JP3695555B2 - ミシンの保持枠駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円筒形状の被縫製物がセットされる保持枠が装着される環状体に巻装した紐状体により保持枠を回転駆動するミシンの保持枠駆動装置において、前記紐状体を閉ループ状に配設して、保持枠の移動範囲を狭くして、装置のコンパクト化を可能にするミシンの保持枠駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のミシンの保持枠駆動装置(特開平7−216716号および特開平7−292555号)は、図8に示すように円筒形状の被縫製物Cがセットされる保持枠Hが装着される環状体Rに巻装した紐状体Wにより保持枠Hを回転駆動するミシンの保持枠駆動装置において、前記環状体Rの軸方向に直交する方向に延在するガイドGに沿って移動する細長い移動体Mの両端に前記紐状体Wの両端が固着されているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のミシンの保持枠駆動装置は、前記環状体Rの軸方向に直交する方向に延在するガイドGに沿って移動する移動体Mの両端に前記環状体Rに巻装された前記紐状体Wの両端が固着されているので、円筒形状の前記被縫製物Cの全周にわたって柄の刺繍をする場合、全周分の移動量を紐状体(ワイヤ)Wの両端支持部RS、LSを越えた右側、左側(図8中X軸両端部の白抜き矢印方向)のスペースを夫々に確保する必要があり、このためX軸駆動寸法が大きくなってしまい、ミシンの大型化を招くという問題があった。
【0004】
そこで本発明者は、円筒形状の被縫製物がセットされる保持枠が装着される環状体に巻装した紐状体により保持枠を回転駆動するミシンの保持枠駆動装置において、前記紐状体を閉ループ状に配設するという本発明の第1の技術的思想に着眼するとともに、紐状体の経路をガイドローラー等を介して方向転換し、紐状体の両端支持部を駆動枠の中央付近に持ってくるという本発明の第2の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねて、被縫製物の周方向へ広い範囲で縫製を行う場合でも、保持枠の移動範囲を狭くして、装置のコンパクト化を可能にして、使い易いミシンを提供するという目的を達成する本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1に記載の第1発明)のミシンの保持枠駆動装置は、
円筒形状の被縫製物がセットされる保持枠と、
前記保持枠が装着され且つY軸周りに回転可能な環状体と、
前記環状体に巻装された紐状体と、
前記環状体の回転軸たる前記Y軸と直角をなすX軸方向に延在する第1のガイドレールと、
前記Y軸とは同一水平面上にて平行をなすように延在する一対の第2のガイドレールと、
前記第1のガイドレールに沿って移動可能な移動体と、
前記第2のガイドレールに移動可能に設けられ且つ前記第1のガイドレールの一方端部及び他方端部にそれぞれ一体的に連結された一対のガイドと、
前記一対のガイドに回転可能に装着され且つ前記紐状体の方向を変換して前記紐状体の両端部が前記移動体へ連結されたときに前記紐状体を閉ループとなすことを可能ならしめる一対の第1のガイドローラと、
前記移動体を前記第1のガイドレールに沿ってX軸方向に移動させることにより前記紐状体をして前記環状体を前記Y軸周りに回転させる第1駆動装置と、
前記一対のガイドを前記第2のガイドレールに沿って移動させる第2駆動装置とを備え
前記第1駆動装置が、前記一対のガイドに支持されてい
ものである。
【0006】
本発明(請求項2に記載の第2発明)のミシンの保持枠駆動装置は、
第1発明において、
前記環状体の両側にY軸に関して対称となるように一対の第2のガイドローラを設け、この第2のガイドローラをして前記紐状体をガイドせしめた
ものである。
【0007】
本発明(請求項3に記載の第3発明)のミシンの保持枠駆動装置は、
円筒形状の被縫製物がセットされる保持枠が装着される環状体に巻装した紐状体により保持枠を回転駆動するミシンの保持枠駆動装置において、
前記紐状体がその両端を第1のガイドレールに沿って移動する移動体に係止して閉ループ状に配設されるとともに、前記紐状体の両端が装置の中央に相当する第1のガイドレールの長手方向の中央を中心として配置され、
前記第1のガイドレールに直交する第2のガイドレールに沿って移動する一対のガイドに配設された一対の第1のガイドローラによってガイドされ方向が変換された前記紐状体を介して前記移動体を第1のガイドレールに沿って移動させるように構成されている
ものである。
【0008】
本発明ミシンの保持枠駆動装置は、
円筒形状の被縫製物がセットされる保持枠が装着される環状体に巻装した紐状体により保持枠を回転駆動するミシンの保持枠駆動装置において、
前記紐状体を閉ループ状に配設した
ものである。
【0009】
本発明ミシンの保持枠駆動装置は、
前記発明において、
前記紐状体の両側を一対の第1のガイドローラを介して方向変換し、前記紐状体の両端を装置の中央に配置した
ものである。
【0010】
本発明ミシンの保持枠駆動装置は、
前記発明において、
前記紐状体の両端をともに移動体に係止するとともに、
該移動体を第1のガイドレールに沿って移動させる第1の回転駆動装置を備えているものである。
【0011】
本発明ミシンの保持枠駆動装置は、
前記発明において、
前記第1のガイドレールに直交する第2のガイドレールに沿って移動させる第2の駆動装置を備え、
前記第1の駆動装置が、前記第2の駆動装置上に配設されている
ものである。
【0012】
本発明ミシンの保持枠駆動装置は、
前記発明において、
前記環状体と前記一対の第1のガイドローラとの間に一対の第2のガイドローラを介挿した
ものである。
【0013】
本発明ミシンの保持枠駆動装置は、
前記発明において、
前記一対の第2のガイドローラが、前記環状体の軸と平行になるように配設され、
前記一対の第1のガイドローラが、前記環状体の軸と直交するように配設されている
ものである。
【0014】
本発明ミシンの保持枠駆動装置は、
前記発明において、
前記一対の第1のガイドローラが、前記環状体の軸と平行になるように配設されている
ものである。
【0015】
(作用)
上記構成より成る第1発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記第1駆動装置が、前記一対のガイドに支持され、前記一対の第1のガイドローラによって方向変換され前記紐状体の両端部が連結される前記移動体が装置の内側に配置されるので、前記紐状体が閉ループ状に配設され重なり部分が形成されているため、ガイド方向の実質的長さを短くして、被縫製物の周方向へ広い範囲で縫製を行う場合でも、前記Y軸とは同一水平面上にて平行をなすように延在する前記一対の第2のガイドレール内において、X軸方向の記第1のガイドレールに沿って前記移動体が、移動するものであるので、前記一対の第1のガイドローラを超えて移動することがないものである。
【0016】
上記構成より成る第2発明のミシンの保持枠駆動装置は、第1発明において、前記環状体の両側にY軸に関して対称となるように設けられた前記一対の第2のガイドローラによって前記紐状体をガイドして方向が変換され、前記一対の第1のガイドローラによってさらに方向変換され前記紐状体の両端部が前記移動体に到達して連結されるものである。
【0017】
上記構成より成る第3発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記一対の第1のガイドローラによって方向変換され前記紐状体の両端部が連結される前記移動体が装置の中央に相当する第1のガイドレールの長手方向の中央を中心として配置されるので、前記紐状体を閉ループ状に配設して該紐状体に重なり部分が形成されているため、ガイド方向の実質的長さを短くして、被縫製物の周方向へ広い範囲で縫製を行う場合でも、前記一対のガイドが移動する前記第2のガイドレール内において、前記第1のガイドレールに沿って前記移動体が、移動するものであるので、前記一対の第1のガイドローラを超えて移動することがないものである。
【0018】
上記構成より成る発明のミシンの保持枠駆動装置は、円筒形状の被縫製物がセットされる保持枠が装着される環状体に巻装した紐状体により保持枠を回転駆動するミシンの保持枠駆動装置において、前記紐状体を閉ループ状に配設して該紐状体が重なり部分が形成されているので、ガイド方向の実質的長さを短くして、被縫製物の周方向へ広い範囲で縫製を行う場合でも、両端支持部の右側または左側を越えることがないものである。
【0019】
上記構成より成る発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記発明において、前記紐状体の両側を一対の前記第1のガイドローラを介して方向変換し、前記紐状体の両端を装置の中央に配置したので、前記紐状体が重なり部分が形成されており、ガイドレール方向の実質的長さを短くして、被縫製物の周方向へ広い範囲で縫製を行う場合でも、両端支持部の右側または左側を越えることがないものである。
【0020】
上記構成より成る発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記発明において、前記第1の回転駆動装置が、前記紐状体の両端が係止された前記移動体を前記第1のガイドレールに沿って移動させるので、前記紐状体により円筒形状の被縫製物がセットされた前記保持枠が装着された前記環状体を回転駆動するものである。
【0021】
上記構成より成る発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記発明において、前記第2の駆動装置が、該第2の駆動装置上に配設された前記第1の駆動装置を前記第2のガイドレールに沿って移動させ、該第1の駆動装置が 前記第2のガイドレールに直交する前記第1のガイドレールに沿って前記移動体を移動させるものである。
【0022】
上記構成より成る発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記発明において、前記環状体に巻装された前記紐状体が、前記一対の第2のガイドローラを介して前記一対の第1のガイドローラから前記移動体に到達するものである。
【0023】
上記構成より成る発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記発明において、前記環状体に巻装された前記紐状体が、前記環状体の軸と平行に配設された前記一対の第2のガイドローラによって引き出され、前記環状体の軸と直交するように配設されている前記一対の第1のガイドローラによって方向が変換され、前記移動体に到達するものである。
【0024】
上記構成より成る発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記発明において、前記環状体に巻装された前記紐状体が、該環状体の軸と平行に配設された前記一対の第1のガイドローラによって方向が変換され、前記移動体に到達するものである。
【0025】
【発明の効果】
上記作用を奏する第1発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記第1駆動装置が、前記一対のガイドに支持され、前記一対の第1のガイドローラによって方向変換され前記紐状体の両端部が連結される前記移動体が装置の内側に配置されるので、前記紐状体が閉ループ状に配設され重なり部分が形成されているため、ガイド方向の実質的長さを短くして、被縫製物の周方向へ広い範囲で縫製を行う場合でも、前記一対の第1のガイドローラを超えて移動することがないとともに、前記保持枠の移動範囲を狭くするという効果を奏する。
【0026】
上記作用を奏する第2発明のミシンの保持枠駆動装置は、第1発明において、前記環状体の両側にY軸に関して対称となるように設けられた前記一対の第2のガイドローラによって前記紐状体をガイドして方向が変換され、前記一対の第1のガイドローラによってさらに方向変換され前記紐状体の両端部が前記移動体に到達して連結されるものであるので、前記紐状体の方向変換の自由度が高いという効果を奏する。
【0027】
上記作用を奏する第3発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記一対の第1のガイドローラによって方向変換され前記紐状体の両端部が連結される前記移動体が装置の中央に相当する第1のガイドレールの長手方向の中央を中心として配置されるので、前記紐状体を閉ループ状に配設して該紐状体に重なり部分が形成されているため、ガイド方向の実質的長さを短くして、被縫製物の周方向へ広い範囲で縫製を行う場合でも、前記一対の第2のガイドレールを超えて移動することがないとともに、前記保持枠の移動範囲を狭くするという効果を奏する。
【0028】
上記作用を奏する発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記紐状体を閉ループ状に配設して該紐状体が重なり部分が形成されているので、ガイド方向の実質的長さを短くして、被縫製物の周方向へ広い範囲で縫製を行う場合でも、両端支持部の右側または左側を越えることがないため、前記保持枠の移動範囲を狭くするという効果を奏する。
【0029】
上記作用を奏する発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記発明の効果に加え、前記紐状体の両側を一対の前記第1のガイドローラを介して方向変換し、前記紐状体の両端を装置の中央に配置したので、前記紐状体が重なり部分が形成されており、ガイドレール方向の実質的長さを短くして、被縫製物の周方向へ広い範囲で縫製を行う場合でも、両端支持部の右側または左側を越えることがないため、保持枠の移動範囲を狭くして、装置のコンパクト化を可能にするという効果を奏する。
【0030】
上記作用を奏する発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記発明の効果に加え、前記第1の回転駆動装置が、前記紐状体の両端が係止された前記移動体を前記第1のガイドレールに沿って移動させるので、前記紐状体により円筒形状の被縫製物がセットされた前記保持枠が装着された前記環状体を回転駆動するので、前記被縫製物の外周の広い範囲にわたる縫製を可能にするという効果を奏する。
【0031】
上記作用を奏する発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記発明の効果に加え、前記第2の駆動装置が、該第2の駆動装置上に配設された前記第1の駆動装置を前記第2のガイドレールに沿って移動させ、該第1の駆動装置が、前記第2のガイドレールに直交する前記第1のガイドレールに沿って前記移動体を移動させるので、前記被縫製物の円周方向および軸方向の縫製を可能にするという効果を奏する。
【0032】
上記作用を奏する発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記発明の効果に加え、前記環状体に巻装された前記紐状体が、前記一対の第2のガイドローラを介して前記一対の第1のガイドローラから前記移動体に到達するので、前記紐状体の方向変換の自由度が高いという効果を奏する。
【0033】
上記作用を奏する発明のミシンの保持枠駆動装置は、前記発明の効果に加え、前記環状体に巻装された前記紐状体が、前記環状体の軸と平行に配設された前記一対の第2のガイドローラによって引き出され、前記環状体の軸と直交するように配設されている前記一対の第1のガイドローラによって方向が変換され、前記移動体に到達するので、前記環状体の軸方向と平行な平面にループ状に前記紐状体を配設するため、前記環状体の半径方向の寸法を小さくすることが出来るという効果を奏する。
【0034】
上記構成より成る発明のミシンの保持枠駆動装置は、第3発明の効果に加え、前記環状体に巻装された前記紐状体が、該環状体の軸と平行に配設された前記一対の第1のガイドローラによって方向が変換され、前記移動体に到達するので、前記環状体の軸と直交する平面にループ状に前記紐状体を配設するため、前記環状体の軸方向の寸法を小さくすることが出来るという効果を奏する。
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態につき、図面を用いて説明する。
【0035】
(第1実施形態)
第1実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、図1ないし図6に示すように円筒形状の被縫製物29がセットされる保持枠30が装着される環状体16に巻装した紐状体24により保持枠16を回転駆動するミシンの保持枠駆動装置において、前記環状体の軸に直角な方向に延在するX軸レール3に沿ってX軸移動体5を移動させて前記環状体を回転させる第1の駆動装置70と、前記環状体16の軸方向に延在する左右の平行な第2のガイドレール8に沿って前記第1の駆動装置70を移動させる第2の駆動装置100と、該第2の駆動装置100の左右のガイド22、23に配設され前記紐状体24の方向を変換する一対の第1のガイドローラ26と、前記ガイド4に配設され前記環状体16に巻装された前記紐状体24の方向を変換する第2のガイドローラ25とから成り、前記第1のガイドローラ26によって方向が変換された前記紐状体24の両端が前記ガイド5に係止されているものである。
【0036】
前記第1の駆動装置70は、図2に示されるように筒形状の前記被縫製物29の外周に対して縫製を行うために、ミシンの保持枠駆動データに基づいてXベルト6を介してミシンの横方向であるX方向に配設された第1のガイドレールを構成するX軸レール3に沿う往復駆動を可能にするX軸駆動部7によって構成される。
【0037】
前記第2の駆動装置100は、図2に示されるように同じく保持枠駆動データに基づいてYベルト9、91、92を介して前記環状体16の軸方向であるY方向左右に配設されたY軸レール8に沿う往復動を可能にするY軸駆動部10によって構成される。
【0038】
前記Y軸駆動部10上に配設された前記X軸レール3および該X軸レール3に固定された支持体4は、刺繍のためのY軸移動データに基づいて駆動制御される前記Y軸駆動部10のY軸ベルト9などにより、前記第2のガイドレールを構成するY軸レール8を介して、図2に示されるY方向へ往復移動されるように構成されている。
【0039】
本第1実施形態が適用されるミシンについて、図1ないし図6を用いて以下に述べる。
ベースフレーム1の前面中央部には、ミシンヘッド2が据え付けられている。該ミシンヘッド2の下方には、ミシンの幅方向に沿って長く形成された前記X軸レール3及びそのレール裏側に固着された2基の支持体4が配置されている。該X軸レール3上には、前記ガイドを構成するX移動体5が搭載されており、前記X駆動装置70を構成するX駆動モータ7によって回転駆動されるタイミングプーリーによって移動するXベルト6により、前記Y軸レール8上のガイド23に載置された状態で、X方向へ往復移動するようになっている。
【0040】
前記ミシンヘッド2と対応する位置にシリンダー形状の釜土台11が配置され、該釜土台11を内包するよう配置された前記環状体16は、前記X軸駆動部7の往復駆動により、前記環状体16の外側に巻き付けられた紐状体を構成するワイヤ24を通じてY方向軸線回りに回転し、かつ前記Y軸駆動部10の往復運動により、Y方向へ直線動作するように構成されている。
【0041】
前記環状体16は、円筒形状の被縫製物29をセット出来る保持枠30の装着が出来るように構成されているミシンの保持枠駆動装置である。
【0042】
前記紐状体を構成するワイヤ24は、前記環状体16の回りに巻きつけられた後、半径方向外側の両側にある中間ローラを構成する前記一対の第2のガイドローラ25および両端にあるY方向に移動可能な調整ローラーとしての前記一対の第1のガイドローラ26を介して内側にあるX軸移動体5に連結されており、紐状体による閉ループを形成するように構成されている。
【0043】
すなわち、前記一対の第1のガイドローラ26が、前記環状体16の軸と直交して垂直になるように配設され前記一対の第2のガイドローラ25は、前記環状体16の軸と平行になるように配設されている。
【0044】
図からも明らかなように前記釜土台11がシリンダ状に形成されており、この基端部は、前記ベースフレーム1に固定され、図1ないし図5に示されるように対応する前記ミシンヘッド2の下部に位置している。この釜土台11の先端部上面には、針板12が設けられていると共に、この針板12の下面(釜土台11の中)には釜13が内蔵されている。
【0045】
周知のように、ミシンの縫い動作時には、図1および図5に示されるように前記ミシンヘッド2の針棒14の下端に装着されている縫い針14aは、その下降動作の度に前記針板12の針穴12aに挿入され、前記縫い針14aと前記釜13との協同作用によって後述する前記被縫製物29に上糸と下糸との絡みによるステッチが形成されるように構成されている。
【0046】
前記X軸レール3の下面には、図1に示されるように前記釜土台11をはさんで前記支持体4が固定されている。この支持体4の前面には、前記釜土台11をはさんで取付ブラケット15が4本のボルト4aによってそれぞれ固定されている。
【0047】
前記取付ブラケット15の前面側において、図1および図3に示されるように前記環状体16を回動自在に案内しているローラー支持体17が設けられている。このローラー支持体17は、中空のローラ状に形成されていて、その軸17aは、前記環状体16の奥に位置する支持プレート18に該環状体16の内周にそって3箇所固着されているため、前記環状体16は、図1中の回転方向に回動自在となっている。
【0048】
なお図1に示されるように、前記環状体16の内周面にガイド溝16aが切り込まれており、前記ローラー支持体17の外周面に形成された突出輪17bが、前記ガイド溝16aに入り込み係合することで、Y方向への変位(ガタ)が規制されるように構成されている。
【0049】
前記支持プレート18はボルト18aにより、前記一対の取付ブラケット15と、ネジ止め固定される。該一対の取付ブラケット15をつなぐためのシャフト19には2ケのガイドローラー20が回動自在に取り付けられている。
【0050】
一方釜土台11の根元の筒形フレーム11aの底面はフラットに加工されており、この面にI型の形状をしたガイド21がネジ止めによって固定され、該I型ガイド21の溝部21aに前記ガイドローラー20が、はまり込んで回動自在に軸方向に位置決めされているため、前記環状体16の浮き上がり、垂れ下がり等を規制し、Y方向の往復運動をスムーズにさせる役目を果たしている。
【0051】
そこでY軸移動データに基づく、前記Y軸駆動部10の駆動によって、両サイドにあるY軸レール8を介して右側のY移動ガイド22、左側のY移動ガイド23を連結している前記X軸レール3が往復動すると、該X軸レール3の裏側に固着された支持体4及び該支持体4と一体になった取付ブラケット18、それに係合した前記環状体16がその内周面が前記ローラー支持体17に支持された状態でY方向へ動作可能となっている。
【0052】
次に前記X軸移動体5のX方向の往復移動機構について説明する。
図1および図6に示されるように前記ワイヤ24は、前記環状体16の外周にある2本の溝16bに入った状態で巻き付けられ、次に前記支持体4に取付けられた中間ローラー25によって90°方向転換され、その後両端にある調整ガイドローラー26によって再び180°方向転換され、最後に前記ワイヤ24の両端27が前記X移動体5に固定される。
【0053】
ここで両端にある調整ガイドローラー26は、それそれ右側のY移動ガイド22と左側のY移動ガイド23に固定されたローラーブラケット28に回動自在に支持されている。又、調整ボルト28aにより前記ワイヤ24のテンションを調整すること出来るような構成になっている。
【0054】
上記構成より成る第1実施形態のミシンの保持枠駆動装置の作用について、以下に述べる。
以上から、X軸移動データに基づく前記X軸駆動部7の駆動により、X移動体5が往復動すると、該X移動体5に固定された前記ワイヤ24の前記両端27も同時にX方向に移動するため、該ワイヤ24を通じて前記環状体16が正逆回転する。
【0055】
次に円筒形状の前記被縫製物としての帽子29および前記保持体30は、前記環状体16に装着される。そしてこの環状体16は、すでに説明したように前記Y軸移動データに基づき前記Y軸駆動装置10によって、前記X軸レール3がY方向へ往復動し、かつ前記X軸移動データに基づき前記X駆動装置7によりX軸ベルト6を介して前記X移動体5が往復動作し、前記ワイヤ24、前記調整ローラー26、前記中間ローラ25を介して前記環状体16を往復回転する。
【0056】
前記帽子29もY方向へ直接駆動される共に、その周方向へ回転駆動され、これらと同期して駆動される、前記縫い針14a、前記釜13との協同作用により、前記被縫製物としての帽子29の周囲に刺繍が施される。
【0057】
上記作用を奏する第1実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、前記紐状体を構成するワイヤ24を閉ループ状に配設して該ワイヤ24が重なる部分が形成されているので、Xガイドレール方向の実質的長さを短くして、被縫製物の周方向へ広い範囲で縫製を行う場合でも、両端支持部8の右側または左側を越えることがないため、前記移動体5の移動範囲を狭くするという効果を奏する。
【0058】
また第1実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、前記ワイヤ24の両側を一対の前記第1のガイドローラ26を介して方向変換し、前記ワイヤ24の両端27を装置の中央に配置したので、前記ワイヤ24が重なり部分が形成されており、ガイドレール方向の実質的長さを短くして、被縫製物29の周方向へ広い範囲で縫製を行う場合でも、前記両端支持部8の右側または左側を越えることがないため、前記移動体5の移動範囲を狭くして、装置のコンパクト化を可能にして、使い易いミシンを提供するという効果を奏する。
【0059】
さらに第1実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、前記第1の回転駆動装置7が、前記ワイヤ24の前記両端27が係止された前記移動体5を前記X軸レール3に沿って移動させるので、前記ワイヤ24により円筒形状の被縫製物29がセットされた前記保持枠30が装着された前記環状体16を回転駆動するので、前記被縫製物29の外周の広い範囲にわたる縫製を可能にするという効果を奏する。
【0060】
また第1実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、前記第2の駆動装置10が、該第2の駆動装置10上に配設された前記第1の駆動装置7を前記Y軸レール8に沿って移動させ、該第1の駆動装置7が、前記Y軸レール8に直交する前記X軸レール3に沿って前記移動体5を移動させるので、前記被縫製物29の円周方向および軸方向の縫製および刺繍を可能にするという効果を奏する。
【0061】
さらに第1実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、前記環状体16に巻装された前記ワイヤ24が、前記一対の第2のガイドローラ25を介して前記一対の第1のガイドローラ26から前記移動体5に到達するので、前記ワイヤ24の方向変換の自由度が高いという効果を奏する。
【0062】
また第1実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、前記環状体16に巻装された前記ワイヤ24が、前記環状体16の軸と平行に配設された前記一対の第2のガイドローラ25によって引き出され、前記環状体16の軸と直交するように配設されている前記一対の第1のガイドローラ26によって方向が変換され、前記移動体5に到達するので、前記環状体16の軸方向と平行な平面にループ状に前記ワイヤ24を配設するため、前記環状体16の半径方向の寸法を小さくすることが出来るという効果を奏する。
【0063】
さらに第1実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、前記柄データに基づくX軸駆動部7によって移動される前記X軸移動体5に関し、前記ワイヤ24による閉ループ形成により、前記移動体5の作動範囲を小さくし、刺繍等の縫製を行う場合でも、X軸方向の前記移動体5の作動範囲が小さくて済み、ミシンのX軸方向の寸法を小さく出来るという効果を奏する。
【0064】
また第1実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、筒形状の被縫製物29を全周にわたって刺繍するミシンに於いて、被縫製物29の周方向への広い範囲で縫製する場合でも、X軸方向に無駄な作業スペースをとることなくコンパクトな扱いやすい装置を提供することで、ミシンの小型化と作業コストの低減を可能にするという効果を奏する。
【0065】
(第2実施形態)
第2実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、図7に示されるように一対の第1のガイドローラ260が、前記環状体16の軸と平行になるように配設するとともに、前記第1実施形態における中間ローラとしての第2のガイドローラ25を省略した点が、前記第1実施形態との主たる相違点である。
【0066】
上記構成より成る第2実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、前記環状体16に巻装された前記ワイヤ24が、該環状体16の軸と平行に配設された前記一対の第1のガイドローラ260によって方向が変換され、前記移動体5に到達するものである。
【0067】
上記作用を奏する第2実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、前記環状体16に巻装された前記ワイヤ24が、該環状体16の軸と平行に配設された前記一対の第1のガイドローラ260によって方向が変換され、前記移動体5に到達するので、前記環状体16の軸と直交する平面にループ状に前記ワイヤ24を配設するため、前記環状体16の軸方向の寸法を小さくすることが出来るという効果を奏する。
【0068】
また第2実施形態のミシンの保持枠駆動装置は、前記第1実施形態における中間ローラとしての第2のガイドローラ25を省略するので、構成をシンプルにするとともに、コストを下げ、保守を容易にするという効果を奏する。
【0069】
上述の実施形態は、説明のために例示したもので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0070】
上記実施形態においては、一例として閉ループ状に配設するワイヤ24を水平状態または垂直状態に配設する例について述べたが、本発明としてはそれらに限定されるものでは無く、必要に応じて任意の角度に配設することが可能である。
【0071】
上記第1実施形態においては、一例として環状体の両側に中間ローラ25を配設して90度方向を変換する例について説明したが、本発明としてはそれらに限定されるものでは無く、必要に応じて任意の数および任意の角度の中間ローラを配設することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のミシンの保持枠駆動装置を示す斜視図である。
【図2】本第1実施形態を適用する刺繍用ミシンのXY駆動機構を示す平面図である。
【図3】 本第1実施形態装置を示す正面図である。
【図4】 本第1実施形態装置を示す平面図である。
【図5】 本第1実施形態装置を示す側面図である。
【図6】 本第1実施形態における閉ループ状のワイヤの配設形態を示す概略斜視図である。
【図7】 本発明の第2実施形態における閉ループ状のワイヤの配設形態を示す概略斜視図である。
【図8】 従来のミシンの保持枠駆動装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 第1のガイドレール
4、5 ガイド
8 第2のガイドレール
16 環状体
22、23 左右のガイド
24 紐状体
25 第2のガイドローラ
26 第1のガイドローラ
29 被縫製物
30 保持枠
70 第1の駆動装置
100 第2の駆動装置

Claims (3)

  1. 円筒形状の被縫製物がセットされる保持枠と、
    前記保持枠が装着され且つY軸周りに回転可能な環状体と、
    前記環状体に巻装された紐状体と、
    前記環状体の回転軸たる前記Y軸と直角をなすX軸方向に延在する第1のガイドレールと、
    前記Y軸とは同一水平面上にて平行をなすように延在する一対の第2のガイドレールと、
    前記第1のガイドレールに沿って移動可能な移動体と、
    前記第2のガイドレールに移動可能に設けられ且つ前記第1のガイドレールの一方端部及び他方端部にそれぞれ一体的に連結された一対のガイドと、
    前記一対のガイドに回転可能に装着され且つ前記紐状体の方向を変換して前記紐状体の両端部が前記移動体へ連結されたときに前記紐状体を閉ループとなすことを可能ならしめる一対の第1のガイドローラと、
    前記移動体を前記第1のガイドレールに沿ってX軸方向に移動させることにより前記紐状体をして前記環状体を前記Y軸周りに回転させる第1駆動装置と、
    前記一対のガイドを前記第2のガイドレールに沿って移動させる第2駆動装置とを備え
    前記第1駆動装置が、前記一対のガイドに支持されてい
    ことを特徴とするミシンの保持枠駆動装置。
  2. 請求項1において、
    前記環状体の両側にY軸に関して対称となるように一対の第2のガイドローラを設け、この第2のガイドローラをして前記紐状体をガイドせしめた
    ことを特徴とするミシンの保持枠駆動装置。
  3. 円筒形状の被縫製物がセットされる保持枠が装着される環状体に巻装した紐状体により保持枠を回転駆動するミシンの保持枠駆動装置において、
    前記紐状体がその両端を第1のガイドレールに沿って移動する移動体に係止して閉ループ状に配設されるとともに、前記紐状体の両端が装置の中央に相当する第1のガイドレールの長手方向の中央を中心として配置され、
    前記第1のガイドレールに直交する第2のガイドレールに沿って移動する一対のガイドに配設された一対の第1のガイドローラによってガイドされ方向が変換された前記紐状体を介して前記移動体を第1のガイドレールに沿って移動させるように構成されている
    ことを特徴とするミシンの保持枠駆動装置。
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