JP2001076206A - 紙幣入出金装置 - Google Patents

紙幣入出金装置

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JP2001076206A JP24735899A JP24735899A JP2001076206A JP 2001076206 A JP2001076206 A JP 2001076206A JP 24735899 A JP24735899 A JP 24735899A JP 24735899 A JP24735899 A JP 24735899A JP 2001076206 A JP2001076206 A JP 2001076206A
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田 安 志 横
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の簡素化とコストの低減、および紙幣の
搬送経路の短縮と単純化を図る。 【解決手段】 複数の紙幣収納庫c1〜c5を収納した
紙幣収納部C1と、入出金ユニットC2とを備えてい
る。紙幣収納庫c1〜c5は、一列に整列配置されると
共に、それぞれ上面に紙幣入出口110を有している。
入出金ユニットC2は、紙幣収納庫c1〜c5の直上に
おいて、それらの整列方向に沿って移動可能に設けられ
ている。この入出金ユニットC2は、筐体110内にそ
れぞれ収納された、入出金集積部1、入金繰込み部2、
入金識別部3、入金保留部4、入金収納機構部5、出金
繰出し部6および搬送手段7a〜7p等を有している。
そして、紙幣入出金装置は、入出金ユニットC2を必要
な紙幣収納庫c1〜c5の位置へ移動させて、当該紙幣
収納庫c1〜c5に対する紙幣Pの収納および繰出しを
行うように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(現金自動
預け払い機)や両替機等に用いられ、複数の紙幣収納庫
に対する紙幣の入出金処理を行うための紙幣入出金装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図9には、従来の紙幣入出金装置の例が
示されている。図9に示す紙幣入出金装置は、複数の紙
幣収納庫(カートリッジ)c11〜c14を一列に整列
配置してなる紙幣収納部201と、この紙幣収納部20
1の上方に設けられた入出金処理部202とを備えてい
る。
【0003】後者の入出金処理部202は、外部からの
紙幣の投入と取り出しを行うための入出金口215、投
入紙幣の識別を行う入金識別部218、および入金可能
と識別された投入紙幣を一時保留する入金保留部219
等を有している。また、入出金処理部202には、上記
の各部215,218,219等の間で紙幣を選択的に
搬送するための、分岐手段fを含む搬送路L1〜L10が
設けられている。
【0004】さらに、入出金処理部202には、上記紙
幣収納庫c11〜c14に対する紙幣の収納および繰出
しを行うための収納機構および繰出し機構が、各紙幣収
納庫c11〜c14にそれぞれ対応して設けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
紙幣入出金装置には、以下のような問題点がある。すな
わち、各紙幣収納庫c11〜c14に対応して上記の収
納機構および繰出し機構が重複して設けられているの
で、装置全体の構造が複雑になりコストが高くなってし
まう。
【0006】また、複数の紙幣収納庫c11〜c14全
体に対応した搬送経路L3,L8,L9等を設ける必要が
あるので、紙幣の搬送経路L1〜L10が長く複雑なもの
となってしまう。このため、搬送手段としてのベルト・
プーリーおよび分岐手段f等の部材の増加で装置のコス
トが高くなるだけでなく、搬送路L1〜L10における紙
幣の詰まりや分岐ミスといったトラブルの可能性が大き
くなってしまう。
【0007】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、構造の簡素化とコストの低減、および紙
幣の搬送経路の短縮と単純化を図ることのできるような
紙幣入出金装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、整列配置
されると共に、それぞれ一面に紙幣入出口を有した複数
の紙幣収納庫と、これらの紙幣収納庫の前記紙幣入出口
側において、前記紙幣収納庫の整列方向に沿って移動可
能に設けられた入出金ユニットとを備え、前記入出金ユ
ニットを必要な前記紙幣収納庫の位置へ移動させて、当
該紙幣収納庫に対する紙幣の収納および繰出しを行うよ
うに構成されると共に、前記入出金ユニットは、外部か
らの紙幣の投入と取り出しを行うための入出金集積部
と、この入出金集積部から、投入された紙幣を1枚ずつ
繰り込む入金繰込み部と、この入金繰込み部で繰り込ま
れた紙幣の入金の可否を識別する入金識別部と、この入
金識別部で入金可能と識別された紙幣を一時保留するた
めの入金保留部と、この入金保留部に保留されていた紙
幣を、対応する前記紙幣収納庫内へ収納する入金収納機
構部と、前記紙幣収納庫内から紙幣を1枚ずつ繰り出す
出金繰出し部と、当該入出金ユニットの各部間で紙幣を
選択的に搬送するための搬送手段とを有する、ことを特
徴とする紙幣入出金装置である。
【0009】この第1の手段によれば、入出金ユニット
は、入出金集積部、入金繰込み部、入金識別部、入金保
留部、入金収納機構部、出金繰出し部および搬送手段を
有しており、各紙幣収納庫に対応して入出金処理動作を
行う機能を独立して有している。そして、このような入
出金ユニットを必要な紙幣収納庫の位置へ移動させて、
当該紙幣収納庫に対する紙幣の収納および繰出しを行う
ように構成されているので、各紙幣収納庫ごとに入出金
処理動作に関連する独立した機構を設ける必要がなくな
る。
【0010】また、複数の紙幣収納庫の全体に対応した
紙幣の搬送経路を設ける必要がないので、紙幣の搬送経
路の短縮と単純化を図ることができる。さらに、紙幣収
納庫の数の増減に対しても、入出金ユニットの移動だけ
で対応することができる。
【0011】第2の手段は、第1の手段において、記入
出金ユニットは、前記出金繰出し部において正常に繰り
出されなかった紙幣を収納する出金リジェクト紙幣収納
部を更に有するものである。
【0012】第3の手段は、第1又は第2の手段におい
て、前記入出金ユニットにおいて、前記入出金集積部
は、紙幣を短手方向に投入および取り出し可能に構成さ
れ、前記搬送手段は、紙幣を長手方向に搬送するように
構成されているものである。
【0013】この第3の手段によれば、第1又は第2の
手段において、紙幣を短手方向に投入および取り出しす
ることで、当該投入・取り出しが容易になると共に、紙
幣を長手方向に搬送することで、次のような利点が生ず
る。
【0014】まず、搬送手段の構成部品を削減すること
が可能となる。例えば、搬送手段が搬送ベルトで紙幣の
搬送を行うように構成されている場合においては、紙幣
の短手方向の搬送では通常、紙幣の幅方向に2ヶ所の搬
送ベルトが必要となるが、長手方向の搬送では1ヶ所の
搬送ベルトで済ますことができる。
【0015】また、識別部においては、搬送される紙幣
の識別データを長手方向で取ることで、短手方向で取る
場合に比べてより多くの識別データを得ることができ
る。従って、紙幣の短手方向に搬送する場合に比べて識
別部に要求される能力を低くできるので、より低いコス
トで識別部を構成することができる。
【0016】第4の手段は、第3の手段において、前記
入出金集積部は、紙幣を短手方向で略垂直に投入可能
に、かつ投入された紙幣が略水平となるように回動可能
に構成され、前記入金繰込み部は、前記入出金集積部で
略水平にされた紙幣を長手方向に繰り込むように構成さ
れているものである。
【0017】第5の手段は、第3又は第4の手段におい
て、前記入出金集積部は、前記出金繰出し部から前記搬
送手段によって長手方向に搬送された紙幣を略水平に受
け入れると共に、当該紙幣が短手方向で略垂直となるよ
うに回動可能に、かつ当該紙幣を短手方向で略垂直に取
り出し可能に構成されているものである。
【0018】第6の手段は、第1乃至第5の手段のいず
れかにおいて、前記入出金ユニットにおいて、入金され
る紙幣を前記入金保留部に保留したままの状態で、出金
される紙幣を前記出金繰出し部で繰り出して前記入出金
集積部まで前記搬送手段で搬送する出金処理動作を行う
ように構成されているものである。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1乃至図7は本発明によ
る紙幣入出金装置の実施の形態を示す図である。以下、
本実施形態の全体構成、各部の具体的構成、入出金処理
動作、作用効果および変形例について順次説明する。
【0020】[全体構成] 〈紙幣入出金装置を用いた貨幣処理装置〉まず図4に
は、本実施形態の紙幣入出金装置Cを、両替機等の貨幣
処理装置に用いた場合の例が示されている。
【0021】図4に示す貨幣処理装置は、筐体Aの上部
前面に設けられた第1操作面B1と、この第1操作面B
1の前方において筐体Aの下部上面に設けられた第2操
作面B2とを備えている。また、筐体A内には、紙幣入
出金装置Cの他に、例えば、ばら硬貨処理装置Dや包装
硬貨処理装置Eが設けられている。
【0022】上記第1操作面B1には、例えばタッチパ
ネル式の表示・操作部b1と、上記ばら硬貨処理装置D
に対応したばら硬貨取出し口b2とが設けられている。
また、上記第2操作面B2には、紙幣入出金装置Cに対
応した紙幣入出金口b3と、上記包装硬貨処理装置Eに
対応した包装硬貨取出し口b4とが設けられている。ま
た、筐体Aの下部前面には、紙幣入出金装置Cに対応し
た異物取出し口aが設けられている。
【0023】なお、上記のばら硬貨取出し口b2、紙幣
入出金口b3および包装硬貨取出し口b4には、それぞ
れ開閉シャッターが設けられている。また、上記異物取
出し口aには揺動扉が設けられている。
【0024】〈紙幣入出金装置〉次に、図1及び図2に
より、本実施形態の紙幣入出金装置Cの全体構成につい
て説明する。
【0025】図1及び図2に示すように、紙幣入出金装
置Cは、複数の紙幣収納庫(カセット)c1〜c5を収
納する紙幣収納部C1と、入出金ユニットC2とを備え
ている。前者の紙幣収納部C1は上面が開口しており、
この紙幣収納部C1内において、紙幣収納庫c1〜c5
が水平方向(上記貨幣処理装置の前後方向)に一列に整
列配置されている。また、各紙幣収納庫c1〜c5の上
面には、それぞれ紙幣入出口101が形成されている。
【0026】これらの紙幣収納庫c1〜c5は、例え
ば、金種混合入金用の第1紙幣収納庫c1、千円札出金
用の第2紙幣収納庫c2、5千円札出金用の第3紙幣収
納庫c3、新券千円札出金用の第4紙幣収納庫c4およ
び新券万円札出金用の第5紙幣収納庫c5のように分け
られている。また、各紙幣収納庫c1〜c5は、紙幣収
納部C1に対して着脱自在に取り付けられている。
【0027】また、入出金ユニットC2は、紙幣収納庫
c1〜c5の直上(紙幣入出口101側)において、紙
幣収納庫c1〜c5の整列方向に沿って(すなわち貨幣
処理装置の前後方向に)移動可能に設けられている。こ
の入出金ユニットC2は、後述するように、筐体110
内にそれぞれ収納された、入出金集積部1、入金繰込み
部2、入金識別部3、入金保留部4、入金収納機構部
5、出金繰出し部6および搬送手段7a〜7p等を有し
ている。
【0028】そして、この紙幣入出金装置Cは、入出金
ユニットC2を必要な紙幣収納庫c1〜c5の位置へ移
動させて、当該紙幣収納庫c1〜c5に対する紙幣Pの
収納および繰出しを行うように構成されている。
【0029】[各部の具体的構成]次に、上記の(1)
入出金ユニットと(2)紙幣収納部および各紙幣収納庫
の具体的構成について順次説明する。
【0030】(1)入出金ユニット まず、図1乃至図3を参照して、上記入出金ユニットC
2の具体的構成について説明する。
【0031】(1−1)筐 体 図1乃至図3に示すように、入出金ユニットC2は、上
部開口110aおよび下部開口110bが形成された筐
体110を有している。この筐体110は、図2に示す
ように、上方に開く開閉蓋110cを後面側に有してい
る。また、筐体110の底部には、図3に示すような移
動用ローラ112が、左右にそれぞれ設けられている。
【0032】さらに、図2および図3に示すように、筐
体110の一側壁には、下方へ延びるL字形の駆動板1
14が取り付けられている。この駆動板114は、その
先端面が、後述する紙幣収納部C1側のタイミングベル
ト122に係合するようになっている。
【0033】(1−2)入出金集積部 図1乃至図3に示すように、筐体110の上部開口11
0aに対応して、上記入出金集積部(ホッパ)1が設け
られている。この入出金集積部1は、(図1および図4
に示す上記紙幣入出金口b3を介して)外部からの紙幣
Pの投入と取り出しを行うためのものである。この入出
金集積部1は、図1乃至図3に示すように、上部開口1
0aが形成された筐体10を有している。
【0034】そして入出金集積部1は、図1に実線で示
すように筐体10の上部開口10aが上方を向く「直立
位置」と、同じく2点鎖線で示すように後方を向く「水
平位置」との間で、支軸1c回りに90度回動可能に構
成されている。
【0035】この場合、入出金集積部1の回動に伴っ
て、当該集積部1内の紙幣Pは、その短手方向が略垂直
の状態(直立位置)と略水平の状態(水平位置)との間
で回動するようになっている。なお、図2には直立位置
にある入出金集積部1が示され、図3には水平位置にあ
る入出金集積部1が示されている。そして、入出金集積
部1は、その直立位置において、複数枚の紙幣Pを短手
方向で略垂直に投入および取り出し可能に構成されてい
る。
【0036】次に、図3に示すように、入出金集積部1
は可動仕切部12を有している。この可動仕切部12は
筐体10内を、入金紙幣を投入するための入金紙幣集積
部1aと、出金紙幣を取り出すための出金紙幣集積部1
bとに仕切っている。
【0037】また、可動仕切部12は、入金紙幣集積部
1a側に面した入金紙幣押圧板13と、出金紙幣集積部
1b側に面した出金紙幣押圧板14とを有している。
【0038】このうち入金紙幣押圧板13は、図3に示
す水平位置において上下方向に(直立位置においては前
後方向に)移動可能に設けられている。また、入金紙幣
押圧板13と出金紙幣押圧板14との間には、パンタグ
ラフ15が介設されている。そして、出金紙幣押圧板1
4は、パンタグラフ15を介して、入金紙幣押圧板13
から離間する方向にばね付勢されている。
【0039】さらに、筐体10の出金紙幣集積部1b側
には、集積検知板16が揺動自在に取り付けられると共
に、この集積検知板16に対応した集積検知センサ18
が設けられている。そして、集積検知板16の揺動によ
って、集積検知センサ18が出金紙幣集積部1bへの一
定量以上の紙幣Pの集積を検知すると、それに応じて上
記可動仕切部12が入金紙幣集積部1a側に移動するよ
うに構成されている。
【0040】なお、筐体10の入金紙幣集積部1a側に
は、図3の右方に開口した入金紙幣繰込み口10bが形
成され、出金紙幣集積部1b側には、図3の左方に開口
した出金紙幣受入れ口10cが形成されている。
【0041】(1−3)入金繰込み部 図3において、水平状態の入出金集積部1の右方に、所
定のベルトおよびプーリで構成された上記入金繰込み部
2が設けられている。この入金繰込み部2は、入出金集
積部1から、投入された紙幣Pを1枚ずつ繰り込むため
のものである。この場合、入金繰込み部2は、(水平位
置にある)入出金集積部1の入金紙幣繰込み口10bか
ら、入金紙幣集積部1a内の紙幣Pを長手方向で略水平
に繰り込むように構成されている。
【0042】(1−4)入金識別部 図3において、入金繰込み部2の右下方に、上記入金識
別部3が設けられている。この入金識別部3は、入金繰
込み部2で繰り込まれた紙幣Pの入金の可否を識別する
ためのものであり、例えば磁気ヘッドやフォトセンサ、
厚み検知センサ等の各種識別手段(図示せず)を有して
いる。
【0043】(1−5)入金保留部 図3において、入金識別部3の左下方に、上記入金保留
部4が設けられている。この入金保留部4は、入金識別
部3で入金可能と識別された紙幣Pを一時保留すべく、
当該紙幣Pを集積状態で収納するためのものである。図
3に示すように、入金保留部4は、左方および後方(図
3の手前側)に開口した筐体40と、この筐体40内に
設けられたステージ部42とを有している。
【0044】このステージ部42は、筐体40内に集積
状態で収納される紙幣Pを下方から支持するためのステ
ージ板43を有している。このステージ板43には、複
数の自由回転ローラ46が設けられている。また、ステ
ージ板43の下側には、当該ステージ板43を昇降させ
るための駆動パンタグラフ45が設けられている。
【0045】(1−6)入金収納機構部 図3において、入金保留部4の下方に、上記入金収納機
構部5が設けられている。この入金収納機構部5は、入
金保留部4に保留されていた紙幣Pを対応する紙幣収納
庫c1〜c5内へ収納するためのものである。この場
合、入金収納機構部5は、後述する各紙幣収納庫c1〜
c5のステージ部102に追従して降下する押込み板5
0を有している。
【0046】すなわち、入金保留部4から(入金用の)
第1紙幣収納庫c1のステージ部102上に搬送されて
集積した紙幣Pが、(当該ステージ部102の降下と共
に)押込み板5によって当該紙幣収納庫c1内に押し込
まれて行くようになっている。
【0047】(1−7)出金繰出し部 図3において、入金収納機構部5の右方に、所定のベル
トおよびプーリで構成された上記出金繰出し部6が設け
られている。この出金繰出し部6は、該当する(出金用
の)紙幣収納庫c2〜c5内から紙幣Pを1枚ずつ繰り
出すためのものである。
【0048】ここで、入金保留部4の下方に水平な固定
板Fが設けられている(この固定板Fには、上記押込み
板5を通過させる開口(図示せず)が形成されてい
る)。
【0049】の場合、出金繰出し部6は、各紙幣収納庫
c2〜c5内の集積紙幣Pが上記ステージ部102の上
昇で固定板Fに押し付けられた状態において、最上位の
紙幣Pを長手方向に繰り出すように構成されている。
【0050】(1−8)出金リジェクト紙幣収納部 図3において、入出金集積部1と入金保留部4との間
に、出金リジェクト紙幣収納部8が設けられている。こ
の出金リジェクト紙幣収納部8は、出金繰出し部6にお
いて正常に繰り出されなかった紙幣P(出金リジェクト
紙幣)を収納するためのものである。図3に示すよう
に、出金リジェクト紙幣収納部8は、左方に一部開口し
た筐体80と、この筐体80内に設けられたステージ部
82とを有している。
【0051】このステージ部82は、筐体80内に集積
状態で収納される紙幣Pを下方から支持するためのステ
ージ板83を有している。このステージ板83の下側に
は、当該ステージ板83を昇降させるための駆動パンタ
グラフ85が設けられている。
【0052】また、筐体80の上部に集積検知板86が
揺動自在に取り付けられると共に、この集積検知板86
の先端に対応した集積検知センサ88が設けられてい
る。そして、集積検知板86の揺動によって、集積検知
センサ88が上記ステージ板83上への一定量以上の紙
幣Pの集積を検知すると、それに応じて当該ステージ板
83が降下するように構成されている。
【0053】なお、出金繰出し部6から出金リジェクト
紙幣収納部8までの(下記搬送路7bの)途中には、出
金繰出し部6から繰り出された紙幣Pの出金の可否を識
別するため出金識別部9が設けられている。
【0054】(1−9)搬送手段 図3において、当該入出金ユニットC2の各部間で紙幣
Pを選択的に搬送するための搬送手段7a〜7pが設け
られている。この搬送手段7a〜7pは、所定のベルト
およびプーリからなる搬送路7a〜7g、固定分岐片7
h、可動分岐片7i〜7kおよびゴム羽根車7m〜7p
によって構成されている。この場合、搬送手段7a〜7
pは、紙幣Pを長手方向に搬送するようになっている。
【0055】(1−9−1)搬送路 まず、各搬送路7a〜7gは、入出金ユニットC2の各
部間を、それぞれ以下のように連絡している。まず第1
の搬送路7aは、入金繰込み部2から入金識別部3を経
て固定分岐片7hの上側までを連絡している。第2の搬
送路7bは、固定分岐片7hの所から出金識別部9を経
て可動分岐片7iの所までを連絡している。この第2の
搬送路7bは、可動分岐片7iの所で第3の搬送路7c
と第6の搬送路7fとに分岐している。
【0056】このうち第3の搬送路7cは、可動分岐片
7iの下側から可動分岐片7jの上側を経て入金保留部
4までを連絡している。第4の搬送路7dは、入金保留
部4から可動分岐片7jの下側を経て入金収納機構部5
までを連絡している。第5の搬送路7eは、出金繰出し
部6から固定分岐片7hの下側までを連絡している。こ
の第5の搬送路7eは、固定分岐片7hの所(合流部)
で上記第1の搬送路7aと合流する形で、第2の搬送路
7bに繋がっている。
【0057】可動分岐片7iの所で第3の搬送路7cと
分岐した上記第6の搬送路7fは、当該可動分岐片7i
の上側から可動分岐片7kを通過して、(水平位置にあ
る)入出金集積部1の出金紙幣受入れ口10cまでを連
絡している。そして、第7の搬送路7gは、可動分岐片
7kの所で第6の搬送路7fから分岐して、出金リジェ
クト紙幣収納部8に連絡している。
【0058】(1−9−2)可動分岐片 次に、各可動分岐片7i〜7kは、それぞれ次のように
構成されている。まず、可動分岐片7iは、搬送路7
f,7c,7b側にそれぞれ設けられた第1、第2、第
3分岐片部71,72,73を有している。
【0059】このうち第1、第2分岐片部71,72
は、共に図3の反時計回り方向にばね付勢されている。
これは、入金保留部4内の紙幣Pが搬送路7fを通って
入出金集積部1の出金紙幣集積部1bへ返却される場合
を考慮したものである。すなわち、そのような紙幣Pの
通過時には、第1分岐片部71が、ばね付勢力に抗して
図3の時計回り方向に回動するようになっている。ま
た、搬送路7bから搬送路7cへ向かう紙幣Pの通過時
には、第2分岐片部72が、ばね付勢力に抗して図3の
時計回り方向に回動するようになっている。
【0060】また、第3分岐片部73は、図3における
(通常の太さの線で示した)太線位置と細線位置との間
で回転駆動されるようになっている。この場合、第3分
岐片73は、搬送路7bから搬送路7c(下方)へ向か
うべき紙幣Pに対しては図3の太線位置を取り、搬送路
7bから搬送路7f(上方)へ向かうべき紙幣Pに対し
ては図3の細線位置を取るようになされている。
【0061】次に、可動分岐片7jも、図3における太
線位置と細線位置との間で回転駆動されるようになって
いる。この場合、可動分岐片7jは、搬送路7cから入
金保留部4に入る紙幣Pに対しては図3の太線位置を取
り、入金保留部4から搬送路7cへ繰り出される紙幣P
に対しては図3の細線位置を取るようになされている。
【0062】また、可動分岐片7kも、図3における太
線位置と細線位置との間で回転駆動されるようになって
いる。この場合、可動分岐片7kは、搬送路7fをその
まま通過すべき紙幣Pに対しては図3の太線位置を取
り、搬送路7fから搬送路7gへ逸れて出金リジェクト
紙幣収納部8へ向かうべき紙幣Pに対しては図3の細線
位置を取るようになされている。
【0063】(1−9−3)ゴム羽根車 次に、各ゴム羽根車7m〜7pは、放射状に植設された
複数のゴム羽根を有すると共に、図3の時計回り方向に
回転駆動されるようになっている。これらのゴム羽根車
7m,7n,7o,7pは、それぞれ入金保留部4、入
金収納機構部5、出金リジェクト紙幣収納部8および入
出金集積部1(出金紙幣集積部1b)の内部に紙幣Pを
叩き落として確実に集積させるためのものである。
【0064】(1−10)その他 図1において、直立位置にある入出金集積部1の下方
に、異物排出シュート116が設けられている。この異
物排出シュート116は、入出金集積部1内に混入した
紙幣P以外の異物(硬貨等)を排出するためのものであ
る。なお、このような異物は、入出金集積部1の筐体1
0に設けられた下部開口10dから異物排出シュート1
16に落下するようになっている。
【0065】この異物排出シュート116の下端部11
8は、貨幣処理装置における異物取出し口a(図4)に
対応して、入出金ユニット2Cの筐体110前面から突
出している。この突出部分118には、異物取出し口a
の揺動扉とは別に、独立した揺動扉118aが設けられ
ている。
【0066】(2)紙幣収納部および各紙幣収納庫 次に、図1乃至図3を参照して、上記の紙幣収納部C1
および各紙幣収納庫c1〜c5の具体的構成について説
明する。
【0067】まず、紙幣収納部C1は、図2および図3
に示すように、上記入出金ユニットC2のローラ112
(図3)を受ける左右一対のレール部120を上部に有
している。また、紙幣収納部C1は、一側のレール部1
20に沿って設けられたタイミングベルト122と、こ
のタイミングベルト122を駆動するための前後一対の
プーリ124,126とを有している。なお、図1およ
び図2に示すように、紙幣収納部C1の前方には、タイ
ミングベルト駆動装置等を収納した駆動部128が設け
られている。
【0068】次に、図1に示すように、各紙幣収納庫c
1〜c5は、(上述したように各々金種毎に割り当てら
れた)紙幣Pを水平集積状態で、例えば最大2000枚
収納できるように構成されている。また、図3に示すよ
うに、各紙幣収納庫c1〜c5は、収納庫本体100
と、この収納庫本体100内に昇降自在に設けられたス
テージ部102(図1参照)とを有している。
【0069】後者のステージ部102は、収納する集積
状態の紙幣Pを下方から支持するためのステージ板10
3と、このステージ板103を支持して昇降するステー
ジ支持台104とを有している。また、ステージ板10
3とステージ支持台104との間には、パンタグラフ1
05が介設されている。そして、ステージ板103は、
ステージ支持台104に対して、パンタグラフ105を
介して上方にばね付勢されている。
【0070】なお、各紙幣収納庫c1〜c5の紙幣入出
口101(図2参照)部分には、蛇腹式のシャッター
(図示せず)が設けられ、各紙幣収納庫c1〜c5を紙
幣収納部C1から取り外した場合に紙幣入出口101を
閉じることができるようになっている。
【0071】[入出金処理動作]次に、図5乃至図7を
参照して、本実施形態の紙幣入出金装置における入出金
処理動作について説明する。
【0072】(1)入金処理その1(紙幣の投入〜一時
保留) まず、図5(a)において、直立位置にある入出金集積
部1の入金紙幣集積部1aに対して入金紙幣Pの投入が
行われる。この時、入出金ユニットC2は、図1に実線
で示す「最前位置」(第1紙幣収納庫c1に対応した位
置)にある。
【0073】次に、図5(b)において、まず入出金集
積部1が水平位置に回動される。そして、入出金集積部
1における入金紙幣集積部1a内の紙幣Pが、入金繰込
み部2によって1枚ずつ長手方向に繰り込まれて行く。
繰り込まれた紙幣Pは、搬送路7aおよび7bを搬送さ
れて行く。この間、入金識別部3によって各紙幣Pの入
金の可否が識別される。
【0074】入金識別部3で入金可能と識別された紙幣
Pは、搬送路7bから搬送路7cを通って入金保留部4
に収納される。一方、入金識別部3で入金不可と識別さ
れた紙幣Pは、図5(b)に破線で示すように、搬送路
7bから搬送路7fを通って、入出金集積部1における
出金紙幣集積部1b内に返却される。
【0075】(2)出金処理(紙幣の繰り出し〜取り出
し) 次に、図6(a)において、入金される紙幣Pを入金保
留部4に保留したままの状態で、出金処理動作が行われ
る。具体的には、まず入出金ユニットC2が、上記「最
前位置」から、出金すべき紙幣Pを収納した紙幣収納庫
c2〜c5の位置まで移動される(図1参照)。
【0076】そして、当該紙幣収納庫c2〜c5内の紙
幣Pが、出金繰出し部6で1枚ずつ長手方向に繰り出さ
れる。この場合、当該紙幣収納庫c2〜c5内の紙幣P
は、上述したようにステージ部102によって上昇させ
られている。出金繰出し部6で繰り出された紙幣Pは、
搬送路7eおよび搬送路7bから搬送路7fを通って入
出金集積部1まで搬送され、当該入出金集積部1の出金
紙幣集積部1b内に略水平に受け入れられる。
【0077】この場合、上記出金識別部9によって、出
金繰出し部6において正常に繰り出された紙幣Pである
か否かの識別がなされる。そして、出金繰出し部6にお
いて正常に繰り出されなかった紙幣P(出金リジェクト
紙幣)は、図6(a)に破線で示すように、搬送路7f
の途中から搬送路7gを通って出金リジェクト紙幣収納
部8に収納される。
【0078】出金すべき全ての紙幣Pが、入出金集積部
1における出金紙幣集積部1b内に集積されると、入出
金ユニットC2が上記「最前位置」に戻される。そし
て、図6(b)に示すように、水平位置にあった入出金
集積部1が直立位置に回動され、出金紙幣Pの取出しが
行われる。
【0079】(3)入金処理その2(一時保留紙幣の収
納) 次に、図7(a)に示すように、入金保留部4に一時保
留されていた全ての入金紙幣Pが、搬送路7dを通って
入金収納機構部5まで一度に搬送される。この場合、入
出金ユニットC2に対応した(入金用の)第1紙幣収納
庫c1のステージ部102が、適当な高さまで紙幣Pを
迎えに来ている。
【0080】そして、図7(b)に示すように、第1紙
幣収納庫c1のステージ部102の降下により、入金紙
幣Pが当該紙幣収納庫c1内に収納され、次の入出金処
理に対する待機状態に戻る。
【0081】[作用効果]次に、本実施形態の紙幣入出
金装置の作用効果について説明する。
【0082】本実施形態によれば、入出金ユニットC2
は、入出金集積部1、入金繰込み部2、入金識別部3、
入金保留部4、入金収納機構部5、出金繰出し部6およ
び搬送手段7a〜7p等を有しており、各紙幣収納庫c
1〜c5に対応して入出金処理動作を行う機能を独立し
て有している。
【0083】そして、このような入出金ユニットC2を
必要な紙幣収納庫c1〜c5の位置へ移動させて、当該
紙幣収納庫c1〜c5に対する紙幣Pの収納および繰出
しを行うように構成されているので、各紙幣収納庫c1
〜c5ごとに入出金処理動作に関連する独立した機構を
設ける必要がなくなる。このため、構造の簡素化とコス
トの低減を図ることができる。
【0084】また、複数の紙幣収納庫c1〜c5全体に
対応した紙幣Pの搬送経路を設ける必要がないので、紙
幣Pの搬送経路の短縮と単純化を図ることができる。こ
のため、搬送路7a〜7gにおける紙幣Pの詰まりや分
岐ミスといったトラブルの可能性を小さくすることがで
きる。さらに、紙幣収納庫c1〜c5の数の増減に対し
ても、入出金ユニットC2の移動だけで対応することが
できる。
【0085】次に、入出金集積部1において紙幣Pを短
手方向に投入および取り出しすることで、当該投入・取
り出しを容易にすると共に、搬送手段7a〜7p(搬送
路7a〜7g)において紙幣Pを長手方向に搬送するこ
とで、次のような利点が生ずる。
【0086】まず、搬送手段7a〜7pの構成部品を削
減することが可能となる。例えば、搬送手段7a〜7p
が搬送ベルトで紙幣Pの搬送を行うように構成されてい
る場合においては、紙幣Pの短手方向の搬送では通常、
紙幣Pの幅方向に2ヶ所の搬送ベルトが必要となるが、
長手方向の搬送では1ヶ所の搬送ベルトで済ますことが
できる。
【0087】また、識別部3においては、搬送される紙
幣Pの識別データを長手方向で取ることで、短手方向で
取る場合に比べてより多くの識別データを得ることがで
きる。従って、紙幣Pの短手方向に搬送する場合に比べ
て識別部3に要求される能力を低くできるので、より低
いコストで識別部3を構成することができる。
【0088】[変形例]次に、図8により、本実施形態
の変形例について説明する。図8に示す紙幣入出金装置
C’は、複数の紙幣収納庫c1’〜c4’を垂直方向に
配列した点で上記紙幣入出金装置Cと異なり、その他の
構成は、図1乃至図7に示す上記の実施形態と略同様で
ある。
【0089】すなわち、図8に示す紙幣入出金装置C’
においては、紙幣収納庫c1’〜c4’は、前面が開口
した紙幣収納部C1’内に垂直方向(上下方向)に一列
に整列配置されると共に、それぞれ前面に紙幣入出口1
01’を有している。また、入出金ユニットC2’は、
紙幣収納庫c1’〜c4’の直前(紙幣入出口101’
側)において、紙幣収納庫c1’〜c4’の整列方向に
沿って(すなわち上下方向に)移動可能に設けられてい
る。
【0090】なお、この入出金ユニットC2’において
は、図8に示すように、入出金集積部1’で紙幣Pを短
手方向で略垂直に投入および取り出しすると共に、紙幣
Pを短手方向で略垂直のまま長手方向に搬送することが
できる。このため、上記実施形態の入出金ユニットC2
のように、回動式の入出金集積部1を用いる必要がな
い。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、各紙幣収納庫ごとに入
出金処理動作に関連する独立した機構を設ける必要がな
くなる。このため、装置の構造の簡素化とコストの低減
を図ることができる。また、複数の紙幣収納庫の全体に
対応した紙幣の搬送経路を設ける必要がないので、紙幣
の搬送経路の短縮と単純化を図ることができる。このた
め、搬送路における紙幣の詰まりや分岐ミスといったト
ラブルの可能性を小さくすることができる。さらに、紙
幣収納庫の数の増減に対しても、入出金ユニットの移動
だけで対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紙幣入出金装置の一実施形態を模
式的に示す縦断面図。
【図2】図1に示す紙幣入出金装置の斜視図。
【図3】図1に示す紙幣入出金装置のIII-III線断面を
詳細に示す図。
【図4】図1に示す紙幣入出金装置を内蔵した貨幣処理
装置を示す斜視図。
【図5】図1に示す紙幣入出金装置の入金処理動作のう
ち、(a)は紙幣の投入動作を、(b)は紙幣の一時保
留動作を、それぞれ図3に対応して示す模式図。
【図6】図1に示す紙幣入出金装置の出金処理動作のう
ち、(a)は紙幣の繰出し〜搬送動作を、(b)は紙幣
の取出し動作を、それぞれ図3に対応して示す模式図。
【図7】図1に示す紙幣入出金装置の入金処理動作のう
ち、(a)は一時保留紙幣の収納動作を、(b)は収納
終了状態を、それぞれ図3に対応して示す模式図。
【図8】図1に示す紙幣入出金装置の変形例を模式的に
示す斜視図。
【図9】従来の紙幣入出金装置を模式的に示す縦断面
図。
【符号の説明】
C 紙幣入出金装置 C1 紙幣収納部 c1〜c5 紙幣収納庫 101 紙幣入出口 102 ステージ部 C2 入出金ユニット 1 入出金集積部 2 入金繰込み部 3 入金識別部 4 入金保留部 5 入金収納機構部 6 出金繰出し部 7a〜7p 搬送手段 7a〜7g 搬送路 7h〜7k 分岐片 7m〜7p ゴム羽根車 8 出金リジェクト紙幣収納部 9 出金識別部 P 紙幣 C’ 紙幣入出金装置(変形例) C1’ 紙幣収納部 c1’〜c4’ 紙幣収納庫 101’ 紙幣入出口 C2’ 入出金ユニット 1’ 入出金集積部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整列配置されると共に、それぞれ一面に紙
    幣入出口を有した複数の紙幣収納庫と、 これらの紙幣収納庫の前記紙幣入出口側において、前記
    紙幣収納庫の整列方向に沿って移動可能に設けられた入
    出金ユニットとを備え、前記入出金ユニットを必要な前
    記紙幣収納庫の位置へ移動させて、当該紙幣収納庫に対
    する紙幣の収納および繰出しを行うように構成されると
    共に、 前記入出金ユニットは、 外部からの紙幣の投入と取り出しを行うための入出金集
    積部と、 この入出金集積部から、投入された紙幣を1枚ずつ繰り
    込む入金繰込み部と、 この入金繰込み部で繰り込まれた紙幣の入金の可否を識
    別する入金識別部と、 この入金識別部で入金可能と識別された紙幣を一時保留
    するための入金保留部と、 この入金保留部に保留されていた紙幣を、対応する前記
    紙幣収納庫内へ収納する入金収納機構部と、 前記紙幣収納庫内から紙幣を1枚ずつ繰り出す出金繰出
    し部と、 当該入出金ユニットの各部間で紙幣を選択的に搬送する
    ための搬送手段とを有する、ことを特徴とする紙幣入出
    金装置。
  2. 【請求項2】前記入出金ユニットは、前記出金繰出し部
    において正常に繰り出されなかった紙幣を収納する出金
    リジェクト紙幣収納部を更に有する、ことを特徴とする
    請求項1記載の紙幣入出金装置。
  3. 【請求項3】前記入出金ユニットにおいて、 前記入出金集積部は、紙幣を短手方向に投入および取り
    出し可能に構成され、 前記搬送手段は、紙幣を長手方向に搬送するように構成
    されていることを特徴とする請求項1又は2記載の紙幣
    入出金装置。
  4. 【請求項4】前記入出金集積部は、紙幣を短手方向で略
    垂直に投入可能に、かつ投入された紙幣が略水平となる
    ように回動可能に構成され、 前記入金繰込み部は、前記入出金集積部で略水平にされ
    た紙幣を長手方向に繰り込むように構成されていること
    を特徴とする請求項3記載の紙幣入出金装置。
  5. 【請求項5】前記入出金集積部は、前記出金繰出し部か
    ら前記搬送手段によって長手方向に搬送された紙幣を略
    水平に受け入れると共に、当該紙幣が短手方向で略垂直
    となるように回動可能に、かつ当該紙幣を短手方向で略
    垂直に取り出し可能に構成されている、ことを特徴とす
    る請求項3又は4記載の紙幣入出金装置。
  6. 【請求項6】前記入出金ユニットにおいて、入金される
    紙幣を前記入金保留部に保留したままの状態で、出金さ
    れる紙幣を前記出金繰出し部で繰り出して前記入出金集
    積部まで前記搬送手段で搬送する出金処理動作を行うよ
    うに構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の紙幣入出金装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023149190A1 (ja) * 2022-02-02 2023-08-10 日立チャネルソリューションズ株式会社 紙幣処理装置

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US8196916B2 (en) 2008-09-22 2012-06-12 Fujitsu Frontech Limited Banknote depositing unit and insert/return unit attachable to and detachable from banknote depositing unit
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