JPH11234434A - 災害時情報報告システム - Google Patents
災害時情報報告システムInfo
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- JPH11234434A JPH11234434A JP10037760A JP3776098A JPH11234434A JP H11234434 A JPH11234434 A JP H11234434A JP 10037760 A JP10037760 A JP 10037760A JP 3776098 A JP3776098 A JP 3776098A JP H11234434 A JPH11234434 A JP H11234434A
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- evacuation
- terminal
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- Selective Calling Equipment (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 災害時に情報報告を迅速かつ的確に行うこと
ができる災害時情報報告システムを得ること。 【解決手段】 本発明は、避難所Aに設置され、ISD
Nパケット網1に接続されたISDN電話端末2Aと、
ISDN電話端末2Aに接続され、避難所データDAの入
力および送信を行うときに用いられるリモートデータ端
末3Aと、ISDNパケット網1に接続され、避難所デ
ータDAおよび避難所データDBを受信した後、集計、分
析等のデータ加工を行うセンタ端末4とを有している。
ができる災害時情報報告システムを得ること。 【解決手段】 本発明は、避難所Aに設置され、ISD
Nパケット網1に接続されたISDN電話端末2Aと、
ISDN電話端末2Aに接続され、避難所データDAの入
力および送信を行うときに用いられるリモートデータ端
末3Aと、ISDNパケット網1に接続され、避難所デ
ータDAおよび避難所データDBを受信した後、集計、分
析等のデータ加工を行うセンタ端末4とを有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害時における被
災状況等の報告に用いられる災害時情報報告システムに
関する。
災状況等の報告に用いられる災害時情報報告システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】災害時には、公的な2種類の情報が必要
となる。一方の情報は、災害対策本部等の上層部から、
避難所等の下層部へ通知する類のものである。この一方
の情報は、テレビジョン、ラジオ、災害無線等により放
送形式で災害対策本部等から避難所等へ伝達される。ま
た、他方の情報は、逆に避難所等の下層部から、政府等
の上層部へ通知する類のものである。この他方の情報
は、主に電話により避難所等から災害対策本部等へ伝達
される。
となる。一方の情報は、災害対策本部等の上層部から、
避難所等の下層部へ通知する類のものである。この一方
の情報は、テレビジョン、ラジオ、災害無線等により放
送形式で災害対策本部等から避難所等へ伝達される。ま
た、他方の情報は、逆に避難所等の下層部から、政府等
の上層部へ通知する類のものである。この他方の情報
は、主に電話により避難所等から災害対策本部等へ伝達
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、災害時にお
いては、一方の情報が放送形式で伝達されるため輻輳に
よって伝達できないという事態が発生しないのに対し
て、他方の情報が電話によって伝達されるため輻輳によ
って伝達ができないという事態が発生する。すなわち、
災害対策本部においては、電話輻輳により避難所の情報
を的確に収集することができないという問題が生じる。
ここで、近年に発生した阪神大震災時においては、他方
の情報が災害対策本部に届きにくかったため、被災状況
の把握に多大なる時間を要した。このことから、災害対
策本部においては、避難所からの情報(報告)が少ない
こと、情報がまちまちであることにより、公平かつ効率
的な物資の配布計画を立てることができなかった。従っ
て、各避難所においては、ある避難所で不足している物
資が別の避難所で余って置く場所にも苦慮するという事
態が発生したり、送られてきた食料が腐ってしまったと
いう事態が発生した。さらに、災害発生後においては、
いつ救援物資が避難所に届けられるかを災害対策本部で
把握することができなかったため、不当に高い値段で食
料を販売する小売店が現れたり、車両により遠隔地から
被災地へ食料を輸送しようとする者が大勢いたため交通
渋滞が発生した。本発明はこのような背景の下になされ
たもので、災害時に情報報告を迅速かつ的確に行うこと
ができる災害時情報報告システムを提供することを目的
とする。
いては、一方の情報が放送形式で伝達されるため輻輳に
よって伝達できないという事態が発生しないのに対し
て、他方の情報が電話によって伝達されるため輻輳によ
って伝達ができないという事態が発生する。すなわち、
災害対策本部においては、電話輻輳により避難所の情報
を的確に収集することができないという問題が生じる。
ここで、近年に発生した阪神大震災時においては、他方
の情報が災害対策本部に届きにくかったため、被災状況
の把握に多大なる時間を要した。このことから、災害対
策本部においては、避難所からの情報(報告)が少ない
こと、情報がまちまちであることにより、公平かつ効率
的な物資の配布計画を立てることができなかった。従っ
て、各避難所においては、ある避難所で不足している物
資が別の避難所で余って置く場所にも苦慮するという事
態が発生したり、送られてきた食料が腐ってしまったと
いう事態が発生した。さらに、災害発生後においては、
いつ救援物資が避難所に届けられるかを災害対策本部で
把握することができなかったため、不当に高い値段で食
料を販売する小売店が現れたり、車両により遠隔地から
被災地へ食料を輸送しようとする者が大勢いたため交通
渋滞が発生した。本発明はこのような背景の下になされ
たもので、災害時に情報報告を迅速かつ的確に行うこと
ができる災害時情報報告システムを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、パケットの伝送交換を行うパケット網と、複数の避
難所に各々設置され、前記パケット網に各々接続された
複数の電話端末と、センタに設置され、前記パケット網
を介して入力される、各避難所における避難所データを
収集するセンタ端末と、災害時に前記複数の電話端末に
各々接続され、前記避難所データの入力に用いられ、か
つ入力された該避難所データを前記複数の電話端末およ
び前記パケット網を経由して前記センタ端末へ送信する
リモートデータ端末とを具備することを特徴とする。ま
た、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の災害時
情報報告システムにおいて、前記避難所データは、予め
決められた規定フォーマットのデータであることを特徴
とする。さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは2に記載の災害時情報報告システムにおいて、前記
避難所データに対応するバーコードが印刷されたバーコ
ード表と、前記リモートデータ端末に接続され、前記バ
ーコートを読み取るバーコードリーダとを有しており、
前記リモートデータ端末は、前記バーコードリーダによ
り前記避難所データをバーコード入力することを特徴と
する。
は、パケットの伝送交換を行うパケット網と、複数の避
難所に各々設置され、前記パケット網に各々接続された
複数の電話端末と、センタに設置され、前記パケット網
を介して入力される、各避難所における避難所データを
収集するセンタ端末と、災害時に前記複数の電話端末に
各々接続され、前記避難所データの入力に用いられ、か
つ入力された該避難所データを前記複数の電話端末およ
び前記パケット網を経由して前記センタ端末へ送信する
リモートデータ端末とを具備することを特徴とする。ま
た、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の災害時
情報報告システムにおいて、前記避難所データは、予め
決められた規定フォーマットのデータであることを特徴
とする。さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは2に記載の災害時情報報告システムにおいて、前記
避難所データに対応するバーコードが印刷されたバーコ
ード表と、前記リモートデータ端末に接続され、前記バ
ーコートを読み取るバーコードリーダとを有しており、
前記リモートデータ端末は、前記バーコードリーダによ
り前記避難所データをバーコード入力することを特徴と
する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる災害時情報報告システムの構成を示すブロック図で
ある。この図において、1は、一定のデータ量のディジ
タルデータからなるバケット情報を伝送交換するISD
N(統合ディジタルサービス網)パケット網である。具
体的には、ISDNパケット網1は、メモリにパケット
情報を蓄積して伝送路のトラフィック量を監視しつつト
ラフィック量が少ない空き時間にパケット情報を伝送交
換する。従って、ISDNパケット網1においては、複
数の端末が伝送路を効率良く利用することができる。ま
た、ISDNパケット網1は、パケット情報の伝送交換
に加えて、電話呼の伝送交換を行う。
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる災害時情報報告システムの構成を示すブロック図で
ある。この図において、1は、一定のデータ量のディジ
タルデータからなるバケット情報を伝送交換するISD
N(統合ディジタルサービス網)パケット網である。具
体的には、ISDNパケット網1は、メモリにパケット
情報を蓄積して伝送路のトラフィック量を監視しつつト
ラフィック量が少ない空き時間にパケット情報を伝送交
換する。従って、ISDNパケット網1においては、複
数の端末が伝送路を効率良く利用することができる。ま
た、ISDNパケット網1は、パケット情報の伝送交換
に加えて、電話呼の伝送交換を行う。
【0006】2Aは、避難所Aに設置されたISDN電
話端末であり、ISDNパケット網1に接続されてい
る。このISDN電話端末2Aは、ISDN対応の端末
であり、伝送すべきアナログデータをディジタルデータ
に変換する一方、ISDNパケット網1を介して入力さ
れるディジタルデータをアナログデータに変換するとい
う機能を有している。また、ISDN電話端末2Aは、
電話機端末としての機能の他にパケット通信を行う機能
を有しており、電話端末機能が動作している最中であっ
てもパケット通信を行うことができる。3Aは、ISD
N電話端末2Aに接続される携帯可能なリモートデータ
端末であり、避難所データDAの入力および送信を行う
ときに用いられる端末である。また、リモートデータ端
末3Aにおける避難所データDAの入力は、HMI(ヒュ
ーマンマンマシンインタフェース)により行われる。
話端末であり、ISDNパケット網1に接続されてい
る。このISDN電話端末2Aは、ISDN対応の端末
であり、伝送すべきアナログデータをディジタルデータ
に変換する一方、ISDNパケット網1を介して入力さ
れるディジタルデータをアナログデータに変換するとい
う機能を有している。また、ISDN電話端末2Aは、
電話機端末としての機能の他にパケット通信を行う機能
を有しており、電話端末機能が動作している最中であっ
てもパケット通信を行うことができる。3Aは、ISD
N電話端末2Aに接続される携帯可能なリモートデータ
端末であり、避難所データDAの入力および送信を行う
ときに用いられる端末である。また、リモートデータ端
末3Aにおける避難所データDAの入力は、HMI(ヒュ
ーマンマンマシンインタフェース)により行われる。
【0007】上記避難所データDAは、避難所Aから後
述するセンタCへ伝達すべき情報データであり、「避難
所名」、「住所」、「責任者名」、「予定収容人数」、
「備蓄食糧数」、「備蓄医薬品」等の各項目データから
なる。すなわち、この避難所データDAは、予め決めら
れた各項目からなる規定フォーマットのデータである。
また、避難所データDAの項目としては、同図に示す項
目の他に災害発生時に必要な項目(「避難者の数」、
「備蓄物資の残量」、「傷病人の数」等)がある。
述するセンタCへ伝達すべき情報データであり、「避難
所名」、「住所」、「責任者名」、「予定収容人数」、
「備蓄食糧数」、「備蓄医薬品」等の各項目データから
なる。すなわち、この避難所データDAは、予め決めら
れた各項目からなる規定フォーマットのデータである。
また、避難所データDAの項目としては、同図に示す項
目の他に災害発生時に必要な項目(「避難者の数」、
「備蓄物資の残量」、「傷病人の数」等)がある。
【0008】2Bは、別の避難所Bに設置されたISD
N電話端末であり、ISDNパケット網1に接続されて
いる。このISDN電話端末2Bは、上述したISDN
電話端末2Aと同一構成とされている。3Bは、ISDN
電話端末2Bに接続されるリモートデータ端末であり、
避難所データDBの入力および送信を行うときに用いら
れる端末である。また、リモートデータ端末3Bにおけ
る避難所データDBの入力は、HMIにより行われる。
上記避難所データDBは、避難所BからセンタCへ伝達
すべき情報データであり、上述した避難所データDAと
同様の各項目データからなる。この避難所データDB
は、避難所データDAと同一フォーマットとされてい
る。
N電話端末であり、ISDNパケット網1に接続されて
いる。このISDN電話端末2Bは、上述したISDN
電話端末2Aと同一構成とされている。3Bは、ISDN
電話端末2Bに接続されるリモートデータ端末であり、
避難所データDBの入力および送信を行うときに用いら
れる端末である。また、リモートデータ端末3Bにおけ
る避難所データDBの入力は、HMIにより行われる。
上記避難所データDBは、避難所BからセンタCへ伝達
すべき情報データであり、上述した避難所データDAと
同様の各項目データからなる。この避難所データDB
は、避難所データDAと同一フォーマットとされてい
る。
【0009】4は、ISDNパケット網1に接続された
センタ端末であり、災害対策本部等のセンタCに設置さ
れている。このセンタ端末4は、例えば、コンピュータ
端末であり、避難所データDAおよび避難所データDBを
受信した後、集計、分析等のデータ加工を行う。
センタ端末であり、災害対策本部等のセンタCに設置さ
れている。このセンタ端末4は、例えば、コンピュータ
端末であり、避難所データDAおよび避難所データDBを
受信した後、集計、分析等のデータ加工を行う。
【0010】次に、上述した一実施形態による災害時情
報報告システムの動作について図2に示すフローチャー
トを参照して説明する。災害発生前の避難訓練等におい
て、ステップS1では、図1に示すリモートデータ端末
3Aを用いて避難所データDAの各項目のデータが入力さ
れる。すなわち、避難所データDAの入力においては、
「避難所名」として「○○公民館」、「住所」として
「○○町○−○−○」等が順次データ入力される。これ
により、避難所データDAの設定が完了するため、リモ
ートデータ端末3Aは、入力された避難所データDAをメ
モリ(図示略)に記憶させる。そして、避難所データD
Aは、定期的に実状と照合され、実状に合致しない場
合、最新データに更新される。なお、避難所Bにおいて
も、避難所Aと同様にして、リモートデータ端末3Bを
用いて避難所データDBの設定が行われる。
報報告システムの動作について図2に示すフローチャー
トを参照して説明する。災害発生前の避難訓練等におい
て、ステップS1では、図1に示すリモートデータ端末
3Aを用いて避難所データDAの各項目のデータが入力さ
れる。すなわち、避難所データDAの入力においては、
「避難所名」として「○○公民館」、「住所」として
「○○町○−○−○」等が順次データ入力される。これ
により、避難所データDAの設定が完了するため、リモ
ートデータ端末3Aは、入力された避難所データDAをメ
モリ(図示略)に記憶させる。そして、避難所データD
Aは、定期的に実状と照合され、実状に合致しない場
合、最新データに更新される。なお、避難所Bにおいて
も、避難所Aと同様にして、リモートデータ端末3Bを
用いて避難所データDBの設定が行われる。
【0011】そして、ステップS2において、災害が発
生すると災害対策本部により避難所Aおよび避難所Bが
開設され、人々が避難所Aおよび避難所Bに順次避難し
てくる。そして、避難所Aのオペレータは、適宜、避難
所Aにおける現状(避難者の数、備蓄物資の残量、傷病
人の数等)を調査した後、リモートデータ端末3Aを用
いて避難所データDAにおける項目(「避難者の数」、
「備蓄物資の残量」、「傷病人の数」)に調査結果を入
力した後、ステップS4へ進む。これにより、災害時に
おける避難所データDAが設定されるため、リモートデ
ータ端末3Aは、メモリに避難所データDAを記憶させ
る。なお、避難所Bにおいても、避難所データDBの設
定が行われる。
生すると災害対策本部により避難所Aおよび避難所Bが
開設され、人々が避難所Aおよび避難所Bに順次避難し
てくる。そして、避難所Aのオペレータは、適宜、避難
所Aにおける現状(避難者の数、備蓄物資の残量、傷病
人の数等)を調査した後、リモートデータ端末3Aを用
いて避難所データDAにおける項目(「避難者の数」、
「備蓄物資の残量」、「傷病人の数」)に調査結果を入
力した後、ステップS4へ進む。これにより、災害時に
おける避難所データDAが設定されるため、リモートデ
ータ端末3Aは、メモリに避難所データDAを記憶させ
る。なお、避難所Bにおいても、避難所データDBの設
定が行われる。
【0012】ステップS4では、オペレータは、リモー
トデータ端末3AをISDN電話端末2Aに接続した後、
リモートデータ端末3Aの送信ボタン(図示略)を押
す。これにより、リモートデータ端末3Aは、メモリか
ら避難所データDAを読み出した後、これをISDN電
話端末2Aへ出力する。これにより、避難所データDA
は、ISDN電話端末2AからISDNパケット網1を
介してセンタ端末4へ送信される。ここで、ISDNパ
ケット網1においては、上述したパケット伝送交換が行
われる。なお、避難所Bにおいても、避難所データDB
の送信が行われる。
トデータ端末3AをISDN電話端末2Aに接続した後、
リモートデータ端末3Aの送信ボタン(図示略)を押
す。これにより、リモートデータ端末3Aは、メモリか
ら避難所データDAを読み出した後、これをISDN電
話端末2Aへ出力する。これにより、避難所データDA
は、ISDN電話端末2AからISDNパケット網1を
介してセンタ端末4へ送信される。ここで、ISDNパ
ケット網1においては、上述したパケット伝送交換が行
われる。なお、避難所Bにおいても、避難所データDB
の送信が行われる。
【0013】そして、ステップS5において、センタ端
末4は、ISDNパケット網1を介して受信した避難所
データDAおよび避難所データDBの集計、分析等のデー
タ加工処理を行い、処理結果をディスプレイ(図示略)
に表示する。これにより、ステップS6では、センタC
の職員は、ディスプレイの表示を見て避難所Aおよび避
難所Bの状況を把握して、救援物資の配布計画等を策定
した後、ステップS7へ進む。
末4は、ISDNパケット網1を介して受信した避難所
データDAおよび避難所データDBの集計、分析等のデー
タ加工処理を行い、処理結果をディスプレイ(図示略)
に表示する。これにより、ステップS6では、センタC
の職員は、ディスプレイの表示を見て避難所Aおよび避
難所Bの状況を把握して、救援物資の配布計画等を策定
した後、ステップS7へ進む。
【0014】ステップS7では、センタCの職員は、上
記配布計画に従って、救援物資の手配を行う。これによ
り、避難所Aおよび避難所Bには、実態に合った数量、
種類の救援物資が配布される。ステップS8において、
復旧状況に基づいて避難所A(避難所B)の運営を継続
させるか否かが判断され、同判断結果が「YES」の場
合、ステップS3へ戻り、上述した動作が行われる。ま
た、ステップS8の判断結果が「NO」の場合、避難所
A(避難所B)は閉鎖される。
記配布計画に従って、救援物資の手配を行う。これによ
り、避難所Aおよび避難所Bには、実態に合った数量、
種類の救援物資が配布される。ステップS8において、
復旧状況に基づいて避難所A(避難所B)の運営を継続
させるか否かが判断され、同判断結果が「YES」の場
合、ステップS3へ戻り、上述した動作が行われる。ま
た、ステップS8の判断結果が「NO」の場合、避難所
A(避難所B)は閉鎖される。
【0015】以上説明したように、上述した一実施形態
による災害時情報報告システムによれば、避難所A(避
難所B)からセンタCへの報告の疎通率を高くすること
ができるとともに、報告数が増えるのでデータ信頼性を
向上させることができる。これは、第1の理由として、
ISDNパケット網1によるパケット通信を用いて避難
所データDAおよび避難所データDBが伝送交換されるの
で、通常の電話が輻輳対策により発信規制されている場
合であってもその影響を受けることなく迅速に避難所デ
ータDAおよび避難所データDBをセンタ端末4へ送信す
ることができるからである。また、第2の理由として
は、ISDN電話端末2AおよびISDN電話端末2Bを
用いているので、電話機能が動作している場合であって
もパケット通信を行うことができるため、避難所データ
DAおよび避難所データDBをより迅速に送信することが
できるからである。これに対して、パケット通信機能を
有しない端末を用いて、ファクシミリ通信、インターネ
ット通信により避難所データDAおよび避難所データDB
を送信した場合には、電話通信網の輻輳の影響を受けて
しまうため、迅速な情報報告を行うことができない。さ
らに、第3の理由としては、避難所データDAおよび避
難所データDBが規定フォーマット化されているので、
ISDNパケット網1におけるデータ量を最適化するこ
とができることから、ISDNパケット網1における輻
輳を抑えることができるからである。
による災害時情報報告システムによれば、避難所A(避
難所B)からセンタCへの報告の疎通率を高くすること
ができるとともに、報告数が増えるのでデータ信頼性を
向上させることができる。これは、第1の理由として、
ISDNパケット網1によるパケット通信を用いて避難
所データDAおよび避難所データDBが伝送交換されるの
で、通常の電話が輻輳対策により発信規制されている場
合であってもその影響を受けることなく迅速に避難所デ
ータDAおよび避難所データDBをセンタ端末4へ送信す
ることができるからである。また、第2の理由として
は、ISDN電話端末2AおよびISDN電話端末2Bを
用いているので、電話機能が動作している場合であって
もパケット通信を行うことができるため、避難所データ
DAおよび避難所データDBをより迅速に送信することが
できるからである。これに対して、パケット通信機能を
有しない端末を用いて、ファクシミリ通信、インターネ
ット通信により避難所データDAおよび避難所データDB
を送信した場合には、電話通信網の輻輳の影響を受けて
しまうため、迅速な情報報告を行うことができない。さ
らに、第3の理由としては、避難所データDAおよび避
難所データDBが規定フォーマット化されているので、
ISDNパケット網1におけるデータ量を最適化するこ
とができることから、ISDNパケット網1における輻
輳を抑えることができるからである。
【0016】また、上述した一実施形態による災害時情
報報告システムによれば、専用線網を用いたシステムに
比して、災害に強いシステムを構築することができる。
これは、ISDNパケット網1に接続されているISD
N電話端末が非常に多く、しかも携帯可能なリモートデ
ータ端末3Aが用いられているので、仮にISDN電話
端末2Aが故障しても別の場所にあるISDN電話端末
を用いて避難所データDAをセンタ端末4へ送信するこ
とができるからである。これに対して、専用線網を用い
てシステム構築した場合には、端末数が少ない、専用の
交換機等が故障したときに復旧に時間がかかる等の事情
から災害に弱いという問題がある。
報報告システムによれば、専用線網を用いたシステムに
比して、災害に強いシステムを構築することができる。
これは、ISDNパケット網1に接続されているISD
N電話端末が非常に多く、しかも携帯可能なリモートデ
ータ端末3Aが用いられているので、仮にISDN電話
端末2Aが故障しても別の場所にあるISDN電話端末
を用いて避難所データDAをセンタ端末4へ送信するこ
とができるからである。これに対して、専用線網を用い
てシステム構築した場合には、端末数が少ない、専用の
交換機等が故障したときに復旧に時間がかかる等の事情
から災害に弱いという問題がある。
【0017】さらに、上述した一実施形態による災害時
情報報告システムによれば、避難所データDAおよび避
難所データDBが電子化された規定フォーマットとされ
ているので、センタ端末4における集計、分析を容易に
行うことができるとともに、修正、重複を容易に認識す
ることができる。従って、一実施形態による災害時情報
報告システムによれば、迅速かつ的確に避難所A(避難
所B)の状況を把握することができるので、計画的かつ
具体的に救援物資の配布計画を策定することができると
ともに、外部機関に対して迅速に救援依頼を行うことが
できる。また、センタ端末4により集計、分析等された
データは、今後の防災計画を立てるための貴重なデータ
として活用される。
情報報告システムによれば、避難所データDAおよび避
難所データDBが電子化された規定フォーマットとされ
ているので、センタ端末4における集計、分析を容易に
行うことができるとともに、修正、重複を容易に認識す
ることができる。従って、一実施形態による災害時情報
報告システムによれば、迅速かつ的確に避難所A(避難
所B)の状況を把握することができるので、計画的かつ
具体的に救援物資の配布計画を策定することができると
ともに、外部機関に対して迅速に救援依頼を行うことが
できる。また、センタ端末4により集計、分析等された
データは、今後の防災計画を立てるための貴重なデータ
として活用される。
【0018】加えて、上述した一実施形態による災害時
情報報告システムによれば、災害発生時に避難所A(避
難所B)において何を調査して、調査結果をどこへ報告
すべきかに関するデータがリモートデータ端末3A(リ
モートデータ端末3B)に設定されているので、この設
定に合わせて必要事項を入力すればよい。従って、上述
した一実施形態による災害時情報報告システムによれ
ば、誰でもオペレータになることができるため、誰でも
確実にセンタCへ避難所A(避難所B)の状況を報告す
ることができる。
情報報告システムによれば、災害発生時に避難所A(避
難所B)において何を調査して、調査結果をどこへ報告
すべきかに関するデータがリモートデータ端末3A(リ
モートデータ端末3B)に設定されているので、この設
定に合わせて必要事項を入力すればよい。従って、上述
した一実施形態による災害時情報報告システムによれ
ば、誰でもオペレータになることができるため、誰でも
確実にセンタCへ避難所A(避難所B)の状況を報告す
ることができる。
【0019】以上、本発明の一実施形態による災害時情
報報告システムについて詳述してきたが、具体的な構成
はこの一実施形態に限られるものではなく本発明の要旨
を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含ま
れる。例えば、上述した一実施形態による災害時情報報
告システムにおいては、リモートデータ端末3A(リモ
ートデータ端末3B)にバーコードリーダを接続して、
バーコード表のバーコードを上記バーコードリーダによ
り読み込むことにより、避難所データDA(避難所デー
タDB)の各項目のデータを設定するようにしてもよ
い。上記バーコード表には、例えば、備蓄医薬品の名称
等に対応するバーコードが印刷されている。このバーコ
ードリーダを用いた場合には、入力ミスが発生しないた
め、正確に各項目のデータを入力することができる。
報報告システムについて詳述してきたが、具体的な構成
はこの一実施形態に限られるものではなく本発明の要旨
を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含ま
れる。例えば、上述した一実施形態による災害時情報報
告システムにおいては、リモートデータ端末3A(リモ
ートデータ端末3B)にバーコードリーダを接続して、
バーコード表のバーコードを上記バーコードリーダによ
り読み込むことにより、避難所データDA(避難所デー
タDB)の各項目のデータを設定するようにしてもよ
い。上記バーコード表には、例えば、備蓄医薬品の名称
等に対応するバーコードが印刷されている。このバーコ
ードリーダを用いた場合には、入力ミスが発生しないた
め、正確に各項目のデータを入力することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、パケット網によるパケット通信を用いて
避難所データが伝送交換されるので、通常の電話が輻輳
対策により発信規制されている場合であってもその影響
を受けることなく迅速に避難所データをセンタ端末へ送
信することができる。従って、請求項1に記載の発明に
よれば、災害時に避難所からセンタへの情報報告を迅速
かつ的確に行うことができるという効果が得られる。ま
た、請求項2に記載の発明によれば、避難所データが規
定フォーマットとされているので、センタ端末における
集計、分析を容易に行うことができるという効果が得ら
れる。また、請求項3に記載の発明によれば、バーコー
ドリーダによるバーコード入力が行われるので、入力ミ
スを防止することができるという効果が得られる。
発明によれば、パケット網によるパケット通信を用いて
避難所データが伝送交換されるので、通常の電話が輻輳
対策により発信規制されている場合であってもその影響
を受けることなく迅速に避難所データをセンタ端末へ送
信することができる。従って、請求項1に記載の発明に
よれば、災害時に避難所からセンタへの情報報告を迅速
かつ的確に行うことができるという効果が得られる。ま
た、請求項2に記載の発明によれば、避難所データが規
定フォーマットとされているので、センタ端末における
集計、分析を容易に行うことができるという効果が得ら
れる。また、請求項3に記載の発明によれば、バーコー
ドリーダによるバーコード入力が行われるので、入力ミ
スを防止することができるという効果が得られる。
【図1】 本発明の一実施形態による災害時情報報告シ
ステムの構成を示すブロック図である。
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同一実施形態による災害時情報報告システム
の動作を説明するフローチャートである。
の動作を説明するフローチャートである。
1 ISDNパケット網 2A ISDN電話端末 2B ISDN電話端末 3A リモートデータ端末 3B リモートデータ端末 4 センタ端末 A 避難所 B 避難所 C センタ DA 避難所データ DB 避難所データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 9/14 H04L 11/20 102Z
Claims (3)
- 【請求項1】 パケットの伝送交換を行うパケット網
と、 複数の避難所に各々設置され、前記パケット網に各々接
続された複数の電話端末と、 センタに設置され、前記パケット網を介して入力され
る、各避難所における避難所データを収集するセンタ端
末と、 災害時に前記複数の電話端末に各々接続され、前記避難
所データの入力に用いられ、かつ入力された該避難所デ
ータを前記複数の電話端末および前記パケット網を経由
して前記センタ端末へ送信するリモートデータ端末と、 を具備することを特徴とする災害時情報報告システム。 - 【請求項2】 前記避難所データは、予め決められた規
定フォーマットのデータであることを特徴とする請求項
1に記載の災害時情報報告システム。 - 【請求項3】 前記避難所データに対応するバーコード
が印刷されたバーコード表と、 前記リモートデータ端末に接続され、前記バーコートを
読み取るバーコードリーダとを有しており、 前記リモートデータ端末は、前記バーコードリーダによ
り前記避難所データをバーコード入力することを特徴と
する請求項1または2に記載の災害時情報報告システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10037760A JPH11234434A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 災害時情報報告システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10037760A JPH11234434A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 災害時情報報告システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11234434A true JPH11234434A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12506436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10037760A Pending JPH11234434A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 災害時情報報告システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11234434A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002269667A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-20 | Takuwa Corp | 災害情報相互通報システム |
JP2006085354A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Hitachi Software Eng Co Ltd | 救援物資の配布システム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03104472A (ja) * | 1989-09-19 | 1991-05-01 | Aiphone Co Ltd | 緊急通報機能付isdn電話系端末 |
JPH06110907A (ja) * | 1992-08-29 | 1994-04-22 | Nittetsu Eretsukusu:Kk | 持ち帰り弁当のリモート店舗システム |
JPH0935133A (ja) * | 1995-07-14 | 1997-02-07 | Safety- Net:Kk | 非常通報機能を有した自動販売機及びこれを用いた通信警備システム |
JPH10334146A (ja) * | 1997-06-04 | 1998-12-18 | Hitachi Ltd | 避難所管理システム |
-
1998
- 1998-02-19 JP JP10037760A patent/JPH11234434A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH03104472A (ja) * | 1989-09-19 | 1991-05-01 | Aiphone Co Ltd | 緊急通報機能付isdn電話系端末 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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