JP3694942B2 - ディジタルスチルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は静止画像をディジタルデータとして扱うことが可能なディジタルスチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)近年、画像をフィルムに写し込むのではなく、CCD等の撮像素子で光電変換した画像をメモリカードなどの記録媒体に記録するように構成されたディジタルスチルカメラが実用化されている。
【0003】
また、近年、CCD等の撮像素子によりネガフィルムを読み取るネガビューワーと呼ばれるスキャナが存在している。
しかし、ディジタルカメラとして静止画の撮影を行い、かつ、ネガフィルムも撮影可能なディジタルスチルカメラは存在していない。
【0004】
この種のディジタルスチルカメラの概略構成について、図33を参照して説明する。
この図33に示すディジタルスチルカメラにおいて、対物レンズ101,フォーカスレンズ102,アイリス絞り103等で構成された光学系を介して得られた光画像は、CCD104等の撮像素子の受光面に結像される。また、このとき、このフォーカスレンズ102及びアイリス絞り103は、それぞれレンズ駆動回路121及び絞り駆動回路120により駆動される。
【0005】
ここで、撮像素子を構成するCCD104は受光面に結像された光画像を電荷量に光電変換し、CCD駆動回路125からの転送パルスによってアナログの画像信号を出力する。出力されたアナログの画像信号は、CDS(相関二重サンプリング)回路105でノイズが低減され、またAGCにより利得の調整が行われる。そして、A/D変換器106によってディジタル画像信号に変換された後、プロセス回路107で輝度処理や色処理が施されてディジタルビデオ信号(例えば、輝度信号と色差信号)に変換される。
【0006】
このディジタルビデオ信号を記録する際は、圧縮伸張回路108においてデータ圧縮が行われる。そして、記録再生回路109によって、SRAMやフラッシュメモリ等で構成されたメモリカード111に記録される。
【0007】
再生する際は、メモリカード111に記録されているディジタルビデオ信号の圧縮データが記録再生回路109によって読み出される。そして圧縮伸張回路108において圧縮データの伸張が行なわれ、元のサイズのディジタルビデオ信号に戻される。そして、D/A変換器112でアナログのビデオ信号に変換されて、出力回路113で所定のレベルのビデオ信号として外部の機器に出力される。
【0008】
尚、メインCPU110は各部の動作の制御を行っており、発光回路115によって駆動されるストロボ116は撮影時に発光するように制御される。
また、スルー再生の際は、プロセス回路107からD/A変換器112にディジタルビデオ信号が直接送られ、CCD104で撮像した映像がリアルタイムでビデオ信号として外部に出力され続ける。
【0009】
プロセス回路107の内部構成のブロック図を図34に示す。A/D変換されたディジタル画像信号は、まずY/C分離回路107aで輝度(Y)に関するデータと色(C)に関するデータに分離される。輝度に関するデータは、輝度処理回路107bでガンマ補正処理などの処理を施される。
【0010】
その後、輝度信号についてはネガ/ポジ反転回路107cで、ポジ画像の場合はそのまま、ネガモードが選択された際のネガ画像の場合はネガ/ポジ反転され、輝度信号として後段に送られる。
【0011】
一方、色信号については、色度処理回路107dで原色RGBについてのRGBデータが生成される。このRGBデータは色差処理回路107eで、R−Y,B−Yの色差信号に変換される。そして、ネガ/ポジ反転回路107fにおいて、ポジ画像の場合はそのまま、ネガモードが選択されている際のネガ画像の場合はネガ/ポジ反転され、色差信号として後段に送られる。
【0012】
また、白バランス検出回路107gにおいて白バランス調整に使用するAWBデータは、色処理回路107dで生成されるRGB信号を用いる。CPU110はこのデータを用い、R=G=Bになるように色処理回路107dのRGBゲインを操作してやり、ホワイトバランスを整える。
【0013】
尚、従来のネガビューアは手動フォーカス(MF)か固定フォーカスかのいずれかの状態が一般的であり、ディジタルスチルカメラについてはオートフォーカス(AF)が一般的である。
【0014】
(2)ディジタルスチルカメラにおける動作モード,記録コマ数,その他の各種情報は、表示手段となる液晶表示部によって行われている。近年の記録媒体の種類の増加(内蔵メモリ、PCMCIAカードなど)やカメラの多様化に伴い、従来のコマ数とモードを表示するだけの液晶表示部では操作が分かりにくい問題点があった。
【0015】
例えば、これまでのディジタルスチルカメラでは、コマ数表示部には、次撮影コマ数(または記録済みコマ数)、または残り記録可能コマ数のどちらか一方が表示され、再生時には再生コマ数が表示されるものが一般的である。尚、このようなコマ数表示部としては、7セグメントで1つの数字を表示するものがあり、これを必要な桁数備えたものが一般的である。
【0016】
(3)ディジタルカメラは、シリアル伝送手段を用いて、接続したパソコンに撮影した画像データを送信したり、アプリケーションソフトを用いてカメラにコマンドを送ることによって、カメラを操作したりできるものがある。
【0017】
また、GPS(全世界的衛星航法システム:Global Positioning System )は、測量・船舶支援やカーナビゲーションなどの幅広い分野で利用されるようになっている。このシステムを利用し、GPS受信機で受信測定した緯度・経度などの情報を、撮影画像と対応させて(撮影画像のヘッダ部分などに)記録するカメラなどが特開平4−70724号公報などでも提案されている。
【0018】
このように、ディジタルスチルカメラは、他の機器(外部機器)と接続し、シリアル通信を行うことによりその利用範囲を広げている。
(4)従来のディジタルカメラは、シリアル通信ケーブルを用いて、接続したパソコンに撮影した画像データを送信したり、アプリケーションソフトを用いてカメラにコマンドを送ることによってパソコン側からディジタルスチルカメラを操作したりできるものがある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
(1)第1の課題:
しかしながら、上述したディジタルスチルカメラであると、ネガフィルムを撮像するとわかっていても、AFが動作する。従って、読み取るフィルムのコマが変わる度に、AFの駆動が行われることになる。
【0020】
また、ネガ/ポジ反転に処理が図34の構成であるため、ネガ画像撮影時はネガ画像から生成されたRGBデータがCPU110に送られる。このため、通常のポジ画像のままの自動白バランス調整では満足する結果が得られないため、CPU110はネガ専用の処理をしなければならなくなる。
【0021】
また、ストロボ発光を通常状態のオート制御にしておくと、ネガ撮影時でも低輝度になると自動的にストロボが発光することになり、良好な撮影が行えない問題を有している。
【0022】
また、一般には図34に示したように、回路構成を簡単にするために、ガンマ処理後にネガ/ポジ反転する構成になっている。この場合、ネガモードにすると黒く沈んだ画像になってしまう。これは、ガンマ処理により明るい方向に収束するようにされた部分が、反転により逆のガンマがかかるために暗い方向に収束することにより発生する。
【0023】
(2)第2の課題:
▲1▼ディジタルスチルカメラで撮影した画像を圧縮して記録する際、固定長化を行わないとき、同じ容量のメモリであっても撮影できる枚数は画像により異なる。また、固定長化を行っても、撮影モード(圧縮率、精度、画像サイズ等)により、撮影できる枚数が異なる。
【0024】
従って、使用者に混乱を起こさせないためには、次記録コマ数(記録コマ数)と記録可能コマ数の両方を表示する必要があるが、そのような装置は存在していなかった。
【0025】
また、再生時には、再生コマ数の表示だけで、あと何枚で最後の部分を再生できるか分からない状態であった。
▲2▼以上のような場合に、2種類の表示を同時に行う際に、記録用と再生用とで2種類ずつのコマ数表示部を設けると、表示部が大きくなってしまう問題がある。そこで、記録用と再生用とで同じ表示部を兼用することが考えられる。
【0026】
しかし、このように記録と再生で、同一位置のコマ表示部を使用してコマ数表示を行うと、現在の状態(記録モードか再生モードか)が分かりにくくなる不都合が生じる。
【0027】
▲3▼また、記録媒体として複数種類(例えば、内蔵メモリとPCMCIAカード等)備えたディジタルスチルカメラにおいては、液晶表示部にコマ数表示部が1カ所しかない場合、表示しているコマ数が内蔵メモリのものなのか、カードに記録されているものなのかが判別が難しくなる。
【0028】
▲4▼また、同様に複数種類の記録媒体を使用可能なディジタルスチルカメラにおいて、カードから内蔵メモリへ、または内蔵メモリからカードなど、他の媒体へ画像をコピーする場合など、どちらからどちらへ、何枚目を何枚目にコピーするのか分かりにくい。
【0029】
▲5▼尚、光学式ファインダと撮像レンズ光学系が別になっているディジタルスチルカメラでマクロ(近接)撮影を行う際には、パララックスが生じることになる。記録しようとする画像をTVモニタやPCモニタなどにスルーで表示しながら撮影する場合は画像を確認して撮影するので問題ないが、そのような表示を行わずにファインダー像を参照して撮影する場合はパララックスが生じていることに気付かない。従って、パララックスにより、ユーザーが撮影したいと思った画像と異なった画像が撮影されてしまうことになる。
【0030】
▲6▼ディジタルスチルカメラは、記録時のモードとして、画質や圧縮率の大小などを選択できるものがあり、これを用いれば、その用途にあった画質の画像を得ることができる。この場合、記録時のモードを変えると1つあたりの画像サイズが変化するために、記録可能コマ数が変化する。
【0031】
この場合には、液晶表示部におけるも記録可能コマ数を変えなければならない。このようなモード変更を記録,再生時以外に行うのであれば、メインマイコンが停止中であってもサブマイコンにより行うことができる。しかし、記録可能コマ数に関連するデータを管理しているのはメインマイコンであるため、記録可能コマ数を求めるというためだけにメインマイコンを起動する必要が生じる。従って、この記録可能コマ数を計算するためのメインマイコンの起動により、処理時間や消費電流に無駄が生じることになる。
【0032】
(3)第3の課題:
接続する外部機器の種類が増えると、シリアル通信規格や通信速度が異なるものが多くなり、通信プロトコルが異なる。それらとシリアル通信を行うために、以下のような策が考えられるが、それによる不都合も生じる。
【0033】
▲1▼使用する機器の数だけシリアルポートを増やす:カメラの大きさが大きくなる。値段が高くなる。ユーザーがコネクタをどのコネクタに挿せばよいのか分かりにくい。コネクタの数により使用できる機器が限られる。
【0034】
▲2▼シリアルポートは1つで、カメラに『シリアル切り替えSW』を設けユーザーが接続する外部機器によってSWを切り替える:カメラのスイッチの数が増え、煩雑になるばかりでなく、ユーザーに操作を強いることになる。使用できる機器が限られる。
【0035】
▲3▼カメラにシリアルドライバ部を内蔵:シリアルコネクタが大きくなる。内蔵のドライバ部により、決まった規格のものしか使用できない。また、将来、より高速な通信規格を持つ外部機器と接続するかもしれないが、対応ができない。
【0036】
(4)第4の課題:
図35は電池を電源とするディジタルスチルカメラにおける動作状態の電源電圧の様子を示す特性図である。ここでは、図35(a)と図35(b)とに2つの特性を例示している。バッテリは内部抵抗を有しており、ディジタルスチルカメラの消費電流により取り出せる電圧が変化する。例えば、バッテリの残量が同じであったとしても、ディジタルスチルカメラの各動作における消費電流が異なっているとすると、図35(a),(b)のように電源電圧が異なったものとなる。従って、この図35(b)においては、ストロボ充電の際にバッテリチェックレベル未満になって警告が表示されることになる。
【0037】
ディジタルスチルカメラは、通常、バッテリの電圧値をA/D変換してメインマイコンが監視している。そして、その値が設定値のレベル(カメラが正常に動作するのに最低限必要なギリギリの電圧値)以下になったら、バッテリが空になったことを液晶表示部などに表示し、それ以上電流を消費しないよう、各部に供給する電流を切り、全てのシステムを落とし、まったく動作しない状態(カメラがパワーOFFの状態、または、電流SWがOFFされるのを待つだけの状態)となる。
【0038】
ところで、パソコンにカメラを接続してパソコンからカメラを動作させているときバッテリが無くなると、上記のようにカメラが急に動かなくなりパソコンからのコマンドを受け付けなくなってしまう。パソコン側のアプリケーションの方で一定時間経過したら、例えば、30秒間応答がなかったらモニタ画面に警告表示を出すなどすることもできるが、カメラが動かなくなってからパソコンが判断するまでの時間はユーザーはなぜ動かなくなってしまったのか分からずに故障と間違える危険がある。このように外部機器接続動作時にバッテリが空になりカメラが動作しなくなると使用者が混乱する可能性がある。
【0039】
また、パソコンとの通信によって通信モードになるディジタルスチルカメラでは、パソコンと通信時、カメラはパソコンからのコマンドのみに従いカメラ本体のスイッチ操作は受け付けない。ただし、これではパソコン側のカメラ操作アプリケーシュンがハングアップしたときなど、カメラは通信モードから簡単な操作で復帰する手段が無くなるため、通信モードから復帰できない。バッテリを全部抜いたりすれば復帰できるが、現実的ではない。
【0042】
本発明の第1の目的は、外部機器と接続されて動作する場合にも安定した動作が可能なディジタルスチルカメラを実現することである。
【0043】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明では、以下のようなディジタルスチルカメラを提案する。
【0072】
外部の機器と接続可能なディジタルスチルカメラにおいて、外部機器接続時は外部機器からの命令に従い、ディジタルスチルカメラ側の操作には従わないモードで動作し、ディジタルスチルカメラ側の動作復帰用のスイッチの入力のみを受け付けることを特徴とするディジタルスチルカメラ。
【0073】
このようにすることで、外部機器の動作が停止したとしても、ディジタルスチルカメラを通常の単体動作に復帰することができる。
【0074】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。
<第1の目的を達成するための実施の形態>
図1に本発明の第1の実施の形態例の実施するに適するディジタルスチルカメラの一形態例の構成を示す。
【0075】
この図1に示すディジタルスチルカメラにおいて、対物レンズ101,フォーカスレンズ102,アイリス絞り103等で構成された光学系を介して得られた光画像は、CCD104等の撮像素子の受光面に結像される。また、このとき、このフォーカスレンズ102及びアイリス絞り103は、それぞれレンズ駆動回路121及び絞り駆動回路120により駆動される。
【0076】
ここで、撮像素子を構成するCCD104は受光面に結像された光画像を電荷量に光電変換し、CCD駆動回路125からの転送パルスによってアナログの画像信号を出力する。出力されたアナログの画像信号は、CDS(相関二重サンプリング)回路105でノイズが低減され、またAGCにより利得の調整が行われる。そして、A/D変換器106によってディジタル画像信号に変換された後、プロセス回路107で輝度処理や色処理が施されてディジタルビデオ信号(例えば、輝度信号と色差信号)に変換される。
【0077】
尚、メインCPU110は各部の動作の制御を行っており、発光回路115によって駆動されるストロボ116は撮影時に発光するように制御される。また、AE、AWB、AF処理は、全て撮像面のデータを用いてメインCPU110の制御により行う。これらの処理はプロセス回路107がデータを供給してやり、メインCPU110が演算処理を行い、絞り駆動回路120、レンズ駆動回路121、及びCCD駆動回路125、プロセス回路107内の色処理回路を制御することで行う。また、メインCPU110は操作パネル130の各種スイッチ(電源スイッチ,レリーズスイッチ,再生スイッチ等)の操作状態に応じて各部を制御し、また、必要な情報を液晶表示部131に表示する。
【0078】
尚、ここでは、メインCPU110がディジタルスチルカメラ全体を制御する場合を例示したが、サブCPUとメインCPUとで分担する構成としても良い。このディジタルビデオ信号を記録する際は、圧縮伸張回路108においてデータ圧縮が行われる。そして、記録再生回路109によって、SRAMやフラッシュメモリ等で構成されたメモリカード111に記録される。
【0079】
再生する際は、メモリカード111に記録されているディジタルビデオ信号の圧縮データが記録再生回路109によって読み出される。そして圧縮伸張回路108において圧縮データの伸張が行なわれ、元のサイズのディジタルビデオ信号に戻される。そして、D/A変換器112でアナログのビデオ信号に変換されて、出力回路113で所定のレベルのビデオ信号として外部の機器に出力される。
【0080】
また、スルー再生の際は、プロセス回路107からD/A変換器112にディジタルビデオ信号が直接送られ、CCD104で撮像した映像がリアルタイムでビデオ信号として外部に出力され続ける。
【0081】
図2はこのディジタルスチルカメラの外観図を示す斜視図である。また、このディジタルスチルカメラの液晶表示部131、及び、この近傍の操作パネル130(設定スイッチ)の様子を図3に模式的に示す。
【0082】
ネガフィルムを撮影するネガモード時、液晶表示部131のネガマーク(図3太枠内のフィルム1コマの形状のマーク)が点灯する。ネガモードとは、内部処理で画像の輝度、色度を反転させるモードである。また、制御方法としては、ビデオモードになる。ビデオモードとは、CCD104で撮像され、信号処理された画像がそのままリアルタイムでNTSCビデオ信号として出力されるモードである。すなわち、撮像した画像がスルーで確認できるモードである。ビデオモードでのAE、AWB、AFはそれぞれコンティニアス(連続的)である。従って、適正範囲に入るまで制御を行い、適性範囲に入ってもデータを監視し続けてデータ値が大きく変化した(すなわち、被写体が変化した)と判断したら、また制御をやり直すようにする。
【0083】
また、操作パネル130のスイッチとしては、再生モードのときに次の画像にコマ送りするアップスイッチ(UP SW)や、1コマ戻すダウンスイッチ(DOWN SW)などがある。
【0084】
<フィルム撮影モード>
ここで、ネガフィルムやポジフィルムといった、ある程度大きさの決まった被写体を撮像するフィルム撮影モードの場合の実施の一形態例を述べる。
【0085】
まず、ネガフィルムとポジフィルムは、光透過型被写体なので、撮影に際しては光拡散型のバックライトが必要である。今回は図6に示すようなバックライトとディジタルスチルカメラ保持機構を備えた撮影台200を用いる。
【0086】
この撮影台200では中央部の発光面201上にフィルムを乗せ、発光面の下側(裏側)から照明をあててやるのである。
図5がフィルム220を乗せたときの撮影台200である。また、カメラ側の三脚穴に対して三脚ねじ211を挿入することで、ディジタルスチルカメラを保持機構210に取り付けられる構成となっている。
【0087】
また、カメラを取り付けると図7のような構成になる。この場合、前記三脚ネジ211を保持機構210の中央部の溝に沿って移動させることで、ディジタルスチルカメラと発光面201との間の間隔の調整ができる。この場合、ディジタルスチルカメラのフィルム撮影モードの場合の画角(光学系の焦点距離により定まる)により、フィルム220の1コマの全体が撮影可能なように、保持機構210の位置に印を設けておく。このため、撮影台200の印は、ディジタルスチルカメラの光学系によって定まるものである。
【0088】
このような保持機構210の位置表示について図7に一例を示す。ここでは、ディジタルスチルカメラを取り付ける側の反対側の状態を示している。
三脚ネジ固定部211aは保持機構210の溝に沿って移動可能であり、また、つまみ211bを回転させることで三脚ねじ211を締めてディジタルスチルカメラを保持機構210の所定の位置に固定することが可能である。また、三脚ねじ固定部211aの一部には突起が設けられており、この突起に対応する保持機構210側にはフィルムサイズが表示されている。
【0089】
例えば、図7の状態では35mmフィルムに画角が合っている状態を示している。また、35mmだけではなく、ブローニーフィルム用、名刺判用、サービスサイズプリント版用など、様々な画角に合うような印を付けておく構成とする。当然ではあるが、名刺やプリント写真というのは、反射型の原稿なので、バックライトは消灯して、他の光源でそれらを照明させる。
【0090】
ここで、ディジタルスチルカメラは撮像面AFを行うとする。撮像面AFとは、CCD104から出力される撮像データを用いて行うAFである。画像信号に含まれる高周波成分を評価値とし、その評価値が最大になるように、メインCPU110がレンズ駆動回路121を制御してフォーカスレンズを駆動するのである。この場合の制御方法としては、山登り法などが有名である。
【0091】
ここで、具体的な動作について説明する。前述の図6のように、ディジタルスチルカメラのを撮影台200に取り付ける。使用者はディジタルスチルカメラを操作パネル130からフィルムモードにモード変更し、ネガフィルムやポジフィルム等を撮像する。
【0092】
ディジタルスチルカメラのシーケンスとしては、AE、AWB、AFを行い、撮像を行う。ここで、フィルムを1コマ分ずらすとする。するとカメラはビデオスルーモードなので、画像が変わったと判断し、また、AE、AWB、AFを行う。この様に、画面が変わる度に様々な処理が動いてしまい、画面が乱れることもある。これを解消するために、フィルム撮影モード時はAFを動作させず、MFに切り替えるようにする。
【0093】
すなわち、フィルムサイズによりピント位置が決まっているので、このような構成にする。このようにすることで全体の処理も早くなる。また、ビデオ出力に見苦しい画像が出力されることがなくなる。
【0094】
また、このとき、AEもワンタイムAEに、AWBも固定にする構成としてもよい。ワンタイムAEとは、1度露出を合わせたら、何らかの操作があるまで、その露出値を保持する露出制御方法である。
【0095】
ここで、さらに使い勝手を向上するために、フィルム撮影モード時は35mmフィルムを撮像する機会が一番多いと考え、操作パネル130からフィルム撮影モードが選択されたら、メインCPU110はピント位置を35mmフィルムがちょうど収まる画角にしたときにピントが合うようなレンズ位置にフォーカスレンズを移動し固定する。また、この固定した位置は使用者が手動で変えられる構成としてもよい。
【0096】
尚、この場合にディジタルスチルカメラの光学系が単焦点レンズであればピント位置のみを調整し、光学系がズームレンズや2焦点レンズであれば焦点距離(画角)とピント位置の両方を調整するように、メインCPU110がレンズ駆動回路121を制御する。
【0097】
また、この場合、違う大きさのフィルムを撮像するとか、もっと拡大して撮像したいという要望を満たすために、図3で示したダウンスイッチ、アップスイッチをフォーカスレンズのマニュアル駆動スイッチとして用いる。
【0098】
通常記録時は、ダウンスイッチは画質モードスイッチに、アップスイッチはストロボスイッチに割り付けられているが、フィルム撮影モードになった場合は、画質を変化させない、ストロボ発光をさせない、という構成にし、これらのスイッチを用いる構成とする。ちなみに、画質モードとは、画像の質であり、実施の形態例では2通りのモード(ノーマルとエコノミー)がある。実現手段としては、圧縮率を変化させ、データ量を変えているのである。
【0099】
また、フィルム撮影モード時は、被写体に接近して撮像を行うため、カメラ内蔵ストロボの光が斜め横から当たることになり、好ましくない。よって、フィルム撮影モードが指定されたら、メインCPU110はストロボを発光禁止とする。
【0100】
ここで、ストロボモードは、実施の形態例では3通り(ON、OFF、AUTO)のモードがある。ONモードとは、いかなる状況でもストロボを発光させるモードである。OFFモードとは、いかなる状況でもストロボを発光させないモードである。AUTOモードとは、低輝度であればストロボを発光させるモードである。先に述べたフィルム撮影モードでのストロボ発光禁止は、AUTOモードにのみ有効とする。こうすることで、どうしてもストロボを発光させたい使用者に対処することができる。
【0101】
<ネガモード>
ここで、フィルム撮影モードにおいて、ネガフィルムを撮影するネガモードについて説明する。
【0102】
ここで、ネガモードの処理に適した実施の形態例について、プロセス回路107の内部ブロック構成を図8に示す。
A/D変換されたディジタル画像信号は、まずY/C分離回路107aで輝度(Y)に関するデータと色(C)に関するデータに分離される。輝度に関するデータは、輝度処理回路107bでガンマ補正処理などの処理を施される。
【0103】
その後、輝度信号についてはネガ/ポジ反転回路107cで、ポジ画像の場合はそのまま、ネガモードが選択された際のネガ画像の場合はネガ/ポジ反転され、輝度信号として後段に送られる。
【0104】
一方、色信号については、色度処理回路107dで原色RGBについてのRGBデータが生成される。このRGBデータは色差処理回路107eで、R−Y,B−Yの色差信号に変換される。そして、ネガ/ポジ反転回路107fにおいて、ポジ画像の場合はそのまま、ネガモードが選択されている際のネガ画像の場合はネガ/ポジ反転され、色差信号として後段に送られる。
【0105】
また、白バランス検出回路107hにおいて白バランス調整に使用するAWBデータは、色処理回路107dで生成されるRGB信号ではなく、ネガ/ポジ反転回路107fで生成されたポジ反転後のRGB信号を用いる。CPU110はこのデータを用い、R=G=Bになるように色処理回路107dのRGBゲインを操作してやり、ホワイトバランスを整える。
【0106】
すなわち、ポジ画像については従来通りに色処理回路107dからのRGB信号を使用し、ネガモードの際にはネガ/ポジ反転されたポジ化RGB信号を使用して、ホワイトバランスの調整を行う。
【0107】
このような構成にすることで、実際にみる画像(ポジ画像)に基づいて白バランス調整が行われることになり、より一層ホワイトバランスがとれている画像になる。
【0108】
また、このような構成にすれば、マニュアルでホワイトバランスを行うときでも、感覚的に合わせやすい。また、ポジ化された画像についてのみAWB処理を行うことになるので、メインCPU110においてネガ専用の処理や新たな処理が必要とならず、既存のAWB処理でよくなる。
また、このAWBデータの取得場所は切り替えができる。こうすることにより、様々なAWBができるようにもなる。
【0109】
また、撮影台200(図7)の光源の色温度に合わせて、予め色バランスを設定しておき、AWB処理もやらない構成としてもよい。
そして、、ネガモード時は、輝度処理回路107bにおける信号処理の定数(ガンマカーブなど)をネガ以外の場合と変える構成とする。すなわち、ガンマ処理後にネガ/ポジ反転する構成であるためにネガフィルムの撮影画像が黒く沈みがちであったのを、ガンマカーブを変更することで適正な画像(黒く沈むことのない画像)が得られる。
【0110】
また、ネガフィルムの銘柄や露出の条件によっては、コントラストの差が大きいものや、逆にコントラストがなだらかなもの等、特性が異なる場合がある。そこで、このように条件の異なるネガフィルムをTVモニタに再生した場合にも適正な画像が表示されるように、予め各種のガンマカーブをプリセットしておいて使用者が選択できるようにすることも可能である。
【0111】
<第2の目的を達成するための実施の形態>
図9に本発明の第2の実施の形態例の実施するに適するディジタルスチルカメラの一形態例の構成を示す。
【0112】
この図9に示すディジタルスチルカメラにおいて、レンズ1,アイリス絞り2等で構成された光学系を介して得られた光画像は、CCD等の撮像素子3の受光面に結像される。また、このとき、このレンズ1及びアイリス絞り2は、それぞれフォーカス駆動回路16及び絞り駆動回路15により駆動される。
【0113】
ここで、撮像素子3は受光面に結像された光画像を電荷量に光電変換し、CCD駆動回路19からの転送パルスによってアナログの画像信号を出力する。
出力されたアナログの画像信号は、プリプロセス回路4においてCDS(相関二重サンプリング)処理でノイズが低減され、またAGCにより利得の調整が行われ、ダイナミックレンジ拡大のための二ー処理などが行われる。
【0114】
そして、A/D変換器5によってディジタル画像信号に変換された後、信号処理回路6で輝度処理や色処理が施されてディジタルビデオ信号(例えば、輝度信号(Y)と色差信号(Cr,Cb))に変換されて、メモリコントローラ7に出力される。
【0115】
他方、この信号処理回路6にはD/A変換器も内蔵されており、A/D変換器5側から入力されるカラー化された映像信号や、メモリコントローラ7から逆に入力される画像データをアナログのビデオ信号として出力することもできる。
【0116】
これらの機能切り替えは、メインマイコン8とのデータ交換により行なわれ、必要に応じて撮像素子信号の露出情報やフォーカス信号、白バランス情報をメインマイコン8へ出力することもできる。
【0117】
このメインマイコン8は、主として撮影,記録,再生のシーケンスを制御し、更には必要に応じて撮影画像の圧縮再生や外部機器とのシリアルポート伝送を行なう。ここで、画像圧縮としてCCITTとISOで規格化されているJPEG方式、或いはJBIG方式を使用する。
【0118】
そして、メモリコントローラ7では、信号処理回路6から入力されるディジタル画像データをフレームメモリ9に蓄積したり、逆にフレームメモリ9の画像データを信号処理回路6に出力する。
【0119】
フレームメモリ9は、少なくとも1画面以上の画像データを蓄積できる画像メモリであり、例えばVRAM,SRAM,DRAM等が一般に使用されるが、ここではCPUのバスと独立動作可能なVRAMを使用している。
【0120】
画像蓄積用メモリ10は、本体内蔵のメモリであり、フレームメモリ9に記憶された画像データについてメインマイコン8で画像圧縮処理等を施されたものが蓄えられる。この画像蓄積用メモリ10としては、例えばSRAM,DRAM,EEPROM等が用いられるが、メモリ内の画像データを保存することを考えると、EEPROMが好ましい。
【0121】
PCカードコントローラ(PCMCIAコントローラ)11は、PCメモリカード(以下単にPCカードと略す)等の外部記録媒体とメインマイコン8とを接続するものであり、フレームメモリ9に記憶された画像が、メインマイコン8で画像圧縮処理等を施された後に、このコントローラ11を介して外部記憶媒体に記録される。このPCカードコントローラ11を介して接続される外部の保存用のPCカードとしては、SRAMカード,DRAMカード,EEPROMカード等が使用でき、モデムカードやISDNカードを利用して公衆回線を介して直接画像データを遠隔地の記憶媒体に転送することもできる。
【0122】
ストロボ12は撮影シーケンスを制御するメインマイコン8により発光タイミングが得られるようになっている。
シリアルポートドライバ13は、カメラ本体と外部機器との情報との情報伝送を行なうための信号変換を行なう。シリアル伝送手段としては、RS232Cや、RS422A等のシリアル通信を行う推奨規格があるが、ここではRS232Cを使用している。
【0123】
サブマイコン14は、カメラ本体の操作スイッチや液晶表示等のマンマシン・インタフェースを制御し、メインマイコン8に必要に応じて情報伝達を行なうものである。ここでは、メインマイコン8との情報伝達にシリアル入出力端子を使用している。また、時計機能も組み込まれており、オートデートの制御も行なう。
【0124】
絞り駆動部15は、例えばオートアイリス等によって構成され、メインマイコン8の制御によって光学的な絞り2の絞り値を変化させる。
フォーカス駆動部16は、例えばステッピングモータにより構成され、メインマイコン8の制御によってレンズ位置を変化させ、被写体の光学的なピント面を撮像素子3上に適性に合わせるものである。液晶表示部18はサブマイコン14と接続され、撮影情報等の各種情報を表示する表示手段である。
【0125】
操作部20は各種モード設定スイッチやレリーズスイッチ等が設けられた操作手段であり、サブマイコン14に接続されている。
尚、この図9で示した構成では、メインマイコン8において画像の圧縮と伸張とを行う場合を示したが、CPUバス上に圧縮/伸張用の専用回路を配置しても良い。
【0126】
次に、撮影からメモリ記録への一連の動作を説明する。サブマイコン14に接続している各種スイッチ情報よりカメラの動作モードが設定され、撮影のための情報がメインマイコン8にシリアル情報として入力される。この情報に応じて、メインマイコン8は、メモリコントローラ7やシリアルポートドライバ13を設定する。また必要に応じて、PCカードコントロー11を設定する。
【0127】
サブマイコン14上のレリーズスイッチが半押し(S1on)されると、サブマイコン14はその情報をメインマイコン8に伝える。メインマイコン8はS1信号がアクティブになったことを知ると、信号処理回路6に画像入力命令を発行し、信号処理回路6は、撮像素子3,プリプロセス回路4,A/D変換器6を動作させてCCD画像を受け取る。
【0128】
受け取ったCCD画像データを信号処理回路6で基本的な信号処理を行った上で、輝度データの高周波成分からフォーカス情報を、低周波成分から露出データを作成しておく。メインマイコン8では、これらのデータを信号処理回路6から読み取り、必要に応じて絞り駆動やフォーカス駆動、さらにはプリプロセスのAGC増幅器のゲイン制御を行い適正な露出やピントが得られるまで収れんをさせる。また、動作モードによっては、信号処理回路6からアナログ画像信号を出力してNTSCビデオ信号として外部モニタに出力する。
【0129】
露出値、ピントが適正な値に収れんした後、サブマイコン14からメインマイコン8にレリーズスイッチが全押しされたことを示す信号(S2on)が入力されると、メインマイコン8はメモリコントローラ7に取り込みの命令を出力する。また、必要に応じて、取り込み画像のフィールドタイミングでストロボ12に発光信号を出力する。
【0130】
メモリコントローラ7で画像の取り込み命令を受けると、信号処理回路6からの同期信号を検出し、所定のタイミングで信号処理回路6から出力されるY−Cr−Cb形式などの画像データをフレームメモリ9に取り込む。フレームメモリ9に画像の取り込みが終了すると、メモリコントローラ7は取り込みが終了したことを示すステータスを表示する。このステータスをメインマイコン8が読み取ることによって、メインマイコン8側で撮影が終了したことを認識する。
【0131】
撮影が終了した後にメインマイコン8では必要に応じて撮像データの画像圧縮を行い、画像蓄積用メモリ10,外部接続されているPCカードやフラッシュメモリ、あるいは外部シリアルポートに接続されているパーソナルコンピュータへ画像データを転送する。
【0132】
尚、再生表示動作においては、メインマイコン8で、画像蓄積用メモリ10、外部接続されているPCカード、あるいは外部シリアルポートに接続されているパーソナルコンピュータから画像データを読み取り、必要に応じて画像の伸張を行い、フレームメモリ9に書き込む。この後、信号処理回路6とメモリコントローラ7に画像を表示するための命令を発行すると、メモリコントローラ7でフレームメモリ9部より画像データを読み取り、信号処理回路6を介してNTSC出力端子へ画像のアナログ信号を出力する。
【0133】
このようにしてディジタルスチルカメラの撮影,記録,再生,表示,伝送の機能は達成される。
尚、図10は上述のディジタルスチルカメラの外観構成を示す構成図であり、液晶表示部18,操作部20を構成する各種スイッチ,ファインダ並びに記録媒体としてもメモリカードの様子を示している。
【0134】
次に、カメラの液晶表示部の表示内容について説明する。図11はカメラの液晶表示部18の一例である。
表示18aはバッテリの残量表示、表示18bはストロボモードの表示、表示18cはセルフモードの表示、表示18dは画質モードの表示(高画質、低画質)、表示18eはシャッタスピード優先モードの表示である。表示18fは7セグメントの表示手段を合計4桁備え、記録再生のコマ数や、記録か再生かを示す表示である。表示18gは、カードにプロテクトがかかっているときの表示をそれぞれ行う。表示18hには『NEW』だけ表示することで、挿入されているカードが未使用、または他の形式でフォーマットされていることを表示する。
【0135】
▲1▼操作部20のモードSWによって、『画像記録モード』が選択されたときは、液晶表示部18に表示18fを使用して記録モード時表示を行う。図12に画像記録モードにおいての、次記録コマ数(または撮影済みコマ数)と残り記録可能コマ数の表示を行う表示18fのデザイン例を示す。右側の2桁の7セグメント表示部に残り記録可能コマ数、左側の2桁の7セグメント表示部に次記録コマ数(または撮影済みコマ数)の表示を行う。また、左側の2桁の7セグメント表示部と右側の2桁の7セグメント表示部との間の矢印が画像記録モードであることを示している。図12は残り記録可能コマ数が24枚、次記録コマ数が10枚目の時の液晶表示部18の表示例である。
【0136】
同様にして、モードSWによって『画像再生モード』が選択されたときは、液晶表示部18の表示18fを使用して、再生モード時表示を行う。図13に画像再生モードにおいての、再生コマ数と総記録コマ数の表示を行う液晶表示部18のデザイン例を示す。右側の2桁の7セグメント表示部に総記録コマ数、左側の2桁の7セグメント表示部に再生コマ数の表示を行う。図13は総記録コマ数が36枚、今再生しているもののコマ数が26枚目である時の表示である。また、左側の2桁の7セグメント表示部と右側の2桁の7セグメント表示部との間のスラッシュが画像再生モードであることを示している。
【0137】
従って、このディジタルスチルカメラによれば、サイズの異なる画像が記録若しくは再生される場合でも、現在の記録コマ数や再生コマ数以外に残り枚数が分かるようになる。
【0138】
▲2▼図12及び図13に画像記録時、画像再生時における液晶表示部18のデザイン例を示したものは、総コマ数、または残り記録可能コマ数のどちらかを表示しているのか分かるような表示の一例である。図12の残り記録可能コマ数と次記録コマ数(または撮影済みコマ数)の間の矢印は、記録時であることを示し、1枚撮影が終わると残り記録可能コマ数が、1つ減り次記録撮影コマ数が1つ増えるということを表している。図13の再生コマ数と総記録コマ数スラッシュは再生時であることを示し、総枚数のうちの何枚目が再生されているということを示している。このほかにも、例えば図14や図15に示したように、『のこり』や『総数』などというセグメントを設け、点灯させても良い。
【0139】
また、以上の実施例のように、コマ数表示部を2カ所に設けることにより、ここにメッセージ表示を行っても良い。図16に全消去時での液晶表示例を示す。コマ数表示部(表示部18f)にALL、日付部(表示部18h)にErASEを表示し、コマ数表示部には消去するコマ数を表示する。このように日付部とコマ数表示部を用いれば、より的確なメッセージを表示することができる。
【0140】
このようなディジタルスチルカメラによれば、記録と再生で同一位置のコマ表示部を使用してコマ数表示を行った場合でも、現在の状態(記録モードか再生モードか)が分かるようになる。
【0141】
▲3▼図17に複数の記憶媒体に記録できるカメラにおいての、液晶表示部18のコマ数の表示例を示す。図17はPCMCIAカード(PCカード)と内蔵メモリ内における次記録コマ数を表している。コマ数表示の下にあるアンダーバーのセグメントは、記録または再生の対象(アクティブな媒体)がカードであることを示している。記録または再生の対象はカメラ上のSW、またはパソコンを接続してパソコンからのコマンドにより任意に変えることができる。
【0142】
また、PCカードが挿入されているときは、図17や図18において表示部18fのカード枠(左側2桁の7セグメント表示部の外側のC字型の表示)が点灯若しくは点滅する。特に内蔵メモリやパソコンに記録可能なシステムにおいては、カード枠の点灯によってPCカードに記録されているコマ数なのか、内蔵メモリに記録されているコマ数なのかを明確に区別できる。
【0143】
このようなディジタルスチルカメラによれば、液晶表示部にコマ数表示部が1カ所しかない場合、表示しているコマ数がどの記録媒体のものなのかが判別可能になる。
【0144】
▲4▼内蔵メモリからPCカードへ、PCカードから内蔵メモリへ、または他の記憶媒体へ画像のコピーを行う際に、液晶表示部18にその動作を明確に表示する。カメラ上のSW、またはパソコンを接続してパソコンからのコマンドにより、コピーする画像が記録されている記録媒体とその画像ナンバーとコピー先の媒体を指定する。このとき、液晶表示部18には図18、図20のように表示される。
【0145】
図18はPCカードの24枚目の画像を内蔵画像メモリの3枚目にコピーを行うときの表示例である。図20は内蔵メモリ内の14枚目の画像をPCカードの27枚目の画像としてコピーする時の表示例である。コピー先のコマ番号は任意に指定することもできるし、自動的に最小未記録コマ番号になるようにしても良い。画像の指定が済むと、SWなどによりコピーを開始するが、このときは各コマ数間の矢印が流れるように点灯し、コピー動作を明確に表示する。コピーが終了した際は、ブザーが鳴り、表示は元に戻る。
【0146】
また、カードや内蔵メモリに限らず、直接、パソコンのハードディスクなどとのデータのやりとりの際にも、分かりやすい表示を行うことができる。この場合、パソコン内の画像であることを明確にする必要がある。例えば、図19のように『PC』と表示する。
【0147】
このように表示することで、どの媒体からどの媒体へ、何枚目を相手の何枚目にコピーしているかを明確に把握できるようになる。
▲5▼カメラがマクロ撮影を行うときに、メインマイコン8が、AFデータの被写体との距離情報から、パララックスが生じる距離と判断したときは、パララックス警告LEDを点灯する。このとき、テレビにスルー画を表示しながら撮影を行うビデオモードや、パソコンにスルー画を表示しながら撮影を行う場合は、ユーザーがパララックスが生じるのを確認できるので、このときはパララックス警告LEDを点灯させない、というふうにしても良い。
【0148】
また、AFを行わず、手動でマクロモードに切り替えるようなシステムであるならば、マクロモードに切り替わったときにはパララックス警告を表示するようにしても良い。またこの警告はLEDでなく、LCDやキャラジェネ表示で行っても良い。
【0149】
尚、特にマクロモードを有しない光学系でMFによる場合でも、距離情報のみを取得してメインマイコン8が警告を行うようにすることも可能である。
このようなディジタルスチルカメラによれば、パララックスが生じていることに使用者が気付くようになり、パララックスによって目的の画像と異なった画像が撮影される事態を回避することができる。
【0150】
▲6▼操作部20の電源SWがオンされると、サブマイコン14はメインマイコン8をオン状態にする。そして、メインマイコン8が記録媒体のチェックを行った後、サブマイコン14はメインマイコン8から次撮影コマ数(または撮影済みコマ数)やメモリ内残量などの情報を受け取ってRAM等に保持し、メインマイコンをオフ状態にする。そして、サブマイコン14は液晶表示部18に撮影コマ数や残り記録可能コマ数、撮影モードなどの表示を行い、レリーズスイッチがオンされるまでの間、モードの変更を受け付ける状態で待機する。
【0151】
この待機状態のとき、画質モード,画像圧縮モード,画像の大きさモードなどモードが変更された場合、画像1枚あたりの容量が変化することになり、残り記録可能コマ数が変化することになる。ここで、残り記録可能コマ数は次式で求められる。
【0152】
残り記録可能コマ数=(メモリ内残量/そのモードでの1画像あたりの画像データ量)
すなわち、モードが異なると1画像あたりの画像データ量が異なるので、記録可能コマ数が変化する。モード変更SWが押されると、サブマイコンは上式により残り記録可能コマ数を計算し、液晶表示部18に表示を行う。
【0153】
このようなディジタルスチルカメラによれば、記録可能コマ数を求めるというためだけにメインマイコンを起動する必要はなくなり、サブマイコンだけの処理で済むようになる。従って、メインマイコンの起動時間や消費電流といった無駄が生じることがなくなる。
【0154】
▲7▼また、このカメラはシリアル伝送手段を用いてGPSユニットと通信を行うこともできる。このGPS(全世界的衛星航法システム:Global Positioning System )ユニットは測量・船舶支援やカーナビゲーションなど幅広い分野で利用されているもので、GPS受信機で受信測定した緯度・経度などの情報をディジタルカメラに転送し、撮影画像と対応させて(撮影画像のヘッダー部分などに)記録したり、それを再生時に画像と共にまたは対応づけて表示することもできる。
【0155】
ここで、GPSユニットをカメラに接続して動作するときの液晶表示について説明する。
一般にGPS受信機においては時刻やおおよその一が内部不揮発性メモリに保持されていればそれを元に計算し、適切な衛星をサーチできるが、初期時はデータが不確定となる。このような場合にはカメラに適確な表示ができないためユーザーが故障と間違える危険があり、これと区別するためにデータ不確定時表示を行う。例えば、GPSデータの不確定時には液晶表示部18の表示18hのNEWSを点灯した部分が回転するような表示、もしくは日付表示部に動きのある表示や全ての桁にマイナス文字の表示を行う。これは初期化中のための動作中であることも示している。
【0156】
GPS情報(緯度,経度)の表示は日付表示部(表示18h)を用いる。日付表示部を使用することにより、専用の表示部を設けることなくGPS情報の表示を行える。具体的には緯度・経度・日付・時間の表示を1定時間ごとに切り替え表示する。このときの1つを表示する時間、表示するものについては設定変更が可能である。また、経度・緯度の場合に、度の百の位の数字が表示できないため、年度のアポストロフィで代用すれば良い。経度・緯度の表示のためには、時分の表示のためのアポストロフィー等を設けても良い。
【0157】
GPS情報に関しては協定世界時UTC(グリニッジ標準時GMT)を表示するものとし、国別の標準時にも設定することが可能である。
尚、PCカード挿入時にそのカードが未使用、または他の形式でフォーマットされているとき、液晶表示部18の表示18hを使用して『NEW』を表示する。これと同じセグメントを利用し、GPS動作時には緯度・経度を表示する際に『N』『E』『W』『S』の表示を行い、それぞれ、『北緯』『東経』『西経』『南緯』の意味を表す。そこでカード未使用を示す表示の時は、GPS用NEWSのうちNEW部分だけを点灯させることにより、液晶表示部18の表示セグメントを共通化できる。
【0158】
<第3の目的を達成するための実施の形態>
図21に本発明の第3の実施の形態例の実施するに適するディジタルスチルカメラの一形態例の構成を示す。
【0159】
この図21に示すディジタルスチルカメラにおいて、レンズ1,アイリス絞り2等で構成された光学系を介して得られた光画像は、CCD等の撮像素子3の受光面に結像される。また、このとき、このレンズ1及びアイリス絞り2は、それぞれフォーカス駆動回路16及び絞り駆動回路15により駆動される。
【0160】
ここで、撮像素子3は受光面に結像された光画像を電荷量に光電変換し、CCD駆動回路19からの転送パルスによってアナログの画像信号を出力する。
出力されたアナログの画像信号は、プリプロセス回路4においてCDS(相関二重サンプリング)処理でノイズが低減され、またAGCにより利得の調整が行われ、ダイナミックレンジ拡大のための二ー処理などが行われる。
【0161】
そして、A/D変換器5によってディジタル画像信号に変換された後、信号処理回路6で輝度処理や色処理が施されてディジタルビデオ信号(例えば、輝度信号(Y)と色差信号(Cr,Cb))に変換されて、メモリコントローラ7に出力される。
【0162】
他方、この信号処理回路6にはD/A変換器も内蔵されており、A/D変換器5側から入力されるカラー化された映像信号や、メモリコントローラ7から逆に入力される画像データをアナログのビデオ信号として出力することもできる。
【0163】
これらの機能切り替えは、メインマイコン8とのデータ交換により行なわれ、必要に応じて撮像素子信号の露出情報やフォーカス信号、白バランス情報をメインマイコン8へ出力することもできる。
【0164】
このメインマイコン8は、主として撮影,記録,再生のシーケンスを制御し、更には必要に応じて撮影画像の圧縮再生や外部機器とのシリアルポート伝送を行なう。ここで、画像圧縮としてCCITTとISOで規格化されているJPEG方式、或いはJBIG方式を使用する。
【0165】
そして、メモリコントローラ7では、信号処理回路6から入力されるディジタル画像データをフレームメモリ9に蓄積したり、逆にフレームメモリ9の画像データを信号処理回路6に出力する。
【0166】
フレームメモリ9は、少なくとも1画面以上の画像データを蓄積できる画像メモリであり、例えばVRAM,SRAM,DRAM等が一般に使用されるが、ここではCPUのバスと独立動作可能なVRAMを使用している。
【0167】
画像蓄積用メモリ10は、本体内蔵のメモリであり、フレームメモリ9に記憶された画像データについてメインマイコン8で画像圧縮処理等を施されたものが蓄えられる。この画像蓄積用メモリ10としては、例えばSRAM,DRAM,EEPROM等が用いられるが、メモリ内の画像データを保存することを考えると、EEPROMが好ましい。
【0168】
PCカードコントローラ(PCMCIAコントローラ)11は、PCメモリカード(以下単にPCカードと略す)等の外部記録媒体とメインマイコン8とを接続するものであり、フレームメモリ9に記憶された画像が、メインマイコン8で画像圧縮処理等を施された後に、このコントローラ11を介して外部記憶媒体に記録される。このPCカードコントローラ11を介して接続される外部の保存用のPCカードとしては、SRAMカード,DRAMカード,EEPROMカード等が使用でき、モデムカードやISDNカードを利用して公衆回線を介して直接画像データを遠隔地の記憶媒体に転送することもできる。
【0169】
ストロボ12は撮影シーケンスを制御するメインマイコン8により発光タイミングが得られるようになっている。
シリアルポートドライバ13は、カメラ本体と外部機器との情報との情報伝送を行なうための信号変換を行なう。シリアル伝送手段としては、RS232Cや、RS422A等のシリアル通信を行う推奨規格があるが、ここではRS232Cを使用している。
【0170】
サブマイコン14は、カメラ本体の操作スイッチや液晶表示等のマンマシン・インタフェースを制御し、メインマイコン8に必要に応じて情報伝達を行なうものである。ここでは、メインマイコン8との情報伝達にシリアル入出力端子を使用している。また、時計機能も組み込まれており、オートデートの制御も行なう。
【0171】
絞り駆動部15は、例えばオートアイリス等によって構成され、メインマイコン8の制御によって光学的な絞り2の絞り値を変化させる。
フォーカス駆動部16は、例えばステッピングモータにより構成され、メインマイコン8の制御によってレンズ位置を変化させ、被写体の光学的なピント面を撮像素子3上に適性に合わせるものである。液晶表示部18はサブマイコン14と接続され、撮影情報等の各種情報を表示する表示手段である。
【0172】
操作部20は各種モード設定スイッチやレリーズスイッチ等が設けられた操作手段であり、サブマイコン14に接続されている。シリアルポート21はシリアルポートドライバ13に接続された外部ポートであり、シリアル通信を行う各種の外部機器が接続(挿抜)される。
【0173】
尚、この図9で示した構成では、メインマイコン8において画像の圧縮と伸張とを行う場合を示したが、CPUバス上に圧縮/伸張用の専用回路を配置しても良い。
【0174】
次に、撮影からメモリ記録への一連の動作を説明する。サブマイコン14に接続している各種スイッチ情報よりカメラの動作モードが設定され、撮影のための情報がメインマイコン8にシリアル情報として入力される。この情報に応じて、メインマイコン8は、メモリコントローラ7やシリアルポートドライバ13を設定する。また必要に応じて、PCカードコントロー11を設定する。
【0175】
サブマイコン14に接続された操作部20のレリーズスイッチが半押し(S1on)されると、サブマイコン14はその情報をメインマイコン8に伝える。メインマイコン8はS1信号がアクティブになったことを知ると、信号処理回路6に画像入力命令を発行し、信号処理回路6は、撮像素子3,プリプロセス回路4,A/D変換器6を動作させてCCD画像を受け取る。
【0176】
受け取ったCCD画像データを信号処理回路6で基本的な信号処理を行った上で、輝度データの高周波成分からフォーカス情報を、低周波成分から露出データを作成しておく。メインマイコン8では、これらのデータを信号処理回路6から読み取り、必要に応じて絞り駆動やフォーカス駆動、さらにはプリプロセスのAGC増幅器のゲイン制御を行い適正な露出やピントが得られるまで収れんをさせる。また、動作モードによっては、信号処理回路6からアナログ画像信号を出力してNTSCビデオ信号として外部モニタに出力する。
【0177】
露出値、ピントが適正な値に収れんした後、サブマイコン14からメインマイコン8にレリーズスイッチが全押しされたことを示す信号(S2on)が入力されると、メインマイコン8はメモリコントローラ7に取り込みの命令を出力する。また、必要に応じて、取り込み画像のフィールドタイミングでストロボ12に発光信号を出力する。
【0178】
メモリコントローラ7で画像の取り込み命令を受けると、信号処理回路6からの同期信号を検出し、所定のタイミングで信号処理回路6から出力されるY−Cr−Cb形式などの画像データをフレームメモリ9に取り込む。フレームメモリ9に画像の取り込みが終了すると、メモリコントローラ7は取り込みが終了したことを示すステータスを表示する。このステータスをメインマイコン8が読み取ることによって、メインマイコン8側で撮影が終了したことを認識する。
【0179】
撮影が終了した後にメインマイコン8では必要に応じて撮像データの画像圧縮を行い、画像蓄積用メモリ10,外部接続されているPCカードやフラッシュメモリ、あるいはシリアルポート21に接続されているパーソナルコンピュータへ画像データを転送する。
【0180】
また、再生表示動作においては、メインマイコン8で、画像蓄積用メモリ10、外部接続されているPCカード、あるいはシリアルポート21に接続されているパーソナルコンピュータから画像データを読み取り、必要に応じて画像の伸張を行い、フレームメモリ9に書き込む。この後、信号処理回路6とメモリコントローラ7に画像を表示するための命令を発行すると、メモリコントローラ7でフレームメモリ9部より画像データを読み取り、信号処理回路6を介してNTSC出力端子へ画像のアナログ信号を出力する。
【0181】
尚、PCカードやフラッシュカードには画像データでなかったり、ディジタルスチルカメラで再生できない画像データが入っている可能性があるので、カード挿入時に各ファイルが再生可能かどうかを調べ、サブマイコン14のテーブルに記録する。
【0182】
このようにしてディジタルスチルカメラの撮影,記録,再生,表示,伝送の機能は達成される。
次にシリアルポート21にコネクタが挿入されたときのディジタルスチルカメラの動作について説明する。
【0183】
シリアルポート21にコネクタが挿されたことをコネクタ部の挿抜検出スイッチかコネクタ内の検出ピンにより検出した場合、又は、使用者が操作部20によりモードを切り替えた場合に、サブマイコン14はディジタルスチルカメラをシリアル通信モードに切り替える。
【0184】
このとき、ディジタルスチルカメラは外部機器と通信を開始する。このような場合に、外部機器とは通信コマンドの取り決めがしてあり、メインマイコン8は接続された外部機器を判別するために、通信速度を切り替えるようにする。例えば、4800bps、9600bps・・・57.6kbps・・・という具合に通信速度を遅いものから(図22S1)徐々に速いものに切り替えつつ(図22S2〜S3〜S4)通信コマンドを発行し、外部機器との通信可能な速度を検出して通信を開始する(図22S5,S6)。
【0185】
このようにして、ディジタルスチルカメラ側のメインマイコン8は外部機器を自動判別し、通信プロトコルを自動的に切り替えることができる。
ここで、シリアル通信モード時にパソコンやGPSユニットを接続して通信を行うディジタルスチルカメラについて説明する。
【0186】
パソコンを接続してシリアル通信を行うときは、パソコンから入力したコマンドにより、カメラで撮影した画像をパソコン内のハードディスク上に取り込んだり、カメラの設定や、撮影ができる。この場合、パソコン側でディジタルスチルカメラをリモート操作可能なソフトウェアを立ちあげておいて、シリアル通信でコマンドを与えるようにする。図23はこのようなリモート操作を行う場合のパソコン側の表示画面の一例を示す。
【0187】
GPSユニットと通信するときは、GPS受信機で受信測定した緯度・経度などの情報を通信データで受け取り、撮影画像と対応させて撮影画像のヘッダー部分等に記録したり、液晶表示部18に情報を表示したりする。これにより、画像を撮影した場所や、時刻などを使用者が知ることができる。
【0188】
例えば、パソコン側のシリアルポートの通信速度が57.6kbpsに設定されている場合、メインマイコン8がシリアルポートドライバ13より57.6kbpsで通信を行ったときに、ハンドシェークが成立してパソコンからの通信コマンドを認識することができる。
【0189】
そして、メインマイコン8はシリアルポートドライバ13より相手機器を尋ねる所定のコマンドをパソコン側に送出する。この所定のコマンドを受けたパソコン側は機器の種類を示す所定のコードデータをディジタルスチルカメラ側に返す。これにより、カメラ側は接続された機器がパソコンであると認識でき、撮影した画像データを送信したり、アプリケーションソフトからカメラにコマンドを送りカメラを操作したりできる。
【0190】
また、GPSユニット側の通信速度が9600bpsに設定されている場合、メインマイコン8がシリアルポートドライバ13より9600bpsで通信したときにハンドシェークが成立してコマンドを認識できる。そして、接続された機器がGPSユニットであるというコードデータを受けとることにより、GPSユニットとの通信を開始する。こうして、外部機器を自動判別し、通信プロトコルを自動的に切り替えることができる。
【0191】
また、シリアルポートドライバ13をディジタルスチルカメラ内部に持たない構成にすることもできる。図24にそのときの実施の一形態例を示す。シリアルポートドライバをディジタルスチルカメラに着脱可能とするために、コネクタ22を設けておく。RS232CやRS422ドライバを用いた外部ドライバ25との接続例を図25及び図26に示す。ディジタルスチルカメラ外部にRS−232−C、RS−422などのそれぞれのドライバ/レシーバを有する外部ドライバ25用意すれば、カメラ側では1つのコネクタ22を持つことにより様々な規格のインタフェースに対応することが可能となる。このとき、カメラ側では最も制御線の必要なシリアルインタフェースの仕様に合わせておく必要がある。
【0192】
尚、この場合にケーブル23を用いて外部ドライバ25をディジタルスチルカメラに接続しても良いし、ケーブル23を使用せずにディジタルスチルカメラと外部ドライバ25とを直接コネクタで接続する構成としても良い。
【0193】
また、カメラ内部には、図27に示すようにバッファ29が必要となる。このバッファを設けることで、外部機器30〜外部ドライバ25〜メインマイコン8の間で一時的にあふれるデータを吸収できるようになる。
【0194】
<第4の目的を達成するための実施の形態>
図28に本発明の第4の実施の形態例の実施するに適するディジタルスチルカメラの一形態例の構成を示す。
【0195】
まず、基本動作について説明し、次に特徴部分の動作を説明する。
この図28に示すディジタルスチルカメラにおいて、レンズ1,アイリス絞り2等で構成された光学系を介して得られた光画像は、CCD等の撮像素子3の受光面に結像される。また、このとき、このレンズ1及びアイリス絞り2は、それぞれフォーカス駆動回路16及び絞り駆動回路15により駆動される。
【0196】
ここで、撮像素子3は受光面に結像された光画像を電荷量に光電変換し、CCD駆動回路19からの転送パルスによってアナログの画像信号を出力する。
出力されたアナログの画像信号は、プリプロセス回路4においてCDS(相関二重サンプリング)処理でノイズが低減され、またAGCにより利得の調整が行われ、ダイナミックレンジ拡大のための二ー処理などが行われる。
【0197】
そして、A/D変換器5によってディジタル画像信号に変換された後、信号処理回路6で輝度処理や色処理が施されてディジタルビデオ信号(例えば、輝度信号(Y)と色差信号(Cr,Cb))に変換されて、メモリコントローラ7に出力される。
【0198】
他方、この信号処理回路6にはD/A変換器も内蔵されており、A/D変換器5側から入力されるカラー化された映像信号や、メモリコントローラ7から逆に入力される画像データをアナログのビデオ信号として出力することもできる。
【0199】
これらの機能切り替えは、メインマイコン8とのデータ交換により行なわれ、必要に応じて撮像素子信号の露出情報やフォーカス信号、白バランス情報をメインマイコン8へ出力することもできる。
【0200】
このメインマイコン8は、主として撮影,記録,再生のシーケンスを制御し、更には必要に応じて撮影画像の圧縮再生や外部機器とのシリアルポート伝送を行なう。ここで、画像圧縮としてCCITTとISOで規格化されているJPEG方式、或いはJBIG方式を使用する。
【0201】
そして、メモリコントローラ7では、信号処理回路6から入力されるディジタル画像データをフレームメモリ9に蓄積したり、逆にフレームメモリ9の画像データを信号処理回路6に出力する。
【0202】
フレームメモリ9は、少なくとも1画面以上の画像データを蓄積できる画像メモリであり、例えばVRAM,SRAM,DRAM等が一般に使用されるが、ここではCPUのバスと独立動作可能なVRAMを使用している。
【0203】
画像蓄積用メモリ10は、本体内蔵のメモリであり、フレームメモリ9に記憶された画像データについてメインマイコン8で画像圧縮処理等を施されたものが蓄えられる。この画像蓄積用メモリ10としては、例えばSRAM,DRAM,EEPROM等が用いられるが、メモリ内の画像データを保存することを考えると、EEPROMが好ましい。
【0204】
PCカードコントローラ(PCMCIAコントローラ)11は、PCメモリカード(以下単にPCカードと略す)等の外部記録媒体とメインマイコン8とを接続するものであり、フレームメモリ9に記憶された画像が、メインマイコン8で画像圧縮処理等を施された後に、このコントローラ11を介して外部記憶媒体に記録される。このPCカードコントローラ11を介して接続される外部の保存用のPCカードとしては、SRAMカード,DRAMカード,EEPROMカード等が使用でき、モデムカードやISDNカードを利用して公衆回線を介して直接画像データを遠隔地の記憶媒体に転送することもできる。
【0205】
ストロボ12は撮影シーケンスを制御するメインマイコン8により発光タイミングが得られるようになっている。
シリアルポートドライバ13は、カメラ本体と外部機器との情報との情報伝送を行なうための信号変換を行なう。シリアル伝送手段としては、RS232Cや、RS422A等のシリアル通信を行う推奨規格があるが、ここではRS232Cを使用している。
【0206】
サブマイコン14は、カメラ本体の操作スイッチや液晶表示等のマンマシン・インタフェースを制御し、メインマイコン8に必要に応じて情報伝達を行なうものである。ここでは、メインマイコン8との情報伝達にシリアル入出力端子を使用している。また、時計機能も組み込まれており、オートデートの制御も行なう。
【0207】
絞り駆動部15は、例えばオートアイリス等によって構成され、メインマイコン8の制御によって光学的な絞り2の絞り値を変化させる。
フォーカス駆動部16は、例えばステッピングモータにより構成され、メインマイコン8の制御によってレンズ位置を変化させ、被写体の光学的なピント面を撮像素子3上に適性に合わせるものである。液晶表示部18はサブマイコン14と接続され、撮影情報等の各種情報を表示する表示手段である。
【0208】
操作部20は各種モード設定スイッチやレリーズスイッチ等が設けられた操作手段であり、サブマイコン14に接続されている。
抵抗器26は電源電圧を分圧する分圧抵抗であり、サブマイコン14のA/Dポートに接続されている。また、電源供給部27はサブマイコン14の指示を受けて各部に電源を供給する。
【0209】
尚、この図9で示した構成では、メインマイコン8において画像の圧縮と伸張とを行う場合を示したが、CPUバス上に圧縮/伸張用の専用回路を配置しても良い。
【0210】
次に、撮影からメモリ記録への一連の動作を説明する。サブマイコン14に接続している各種スイッチ情報よりカメラの動作モードが設定され、撮影のための情報がメインマイコン8にシリアル情報として入力される。この情報に応じて、メインマイコン8は、メモリコントローラ7やシリアルポートドライバ13を設定する。また必要に応じて、PCカードコントロー11を設定する。
【0211】
サブマイコン14に接続された操作部20のレリーズスイッチが半押し(S1on)されると、サブマイコン14はその情報をメインマイコン8に伝える。メインマイコン8はS1信号がアクティブになったことを知ると、信号処理回路6に画像入力命令を発行し、信号処理回路6は、撮像素子3,プリプロセス回路4,A/D変換器6を動作させてCCD画像を受け取る。
【0212】
受け取ったCCD画像データを信号処理回路6で基本的な信号処理を行った上で、輝度データの高周波成分からフォーカス情報を、低周波成分から露出データを作成しておく。メインマイコン8では、これらのデータを信号処理回路6から読み取り、必要に応じて絞り駆動やフォーカス駆動、さらにはプリプロセスのAGC増幅器のゲイン制御を行い適正な露出やピントが得られるまで収れんをさせる。また、動作モードによっては、信号処理回路6からアナログ画像信号を出力してNTSCビデオ信号として外部モニタに出力する。
【0213】
露出値、ピントが適正な値に収れんした後、サブマイコン14からメインマイコン8にレリーズスイッチが全押しされたことを示す信号(S2on)が入力されると、メインマイコン8はメモリコントローラ7に取り込みの命令を出力する。また、必要に応じて、取り込み画像のフィールドタイミングでストロボ12に発光信号を出力する。
【0214】
メモリコントローラ7で画像の取り込み命令を受けると、信号処理回路6からの同期信号を検出し、所定のタイミングで信号処理回路6から出力されるY−Cr−Cb形式などの画像データをフレームメモリ9に取り込む。フレームメモリ9に画像の取り込みが終了すると、メモリコントローラ7は取り込みが終了したことを示すステータスを表示する。このステータスをメインマイコン8が読み取ることによって、メインマイコン8側で撮影が終了したことを認識する。
【0215】
撮影が終了した後にメインマイコン8では必要に応じて撮像データの画像圧縮を行い、画像蓄積用メモリ10,外部接続されているPCカードやフラッシュメモリ、あるいはシリアルポート21に接続されているパーソナルコンピュータへ画像データを転送する。
【0216】
また、再生表示動作においては、メインマイコン8で、画像蓄積用メモリ10、外部接続されているPCカード、あるいはシリアルポート21に接続されているパーソナルコンピュータから画像データを読み取り、必要に応じて画像の伸張を行い、フレームメモリ9に書き込む。この後、信号処理回路6とメモリコントローラ7に画像を表示するための命令を発行すると、メモリコントローラ7でフレームメモリ9部より画像データを読み取り、信号処理回路6を介してNTSC出力端子へ画像のアナログ信号を出力する。
【0217】
尚、PCカードやフラッシュカードには画像データでなかったり、ディジタルスチルカメラで再生できない画像データが入っている可能性があるので、カード挿入時に各ファイルが再生可能かどうかを調べ、サブマイコン14のテーブルに記録する。
【0218】
このようにしてディジタルスチルカメラの撮影、記録、再生、表示、伝送の機能は達成される。
ここで図29の電源部のブロック図も参照して、電源制御の動作について説明する。
【0219】
バッテリの電圧値は、抵抗器26により分圧され、A/D変換器28若しくはサブマイコン14内でA/D変換される。この電圧値は電源制御部29若しくはサブマイコン14内において、設定されている第1のレベル及び第2のレベルと比較が行われる。バッテリのA/D変換された電圧値が図30のグラフに示したV1 より大きいときは、バッテリは十分にあると判断されるので、液晶表示部18のバッテリマーク(図11表示18a参照)は十分あることを示すように2つとも点灯する。A/D変換された電圧値がV1 未満になると、液晶表示18aは半分だけ点灯になる。さらに使用していくとバッテリの残量は減少していき、V0C(カメラ単体動作時バッテリ検出レベル)以下になる。このときは、これ以上電圧が低下すると、カメラが正常に動作しなくなる危険がある。そこで、電源制御部29若しくはサブマイコン14は電源供給部27により全ての電源を切り、バッテリマークの液晶表示を消灯し、電源SWが押されるのを待つか、パワーOFF状態になる。
【0220】
次に、パソコンや電子手帳又は専用のコントローラ等の外部機器と通信を行っている時について説明する。ここでは、パソコンと通信を行う場合を例にして説明を行う。パソコンと通信を開始したら、バッテリ検出レベル値を図30のV 0Cのレベルから、VOP(外部機器接続動作時バッテリ検出レベル=第2のレベル)に切り替える。バッテリの電圧値のA/D変換値がVOP以下になっても、カメラが動作できなくなるレベルからは余裕を見ているので、カメラのシステム全体の電源は落とさず、パソコンからのコマンドを受け取ることができる。ただし、このときはバッテリの残量はほとんどないので、パソコンからコマンドを受けても、その動作を行うことはできない。そこで、パソコン側から何等かのコマンドが送られたときは、「バッテリが空である」を意味するコマンドを返すようにする。パソコン側では「バッテリが空である」というコマンドを受け取ると、ディジタルスチルカメラ操作ソフトウェアの働きにより図31(a)のような電池交換を促す警告をモニタ画面上に表示する。
【0221】
また、外部機器接続動作時に、バッテリの電圧値のA/D変換値がVOP以下になったとき、カメラとしての動作は行わず、コマンドだけを受け取れればいいので、メインマイコン8への電源とシリアルポートドライバ13への電源だけを供給するようにし、他への電源供給を切ってしまうようにすれば、より電圧の低下を押さえられる。
【0222】
また、外部機器と通信を行うディジタルスチルカメラにおいて、バッテリ残量検出レベルを複数段階設けておき、外部機器からのコマンドによってレベルの切り替えを行なうようにすることも可能である。外部機器、例えばパソコンからディジタルスチルカメラに伝えられるコマンドには記録,再生,転送などがあり、図35に示したように各動作によって消費電流が違うために電源電圧も異なったものとなる。この結果、撮影はできなくとも画像の転送は可能であるといったことが生じる。
【0223】
そこで、各動作による電圧降下を予め調べておき、各コマンドによる動作とバッテリ検出レベルとを設定しておく。例えば、通信時における記録時バッテリ検出レベルとして、通信時に画像の記録が行なえなくなる電圧レベルを定めておく。また、同様にして、通信時における再生時バッテリ検出レベルとして、通信時に画像の再生が行なえなくなる電圧レベルを定めておく。
【0224】
そして、パソコン等から記録や再生のコマンドが送られてきた時にメインマイコン8がそれぞれのレベルを検出した場合には、バッテリ不足によりコマンドを実行できない旨のコマンドを返すようにする。パソコン側ではこの種のコマンドを受け取ると、ディジタルスチルカメラ操作ソフトウェアの働きにより図31(b)のようなコマンド実行不可能の警告をモニタ画面上に表示する。
【0225】
そして、この後、メインマイコン8はパソコン通信時バッテリ検出レベルに戻し、電源電圧の監視を続ける。更に電源電圧が低下してパソコン通信時バッテリ検出レベルに達した時には、バッテリが空であることを意味するコマンドをパソコン側に送るようにする。パソコン側では「バッテリが空である」というコマンドを受け取ると、ディジタルスチルカメラ操作ソフトウェアの働きにより図31(a)のような電池交換を促す警告をモニタ画面上に表示する。
【0226】
ここで、パソコンとの通信によって通信モードになるディジタルスチルカメラについて説明する。パソコン側から通信モードになるようコマンドが来ると、カメラは通信モードになる。通信モードのとき、カメラ側では操作部20内の復帰用SW以外のSW入力は全く受け付けない。カメラはパソコンからのコマンドのみに従い動作(撮影したり、画像を送ったり、カメラの設定をしたり)する。このときパソコンの方が、ハングアップしてしまったとき、復帰用SWを押すと通信モードをぬけ、カメラのモードSWで選択されているモードとなる。このSWは復帰用SWとして専用に設けてもよいし(図32)、通信モード時は他のSWは機能しないので他のSWと兼用してもよい。
【0227】
【発明の効果】
(1)以上詳細に説明したように、第1の発明によれば以下のような効果が得られる。
【0233】
▲4▼内蔵メモリからカードへ、カードから内蔵メモリへ、または他の記録媒体への画像コピーを行う際に、液晶表示部にその動作を示すような表示素子を設けることにより、カメラの動作が明確に分かるようになるとともに、誤動作を減らすことができる。
【0239】
パソコンとの通信によって通信モードになるディジタルスチルカメラにおいて、パソコンと通信中は通常SWを受け付けないが、1つのSWだけを受け付けることにより、パソコン側のカメラ操作アプリケーションなどがハングアップしたときでも、カメラは簡単な操作で通信モードから復帰できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例に適するディジタルスチルカメラの構成を示す構成図である。
【図2】ディジタルスチルカメラの外観構成を示す構成図である。
【図3】液晶表示部の表示例を示す説明図である。
【図4】撮影台の外観構成を示す構成図である。
【図5】撮影台の外観構成をフィルムを載置した状態で示す構成図である。
【図6】撮影台の外観構成をディジタルスチルカメラを搭載した状態で示す構成図である。
【図7】撮影台の保持機構の位置決め表示の様子を示す構成図である。
【図8】プロセス回路の詳細を示す構成図である。
【図9】第2の実施の形態例の実施するに適するディジタルスチルカメラの一形態例の構成を示す構成図である。
【図10】ディジタルスチルカメラの外観構成を示す構成図である。
【図11】液晶表示部の表示例を示す説明図である。
【図12】液晶表示部の表示の一例を示す説明図である。
【図13】液晶表示部の表示の一例を示す説明図である。
【図14】液晶表示部の表示の一例を示す説明図である。
【図15】液晶表示部の表示の一例を示す説明図である。
【図16】液晶表示部の表示の一例を示す説明図である。
【図17】液晶表示部の表示の一例を示す説明図である。
【図18】液晶表示部の表示の一例を示す説明図である。
【図19】液晶表示部の表示の一例を示す説明図である。
【図20】液晶表示部の表示の一例を示す説明図である。
【図21】第3の実施の形態例の実施するに適するディジタルスチルカメラの一形態例の構成を示す構成図である。
【図22】第3の実施の形態例における動作を示すフローチャートである。
【図23】ディジタルスチルカメラを外部機器より操作する場合の外部機器のモニタ画面の様子を示す説明図である。
【図24】第3の実施の形態例の実施するに適するディジタルスチルカメラの別の形態例の構成を示す構成図である。
【図25】第3の実施の形態例において外部ドライバを接続する様子の一例を示す構成図である。
【図26】第3の実施の形態例において外部ドライバを接続する様子の一例を示す構成図である。
【図27】第3の実施の形態例において外部ドライバを接続する様子の一例を示す構成図である。
【図28】第4の実施の形態例の実施するに適するディジタルスチルカメラの形態例の構成を示す構成図である。
【図29】第4の実施の形態における電源制御の他の例を示す構成図である。
【図30】第4の実施の形態における電源制御の電圧値の様子を示す説明図である。
【図31】ディジタルスチルカメラの電源制御により外部機器のモニタ画面の表示例を示す説明図である。
【図32】電源制御を行う場合のディジタルスチルカメラの操作スイッチの様子を示す説明図である。
【図33】従来のディジタルスチルカメラの構成を示す構成図である。
【図34】従来のディジタルスチルカメラのプロセス回路の構成を示す構成図である。
【図35】バッテリの電圧特性を示す特性図である。
【符号の説明】
図1に示す第1の実施の形態において
101,102 レンズ
103 絞り
104 撮像素子
105 プリプロセス回路
106 A/D変換器
107 プロセス回路
108 圧縮伸張回路
109 記録再生回路
110 メインCPU
111 メモリカード
112 D/A変換器
113 出力回路
115 発光回路
116 ストロボ
120 絞り駆動回路
121 レンズ駆動回路
125 CCD駆動回路
130 操作パネル
131 液晶表示部
Claims (1)
- 外部機器と接続可能なディジタルスチルカメラであって、
復帰用スイッチとモードスイッチとを少なくとも有する操作部を備え、
通信モードになるコマンドを前記外部機器から受信すると、該ディジタルスチルカメラの動作モードが通信モードとして動作し、
前記通信モードのとき、該ディジタルスチルカメラ側では前記復帰用スイッチ以外のスイッチ入力は受け付けず、前記外部機器からのコマンドに従って動作し、
前記復帰用スイッチが押されると前記通信モードをぬけ、前記モードスイッチで選択されているモードとして動作する、
ことを特徴とするディジタルスチルカメラ。
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