JP2953595B2 - 密着イメージセンサ - Google Patents

密着イメージセンサ

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JP2953595B2
JP2953595B2 JP3162397A JP16239791A JP2953595B2 JP 2953595 B2 JP2953595 B2 JP 2953595B2 JP 3162397 A JP3162397 A JP 3162397A JP 16239791 A JP16239791 A JP 16239791A JP 2953595 B2 JP2953595 B2 JP 2953595B2
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rod lens
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史郎 辻
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、密着された原稿面か
ら文字、図形等の内容を読取る密着イメージセンサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、文字、図形等を読取る方式として
は、CCDタイプ、CdSタイプ、及び密着イメージセ
ンサタイプ等があり、特に、CCDタイプが主流を占め
ていた。しかし、このCCDタイプはセット全体の小形
化に限界がある一方で、密着イメージセンサタイプは該
センサの読取り幅と同じサイズの原稿サイズ幅まで読取
ることができるため、セットの厚み方向の寸法を小さく
することができる長所を有しており、該セットの小形化
の流れに沿って密着イメージセンサタイプの読取り方式
の需要が急速に増加してきている。
【0003】図5及び図6は、例えば三菱電機カタログ
「三菱密着イメージセンサ(Sシリーズ)」(三菱電機
株式会社発行,1990年4月)に示された従来の密着
イメージセンサの構成を示す平面図及び側断面図であ
り、図において、1は当該密着イメージセンサのフレー
ム、1aは前記フレーム1に設けられた光の通路である
長穴、2は前記フレーム1内に搭載固定されたセンサ基
板、3は前記センサ基板2上に搭載されたセンサIC、
4は前記フレーム1内の溝部に定置されたロッドレンズ
アレイ、5は単色光源としてのLED(発光ダイオー
ド)アレイ、6は外部へ信号出力するためのコネクタ、
7は前記フレーム1の上面に搭載されたガラス板、8は
前記ロッドレンズアレイ4を側面から支えるレンズホル
ダー、9は密着させた原稿10を移動させるプラテン、
10は前記プラテン9とガラス板7との間に挟まれて移
動する原稿、11は前記ロッドレンズアレイ4の焦点位
置を調節するロッドレンズアレイ調整ねじ、12は当該
密着イメージセンサの側板である。
【0004】次に動作について説明する。単色光源であ
るLEDアレイ5によりプラテン9とガラス板7との間
に挟まれた原稿10に単色光が照射されると、該原稿1
0の反射面で反射された単色光は、フレーム1の長穴1
aからロッドレンズアレイ4を通してセンサ基板2上に
配置されたセンサIC3に正立等倍像として結像され
る。
【0005】そして、このセンサIC3により受光され
た反射光は電気信号に変換され、前記センサ基板2から
コネクタ6を介して外部に出力されることで、前記原稿
10の内容の読取りが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の密着イメージセ
ンサは以上のように構成されているので、ロッドレンズ
アレイ4を密着された原稿の反射面からセンサIC上面
までの光学距離の中心に位置させるため、ロッドレンズ
アレイ位置調整ねじで焦点距離を調整する必要がある
が、この調整によって、フレーム及びロッドレンズアレ
イが前記ロッドレンズアレイ位置調整ねじでこすられ、
ごみが発生し、該発生したごみが前記センサICと原稿
とを結ぶ光路上に位置することにより正常な読取りがで
きなくなるなどの課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ロッドレンズアレイの位置調整を
無くし、正常な読取りを可能にする密着イメージセンサ
を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る密着イメ
ージセンサは、原稿に光を照射し、その原稿からの反射
光を集光するロッドレンズアレイと、このロッドレンズ
アレイからの反射光を検知するセンサICと、前記ロッ
ドレンズアレイからの反射光を前記センサIC上に結像
させる位置に前記ロッドレンズアレイを搭載する搭載面
を有し、前記ロッドレンズアレイ及び前記センサICを
収納するフレームと、前記搭載面に前記ロッドレンズア
レイからの反射光を通過させる長穴を設け、この長穴の
長手方向及びこの長手方向に対する垂直方向における搭
載面に前記ロッドレンズアレイの底面を接触させて前記
長穴を塞ぎ、この状態で前記ロッドレンズアレイを前記
フレームに固定する弾性体又は接着剤とを備えたもので
ある。
【0009】
【作用】この発明における密着イメージセンサは、予め
各構成部品の寸法より割出し、フレームに設けた搭載面
にロッドレンズアレイを搭載し、さらに、該フレームの
両側面に設けた弾性体、あるいは接着材料で該ロッドレ
ンズアレイを固定するようにしたので、該ロッドレンズ
アレイの位置調整を不要にし、正確な読取りを可能にす
る。また、該搭載面に長穴を設け、該長穴を該ロッドレ
ンズアレイで塞ぐようにしたので、該ロッドレンズアレ
イを介し、該長穴を通過した光のみがセンサIC上に進
入するため高精度な読取りを可能にする。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1及び図2はこの発明の一実施例(第1の実施
例)による密着イメージセンサの構成を示す平面図及び
側断面図であり、従来の密着イメージセンサ(図5及び
図6)と同一または相当部分には同一符号を付して説明
を省略する。
【0011】図において、13は予め各構成部品の寸法
より割出された位置でフレーム内に設けられた搭載面に
搭載されたロッドレンズアレイ4を固定する弾性体とし
ての板ばねである。
【0012】次に動作について説明する。この発明に係
る密着イメージセンサは従来技術(図5及び図6)と同
様に、単色光源であるLEDアレイ5によりプラテン9
とガラス板7との間に挟まれた原稿10に単色光が照射
されると、該原稿10の反射面で反射された単色光は、
フレーム1の長穴1aからロッドレンズアレイ4を通し
てセンサ基板2上に配置されたセンサIC3に正立等倍
像として結像する。
【0013】そして、このセンサIC3により受光され
た反射光は電気信号に変換され、前記センサ基板2から
コネクタ6を介して外部に出力されることで、前記原稿
10の内容の読取りが行われる。
【0014】ここで、従来はロッドレンズアレイ4の位
置出しをロッドレンズアレイ位置調整ねじ11で行って
いたのに対し、この実施例では、ロッドレンズアレイ4
を各構成部品の寸法から割出した位置になるように予め
フレーム1内に設けられた搭載面に搭載し、両側を板ば
ね13で固定しているので、前記ロッドレンズアレイ4
の位置調整が不要となり、これによりごみの発生を防止
し、正常な読取りが可能になる。また、この実施例で
は、前記ロッドレンズアレイ14を前記フレーム1内に
設けられた搭載面に搭載した後、前記ロッドレンズアレ
イ4の位置調整が不要であるため、前記ロッドレンズア
レイ4を前記フレーム1内に設けられた搭載面に搭載す
ることにより、前記長穴1aが前記ロッドレンズアレイ
4で塞がれ、前記ロッドレンズアレイ4を介し、前記長
穴1aを通過した光のみがセンサIC3上に進入するた
め高精度な読取りが可能となる。
【0015】次に、この発明の他の実施例(第2の実施
例)を図について説明する。図3及び図4はこの発明の
他の実施例による密着イメージセンサの構成を示す平面
図及び側断面図であり、この実施例ではプラテン9及び
原稿10を支えるガラス板7の代わりにカバー14を用
いている。このように、カバー14を用いてLEDアレ
イ5からの単色光を直接照射する場合、該ガラス板7の
屈折率を考慮する必要がないため、その分該ガラス板7
を用いた場合よりも焦点距離が長くなり、搭載位置は異
なる。
【0016】なお、上記第1及び第2の実施例ではロッ
ドレンズアレイ4をフレーム1内の両側面に設けた弾性
体である板ばね13により固定したが、該フレーム1に
接着材料として接着剤あるいは粘着剤を用いて固定する
ようにしてもよい。
【0017】また、上記第1及び第2の実施例ではフレ
ーム1の光の通路を長穴1aとしたが、長溝状にしても
よい。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、原稿
に光を照射し、その原稿からの反射光を集光するロッド
レンズアレイと、このロッドレンズアレイからの反射光
を検知するセンサICと、前記ロッドレンズアレイから
の反射光を前記センサIC上に結像させる位置に前記ロ
ッドレンズアレイを搭載する搭載面を有し、前記ロッド
レンズアレイ及び前記センサICを収納するフレーム
と、前記搭載面に前記ロッドレンズアレイからの反射光
を通過させる長穴を設け、この長穴の長手方向及びこの
長手方向に対する垂直方向における搭載面に前記ロッド
レンズアレイの底面を接触させて前記長穴を塞ぎ、この
状態で前記ロッドレンズアレイを前記フレームに固定す
る弾性体又は接着剤とを備えているので、前記ロッドレ
ンズアレイの光路長の中心位置精度が高く、かつ、位置
調整によるごみの発生がなくなり、正常で安定した読取
りを可能にする効果がある。また、前記ロッドレンズア
レイを介し、前記長穴を通過した光のみがセンサIC上
に進入するため高精度な読取りを可能にする効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による密着イメージセンサ
の構成を示す平面図である。
【図2】この発明の一実施例による密着イメージセンサ
の構成を示す側断面図である。
【図3】この発明の他の実施例による密着イメージセン
サの構成を示す平面図である。
【図4】この発明の他の実施例による密着イメージセン
サの構成を示す側断面図である。
【図5】従来の密着イメージセンサの構成を示す平面図
である。
【図6】従来の密着イメージセンサの構成を示す側断面
図である。
【符号の説明】
1 フレーム 3 センサIC 4 ロッドレンズアレイ 10 原稿 13 板ばね(弾性体)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に光を照射し、その原稿からの反射
    光を集光するロッドレンズアレイと、このロッドレンズ
    アレイからの反射光を検知するセンサICと、前記ロッ
    ドレンズアレイからの反射光を前記センサIC上に結像
    させる位置に前記ロッドレンズアレイを搭載する搭載面
    を有し、前記ロッドレンズアレイ及び前記センサICを
    収納するフレームと、前記搭載面に前記ロッドレンズア
    レイからの反射光を通過させる長穴を設け、この長穴の
    長手方向及びこの長手方向に対する垂直方向における搭
    載面に前記ロッドレンズアレイの底面を接触させて前記
    長穴を塞ぎ、この状態で前記ロッドレンズアレイを前記
    フレームに固定する弾性体又は接着剤とを備えたことを
    特徴とする密着イメージセンサ。
JP3162397A 1991-06-07 1991-06-07 密着イメージセンサ Expired - Lifetime JP2953595B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3448534B2 (ja) 2000-02-18 2003-09-22 三菱電機株式会社 密着形イメージセンサユニット
JP3470077B2 (ja) 2000-02-18 2003-11-25 三菱電機株式会社 放電発光装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0834531B2 (ja) * 1989-09-19 1996-03-29 三菱電機株式会社 読取装置

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