JP3697116B2 - 紙幣入出金装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ATM(現金自動預け払い機)や両替機等に用いられ、複数の紙幣収納庫に対する紙幣の入出金処理を行うための紙幣入出金装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9には、従来の紙幣入出金装置の例が示されている。図9に示す紙幣入出金装置は、複数の紙幣収納庫(カートリッジ)c11〜c14を一列に整列配置してなる紙幣収納部201と、この紙幣収納部201の上方に設けられた入出金処理部202とを備えている。
【0003】
後者の入出金処理部202は、外部からの紙幣の投入と取り出しを行うための入出金口215、投入紙幣の識別を行う入金識別部218、および入金可能と識別された投入紙幣を一時保留する入金保留部219等を有している。また、入出金処理部202には、上記の各部215,218,219等の間で紙幣を選択的に搬送するための、分岐手段fを含む搬送路L1〜L10が設けられている。
【0004】
さらに、入出金処理部202には、上記紙幣収納庫c11〜c14に対する紙幣の収納および繰出しを行うための収納機構および繰出し機構が、各紙幣収納庫c11〜c14にそれぞれ対応して設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の紙幣入出金装置には、以下のような問題点がある。すなわち、各紙幣収納庫c11〜c14に対応して上記の収納機構および繰出し機構が重複して設けられているので、装置全体の構造が複雑になりコストが高くなってしまう。
【0006】
また、複数の紙幣収納庫c11〜c14全体に対応した搬送経路L3,L8,L9等を設ける必要があるので、紙幣の搬送経路L1〜L10が長く複雑なものとなってしまう。このため、搬送手段としてのベルト・プーリーおよび分岐手段f等の部材の増加で装置のコストが高くなるだけでなく、搬送路L1〜L10における紙幣の詰まりや分岐ミスといったトラブルの可能性が大きくなってしまう。
【0007】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、構造の簡素化とコストの低減、および紙幣の搬送経路の短縮と単純化を図ることのできるような紙幣入出金装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、水平方向に整列配置されると共に、それぞれ上面に形成された紙幣入出口と、集積紙幣を下方から支持して昇降するステージ部とを有した複数の紙幣収納庫と、これらの紙幣収納庫の上方に、前記紙幣収納庫の整列方向に沿って移動可能に設けられた入出金ユニットとを備え、前記入出金ユニットを必要な前記紙幣収納庫の上方位置へ移動させて、当該紙幣収納庫に対する紙幣の収納および繰出しを行うように構成されると共に、前記入出金ユニットは、外部からの紙幣の投入と取り出しを行うための入出金集積部と、この入出金集積部から、投入された紙幣を1枚ずつ繰り込む入金繰込み部と、この入金繰込み部で繰り込まれた紙幣の入金の可否を識別する入金識別部と、この入金識別部で入金可能と識別された紙幣を一時保留するための入金保留部と、出金時に、前記紙幣収納庫のステージ部の上昇により、当該収納庫の紙幣入出口を通じて集積紙幣が押し付けられる固定板と、入金時に、前記入金保留部から搬送されて前記紙幣収納庫のステージ部上に集積された集積紙幣を当該収納庫内へ収納するために、前記固定板を下方へ通過して当該収納庫内へ集積紙幣を押し込む押込み板が設けられた入金収納機構部と、出金時に、前記固定板に押し付けられた前記紙幣収納庫のステージ部上の集積紙幣を1枚ずつ繰り出す出金繰出し部と、当該入出金ユニットの各部間で紙幣を選択的に搬送するための搬送手段とを有する、ことを特徴とする紙幣入出金装置である。
【0009】
この第1の発明によれば、入出金ユニットは、入出金集積部、入金繰込み部、入金識別部、入金保留部、入金収納機構部、出金繰出し部および搬送手段を有しており、各紙幣収納庫に対応して入出金処理動作を行う機能を独立して有している。そして、このような入出金ユニットを必要な紙幣収納庫の位置へ移動させて、当該紙幣収納庫に対する紙幣の収納および繰出しを行うように構成されているので、各紙幣収納庫ごとに入出金処理動作に関連する独立した機構を設ける必要がなくなる。
【0010】
また、複数の紙幣収納庫の全体に対応した紙幣の搬送経路を設ける必要がないので、紙幣の搬送経路の短縮と単純化を図ることができる。さらに、紙幣収納庫の数の増減に対しても、入出金ユニットの移動だけで対応することができる。
【0011】
第2の発明は、第1の発明において、記入出金ユニットは、前記出金繰出し部において正常に繰り出されなかった紙幣を収納する出金リジェクト紙幣収納部を更に有するものである。
【0012】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記入出金ユニットにおいて、前記入出金集積部は、紙幣を短手方向に投入および取り出し可能に構成され、前記搬送手段は、紙幣を長手方向に搬送するように構成されているものである。
【0013】
この第3の発明によれば、第1又は第2の発明において、紙幣を短手方向に投入および取り出しすることで、当該投入・取り出しが容易になると共に、紙幣を長手方向に搬送することで、次のような利点が生ずる。
【0014】
まず、搬送手段の構成部品を削減することが可能となる。例えば、搬送手段が搬送ベルトで紙幣の搬送を行うように構成されている場合においては、紙幣の短手方向の搬送では通常、紙幣の幅方向に2ヶ所の搬送ベルトが必要となるが、長手方向の搬送では1ヶ所の搬送ベルトで済ますことができる。
【0015】
また、識別部においては、搬送される紙幣の識別データを長手方向で取ることで、短手方向で取る場合に比べてより多くの識別データを得ることができる。従って、紙幣の短手方向に搬送する場合に比べて識別部に要求される能力を低くできるので、より低いコストで識別部を構成することができる。
【0016】
第4の発明は、第3の発明において、前記入出金集積部は、紙幣を短手方向で略垂直に投入可能に、かつ投入された紙幣が略水平となるように回動可能に構成され、前記入金繰込み部は、前記入出金集積部で略水平にされた紙幣を長手方向に繰り込むように構成されているものである。
【0017】
第5の発明は、第3又は第4の発明において、前記入出金集積部は、前記出金繰出し部から前記搬送手段によって長手方向に搬送された紙幣を略水平に受け入れると共に、当該紙幣が短手方向で略垂直となるように回動可能に、かつ当該紙幣を短手方向で略垂直に取り出し可能に構成されているものである。
【0018】
第6の発明は、第1乃至第5の発明のいずれかにおいて、前記入出金ユニットにおいて、入金される紙幣を前記入金保留部に保留したままの状態で、出金される紙幣を前記出金繰出し部で繰り出して前記入出金集積部まで前記搬送手段で搬送する出金処理動作を行うように構成されているものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。図1乃至図7は本発明による紙幣入出金装置の実施の形態を示す図である。以下、本実施形態の全体構成、各部の具体的構成、入出金処理動作、作用効果および変形例について順次説明する。
【0020】
[全体構成]
〈紙幣入出金装置を用いた貨幣処理装置〉
まず図4には、本実施形態の紙幣入出金装置Cを、両替機等の貨幣処理装置に用いた場合の例が示されている。
【0021】
図4に示す貨幣処理装置は、筐体Aの上部前面に設けられた第1操作面B1と、この第1操作面B1の前方において筐体Aの下部上面に設けられた第2操作面B2とを備えている。また、筐体A内には、紙幣入出金装置Cの他に、例えば、ばら硬貨処理装置Dや包装硬貨処理装置Eが設けられている。
【0022】
上記第1操作面B1には、例えばタッチパネル式の表示・操作部b1と、上記ばら硬貨処理装置Dに対応したばら硬貨取出し口b2とが設けられている。また、上記第2操作面B2には、紙幣入出金装置Cに対応した紙幣入出金口b3と、上記包装硬貨処理装置Eに対応した包装硬貨取出し口b4とが設けられている。また、筐体Aの下部前面には、紙幣入出金装置Cに対応した異物取出し口aが設けられている。
【0023】
なお、上記のばら硬貨取出し口b2、紙幣入出金口b3および包装硬貨取出し口b4には、それぞれ開閉シャッターが設けられている。また、上記異物取出し口aには揺動扉が設けられている。
【0024】
〈紙幣入出金装置〉
次に、図1及び図2により、本実施形態の紙幣入出金装置Cの全体構成について説明する。
【0025】
図1及び図2に示すように、紙幣入出金装置Cは、複数の紙幣収納庫(カセット)c1〜c5を収納する紙幣収納部C1と、入出金ユニットC2とを備えている。前者の紙幣収納部C1は上面が開口しており、この紙幣収納部C1内において、紙幣収納庫c1〜c5が水平方向(上記貨幣処理装置の前後方向)に一列に整列配置されている。また、各紙幣収納庫c1〜c5の上面には、それぞれ紙幣入出口101が形成されている。
【0026】
これらの紙幣収納庫c1〜c5は、例えば、金種混合入金用の第1紙幣収納庫c1、千円札出金用の第2紙幣収納庫c2、5千円札出金用の第3紙幣収納庫c3、新券千円札出金用の第4紙幣収納庫c4および新券万円札出金用の第5紙幣収納庫c5のように分けられている。また、各紙幣収納庫c1〜c5は、紙幣収納部C1に対して着脱自在に取り付けられている。
【0027】
また、入出金ユニットC2は、紙幣収納庫c1〜c5の直上(紙幣入出口101側)において、紙幣収納庫c1〜c5の整列方向に沿って(すなわち貨幣処理装置の前後方向に)移動可能に設けられている。この入出金ユニットC2は、後述するように、筐体110内にそれぞれ収納された、入出金集積部1、入金繰込み部2、入金識別部3、入金保留部4、入金収納機構部5、出金繰出し部6および搬送手段7a〜7p等を有している。
【0028】
そして、この紙幣入出金装置Cは、入出金ユニットC2を必要な紙幣収納庫c1〜c5の位置へ移動させて、当該紙幣収納庫c1〜c5に対する紙幣Pの収納および繰出しを行うように構成されている。
【0029】
[各部の具体的構成]
次に、上記の(1)入出金ユニットと(2)紙幣収納部および各紙幣収納庫の具体的構成について順次説明する。
【0030】
(1)入出金ユニット
まず、図1乃至図3を参照して、上記入出金ユニットC2の具体的構成について説明する。
【0031】
(1−1)筐 体
図1乃至図3に示すように、入出金ユニットC2は、上部開口110aおよび下部開口110bが形成された筐体110を有している。この筐体110は、図2に示すように、上方に開く開閉蓋110cを後面側に有している。また、筐体110の底部には、図3に示すような移動用ローラ112が、左右にそれぞれ設けられている。
【0032】
さらに、図2および図3に示すように、筐体110の一側壁には、下方へ延びるL字形の駆動板114が取り付けられている。この駆動板114は、その先端面が、後述する紙幣収納部C1側のタイミングベルト122に係合するようになっている。
【0033】
(1−2)入出金集積部
図1乃至図3に示すように、筐体110の上部開口110aに対応して、上記入出金集積部(ホッパ)1が設けられている。この入出金集積部1は、(図1および図4に示す上記紙幣入出金口b3を介して)外部からの紙幣Pの投入と取り出しを行うためのものである。この入出金集積部1は、図1乃至図3に示すように、上部開口10aが形成された筐体10を有している。
【0034】
そして入出金集積部1は、図1に実線で示すように筐体10の上部開口10aが上方を向く「直立位置」と、同じく2点鎖線で示すように後方を向く「水平位置」との間で、支軸1c回りに90度回動可能に構成されている。
【0035】
この場合、入出金集積部1の回動に伴って、当該集積部1内の紙幣Pは、その短手方向が略垂直の状態(直立位置)と略水平の状態(水平位置)との間で回動するようになっている。なお、図2には直立位置にある入出金集積部1が示され、図3には水平位置にある入出金集積部1が示されている。そして、入出金集積部1は、その直立位置において、複数枚の紙幣Pを短手方向で略垂直に投入および取り出し可能に構成されている。
【0036】
次に、図3に示すように、入出金集積部1は可動仕切部12を有している。この可動仕切部12は筐体10内を、入金紙幣を投入するための入金紙幣集積部1aと、出金紙幣を取り出すための出金紙幣集積部1bとに仕切っている。
【0037】
また、可動仕切部12は、入金紙幣集積部1a側に面した入金紙幣押圧板13と、出金紙幣集積部1b側に面した出金紙幣押圧板14とを有している。
【0038】
このうち入金紙幣押圧板13は、図3に示す水平位置において上下方向に(直立位置においては前後方向に)移動可能に設けられている。また、入金紙幣押圧板13と出金紙幣押圧板14との間には、パンタグラフ15が介設されている。そして、出金紙幣押圧板14は、パンタグラフ15を介して、入金紙幣押圧板13から離間する方向にばね付勢されている。
【0039】
さらに、筐体10の出金紙幣集積部1b側には、集積検知板16が揺動自在に取り付けられると共に、この集積検知板16に対応した集積検知センサ18が設けられている。そして、集積検知板16の揺動によって、集積検知センサ18が出金紙幣集積部1bへの一定量以上の紙幣Pの集積を検知すると、それに応じて上記可動仕切部12が入金紙幣集積部1a側に移動するように構成されている。
【0040】
なお、筐体10の入金紙幣集積部1a側には、図3の右方に開口した入金紙幣繰込み口10bが形成され、出金紙幣集積部1b側には、図3の左方に開口した出金紙幣受入れ口10cが形成されている。
【0041】
(1−3)入金繰込み部
図3において、水平状態の入出金集積部1の右方に、所定のベルトおよびプーリで構成された上記入金繰込み部2が設けられている。この入金繰込み部2は、入出金集積部1から、投入された紙幣Pを1枚ずつ繰り込むためのものである。この場合、入金繰込み部2は、(水平位置にある)入出金集積部1の入金紙幣繰込み口10bから、入金紙幣集積部1a内の紙幣Pを長手方向で略水平に繰り込むように構成されている。
【0042】
(1−4)入金識別部
図3において、入金繰込み部2の右下方に、上記入金識別部3が設けられている。この入金識別部3は、入金繰込み部2で繰り込まれた紙幣Pの入金の可否を識別するためのものであり、例えば磁気ヘッドやフォトセンサ、厚み検知センサ等の各種識別手段(図示せず)を有している。
【0043】
(1−5)入金保留部
図3において、入金識別部3の左下方に、上記入金保留部4が設けられている。この入金保留部4は、入金識別部3で入金可能と識別された紙幣Pを一時保留すべく、当該紙幣Pを集積状態で収納するためのものである。図3に示すように、入金保留部4は、左方および後方(図3の手前側)に開口した筐体40と、この筐体40内に設けられたステージ部42とを有している。
【0044】
このステージ部42は、筐体40内に集積状態で収納される紙幣Pを下方から支持するためのステージ板43を有している。このステージ板43には、複数の自由回転ローラ46が設けられている。また、ステージ板43の下側には、当該ステージ板43を昇降させるための駆動パンタグラフ45が設けられている。
【0045】
(1−6)入金収納機構部
図3において、入金保留部4の下方に、上記入金収納機構部5が設けられている。この入金収納機構部5は、入金保留部4に保留されていた紙幣Pを対応する紙幣収納庫c1〜c5内へ収納するためのものである。この場合、入金収納機構部5は、後述する各紙幣収納庫c1〜c5のステージ部102に追従して降下する押込み板50を有している。
【0046】
すなわち、入金保留部4から(入金用の)第1紙幣収納庫c1のステージ部102上に搬送されて集積した紙幣Pが、(当該ステージ部102の降下と共に)押込み板50によって当該紙幣収納庫c1内に押し込まれて行くようになっている。
【0047】
(1−7)出金繰出し部
図3において、入金収納機構部5の右方に、所定のベルトおよびプーリで構成された上記出金繰出し部6が設けられている。この出金繰出し部6は、該当する(出金用の)紙幣収納庫c2〜c5内から紙幣Pを1枚ずつ繰り出すためのものである。
【0048】
ここで、入金保留部4の下方に水平な固定板Fが設けられている(この固定板Fには、上記押込み板5を通過させる開口(図示せず)が形成されている)。
【0049】
この場合、出金繰出し部6は、各紙幣収納庫c2〜c5内の集積紙幣Pが上記ステージ部102の上昇で固定板Fに押し付けられた状態において、最上位の紙幣Pを長手方向に繰り出すように構成されている。
【0050】
(1−8)出金リジェクト紙幣収納部
図3において、入出金集積部1と入金保留部4との間に、出金リジェクト紙幣収納部8が設けられている。この出金リジェクト紙幣収納部8は、出金繰出し部6において正常に繰り出されなかった紙幣P(出金リジェクト紙幣)を収納するためのものである。図3に示すように、出金リジェクト紙幣収納部8は、左方に一部開口した筐体80と、この筐体80内に設けられたステージ部82とを有している。
【0051】
このステージ部82は、筐体80内に集積状態で収納される紙幣Pを下方から支持するためのステージ板83を有している。このステージ板83の下側には、当該ステージ板83を昇降させるための駆動パンタグラフ85が設けられている。
【0052】
また、筐体80の上部に集積検知板86が揺動自在に取り付けられると共に、この集積検知板86の先端に対応した集積検知センサ88が設けられている。そして、集積検知板86の揺動によって、集積検知センサ88が上記ステージ板83上への一定量以上の紙幣Pの集積を検知すると、それに応じて当該ステージ板83が降下するように構成されている。
【0053】
なお、出金繰出し部6から出金リジェクト紙幣収納部8までの(下記搬送路7bの)途中には、出金繰出し部6から繰り出された紙幣Pの出金の可否を識別するため出金識別部9が設けられている。
【0054】
(1−9)搬送手段
図3において、当該入出金ユニットC2の各部間で紙幣Pを選択的に搬送するための搬送手段7a〜7pが設けられている。この搬送手段7a〜7pは、所定のベルトおよびプーリからなる搬送路7a〜7g、固定分岐片7h、可動分岐片7i〜7kおよびゴム羽根車7m〜7pによって構成されている。この場合、搬送手段7a〜7pは、紙幣Pを長手方向に搬送するようになっている。
【0055】
(1−9−1)搬送路
まず、各搬送路7a〜7gは、入出金ユニットC2の各部間を、それぞれ以下のように連絡している。まず第1の搬送路7aは、入金繰込み部2から入金識別部3を経て固定分岐片7hの上側までを連絡している。第2の搬送路7bは、固定分岐片7hの所から出金識別部9を経て可動分岐片7iの所までを連絡している。この第2の搬送路7bは、可動分岐片7iの所で第3の搬送路7cと第6の搬送路7fとに分岐している。
【0056】
このうち第3の搬送路7cは、可動分岐片7iの下側から可動分岐片7jの上側を経て入金保留部4までを連絡している。第4の搬送路7dは、入金保留部4から可動分岐片7jの下側を経て入金収納機構部5までを連絡している。第5の搬送路7eは、出金繰出し部6から固定分岐片7hの下側までを連絡している。この第5の搬送路7eは、固定分岐片7hの所(合流部)で上記第1の搬送路7aと合流する形で、第2の搬送路7bに繋がっている。
【0057】
可動分岐片7iの所で第3の搬送路7cと分岐した上記第6の搬送路7fは、当該可動分岐片7iの上側から可動分岐片7kを通過して、(水平位置にある)入出金集積部1の出金紙幣受入れ口10cまでを連絡している。そして、第7の搬送路7gは、可動分岐片7kの所で第6の搬送路7fから分岐して、出金リジェクト紙幣収納部8に連絡している。
【0058】
(1−9−2)可動分岐片
次に、各可動分岐片7i〜7kは、それぞれ次のように構成されている。まず、可動分岐片7iは、搬送路7f,7c,7b側にそれぞれ設けられた第1、第2、第3分岐片部71,72,73を有している。
【0059】
このうち第1、第2分岐片部71,72は、共に図3の反時計回り方向にばね付勢されている。これは、入金保留部4内の紙幣Pが搬送路7fを通って入出金集積部1の出金紙幣集積部1bへ返却される場合を考慮したものである。すなわち、そのような紙幣Pの通過時には、第1分岐片部71が、ばね付勢力に抗して図3の時計回り方向に回動するようになっている。また、搬送路7bから搬送路7cへ向かう紙幣Pの通過時には、第2分岐片部72が、ばね付勢力に抗して図3の時計回り方向に回動するようになっている。
【0060】
また、第3分岐片部73は、図3における(通常の太さの線で示した)太線位置と細線位置との間で回転駆動されるようになっている。この場合、第3分岐片73は、搬送路7bから搬送路7c(下方)へ向かうべき紙幣Pに対しては図3の太線位置を取り、搬送路7bから搬送路7f(上方)へ向かうべき紙幣Pに対しては図3の細線位置を取るようになされている。
【0061】
次に、可動分岐片7jも、図3における太線位置と細線位置との間で回転駆動されるようになっている。この場合、可動分岐片7jは、搬送路7cから入金保留部4に入る紙幣Pに対しては図3の太線位置を取り、入金保留部4から搬送路7cへ繰り出される紙幣Pに対しては図3の細線位置を取るようになされている。
【0062】
また、可動分岐片7kも、図3における太線位置と細線位置との間で回転駆動されるようになっている。この場合、可動分岐片7kは、搬送路7fをそのまま通過すべき紙幣Pに対しては図3の太線位置を取り、搬送路7fから搬送路7gへ逸れて出金リジェクト紙幣収納部8へ向かうべき紙幣Pに対しては図3の細線位置を取るようになされている。
【0063】
(1−9−3)ゴム羽根車
次に、各ゴム羽根車7m〜7pは、放射状に植設された複数のゴム羽根を有すると共に、図3の時計回り方向に回転駆動されるようになっている。これらのゴム羽根車7m,7n,7o,7pは、それぞれ入金保留部4、入金収納機構部5、出金リジェクト紙幣収納部8および入出金集積部1(出金紙幣集積部1b)の内部に紙幣Pを叩き落として確実に集積させるためのものである。
【0064】
(1−10)その他
図1において、直立位置にある入出金集積部1の下方に、異物排出シュート116が設けられている。この異物排出シュート116は、入出金集積部1内に混入した紙幣P以外の異物(硬貨等)を排出するためのものである。なお、このような異物は、入出金集積部1の筐体10に設けられた下部開口10dから異物排出シュート116に落下するようになっている。
【0065】
この異物排出シュート116の下端部118は、貨幣処理装置における異物取出し口a(図4)に対応して、入出金ユニット2Cの筐体110前面から突出している。この突出部分118には、異物取出し口aの揺動扉とは別に、独立した揺動扉118aが設けられている。
【0066】
(2)紙幣収納部および各紙幣収納庫
次に、図1乃至図3を参照して、上記の紙幣収納部C1および各紙幣収納庫c1〜c5の具体的構成について説明する。
【0067】
まず、紙幣収納部C1は、図2および図3に示すように、上記入出金ユニットC2のローラ112(図3)を受ける左右一対のレール部120を上部に有している。また、紙幣収納部C1は、一側のレール部120に沿って設けられたタイミングベルト122と、このタイミングベルト122を駆動するための前後一対のプーリ124,126とを有している。なお、図1および図2に示すように、紙幣収納部C1の前方には、タイミングベルト駆動装置等を収納した駆動部128が設けられている。
【0068】
次に、図1に示すように、各紙幣収納庫c1〜c5は、(上述したように各々金種毎に割り当てられた)紙幣Pを水平集積状態で、例えば最大2000枚収納できるように構成されている。また、図3に示すように、各紙幣収納庫c1〜c5は、収納庫本体100と、この収納庫本体100内に昇降自在に設けられたステージ部102(図1参照)とを有している。
【0069】
後者のステージ部102は、収納する集積状態の紙幣Pを下方から支持するためのステージ板103と、このステージ板103を支持して昇降するステージ支持台104とを有している。また、ステージ板103とステージ支持台104との間には、パンタグラフ105が介設されている。そして、ステージ板103は、ステージ支持台104に対して、パンタグラフ105を介して上方にばね付勢されている。
【0070】
なお、各紙幣収納庫c1〜c5の紙幣入出口101(図2参照)部分には、蛇腹式のシャッター(図示せず)が設けられ、各紙幣収納庫c1〜c5を紙幣収納部C1から取り外した場合に紙幣入出口101を閉じることができるようになっている。
【0071】
[入出金処理動作]
次に、図5乃至図7を参照して、本実施形態の紙幣入出金装置における入出金処理動作について説明する。
【0072】
(1)入金処理その1(紙幣の投入〜一時保留)
まず、図5(a)において、直立位置にある入出金集積部1の入金紙幣集積部1aに対して入金紙幣Pの投入が行われる。この時、入出金ユニットC2は、図1に実線で示す「最前位置」(第1紙幣収納庫c1に対応した位置)にある。
【0073】
次に、図5(b)において、まず入出金集積部1が水平位置に回動される。そして、入出金集積部1における入金紙幣集積部1a内の紙幣Pが、入金繰込み部2によって1枚ずつ長手方向に繰り込まれて行く。繰り込まれた紙幣Pは、搬送路7aおよび7bを搬送されて行く。この間、入金識別部3によって各紙幣Pの入金の可否が識別される。
【0074】
入金識別部3で入金可能と識別された紙幣Pは、搬送路7bから搬送路7cを通って入金保留部4に収納される。一方、入金識別部3で入金不可と識別された紙幣Pは、図5(b)に破線で示すように、搬送路7bから搬送路7fを通って、入出金集積部1における出金紙幣集積部1b内に返却される。
【0075】
(2)出金処理(紙幣の繰り出し〜取り出し)
次に、図6(a)において、入金される紙幣Pを入金保留部4に保留したままの状態で、出金処理動作が行われる。具体的には、まず入出金ユニットC2が、上記「最前位置」から、出金すべき紙幣Pを収納した紙幣収納庫c2〜c5の位置まで移動される(図1参照)。
【0076】
そして、当該紙幣収納庫c2〜c5内の紙幣Pが、出金繰出し部6で1枚ずつ長手方向に繰り出される。この場合、当該紙幣収納庫c2〜c5内の紙幣Pは、上述したようにステージ部102によって上昇させられている。出金繰出し部6で繰り出された紙幣Pは、搬送路7eおよび搬送路7bから搬送路7fを通って入出金集積部1まで搬送され、当該入出金集積部1の出金紙幣集積部1b内に略水平に受け入れられる。
【0077】
この場合、上記出金識別部9によって、出金繰出し部6において正常に繰り出された紙幣Pであるか否かの識別がなされる。そして、出金繰出し部6において正常に繰り出されなかった紙幣P(出金リジェクト紙幣)は、図6(a)に破線で示すように、搬送路7fの途中から搬送路7gを通って出金リジェクト紙幣収納部8に収納される。
【0078】
出金すべき全ての紙幣Pが、入出金集積部1における出金紙幣集積部1b内に集積されると、入出金ユニットC2が上記「最前位置」に戻される。そして、図6(b)に示すように、水平位置にあった入出金集積部1が直立位置に回動され、出金紙幣Pの取出しが行われる。
【0079】
(3)入金処理その2(一時保留紙幣の収納)
次に、図7(a)に示すように、入金保留部4に一時保留されていた全ての入金紙幣Pが、搬送路7dを通って入金収納機構部5まで一度に搬送される。この場合、入出金ユニットC2に対応した(入金用の)第1紙幣収納庫c1のステージ部102が、適当な高さまで紙幣Pを迎えに来ている。
【0080】
そして、図7(b)に示すように、第1紙幣収納庫c1のステージ部102の降下により、入金紙幣Pが当該紙幣収納庫c1内に収納され、次の入出金処理に対する待機状態に戻る。
【0081】
[作用効果]
次に、本実施形態の紙幣入出金装置の作用効果について説明する。
【0082】
本実施形態によれば、入出金ユニットC2は、入出金集積部1、入金繰込み部2、入金識別部3、入金保留部4、入金収納機構部5、出金繰出し部6および搬送手段7a〜7p等を有しており、各紙幣収納庫c1〜c5に対応して入出金処理動作を行う機能を独立して有している。
【0083】
そして、このような入出金ユニットC2を必要な紙幣収納庫c1〜c5の位置へ移動させて、当該紙幣収納庫c1〜c5に対する紙幣Pの収納および繰出しを行うように構成されているので、各紙幣収納庫c1〜c5ごとに入出金処理動作に関連する独立した機構を設ける必要がなくなる。このため、構造の簡素化とコストの低減を図ることができる。
【0084】
また、複数の紙幣収納庫c1〜c5全体に対応した紙幣Pの搬送経路を設ける必要がないので、紙幣Pの搬送経路の短縮と単純化を図ることができる。このため、搬送路7a〜7gにおける紙幣Pの詰まりや分岐ミスといったトラブルの可能性を小さくすることができる。さらに、紙幣収納庫c1〜c5の数の増減に対しても、入出金ユニットC2の移動だけで対応することができる。
【0085】
次に、入出金集積部1において紙幣Pを短手方向に投入および取り出しすることで、当該投入・取り出しを容易にすると共に、搬送手段7a〜7p(搬送路7a〜7g)において紙幣Pを長手方向に搬送することで、次のような利点が生ずる。
【0086】
まず、搬送手段7a〜7pの構成部品を削減することが可能となる。例えば、搬送手段7a〜7pが搬送ベルトで紙幣Pの搬送を行うように構成されている場合においては、紙幣Pの短手方向の搬送では通常、紙幣Pの幅方向に2ヶ所の搬送ベルトが必要となるが、長手方向の搬送では1ヶ所の搬送ベルトで済ますことができる。
【0087】
また、識別部3においては、搬送される紙幣Pの識別データを長手方向で取ることで、短手方向で取る場合に比べてより多くの識別データを得ることができる。従って、紙幣Pの短手方向に搬送する場合に比べて識別部3に要求される能力を低くできるので、より低いコストで識別部3を構成することができる。
【0088】
[変形例]
次に、図8により、本実施形態の変形例について説明する。図8に示す紙幣入出金装置C’は、複数の紙幣収納庫c1’〜c4’を垂直方向に配列した点で上記紙幣入出金装置Cと異なり、その他の構成は、図1乃至図7に示す上記の実施形態と略同様である。
【0089】
すなわち、図8に示す紙幣入出金装置C’においては、紙幣収納庫c1’〜c4’は、前面が開口した紙幣収納部C1’内に垂直方向(上下方向)に一列に整列配置されると共に、それぞれ前面に紙幣入出口101’を有している。また、入出金ユニットC2’は、紙幣収納庫c1’〜c4’の直前(紙幣入出口101’側)において、紙幣収納庫c1’〜c4’の整列方向に沿って(すなわち上下方向に)移動可能に設けられている。
【0090】
なお、この入出金ユニットC2’においては、図8に示すように、入出金集積部1’で紙幣Pを短手方向で略垂直に投入および取り出しすると共に、紙幣Pを短手方向で略垂直のまま長手方向に搬送することができる。このため、上記実施形態の入出金ユニットC2のように、回動式の入出金集積部1を用いる必要がない。
【0091】
【発明の効果】
本発明によれば、各紙幣収納庫ごとに入出金処理動作に関連する独立した機構を設ける必要がなくなる。このため、装置の構造の簡素化とコストの低減を図ることができる。また、複数の紙幣収納庫の全体に対応した紙幣の搬送経路を設ける必要がないので、紙幣の搬送経路の短縮と単純化を図ることができる。このため、搬送路における紙幣の詰まりや分岐ミスといったトラブルの可能性を小さくすることができる。さらに、紙幣収納庫の数の増減に対しても、入出金ユニットの移動だけで対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紙幣入出金装置の一実施形態を模式的に示す縦断面図。
【図2】図1に示す紙幣入出金装置の斜視図。
【図3】図1に示す紙幣入出金装置のIII-III線断面を詳細に示す図。
【図4】図1に示す紙幣入出金装置を内蔵した貨幣処理装置を示す斜視図。
【図5】図1に示す紙幣入出金装置の入金処理動作のうち、(a)は紙幣の投入動作を、(b)は紙幣の一時保留動作を、それぞれ図3に対応して示す模式図。
【図6】図1に示す紙幣入出金装置の出金処理動作のうち、(a)は紙幣の繰出し〜搬送動作を、(b)は紙幣の取出し動作を、それぞれ図3に対応して示す模式図。
【図7】図1に示す紙幣入出金装置の入金処理動作のうち、(a)は一時保留紙幣の収納動作を、(b)は収納終了状態を、それぞれ図3に対応して示す模式図。
【図8】図1に示す紙幣入出金装置の変形例を模式的に示す斜視図。
【図9】従来の紙幣入出金装置を模式的に示す縦断面図。
【符号の説明】
C 紙幣入出金装置
C1 紙幣収納部
c1〜c5 紙幣収納庫
101 紙幣入出口
102 ステージ部
C2 入出金ユニット
1 入出金集積部
2 入金繰込み部
3 入金識別部
4 入金保留部
5 入金収納機構部
6 出金繰出し部
7a〜7p 搬送手段
7a〜7g 搬送路
7h〜7k 分岐片
7m〜7p ゴム羽根車
8 出金リジェクト紙幣収納部
9 出金識別部
P 紙幣
C’ 紙幣入出金装置(変形例)
C1’ 紙幣収納部
c1’〜c4’ 紙幣収納庫
101’ 紙幣入出口
C2’ 入出金ユニット
1’ 入出金集積部

Claims (6)

  1. 水平方向に整列配置されると共に、それぞれ上面に形成された紙幣入出口と、集積紙幣を下方から支持して昇降するステージ部とを有した複数の紙幣収納庫と、
    これらの紙幣収納庫の上方に、前記紙幣収納庫の整列方向に沿って移動可能に設けられた入出金ユニットと
    を備え、前記入出金ユニットを必要な前記紙幣収納庫の上方位置へ移動させて、当該紙幣収納庫に対する紙幣の収納および繰出しを行うように構成されると共に、
    前記入出金ユニットは、
    外部からの紙幣の投入と取り出しを行うための入出金集積部と、
    この入出金集積部から、投入された紙幣を1枚ずつ繰り込む入金繰込み部と、
    この入金繰込み部で繰り込まれた紙幣の入金の可否を識別する入金識別部と、
    この入金識別部で入金可能と識別された紙幣を一時保留するための入金保留部と、
    出金時に、前記紙幣収納庫のステージ部の上昇により、当該収納庫の紙幣入出口を通じて集積紙幣が押し付けられる固定板と、
    入金時に、前記入金保留部から搬送されて前記紙幣収納庫のステージ部上に集積された集積紙幣を当該収納庫内へ収納するために、前記固定板を下方へ通過して当該収納庫内へ集積紙幣を押し込む押込み板が設けられた入金収納機構部と、
    出金時に、前記固定板に押し付けられた前記紙幣収納庫のステージ部上の集積紙幣を1枚ずつ繰り出す出金繰出し部と、
    当該入出金ユニットの各部間で紙幣を選択的に搬送するための搬送手段と
    を有する、ことを特徴とする紙幣入出金装置。
  2. 前記入出金ユニットは、前記出金繰出し部において正常に繰り出されなかった紙幣を収納する出金リジェクト紙幣収納部を更に有する、ことを特徴とする請求項1記載の紙幣入出金装置。
  3. 前記入出金ユニットにおいて、
    前記入出金集積部は、紙幣を短手方向に投入および取り出し可能に構成され、
    前記搬送手段は、紙幣を長手方向に搬送するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の紙幣入出金装置。
  4. 前記入出金集積部は、紙幣を短手方向で略垂直に投入可能に、かつ投入された紙幣が略水平となるように回動可能に構成され、
    前記入金繰込み部は、前記入出金集積部で略水平にされた紙幣を長手方向に繰り込むように構成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の紙幣入出金装置。
  5. 前記入出金集積部は、前記出金繰出し部から前記搬送手段によって長手方向に搬送された紙幣を略水平に受け入れると共に、当該紙幣が短手方向で略垂直となるように回動可能に、かつ当該紙幣を短手方向で略垂直に取り出し可能に構成されている、ことを特徴とする請求項3又は4記載の紙幣入出金装置。
  6. 前記入出金ユニットにおいて、入金される紙幣を前記入金保留部に保留したままの状態で、出金される紙幣を前記出金繰出し部で繰り出して前記入出金集積部まで前記搬送手段で搬送する出金処理動作を行うように構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の紙幣入出金装置。
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