JPH08270932A - 電池制御式燃焼装置 - Google Patents

電池制御式燃焼装置

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JPH08270932A
JPH08270932A JP7408595A JP7408595A JPH08270932A JP H08270932 A JPH08270932 A JP H08270932A JP 7408595 A JP7408595 A JP 7408595A JP 7408595 A JP7408595 A JP 7408595A JP H08270932 A JPH08270932 A JP H08270932A
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battery
energization
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久喜 加藤
Yoshiaki Okamoto
芳明 岡本
Masaki Nakanou
正樹 中農
Atsushi Ando
厚史 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動モータ51により駆動される2つのバル
ブ(制御弁)を備えたガス追焚装置において、電源に乾
電池62を用いて価格を抑え、乾電池62の寿命を延ば
し、少なくとも一方のバルブが開弁した状態で乾電池6
2を外しても、乾電池62が再セットされれば2つのバ
ルブを閉じて高い安全性を確保する。 【構成】 少なくとも一方のバルブが開弁されている
と、それぞれのバルブに連動するスイッチPsw、Mswの
少なくとも一方がONとなってトランジスタTrがONし、
マイコン61がONされる。このため、乾電池62が再セ
ットされた時に少なくとも一方のバルブが開弁であれ
ば、マイコン61がONする。マイコン61は、起動時に
スイッチPsw、Mswの少なくとも一方がONの場合は、と
もにOFF になるまで電動モータ51を作動させる。この
ため、少なくとも一方のバルブの開弁時に乾電池62を
外しても、乾電池62が再セットされれば2つのバルブ
が閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源に乾電池を用いる
とともに、バーナへの燃料の供給を行う燃料供給路を、
電磁弁と、電動モータによって作動する制御弁とで開閉
する電池制御式燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ガスの燃焼によって風呂の追焚
を行うガス追焚装置などのガス燃焼装置は、燃料供給路
に開閉弁を配置し、この開閉弁を制御回路によって開閉
制御している。また、電源として乾電池を用いることに
より、燃焼装置の価格を抑えることができるとともに、
商用電源のない場所でも燃焼装置を容易に設置すること
が可能になる。
【0003】燃料供給路に使用される開閉弁としては、
電磁コイルの発生する磁力によって燃料供給路を開く電
磁弁や、電動モータの発生する回転力を用いて燃料供給
路を開閉する制御弁等がある。そして、これらの電磁弁
や制御弁は、マイクロコンピュータによって通電制御が
行われる。また、電源として乾電池を用いる場合、乾電
池の寿命を延ばすために、燃焼装置の運転終了後に、マ
イクロコンピュータへの通電を停止することが考えられ
る。
【0004】運転スイッチとして、非ロックタイプのス
イッチを使用しているものでは、次のようにマイクロコ
ンピュータへの通電がなされる。運転スイッチを押圧操
作することにより、トランジスタ等のスイッチ素子がON
してマイクロコンピュータへの通電が開始される。そし
て、運転スイッチの押圧解除後は、マイクロコンピュー
タからの通電指示信号により、スイッチ素子のON状態が
維持される。燃焼装置の運転が停止した後は、マイクロ
コンピュータからの通電指示信号が停止して、スイッチ
素子がOFF し、マイクロコンピュータの通電が停止す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電源として乾電池を使
用する燃焼装置では、燃焼中に乾電池が外れた場合や、
燃焼中に電池交換のために乾電池を外す場合、電磁弁は
電磁コイルの磁力がなくなって閉弁する。しかし、制御
弁は、電動モータの停止により、開弁状態のまま停止し
てしまう。そして、使用者が乾電池を再び収納(再セッ
ト)しても、従来のものでは運転スイッチが押圧操作さ
れるまでマイクロコンピュータに電力が供給されず、制
御弁は開弁状態のままになる。したがって、燃料供給路
は、電磁弁が閉弁することにより、ガスの供給は停止す
るものの、制御弁が開弁状態のままである。
【0006】この不具合を解決するためには、乾電池が
再セットされた際に、乾電池がセットされたことを検出
してマイクロコンピュータに通電を行うようにすること
が考えられる。しかし、制御回路が複雑になるととも
に、燃焼装置の運転停止中に乾電池を交換する場合であ
っても自動的にマイクロコンピュータへの通電が開始さ
れるため、乾電池の寿命が短くなってしまう。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、電動モータにより駆動
される制御弁を備える燃焼装置において、電源に乾電池
を使用するとともに、乾電池が外れた場合でも乾電池が
再セットされれば確実に制御弁を閉弁でき、さらに使用
される乾電池の寿命を延ばすことのできる電池制御式燃
焼装置の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電池制御式燃焼
装置は、上記の目的を達成するために、次の技術的手段
を採用した。 〔請求項1の手段〕電池制御式燃焼装置は、燃料の燃焼
を行うバーナと、このバーナへ燃料の供給を行う燃料供
給路と、前記燃料供給路に設けられ、通電を受けた状態
で前記燃料供給路を開き、通電が停止された状態で前記
燃料供給路を閉じる電磁弁と、この電磁弁に直列に設け
られ、電動モータの回転に応じて前記バーナへの燃料の
供給および遮断を行う制御弁と、この制御弁の開閉状態
を検出する検出スイッチと、運転の開始を指示する非ロ
ックタイプの運転スイッチと、前記電磁弁および前記電
動モータの通電制御を行うためのマイクロコンピュータ
を有する制御回路と、この制御回路に電力を供給すると
ともに、前記電磁弁および前記電動モータに作動用電力
を供給する乾電池と、この乾電池と前記マイクロコンピ
ュータの間に介されるスイッチ素子を有し、前記マイク
ロコンピュータへの作動用電力の供給を制御する通電制
御回路とを備える。
【0009】そして、前記通電制御回路は、(a)前記
運転スイッチがオンした場合、(b)前記マイクロコン
ピュータから通電指示信号を受ける場合、(c)前記検
出スイッチが前記制御弁の開弁状態を検出する場合に、
前記スイッチ素子をオンさせる。
【0010】〔請求項2の手段〕請求項1の電池制御式
燃焼装置において、前記マイクロコンピュータは、通電
が開始された時、前記検出スイッチの設定状態を検出
し、この設定状態が前記制御弁の開弁状態の場合に、前
記制御弁が閉弁状態になるまで前記電動モータに作動用
電力を供給することを特徴とする。
【0011】
【作用】非ロックタイプの運転スイッチが押圧操作され
ると、通電制御回路は、スイッチ素子をONしてマイクロ
コンピュータへの通電を開始する。マイクロコンピュー
タは、通電が開始されると、スイッチ素子をONするため
の通電指示信号を通電制御回路に出力するとともに、燃
焼運転を開始させる。これにより、運転スイッチの押圧
操作を解除しても、マイクロコンピュータへの通電は継
続される。
【0012】燃焼運転中は、電磁弁および制御弁が開弁
状態となっている。この状態で、乾電池が外れたり、電
池交換のために乾電池を外した場合では、電磁弁、電動
モータ、マイクロコンピュータを含む制御回路には電力
の供給がなされなくなる。この時、電磁弁は磁力を失っ
て閉弁するが、制御弁は電動モータが停止して開弁状態
のままになる。
【0013】使用者が乾電池を再セットすると、制御弁
が開弁状態の場合、検出スイッチが制御弁の開弁状態を
検出する状態に設定されているため、通電制御回路によ
ってスイッチ素子がONされ、マイクロコンピュータに通
電がなされる。そして、マイクロコンピュータに安全性
向上のための作動を行わせることで、燃焼装置の安全性
が従来に比較して向上する。なお、この時、請求項2を
採用することにより、マイクロコンピュータが電動モー
タに作動電力を供給し、制御弁を閉弁状態にする。この
ため、燃料供給路が、電磁弁とともに、制御弁によって
も閉じられることとなる。
【0014】一方、運転停止中に電池交換等により乾電
池を外し、再び乾電池をセットした場合、検出スイッチ
は制御弁の閉弁状態を検出する状態に設定されているた
め、スイッチ素子はONされず、マイクロコンピュータは
通電されない。このため、乾電池の寿命が短くなること
はない。
【0015】
【発明の効果】本発明では、電源として乾電池を使用す
ることにより、燃焼装置の価格を抑えることができると
ともに、商用電源のない場所でも燃焼装置を容易に用い
ることができる。また、運転スイッチの操作によってマ
イクロコンピュータの通電が開始され、燃焼運転の停止
によってマイクロコンピュータの通電が停止する機能に
よって乾電池の寿命を延ばすことができるとともに、制
御弁が開弁していない状態で乾電池を再セットしてもマ
イクロコンピュータが通電されないため、さらに乾電池
の寿命を延ばすことができる。さらに、制御弁が開弁状
態の場合に、乾電池を再セットした場合、マイクロコン
ピュータが作動するため、マイクロコンピュータの作動
によって、燃焼装置の安全性を高めることができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の電池制御式燃焼装置を、風呂
のガス追焚装置に適用した実施例に基づき図面を参照し
て説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図5は実施例を示すもの
で、図2はガス追焚装置の概略構成図である。ガス追焚
装置10は、大別して、ガス(燃料)の燃焼を行って浴
槽(図示しない)内の水または湯を加熱する燃焼器1
1、この燃焼器11にガスの供給を行うガス供給手段1
2、およびこれらを作動させる制御回路13を備え、以
下順に説明する。
【0017】(燃焼器11の説明)燃焼器11は、パイ
ロットバーナ14、メインバーナ15、追焚用熱交換器
16、排気筒17から構成される。パイロットバーナ1
4および複数のメインバーナ15は並列に設けられ、と
もにガス供給手段12から供給されたガスを多数の噴出
孔から吹出し、周囲の空気によってガスの燃焼を行うブ
ンゼンバーナで、パイロットバーナ14は燃焼量がやや
小さく設けられ、メインバーナ15は燃焼量が大きく設
けられている。なお、パイロットバーナ14は、メイン
バーナ15より先に着火し、メインバーナ15に火移り
させるバーナで、パイロットバーナ14の近傍には、パ
イロットバーナ14への着火を行う点火プラグ18と、
パイロットバーナ14の着火状態を検出するためのサー
モカップル19とが設けられている。
【0018】追焚用熱交換器16は、パイロットバーナ
14およびメインバーナ15によるガス燃焼による熱
と、浴槽内の水(湯)との熱交換を行って、浴槽内の水
(湯)を加熱する手段で、浴槽に接続されて浴槽内の水
(湯)が導かれる配管21と、熱交換効率を高めるフィ
ン22とから構成されている。
【0019】排気筒17は、追焚用熱交換器16を通過
した排気ガスを収集して、屋外に排出する筒で、排出側
の端部には風による燃焼状態の悪化を緩和するためのバ
フラ24が取り付けられている。なお、バフラ24の内
側には第1排気サーミスタ25が取り付けられ、またバ
フラ24の下方には第2排気サーミスタ26が取り付け
られており、第1、第2排気サーミスタ25、26の検
出温度によって風による影響を検出するように設けられ
ている。
【0020】(ガス供給手段12の説明)ガス供給手段
12は、ガス供給路31、電磁弁32、パイロットバル
ブ33、メインバルブ34、ガバナ弁35から構成され
る。ガス供給路31は、一端にガスの供給を受けるガス
ホースまたはガス管(図示しない)が接続されるホース
エンド36を備える。そして、ホースエンド36から供
給されるガスは、電磁弁32を介してパイロットバルブ
33およびメインバルブ34に供給される。そして、ガ
ス供給路31は、パイロットバルブ33を通過してパイ
ロットバーナ14にガスを供給する流路径の小さいパイ
ロット通路37と、メインバルブ34を通過してメイン
バーナ15にガスを供給する流路径の大きいメイン通路
38とに分岐するように設けられている。なお、ガバナ
弁35は、メイン通路38を流れるガスの圧力を一定に
保つものである。
【0021】電磁弁32は、ガス供給路31の上流側に
設けられた安全弁である。この電磁弁32は、常閉タイ
プのもので、図3に示すように、バネ41によってガス
供給路31を閉じる弁体42と、この弁体42を開弁さ
せる電磁コイル43とから構成される。この電磁コイル
43は、作動開始時のみに通電されて大きな電磁力を発
生し、弁体42に設けられた磁性体製アーマチュア42
aを鉄心43cに吸引して弁体42を開弁させる吸引コ
イル43aと、作動中常に通電されてアーマチュア42
aを鉄心43cに着磁した状態に保ち、弁体42を開弁
状態に保つ保持コイル43bとから構成される。
【0022】パイロットバルブ33およびメインバルブ
34は、ともに本発明の制御弁に相当するもので、パイ
ロットバルブ33は、図3に示すように、バネ44によ
ってパイロット通路37を閉じる弁体45と、この弁体
45を開弁させるパイロット開弁機構46とから構成さ
れる。
【0023】このパイロット開弁機構46は、ギヤドモ
ータ47、カム48、プッシュロッド49から構成され
る。ギヤドモータ47は、電動モータ51の発生する回
転力を複数のギヤを用いたギヤ列52によってシャフト
53を回転駆動するもので、ギヤ列52によって電動モ
ータ51の発生する回転数を抑え、発生トルクを増大さ
せるように設けられている。なお、カム48を含むシャ
フト53は、ギヤドモータ47によって、360°回転
するように設けられている。
【0024】カム48は、シャフト53と一体回転する
ように設けられており、シャフト53の回転位置に応じ
て、プッシュロッド49の変移位置を変化させるもので
ある。プッシュロッド49は、パイロットバルブ33の
弁体45を直接変移させるもので、カム48によってプ
ッシュロッド49が図3の下方へ変移することにより、
弁体45がパイロット通路37を開弁するように設けら
れている。なお、カム48がギヤドモータ47によって
360°回転駆動される際、プッシュロッド49は、カ
ム48の回転に伴い、図4の実線Aに示すように変移す
る。
【0025】一方、メインバルブ34は、図3に示すよ
うに、バネ54によってメイン通路38を閉じる弁体5
5と、プッシュロッド49の変移位置に応じて弁体55
を開弁させるメイン開弁機構56とから構成される。こ
のメイン開弁機構56は、プッシュロッド49に取り付
けられた押圧桿57と、弁体55に取り付けられた受圧
筒58とから構成される。この受圧筒58は、ガス供給
路31内に固定された固定筒59の周囲に摺動自在に嵌
め合わされたもので、周囲に押圧桿57によって押圧さ
れる環状リブ58aを備える。この環状リブ58aは、
押圧桿57が図3の下方へ所定量変移した後に、押圧桿
57に当接するように設けられている。
【0026】このため、プッシュロッド49の押圧量が
少ない場合(例えば、カム48の回転角が100°程)
は、パイロットバルブ33→開、メインバルブ34→閉
となるが、プッシュロッド49の押圧量が増加すると
(例えば、カム48の回転角が260°程)、パイロッ
トバルブ33→開、メインバルブ34→開となる(図4
の実線B、C参照)。なお、カム48の回転角が所定角
以上(例えば295°以上)になると、カム48による
プッシュロッド49の押圧力が解除され、バネ44、5
4の作用でパイロットバルブ33→閉、メインバルブ3
4→閉となる。
【0027】一方、ギヤドモータ47には、カム48の
回転位置、つまりパイロットバルブ33およびメインバ
ルブ34の開弁状態を検出するための検出手段が設けら
れている。この検出手段は、マイクロスイッチよりなる
パイロットスイッチPsw、メインスイッチMsw、および
シャフト53の回転位置に応じてパイロットスイッチP
sw、メインスイッチMswをON-OFFさせる回転検出カム6
0から構成される。
【0028】なお、パイロットスイッチPswおよびメイ
ンスイッチMswは、パイロットバルブ33(制御弁)お
よびメインバルブ34(制御弁)の開閉状態を検出する
ための検出スイッチに相当する。このパイロットスイッ
チPsw、メインスイッチMswは、カム48の回転位置、
即ち、パイロットバルブ33およびメインバルブ34の
開弁状態に応じて、図4の実線D、Eに示すようにON-O
FF(Hi-Low) 変化する。つまり、図4に示すように、パ
イロットバルブ33およびメインスイッチ34が開弁状
態の場合は、パイロットスイッチPsw、メインスイッチ
Mswのいずれか一方がON(Hi)状態に設定される。
【0029】具体的には、まず、パイロットバルブ33
とメインバルブ34がともに閉弁状態の時にメインスイ
ッチMswのみがHiに作動変化する。そして、電動モータ
51の作動によって、パイロットバルブ33が確実に開
き、且つメインバルブ34が閉じている状態で、パイロ
ットスイッチPswもHiに作動変化する。次いで、パイロ
ットバルブ33とメインバルブ34が確実に開いた状態
でメインスイッチMswのみがLow に作動変化する。さら
にカム48の回転が進み、パイロットバルブ33とメイ
ンバルブ34が確実に閉じた状態でパイロットスイッチ
PswもLow に作動変化する。
【0030】(制御回路13の説明)制御回路13は、
図1に示すように、ガス追焚装置10に設けられる電気
機能部品(点火プラグ18、電磁コイル43の吸引コイ
ル43aおよび保持コイル43b、電動モータ51、後
述する燃焼確認ランプ66および電池確認ランプ67)
を、入力信号と制御プログラムに応じて通電制御するマ
イクロコンピュータ61を使用した電気回路で、乾電池
62の電力によって作動する。
【0031】制御回路13は、入力信号として、上述し
たサーモカップル19、第1排気サーミスタ25、第2
排気サーミスタ26、パイロットスイッチPsw、メイン
スイッチMswの他に、リモートコントローラ63(以
下、リモコン)に設けられた運転スイッチ64およびタ
イマーボリューム65からの信号を入力する。
【0032】なお、制御回路13には、マイクロコンピ
ュータ61が点火プラグ18の作動指示を発生すると点
火プラグ18に作動電流を与える点火制御回路13a、
マイクロコンピュータ61が電磁弁32の閉弁指示を発
生すると電磁コイル43へ開弁のための作動電流を与え
る電磁弁駆動回路13b、マイクロコンピュータ61が
電動モータ51の通電指示を発生すると電動モータ51
へ回動のための作動電流を与えるモータ駆動回路13
c、サーモカップル19の起電力に応じてHiまたはLow
をマイクロコンピュータ61へ出力する着火検出回路1
3d、マイクロコンピュータ61の出力に応じて燃焼確
認ランプ66または電池確認ランプ67を点灯、点滅、
消灯させるランプ制御回路13e、第1排気サーミスタ
25および第2排気サーミスタ26の抵抗値に応じた電
圧をマクロコンピュータ61に出力する排気検出回路1
3fが設けられている。
【0033】運転スイッチ64は、押圧操作によってガ
ス追焚装置10の起動あるいは停止を指示する非ロック
タイプのタクトスイッチである。タイマーボリューム6
5は、追焚時間を設定するための可変抵抗体で、抵抗値
に応じてビット数を決定するとともに、ビット数に応じ
て1回のカウント時間を変化させている。なお、マイク
ロコンピュータ61では、ビット数に関係なく所定回数
(例えば255回)のカウントが行われ、1回のカウン
ト時間の変化によってタイマー時間を設定するものであ
る。
【0034】また、リモコン63は、浴室内に設置され
て使用者によって操作されるもので、運転スイッチ64
およびタイマーボリューム65の他に、燃焼状態を確認
するための燃焼確認ランプ66と、乾電池62の電圧を
確認するための電池確認ランプ67とが設けられてい
る。
【0035】乾電池62は、例えば単一乾電池2本を電
池ボックス68に収納した電源で、制御回路13の作動
の他に、点火プラグ18の作動、電磁コイル43の作
動、電動モータ51の作動、燃焼確認ランプ66および
電池確認ランプ67の作動を行う際にも使用される。
【0036】(通電制御回路70の説明)乾電池62と
マイクロコンピュータ61との間には、ベース電位が低
下することによりONするトランジスタTr(本発明のス
イッチ素子に相当する)が設けられ、このトランジスタ
TrがONすることにより、マイクロコンピュータ61が
電源回路69を介して給電されるように設けられてい
る。そして、このトランジスタTrは、通電制御回路7
0によってONするように設けられている。
【0037】この通電制御回路70は、運転スイッチ6
4がONされることによりトランジスタTrをONさせる第
1オン回路71、マイクロコンピュータ61からマイク
ロコンピュータ61の通電状態を継続させるためのHi信
号(通電指示信号)を受けてトランジスタTrをONさせ
る第2オン回路72、パイロットバルブ33あるいはメ
インバルブ34の少なくとも一方が開弁状態に設定され
るとトランジスタTrをONさせる第3オン回路73から
構成されている。
【0038】第1オン回路71は、図1に示すように、
乾電池62の正電極側に接続された運転スイッチ64
と、トランジスタTrのベースとを結ぶ回路で、運転ス
イッチ64が押圧操作によってONされると、そのHi出力
を第1反転回路74で反転してベース電位を低下させて
トランジスタTrをONさせるものである。なお、運転ス
イッチ64とマイクロコンピュータ61との間は、運転
スイッチ64のONを第2反転回路75で反転し、運転ス
イッチ64がONされたことをマイクロコンピュータ61
に知らせる運転指示回路76が設けられている。
【0039】第2オン回路72は、マイクロコンピュー
タ61と、トランジスタTrのベースとを結ぶ回路で、
マイクロコンピュータ61から通電指示信号であるHi信
号が出力されると、そのHi出力を第3反転回路77で反
転してベース電位を低下させ、トランジスタTrをONさ
せるものである。
【0040】第3オン回路73は、トランジスタTrの
ベースと、アース電位とを、パイロットスイッチPswお
よびメインスイッチMswを介して結ぶ回路で、パイロッ
トスイッチPswあるいはメインスイッチMswの少なくと
も一方がON状態に設定されると、場合にトランジスタT
rのベース電位を低下させ、トランジスタTrをONさせ
るものである。
【0041】(制御回路13の基本作動によるガス追焚
装置10の作動説明)ここで、制御回路13の基本作動
を、図5のフローチャートに基づき説明する。運転スイ
ッチ64がONされると、通電制御回路70の第1オン回
路71にHi信号が発生してトランジスタTrがONし、マ
イクロコンピュータ61が通電される。マイクロコンピ
ュータ61への給電が開始されると、マイクロコンピュ
ータ61が通電制御回路70の第2オン回路72にHi信
号を出力し、トランジスタTrをON状態に維持する。こ
の結果、運転スイッチ64の押圧操作を解除してもマイ
クロコンピュータ61の通電状態が維持される(スター
ト)。
【0042】タイマーボリューム65によって追焚時間
が設定されているか否かの判断を行う(ステップS1
)。この判断結果がNOの場合は、運転スイッチ64のO
N後、所定時間(例えば5秒)が経過したか否かの判断
を行う(ステップS2 )。この判断結果がNOの場合はス
テップS1へ戻り、判断結果がYES の場合(運転スイッ
チ64がONされても所定時間タイマーの設定が行われな
かった場合)は、誤操作によって運転スイッチ64がON
されたとして、マイクロコンピュータ61が通電制御回
路70にLow 信号を出力し、トランジスタTrをOFF 状
態にしてマイクロコンピュータ61の通電を停止し、終
了する(ステップS3 )。
【0043】ステップS1の判断結果がYES の場合は、
点火プラグ18をONさせる(ステップS4 )。続いて、
パイロットバルブ33のみを開弁させるべく、電動モー
タ51をONさせる(ステップS5 )。次に、電動モータ
51が動いてパイロットバルブ33が開弁したか、つま
りパイロットスイッチPswがHiに変化したか否かの判断
を行う(ステップS6 )。この判断結果がNOの場合は、
ステップS6 へ戻り、パイロットスイッチPswがHiに変
化するまで電動モータ51をONさせる。
【0044】ステップS6 の判断結果がYES の場合は、
パイロットバルブ33が開いたと判断して、電動モータ
51をOFF する(ステップS7 )。次に、電磁コイル4
3をONする(具体的には、初期には吸引コイル43aと
保持コイル43bの両方をONし、その後吸引コイル43
aのみをOFF する、ステップS8 )。
【0045】次に、パイロットバーナ14において着火
を検出したか、つまりパイロットバーナ14の近傍に設
けられたサーモカップル19の起電力が所定値を越えた
か否かの判断を行う(ステップS9 )。この判断結果が
NOの場合は、電磁コイル43をONした後、所定時間(例
えば25秒)経過したか否かの判断を行う(ステップS
10)。この判断結果がNOの場合は、所定時間が経過して
いないと判断してステップS9 へ戻る。ステップS9 の
判断結果がYES の場合は、着火が確認されたと判断し
て、点火プラグ18をOFF する(ステップS11)。
【0046】続いて、メインバルブ34も開弁させるべ
く、電動モータ51をONさせる(ステップS12)。次
に、メインバルブ34が開弁したか、つまりメインスイ
ッチMswがLow へ変化したか否かの判断を行う(ステッ
プS13)。この判断結果がNOの場合は、ステップS13へ
戻る。ステップS13の判断結果がYES の場合は、メイン
バルブ34も開いたと判断して、電動モータ51をOFF
する(ステップS14)。なお、このステップS13、S14
の作動によって、メインバーナ15でのガスの燃焼が開
始し、パイロットバーナ14およびメインバーナ15の
燃焼によって、追焚用熱交換器16の配管21内に導か
れた浴槽の水(湯)を加熱する。
【0047】次に、着火検出後、タイマーボリューム6
5によって設定された追焚時間が経過したか否かの判断
を行う(ステップS15)。この判断結果がNOの場合は、
追焚時間が経過していないと判断してステップS15へ戻
る。また、この判断結果がYES の場合は、追焚時間が経
過したと判断して消火作動に移行する。つまり、まず電
磁コイル43をOFF する(具体的には、吸引コイル43
aはすでにOFF されており、保持コイル43bをOFF す
る、ステップS16)。
【0048】次に、消火を検出したか、つまりサーモカ
ップル19の起電力が所定値より低下したか否かの判断
を行う(ステップS17)。この判断結果がNOの場合は、
電磁コイル43をOFF した後、所定時間(例えば120
秒)経過したか否かの判断を行う(ステップS18)。こ
の判断結果がNOの場合は、消火していないと判断してス
テップS17へ戻る。ステップS17の判断結果がYES の場
合は、消火が確認されたと判断し、パイロットバルブ3
3およびメインバルブ34を閉弁させるべく、電動モー
タ51をONさせる(ステップS19)。
【0049】次に、パイロットバルブ33およびメイン
バルブ34が閉弁したか、つまりパイロットスイッチP
swがLow へ変化したか否かの判断を行う(ステップS2
0)。この判断結果がNOの場合は、ステップS20へ戻
る。ステップS20の判断結果がYES の場合は、パイロッ
トバルブ33およびメインバルブ34が閉じたと判断し
て、電動モータ51をOFF する(ステップS21)。以上
によって、追焚作動が全て終了し、作動開始前の状態に
戻されたため、マイクロコンピュータ61が通電制御回
路70にLow 信号を出力し、トランジスタTrをOFF 状
態にしてマイクロコンピュータ61の通電を停止し、終
了する(ステップS22)。
【0050】一方、ステップS10の判断結果がYES の場
合、つまり点火開始後25秒以内に着火を検出しなかっ
た場合は、着火ミスが生じたと判断し、点火動作を終了
し、ガス追焚装置10を作動開始前に戻す作動を行う。
つまり、まず電磁コイル43をOFF する(上述のよう
に、吸引コイル43aはすでにOFF されており、保持コ
イル43bをOFF する、ステップS23)とともに、点火
プラグ18をOFF する(ステップS24)。続いて、パイ
ロットバルブ33を閉弁させるべく、電動モータ51を
ONさせる(ステップS25)。
【0051】その後、パイロットバルブ33が閉弁した
か、つまりパイロットスイッチPswがLow へ変化したか
否かの判断を行う(ステップS26)。なお、電動モータ
51は、回転方向が一定であるため、パイロットバルブ
33が閉弁するまでの間に、メインバルブ34が開弁し
閉弁する。ステップS26の判断結果がNOの場合は、ステ
ップS26へ戻る。ステップS26の判断結果がYES の場合
は、パイロットバルブ33およびメインバルブ34が閉
じたと判断して、電動モータ51をOFF する(ステップ
S27)。以上によって作動開始前の状態に戻されたた
め、マイクロコンピュータ61が通電制御回路70にLo
w 信号を出力し、トランジスタTrをOFF状態にしてマ
イクロコンピュータ61の通電を停止し、終了する(ス
テップS28)。
【0052】また、ステップS18の判断結果がYES の場
合、つまり電磁コイル43のOFF 後120秒以内に消火
を検出しなかった場合は、電磁コイル43に不具合が生
じて消火ができないと判断して、パイロットバルブ33
およびメインバルブ34で消火を行って異常表示を行
う。つまり、まずパイロットバルブ33およびメインバ
ルブ34を閉弁させるべく、電動モータ51をONさせる
(ステップS29)。次に、パイロットバルブ33および
メインバルブ34が閉弁したか、つまりパイロットスイ
ッチPswがLow へ変化したか否かの判断を行う(ステッ
プS30)。この判断結果がNOの場合は、ステップS30へ
戻る。
【0053】ステップS30の判断結果がYES の場合は、
パイロットバルブ33およびメインバルブ34が閉じた
と判断して、電動モータ51をOFF する(ステップS3
1)。そして、電磁弁32に不具合が生じた旨(エラー
表示)を、リモコン63に設けられた燃焼確認ランプ6
6および電池確認ランプ67を用いて使用者に表示する
(例えば、燃焼確認ランプ66と電池確認ランプ67を
表示器として利用し、燃焼確認ランプ66と電池確認ラ
ンプ67をともに1秒ON、1秒OFF を繰り返して「電磁
弁32が閉弁不能である旨」の表示を行う、ステップS
32)。
【0054】なお、運転開始後で、且つ運転終了前に再
び運転スイッチ64がONされた場合、つまり運転停止の
指示が与えられた場合、パイロットスイッチPswおよび
メインスイッチMswがともにLow であれば、そのまま電
源をOFF して終了し、パイロットスイッチPswおよびメ
インスイッチMswがともにLow でなければ、ステップS
23へ進み、消火作動を行った後、作動開始前の状態に戻
され、マイクロコンピュータ61が通電制御回路70に
Low 信号を出力し、トランジスタTrをOFF 状態にして
マイクロコンピュータ61の通電を停止し、終了するよ
うに設けられている。
【0055】(自動閉弁手段78の説明)また、マイク
ロコンピュータ61には、通電が開始された時、パイロ
ットスイッチPswおよびメインスイッチMswのON-OFF設
定状態を検出し、少なくとも一方のスイッチの設定状態
がON状態(Hi状態)の場合に、パイロットバルブ33あ
るいはメインバルブ34の少なくとも一方が開弁状態で
あると判断し、パイロットスイッチPswおよびメインス
イッチMswがともにOFF 状態(Low 状態)になるまで、
つまり、パイロットバルブ33およびメインバルブ34
がともに閉弁状態になるまで、電動モータ51に作動の
ための電力を供給する自動閉弁手段78がプログラムさ
れている。
【0056】この自動閉弁手段78にかかる作動を説明
する。追焚運転中は、電磁弁32、パイロットバルブ3
3およびメインバルブ34がガス供給のために開弁状態
となっている。この状態で、乾電池62が電池ボックス
68より外れた場合や、電池交換のために乾電池62を
電池ボックス68より外した場合では、電磁弁32、電
動モータ51、マイクロコンピュータ61を含む制御回
路13には電力の供給がなされなくなる。この時、電磁
弁32は磁力を失って閉弁するが、パイロットバルブ3
3およびメインバルブ34は電動モータ51が停止して
開弁状態のまま停止することになる。
【0057】使用者が乾電池62を電池ボックス68に
再セットすると、パイロットバルブ33あるいはメイン
バルブ34の少なくとも一方が開弁状態の場合には、パ
イロットスイッチPswあるいはメインスイッチMswの少
なくとも一方がON状態に設定されている。このように、
パイロットスイッチPswあるいはメインスイッチMswの
少なくとも一方がON状態に設定されている場合では、通
電制御回路70の第3オン回路73によってトランジス
タTrのベースがアースされることになり、トランジス
タTrがONし、マイクロコンピュータ61に通電がなさ
れることになる。
【0058】マイクロコンピュータ61の通電が開始さ
れた時、マイクロコンピュータ61は、パイロットスイ
ッチPswおよびメインスイッチMswの少なくとも一方の
スイッチの設定状態がON状態の場合には、自動閉弁手段
78によって、パイロットスイッチPswおよびメインス
イッチMswがともにOFF 状態(Low 状態)になるまで、
電動モータ51を作動させる。この結果、乾電池62を
電池ボックス68に再セットした時に、パイロットバル
ブ33あるいはメインバルブ34の少なくとも一方が開
弁していた場合には、自動的にパイロットバルブ33お
よびメインバルブ34が閉弁状態になる。つまり、電磁
弁32、パイロットバルブ33、メインバルブ34が全
て閉弁状態になるため、高い安全性を確保することがで
きる。
【0059】一方、ガス追焚装置10の停止中に電池交
換等により乾電池62を電池ボックス68から外し、再
び乾電池62を電池ボックス68に再セットした場合、
パイロットバルブ33およびメインバルブ34は閉弁し
ているため、パイロットスイッチPswおよびメインスイ
ッチMswはともにOFF 状態に設定されている。このた
め、第3オン回路73はトランジスタTrをONせず、結
果的にマイクロコンピュータ61は通電されない。この
ように、パイロットバルブ33およびメインバルブ34
が閉弁している状態で乾電池62を交換しても、マイク
ロコンピュータ61は通電されないため、乾電池62の
消費を抑え、乾電池62の寿命が短くなる不具合を防ぐ
ことができる。
【0060】〔実施例の効果〕本実施例のガス追焚装置
10は、上述のように、電源として乾電池62を使用す
ることにより、ガス追焚装置10の価格を抑えることが
できるとともに、商用電源のない場所でもガス追焚装置
10を容易に用いることができる。運転スイッチ64の
押圧操作によってマイクロコンピュータ61の通電が開
始され、追焚運転の停止によってマイクロコンピュータ
61が通電が停止する機能によって乾電池62の寿命を
延ばすことができる。
【0061】また、パイロットバルブ33およびメイン
バルブ34が開弁していない状態で乾電池62を再セッ
トしてもマイクロコンピュータ61の通電がなされない
ため、さらに乾電池62の寿命を延ばすことができる。
なお、パイロットバルブ33あるいはメインバルブ34
の少なくとも一方が開弁している状態で乾電池62を再
セットしたときにマイクロコンピュータ61を通電する
第3オン回路73は、トランジスタTrとアース電位と
の間に、パイロットスイッチPswおよびメインスイッチ
Mswを介在させて接続した簡単な回路で構成される。こ
のため、電気回路が複雑化しない。
【0062】さらに、パイロットバルブ33およびメイ
ンバルブ34が開弁状態の場合に、乾電池62を再セッ
トした場合は、マイクロコンピュータ61にプログラム
された自動閉弁手段78の作動によって、パイロットバ
ルブ33、メインバルブ34が閉弁状態になる。このよ
うに、電磁弁32とともに、パイロットバルブ33およ
びメインバルブ34が閉じるため、ガス供給路31の閉
鎖性が向上し、ガス追焚装置10の安全性を高めること
ができる。
【0063】〔変形例〕上記の実施例では、乾電池の再
セット時に制御弁が開弁している場合、マイクロコンピ
ュータを通電により作動させて自動的に制御弁を閉じた
例を示したが、マイクロコンピュータを作動させて警報
音やランプ等を用いて使用者に知らせるように設けて安
全性を向上させても良い。
【0064】上記実施例では、本発明をガス追焚装置に
適用した例を示したが、ガス給湯器やガス暖房機など、
他のガス燃焼装置に適用しても良く、さらに灯油などの
液体燃料によって燃焼を行う電池制御式燃焼装置など、
電動モータによって作動する制御弁と通電によって開弁
する電磁弁とを直列に備えた他の電池制御式燃焼装置に
全て適用可能なものである。
【0065】電動モータによって作動する制御弁を2つ
備えた電池制御式燃焼装置を例に示したが、電動モータ
によって作動する制御弁の数が1つの電池制御式燃焼装
置や、3つ以上の電池制御式燃焼装置であっても適用可
能なものである。上記実施例で示した数値は、実施例を
説明する一例であって、適宜変更可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御回路のブロック図および通電制御回路の電
気回路図である。
【図2】ガス追焚装置の概略構成図である。
【図3】ガス供給路の要部を示す断面図である。
【図4】カムの回転角と各部の作動を示すチャートであ
る。
【図5】制御回路の基本作動を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 ガス追焚装置(電池制御式燃焼装置) 11 燃焼器 12 ガス供給手段 13 制御回路 14 パイロットバーナ 15 メインバーナ 31 ガス供給路(燃料供給路) 32 電磁弁 33 パイロットバルブ(制御弁) 34 メインバルブ(制御弁) 51 電動モータ 61 マイクロコンピュータ 62 乾電池 64 運転スイッチ 70 通電制御回路 78 自動閉弁手段 Tr トランジスタ(スイッチ素子) Psw パイロットスイッチ(検出スイッチ) Msw メインスイッチ(検出スイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 厚史 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料の燃焼を行うバーナと、 このバーナへ燃料の供給を行う燃料供給路と、 前記燃料供給路に設けられ、通電を受けた状態で前記燃
    料供給路を開き、通電が停止された状態で前記燃料供給
    路を閉じる電磁弁と、 この電磁弁に直列に設けられ、電動モータの回転に応じ
    て前記バーナへの燃料の供給および遮断を行う制御弁
    と、 この制御弁の開閉状態を検出する検出スイッチと、 運転の開始を指示する非ロックタイプの運転スイッチ
    と、 前記電磁弁および前記電動モータの通電制御を行うため
    のマイクロコンピュータを有する制御回路と、 この制御回路に電力を供給するとともに、前記電磁弁お
    よび前記電動モータに作動用電力を供給する乾電池と、 この乾電池と前記マイクロコンピュータの間に介される
    スイッチ素子を有し、前記マイクロコンピュータへの作
    動用電力の供給を制御する通電制御回路とを備え、 この通電制御回路は、 (a)前記運転スイッチがオンした場合、 (b)前記マイクロコンピュータから通電指示信号を受
    ける場合、 (c)前記検出スイッチが前記制御弁の開弁状態を検出
    する場合に、前記スイッチ素子をオンさせることを特徴
    とする電池制御式燃焼装置。
  2. 【請求項2】請求項1の電池制御式燃焼装置において、 前記マイクロコンピュータは、通電が開始された時、前
    記検出スイッチの設定状態を検出し、この設定状態が前
    記制御弁の開弁状態の場合に、前記制御弁が閉弁状態に
    なるまで前記電動モータに作動用電力を供給することを
    特徴とする電池制御式燃焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101529116B1 (ko) * 2014-01-14 2015-06-16 주식회사 파세코 배터리 수명 연장을 위한 가스 쿡탑의 하이컷 제어 시스템 및 제어 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101529116B1 (ko) * 2014-01-14 2015-06-16 주식회사 파세코 배터리 수명 연장을 위한 가스 쿡탑의 하이컷 제어 시스템 및 제어 방법

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