JP3702564B2 - 移動農機の機体下面覆い具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動農機の機体下面部覆い具に関する。
この発明は、作物を所定間隔で植え付けている圃場内で作物を踏まないように走行する管理用移動農機での、機体下面部覆い具を効果的に取り付けて走行作業を容易に行なおうとするものである。
【0002】
【従来の技術、および、発明が解決しようとする課題】
従来の移動農機の機体下面部覆い具は、長方形状のビニールや布等のシートを移動農機の腹下部に取り付けていたが、シートが凹凸状に波打っており作物に何度も接当してしまい作物先端を傷めたり、散布作業を行う時飛散した液体や粉体がシート上の凹部に溜る欠点を有していた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、従来装置のこのような不具合を解消しようとするものであって、次のような技術的手段を講じた。即ち、請求項1の発明では、左右前車輪4,4を支持するフロントアクスル2と、左右後車輪5,5を支持するリヤアクスル3を有する移動農機の機体下面を覆う覆い具であって、
前記覆い具は、前後方向に長い弾性材から成る左右の支持棒6,6と、
前記支持棒6,6を差し込む袋部31,31を左右両端部に備え且つ前記フロントアクスル2とリヤアクスル3間に亘って張設する軟質材から成るシート部材7と、
少なくとも前記フロントアクスル2とリヤアクスル3に対して締付できる紐部32,32…、及び前記フロントアクスル2よりも前側に位置する紐部32を有することを特徴とする移動農機の機体下面覆い具とした。
また請求項2の発明では、前記シート部材7の左右中央部には、同シート部材7上に落ちた薬液や粉体を落下させる前後方向に複数開口した孔8,8…を備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動農機の機体下面覆い具とした。
【0004】
【実施例】
図例は、移動農機である乗用管理機9であって、この乗用管理機9の機体1下面部に、この発明を折り込んでいる。
機体1の前後にはフロントアクスル2とリヤアクスル3が配設され、前後のアクスルの両端部からファイナルケース10,10が下方に向かって突設状に取り付けられ、その突設端に前車輪4,4と後車輪5,5が回転自在に取り付けられている。
【0005】
前車輪4,4間上方のボンネット11内にはエンジン12を内装搭載しており、このエンジン12の駆動力を機体1下部の伝動ケース13に伝達している。ボンネット11後方にはハンドル14が設けられ、ハンドル14の操舵により前後車輪4,5が同時に操舵されたり、前車輪4,4のみが操舵されたり、運転者の「入」「切」操作により変更される。
【0006】
後車輪5,5間上方には運転席15が配設され、運転席15の両側方から後方のフロア16上に、タンク17を着脱自在に載置している。リヤアクスル3にはヒッチ33のリフトアーム34基端部が軸着35され、油圧シリンダー36を伸縮してヒッチ33を昇降自在としている。タンク17下方の該ヒッチ33にはポンプ18が取り付けられており、後述する外部動力取出しのPTO軸により駆動されている。
【0007】
前後車輪4,5間の機体1下部には前述のように伝動ケース13が配設されており、伝動ケース13内で変速された軸回転が、前駆軸26からフロントアクスル2のデファレンシャル装置(図示せず。)を経て前車輪4,4を駆動したり、後駆軸27からリヤアクスル3のデファレンシャル装置(図示せず。)を経て後車輪5,5を駆動する。前後車輪4,5は同時に駆動したり、後車輪5だけ駆動したり運転者が操作変更可能としている。
【0008】
また、駆動力の一部は伝動ケース13から自在継手28を経て、運転席15下方の機体1に取り付けられたPTO変速ケース29に伝達される。PTO変速ケース29から後方にPTO軸30が突出しており、図示しない自在継手を介しこのPTO軸30でポンプ18を駆動する。
乗用管理機9の機体1前部には平行リンクである上下リンク19,20が支枠21の上下部に取り付けられている。また上下リンク19,20の先端は前枠22で上下連結され、この前枠22と一方の上下リンク19,20間に電動モータで伸縮する昇降具23を取り付けており、この昇降具23の伸縮により上下リンク19,20と前枠22が昇降する。
【0009】
前枠22にはヒッチ部が設けられ、このヒッチ部に噴霧作業機24が取り付けられている。噴霧作業機24は左右方向中央部の中央噴霧部と、機体1の左右で拡開する側方噴霧部から成っており、噴霧作業機24はタンク17内に収納された薬剤を混ぜた水を、タンク17下部のポンプ18で加圧圧送して、機体1前方の必要部に圧力水を送り、薬剤を混ぜた水を複数のノズル25,25...から圃場表面に植え付けた作物に上方から下方に向かって噴霧し走行して消毒や害虫の駆除を行なう。
【0010】
このように圃場内を走行するとき、圃場表面に植え付けた作物に対し、機体1の最低地上高側であるフロントアクスル2やリヤアクスル3や伝動ケース13の下面が複雑に凹凸していると作物の先端を傷めるので、機体下面を次に述べる覆い具で覆っている。
覆い具は図3で示すように、前後方向に長い中空パイプ状の弾性材(例えば、竹やグラスファイバーやアルミ材等)から成る支持棒6,6を左右に配し、この支持棒6を両側端の袋部31,31に差し込んで取り付けたシート7であって、左右の長い棒とその間の布で略担架のような形状としている。そして、このシート7を帆布や不織布やビニール等軟質樹脂材で構成して、強度向上やある程度の防水,保水性や作物に対する傷つけ難くさを保つようにしている。
【0011】
シート7の左右方向中央部には、前後方向に複数の孔8,8..を開口している。また、シート7の両側端の袋部31には複数の紐32,32...が取り付けられている。
支持棒6は釣竿のように直線状のものでありながら全体的にしなるから、図1の全体側面図や図2の背面図で示すように、フロントアクスル2やリヤアクスル3の下面にシート7の袋部31を押しつけて紐32,32..で締め付けておくと、シート7は張力を保ち全体が大きな曲面となる。支持棒6,6の前端部を前枠22または噴霧作業機24に紐32で取り付け、図示のように上下リンク19,20で少し上方に持ち上げておくと、シート7内に入った液体や粉体がシート中央の孔8から外部に落下し、シート上に残らない。支持棒6,6の後端部も同様にヒッチ33やリフトアーム34に紐32で取り付けて少し上動しておくと、シート7の前後部が前上がりと成って、作物の接触時の流れを容易として、作物の先端部の傷みをすくなくできる。
【0012】
【発明の作用効果】
以上のように構成した請求項1の発明は、左右前車輪4,4を支持するフロントアクスル2と、左右後車輪5,5を支持するリヤアクスル3を有する移動農機の機体下面を覆う覆い具であって、
前記覆い具は、前後方向に長い弾性材から成る左右の支持棒6,6と、
前記支持棒6,6を差し込む袋部31,31を左右両端部に備え且つ前記フロントアクスル2とリヤアクスル3間に亘って張設する軟質材から成るシート部材7と、
少なくとも前記フロントアクスル2とリヤアクスル3に対して締付できる紐部32,32…、及び前記フロントアクスル2よりも前側に位置する紐部32を有することを特徴とする移動農機の機体下面覆い具としたので、フロントアクスル2とリヤアクスル3に支持棒6,6を取り付けることにより、シート部材7が前後方向にでこぼこしないから、機体1の前後進時に圃場の作物上部を引っかけて傷めることが少なくなり、またシート部材7の前部の紐部32を前記フロントアクスル2よりも上位置に締付けておくと、支持部材6,6がしなってシート部材7が前上がりとなって、作物の接触時の流れを容易として、前記同様、作物の先端部の傷みを無くすことができる。
また請求項2の発明は、前記シート部材7の左右中央部には、前後方向に複数の孔8,8…開口したので、同シート部材7上に落ちた薬液や粉体を地面に落下させることができ、シート部材7の洗浄も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】覆い具を取り付けた移動農機の全体側面図である。
【図2】一部断面した、図1の背面図である。
【図3】要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 機体
2 フロントアクスル
3 リヤアクスル
4 前車輪
5 後車輪
6 支持棒
7 シート(部材)
8 孔

Claims (2)

  1. 左右前車輪4,4を支持するフロントアクスル2と、左右後車輪5,5を支持するリヤアクスル3を有する移動農機の機体下面を覆う覆い具であって、
    前記覆い具は、前後方向に長い弾性材から成る左右の支持棒6,6と、
    前記支持棒6,6を差し込む袋部31,31を左右両端部に備え且つ前記フロントアクスル2とリヤアクスル3間に亘って張設する軟質材から成るシート部材7と、
    少なくとも前記フロントアクスル2とリヤアクスル3に対して締付できる紐部32,32…、及び前記フロントアクスル2よりも前側に位置する紐部32を有することを特徴とする移動農機の機体下面覆い具。
  2. 前記シート部材7の左右中央部には、同シート部材7上に落ちた薬液や粉体を落下させる前後方向に複数開口した孔8,8…を備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動農機の機体下面覆い具。
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