JPH10334146A - 避難所管理システム - Google Patents

避難所管理システム

Info

Publication number
JPH10334146A
JPH10334146A JP14662197A JP14662197A JPH10334146A JP H10334146 A JPH10334146 A JP H10334146A JP 14662197 A JP14662197 A JP 14662197A JP 14662197 A JP14662197 A JP 14662197A JP H10334146 A JPH10334146 A JP H10334146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evacuation
administrative
management system
amount
supplies
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14662197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3701772B2 (ja
Inventor
Tsutomu Hatakeyama
勉 畠山
Mamoru Minagawa
守 皆川
Masako Saotome
正子 五月女
Yuichi Kosukegawa
祐一 小助川
Shiyoutarou Tamayama
尚太朗 玉山
Koji Okubo
浩嗣 大窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP14662197A priority Critical patent/JP3701772B2/ja
Publication of JPH10334146A publication Critical patent/JPH10334146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3701772B2 publication Critical patent/JP3701772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 非常災害時等に被災者を収容する多数の避難
所における状況を適確に把握し、各避難所に対する適確
な支援を可能とする。 【解決手段】 行政側装置と多数の避難所に設置される
避難所側装置3とが通信網2を介して相互に接続され
て、避難所側装置3は、CPU31、入力装置32、光
学文字認識装置33、2次記憶装置34、メモリ35、
プリンタ36、ディスプレイ37及び通信制御装置3
8、及び電源を備える。避難した人々は、カードに氏
名、年齢、食事、寝床等の要否を個人情報として記入し
て光学文字認識装置33あるいは、キーボード等の入力
装置32から入力される。装置3は個人情報を集計し
て、必要とする物資の量を算出して行政側の装置に送信
する。行政は、これにより、避難所に対する支援を実施
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、避難所管理システ
ムに係り、特に、非常災害時等に被災者を収容する多数
の避難所における状況を適確に把握し、かつ、行政側に
おいて、各避難所の状況を収集把握し、各避難所に対す
る適確に支援を行うために使用して好適な避難所管理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】非常災害時等には、多数の避難所が設置
され、避難所に避難した人々の人数、必要な物資、その
量等が避難所毎に集計され、支援を行う行政側に対して
要求を行うようにされている。しかし、従来、このよう
な非常災害時の避難所における避難者の人数、必要物
資、その量の把握は人手により行われ、また、行政に対
するこれらの情報の報告、物資の要求は、電話等の通信
手段により行われ、人手により集計されるのが一般的で
あった。
【0003】近年、通信手段としてより信頼性の高い無
線通信網、衛星を介する通信網の利用も行われるように
なっているが、避難所に避難した人々に対する適確な支
援を行うための各種の情報の収集、把握を人手を要する
ことなく行うことは、従来困難であった
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従
来、非常災害時等に、多数の避難所に避難した人々の人
数、必要な物資、その量等をが避難所毎に集計し、支援
を行う行政側に対して要求を行う作業、及び、行政側に
おいてそれらの集計を行う作業は、人手により行わなけ
ればならず、多くの手間と時間とを要し、しかも、正確
な情報を得ることが困難であった。
【0005】本発明の目的は、非常災害時等に、多数の
避難所に避難した人々の人数、必要な物資、その量等を
避難所毎に集計する作業を迅速に、ほとんど人手を必要
とせずに行うことを可能にし、支援を行う行政側に対し
て迅速に適確な要求を行い、かつ、行政側においても、
各避難所からの要求を迅速に集計把握するために使用し
て好適な避難所管理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、行政側装置と、複数の避難所のそれぞれに設けられ
る避難所側装置とが通信網により接続され、行政側装置
が避難所側装置から送られる避難所側からの情報を収集
する避難所管理システムにおいて、避難所側装置は、個
人情報を入力させ、その個人情報を集計し、集計結果に
基づいて、避難所で必要とする物資の量を算出して、そ
の量を行政側装置に物資の要求量として送信することに
より達成される。
【0007】また、前記目的は、前述の個人情報が、氏
名、年齢、性別、食事の要否、寝床の要否、健康状態等
であり、キーボート、光学文字認識装置で読み取り可能
なカード、または、通常の行政サービスを受けるために
配布されているカードから入力されることにより達成さ
れる。
【0008】また、本発明によれば前記目的は、前記避
難所で必要とする物資の量を、個人情報を集計した男女
別、年齢別の人数に、物資毎に予め決められた、あるい
は、その時点で決めた係数を乗じて決定することにより
達成される。
【0009】さらに、前記目的は、前記行政側装置が、
前記各避難所側装置から送られてくる物資の要求量を集
計し、在庫数と共に表示、出力することにより達成され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による避難所管理シ
ステムの一実施形態を図面により詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施形態による避難所管
理システムの全体の構成を示すブロック図、図2は避難
所側装置の構成を示すブロック図である。図1、図2に
おいて、1は行政側装置、2は通信網、3〜7は避難所
側装置A〜E、11、31はCPU、12、32は入力
装置、13はデータベース、14、34は2次記憶装
置、15、35はメモリ、16、36はプリンタ、1
7、37はディスプレイ、18、38は通信制御装置、
33は光学文字認識装置である。
【0012】図1に示す本発明の一実施形態による避難
所管理システムは、行政側装置1と多数の避難所に設置
される避難所側装置A3〜E7とが通信網2を介して相
互に接続されて構成されている。通信網2は、電話網等
の公衆通信網であってもよいが、非常災害時にも確実な
通信を行うため、災害に対して耐性の高い専用線を使用
する通信網、無線による通信網、衛星を使用する通信網
であるのがよい。
【0013】行政側装置1は、CPU11、入力装置1
2、データベース13、2次記憶装置14、メモリ1
5、プリンタ16、ディスプレイ17及び通信制御装置
18を備えて構成される。通信制御装置18は、通信網
2が公衆通信網、無線による通信網、衛星を使用する通
信網の何れかにより通信網の形態に合った制御が可能な
ように構成される。また、通信制御装置18は、通信の
信頼性の確保のため、複数の形態の通信網に対応可能に
構成してもよい。
【0014】避難所側装置は、避難所側装置A3を例に
図2に示すように、CPU31、入力装置32、光学文
字認識装置33、2次記憶装置34、メモリ35、プリ
ンタ36、ディスプレイ37及び通信制御装置38を備
えて構成される。通信制御装置38は、行政側装置1内
の通信制御装置18の場合と同様に、通信網2が公衆通
信網、無線による通信網、衛星を使用する通信網の何れ
かにより通信網の形態に合った制御が可能なように構成
され、また、通信の信頼性の確保のため、複数の形態の
通信網に対応可能に構成されてよい。
【0015】なお、前述した本発明の実施形態を構成す
る行政側装置1及び避難所側装置3は、非常災害時にも
その動作を保証するために、図示しないバッテリー等に
よる無停電の電源により必要な電力が供給される。ま
た、行政側装置1が設置されている場所が、避難所の一
部としても使用される場合、行政側装置1と避難所側装
置3とを同一の場所に設置し、通信網を介することなく
行政側装置1と避難所側装置3とを相互に接続すること
もできる。さらに、各避難所に、複数台の避難所側装置
3を設置することも可能である。
【0016】前述のように構成される本発明の実施形態
による避難所管理システムは、避難所に避難した人々の
個人情報を避難所側装置3から入力し、そのデータを集
計して、必要とする食料、衣料等の物資の数量決定し、
これらを行政側装置1に送信し、行政側から物資の供給
を受ける、あるいは、避難所に避難した人々の健康状
態、被災状況等の管理を実施するものであり、以下に具
体的な例によりシステム全体の動作を説明する。
【0017】図3は避難所側装置3の処理動作を説明す
るフローチャート、図4〜図7はディスプレイ37に表
示される処理メニューの例を説明する図である。
【0018】(1)避難所側装置3に電源が投入される
と、避難所管理システムにおける避難所側のアプリケー
ションが起動され、まず、図4に示すように、避難所側
装置3から使用することができる各種システムを選択さ
せるためのメインメニューがディスプレイ37に表示さ
れる。図示例では、「1.避難所利用システム」、
「2.行政利用システム」、「3.個人情報入力システ
ム」の3つのシステムが選択可能なメニューとして表示
されている。これらのメニューは、入力装置32として
のキーボードから選択するようにしてもよく、また、デ
ィスプレイ37をタッチパネルにより構成し、指等によ
り触れることにより選択するようにしてもよい(ステッ
プ41)。
【0019】(2)図4に示すメインメニューから
「1.避難所利用システム」が選択されると、図6に示
すように、避難所利用システムメニューが選択可能に表
示される。避難所利用システムの例として、図6には、
「1.避難所自治管理(避難者管理)」、「2.避難所
自治管理(避難所所有物管理)」、「3.避難所救援物
資要求」、「4.ボランティア管理」の4つが挙げられ
ている(ステップ42)。
【0020】(3)図4に示すメインメニューから
「2.行政利用システム」が選択されると、図7に示す
ように、行政利用システムメニューが選択可能に表示さ
れる。行政利用システムの例として、図7には、「1.
避難所統括システム(避難所状況把握)」、「2.救援
物資対応システム(集計・分配・配送指示)」、「3.
ボランティア派遣システム」の3つが挙げられている
(ステップ43)。
【0021】(4)図4に示すメインメニューから
「3.個人情報入力システム」が選択されると、図5に
示すように、個人情報入力システムメニューが選択可能
に表示される。個人情報入力システムの例として、図5
には、「1.個人情報入力(個人カード入力)、「2.
個人情報入力(キーボード入力)」の2つが挙げられて
いる。この個人情報入力システムメニューの1つが選択
されると、画面例を示していないが、ディスプレイ37
には入力画面が表示される(ステップ44、45)。
【0022】前述のステップ45による個人情報の入力
は、この避難所側装置3が備えられる避難所に避難した
人々、または、ボランティア等により行われる。そし
て、個人情報の入力は、キーボード入力が選択された場
合、ディスプレイ37に表示される入力項目欄にその項
目に対応する情報を入力装置32としてのキーボードか
ら入力することにより行われる。入力項目欄としては、
例えば、家族単位に、氏名、続柄、救援物資としての食
事の要否、寝床の要否、年齢、住所、健康状態等であ
る。
【0023】また、個人情報入力は、避難所に避難した
人々に、光学文字認識装置33が読み取り可能なカード
に必要な情報を記入してもらい、個人カード入力を選択
して、このカードを光学文字認識装置33に読み込ませ
て行うことも可能である。さらに、個人情報入力は、通
常時に行政サービス等を受けるために市民が個々に所持
している非接触ICカード等に記録されている個人情報
を図示しない読み取り機構から読み込ませるようにして
もよい。
【0024】さて、避難所の開設後、多数の人々が避難
所に避難し、前述したように個人情報が入力されると、
これらの情報は、磁気ディスク等による2次記憶装置3
4内に、避難者管理/避難者データベースとして格納さ
れる。
【0025】次に、図3によるステップ42で図6に示
すような避難所利用システムメニューが表示されている
状態から「1.避難所自治管理(避難者管理)」、
「3.避難所救援物資要求」のメニューが選択された場
合を例として、避難所利用システムでの処理動作を説明
する。
【0026】図8は避難所側装置3の避難所利用システ
ムメニューが表示されている状態でメニューが選択され
た後の処理動作を説明するフローチャート、図9〜図1
4は処理の過程に従ってディスプレイ37に表示される
画面例を示す図である。
【0027】(1)図3で説明したステップ42で図6
に示すように表示された避難所利用システムメニューか
ら「1.避難所自治管理(避難者管理)」が選択される
と、前述した個人情報入力により2次記憶装置内に生成
されている避難者管理/避難者データベースが、図9に
示すように表示される。この表示は、図9に示す画面例
の下部に表示されている「前ページへ」、「次ページ
へ」のボタンを選択することにより、登録されている全
ての人々の情報を表示することができる。図9に示す表
示例において、要救援の項目欄の食事の項目にのみ○が
付けられている人は、例えば、避難所に食事だけをもら
いにきて、寝泊まりは避難所外で行っている人である
(ステップ81)。
【0028】(2)ステップ81で図9に示す画面例の
下部に表示されている「人数集計画面へ」のボタンを選
択すると、それ迄に登録された個人情報を集計した結果
が図10に示すように表示される。図10に示す例で
は、年齢別に食事の要の人数、寝床要の人数が集計され
ている。図10の画面例に表示される「性別」、「健康
状態」のボタンを選択すれば、それらに従った集計が行
われる。また、避難所側装置3が複数台設けられて、他
の装置で個人情報の入力が行われている場合、「集計計
算実行」のボタンを選択すると、その時点での集計が行
われて表示される。また、「もとの画面へ」のボタンを
選択すると、図9に示した画面例に戻る(ステップ8
2)。
【0029】(3)図3で説明したステップ42で図6
に示すように表示された避難所利用システムメニューか
ら「3.避難所救援物資要求」が選択されると、図11
に示すように、その避難所に避難している人数から予測
される各種物資の必要数(使用予定数)が表示される。
もし、その避難所に物資の在庫があれば、その在庫数
と、必要数から在庫数を減じて算出された要求量とが表
示される。図11に示される物資の要求は、図示画面内
に表示される「出力」のボタンを選択することにより、
プリンタ36からハードコピーとして出力することがで
き、また、「要求」のボタンを選択することにより、通
信制御装置38、通信網2を介して行政側装置1に送出
される。なお、図11に示す例は、物資として、居住用
具、寝具等についてのみ示したものであるが、この要求
は、避難所で必要な全ての物資について作成される(ス
テップ83)。
【0030】(4)前述の避難所に避難している人数か
ら予測される各種物資の必要数は、避難している人の人
数に所定の係数(パラメータ)を乗じて算出することが
できる。このパラメータは、予め決めておくこともでき
るが、状況により変更することも可能である。例えば、
図11に示す画面が表示されている状態で、図示しない
「係数設定・確認」のボタンを選択することにより、図
12、図13に示すような係数(パラメータ設定・確認
画面)が表示される。図12に示す例は、食料に関する
例で、男女別の大人、子供、乳幼児の1日の必要カロリ
ー(×1000kカロリー)、1日に必要とする飲料水
の量(リットル)をパラメータとしている。また、図1
3に示す例は、居住用具、寝具等についての例で、これ
らの物資は、季節によって変動する場合もあるので、季
節毎に、各物資の一人当りの必要数をパラメータとして
いる。前述したようなパラメータの値は、被災状況等に
より、図12、図13に示す画面が呼び出された状態で
変更し、その後の物資要求量の算出のために2次記憶装
置34内に保存される。また、食料に関するパラメータ
としては、カロリーでなく、パン、おにぎり、弁当等と
具体的なものとしてその個数を使用してもよい(ステッ
プ84)。
【0031】(5)前述したパラメータを使用してその
避難所で必要な物資の要求量が算出されて行政側装置1
に送られるが、図11〜図13に示す画面が表示されて
いる状態で、図示しない「要求物資配送進捗」のボタン
を選択することにより、図14に示すように、すでに行
政側に要求している物資の数量、要求表、到着予定日、
配送の状況等が一覧表として表示され、物資の供給状況
を知ることができる(ステップ85)。
【0032】図3に示すフローのステップ41におい
て、図4に示すメインメニューからの「2.行政利用シ
ステム」の選択は、この避難所側装置が設置された避難
所が行政側の機能をも兼ねる場合にのみ有効である。従
って、この行政利用システムは、避難所としてのみ機能
すればよい場所に設置された避難所側装置には設けられ
ていなくてもよい。逆に、行政側としてのみ機能すれば
よい行政側装置1は、前述で説明した「1.避難所利用
システム」、「3.個人情報入力システム」は不要であ
る。
【0033】次に、行政側装置1において、「2.行政
利用システム」が起動されたものとして、行政側装置1
の動作を説明する。
【0034】図15は行政側装置1に行政利用システム
ニューが表示されている状態でメニューが選択された後
の処理動作を説明するフローチャート、図16〜図19
は処理の過程に従ってディスプレイ17に表示される画
面例を示す図である。
【0035】(1)避難所側装置3の場合と同様に装置
が起動され、図7に示すように表示された行政利用シス
テムメニューから「1.避難所統括システム(避難所状
況把握)」が選択されると、この行政側装置1が管轄す
る全ての避難所から送られてきた個人情報を集計した結
果を、さらに集計した結果が図16に示すように表示さ
れる。図16に示す例では、年齢別に食事の要の人数、
寝床要の人数が集計されている。図16の画面例に表示
される「性別」、「健康状態」のボタンを選択すれば、
それらに従った集計が行われる。「集計計算実行」のボ
タンを選択すると、時々刻々に避難所から送られてくる
個人情報の結果のその時点での集計が行われて表示され
る。これにより、行政側では、管理下にある全ての避難
所における状況をリアルタイムで把握することができ
る。また、各避難所毎の状況を知りたい場合には、図示
画面例の各避難所名のボタンを選択することにより、対
応する避難所の状況(図10に示すような)を表示させ
ることができる。また、図示していないが、図9により
説明したような個人情報そのものを各避難所から送信し
てもらい、この個人情報を他の避難所に送り、行政側、
避難所側の装置でプリントアウトすることにより、行政
側で避難者それぞれの状況を確認することができ、ま
た、各避難所において、その避難所に避難している人々
に、他の避難所に避難している人の名前等を知らせるこ
とができ、直接連絡を取り合うことができない人の安否
等を知らせることができる(ステップ150、15
1)。
【0036】(2)行政利用システムメニューから
「2.救援物資対応システム(集計・分配・配送指
示)」が選択されると、図17に示すように、各避難所
から要求された各物資の要求量の集計結果が表示され
る。同時に、在庫数も表示され在庫が不足するものにつ
いての発注状況が表示される。図17に示される物資の
要求集計結果は、図示画面内に表示される「出力」のボ
タンを選択することにより、プリンタ36からハードコ
ピーとして出力することができ、また、「分配」、「配
送指示」のボタンを選択することにより、これらの物資
の各避難所への分配状況、配送状況が表示される。ま
た、「配送指示」のボタンが選択された場合で、図示し
ない配送センタ(行政等から連絡を受けて、物資の荷分
け・配送を集中的に行うセンタ)、または、各種業者と
行政側装置1とが通信網を介して接続されている場合、
図示しない「配送指示」の画面を呼び出して、この画面
により物資の配送を指示することができる。これによ
り、電話等による口頭指示を行うことなく、物資の配送
指示・データ管理を行うことができる。なお、図17に
示す例は、物資として、居住用具、寝具等についてのみ
示したものであるが、この要求は、避難所で必要な全て
の物資について作成される(ステップ152)。
【0037】(3)前述した避難所装置3において、各
避難所に避難している人数に所定の係数(パラメータ)
を乗じて各避難所における各種物資の必要数を予測する
とし、また、パラメータを避難所で変更可能であるとし
たが、行政側は、管理下にある各避難所からの物資の要
求量、在庫不足量、発注状況により、各避難所からの要
求を完全に満たすことができないと判断した場合、各避
難所に対する物資の供給量を調整するため、また、各避
難所に対して平等な物資の供給を行うため、前述のパラ
メータを変更することができる。この場合、例えば、図
17に示す画面が表示されている状態で、図示しない
「係数設定・確認」のボタンを選択する、あるいは、キ
ーボード等からの指示により、図18、図19に示すよ
うな、図12、図13によりすでに説明したと同様なパ
ラメータ設定・確認画面を表示させて、避難所側装置3
の動作として説明したと同様にパラメータを変更する。
【0038】前述した本発明の実施形態によれば、非常
災害時等に、各避難所に避難した人々の個人情報を簡単
な方法で避難所に設置される装置に入力するだけで、そ
の避難所に避難した人々の状況を登録することができ、
また、この情報に基づいて、その避難所で必要とする各
種の物資の量を自動的に算出して迅速に行政側に伝える
ことができる。また、個人情報を行政側装置を介して、
あるいは、避難所側装置相互で送受信することにより、
避難所に避難している人々が、他の避難所の人々の様子
も知ることができ、他の避難所に居る知人等の安否を確
認することができる。
【0039】また、行政側では、各避難所の男女別等の
避難人数、必要物資の要求量等の状況をリアルタイムで
把握することができ、これらの状況に基づいて、各避難
所に対する医師、ボランティアの派遣、物資の供給等の
最適な支援を行うことが可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、避
難所側において、非常災害時等に被災者を収容する多数
の避難所における避難者の状況を効率的に入力させ、必
要物資の量等を適確に把握し、行政側にそれらの情報を
迅速に送信することができ、また、行政側においても、
各避難所の状況を迅速に収集把握し、集計することがで
きるので、各避難所に対する支援を適確に実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による避難所管理システムの全体の構成
を示すブロック図である。
【図2】避難所側装置の構成を示すブロック図である。
【図3】避難所側装置の処理動作を説明するフローチャ
ートである。
【図4】図3の処理に従ってディスプレイに表示される
処理メニューの例を説明する図である。
【図5】図3の処理に従ってディスプレイに表示される
処理メニューの例を説明する図である。
【図6】図3の処理に従ってディスプレイに表示される
処理メニューの例を説明する図である。
【図7】図3の処理に従ってディスプレイに表示される
処理メニューの例を説明する図である。
【図8】避難所側装置の避難所利用システムメニューが
表示されている状態でメニューが選択された後の処理動
作を説明するフローチャートである。
【図9】図8の処理の過程に従ってディスプレイに表示
される画面例を示す図である。
【図10】図8の処理の過程に従ってディスプレイに表
示される画面例を示す図である。
【図11】図8の処理の過程に従ってディスプレイに表
示される画面例を示す図である。
【図12】図8の処理の過程に従ってディスプレイに表
示される画面例を示す図である。
【図13】図8の処理の過程に従ってディスプレイに表
示される画面例を示す図である。
【図14】図8の処理の過程に従ってディスプレイに表
示される画面例を示す図である。
【図15】行政側装置に行政利用システムニューが表示
されている状態でメニューが選択された後の処理動作を
説明するフローチャートである。
【図16】図15の処理の過程に従ってディスプレイに
表示される画面例を示す図である。
【図17】図15の処理の過程に従ってディスプレイに
表示される画面例を示す図である。
【図18】図15の処理の過程に従ってディスプレイに
表示される画面例を示す図である。
【図19】図15の処理の過程に従ってディスプレイに
表示される画面例を示す図である。
【符号の説明】
1 行政側装置 2 通信網 3〜7 避難所側装置A〜E 11、31 CPU 12、32 入力装置 13 データベース 14、34 2次記憶装置 15、35 メモリ 16、36 プリンタ 17、37 ディスプレイ 18、38 通信制御装置 33 光学文字認識装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小助川 祐一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 玉山 尚太朗 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 大窪 浩嗣 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行政側装置と、複数の避難所のそれぞれ
    に設けられる避難所側装置とが通信網により接続され、
    行政側装置が避難所側装置から送られる避難所側からの
    情報を収集する避難所管理システムにおいて、避難所側
    装置は、個人情報を入力させ、その個人情報を集計し、
    集計結果に基づいて、避難所で必要とする物資の量を算
    出して、その量を行政側装置に物資の要求量として送信
    することを特徴とする避難所管理システム。
  2. 【請求項2】 前記個人情報は、氏名、年齢、性別、食
    事の要否、寝床の要否、健康状態等であり、キーボー
    ト、光学文字認識装置で読み取り可能なカード、また
    は、通常の行政サービスを受けるために配布されている
    カードから入力されることを特徴とする請求項1記載の
    避難所管理システム。
  3. 【請求項3】 前記避難所で必要とする物資の量は、個
    人情報を集計した男女別、年齢別の人数に、物資毎に予
    め決められた、あるいは、その時点で決めた係数を乗じ
    て決定することを特徴とする請求項1または2記載の避
    難所管理システム。
  4. 【請求項4】 前記行政側装置は、前記各避難所側装置
    から送られてくる物資の要求量を集計し、在庫数と共に
    表示、出力することを特徴とする請求項1、2または3
    記載の避難所管理システム。
  5. 【請求項5】 前記行政側装置は、前記各避難所側装置
    から送られてくる物資の要求量の集計結果に対し、在庫
    不足量、発注状況により、各避難所に対する物資の供給
    量を調整するため、男女別、年齢別の人数に、乗ずる物
    資毎に予め決められた係数を変更可能であることを特徴
    とする請求項4記載の避難所管理システム。
JP14662197A 1997-06-04 1997-06-04 避難所管理システム Expired - Fee Related JP3701772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14662197A JP3701772B2 (ja) 1997-06-04 1997-06-04 避難所管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14662197A JP3701772B2 (ja) 1997-06-04 1997-06-04 避難所管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10334146A true JPH10334146A (ja) 1998-12-18
JP3701772B2 JP3701772B2 (ja) 2005-10-05

Family

ID=15411885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14662197A Expired - Fee Related JP3701772B2 (ja) 1997-06-04 1997-06-04 避難所管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3701772B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11234434A (ja) * 1998-02-19 1999-08-27 Nec Commun Syst Ltd 災害時情報報告システム
JP2005251088A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Hitachi Kokusai Electric Inc 防犯・防災情報システム
JP2006085354A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Hitachi Software Eng Co Ltd 救援物資の配布システム
JP2006092071A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Hoshino Sogo Shoji Kk 災害用物資の備蓄・備品情報管理システム
JP2007334628A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Chugoku Electric Power Co Inc:The 被災者支援システム
JP2009123224A (ja) * 2008-12-17 2009-06-04 Choichiro Koseki 緊急災害用物資管理システム
JP4787380B1 (ja) * 2011-02-18 2011-10-05 克也 沢田 災害支援システム及び災害支援プログラム
JP2015195030A (ja) * 2014-03-27 2015-11-05 株式会社電通 避難支援システム、避難支援用管理プログラム、避難支援用端末アプリケーションプログラム及び避難支援方法
JP6142954B1 (ja) * 2016-10-26 2017-06-07 仁博 平嶋 災害ネットワークシステム及びアプリケーションプログラム並びに災害ネットワーク方法
WO2018163822A1 (ja) * 2017-03-07 2018-09-13 株式会社日立国際電気 避難所管理システム及び避難所管理方法
JP2018195242A (ja) * 2017-05-22 2018-12-06 日本電信電話株式会社 管理装置、管理方法及び管理プログラム
WO2022044199A1 (ja) * 2020-08-27 2022-03-03 日本電気株式会社 サーバ装置、避難所管理システム、サーバ装置の制御方法及び記憶媒体
WO2022065462A1 (ja) * 2020-09-28 2022-03-31 日本電気株式会社 算出装置、算出システム、算出方法及び記憶媒体
US11854441B2 (en) 2021-03-03 2023-12-26 Fujitsu Limited Computer-readable recording medium storing display control program, display control method, and display control apparatus

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101947793B1 (ko) * 2017-10-27 2019-02-19 에스큐앤티 주식회사 이재민 관리 시스템

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6362100A (ja) * 1986-09-03 1988-03-18 日本電気株式会社 災害時用安否確認システム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6362100A (ja) * 1986-09-03 1988-03-18 日本電気株式会社 災害時用安否確認システム

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11234434A (ja) * 1998-02-19 1999-08-27 Nec Commun Syst Ltd 災害時情報報告システム
JP2005251088A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Hitachi Kokusai Electric Inc 防犯・防災情報システム
JP4647920B2 (ja) * 2004-03-08 2011-03-09 株式会社日立国際電気 防犯・防災情報システム
JP2006085354A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Hitachi Software Eng Co Ltd 救援物資の配布システム
JP2006092071A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Hoshino Sogo Shoji Kk 災害用物資の備蓄・備品情報管理システム
JP2007334628A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Chugoku Electric Power Co Inc:The 被災者支援システム
JP4637795B2 (ja) * 2006-06-15 2011-02-23 中国電力株式会社 被災者支援システム
JP2009123224A (ja) * 2008-12-17 2009-06-04 Choichiro Koseki 緊急災害用物資管理システム
JP4787380B1 (ja) * 2011-02-18 2011-10-05 克也 沢田 災害支援システム及び災害支援プログラム
WO2012111395A1 (ja) * 2011-02-18 2012-08-23 Sawada Katsuya 災害支援システム及び災害支援プログラム
JP2015195030A (ja) * 2014-03-27 2015-11-05 株式会社電通 避難支援システム、避難支援用管理プログラム、避難支援用端末アプリケーションプログラム及び避難支援方法
JP6142954B1 (ja) * 2016-10-26 2017-06-07 仁博 平嶋 災害ネットワークシステム及びアプリケーションプログラム並びに災害ネットワーク方法
JP2018072991A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 仁博 平嶋 災害ネットワークシステム及びアプリケーションプログラム並びに災害ネットワーク方法
WO2018163822A1 (ja) * 2017-03-07 2018-09-13 株式会社日立国際電気 避難所管理システム及び避難所管理方法
JPWO2018163822A1 (ja) * 2017-03-07 2020-05-14 株式会社日立国際電気 避難所管理システム及び避難所管理方法
JP2018195242A (ja) * 2017-05-22 2018-12-06 日本電信電話株式会社 管理装置、管理方法及び管理プログラム
WO2022044199A1 (ja) * 2020-08-27 2022-03-03 日本電気株式会社 サーバ装置、避難所管理システム、サーバ装置の制御方法及び記憶媒体
WO2022065462A1 (ja) * 2020-09-28 2022-03-31 日本電気株式会社 算出装置、算出システム、算出方法及び記憶媒体
US11854441B2 (en) 2021-03-03 2023-12-26 Fujitsu Limited Computer-readable recording medium storing display control program, display control method, and display control apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3701772B2 (ja) 2005-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10334146A (ja) 避難所管理システム
US4831242A (en) Control system for health club facilities and equipment
US7895066B2 (en) Assigning and managing patron reservations for distributed services using wireless personal communication devices
US20060143087A1 (en) Restaurant management using network with customer-operated computing devices
US20050080650A1 (en) System and method for meal distribution and dietary attention
US20030083889A1 (en) Hotel guest services online
US20060136278A1 (en) Work management system
JP2006188331A (ja) 物資分配支援方法及びシステム
EP2665021A1 (en) Queuing system
JPH08153282A (ja) 情報管理装置
JPH0816658A (ja) 待ち時間管理システム
Rasheed et al. A shift from logistic software to service model: a case study of new service-driven-software for management of emergency supplies during disasters and emergency conditions by WHO
CN110232488A (zh) 工单处理方法、系统及设备
JP2018190265A (ja) 避難者名簿作成装置、作成システム、作成方法、および作成プログラム
JP2019028911A (ja) データ提供システム、データ生成装置およびデータ提供方法
JP2003085256A (ja) 店舗運営システム処理装置
JP4515283B2 (ja) 個別会計注文処理システム
JP2002366626A (ja) 注文管理システム
JP3494976B2 (ja) Posシステム
JPH01284964A (ja) 注文管理システム
JPH05242107A (ja) フロア管理方式
JPS61131092A (ja) 注文自動転送式の食券発行装置
JP2020177325A (ja) 施設管理システム、施設管理方法、及び施設管理プログラム
JP7437744B2 (ja) 介護施設用プラットフォームシステム、介護施設用プラットフォームシステムのプログラム
JPS6034153B2 (ja) レストラン等飲食店向けオ−ダ−システム装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees