものであって、光学レンズを通過後の反射光を2回反射させるための手段として、鏡面による反射面に代えて、プリズム14によって第1および第2の反射面14a,14bを実現したものである。プリズム14は、たとえば、透明樹脂による成形品を、用いることができる。このようなプリズム14を用いることにより、反射面14a,14bを全反射面とすることができることから、反射効率が高められるほか、レンズ12から受光素子までの物理的な距離を延長して、第2の基板7における受光素子を備えた集積回路10の配置位置に自由度を持たせることができるという利点を享受することができる。なお、このプリズム14は、図21に示すように反射カバー体13に嵌め込み保持させることにより、組立ての容易化を図ることができる。
図22に示す第6の実施形態は、図2に代表的に示される第1の実施形態を変形したものであって、レンズ12を通過した反射光を反射カバー体13の内面に形成した鏡面による反射面に代え、いわゆる三角プリズム14により、全反射による反射面を形成したものである。この場合も、反射効率の向上を図ることができるとともに、レンズ12から受光素子までの物理的な距離を延長して、第2の基板7における受光素子を備えた集積回路10の配置位置に自由度を持たせることができるという利点を享受することができる。なお、この場合にも、プリズム14は、図22に示すように反射カバー体13に嵌め込み保持させることにより、組立ての容易化を図ることができる。

Claims (13)

  1. ケーシングの一面に設定された画像読み取り面上の読み取り原稿からの反射光を光学レンズを介して受光することにより上記読み取り原稿上の画像を読み取る複数の受光素子を備えた読み取り用集積回路と、ケーシングにおける上記画像読み取り面と異なる面に配置され、発熱することにより記録用紙上に画像を形成させる複数の発熱素子と、これら発熱素子を駆動制御する書き込み用集積回路とを備えた画像読み書きヘッドであって、
    上記読み取り用集積回路、上記発熱素子および上記書込み用集積回路は、上記ケーシングに保持させた基板の主面に設けられているとともに、上記光学レンズを通過した上記反射光を上記受光素子に入射させるための反射手段が、上記ケーシングに対して上記基板の主面よりも外方に設けられていることを特徴とする、画像読み書きヘッド。
  2. 上記読み取り用集積回路を動作させるためのクロック信号と上記書き込み用集積回路を動作させるためのクロック信号とを同一のクロック信号で共用した、請求項1に記載の画像読み書きヘッド。
  3. 上記読み取り用集積回路における読み取り画像信号の転送方向と、上記書き込み用集積回路における記録画像データの転送方向を一致させることにより、上記読み取り画像信号を2値化して上記記録画像データとするコピー時に、上記記録用紙上に画像を正しく形成できるようにした、請求項1に記載の画像読み書きヘッド
  4. 上記読み取り用集積回路と上記書き込み用集積回路とは、1つのチップに一体化されている、請求項1に記載の画像読み書きヘッド。
  5. 上記ケーシングにおける上記基板の発熱素子の背後に位置する部位には、上記ケーシングよりも熱伝導率の大きな材料からなる吸熱部材が設けられている、請求項1に記載の画像読み書きヘッド。
  6. 上記光学レンズは、セルフォックレンズアレイである、請求項1に記載の画像読み書きヘッド
  7. 上記光学レンズは、複数の非球面凸レンズから構成されている、請求項1に記載の画像読み書きヘッド。
  8. 上記反射手段は、上記光学レンズを通過した上記反射光を1回反射させて上記受光素子に傾斜状に入射させる、請求項1に記載の画像読み書きヘッド。
  9. 上記反射手段は、上記光学レンズを通過した上記反射光を複数回反射させて上記受光素子に垂直または略垂直に入射させる、請求項1に記載の画像読み書きヘッド。
  10. 上記反射手段は、1または複数の鏡面によって形成されている、請求項8に記載の画像読み書きヘッド。
  11. 上記鏡面は、上記ケーシングとは別体のカバー部材の内面に形成されており、かつ、このカバー部材は、上記基板上に塔載された読み取り用集積回路および書き込み用集積回路を覆っている、請求項10に記載の画像読み書きヘッド。
  12. 上記反射手段は、プリズムによって形成されている、請求項8に記載の画像読み書きヘッド。
  13. 上記プリズムは、透明樹脂成形品であり、上記ケーシングまたは上記基板上に塔載された読み取り用集積回路および書き込み用集積回路を覆うカバー部材に嵌合保持されている、請求項12に記載の画像読み書きヘッド。
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