JP3701772B2 - 避難所管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、避難所管理システムに係り、特に、非常災害時等に被災者を収容する多数の避難所における状況を適確に把握し、かつ、行政側において、各避難所の状況を収集把握し、各避難所に対する適確に支援を行うために使用して好適な避難所管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
非常災害時等には、多数の避難所が設置され、避難所に避難した人々の人数、必要な物資、その量等が避難所毎に集計され、支援を行う行政側に対して要求を行うようにされている。しかし、従来、このような非常災害時の避難所における避難者の人数、必要物資、その量の把握は人手により行われ、また、行政に対するこれらの情報の報告、物資の要求は、電話等の通信手段により行われ、人手により集計されるのが一般的であった。
【0003】
近年、通信手段としてより信頼性の高い無線通信網、衛星を介する通信網の利用も行われるようになっているが、避難所に避難した人々に対する適確な支援を行うための各種の情報の収集、把握を人手を要することなく行うことは、従来困難であった
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、従来、非常災害時等に、多数の避難所に避難した人々の人数、必要な物資、その量等をが避難所毎に集計し、支援を行う行政側に対して要求を行う作業、及び、行政側においてそれらの集計を行う作業は、人手により行わなければならず、多くの手間と時間とを要し、しかも、正確な情報を得ることが困難であった。
【0005】
本発明の目的は、非常災害時等に、多数の避難所に避難した人々の人数、必要な物資、その量等を避難所毎に集計する作業を迅速に、ほとんど人手を必要とせずに行うことを可能にし、支援を行う行政側に対して迅速に適確な要求を行い、かつ、行政側においても、各避難所からの要求を迅速に集計把握するために使用して好適な避難所管理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば前記目的は、行政側装置と、複数の避難所のそれぞれに設けられる避難所側装置とが通信網により接続され、行政側装置が避難所側装置から送られる避難所側からの情報を収集する避難所管理システムであって、前記避難所側装置は、制御部と、入力部と、記憶部と、通信部とを有し、前記制御部は、前記入力部から避難者の個人情報の入力を受け付けて、前記記憶部に格納し、前記入力部からの指示に基づいて、前記個人情報を前記記憶部から読み出して避難者数を集計し、前記入力部からの指示に基づいて、前記記憶部に予め記憶された所定の係数を読み出して前記避難者数の集計結果に乗ずることにより、必要な物資の要求量を算出し、前記入力部からの指示に基づいて、算出した前記必要な物資の要求量を、前記通信部を介して、前記行政側装置に送信することにより達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による避難所管理システムの一実施形態を図面により詳細に説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施形態による避難所管理システムの全体の構成を示すブロック図、図2は避難所側装置の構成を示すブロック図である。図1、図2において、1は行政側装置、2は通信網、3〜7は避難所側装置A〜E、11、31はCPU、12、32は入力装置、13はデータベース、14、34は2次記憶装置、15、35はメモリ、16、36はプリンタ、17、37はディスプレイ、18、38は通信制御装置、33は光学文字認識装置である。
【0012】
図1に示す本発明の一実施形態による避難所管理システムは、行政側装置1と多数の避難所に設置される避難所側装置A3〜E7とが通信網2を介して相互に接続されて構成されている。通信網2は、電話網等の公衆通信網であってもよいが、非常災害時にも確実な通信を行うため、災害に対して耐性の高い専用線を使用する通信網、無線による通信網、衛星を使用する通信網であるのがよい。
【0013】
行政側装置1は、CPU11、入力装置12、データベース13、2次記憶装置14、メモリ15、プリンタ16、ディスプレイ17及び通信制御装置18を備えて構成される。通信制御装置18は、通信網2が公衆通信網、無線による通信網、衛星を使用する通信網の何れかにより通信網の形態に合った制御が可能なように構成される。また、通信制御装置18は、通信の信頼性の確保のため、複数の形態の通信網に対応可能に構成してもよい。
【0014】
避難所側装置は、避難所側装置A3を例に図2に示すように、CPU31、入力装置32、光学文字認識装置33、2次記憶装置34、メモリ35、プリンタ36、ディスプレイ37及び通信制御装置38を備えて構成される。通信制御装置38は、行政側装置1内の通信制御装置18の場合と同様に、通信網2が公衆通信網、無線による通信網、衛星を使用する通信網の何れかにより通信網の形態に合った制御が可能なように構成され、また、通信の信頼性の確保のため、複数の形態の通信網に対応可能に構成されてよい。
【0015】
なお、前述した本発明の実施形態を構成する行政側装置1及び避難所側装置3は、非常災害時にもその動作を保証するために、図示しないバッテリー等による無停電の電源により必要な電力が供給される。また、行政側装置1が設置されている場所が、避難所の一部としても使用される場合、行政側装置1と避難所側装置3とを同一の場所に設置し、通信網を介することなく行政側装置1と避難所側装置3とを相互に接続することもできる。さらに、各避難所に、複数台の避難所側装置3を設置することも可能である。
【0016】
前述のように構成される本発明の実施形態による避難所管理システムは、避難所に避難した人々の個人情報を避難所側装置3から入力し、そのデータを集計して、必要とする食料、衣料等の物資の数量決定し、これらを行政側装置1に送信し、行政側から物資の供給を受ける、あるいは、避難所に避難した人々の健康状態、被災状況等の管理を実施するものであり、以下に具体的な例によりシステム全体の動作を説明する。
【0017】
図3は避難所側装置3の処理動作を説明するフローチャート、図4〜図7はディスプレイ37に表示される処理メニューの例を説明する図である。
【0018】
(1)避難所側装置3に電源が投入されると、避難所管理システムにおける避難所側のアプリケーションが起動され、まず、図4に示すように、避難所側装置3から使用することができる各種システムを選択させるためのメインメニューがディスプレイ37に表示される。図示例では、「1.避難所利用システム」、「2.行政利用システム」、「3.個人情報入力システム」の3つのシステムが選択可能なメニューとして表示されている。これらのメニューは、入力装置32としてのキーボードから選択するようにしてもよく、また、ディスプレイ37をタッチパネルにより構成し、指等により触れることにより選択するようにしてもよい(ステップ41)。
【0019】
(2)図4に示すメインメニューから「1.避難所利用システム」が選択されると、図6に示すように、避難所利用システムメニューが選択可能に表示される。避難所利用システムの例として、図6には、「1.避難所自治管理(避難者管理)」、「2.避難所自治管理(避難所所有物管理)」、「3.避難所救援物資要求」、「4.ボランティア管理」の4つが挙げられている(ステップ42)。
【0020】
(3)図4に示すメインメニューから「2.行政利用システム」が選択されると、図7に示すように、行政利用システムメニューが選択可能に表示される。行政利用システムの例として、図7には、「1.避難所統括システム(避難所状況把握)」、「2.救援物資対応システム(集計・分配・配送指示)」、「3.ボランティア派遣システム」の3つが挙げられている(ステップ43)。
【0021】
(4)図4に示すメインメニューから「3.個人情報入力システム」が選択されると、図5に示すように、個人情報入力システムメニューが選択可能に表示される。個人情報入力システムの例として、図5には、「1.個人情報入力(個人カード入力)、「2.個人情報入力(キーボード入力)」の2つが挙げられている。この個人情報入力システムメニューの1つが選択されると、画面例を示していないが、ディスプレイ37には入力画面が表示される(ステップ44、45)。
【0022】
前述のステップ45による個人情報の入力は、この避難所側装置3が備えられる避難所に避難した人々、または、ボランティア等により行われる。そして、個人情報の入力は、キーボード入力が選択された場合、ディスプレイ37に表示される入力項目欄にその項目に対応する情報を入力装置32としてのキーボードから入力することにより行われる。入力項目欄としては、例えば、家族単位に、氏名、続柄、救援物資としての食事の要否、寝床の要否、年齢、住所、健康状態等である。
【0023】
また、個人情報入力は、避難所に避難した人々に、光学文字認識装置33が読み取り可能なカードに必要な情報を記入してもらい、個人カード入力を選択して、このカードを光学文字認識装置33に読み込ませて行うことも可能である。さらに、個人情報入力は、通常時に行政サービス等を受けるために市民が個々に所持している非接触ICカード等に記録されている個人情報を図示しない読み取り機構から読み込ませるようにしてもよい。
【0024】
さて、避難所の開設後、多数の人々が避難所に避難し、前述したように個人情報が入力されると、これらの情報は、磁気ディスク等による2次記憶装置34内に、避難者管理/避難者データベースとして格納される。
【0025】
次に、図3によるステップ42で図6に示すような避難所利用システムメニューが表示されている状態から「1.避難所自治管理(避難者管理)」、「3.避難所救援物資要求」のメニューが選択された場合を例として、避難所利用システムでの処理動作を説明する。
【0026】
図8は避難所側装置3の避難所利用システムメニューが表示されている状態でメニューが選択された後の処理動作を説明するフローチャート、図9〜図14は処理の過程に従ってディスプレイ37に表示される画面例を示す図である。
【0027】
(1)図3で説明したステップ42で図6に示すように表示された避難所利用システムメニューから「1.避難所自治管理(避難者管理)」が選択されると、前述した個人情報入力により2次記憶装置内に生成されている避難者管理/避難者データベースが、図9に示すように表示される。この表示は、図9に示す画面例の下部に表示されている「前ページへ」、「次ページへ」のボタンを選択することにより、登録されている全ての人々の情報を表示することができる。図9に示す表示例において、要救援の項目欄の食事の項目にのみ○が付けられている人は、例えば、避難所に食事だけをもらいにきて、寝泊まりは避難所外で行っている人である(ステップ81)。
【0028】
(2)ステップ81で図9に示す画面例の下部に表示されている「人数集計画面へ」のボタンを選択すると、それ迄に登録された個人情報を集計した結果が図10に示すように表示される。図10に示す例では、年齢別に食事の要の人数、寝床要の人数が集計されている。図10の画面例に表示される「性別」、「健康状態」のボタンを選択すれば、それらに従った集計が行われる。また、避難所側装置3が複数台設けられて、他の装置で個人情報の入力が行われている場合、「集計計算実行」のボタンを選択すると、その時点での集計が行われて表示される。また、「もとの画面へ」のボタンを選択すると、図9に示した画面例に戻る(ステップ82)。
【0029】
(3)図3で説明したステップ42で図6に示すように表示された避難所利用システムメニューから「3.避難所救援物資要求」が選択されると、図11に示すように、その避難所に避難している人数から予測される各種物資の必要数(使用予定数)が表示される。もし、その避難所に物資の在庫があれば、その在庫数と、必要数から在庫数を減じて算出された要求量とが表示される。図11に示される物資の要求は、図示画面内に表示される「出力」のボタンを選択することにより、プリンタ36からハードコピーとして出力することができ、また、「要求」のボタンを選択することにより、通信制御装置38、通信網2を介して行政側装置1に送出される。なお、図11に示す例は、物資として、居住用具、寝具等についてのみ示したものであるが、この要求は、避難所で必要な全ての物資について作成される(ステップ83)。
【0030】
(4)前述の避難所に避難している人数から予測される各種物資の必要数は、避難している人の人数に所定の係数(パラメータ)を乗じて算出することができる。このパラメータは、予め決めておくこともできるが、状況により変更することも可能である。例えば、図11に示す画面が表示されている状態で、図示しない「係数設定・確認」のボタンを選択することにより、図12、図13に示すような係数(パラメータ設定・確認画面)が表示される。図12に示す例は、食料に関する例で、男女別の大人、子供、乳幼児の1日の必要カロリー(×1000kカロリー)、1日に必要とする飲料水の量(リットル)をパラメータとしている。また、図13に示す例は、居住用具、寝具等についての例で、これらの物資は、季節によって変動する場合もあるので、季節毎に、各物資の一人当りの必要数をパラメータとしている。前述したようなパラメータの値は、被災状況等により、図12、図13に示す画面が呼び出された状態で変更し、その後の物資要求量の算出のために2次記憶装置34内に保存される。また、食料に関するパラメータとしては、カロリーでなく、パン、おにぎり、弁当等と具体的なものとしてその個数を使用してもよい(ステップ84)。
【0031】
(5)前述したパラメータを使用してその避難所で必要な物資の要求量が算出されて行政側装置1に送られるが、図11〜図13に示す画面が表示されている状態で、図示しない「要求物資配送進捗」のボタンを選択することにより、図14に示すように、すでに行政側に要求している物資の数量、要求表、到着予定日、配送の状況等が一覧表として表示され、物資の供給状況を知ることができる(ステップ85)。
【0032】
図3に示すフローのステップ41において、図4に示すメインメニューからの「2.行政利用システム」の選択は、この避難所側装置が設置された避難所が行政側の機能をも兼ねる場合にのみ有効である。従って、この行政利用システムは、避難所としてのみ機能すればよい場所に設置された避難所側装置には設けられていなくてもよい。逆に、行政側としてのみ機能すればよい行政側装置1は、前述で説明した「1.避難所利用システム」、「3.個人情報入力システム」は不要である。
【0033】
次に、行政側装置1において、「2.行政利用システム」が起動されたものとして、行政側装置1の動作を説明する。
【0034】
図15は行政側装置1に行政利用システムニューが表示されている状態でメニューが選択された後の処理動作を説明するフローチャート、図16〜図19は処理の過程に従ってディスプレイ17に表示される画面例を示す図である。
【0035】
(1)避難所側装置3の場合と同様に装置が起動され、図7に示すように表示された行政利用システムメニューから「1.避難所統括システム(避難所状況把握)」が選択されると、この行政側装置1が管轄する全ての避難所から送られてきた個人情報を集計した結果を、さらに集計した結果が図16に示すように表示される。図16に示す例では、年齢別に食事の要の人数、寝床要の人数が集計されている。図16の画面例に表示される「性別」、「健康状態」のボタンを選択すれば、それらに従った集計が行われる。「集計計算実行」のボタンを選択すると、時々刻々に避難所から送られてくる個人情報の結果のその時点での集計が行われて表示される。これにより、行政側では、管理下にある全ての避難所における状況をリアルタイムで把握することができる。また、各避難所毎の状況を知りたい場合には、図示画面例の各避難所名のボタンを選択することにより、対応する避難所の状況(図10に示すような)を表示させることができる。また、図示していないが、図9により説明したような個人情報そのものを各避難所から送信してもらい、この個人情報を他の避難所に送り、行政側、避難所側の装置でプリントアウトすることにより、行政側で避難者それぞれの状況を確認することができ、また、各避難所において、その避難所に避難している人々に、他の避難所に避難している人の名前等を知らせることができ、直接連絡を取り合うことができない人の安否等を知らせることができる(ステップ150、151)。
【0036】
(2)行政利用システムメニューから「2.救援物資対応システム(集計・分配・配送指示)」が選択されると、図17に示すように、各避難所から要求された各物資の要求量の集計結果が表示される。同時に、在庫数も表示され在庫が不足するものについての発注状況が表示される。図17に示される物資の要求集計結果は、図示画面内に表示される「出力」のボタンを選択することにより、プリンタ36からハードコピーとして出力することができ、また、「分配」、「配送指示」のボタンを選択することにより、これらの物資の各避難所への分配状況、配送状況が表示される。また、「配送指示」のボタンが選択された場合で、図示しない配送センタ(行政等から連絡を受けて、物資の荷分け・配送を集中的に行うセンタ)、または、各種業者と行政側装置1とが通信網を介して接続されている場合、図示しない「配送指示」の画面を呼び出して、この画面により物資の配送を指示することができる。これにより、電話等による口頭指示を行うことなく、物資の配送指示・データ管理を行うことができる。なお、図17に示す例は、物資として、居住用具、寝具等についてのみ示したものであるが、この要求は、避難所で必要な全ての物資について作成される(ステップ152)。
【0037】
(3)前述した避難所装置3において、各避難所に避難している人数に所定の係数(パラメータ)を乗じて各避難所における各種物資の必要数を予測するとし、また、パラメータを避難所で変更可能であるとしたが、行政側は、管理下にある各避難所からの物資の要求量、在庫不足量、発注状況により、各避難所からの要求を完全に満たすことができないと判断した場合、各避難所に対する物資の供給量を調整するため、また、各避難所に対して平等な物資の供給を行うため、前述のパラメータを変更することができる。この場合、例えば、図17に示す画面が表示されている状態で、図示しない「係数設定・確認」のボタンを選択する、あるいは、キーボード等からの指示により、図18、図19に示すような、図12、図13によりすでに説明したと同様なパラメータ設定・確認画面を表示させて、避難所側装置3の動作として説明したと同様にパラメータを変更する。
【0038】
前述した本発明の実施形態によれば、非常災害時等に、各避難所に避難した人々の個人情報を簡単な方法で避難所に設置される装置に入力するだけで、その避難所に避難した人々の状況を登録することができ、また、この情報に基づいて、その避難所で必要とする各種の物資の量を自動的に算出して迅速に行政側に伝えることができる。また、個人情報を行政側装置を介して、あるいは、避難所側装置相互で送受信することにより、避難所に避難している人々が、他の避難所の人々の様子も知ることができ、他の避難所に居る知人等の安否を確認することができる。
【0039】
また、行政側では、各避難所の男女別等の避難人数、必要物資の要求量等の状況をリアルタイムで把握することができ、これらの状況に基づいて、各避難所に対する医師、ボランティアの派遣、物資の供給等の最適な支援を行うことが可能となる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、避難所側において、非常災害時等に被災者を収容する多数の避難所における避難者の状況を効率的に入力させ、必要物資の量等を適確に把握し、行政側にそれらの情報を迅速に送信することができ、また、行政側においても、各避難所の状況を迅速に収集把握し、集計することができるので、各避難所に対する支援を適確に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による避難所管理システムの全体の構成を示すブロック図である。
【図2】避難所側装置の構成を示すブロック図である。
【図3】避難所側装置の処理動作を説明するフローチャートである。
【図4】図3の処理に従ってディスプレイに表示される処理メニューの例を説明する図である。
【図5】図3の処理に従ってディスプレイに表示される処理メニューの例を説明する図である。
【図6】図3の処理に従ってディスプレイに表示される処理メニューの例を説明する図である。
【図7】図3の処理に従ってディスプレイに表示される処理メニューの例を説明する図である。
【図8】避難所側装置の避難所利用システムメニューが表示されている状態でメニューが選択された後の処理動作を説明するフローチャートである。
【図9】図8の処理の過程に従ってディスプレイに表示される画面例を示す図である。
【図10】図8の処理の過程に従ってディスプレイに表示される画面例を示す図である。
【図11】図8の処理の過程に従ってディスプレイに表示される画面例を示す図である。
【図12】図8の処理の過程に従ってディスプレイに表示される画面例を示す図である。
【図13】図8の処理の過程に従ってディスプレイに表示される画面例を示す図である。
【図14】図8の処理の過程に従ってディスプレイに表示される画面例を示す図である。
【図15】行政側装置に行政利用システムニューが表示されている状態でメニューが選択された後の処理動作を説明するフローチャートである。
【図16】図15の処理の過程に従ってディスプレイに表示される画面例を示す図である。
【図17】図15の処理の過程に従ってディスプレイに表示される画面例を示す図である。
【図18】図15の処理の過程に従ってディスプレイに表示される画面例を示す図である。
【図19】図15の処理の過程に従ってディスプレイに表示される画面例を示す図である。
【符号の説明】
1 行政側装置
2 通信網
3〜7 避難所側装置A〜E
11、31 CPU
12、32 入力装置
13 データベース
14、34 2次記憶装置
15、35 メモリ
16、36 プリンタ
17、37 ディスプレイ
18、38 通信制御装置
33 光学文字認識装置

Claims (5)

  1. 行政側装置と、複数の避難所のそれぞれに設けられる避難所側装置とが通信網により接続され、行政側装置が避難所側装置から送られる避難所側からの情報を収集する避難所管理システムであって、
    前記避難所側装置は、制御部と、入力部と、記憶部と、通信部とを有し、
    前記制御部は、前記入力部から避難者の個人情報の入力を受け付けて、前記記憶部に格納し、
    前記入力部からの指示に基づいて、前記個人情報を前記記憶部から読み出して避難者数を集計し、
    前記入力部からの指示に基づいて、前記記憶部に予め記憶された所定の係数を読み出して前記避難者数の集計結果に乗ずることにより、必要な物資の要求量を算出し、
    前記入力部からの指示に基づいて、算出した前記必要な物資の要求量を、前記通信部を介して、前記行政側装置に送信することを特徴とする避難所管理システム。
  2. 前記制御部は、前記必要な物資の要求量の算出にあたり、前記所定の係数を前記避難者数の集計結果に乗じた必要数から、当該避難所における物資の在庫数を減じて前記必要な物資の要求量を算出することを特徴とする請求項1記載の避難所管理システム。
  3. 前記所定の係数は、避難者の男女別、年齢別に応じて物資毎に設定される必要数であり、変更可能であることを特徴とする請求項1または2記載の避難所管理システム。
  4. 前記個人情報は、氏名、年齢、性別、食事の要否、寝床の要否、健康状態を含み、キーボード、光学文字認識装置で読み取り可能なカード、または、通常の行政サービスを受けるために配布されているカードから入力されることを特徴とする請求項1から3記載のいづれかの避難所管理システム。
  5. 前記行政側装置は、制御部と、入力部と、記憶部と、通信部とを有し、 前記行政側装置の制御部は、前記通信部を介して前記複数の避難所側装置からの物資の要求を受け付けて、各避難所からの物資の要求量を集計し、前記入力部からの指示に基づいて、前記所定の係数を変更し、変更後の各避難所に対する物資の供給量を算出することを特徴とする請求項1から4記載のいづれかの避難所管理システム。
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