JPH08233355A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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Publication number
JPH08233355A
JPH08233355A JP7040817A JP4081795A JPH08233355A JP H08233355 A JPH08233355 A JP H08233355A JP 7040817 A JP7040817 A JP 7040817A JP 4081795 A JP4081795 A JP 4081795A JP H08233355 A JPH08233355 A JP H08233355A
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JP
Japan
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combustion
time
turned
timer
combustor
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Application number
JP7040817A
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English (en)
Inventor
Hisayoshi Kato
久喜 加藤
Yoshiaki Okamoto
芳明 岡本
Masaki Nakanou
正樹 中農
Atsushi Ando
厚史 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイマーボリューム65による燃焼時間の設
定を行わずに運転スイッチ64をONした場合であって
も、所定時間内に燃焼時間を設定すれば、燃焼運転を行
う使い勝手に優れたガス追焚装置10の提供。 【構成】 制御回路13は、燃焼時間が設定されていな
い状態で、運転スイッチ64がONしても、所定時間に亘
って燃焼確認ランプ66を点滅させて燃焼時間の設定を
受け付ける遅延監視手段71を備える。所定時間内にタ
イマーボリューム65によって燃焼時間が設定される
と、燃焼運転を開始する。所定時間内に燃焼時間が設定
されない場合は、運転を停止する。従来では、燃焼時間
が設定されていない状態で運転スイッチ64をONした場
合は作動せず、燃焼時間を設定した後、再び運転スイッ
チ64を操作しなくてはならなかったが、本実施例のガ
ス追焚装置10は、運転スイッチ64を2度操作する必
要がなく、操作性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風呂の追焚運転を行う
風呂追焚装置など、燃料の燃焼によって被加熱物を加熱
する燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、風呂追焚装置では、コントロー
ラに設けられた運転スイッチの運転指示と、タイマーに
よる燃焼時間(追焚時間)を基に、燃焼運転を行うもの
がある。このような追焚装置では、あらかじめタイマー
をいつもの燃焼時間に設定しておき、使用時に運転スイ
ッチを操作することで、タイマーによって設定された燃
焼時間に亘って風呂の追焚を行うものである。なお、タ
イマーの操作がなければ、常に同じ燃焼時間に設定され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】燃焼時間内であって
も、風呂の湯温が使用者の希望温度以上に上昇した場合
では、使用者によって燃焼運転の中止指示が与えられ
る。燃焼運転の中止操作は、運転スイッチのOFF 操作、
あるいはタイマーによる燃焼時間の設定を解除(タイマ
ー時間を0設定)することによって行われる。
【0004】タイマーの燃焼時間の設定を解除すること
によって、燃焼運転を停止し、翌日などに燃焼運転を開
始しようとする場合、タイマーによる燃焼時間の設定を
行わずに運転スイッチをONする可能性がある。タイマー
による燃焼時間が設定されていないのに燃焼器を作動さ
せるのは、燃焼運転が自動的にOFF しないため安全面か
ら好ましくなく、タイマーによる燃焼時間が設定されて
いない場合は燃焼器を作動させないのが一般的である。
【0005】このため、タイマーによる燃焼時間の設定
を行わずに運転スイッチをONした場合は、燃焼運転は行
われない。このような場合は、タイマーによって燃焼時
間を設定した後、再度運転スイッチをONする必要があ
る。このように、従来の燃焼装置は、使い勝手が悪い不
具合を有していた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、タイマーによって燃焼時間の設定
を行なうものにおいて、使い勝手に優れる燃焼装置の提
供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼装置は、上
記の目的を達成するために、次の技術的手段を採用し
た。 〔請求項1の手段〕燃焼装置は、(a)燃料の燃焼によ
って、被加熱物を加熱する燃焼器と、(b)この燃焼器
に燃焼開始指示を与える運転スイッチと、(c)前記燃
焼器による燃焼時間を設定するタイマーと、(d)前記
運転スイッチによって燃焼開始指示が与えられると、前
記タイマーによって設定された燃焼時間に亘って、前記
燃焼器を作動させて前記被加熱物を加熱させる制御回路
とを備える。
【0008】(e)前記制御回路は、前記運転スイッチ
によって燃焼開始指示が与えられた後、所定時間内に前
記タイマーによって燃焼時間が設定された場合に、前記
燃焼器を作動させ、前記運転スイッチによって燃焼開始
指示が与えられた後、所定時間内に前記タイマーによっ
て燃焼時間が設定されていない場合に、前記燃焼器の作
動を行わない遅延監視手段を備える。
【0009】〔請求項2の手段〕請求項1の燃焼装置
は、前記燃焼器の燃焼状態を使用者に表示する燃焼確認
ランプを備え、前記制御回路は、前記運転スイッチによ
って燃焼開始指示が与えられた後、前記燃焼確認ランプ
を作動させて、所定時間内に前記タイマーによって燃焼
時間の設定が可能であることを表示することを特徴とす
る。
【0010】〔請求項3の手段〕請求項1または請求項
2の燃焼装置において、前記燃焼器および前記制御回路
は、乾電池から作動電力の供給を受けることを特徴とす
る。
【0011】〔請求項4の手段〕請求項3の燃焼装置に
おいて、前記制御回路は、前記燃焼器の作動制御を行う
マイクロコンピュータを備える。また、前記遅延監視手
段は、前記運転スイッチによって燃焼開始指示が与えら
れた後、所定時間内に前記タイマーによって燃焼時間が
設定されていない場合に、前記マイクロコンピュータの
通電を停止する。
【0012】
【作用および発明の効果】〔請求項1の作用および効
果〕タイマーによる燃焼時間の設定が行われない状態
で、運転スイッチがONされた場合、遅延監視手段が、所
定時間内にタイマーによる燃焼時間の設定がなされるか
否かを監視する。そして、所定時間内にタイマーによっ
て燃焼時間が設定された場合は、設定された燃焼時間に
亘って燃焼器を作動させて、被加熱物を加熱する。ま
た、所定時間内にタイマーによって燃焼時間が設定され
なかった場合は、燃焼器の作動は行わないため、後に、
タイマーの設定を行なっただけで使用者の意に反して燃
焼が開始されるようなことはない。このように、運転ス
イッチがONされた際に、タイマーによる燃焼時間の設定
がなされていない場合でも、所定時間内に燃焼時間を設
定すれば、被加熱物の加熱を行うことができるため、燃
焼装置の使い勝手が良い。
【0013】〔請求項2の作用および効果〕運転スイッ
チによって燃焼開始指示が与えられた後、燃焼確認ラン
プが作動して、タイマーによる燃焼時間の設定が可能な
状態であることを使用者に表示する。つまり、使用者
は、燃焼運転の設定が可能な状態であることを、視覚的
に捕らえることができるため、操作性に優れる。
【0014】〔請求項3の作用および効果〕請求項3を
採用して、電源に乾電池を使用することにより、電源に
かかるコストを低く抑えることができ、結果的に燃焼装
置のコストを低く抑えることができる。
【0015】〔請求項4の作用および効果〕請求項4を
採用することにより、運転スイッチによって燃焼開始指
示が与えられた後、所定時間内にタイマーによって燃焼
時間の設定がなされなかった場合は、マイクロコンピュ
ータの通電を停止する。このため、マイクロコンピュー
タの消費する電力が抑えられ、乾電池の寿命を延ばすこ
とができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の燃焼装置を、ガス追焚装置に
適用した実施例に基づき図面を参照して説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図5は実施例を示すもの
で、図1はガス追焚装置の概略構成図である。ガス追焚
装置10は、大別して、ガス(燃料)の燃焼を行って浴
槽(図示しない)内の水または湯を加熱する燃焼器1
1、この燃焼器11にガスの供給を行うガス供給手段1
2、およびガス追焚装置10を作動させる制御回路13
を備え、以下順に説明する。
【0017】(燃焼器11の説明)燃焼器11は、パイ
ロットバーナ14、メインバーナ15、追焚用熱交換器
16、排気筒17から構成される。パイロットバーナ1
4およびメインバーナ15は並設されるもので、ガス供
給手段12から供給されたガスを多数の噴出孔から吹出
し、周囲の空気によってガスの燃焼を行うブンゼンバー
ナで、パイロットバーナ14は燃焼量がやや小さく設け
られ、メインバーナ15は燃焼量が大きく設けられてい
る。なお、パイロットバーナ14は、メインバーナ15
より先に着火し、メインバーナ15に火移りさせるバー
ナで、パイロットバーナ14の近傍には、パイロットバ
ーナ14への着火を行う点火プラグ18と、パイロット
バーナ14の着火状態を検出するためのサーモカップル
19とが設けられている。
【0018】追焚用熱交換器16は、パイロットバーナ
14およびメインバーナ15によるガス燃焼による熱
と、浴槽内の水(湯)との熱交換を行って、浴槽内の水
(湯)を加熱する手段で、浴槽に接続されて浴槽内の水
(湯)が導かれる配管21と、熱交換効率を高めるフィ
ン22とから構成されている。なお、追焚用熱交換器1
6の配管21には、空炊きを検出する空炊き検出センサ
23が取り付けられている。この空炊き検出センサ23
は、配管21の温度により作動するバイメタルスイッチ
で、配管21の温度が所定以上に達した際に、ONまたは
OFF して空焚きを検出するものである。
【0019】排気筒17は、追焚用熱交換器16を通過
した排気ガスを収集して、屋外に排出する筒で、排出側
の端部に逆風による燃焼状態の悪化を緩和するためのバ
フラ24が取り付けられている。なお、バフラ24の内
側には第1排気サーミスタ25が取り付けられ、またバ
フラ24の下方には第2排気サーミスタ26が取り付け
られており、第1、第2排気サーミスタ25、26の検
出温度によって風による影響を検出するように設けられ
ている。
【0020】(ガス供給手段12の説明)ガス供給手段
12は、ガス供給路31、電磁弁32、パイロットバル
ブ33、メインバルブ34、ガバナ弁35から構成され
る。ガス供給路31は、一端にガスの供給を受けるガス
ホースまたはガス管(図示しない)が接続されるホース
エンド36を備える。そして、ホースエンド36から供
給されるガスは、電磁弁32を介してパイロットバルブ
33およびメインバルブ34に供給される。そして、ガ
ス供給路31は、パイロットバルブ33を通過してパイ
ロットバーナ14にガスを供給する流路径の小さいパイ
ロット通路37と、メインバルブ34を通過してメイン
バーナ15にガスを供給する流路径の大きいメイン通路
38とに分岐するように設けられている。なお、ガバナ
弁35は、メイン通路38を流れるガスの圧力を一定に
保つものである。
【0021】電磁弁32は、ガス供給路31の上流側に
設けられた安全弁である。この電磁弁32は、常閉タイ
プのもので、図2に示すように、バネ41によってガス
供給路31を閉じる弁体42と、この弁体42を開弁さ
せる電磁コイル43とから構成される。この電磁コイル
43は、作動開始時のみに通電されて大きな電磁力を発
生し、弁体42に設けられた磁性体製アーマチュア42
aを鉄心43cに吸引して弁体42を開弁させる吸引コ
イル43aと、作動中常に通電されてアーマチュア42
aを鉄心43cに着磁した状態に保ち、弁体42を開弁
状態に保つ保持コイル43bとから構成される。
【0022】パイロットバルブ33は、図2に示すよう
に、バネ44によってパイロット通路37を閉じる弁体
45と、この弁体45を開弁させるパイロット開弁機構
46とから構成される。
【0023】このパイロット開弁機構46は、ギヤドモ
ータ47、カム48、プッシュロッド49から構成され
る。ギヤドモータ47は、電動モータ51の発生する回
転力を複数のギヤを用いたギヤ列52によってシャフト
53を回転駆動するもので、ギヤ列52によって電動モ
ータ51の発生する回転数を抑え、発生トルクを増大さ
せるように設けられている。なお、カム48を含むシャ
フト53は、ギヤドモータ47によって、360°回転
するように設けられている。
【0024】カム48は、シャフト53と一体回転する
ように設けられており、シャフト53の回転位置に応じ
て、プッシュロッド49の変移位置を変化させるもので
ある。プッシュロッド49は、パイロットバルブ33の
弁体45を直接変移させるもので、カム48によってプ
ッシュロッド49が図2の下方へ変移することにより、
弁体45がパイロット通路37を開弁するように設けら
れている。なお、カム48がギヤドモータ47によって
360°回転駆動される際、プッシュロッド49は、カ
ム48の回転に伴い、図3の実線Aに示すように変移す
る。
【0025】一方、メインバルブ34は、図2に示すよ
うに、バネ54によってメイン通路38を閉じる弁体5
5と、プッシュロッド49の変移位置に応じて弁体55
を開弁させるメイン開弁機構56とから構成される。こ
のメイン開弁機構56は、プッシュロッド49に取り付
けられた押圧桿57と、弁体55に取り付けられた受圧
筒58とから構成される。この受圧筒58は、ガス供給
路31内に固定された固定筒59の周囲に摺動自在に嵌
め合わされたもので、周囲に押圧桿57によって押圧さ
れる環状リブ58aを備える。この環状リブ58aは、
押圧桿57が図2の下方へ所定量変移した後に、押圧桿
57に当接するように設けられている。
【0026】このため、プッシュロッド49の押圧量が
少ない場合(例えば、カム48の回転角が100°程)
は、パイロットバルブ33→開、メインバルブ34→閉
となるが、プッシュロッド49の押圧量が増加すると、
(例えば、カム48の回転角が260°程)は、パイロ
ットバルブ33→開、メインバルブ34→開となる(図
3の実線B、C参照)。なお、カム48の回転角が所定
角以上(例えば295°以上)になると、カム48によ
るプッシュロッド49の押圧力が解除され、バネ44、
54の作用でパイロットバルブ33→閉、メインバルブ
34→閉となる。
【0027】一方、ギヤドモータ47には、カム48の
回転位置、つまりパイロットバルブ33およびメインバ
ルブ34の開弁状態を検出するための検出手段が設けら
れている。この検出手段は、マイクロスイッチよりなる
パイロットスイッチPsw、メインスイッチMsw、および
シャフト53の回転位置に応じてパイロットスイッチP
sw、メインスイッチMswをON-OFFさせる回転検出カム6
0から構成される。
【0028】なお、パイロットスイッチPsw、メインス
イッチMswは、カム48の回転位置や、パイロットバル
ブ33およびメインバルブ34の開弁状態に応じて、図
3の実線D、Eに示すようにON-OFF(Hi-Low) 変化す
る。具体的には、まず、パイロットバルブ33とメイン
バルブ34がともに閉弁状態の時にメインスイッチMsw
のみがHiに作動変化する。そして、電動モータ51の作
動によって、パイロットバルブ33が確実に開き、且つ
メインバルブ34が閉じた状態で、パイロットスイッチ
PswもHiに作動変化する。次いで、パイロットバルブ3
3とメインバルブ34が確実に開いた状態でメインスイ
ッチMswのみがLow に作動変化する。さらにカム48の
回転が進み、パイロットバルブ33とメインバルブ34
が確実に閉じた状態でパイロットスイッチPswもLow に
作動変化する。
【0029】(制御回路13の説明)制御回路13は、
図4のブロック図に示すように、ガス追焚装置10に設
けられる電気機能部品(点火プラグ18、電磁コイル4
3の吸引コイル43aおよび保持コイル43b、電動モ
ータ51、後述する燃焼確認ランプ66および電池確認
ランプ67)を、入力信号と制御プログラムに応じて通
電制御するマイクロコンピュータ61を使用した電気回
路で、乾電池62の電力によって作動する。
【0030】制御回路13は、入力信号として、上述し
たサーモカップル19、空炊き検出センサ23、第1排
気サーミスタ25、第2排気サーミスタ26、パイロッ
トスイッチPsw、メインスイッチMswの他に、リモート
コントローラ63(以下、リモコン)に設けられた運転
スイッチ64およびタイマーボリューム65からの信号
を入力する。
【0031】運転スイッチ64は、ガス追焚装置10の
起動あるいは停止を指示するタクトスイッチである。タ
イマーボリューム65は、燃焼時間(例えば、3分以
上、80分未満)を設定するための可変抵抗体で、制御
回路13は抵抗値に応じてビット数(例えば、0〜25
5ビット)を決定するとともに、ビット数に応じて1回
のカウント時間を変化させるものである。なお、制御回
路13はビット数に関係なく所定回数(例えば、255
回)のカウントを行うもので、1回のカウント時間の変
化によって燃焼時間を設定するものである。
【0032】また、リモコン63は、浴室内に設置され
て使用者によって操作されるもので、運転スイッチ64
およびタイマーボリューム65の他に、燃焼状態を確認
するための燃焼確認ランプ66と、乾電池62の電圧を
確認するための電池確認ランプ67とが設けられてい
る。なお、制御回路13による燃焼確認ランプ66およ
び電池確認ランプ67の制御については後述する。
【0033】乾電池62は、例えば単一乾電池を2本使
用した電源で、制御回路13の作動の他に、点火プラグ
18の作動、電磁コイル43の作動、電動モータ51の
作動、燃焼確認ランプ66および電池確認ランプ67の
作動を行う際にも使用される。
【0034】(制御回路13の基本作動によるガス追焚
装置10の作動説明)ここで、制御回路13の基本作動
を、図5のフローチャートに基づき説明する。運転スイ
ッチ64がONされると電源がONされる(スタート)、次
にタイマーボリューム65によって燃焼時間が設定され
ているか否かの判断を行う(ステップS1 )。この判断
結果がNOの場合は、運転スイッチ64のON後、所定時間
(例えば5秒)が経過したか否かの判断を行う(ステッ
プS2 )。この判断結果がNOの場合はステップS1へ戻
り、判断結果がYES の場合(運転スイッチ64がONされ
ても所定時間内に燃焼時間の設定が行われなかった場
合)は、誤作動によって運転スイッチ64がONされたと
してマイクロコンピュータ61の電源をOFF し、終了す
る(ステップS3 )。
【0035】ステップS1の判断結果がYES の場合は、
点火プラグ18をONさせる(ステップS4 )。続いて、
パイロットバルブ33のみを開弁させるべく、電動モー
タ51をONさせる(ステップS5 )。次に、電動モータ
51が動いてパイロットバルブ33が開弁したか、つま
りパイロットスイッチPswがHiに変化したか否かの判断
を行う(ステップS6 )。この判断結果がNOの場合は、
ステップS6 へ戻り、パイロットスイッチPswがHiに変
化するまで電動モータ51をONさせる。ステップS6 の
判断結果がYES の場合は、パイロットバルブ33が開い
たと判断して、電動モータ51をOFF する(ステップS
7 )。次に、電磁コイル43をONする(具体的には、初
期には吸引コイル43aと保持コイル43bの両方をON
し、その後吸引コイル43aのみをOFF する、ステップ
S8 )。
【0036】次に、パイロットバーナ14において着火
を検出したか、つまりパイロットバーナ14の近傍に設
けられたサーモカップル19の起電力が所定値を越えた
か否かの判断を行う(ステップS9 )。この判断結果が
NOの場合は、電磁コイル43をONした後、所定時間(例
えば25秒)経過したか否かの判断を行う(ステップS
10)。この判断結果がNOの場合は、所定時間が経過して
いないと判断してステップS9 へ戻る。ステップS9 の
判断結果がYES の場合は、着火が確認されたと判断し
て、点火プラグ18をOFF する(ステップS11)。
【0037】続いて、メインバルブ34も開弁させるべ
く、電動モータ51をONさせる(ステップS12)。次
に、メインバルブ34が開弁したか、つまりメインスイ
ッチMswがLow へ変化したか否かの判断を行う(ステッ
プS13)。この判断結果がNOの場合は、ステップS13へ
戻り、メインスイッチMswがLow に変化するまで電動モ
ータ51をONさせる。ステップS13の判断結果がYES の
場合は、メインバルブ34も開いたと判断して、電動モ
ータ51をOFF する(ステップS14)。なお、このステ
ップS13、S14の作動によって、メインバーナ15での
ガスの燃焼が開始し、パイロットバーナ14およびメイ
ンバーナ15の燃焼によって、追焚用熱交換器16の配
管21内に導かれた浴槽の水(湯)を加熱する。
【0038】次に、着火検出後、タイマーボリューム6
5によって設定された燃焼時間が経過したか否かの判断
を行う(ステップS15)。この判断結果がNOの場合は、
燃焼時間が経過していないと判断してステップS15へ戻
る。また、この判断結果がYES の場合は、燃焼時間が経
過したと判断して消火作動に移行する。つまり、まず電
磁コイル43をOFF する(具体的には、吸引コイル43
aはすでにOFF されており、保持コイル43bをOFF す
る、ステップS16)。
【0039】次に、消火を検出したか、つまりサーモカ
ップル19の起電力が所定値より低下したか否かの判断
を行う(ステップS17)。この判断結果がNOの場合は、
電磁コイル43をOFF した後、所定時間(例えば120
秒)経過したか否かの判断を行う(ステップS18)。こ
の判断結果がNOの場合は、消火が確認されていないと判
断してステップS17へ戻る。ステップS17の判断結果が
YES の場合は、消火が確認されたと判断し、パイロット
バルブ33およびメインバルブ34を閉弁させるべく、
電動モータ51をONさせる(ステップS19)。
【0040】次に、パイロットバルブ33およびメイン
バルブ34が閉弁したか、つまりパイロットスイッチP
swがLow へ変化したか否かの判断を行う(ステップS2
0)。この判断結果がNOの場合は、ステップS20へ戻
り、パイロットスイッチPswがLow に変化するまで電動
モータ51をONさせる。ステップS20の判断結果がYES
の場合は、パイロットバルブ33およびメインバルブ3
4が閉じたと判断して、電動モータ51をOFF する(ス
テップS21)。以上によって、追焚作動が全て終了し、
作動開始前の状態に戻されたため、マイクロコンピュー
タ61の電源をOFFし、終了する(ステップS22)。
【0041】一方、ステップS10の判断結果がYES の場
合、つまり点火開始後25秒以内に着火を検出しなかっ
た場合は、着火ミスが生じたと判断し、点火動作を終了
し、ガス追焚装置10を作動開始前に戻す作動を行う。
つまり、電磁コイル43をOFF するとともに(上述のよ
うに、吸引コイル43aはすでにOFF されており、保持
コイル43bをOFF する、ステップS23)、点火プラグ
18をOFF する(ステップS24)。続いて、パイロット
バルブ33を閉弁させるべく、電動モータ51をONさせ
る(ステップS25)。その後、パイロットバルブ33が
閉弁したか、つまりパイロットスイッチPswがLow へ変
化したか否かの判断を行う(ステップS26)。なお、電
動モータ51は回転方向が一定であるため、パイロット
バルブ33が閉弁するまでの間に、メインバルブ34が
開弁し、閉弁する。ステップS26の判断結果がNOの場合
は、ステップS26へ戻り、パイロットスイッチPswがLo
wに変化するまで電動モータ51をONさせる。ステップ
S26の判断結果がYES の場合は、パイロットバルブ33
およびメインバルブ34が閉じたと判断して、電動モー
タ51をOFF する(ステップS27)。以上によって作動
開始前の状態に戻されたため、マイクロコンピュータ6
1の電源をOFF し、終了する(ステップS28)。
【0042】また、ステップS18の判断結果がYES の場
合、つまり電磁コイル43のOFF 後120秒以内に消火
を検出しなかった場合は、電磁コイル43に不具合が生
じて消火ができないと判断して、パイロットバルブ33
およびメインバルブ34で消火を行って異常表示を行
う。つまり、まずパイロットバルブ33およびメインバ
ルブ34を閉弁させるべく、電動モータ51をONさせる
(ステップS29)。次に、パイロットバルブ33および
メインバルブ34が閉弁したか、つまりパイロットスイ
ッチPswがLow へ変化したか否かの判断を行う(ステッ
プS30)。この判断結果がNOの場合は、ステップS30へ
戻り、パイロットスイッチPswがLow に変化するまで電
動モータ51をONさせる。ステップS30の判断結果がYE
S の場合は、パイロットバルブ33およびメインバルブ
34が閉じたと判断して、電動モータ51をOFF する
(ステップS31)。そして、電磁弁32に不具合が生じ
た旨(エラー表示)を、リモコン63に設けられた燃焼
確認ランプ66および電池確認ランプ67を用いて使用
者に表示する(例えば、燃焼確認ランプ66と電池確認
ランプ67をともに1秒ON、1秒OFF を繰り返して「電
磁弁32が閉弁不能である旨」の表示を行う、ステップ
S32)。
【0043】なお、燃焼開始後で、且つ運転終了前に再
び運転スイッチ64がONされた場合、つまり運転停止の
指示が与えられた場合、パイロットスイッチPswおよび
メインスイッチMswがともにLow であれば、そのまま電
源をOFF して終了し、パイロットスイッチPswおよびメ
インスイッチMswがともにLow でなければ、ステップS
23へ進み、消火作動を行った後、作動開始前の状態に戻
され、マイクロコンピュータ61の電源をOFF して終了
するように設けられている。
【0044】(燃焼時間の設定の説明)制御回路13
は、遅延監視手段71を備える。この遅延監視手段71
は、運転スイッチ64をONした際に、タイマーボリュー
ム65によって燃焼時間が設定されていなくても、運転
スイッチ64のON後の所定時間(例えば5秒間)内に燃
焼時間を設定すれば、燃焼器を作動させて、設定された
燃焼時間に亘って燃焼運転を行うものである(フローチ
ャートのスタート〜ステップS1 、S2 、S4 以降の作
動に相当)。
【0045】また、遅延監視手段71は、運転スイッチ
64のON後の所定時間内に燃焼時間の設定がなされない
場合(燃焼時間が0分、具体的には3分未満を0分と見
なす)に、燃焼器を作動させずに、所定時間の経過後に
マイクロコンピュータ61の電源をOFF するように設け
られている(フローチャートのスタート〜ステップS1
、S2 、S3 に相当)。
【0046】また、制御回路13は、運転スイッチ64
によって燃焼開始指示が与えられた後、燃焼確認ランプ
66を点滅作動(例えば、0.5秒間隔でON-OFF)させ
て、所定時間内にタイマーボリューム65による燃焼時
間の設定が可能であることを使用者に表示するように設
けられている。なお、所定時間が経過しても、燃焼時間
の設定がなされない場合は、燃焼確認ランプ66の点滅
作動を停止し、上述のように、マイクロコンピュータ6
1の電源がOFF される。
【0047】一方、制御回路13は、断線検出手段72
と短絡検出手段73とが設けられている。断線検出手段
72は、タイマーボリューム65の抵抗値が予め設定さ
れた上限設定値よりも大きい場合(具体的には、抵抗値
から算出されるビット数が上限ビット数である180ビ
ット以上)に、タイマーボリューム65と制御回路13
とを接続する回路の断線を検出する手段で、断線が検出
された場合は、燃焼器を作動させずに、マイクロコンピ
ュータ61の電源をOFF するように設けられている。
【0048】短絡検出手段73は、タイマーボリューム
65の抵抗値が予め設定された下限設定値よりも小さい
場合(具体的には、抵抗値から算出されるビット数が下
限ビット数である5ビット以下)に、タイマーボリュー
ム65と制御回路13とを接続する回路の短絡を検出す
る手段で、短絡が検出された場合は、燃焼器を作動させ
ずに、マイクロコンピュータ61の電源をOFF するよう
に設けられている。
【0049】〔実施例の効果〕制御回路13は、上述し
たように、タイマーボリューム65による燃焼時間の設
定が行われない状態(燃焼時間が3分未満の場合)で、
運転スイッチ64がONされた場合、遅延監視手段71
が、所定時間内にタイマーボリューム65による燃焼時
間の設定がなされるか否かを監視する。そして、所定時
間内にタイマーボリューム65によって燃焼時間が設定
された場合は、設定された燃焼時間に亘って燃焼器を作
動させて、風呂の燃焼運転を行う。
【0050】また、運転スイッチ64がONされた後、所
定時間内にタイマーボリューム65の設定がなされない
場合、追焚が開始されないため、特にタイマーとしてタ
イマーボリューム65を用いるとともに、タイマー時間
を0に設定することにより燃焼運転を中止できるものに
おいては、タイマー時間を0に設定して燃焼運転を停止
した後の例えば翌日にタイマーの設定を通常の位置に戻
しただけで使用者の意に反して燃焼が開始されるような
ことはない。このように、本実施例のガス追焚装置10
は、従来に比較して、使い勝手が大変優れる。さらに、
燃焼時間の設定が可能な間は、燃焼確認ランプ66が作
動して、視覚的に燃焼時間の設定が可能な旨を使用者に
表示するため、この燃焼確認ランプ66の作動によって
も、操作性に優れる。
【0051】ガス追焚装置10は、電源に乾電池62を
使用するため、100Vの交流電流を変圧、整流する高
価な回路が不要となり、電源にかかるコストを低く抑え
ることができるとともに、商用電源のない場所でも容易
に設置することができる。また、運転スイッチ64がON
された後の所定時間内に燃焼時間の設定がなされなかっ
た場合は、マイクロコンピュータ61の通電が停止する
ため、マイクロコンピュータ61の消費する電力が抑え
られ、乾電池62の寿命を延ばすことができる。なお、
この場合、タイマーは本実施例のタイマーボリューム6
5に限定されるものではなく、例えば毎回燃焼時間を設
定するとともに、燃焼時間の経過に応じて設定時間が減
少するタイプのタイマーを採用しても良い。
【0052】〔変形例〕上記実施例では、本発明をガス
追焚装置に適用した例を示したが、ガス衣類乾燥機な
ど、他のガス燃焼装置に適用しても良く、また灯油など
の液体燃料によって燃焼運転を行う燃焼装置にも適用可
能なものである。また、上記の実施例では、電源に乾電
池を用いた例を示したが、100Vの交流電流を変圧、
整流する電源を使用しても良い。さらに、上記実施例で
示した数値は、実施例を説明する一例であって、適宜変
更可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス追焚装置の概略構成図である(実施例)。
【図2】ガス供給手段の要部を示す断面図である(実施
例)。
【図3】カムの回転角と各部の作動を示すチャートであ
る(実施例)。
【図4】制御回路の接続状態を示すブロック図である
(実施例)。
【図5】制御回路の基本作動を示すフローチャートであ
る(実施例)。
【符号の説明】
10 ガス追焚装置(燃焼装置) 11 燃焼器 12 ガス供給手段 13 制御回路 61 マイクロコンピュータ 62 乾電池 64 運転スイッチ 65 タイマーボリューム(タイマー) 66 燃焼確認ランプ 71 遅延監視手段 72 断線検出手段 73 短絡検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 厚史 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)燃料の燃焼によって、被加熱物を加
    熱する燃焼器と、 (b)この燃焼器に燃焼開始指示を与える運転スイッチ
    と、 (c)前記燃焼器による燃焼時間を設定するタイマー
    と、 (d)前記運転スイッチによって燃焼開始指示が与えら
    れると、前記タイマーによって設定された燃焼時間に亘
    って、前記燃焼器を作動させて前記被加熱物を加熱させ
    る制御回路とを備え、 (e)前記制御回路は、前記運転スイッチによって燃焼
    開始指示が与えられた後、所定時間内に前記タイマーに
    よって燃焼時間が設定された場合に、前記燃焼器を作動
    させ、前記運転スイッチによって燃焼開始指示が与えら
    れた後、所定時間内に前記タイマーによって燃焼時間が
    設定されていない場合に、前記燃焼器の作動を行わない
    遅延監視手段を備えることを特徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】請求項1の燃焼装置は、 前記燃焼器の燃焼状態を使用者に表示する燃焼確認ラン
    プを備え、 前記制御回路は、前記運転スイッチによって燃焼開始指
    示が与えられた後、前記燃焼確認ランプを作動させて、
    所定時間内に前記タイマーによって燃焼時間の設定が可
    能であることを表示することを特徴とする燃焼装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の燃焼装置におい
    て、 前記燃焼器および前記制御回路は、乾電池から作動電力
    の供給を受けることを特徴とする燃焼装置。
  4. 【請求項4】請求項3の燃焼装置において、 前記制御回路は、前記燃焼器の作動制御を行うマイクロ
    コンピュータを備え、 前記遅延監視手段は、前記運転スイッチによって燃焼開
    始指示が与えられた後、所定時間内に前記タイマーによ
    って燃焼時間が設定されていない場合に、前記マイクロ
    コンピュータの通電を停止することを特徴とする燃焼装
    置。
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