JP2001033096A - 凍結防止装置 - Google Patents

凍結防止装置

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JP2001033096A JP11203148A JP20314899A JP2001033096A JP 2001033096 A JP2001033096 A JP 2001033096A JP 11203148 A JP11203148 A JP 11203148A JP 20314899 A JP20314899 A JP 20314899A JP 2001033096 A JP2001033096 A JP 2001033096A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の凍結防止装置は、水の温度が急激に
低下する時にも水の凍結を防止すると共に、省エネを図
ることを目的とする。 【解決手段】 外気温が−5℃未満の間はヒータ29を
連続オンにし通水路を十分に加熱し、外気温が−5℃以
上の間はヒータ29をオンオフし省エネを図りながら水
が凍結しない程度に通水路を加熱する。オフ時間中でも
水温が3℃未満になるとすぐにヒータ29をオンさせる
ことにより、水の急激な温度低下に対応し凍結を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯器または風呂釜の
凍結防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給湯器は、サーモスイッチによりヒータ
回路の開閉を行う凍結防止装置を備えたものが一般的で
あり、図3に示すように、外気温を検知し4℃以下にな
るとヒータがオンになり外気温が12℃以上になるまで
通水路を加熱して水の凍結を防止する。しかしながら、
こうした凍結防止装置では、ヒータの仕様が寒冷地でも
耐えれるような出力(消費電力)となっているために、
あまり寒くならない地域ではそれほど大きな出力が必要
ないのにも関わらず同出力で作動することからヒータの
電力を無駄に消費していた。最近では、こうした不具合
を解決するために、ヒータの通電を断続制御する手法が
採られている。例えば、図4に示すように、外気サーミ
スタによる検出外気温が3℃以下になるとヒータを通電
させる。次に、外気温が−3℃以下か否かによりヒータ
の通電時間を選択する。つまり、外気温が−3℃以下で
あれば40分間の通電と10分間の通電停止とを交互に
繰り返し、外気温が−3℃より高ければ20分間の通電
と30分間の通電停止とを交互に繰り返して外気温に応
じて通電比率を切り替える。この繰り返しの途中、外気
温が5℃以上になれば凍結防止制御を終了する。このよ
うに外気温に応じた通電比率の切り替えにより省エネを
図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この省エネ
タイプの給湯器では、ヒータの断続制御中における通電
停止状態での待機中に、冷たい風が器体内に吹き込んで
通水路が急激に冷やされても、その決められた待機時間
が経過するまでヒータの通電を開始できないため、この
間に水が凍結する可能性があった。また、給湯器付風呂
装置では、風呂釜のみを燃焼運転させるケースがある
が、こうしたケースではファンの動作により風呂釜だけ
でなく、給湯器側へも空気が供給されるため、急に給湯
器内に冷たい外気が送り込まれて冷却されることがあ
る。従って、ヒータの断続制御での待機中に給湯器内の
水が凍結する可能性があった。勿論、給湯器のみを燃焼
運転させるケースでも同様である。そこで、本発明の凍
結防止装置は上記課題を解決し、通水路の温度が急激に
低下しても水の凍結を防止すると共に、省エネを図るこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の凍結防止装置は、燃焼により通水を
加熱するバーナを備えた給湯器または風呂釜に用いら
れ、ヒータの通電により通水路内の水の凍結を防止する
凍結防止装置において外気温度を検出する外気温検出手
段と、上記通水路内の水温を検出する水温検出手段とを
設け、上記水温検出手段により検出された水温または上
記外気温検出手段により検出された外気温がヒータ作動
温度未満になると上記ヒータの通電を開始し、上記外気
温が上記ヒータ作動温度より低い所定温度未満である間
は上記ヒータの通電をそのまま継続し、上記外気温が上
記所定温度以上である間は、上記ヒータを所定期間の通
電と停止とを交互に繰り返す断続通電制御を行い、該通
電停止期間中であっても水温が所定温度未満になると上
記ヒータの通電を強制的に開始することを要旨とする。
【0005】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
凍結防止装置は、水温検出手段の水温または外気温検出
手段の外気温が各々のヒータ作動温度未満になるとヒー
タの通電を開始し、この時、外気温が所定温度未満であ
る間ではヒータの通電をそのまま継続して連続通電状態
にし、一方、外気温が所定温度以上である間、つまりそ
れほど外気温が低くなっていない状況ではヒータを所定
時間の通電と停止とを交互に繰り返す断続通電制御を行
う。このように外気温に合わせて常時ヒータの通電比率
を制御し省エネを図ると共に、通水路内の水の凍結を防
止する。また、断続通電制御中における通電停止状態で
の待機中に、例えば冷たい風が器体内に吹き込む等によ
り通水路が急激に冷やされても、水温が所定温度未満に
なるとヒータの通電を強制的に開始するため、通水路内
の水の凍結を確実に防止することができる。
【0006】
【発明の実施形態】以上説明した本発明の構成・作用を
一層明らかにするために、以下本発明の凍結防止装置の
好適な実施形態について説明する。図1は、一実施形態
としての給湯器付風呂装置(以下、風呂装置と呼ぶ)を
表すもので、この風呂装置は、大別すると風呂回路40
と給湯回路50とから構成される。風呂回路40は、浴
槽20水を加熱する風呂熱交換器42と、浴槽水を風呂
熱交換器42へ送る戻り管46と、風呂熱交換器42で
加熱された浴槽水を浴槽20へ送る往き管47とで循環
加熱回路を形成すると共に、戻り管46と往き管47と
を繋ぎ風呂熱交換器42を迂回するバイパス管34を備
える。この戻り管46には、上流側から順に、浴槽20
内の湯温を検知する風呂入水サーミスタ24、浴槽水を
循環させる循環ポンプ22、この循環水の流れを確認す
る流水スイッチ23が設けられる。一方、往き管47に
は、風呂熱交換器42の近傍に熱交換された後の湯温を
検知する風呂出湯サーミスタ25が設けられる。風呂熱
交換器42は、燃焼室49上部に設けられ、風呂バーナ
41により加熱される。
【0007】一方、給湯回路50には、上流側から順
に、入水量を検知する流量センサ26、入水温を検知す
る給湯入水サーミスタ27、設定湯温が得られるように
通水量を調整する水量制御モータ28、通水を加熱する
給湯熱交換器52、熱交換後の湯温を検知する給湯熱交
換器出口サーミスタ12が設けられる。給湯熱交換器5
2は、燃焼室59上部に設けられ、給湯バーナ51によ
り加熱される。給湯バーナ51は、燃焼能力の異なる3
組のバーナからなり、燃焼量に応じて燃焼するバーナが
切り替えられる。
【0008】更に、給湯回路50には、給湯熱交換器5
2の上流と下流とを繋ぐバイパス路36が設けられ、そ
のバイパス路36を通る水量を制御するバイパス弁14
が設けられる。このバイパス路36の下流には、バイパ
ス路36を通過する水と熱交換後の湯との混合湯の温度
を検知する給湯出湯サーミスタ15が設けられる。この
下流流路は、台所の給湯カラン21に連通する一般給湯
管37と、浴槽20へ給湯するための落とし込み管30
とに分岐する。落とし込み管30は、給湯回路50と風
呂回路40とを接続するもので、上流側から順に、落と
し込み管30を開閉する落とし込み電磁弁31、給湯回
路50から風呂回路40への流量を検知する落とし込み
流量センサ32、逆流を防止する2個の逆止弁33が設
けられる。
【0009】風呂回路40と給湯回路50との通水路に
設けられた給湯入水サーミスタ27,給湯熱交換器出口
サーミスタ12,給湯出湯サーミスタ15,風呂入水サ
ーミスタ24,風呂出湯サーミスタ25を総称して通水
路サーミスタ17と呼ぶ。風呂装置の下部には、各燃焼
室49、59から離れた位置に外気の温度を検出する外
気温サーミスタ16が設けられる。また、通水路には凍
結防止用のヒータ29が複数設けられ直列のヒータ回路
を形成する。詳しくは、ヒータ29は、給湯回路50で
は給湯器の水入口,給湯熱交換器52の上流,給湯熱交
換器出口サーミスタ12の下流近傍,バイパス路36上
流,給湯出湯サーミスタ15近傍,一般給湯管37に繋
がれる接手に設けられ、また風呂回路40では落とし込
み管30と戻り管46との合流点下流近傍,循環ポンプ
29近傍,バイパス管34下流側の往き管47にそれぞ
れ設けられる。
【0010】給湯回路50と風呂回路40とには、それ
ぞれ燃焼用空気の供給路となる共通の給気ダクト35が
設けられ、ファンモータ19により駆動する1つのファ
ン18により空気が風呂側の燃焼室49と給湯側の燃焼
室59に同時に供給される。また、ガス流路は、その上
流側から順に、ガス流路を開閉する元電磁弁10、通電
量に応じたガス量を制御する比例弁11が設けられ、そ
の下流側で給湯側ガス流路と風呂側ガス流路とに分岐す
る。給湯側には、3組のバーナへのガス流路を独立して
開閉する給湯電磁弁55、56、57がそれぞれ設けら
れ、各々独立した燃焼制御が行われる。一方、風呂側に
は、風呂側ガス流路を開閉する風呂電磁弁45が設けら
れる。風呂バーナ41、給湯バーナ51には、イグナイ
タ13の動作によりガスへ着火する電極43、53、燃
焼炎を検知するフレームロッド44、54が設けられ、
前記のセンサ類・アクチュエータ類と共にコントローラ
9と電気的に接続され出湯・追い焚き・停止等所定の制
御が行われる。尚、このコントローラ9は、マイコンを
主要部として構成される。
【0011】風呂リモコン48は、給湯器の運転を開始
する給湯スイッチ、目標湯温を増減する増減スイッチ、
設定される湯温および設定時間・時刻等を表示する表示
器、所定量の湯張りを行って浴槽20の湯温を一定に保
つ風呂自動スイッチ、設定温度よりも1から3℃高い温
度になるように循環水を追い焚きするあつめスイッチ、
設定温度の湯を浴槽に20リットル追加する足し湯スイ
ッチ等の操作ボタンが設けられ、浴室壁面に設置され
る。一方、給湯リモコン58にも風呂自動スイッチ等が
設けられ、台所壁面に設置される。
【0012】次に、一般給湯動作について説明する。給
湯カラン21を開くと、水入口から流入した水は、給湯
熱交換器52へ向かって流れる。流量センサ26により
通水流量が所定量に達すると、ファン18の回転により
プリパージし、その後、給湯バーナ51に点火して比例
制御を開始する。各給湯電磁弁55、56、57の開閉
および比例弁11によって、ガス量を連続的に変化させ
て出湯温度を一定に保つ。また、水量制御モータ28に
より適切な水量に調整を行うため、常に最大能力の出湯
量を確保する。給湯カラン21を閉じると、流量センサ
26により止水されたことを検知しガス供給を停止して
消火し、ポストパージ動作後、ファン18を停止させ
る。
【0013】次に、浴槽20への自動給湯動作について
説明する。風呂リモコン48または給湯リモコン58の
風呂自動スイッチを押すと、落とし込み電磁弁31がO
Nし、水流検知後、給湯バーナ51が比例制御により給
湯燃焼動作をし、設定温度の湯または設定温度より所定
温度高い湯が、落とし込み流量センサ32、逆止弁33
を通って、浴槽20に給湯される。落とし込み流量セン
サ32で検出した水量が設定水量になると、落とし込み
電磁弁31がOFFし、給湯燃焼を停止し、風呂回路4
0の循環ポンプ22を駆動して湯温をチェックし、設定
温度になるまで循環加熱し、図示しないお知らせブザー
を鳴動して湯張りの完了を知らせる。
【0014】湯張り後、保温制御に移り、待機時間(例
えば10分)が経過する度に、循環ポンプ22を作動し
て撹拌し、風呂入水サーミスタ24により浴槽水温をチ
ェックして検出温度が設定温度以下であればファン18
を回転させ、風呂バーナ41にガスを供給すると同時
に、風呂バーナ41を点火し、風呂熱交換器42を加熱
して浴槽循環水の加熱を開始する。風呂入水サーミスタ
24の検出温度が設定温度に達したと判断すると、風呂
バーナ41を消火し、循環ポンプ22を停止する。
【0015】一方、浴槽水温が設定温度から低下してい
ない場合には、循環ポンプ22の作動を停止させ、再び
待機時間の経過後に循環ポンプ22を作動させ浴槽温度
を検出する。つまり、待機時間が経過する度に浴槽水温
をチェックし、湯温の低下を検出した場合のみ追焚する
ことで浴槽水温を設定温度に維持するように制御する。
風呂自動スイッチを押すと、全ての作動が停止する。
【0016】次に、コントローラ9が実行する凍結防止
加熱制御ルーチンについて、図2に示すフローチャート
を用いて説明する。本ルーチンは、風呂釜あるいは給湯
器の電源投入により起動する。まず、外気温サーミスタ
16の検出により外気温が4℃未満か否か、あるいは各
通水路サーミスタ17の検出により水温が3℃未満か否
かを判断する(S1)。つまり、外気温サーミスタ16
或いは各通水路サーミスタ17の少なくとも1つがヒー
タ作動温度未満になったか否かを判断する。ヒータ作動
温度未満と判断するまで待機し、そのように判断した場
合には、凍結しやすい状態にあるということなので、ヒ
ータ回路を閉じて各ヒータ29をオンさせて通水路内の
水を加熱する(S2)。
【0017】尚、通水路の加熱開始判断に通水路サーミ
スタ17だけでなく外気温サーミスタ16も用いている
のは、通水路サーミスタ17が設けられていない箇所に
おける水温低下も外気温によって判断するためである。
また、ここで水側ヒータ作動温度(3℃)を外気側ヒー
タ作動温度(4℃)より低くするのは、外気温サーミス
タ16では器体内に取り付けられるため放熱が少なく温
度が低下しにくいと共にヒータ29の影響を受ける場合
もあり、実際の外気温よりも高い温度を検出してしまう
が、通水路サーミスタ17ならば水の温度を直接検出で
きて正確であるためヒータ作動温度が若干低くても支障
はなく、しかもヒータ29による加熱を無用に早く開始
しなくて済み省エネとなるからである。
【0018】次に、外気温が−5℃以上と判断するまで
ヒータ29のオン状態を継続し(S3)、−5℃以上と
判断した場合にはステップ4に進み、ヒータ29のオン
動作から60分経過したか否かをを判断する(S4)。
60分経過するまでヒータ29のオン状態を継続し、6
0分経過した或いは既に60分経過していると判断した
場合には、省エネのためにヒータ29をオフする(S
5)。ヒータ29のオフ動作から20分経過するまでヒ
ータ29をオフ状態で待機させ(S7)、20分経過
後、外気温が6℃未満である間は、S2〜S8を繰り返
し、6℃以上と判断した場合にはステップ1に戻る。つ
まり、外気温に応じてヒータ29を加熱に必要な時間だ
け連続オン或いは60分間オンした後、20分間オフす
るように通電時間を調整している。
【0019】こうした制御の途中で、ヒータ29のオフ
待機時間中に、冷気が器体内に流入して通水路の急激な
温度低下が起こる場合においても凍結を防止するため
に、ステップ6で常に水温を検出しており、この水温が
3℃を下回ったときはステップ2に移行してヒータ29
の通電を強制的に開始する。
【0020】尚、ステップ8では外気温検出によるヒー
タ作動温度を6℃未満として、ステップ1に用いられる
4℃未満よりも高くするのは、一旦ステップ1で凍結し
やすい環境であると判断したら、ヒータ29のオンオフ
制御ルーチンから簡単には抜けないようにして確実に凍
結を防止する意図があるからである。
【0021】ステップ6〜7では、ヒータ29のオフ待
機時間中に常時、水温を検出し、オフ待機時間中であっ
ても水温が3℃未満になった時にはすぐにヒータ29を
オンさせることにより、水の急激な温度低下に対応して
いる。このステップ6で、ヒータ通電の必要性を外気温
ではなく水温で判断するのは、器体外での強風やファン
18により冷気が器体内に流入して通水路の急激な温度
低下が起こる場合に外気温よりも水温の方が正確に検出
できるからである。
【0022】このようにして、外気温が−5℃未満の時
はヒータ29を連続オンにし通水路を十分に加熱し、外
気温が−5℃〜6℃の間の時はヒータ29を60分間オ
ンし20分間オフして省エネを図りながら凍結しないよ
うに通水路の加熱制御をする。但し、オフ待機時間中で
も水が3℃未満になった時には、すぐにヒータ29をオ
ンさせて水の急激な温度低下に対応し凍結を防止する。
尚、凍結防止制御中に循環させる浴槽水がある場合に
は、ヒータ29をオンさせる際に循環ポンプ22を作動
する処理を割り込ませて浴槽水を循環させ、風呂回路4
0内の水が凍結することを一層防ぐ。
【0023】以上、説明したように、本実施形態の給湯
器付風呂装置は、外気温に応じて通水路の加熱時間を常
に調整して凍結を防止すると共に省エネを図ることがで
きる。また、断続通電制御中における通電停止状態での
待機中に水温を直接検出しているため、水温が急激に低
下しても迅速に対応して凍結を防止することができる。
しかも、外気側ヒータ作動温度に比べて水側ヒータ作動
温度を低く設定するため、ヒータ29による加熱を無用
に早く開始しなくて済み省エネとなる。また、通水路内
の水温を検出する水温検出手段として、既に器体内に取
り付けられている各通水路サーミスタ17をそのまま利
用するのでコストアップに繋がらない。
【0024】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実
施形態では給湯器付風呂装置を用いたが、風呂釜を持た
ない給湯器に用いてもよいし、また給湯器を持たない風
呂釜に用いてもよい。また、ステップ1におけるヒータ
作動温度を、外気温サーミスタ16と通水路サーミスタ
17とで等しくてもよく、0℃以上に設定すればよい。
また、ステップ1で外気温サーミスタ16の検出により
外気温が4℃未満か否かを判断して、水温を判断基準か
ら外してもよい。逆に、ステップ1で通水路サーミスタ
17の検出により水温が3℃未満か否かを判断して、外
気温を判断基準から外してもよい。また、ステップ1に
おける水温側ヒータ作動温度と、ステップ6における通
電停止期間中でのヒータの通電を強制的に開始する温度
とは異なって設定してもよい。また、ステップ8におい
て外気温ではなく水温でヒータの作動が必要か否かを判
断してもよい。また、ステップ8を無くし、ステップ7
でヒータ29のオフ動作から20分経過したと判断した
場合にはステップ1に戻るルーチンにしてもよい。ま
た、ステップ4、7においてヒータ29のオン待機時間
とオフ待機時間とを異なるように設定しても差し支えな
い。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の凍結防止装置によれば、ヒータを通電している間
は、常に外気温に応じてヒータを連続通電するか断続的
に通電するかを判断しヒータの通電時間を制御して省エ
ネを図ると共に、水の凍結を防止することができる。更
に、ヒータの通電停止の待機時間中は、水温によっても
ヒータの通電制御を行うため、通水路内の水が実際に凍
結しやすいような状態であるかを外気温検出よりも正確
に把握でき、例えば冷気がファンによって器体内に流入
して水温が急激に低下する場合にも対処でき、確実に凍
結を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の給湯器付風呂装置の概略構成図で
ある。
【図2】本実施形態の凍結防止制御ルーチンを表すフロ
ーチャートである。
【図3】従来例の凍結防止制御ルーチンを表すフローチ
ャートである。
【図4】従来例の凍結防止制御ルーチンを表すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
9…コントローラ、 12…給湯熱交換器出口サーミス
タ 15…給湯出湯サーミスタ、 16…外気温サーミス
タ、 20…浴槽、22…循環ポンプ、24…風呂入水
サーミスタ、 25…風呂出湯サーミスタ、27…給湯
入水サーミスタ、 29…ヒータ、 30…落とし込み
管、40…風呂回路、 50…給湯回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼により通水を加熱するバーナを備え
    た給湯器または風呂釜に用いられ、ヒータの通電により
    通水路内の水の凍結を防止する凍結防止装置において外
    気温度を検出する外気温検出手段と、 上記通水路内の水温を検出する水温検出手段とを設け、 上記水温検出手段により検出された水温または上記外気
    温検出手段により検出された外気温がヒータ作動温度未
    満になると上記ヒータの通電を開始し、 上記外気温が上記ヒータ作動温度より低い所定温度未満
    である間は上記ヒータの通電をそのまま継続し、 上記外気温が上記所定温度以上である間は、上記ヒータ
    を所定期間の通電と停止とを交互に繰り返す断続通電制
    御を行い、該通電停止期間中であっても水温が所定温度
    未満になると上記ヒータの通電を強制的に開始すること
    を特徴とする凍結防止装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005282320A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Nippon Dennetsu Co Ltd 凍結防止装置
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