JP3701439B2 - 給湯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は給湯装置、具体的には燃焼装置の燃焼を制御する電磁弁の不良を使用者に報知する制御手段を有する給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、給水経路と熱交換器と出湯経路とを連設してなる水経路と、該水経路に設けられた水流検出手段と水圧受動部と、前記熱交換器を加熱するバーナと、該バーナへのガス供給路と、該ガス供給路に設けられた電磁弁と前記水圧受動部により開閉駆動される水圧応動弁と、前記バーナに点火するための点火手段と、該バーナの炎の有無を検出する炎検出手段と、前記バーナの燃焼を許可する湯モードと該バーナの燃焼を禁止する水モードとを切り替える湯水切替スイッチとを有する給湯装置、いわゆる小型瞬間湯沸器が知られている。
【0003】
この給湯装置を停止状態から湯モードで使用開始すると、水経路に水が流れて水圧応動弁が開き、同時に電磁弁が開いてバーナにガスが供給されて、点火手段によりそのガスが点火され、燃焼状態のバーナにより加熱された熱交換器を通じて水は昇温されて使用者は湯を得ることができる。
【0004】
給湯装置を停止状態から水モードで使用開始すると、水経路に水が流れて水圧応動弁が開くが電磁弁は閉のままであり、バーナにガスが流れず水は加熱されることがないので使用者は水を得ることができる。
【0005】
給湯装置を水モードから湯モードへ切り替えて使用すると、水モード時に閉じていた電磁弁が開きバーナにガスが供給されて、点火手段によりそのガスが点火され、燃焼状態のバーナにより加熱された熱交換器を通じて水は昇温されて使用者は湯を得ることができる。
【0006】
給湯装置を湯モードから水モードへ切替えて使用すると、湯モード時に開いていた電磁弁が閉じバーナに供給されていたガスが遮断され、バーナにガスが流れず水は加熱されることがないので使用者は水を得ることができる。
【0007】
かかる給湯装置において、ゴミのかみこみ等の原因により電磁弁が完全に閉じなくなることが考えられる。
【0008】
電磁弁が完全に閉じない状態のままで給湯装置を停止状態から水モードで使用開始すると、水経路に水が流れて水圧応動弁が開きバーナにガスが流れる。このとき点火手段は作動せずガスは点火されないままなので使用者がこのガスの流れに気づかず、したがって電磁弁が完全に閉じないという事態に気づかないという不都合がある。
【0009】
電磁弁が完全に閉じない状態のままで給湯装置を湯モードから水モードへ切替えて使用すると、湯モード時にバーナに供給されていたガスが水モード切替後も完全には遮断されず該バーナにより熱交換器が加熱され続ける。このとき水モードにもかかわらず今まで湯モードで使用していたこともあって昇温した湯が出湯経路より供給され続けても使用者は給湯装置の不良とは容易に気づかない。また水モードに切替えて長時間が経過後に昇温した湯が出湯経路より供給され続けることで体感的に給湯装置の不良と気づくが、その不良が電磁弁が完全に閉じないことによるとは気づかないという不都合がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述のような不都合を解消するために、本発明はガス供給路の電磁弁が完全に閉じるか否かを検出し、該電磁弁が完全に閉じない場合には電磁弁の不良を使用者に報知する制御手段を有する給湯装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の第一の態様の給湯装置は、前記給湯装置に電磁弁の不良を使用者に報知する報知手段と、給湯装置が停止状態から水モード設定されて使用開始されたときに水流検出手段からの水流検出信号を受けて点火手段と炎検出手段とを作動させ、該炎検出手段からの炎検出信号を受けて前記報知手段を作動させる制御手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
前記課題を解決するための本発明の第二の態様の給湯装置は、前記給湯装置に水経路に設けられ該水経路への給水を止める止水弁と、給湯装置が停止状態から水モードが設定されて使用開始されたときに水流検出手段からの水流検出信号を受けて点火手段と炎検出手段とを作動させ、該炎検出手段からの炎検出信号を受けて前記止水弁を閉弁させる制御手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
前記実施態様において停止状態から水モードで使用開始すると水経路に水が流れて水圧応動弁が開き、水流検出手段が水流を検出する。この水流検出信号を受けて制御手段が点火手段と炎検出手段とを作動させる。電磁弁が完全に閉じていないとバーナにガスが漏れてこの漏れガスが前記点火手段により点火されて炎が生じ、さらに前記炎検出手段がこの炎を検出する。この炎検出信号を受けて制御手段が報知手段を作動させ、或いは止水弁を閉弁させ水流を停止するので、使用者はこの報知手段の作動或いは水流停止により電磁弁が完全に閉じないという事態に気づく。また、止水弁を閉弁させる場合、水流停止に伴い水圧受動部への圧力がなくなり水圧応動弁が閉じてバーナへのガス流入が遮断される。
【0014】
前記課題を解決するための本発明の第三の態様の給湯装置は、前記給湯装置に電磁弁の不良を使用者に報知する報知手段と、給湯装置が湯モードから水モードへ切り替えられて使用されたときに炎検出手段を作動させ、該炎検出手段からの炎検出信号を受けて前記報知手段を作動させる制御手段とを具備することを特徴とする。
【0015】
前記課題を解決するための本発明の第四の態様の給湯装置は、前記給湯装置に水経路に設けられ該水経路への給水を止める止水弁と、給湯装置が湯モードから水モードへ切り替えられて使用されたときに炎検出手段を作動させ、該炎検出手段からの炎検出信号を受けて前記止水弁を閉弁させる制御手段とを具備することを特徴とする。
【0016】
前記実施態様において湯モードから水モードに切り替えて使用すると、制御手段が炎検出手段を作動させる。電磁弁が完全に閉じないと水モードにもかかわらずバーナにガスが流れるためバーナに炎が残り、この炎を前記炎検出手段が検出する。この炎検出信号を受けて制御手段が報知手段を作動させ、或いは止水弁を閉弁させ水流を停止するので、使用者はこの報知手段の作動、或いは水流停止により電磁弁が完全に閉じないという事態に気づく。また、止水弁を閉弁させる場合、水流停止に伴い水圧受動部への水流圧力がなくなり水圧応動弁が閉じてバーナへのガス流入が遮断される。
【0017】
なお、水モードで使用しているとき常に炎検出手段を作動状態、すなわち通電状態にしておくと電力を多く必要とし、特に電源として電池を有する場合は、該電池の寿命が低下する。そこで、本発明の第一及び第三の態様の給湯装置において制御手段が点火手段を所定時間作動させ、炎検出手段を該所定時間と同等時間だけ作動させると、該炎検出手段の通電時間が短くなり電力消費量を節約できる。所定時間と同等時間とは、該所定時間と比較して同等或いはわずかに長い時間という意味である。本発明の第二及び第四の態様の給湯装置において制御手段が炎検出手段を湯モードから水モードへの切替後、所定時間だけ作動させると、該炎検出手段の通電時間が短くなり電力消費量を節約できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図1乃至図4を用いて説明する。図1は本実施形態における給湯装置の構造説明図であり、図2は給湯装置の制御装置を示すブロック図であり、図3は給湯装置の作動のメインルーチンを示すフローチャートであり、図4は給湯装置の作動のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0019】
図1示の本実施形態の給湯装置において、1は水或いは湯が流れる水経路、2は水経路1を通過する水を昇温させるバーナ、3はバーナ2に燃料ガスを供給するガス供給路、4は給湯装置の運転を制御する制御装置である。また、5は放電電極を介してバーナ2に点火する点火手段であるイグナイタ、6はバーナ2の燃焼炎を検出する炎検出手段であるフレームロッド、7はバーナ2の燃焼状態検出手段としての熱電対、8は運転開始及び運転停止時に押圧操作される操作スイッチ、9及び10は電磁弁の不良を使用者に報知する報知手段としてのブザー及びランプである。
【0020】
水経路1は、給水経路11、熱交換器12、出湯経路13が連接されてなる。給水経路11には止水弁14、水圧受動部15、水量調節弁16、水流検出手段としての水流検出装置17が設けられている。止水弁14は、水経路1への給水或いは止水のために制御装置4により開閉駆動される。水圧受動部15は水経路1の水流圧力に応じて駆動されるものである。水量調節弁16は温調つまみ18の操作により給水経路11の開口度合いを制御して水量を変更するものである。水流検出装置17は、水経路1の水流の有無を検出する。なお、水流検出装置17は水流スイッチ19を有し、水流スイッチ19は水圧受動部15が作動するとONとなり、作動しないとOFFとなる。熱交換器12は、フィン20を備えてバーナ2の上方に配置され、バーナ2の燃焼熱により内部を通過する水を昇温させる。出湯経路13はフレキシブル管で形成されており、湯または水をシャワーヘッド21を介して吐出する。22はシャワーヘッド21から吐出する湯または水の形態をシャワー状とストレート状とに切り替える切替スイッチである。また、23はバーナ2の燃焼を許可する湯モードと燃焼を禁止する水モードとを切り替える湯水切替スイッチである。
【0021】
ガス供給路3は、電磁弁24、水圧応動弁25、ガスガバナ弁26、ガス量調節弁27を備えている。電磁弁24は、ガス供給路へのガス供給或いはガス供給停止のために制御装置4により開閉駆動される。水圧応動弁25は、水圧受動部15と一体的に形成されており、水圧受動部15が水流圧力により駆動されるとそれに連動して開弁する。ガスガバナ弁26は、ガス圧を一定にするものである。ガス量調節弁27は前記温調つまみ18に連結され、温調つまみ18の操作によりガス供給路3の開口度合いを制御してガス量を調節するものである。温調つまみ18を高温側へ操作するほど水量は減少し、ガス量は増加する。28は制御装置4をはじめ止水弁14、電磁弁24等の駆動用電源としての電池である。
【0022】
制御装置4は、図2示のようにマイクロコンピュータ29、止水弁14を開閉駆動する止水弁駆動回路30、電磁弁24を開閉駆動する電磁弁駆動回路31、イグナイタ5を作動させるイグナイタ回路32、フレームロッド6を作動させるフレームロッド回路33、熱電対7の起電力を増幅させる増幅回路34、ブザー9及びランプ10を作動させる報知手段回路35等を備えている。
【0023】
図2示のようにマイクロコンピュータ29は、運転制御部36、水制御部37、燃焼制御部38を備えている。
【0024】
運転制御部36は、操作スイッチ8のON/OFFを判別して止水弁14を開閉駆動するように水制御部37へ指示を与える。また、水流スイッチ19のON/OFF及び湯水切替スイッチ23のON(水モード)/OFF(湯モード)を判別し、イグナイタ5、フレームロッド6、ブザー9、ランプ10、電磁弁24等の作動を制御するように燃焼制御部38へ指示を与える。
【0025】
水制御部37は、運転制御部36の指示により操作スイッチ8がONのとき止水弁駆動回路30に通電して止水弁14を開弁させ、OFFのとき止水弁駆動回路30への通電を停止して止水弁14を閉弁させる。また、後述するように電磁弁24が完全に閉じないと判断した燃焼制御部38の指示により止水弁駆動回路30への通電を停止して止水弁14を閉弁させる。
【0026】
燃焼制御部38は、フレームロッド回路33の出力にもとづいて炎の有無を検知する炎検知部39と、増幅回路34の出力にもとづいて熱電対7の起電力からバーナ2の燃焼状態を検知する燃焼状態検知部40と、イグナイタ5やフレームロッド6の作動開始時からの経過時間を測定するタイマ41とを備えている。
【0027】
給湯装置が湯モードで使用されるとき、すなわちバーナ2が燃焼状態にあるべきとき、炎検知部39によって炎が検知されなかった場合や、燃焼状態検知部40によって熱電対7の起電力が所定値未満と検知された場合には、燃焼制御部38は電磁弁駆動回路31に通電して電磁弁24を閉弁させ、バーナ2へのガス供給を止める。また、バーナ2の燃焼が正常に行われているときでもイグナイタ5の作動開始時から所定時間(消し忘れ時間)が経過した場合には、消し忘れと判断して直ちに電磁弁駆動回路31への通電を停止して電磁弁24を閉弁させ、バーナ2へのガス供給を止めて燃焼を停止させる。
【0028】
給湯装置が水モードで使用開始されると、水流スイッチ19がONで、湯水切替スイッチ23がONであると判別した運転制御部36の指示を受け、燃焼制御部38はイグナイタ回路32及びフレームロッド回路33に通電してイグナイタ5及びフレームロッド6を同時に作動開始させる。その作動開始時から所定時間経過後にイグナイタ回路32への通電を停止してイグナイタ5を作動終了させ、該所定時間よりわずかに長い時間経過後にフレームロッド回路33への通電を停止してフレームロッド6を作動終了させる。燃焼が禁止される水モードにもかかわらず炎が検出された場合は電磁弁24が完全に閉じないと判断し、報知手段回路35に通電してブザー9及びランプ10を作動させ、止水弁14を閉弁させるように水制御部37へ指示を与える。
【0029】
給湯装置が湯モードで使用されている途中に水モードへ切り替えて継続使用されると、水流スイッチ19がONで、湯水切替スイッチ23がOFFからONへ切り替えられたと判別した運転制御部36の指示を受け、燃焼制御部38は電磁弁駆動回路31への通電を停止して電磁弁24を閉弁させ、フレームロッド回路33に通電してフレームロッド6を作動開始させ、その作動開始時から所定時間後にフレームロッド回路33への通電を停止してフレームロッド6を作動終了させる。燃焼が禁止される水モードにもかかわらず炎が検出された場合は電磁弁24が完全に閉じないと判断し、報知手段回路35に通電してブザー9及びランプ10を作動させ、止水弁14を閉弁させるように水制御部37へ指示を与える。
【0030】
次に給湯装置の作動を図3及び図4示のフローチャートを用いて説明する。
【0031】
まず、図3(a)を用いて給湯装置の作動のメインルーチンを説明する。
【0032】
操作スイッチをONすると(STEP1)、運転制御部36の指示により水制御部37が止水弁14を開弁する(STEP2)。運転制御部36が水経路1の水流の有無による水流スイッチ19のON/OFFを判別し(STEP3)、さらに湯水切替スイッチ23のON/OFFを判別する(STEP4)。湯水切替スイッチ23がON(水モード)のときは後述する第1サブルーチンへ進み、OFF(湯モード)のときはSTEP5へ進む。
【0033】
運転制御部36の指示を受けた燃焼制御部38がイグナイタ5及びフレームロッド6を作動させ、電磁弁24を開弁させる(STEP5)。
【0034】
次にイグナイタ作動開始時から所定時間が経過したかをタイマ41が判別し(STEP6)、該所定時間経過後、燃焼制御部38がイグナイタ5による点火作動を停止させる(STEP7)。
【0035】
続いて、炎検知部39がフレームロッド6による炎検出の有無を判別し(STEP8)、炎が検出された場合はタイマ41がフレームロッドON時から前記所定時間よりわずかに長い時間経過したかを判別し(STEP9)、該時間経過後、燃焼制御部38がフレームロッド6を作動終了させる(STEP10)。さらに燃焼状態検知部40が熱電対7の起電力が所定値以上であるかを判別し(STEP11)、該所定値以上であれば湯モードでの使用を継続する。湯モードで使用中に水モードへ切り替えが行われるか否かを運転制御部が判別し(STEP12)、切替が行われた場合には後述する第2サブルーチンへ、切替が行われない場合はSTEP13へ進む。
【0036】
イグナイタ作動開始時から消し忘れ時間が経過したかをタイマ41が判別し(STEP13)、該時間経過後に燃焼制御部38が電磁弁24を閉弁させ(STEP14)、これによりバーナ2の炎が消される。
【0037】
なお、STEP8で炎が検出されず点火失敗であると判断された場合及びSTEP11で起電力が前記所定値未満となり失火或いは不完全燃焼であると判断した場合には、燃焼制御部38は電磁弁24を閉弁させる(STEP14)。
【0038】
なお、使用を停止させるときは図3(b)示のように操作スイッチ8をOFFすると(STEP15)、運転制御部36の指示により水制御部37が止水弁14を閉弁させ(STEP16)、燃焼制御部38が電磁弁24を閉弁させる(STEP17)。
【0039】
本発明の給湯装置における制御装置4の作動の特徴は前記第1サブルーチンと前記第2サブルーチンにある。これらのサブルーチンについて図4(a)及び図4(b)を用いて説明する。
【0040】
まず第1サブルーチンについて図4(a)を用いて説明する。給湯装置が水モードで使用開始されるとき、水流スイッチ19がONで湯水切替スイッチ23がON(水モード)であると判別した運転制御部36の指示により、燃焼制御部38はイグナイタ5とフレームロッド6とを作動開始させる(STEP18)。イグナイタ5の作動開始時から所定時間経過したかをタイマ41が判別し(STEP19)、燃焼制御部38が該所定時間経過後にイグナイタ5を作動終了させる(STEP20)。炎検出部39が炎の有無を判別し(STEP21)、炎が無い場合には前記所定時間よりわずかに長い時間がフレームロッド6の使用開始時から経過したかをタイマ41が判別し(STEP22)、燃焼制御部38が該時間経過後にフレームロッド6を作動終了させる(STEP23)。STEP21において炎が検出された場合は、燃焼制御部38が電磁弁24が完全に閉じないと判断し、ブザー9及びランプ10を作動させ、水制御部37を介して止水弁14を閉弁させる(STEP24)。
【0041】
前記第1サブルーチン中のSTEP23でイグナイタ5の作動時間よりわずかに長い所定時間だけフレームロッド6を作動させることによって、常時作動させる場合よりもフレームロッド回路33への通電量が節約でき、電池28の寿命を著しく減らすことは無い。なお、イグナイタ5による点火炎を検出するのに十分な限り、通電量をより節約するためにフレームロッド6の作動時間を短縮し、イグナイタ5の作動時間と同等にしてもよい。これはメインルーチン中のSTEP10の場合も同様である。
【0042】
第2サブルーチンについて図4(b)を用いて説明する。給湯装置が湯モードで使用されている途中に水モードへ切り替えて継続使用されるとき、水流スイッチ19がONで湯水切替スイッチ23がOFFからONへ切り替えられたと判別した運転制御部36の指示により、燃焼制御部38に指示を出し、電磁弁24を閉弁させ(STEP25)、フレームロッド6を作動開始させる(STEP26)。炎検出部39が炎の有無を判別し(STEP27)、炎が無い場合にはフレームロッド作動開始時から所定時間が経過したかをタイマ41が判別し(STEP28)、燃焼制御部38は該所定時間経過後にフレームロッド6を作動終了させる(STEP29)。STEP27において炎が検出された場合はごみのかみこみ等により電磁弁24が完全に閉じていない事態が発生していると判断し、燃焼制御部38はブザー9及びランプ10を作動させ、水制御部37を介して止水弁14を閉弁させる(STEP30)。
【0043】
前記第2サブルーチン中のSTEP29で所定時間だけフレームロッド6を作動させることによって、常時作動させる場合よりもフレームロッド回路33への通電量が節約でき、電池28の寿命を著しく減らすことは無い。なお、バーナ2に残っている炎を検出するのに十分な限り、通電量をより節約するためにフレームロッド6の作動時間を短縮してもよい。
【0044】
なお、上述のSTEP24及びSTEP30において電磁弁24が完全に閉じない事態を使用者に報知するために、燃焼制御部38が報知手段としてのブザー9及びランプ10を作動させ、かつ水制御部37を介して止水弁14を閉弁させるが、単に燃焼制御部38が報知手段を作動させたり、単に燃焼制御部38が水制御部37を介して止水弁14を閉弁させるようにしてもよい。
【0045】
本実施形態の給湯装置では開弁状態で通電され続ける止水弁を用いたが、駆動時のみモータに通電されて開閉されるモータ駆動式止水弁を用いてもよい。
【0046】
また、本実施形態の給湯装置における前記報知手段としてブザー9及びランプ10のような聴覚的報知手段、視覚的報知手段の両方を組み合わせて用いたが、どちらか一方のみを選択して用いるようにしてもよい。
【0047】
本実施形態の給湯装置が水モードで使用されるとき、電磁弁24が完全に閉じないと制御装置4が判断すると報知手段であるブザー9及びランプ10を作動させ、止水弁14を閉弁させ水流を停止する。使用者はこの報知手段の作動及び水流停止により電磁弁24が完全に閉じないという事態に気づく。また、止水弁14を閉弁させると、水流停止に伴い水圧受動部15への水流圧力がなくなり水圧応動弁25が閉じてバーナ2へのガス流入が遮断される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の給湯装置の構造説明図
【図2】給湯装置の制御装置を示すブロック図
【図3】給湯装置の作動のメインルーチンを示すフローチャート
【図4】給湯装置の作動のサブルーチンを示すフローチャート
【符号の説明】
1・・水経路、2・・バーナ、3・・ガス供給路、4・・制御装置(制御手段)、5・・イグナイタ(点火手段)、6・・フレームロッド(炎検出手段)、9、10・・ブザー、ランプ(報知手段)、11・・給水経路、12・・熱交換器、13・・出湯経路、14・・止水弁、15・・水圧受動部、17、19・・水流検出装置、水流スイッチ(水流検出手段)、23・・湯水切替スイッチ、24・・電磁弁、25・・水圧応動弁
Claims (6)
- 給湯装置であって、
給水経路と熱交換器と出湯経路とを連設してなる水経路と、該水経路に設けられた水流検出手段と水圧受動部と、
前記熱交換器を加熱するバーナと、該バーナへのガス供給路と、該ガス供給路に設けられた電磁弁と前記水圧受動部により開閉駆動される水圧応動弁と、
前記電磁弁の不良状態を報知する報知手段と、
前記バーナに点火するための点火手段と、該バーナの炎の有無を検出する炎検出手段と、
前記バーナの燃焼を許可する湯モードと該バーナの燃焼を禁止する水モードとを切り替える湯水切替スイッチと、
停止状態から水モードが設定されて使用開始されたとき前記水流検出手段からの水流検出信号を受けて前記点火手段と前記炎検出手段とを作動させ、該炎検出手段からの炎検出信号を受けて前記報知手段を作動させる制御手段とを具備することを特徴とする給湯装置。 - 給湯装置であって、
給水経路と熱交換器と出湯経路とを連設してなる水経路と、該水経路に設けられた水流検出手段と水圧受動部と、
前記熱交換器を加熱するバーナと、該バーナへのガス供給路と、該ガス供給路に設けられた電磁弁と前記水圧受動部により開閉駆動される水圧応動弁と、
前記電磁弁の不良状態を報知する報知手段と、
前記バーナに点火するための点火手段と、該バーナの炎の有無を検出する炎検出手段と、
前記バーナの燃焼を許可する湯モードと該バーナの燃焼を禁止する水モードとを切り替える湯水切替スイッチと、
湯モードから水モードへ切り替えられたとき前記炎検出手段を作動させ、該炎検出手段からの炎検出信号を受けて前記報知手段を作動させる制御手段とを具備することを特徴とする給湯装置。 - 給湯装置であって、
給水経路と熱交換器と出湯経路とを連設してなる水経路と、該水経路に設けられた水流検出手段と水圧受動部と止水弁と、
前記熱交換器を加熱するバーナと、該バーナへのガス供給路と、該ガス供給路に設けられた電磁弁と前記水圧受動部により開閉駆動される水圧応動弁と、
前記バーナに点火するための点火手段と、該バーナの炎の有無を検出する炎検出手段と、
前記バーナの燃焼を許可する湯モードと該バーナの燃焼を禁止する水モードとを切り替える湯水切替スイッチと、
停止状態から水モードが設定されて使用開始されたとき前記水流検出手段からの水流検出信号を受けて前記点火手段と前記炎検出手段とを作動させ、該炎検出手段からの炎検出信号を受けて前記止水弁を閉弁させる制御手段とを具備することを特徴とする給湯装置。 - 給湯装置であって、
給水経路と熱交換器と出湯経路とを連設してなる水経路と、該水経路に設けられた水流検出手段と水圧受動部と止水弁と、
前記熱交換器を加熱するバーナと、該バーナへのガス供給路と、該ガス供給路に設けられた電磁弁と前記水圧受動部により開閉駆動される水圧応動弁と、
前記バーナに点火するための点火手段と、該バーナの炎の有無を検出する炎検出手段と、
前記バーナの燃焼を許可する湯モードと該バーナの燃焼を禁止する水モードとを切り替える湯水切替スイッチと、
湯モードから水モードへ切り替えられたとき前記炎検出手段を作動させ、該炎検出手段からの炎検出信号を受けて前記止水弁を閉弁させる制御手段とを具備することを特徴とする給湯装置。 - 前記点火手段を所定時間作動させ、前記炎検出手段を該所定時間と同等時間作動させる前記制御手段を具備することを特徴とする請求項1或いは請求項3記載の給湯装置。
- 湯モードから水モードへの切替後、前記炎検出手段を所定時間作動させる前記制御手段を具備することを特徴とする請求項2或いは請求項4記載の給湯装置。
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JP (1) | JP3701439B2 (ja) |
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1997
- 1997-07-03 JP JP17792897A patent/JP3701439B2/ja not_active Expired - Lifetime
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