JP3695026B2 - 吸着式冷凍装置の吸着コア - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸着剤により冷媒を吸着、脱着することを利用した吸着式冷凍装置の吸着コアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特実平1−126811号公報には、図5に示すように、第1、第2吸着コア1、2および第1、第2凝縮蒸発器3、4を備えた吸着式冷凍装置100が提案されている。吸着コア1、2は、熱交換流体の流れる流体通路11、21および吸着剤Sを備え、密閉容器10、20内に収容されている。凝縮蒸発器3、4は、熱交換流体の流れる流体通路31、41を備え、密閉容器30、40内に収容されている。密閉容器10と密閉容器30、および、密閉容器20と密閉容器40は連通している。
【0003】
そして、第1吸着コア1が吸着工程、第2吸着コア2が脱着工程を行なう第1過程と、第1吸着コア1が脱着工程、第2吸着コア2が吸着工程を行なう第2過程とを、交互に切り替え使用するようになっている。
例えば第1過程では、第1吸着コア1の流体通路11に、エンジンからの80℃程度の加熱流体を供給すると同時に、第1凝縮蒸発器3の流体通路31に、放熱器からの30℃程度の流体を供給する。この結果、第1吸着コア1の吸着剤Sが冷媒を脱着するとともに、第1凝縮蒸発器3では冷媒が凝縮することにより凝縮熱が発生し、この凝縮熱を、流体通路31内の流体が吸収して40℃程度に加熱される。この加熱された流体が、放熱器において放熱し、再び流体通路31に供給される。
【0004】
また、第2吸着コア2の流体通路21に、放熱器からの30℃程度の冷却流体を供給すると同時に、第2凝縮蒸発器4の流体通路41に、室内熱交換器からの20℃程度の流体を供給する。この結果、第1吸着コア1の吸着剤Sが吸着作用を発揮するため、第2凝縮蒸発器4内の冷媒を蒸発させ、その蒸発に伴う潜熱により、第2凝縮蒸発器4の流体通路41内の流体を8℃程度に冷却する。この8℃程度の流体が室内熱交換器において室内と熱交換することにより、室内が冷却される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記第1過程から上記第2過程に切り替えた直後では、第1吸着コア1の流体通路11の入口側に、放熱器からの30℃程度の流体が供給されるが、出口側ではまだ80℃程度の流体が流れている。また、第1凝縮蒸発器3の流体通路31の入口側に、室内熱交換器からの20℃程度の流体が供給されるが、出口側ではまだ40℃程度の流体が流れている。
【0006】
このため、第1凝縮蒸発器3の流体通路31の出口側における40℃程度の冷媒蒸気は、第1吸着コア1の流体通路11の入口側にて30℃程度に冷却された吸着剤S表面に凝縮してしまう。この凝縮は、凝縮蒸発器3における冷媒蒸気の温度が、吸着コアの吸着剤の温度よりも低くなるまで発生する。そして、この凝縮により、吸着剤Sの吸着、脱着能力が低減してしまい、吸着式冷凍装置100の冷房能力が低下する、といった問題があった。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、吸着剤への冷媒の凝縮を抑制して、吸着剤の吸着、脱着能力を向上することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1ないし3に記載の発明では、第1、第2吸着コア(1a、1b、1)、(2a、2b、2)には、この吸着コア(1a、1b、1)、(2a、2b、2)を加熱する加熱流体、および、冷却する冷却流体が流れており、この吸着コア(1a、1b、1)、(2a、2b、2)のうち、上記冷却流体流れの上流側の所定部位(G)は、この所定部位(G)以外の部位(H)に比べて吸着速度が大きく構成されていることを特徴としている。
【0009】
このような構成によれば、吸着コア(1a、1b、2a、2b)に流入する冷却流体の温度が、この吸着コア(1a、1b、2a、2b)と連通する蒸発側の凝縮蒸発器(3a、3b、4a、4b)における冷媒蒸気の温度よりも低くなるとき、吸着コア(1a、1b、2a、2b)の上記所定部位(G)が、この部位以外の部位(H)よりも急速に(多く)冷媒を吸着する。つまり、従来技術において、吸着剤に凝縮していた分の冷媒を、上記所定部位(G)において積極的に吸着できる。
【0010】
この結果、凝縮蒸発器(3a、3b、4a、4b)にて蒸発する冷媒蒸気の温度を急速に下げることができ、上記所定部位(G)以外の部位(H)において冷媒が凝縮することを抑制できる。よって、上記所定部位(G)以外の部位(H)における冷媒の吸着、脱着を良好に行なわせることができ、吸着式冷凍装置(100)の冷房能力を向上できる。
【0011】
また、上記所定部位(G)は上記流体流れの上流側であり、この所定部位(G)を流れる冷却流体は、冷媒の凝縮による凝縮熱を奪って温度が上がり、この冷却流体が所定部位(G)よりも下流側へ供給される。よって、蒸発側の凝縮蒸発器(3a、3b、4a、4b)にて蒸発する冷媒の温度と、所定部位(G)以外の部位(H)との温度差を小さくでき、より効果的に、所定部位(G)以外の部位(H)における冷媒の凝縮を抑制できる。この結果、所定部位(G)以外の部位(H)において、冷媒の吸着、脱着がさらに良好に行なわれ、吸着式冷凍装置(100)の冷房能力をさらに向上できる。
【0012】
また、請求項3および4に記載の発明では、第1吸着コア(1a、1b、1)および第2吸着コア(2a、2b、2)のうち、流体流れ上流側の所定部位(G)は、この所定部位(G)以外の部位(H)に比べて、冷媒から冷却流体への伝熱速度が大きく構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、第1過程と第2過程とを切り替えた直後に、吸着コア(1a、1b、2a、2b)を流れる冷却流体の温度が、この吸着コア(1a、1b、2a、2b)と連通する蒸発側の凝縮蒸発器(3a、3b、4a、4b)における冷媒の温度よりも低くなるとき、吸着コア(1a、1b、2a、2b)の上記所定部位(G)において、冷媒の熱を急速に冷却流体に伝えることができ、ひいては、冷媒の凝縮を急速に行うことができる。つまり、従来技術において、吸着剤に凝縮していた分の冷媒を、上記所定部位(G)において積極的に凝縮できる。
【0013】
このため、蒸発側の凝縮蒸発器(3a、3b、4a、4b)における冷媒の蒸発が急速に促進され、冷媒の温度が急速に低下して、この冷媒の温度を、急速に冷却流体の温度よりも低くできる。よって、上記所定部位(G)以外の部位(H)における冷媒の凝縮を抑制できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、冷媒の吸着、脱着を行なう1段目、2段目の第1吸着コア1a、1bと、1段目、2段目の第2吸着コア2a、2bと、冷媒の凝縮、蒸発を行なう1段目、2段目の第1凝縮蒸発器3a、3bと、1段目、2段目の第2凝縮蒸発器4a、4bとを備えている。第1、第2吸着コア1a、1b、2a、2bは、熱交換流体が流れる流体通路11a、11b、21a、21bと、伝熱フィン1D(図2参照)と、多数の吸着剤Sと、この吸着剤Sよりも小径な多数の小吸着剤aとを備え、密閉容器10a、10b、20a、20bの内部に収容されている。
【0015】
この吸着剤Sおよび小吸着剤aは、例えばシリカゲル、ゼオライト、活性炭、活性アルミナ等の粉粒体から構成されている。そして、周知のように、冷却状態において気体冷媒を高能力で吸着し、この気体冷媒の吸着に伴い吸着能力が次第に低下するが、加熱状態とされることにより、吸着していた気体冷媒を脱離して吸着能力が再生されるという性質を有している。そして、冷媒としては、例えば水やアルコール水溶液が挙げられる。
【0016】
凝縮蒸発器3a、3b、4a、4bは、流体通路31a、31b、41a、41b、および、伝熱フィンを備え、密閉容器30a、30b、40a、40bの内部に収容されている。吸着コア1a、1b、2a、2bを収容する密閉容器10a、10b、20a、20bと、凝縮蒸発器3a、3b、4a、4bを収容する密閉容器30a、30b、40a、40bとは、それぞれ連通部5a、5b、6a、6bにて連通されている。
【0017】
そして、第1吸着コア1a、1bが冷媒を吸着し、第2吸着コア2a、2bが冷媒を脱着する第1過程と、第1吸着コア1a、1bが冷媒を脱着し、第2吸着コア2a、2bが冷媒を吸着する第2過程とを、所定時間(例えば60秒)毎に交互に行なっている。なお、脱着側の吸着コア1a、1b、2a、2bは、所定時間が経過する前に完全に脱着を完了し、吸着側の吸着コア1a、1b、2a、2bは、所定時間が経過してもさらに完全に吸着が完了しないように、脱着側の吸着コア1a、1b、2a、2bに流す熱交換流体の流量を、吸着側の吸着コア1a、1b、2a、2bに流す熱交換流体の流量よりも多くしてある。
【0018】
室内熱交換器47は室内に配置され、熱交換流体が流れる流体通路47aおよび伝熱フィンを備えている。室外熱交換器39は、室外に配置され、流体が流れる流体通路39aおよび伝熱フィンを備えている。そして、室外熱交換器39、2段目の凝縮蒸発器3b、4b、1段目の凝縮蒸発器3a、4a、四方切替弁67、電動ポンプ66、および、室外熱交換器39は、この順に、それぞれの流体通路を直列に接続されている。
【0019】
また、室外熱交換器39、2段目の凝縮蒸発器3b、4b、1段目の凝縮蒸発器3a、4a、四方切替弁67、室内熱交換器47、四方切替弁68、1段目の吸着コア1a、2a、2段目の吸着コア1b、2b、四方切替弁69、電動ポンプ66、および、室外熱交換器39は、この順に、それぞれの流体通路を直列に接続されている。
【0020】
また、エンジン、四方切替弁68、図示しない電動ポンプ、1段目の吸着コア1a、2a、2段目の吸着コア1b、2b、四方切替弁69、および、エンジンは、この順に、それぞれの流体通路を直列に接続されている。
以下に、吸着コア1a、1b、2a、2bの具体的構造を図2に基づいて説明する。
【0021】
吸着コア1a、1b、2a、2bは、入口ヘッダタンク1Aと、出口ヘッダタンク1Bと、これらヘッダタンク1A、1Bの間を繋ぐように接続され、かつ、所定の間隔で並列配置された複数の伝熱チューブ1Cとを備え、この伝熱チューブ1Cの間には、蛇行状に折り曲げ加工されたコルゲートフィン(伝熱フィン)1Dが設けられている。そして、熱交換流体が、入口ヘッダタンク1A、複数の伝熱チューブ1C、出口ヘッダタンク1Bの順に流れるようになっている。
【0022】
なお、入口ヘッダタンク1A、出口ヘッダタンク1B、および、複数の伝熱チューブ1Cにより、図1に示す流体通路11a、11b、21a、21bを構成している。また、伝熱チューブ1Cおよびコルゲートフィン1Dを、熱伝導性に優れる材料(例えばアルミニウム合金)から構成し、熱交換流体と、冷媒との間の熱交換を良好に行なうようにしてある。
【0023】
また、上記両ヘッダタンク1A、1Bと、伝熱チューブ1Cと、伝熱フィン1Dとの間の空隙には、径が100μm程度の吸着剤S、および、この吸着剤Sよりも小径な(径が50μm程度の)小吸着剤aが、多数充填された状態で、接着剤にて固定されている。なお、小吸着剤aは、吸着コア1a、1b、2a、2bのうち、上記熱交換流体流れの上流側の所定部位Gに配置されている。具体的には、入口ヘッダタンク1A側で、両ヘッダタンク1A、1Bの間の容積の1割程度を占めるように、小吸着剤aが配置されている。この所定部位G以外の部位Hに、吸着剤Sが配置されている。ここで、小吸着剤aを充填した所定部位Gでは、この所定部位G以外の部位Hに比べて吸着可能な表面積が大きいため、所定部位Gは、上記部位Hに比べて吸着速度が大きくなっている。
【0024】
なお、上記した凝縮蒸発器3a、3b、4a、4b、室外熱交換器39、および、室内熱交換器47は、図2に示す吸着コア1a、1b、2a、2bのうち、吸着剤S、小吸着剤aを廃止したものと同様の構造である。
以下に、上記構成の吸着式冷凍装置100の作動を説明する。
まず、第1吸着コア1a、1bが冷媒を吸着し、第2吸着コア2a、2bが冷媒を脱着する第1過程について説明する。この場合、上記弁67、68、69の回動位置は、図1中実線で示すように設定されている。
【0025】
この結果、エンジンにて加熱された熱交換流体(吸着コアを加熱する加熱流体)が、1段目の第2吸着コア2a、2段目の第2吸着コア2bの順に循環し、室外熱交換器39にて放熱された熱交換流体は、2段目の第2凝縮蒸発器4b、1段目の第2凝縮蒸発器4aの順に循環する。これにより、第2吸着コア2a、2bが脱着作用を発揮するとともに、第2凝縮蒸発器4a、4bにて冷媒が凝縮する。
【0026】
また、室外熱交換器39にて放熱された熱交換流体は、2段目の第1凝縮蒸発器3b、1段目の第1凝縮蒸発器3a、室内熱交換器47、1段目の第1吸着コア1a、2段目の第1吸着コア1bの順に循環する。これにより、第1吸着コア1a、1bが冷媒を吸着して、第1吸着コア1a、1b、および、この吸着コア1a、1bに連通する第1凝縮蒸発器3a、3bの圧力が下がり、第1凝縮蒸発器3a、3bにて冷媒の蒸発が行なわれる。
【0027】
このため、第1凝縮蒸発器3a、3bを流れる熱交換流体は、冷媒の蒸発による蒸発熱が奪われて冷却され、この冷却された流体を、室内熱交換器47に循環させることにより、室内を冷却するようになっている。なお、室内熱交換器47から流出される流体は、吸着コアを冷却する冷却流体である。
この第1過程において、室外熱交換器39の出口側(2段目の第1、第2凝縮蒸発器3b、4bの入口側)における流体温度は例えば30℃、1段目の第1凝縮蒸発器3aの出口側(室内熱交換器47の入口側)における流体温度は例えば10℃である。また、室内熱交換器92の出口側(1段目の第1吸着コア1aの入口側)における流体温度は例えば20℃、2段目の第1吸着コア1bの出口側(室外熱交換器39の入口側)における流体温度は例えば40℃である。
【0028】
また、1段目の第2凝縮蒸発器4aの出口側(室外熱交換器39の入口側)における流体温度は例えば40℃である。また、1段目の第2吸着コア2aの入口側における流体温度は例えば90℃、2段目の第2吸着コア2bの出口側における流体温度は例えば75℃である。このときの温度を図1に示してある。
なお、第2過程に切り替える直前では、第2吸着コア2a、2bでの冷媒の脱着が完了するため、1段目の第2凝縮蒸発器4aの出口側の流体温度は、入口側の流体温度と同じ例えば30℃であり、1段目の第2吸着コア2aの出口側の流体温度も、入口側の流体温度と同じ例えば90℃である。
【0029】
そして、上記した第1過程から、第2過程に切り替えるとき、上記弁67、68、69を図1中点線で示す状態とする。この切り替え直後では、1段目の第2吸着コア2aから2段目の第2吸着コア2bにかけて、室内熱交換器92からの例えば20℃程度の流体が供給されるとともに、2段目の第2凝縮蒸発器4bから1段目の第2凝縮蒸発器4aにかけて、30℃程度の流体が供給される。
【0030】
このとき、第2吸着コア2a、2bを流れる冷却流体の温度が、第2凝縮蒸発器4a、4bにおける冷媒蒸気の温度よりも低くなるが、第2吸着コア2a、2bの上記所定部位G(図2参照)が、この所定部位G以外の部位Hよりも急速に(多く)冷媒を吸着できる。
この結果、第2凝縮蒸発器4a、4bにて蒸発する冷媒蒸気の温度を急速に下げることができ、上記所定部位G以外の部位Hにおいて冷媒が凝縮することを抑制できる。よって、上記所定部位G以外の部位Hにおける冷媒の吸着、脱着を良好に行なわせることができ、吸着式冷凍装置100の冷房能力を向上できる。
【0031】
なお、吸着コア1a、1b、2a、2bが脱着工程から吸着工程に切り替わった直後に小吸着剤aに凝縮した冷媒は、その吸着工程において徐々に小吸着剤aに吸着され、次回の脱着工程で脱着されるものである。
また、上記所定部位Gは上記冷却流体流れの上流側であり、この所定部位Gを流れる冷却流体は、冷媒の凝縮による凝縮熱を奪って温度が上がり、この冷却流体が所定部位Gよりも下流側へ供給される。よって、第2凝縮蒸発器4a、4bにて蒸発する冷媒の温度と、所定部位G以外の部位Hとの温度差を小さくでき、より効果的に、所定部位G以外の部位Hにおける冷媒の凝縮を抑制できる。この結果、所定部位G以外の部位Hにおいて、冷媒の吸着、脱着がさらに良好に行なわれ、吸着式冷凍装置100の冷房能力をさらに向上できる。
【0032】
また、上記所定部位Gは、その容積が小さすぎると上述した効果が得られず、その容積が大きすぎると、この所定部位G以外の部位Hの容積が小さくなり、通常運転時の冷媒の吸着、脱着能力が小さくなってしまう、という点に着目して、本実施形態では、両ヘッダタンク1A、1Bの間の容積の1割程度を占めるように、所定部位Gを設定してある。
【0033】
(第2の実施形態)
本実施形態は、図3に示すように、上記第1の実施形態における小吸着剤aを廃止して、この所定部位Gの伝熱チューブ1Cおよびフィン1Dを露出させたものである。これによれば、所定部位Gは、この所定部位G以外の部位Hに比べて、冷媒から冷却流体への伝熱速度が大きくなる。
【0034】
よって、吸着コア1a、1b、2a、2bが脱着工程から吸着工程に切り替わった直後に、吸着コア1a、1b、2a、2bの上記所定部位Gにおいて、冷媒の熱を急速に冷却流体に伝えることができ、ひいては、冷媒の凝縮を急速に行うことができる。このため、蒸発側の凝縮蒸発器3a、3b、4a、4bにおける冷媒の蒸発が急速に促進され、冷媒の温度が急速に低下して、この冷媒の温度を、急速に冷却流体の温度よりも低くできる。よって、上記所定部位G以外の部位Hにおける冷媒の凝縮を抑制でき、上記第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0035】
なお、フィン1Dや伝熱チューブ1Cの表面に凝縮した冷媒は、表面張力にてフィン1Dや伝熱チューブ1Cの表面に保持される。そして、この凝縮した冷媒は、次回の脱着工程で確実に蒸発する。
(第3の実施形態)
図4に示す本実施形態の吸着式冷凍装置100は、第1吸着コア1、第2吸着コア2、凝縮器3、および、蒸発器4を備えている。なお、第1、第2吸着コア1、2は、図2に示す吸着コア1a、1b、2a、2bと同様の構造であり、流体通路11、21と、吸着剤Sと、小吸着剤aとを備え、密閉容器10、20に収容されている。また、凝縮器3および蒸発器4は、流体通路31、41を備え、密閉容器30、40に収容されている。そして、第1、第2吸着コア1、2と凝縮器3が、三方切替弁80を経て連通可能で、第1、第2吸着コア1、2と蒸発器4が、三方切替弁81を経て連通可能となっている。
【0036】
また、第1、第2吸着コア1、2の流体通路11、21には、エンジンからの流体と、室外熱交換器からの流体とが、三方切替弁83、84、85、86により、交互に供給可能となっている。また、凝縮器3には、室外熱交換器39からの流体を供給し、蒸発器には、室内熱交換器47からの流体を供給するようになっている。この具体的作動については公知であるため、詳細な説明は省略するが、第1吸着コア1が吸着工程、第2吸着コア2が脱着工程を実行するとき、上記弁80、81、83、84、85、86を、図4中点線位置とし、第1吸着コア1が脱着工程、第2吸着コア2が吸着工程を実行するとき、上記弁80、81、83、84、85、86を、図4中実線位置とする。
【0037】
ここで、例えば、真夏の炎天下に駐車した場合、室外は30℃程度であるのに対して、室内は50℃程度となっている。この状態のときに、第1吸着コア1が脱着工程、第2吸着コア2が吸着工程を実行するように、この冷凍装置100を運転させるとき、第2吸着コア2には、室外熱交換器からの30℃程度の流体が供給され、蒸発器4には、室内熱交換器47からの50℃程度の流体が供給される。つまり、第2吸着コア2を流れる流体の方が、蒸発器4を流れる流体よりも温度が高くなる。
【0038】
これに対して、図2に示すように、第2吸着コア2の流体通路21の上流側に、小吸着剤aが充填してあるので、上記第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
まず、上記第1および第2の実施形態において、吸着コア1a、1b、2a、2bが冷媒を吸着するとき、冷媒の吸着による吸着熱を冷却流体は奪うため、2段目の吸着コア1b、2bを流れる冷却流体の方が1段目の吸着コア1a、2aを流れる冷却流体に比べてより高温である。このため、2段目の吸着コア1b、2bでは、凝縮蒸発器3b、4bからの冷媒蒸気が凝縮する量が少ない。この点に着目して、上記第1または第2の実施形態において、2段目の吸着コア1b、2bにおける所定部位Gの容積を、1段目の吸着コア1a、2aにおける所定部位Gの容積よりも小さくしてもよい。また、2段目の吸着コア1b、2bでは、凝縮蒸発器3b、4bからの冷媒蒸気が確実に凝縮しない場合、吸着剤a(所定部位G)や露出部位(所定部位G)を廃止して、吸着剤Sのみを設けるようにしてもよい。
【0039】
また、上記第1および第2の実施形態では、第1吸着コア1a、1b、第2吸着コア2a、2b、第1凝縮蒸発器3a、3b、および、第2凝縮蒸発器4a、4bを2段設けていたが、さらに多段に設けてもよい。
そして、多段に設けた場合にも、流体流れの上流側から下流側にかけて、吸着コアにおける所定部位Gの容積を徐々に小さくなるように配置してもよいし、凝縮蒸発器3b、4bからの冷媒蒸気が凝縮する吸着コアのみに、本発明を適用してもよい。
【0040】
また、上記第1の実施形態では、吸着剤Sよりも小径な小吸着剤aを上記所定部位Gに配置することにより、この所定部位Gの吸着能力を、所定部位G以外の部位よりも向上させていたが、他に、吸着剤Sを例えばシリカゲルとし、冷媒を水とした場合、この吸着剤Sと径が同程度で、かつ、この吸着剤Sよりも水の吸着能力の高い吸着剤、例えばゼオライトを、上記所定部位Gに配置してもよい。
【0041】
また、上記第2の実施形態では、所定部位Gの伝熱チューブ1Cおよびフィン1Dを剥き出しにして、冷媒の熱を急速に上記冷却流体へ伝えるようにしていたが、この所定部位Gにおいて、吸着剤Sを伝熱チューブ1Cやフィン1Dに薄く固定するようにしてもよい。これによれば、吸着剤Sがぎっしり充填されている、所定部位G以外の部位に比べて、所定部位Gの伝熱性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる吸着式冷凍装置の概略的な全体構成図である。
【図2】第1の実施形態に係わる吸着コアの概略的な斜視図である。
【図3】第2の実施形態に係わる吸着コアの概略的な斜視図である。
【図4】第3の実施形態に係わる吸着式冷凍装置の概略的な全体構成図である。
【図5】従来技術に係わる吸着式冷凍装置の概略的な部分構成図である。
【符号の説明】
1a、1b…第1吸着コア、2a、2b…第2吸着コア、
11a、11b…第1流体通路、21a、21b…第2流体通路、
3a、3b…第1凝縮蒸発器、4a、4b…第2凝縮蒸発器、
S…吸着剤、a…小吸着剤。
Claims (6)
- 冷却状態とされることにより冷媒を吸着し、加熱状態とされることにより冷媒を脱着する第1吸着コア(1a、1b、1)、第2吸着コア(2a、2b、2)と、
前記第1吸着コア(1a、1b、1)、前記第2吸着コア(2a、2b、2)に連通可能に設けられ、前記第1吸着コア(1a、1b、1)、前記第2吸着コア(2a、2b、2)が冷媒を脱着するとき冷媒を凝縮する凝縮器(3a、3b、4a、4b、3)と、
前記第1吸着コア(1a、1b、1)、前記第2吸着コア(2a、2b、2)に連通可能に設けられ、前記第1吸着コア(1a、1b、1)、前記第2吸着コア(2a、2b、2)が冷媒を吸着するとき冷媒を蒸発させる蒸発器(3a、3b、4a、4b、4)とを備え、
前記第1吸着コア(1a、1b、1)が冷媒を吸着し、前記第2吸着コア(2a、2b、2)が冷媒を脱着する第1過程と、前記第1吸着コア(1a、1b、1)が冷媒を脱着し、前記第2吸着コア(2)が冷媒を吸着する第2過程とを、所定時間毎に交互に行なっており、
前記第1吸着コア(1a、1b、1)、前記第2吸着コア(2a、2b、2)を加熱する加熱流体、および、冷却する冷却流体が流れる第1流体通路(11a、11b、11)、第2流体通路(21a、21b、21)が、前記第1吸着コア(1a、1b、1)、前記第2吸着コア(2a、2b、2)に備えられており、
前記第1流体通路(11a、11b、11)、第2流体通路(21a、21b、21)の近傍に、冷媒を吸着、脱着する多数の吸着剤(S、a)が配置されており、
前記第1吸着コア(1a、1b、1)および前記第2吸着コア(2a、2b、2)のうち、前記冷却流体流れの上流側の所定部位(G)は、この所定部位(G)以外の部位(H)に比べて吸着速度が大きく構成されていることを特徴とする吸着式冷凍装置の吸着コア。 - 前記所定部位(G)には、前記所定部位(G)以外の部位(H)に設ける吸着剤(S)に比べて小径な小吸着剤(a)を設けてあることを特徴とする請求項1に記載の吸着式冷凍装置の吸着コア。
- 前記所定部位(G)には、前記所定部位(G)以外の部位(H)に設ける吸着剤(S)に比べて吸着速度の大きな吸着剤を設けてあることを特徴とする請求項1に記載の吸着式冷凍装置の吸着コア。
- 冷却状態とされることにより冷媒を吸着し、加熱状態とされることにより冷媒を脱着する第1吸着コア(1a、1b、1)、第2吸着コア(2a、2b、2)と、
前記第1吸着コア(1a、1b、1)、前記第2吸着コア(2a、2b、2)に連通可能に設けられ、前記第1吸着コア(1)、前記第2吸着コア(2a、2b、2)が冷媒を脱着するとき冷媒を凝縮する凝縮器(3a、3b、4a、4b、3)と、
前記第1吸着コア(1a、1b、1)、前記第2吸着コア(2a、2b、2)に連通可能に設けられ、前記第1吸着コア(1a、1b、1)、前記第2吸着コア(2a、2b、2)が冷媒を吸着するとき冷媒を蒸発させる蒸発器(3a、3b、4a、4b、4)とを備え、
前記第1吸着コア(1a、1b、1)が冷媒を吸着し、前記第2吸着コア(2a、2b、2)が冷媒を脱着する第1過程と、前記第1吸着コア(1a、1b、1)が冷媒を脱着し、前記第2吸着コア(2)が冷媒を吸着する第2過程とを、所定時間毎に交互に行なっており、
前記第1吸着コア(1a、1b、1)、前記第2吸着コア(2a、2b、2)を加熱する加熱流体、および、冷却する冷却流体が流れる第1流体通路(11a、11b、11)、第2流体通路(21a、21b、21)が、前記第1吸着コア(1a、1b、1)、前記第2吸着コア(2a、2b、2)に備えられており、
前記第1流体通路(11a、11b、11)、第2流体通路(21a、21b、21)の近傍に、冷媒を吸着、脱着する多数の吸着剤(S、a)が配置されており、
前記第1吸着コア(1a、1b、1)および前記第2吸着コア(2a、2b、2)のうち、前記冷却流体流れの上流側の所定部位(G)は、この所定部位(G)以外の部位(H)に比べて、冷媒から前記冷却流体への伝熱速度が大きく構成されていることを特徴とする吸着式冷凍装置の吸着コア。 - 前記所定部位(G)以外の部位(H)のみに前記吸着剤(S)を設け、前記所定部位(G)には吸着剤(S)を設けていないことを特徴とする請求項4に記載の吸着式冷凍装置の吸着コア。
- 前記所定部位(G)には、前記所定部位(G)以外の部位(H)に比べて薄く、前記吸着剤(S)を設けてあることを特徴とする請求項4に記載の吸着式冷凍装置の吸着コア。
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