JP3693913B2 - 自動車におけるフードロック装置 - Google Patents

自動車におけるフードロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3693913B2
JP3693913B2 JP2000362212A JP2000362212A JP3693913B2 JP 3693913 B2 JP3693913 B2 JP 3693913B2 JP 2000362212 A JP2000362212 A JP 2000362212A JP 2000362212 A JP2000362212 A JP 2000362212A JP 3693913 B2 JP3693913 B2 JP 3693913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator support
vehicle body
radiator
hood
supported
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000362212A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002160667A (ja
Inventor
英樹 寺前
暢也 中出
教久 笹野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd, Denso Corp filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2000362212A priority Critical patent/JP3693913B2/ja
Priority to EP20010127269 priority patent/EP1209069B1/en
Priority to DE2001610526 priority patent/DE60110526T2/de
Publication of JP2002160667A publication Critical patent/JP2002160667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3693913B2 publication Critical patent/JP3693913B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、車体フレームに対し、フードの前端部を解除可能にロックするロック機構を備えた自動車におけるフードロック装置に関し、より詳しくは、上記ロック機構周りの車体の補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の前部には、従来、次のように構成されたものが多くみられる。
【0003】
即ち、自動車の前部を構成する車体の車体フレームが、車体の前後方向に延びる左右一対のサイドメンバと、これら両サイドメンバの前端部に各側部が支持されてラジエータを支持する樹脂製のラジエータサポートとを備え、上記車体フレームに支持される車体本体が、上記ラジエータサポートの後方に設けられるエンジンルームである空間と、この空間の上端開口をその上方から開閉自在に閉じるフードと、上記ラジエータサポートの上端部における車体の幅方向の中途部に上記フードの前端部を解除可能にロックするロック機構とを備えている。
【0004】
また、従来、上記のようなラジエータサポートには、これの成形が容易にできるようにするためや、強度をより向上させるために、上記ラジエータサポートの各構成部材を互いに一体成形した合成樹脂製のものが提案されている(特許公表2000−505171号公報)。
【0005】
そして、上記したようにラジエータサポートを樹脂製にすると、このラジエータサポートの上端部に対するフードロック装置によるフードの前端部のロックがより強固になされることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の技術においても、近時、ラジエータサポートの上端部に対するフードの前端部のロックの強度を更に向上させるようにすることが望まれており、また、このロックの強度の向上が簡単な構成で達成されるようにすることが望まれている。
【0007】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、車体の前部を構成するラジエータサポートの上端部に対し、フードの前端部を解除可能にロックするフードロック装置を設けた場合に、上記ラジエータサポートの上端部に対するフードの前端部のロックの強度を更に向上させるようにすることを課題とする。
【0008】
また、上記ロックの強度の向上が簡単な構成で達成されるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の自動車におけるフードロック装置は、次の如くである。
【0010】
請求項1の発明は、車体フレーム3が、車体2の前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ6,6と、これら両サイドメンバ6,6の前端部に各側部37が支持されてラジエータ10を支持する樹脂製のラジエータサポート11とを備え、上記車体フレーム3に支持される車体本体4が、上記ラジエータサポート11の後方に設けられる空間15と、この空間15の上端開口16をその上方から開閉自在に閉じるフード17と、上記ラジエータサポート11の上端部における車体2の幅方向の中途部39に上記フード17の前端部を解除可能にロックするロック機構21とを備えた自動車において、
【0011】
上記車体2の正面視で、上記ラジエータサポート11の上端部における上記中途部39から、上記サイドメンバ6の前端部に支持されたラジエータサポート11の上記側部37に至る上記ラジエータサポート11の部分に、上記中途部39から上記側部37に向かって斜め下方に延びる補強材72,73を一体成形したものである。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記ラジエータ10における走行風の通風を促進させる起風手段47を設け、この起風手段47が上記ラジエータサポート11に一体成形されるブラケット48と、このブラケット48に支持されるファン49とを備えた自動車において、
【0013】
上記ブラケット48の一部分74を上記補強材72としたものである。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記ラジエータサポート11に車両構成部品の収納用容器67を一体成形し、この容器67の外殻板68、もしくはこの容器67の内部空間69を仕切る仕切板70を上記補強材73としたものである。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1の発明に加えて、上記補強材72,73を、上記ラジエータサポート11に一体成形されるリブ75で構成したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0017】
図中符号1は自動車で、矢印Frはこの自動車1の前方を示し、下記する左右とは上記前方に向っての自動車1の車体2の幅方向(以下、単に「幅方向」という)をいうものとする。
【0018】
上記車体フレーム3は、車輪等を介して走行路面上に支持される車体フレーム3と、この車体フレーム3に支持される板金製の車体本体4とを備えている。
【0019】
上記車体フレーム3は、車体2の前後方向に延びてその各前端部がそれぞれ前方に突出する自由端とされた左右一対のサイドメンバ6,6と、「幅方向」に延びてこれらサイドメンバ6,6を互いに結合させる不図示のクロスメンバと、上記各サイドメンバ6,6の外側方かつ上方に位置して前後方向に延びその各前端部がそれぞれ前方に突出する自由端とされた左右一対のアッパサイドメンバ7,7と、上記車体フレーム3の各側部において上記サイドメンバ6とアッパサイドメンバ7の各前部同士を互いに結合させる左右一対の結合メンバ8,8と、上記車体フレーム3の前端部を構成し上記サイドメンバ6とアッパサイドメンバ7の各前端部に支持されてラジエータ、コンデンサの組立体であるラジエータ10を支持するラジエータサポート11とを備えている。
【0020】
上記各サイドメンバ6、アッパサイドメンバ7、および結合メンバ8は板金製で、互いに溶接により強固に結合されている。上記ラジエータサポート11は樹脂や、樹脂と金属とを複合させて射出成形などにより成形した樹脂製で、上記サイドメンバ6とアッパサイドメンバ7の各前端部に締結具12により着脱自在に締結されることにより、上記サイドメンバ6とアッパサイドメンバ7に支持されている。
【0021】
上記車体本体4は、上記サイドメンバ6とアッパサイドメンバ7をそれぞれその外側方から覆って上記アッパサイドメンバ7に締結具により支持される左右一対のフロントフェンダ14,14と、上記ラジエータサポート11の後方、かつ、上記左右フロントフェンダ14,14の間に設けられ自動車1の駆動源であるエンジンを収容する空間15、つまり、エンジンルームとを備え、上記ラジエータサポート11の上端部の後方に隣接し、かつ、上記左右フロントフェンダ14,14の各上端縁部の間に設けられる上記空間15の上端には、この空間15を車体本体4の上方に開放させる開口16が形成されている。
【0022】
上記車体本体4は、上記開口16をその上方から開閉自在に閉じるフード17を備えている。このフード17はその前端部側が上方に向って往、復回動(上、下回動)自在となるようその後端部が上記車体フレーム3にヒンジにより枢支されている。
【0023】
上記フード17が復回動(下方回動)して上記開口16を全閉状に閉じたとき、上記フード17の前端部(回動端部)を、上記車体フレーム3の前上端部を構成する上記ラジエータサポート11の上端部に解除可能にロックするフードロック装置19が設けられている。
【0024】
上記フードロック装置19は、上記フード17の前端部の下面から下方に向けて突設されたストライカ20と、上記ラジエータサポート11の上端部の前方近傍に配置されると共に、この上端部に支持され上記フード17が復回動して上記開口16を全閉状に閉じたとき、上記ストライカ20を上記車体フレーム3に解除可能にロックするロック機構21と、外部からの操作力を入力してこの操作力を上記ロック機構21に伝達し、このロック機構21のロック状態を解除可能とさせる不図示のロック解除操作具とを備えている。
【0025】
上記ロック解除操作具を車体本体4内の車室側から操作すれば、その操作力が上記ロック機構21に伝達されてこのロック機構21がロック解除動作させられ、上記ストライカ20に対するロック機構21のロックが解除されて、上記フード17の往回動が可能とされる。
【0026】
上記車体本体4は、上記ラジエータサポート11の下部をその前方から覆うバンパ26と、上記フード17の前端部の下方、かつ、上記バンパ26の上方に位置して上記ラジエータサポート11の上部をその前方から覆うグリル27とを備え、これらバンパ26とグリル27は共に樹脂や、樹脂と金属とを複合させて成形した樹脂製で互いに射出成形などにより一体成形されており、上記ラジエータサポート11に支持されている。
【0027】
上記バンパ26の左右各側部の上方、かつ、上記グリル27の各外側方には、それぞれヘッドランプ29が設けられ、これら各ヘッドランプ29はラジエータサポート11の各側部に支持されている。
【0028】
上記ラジエータサポート11は、このラジエータサポート11における「幅方向」の各側部を構成して上下方向に延びる左右一対のサポートサイドメンバ32,32と、上記ラジエータサポート11の上端部を構成して「幅方向」に延び上記各サポートサイドメンバ32の上端部同士を互いに結合させるアッパクロスメンバ33と、上記ラジエータサポート11の下端部を構成して「幅方向」に延び上記各サポートサイドメンバ32の下端部同士を互いに結合させるロアクロスメンバ34と、上記アッパクロスメンバ33とロアクロスメンバ34のそれぞれ「幅方向」のほぼ中央部を互いに結合させるセンタメンバ35とを備え、これら32〜35は射出成形などにより互いに一体成形されている。
【0029】
上記各サポートサイドメンバ32の長手方向(上下方向)の中途部を構成する上記ラジエータサポート11の各側部37が、上記各サイドメンバ6の前端部に締結具12により支持され、もって、上記ラジエータサポート11が各サイドメンバ6の前端部に支持されている。また、上記ラジエータサポート11の上端部であるアッパクロスメンバ33における「幅方向」の中途部39に上記フード17の前端部が上記フードロック装置19のロック機構21によりロックされている。また、上記ラジエータサポート11の一側部(左側部)側には、上記アッパクロスメンバ33とロアクロスメンバ34のそれぞれ「幅方向」の中途部に上記ラジエータ10の上、下端部がそれぞれ支持具41,42により着脱自在に支持されている。
【0030】
上記ラジエータ10の後方近傍に位置してこのラジエータ10における走行風の通風を促進させる起風手段47が設けられている。この起風手段47は、上記ラジエータ10の後方近傍に位置して上記ラジエータサポート11の上記一側部側に一体成形される樹脂製のブラケット48と、上記ラジエータ10の後方近傍に位置して上記ブラケット48に支持される電動式のファン49とを備えている。
【0031】
上記ファン49は、その駆動源となる電動機51と、この電動機51の出力軸にその軸心51a上で支持されてこの電動機51により軸流式に回転駆動させられる起風用の羽根52と、上記ラジエータサポート11に一体成形されほぼ上記軸心51a上に位置して上記羽根52の回転軌跡の外周面をその径方向外方から覆う円筒形状の樹脂製のファンシュラウド53とを備えている。
【0032】
上記ブラケット48は、ほぼ上記軸心51a上に位置して上記電動機51を締結具などにより支持する円環形状のブラケット本体55と、上記軸心51aを中心として放射状に配置され上記ファンシュラウド53とブラケット本体55とを一体的に結合させる複数本のモータステー56とを備え、上記軸心51aの周りで、隣り合うモータステー56,56の間には、走行風と上記ファン49による起風とを通過可能とさせる空間57が形成されている。
【0033】
上記ラジエータサポート11の前側に配置されて上記左右側部37,37に架設されると共に、これら各側部37に締結具12の締結により結合されて上記バンパ26を補強する板金製のバンパ補強材60と、このバンパ補強材60の長手方向の中途部から突出してその突出部が上記ロック機構21近傍のアッパクロスメンバ33の中途部39に締結などにより結合され上記ロック機構21周りを補強する板金製のフードロックサポート61とが設けられている。
【0034】
図1,2において、上記車体2の正面視(図1)で、上記ラジエータサポート11の上端部における上記中途部39からこのラジエータサポート11の上記各側部37に至る上記ラジエータサポート11の部分に、上記中途部39から各側部37に向かって斜め下方にほぼ直線的に延びる左右一対の補強材72,73が一体成形されている。
【0035】
このため、上記ラジエータサポート11の上端部の上記中途部39に対し上記フードロック装置19のロック機構21によりフード17の前端部をロックさせたとき、これらフード17とロック機構21とを介し上記ラジエータサポート11の上端部の上記中途部39には、走行時の車体2の振動などにより、大きい外力が与えられるが、この外力は、上記各補強材72,73と、上記ラジエータサポート11の各側部37とを介し各サイドメンバ6によって強固に支持される。
【0036】
よって、上記ラジエータサポート11の上端部に対するフード17の前端部のロック機構21によるロックの強度が更に向上させられる。
【0037】
また、上記したように各補強材72,73は上記ラジエータサポート11に一体成形されているため、上記したロックの強度の向上は、部品点数の増加が防止されて簡単な構成で達成される。
【0038】
上記の場合、左右一対の補強材72,73は、上記ラジエータサポート11の上端部の中途部39側からそれぞれ車体2の「幅方向」で左右外側方に向かうに従い漸次下傾しながら、上記ラジエータサポート11の左右各側部37に向う三角形の頂部の形状とされ、かつ、これら左右側部37,37には上記バンパ補強材60が架設されている。
【0039】
このため、上記ラジエータサポート11の上端部の中途部39は、上記バンパ補強材60と左右補強材72,73とで形成される三角形状補強枠体(60,72,73)のほぼ頂部に位置することとなる。
【0040】
よって、上記ラジエータサポート11の上端部の上記中途部39に外力が与えられるとき、車体2の正面視で、その外力の方向にかかわらず、この外力は上記左右補強材72,73によって強固に支持され、このため、上記ロックの強度は、更に確実に向上させられる。
【0041】
上記起風手段47のブラケット48のブラケット本体55と、上記ブラケット48における複数のモータステー56のうちの一部のモータステー56とによる上記ブラケット48の一部分74と(図1,2中、梨地模様のもの)が上記補強材72とされている。
【0042】
このため、上記外力を支持する補強材72に、上記起風手段47の構成部品が利用されたことから、その分、上記ロックの強度の更なる向上が簡単な構成で達成される。
【0043】
上記ラジエータサポート11の後面側に、ラジエータ10用冷却水、ウォッシャ液、およびエアクリーナなどの車両構成部品を収納させる樹脂製の容器67が一体成形されている。この容器67は直方体形状をなし、その各面(6面)を構成してそれぞれ平坦な形状とされる外殻板68と、上記容器67の内部空間69を仕切り上記各外殻板68に一体成形される仕切板70とを備え、この仕切板70が上記補強材73とされ、上記容器67の外殻板68のうちの前面板は、上記ラジエータサポート11の他側部(右側部)において、上記サポートサイドメンバ32、アッパクロスメンバ33、およびロアクロスメンバ34で囲まれた空間を閉じている。
【0044】
このため、上記外力を支持する補強材73に、上記容器67の構成部品が利用されたことから、その分、上記ロックの強度の更なる向上が簡単な構成で達成される。
【0045】
図1中一点鎖線で示すように、上記補強材72,73は、上記ラジエータサポート11の前面に一体成形されるリブ75としてもよく、このリブ75は前記起風手段47の構成部品と仕切板70とに加え、もしくはこれに代えて設けてもよい。
【0046】
このようにすれば、上記リブ75は、既設の起風手段47のブラケット48や容器67の形状にかかわらずに自由に設定できることから、その分、上記ロックの強度は、より効果的に向上させられる。
【0047】
なお、以上は図示の例によるが、上記アッパクロスメンバ33の中途部39に対し、上記ロック機構21とフードロックサポート61の突出部とを共締めにより結合させてもよい。また、上記容器67の仕切板70に代えて、上記容器67の外殻板68のいずれかを上記補強材73としてもよい。また、上記容器67は直方体形状に限定されるものではなく、立方体形状など他の形状であってもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0049】
請求項1の発明は、車体フレームが、車体の前後方向に延びる左右一対のサイドメンバと、これら両サイドメンバの前端部に各側部が支持されてラジエータを支持する樹脂製のラジエータサポートとを備え、上記車体フレームに支持される車体本体が、上記ラジエータサポートの後方に設けられる空間と、この空間の上端開口をその上方から開閉自在に閉じるフードと、上記ラジエータサポートの上端部における車体の幅方向の中途部に上記フードの前端部を解除可能にロックするロック機構とを備えた自動車において、
【0050】
上記車体の正面視で、上記ラジエータサポートの上端部における上記中途部から、上記サイドメンバの前端部に支持されたラジエータサポートの上記側部に至る上記ラジエータサポートの部分に、上記中途部から上記側部に向かって斜め下方に延びる補強材を一体成形している。
【0051】
このため、上記ラジエータサポートの上端部の上記中途部に対し上記ロック機構によりフードの前端部をロックさせたとき、これらフードとロック機構とを介し上記ラジエータサポートの上端部の上記中途部には、走行時の車体の振動などにより、大きい外力が与えられるが、この外力は、上記補強材と、上記ラジエータサポートの側部とを介しサイドメンバによって強固に支持される。
【0052】
よって、上記ラジエータサポートの上端部に対するフードの前端部のロックの強度が更に向上させられる。
【0053】
また、上記したように補強材は上記ラジエータサポートに一体成形されているため、上記したロックの強度の向上は、部品点数の増加が防止されて簡単な構成で達成される。
【0054】
請求項2の発明は、上記ラジエータにおける走行風の通風を促進させる起風手段を設け、この起風手段が上記ラジエータサポートに一体成形されるブラケットと、このブラケットに支持されるファンとを備えた自動車において、
【0055】
上記ブラケットの一部分を上記補強材としてある。
【0056】
このため、上記外力を支持する補強材に、上記起風手段の構成部品が利用されたことから、その分、上記ロックの強度の更なる向上は簡単な構成で達成される。
【0057】
請求項3の発明は、上記ラジエータサポートに車両構成部品の収納用容器を一体成形し、この容器の外殻板、もしくはこの容器の内部空間を仕切る仕切板を上記補強材とした
【0058】
このため、上記外力を支持する補強材に、上記容器の構成部品が利用されたことから、その分、上記ロックの強度の更なる向上が簡単な構成で達成される。
【0059】
請求項4の発明は、上記補強材を、上記ラジエータサポートに一体成形されるリブで構成してある。
【0060】
このため、上記リブは、既設の起風手段のブラケットや容器の形状にかかわらずに自由に設定できることから、その分、上記ロックの強度は、より効果的に向上させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体前部の正面図である。
【図2】車体前部の斜視図である。
【図3】車体前部の側面断面図である。
【図4】車体前部の平面図である。
【符号の説明】
1 自動車
2 車体
3 車体フレーム
4 車体本体
6 サイドメンバ
10 ラジエータ
11 ラジエータサポート
15 空間
16 開口
17 フード
19 フードロック装置
21 ロック機構
32 サポートサイドメンバ
33 アッパクロスメンバ
34 ロアクロスメンバ
37 側部
39 中途部
47 起風手段
48 ブラケット
49 ファン
67 容器
68 外殻板
69 内部空間
70 仕切板
72,73 補強材
74 一部分
75 リブ

Claims (4)

  1. 車体フレームが、車体の前後方向に延びる左右一対のサイドメンバと、これら両サイドメンバの前端部に各側部が支持されてラジエータを支持する樹脂製のラジエータサポートとを備え、上記車体フレームに支持される車体本体が、上記ラジエータサポートの後方に設けられる空間と、この空間の上端開口をその上方から開閉自在に閉じるフードと、上記ラジエータサポートの上端部における車体の幅方向の中途部に上記フードの前端部を解除可能にロックするロック機構とを備えた自動車において、
    上記車体の正面視で、上記ラジエータサポートの上端部における上記中途部から、上記サイドメンバの前端部に支持されたラジエータサポートの上記側部に至る上記ラジエータサポートの部分に、上記中途部から上記側部に向かって斜め下方に延びる補強材を一体成形した自動車におけるフードロック装置。
  2. 上記ラジエータにおける走行風の通風を促進させる起風手段を設け、この起風手段が上記ラジエータサポートに一体成形されるブラケットと、このブラケットに支持されるファンとを備えた自動車において、
    上記ブラケットの一部分を上記補強材とした請求項1に記載の自動車におけるフードロック装置。
  3. 上記ラジエータサポートに車両構成部品の収納用容器を一体成形し、この容器の外殻板、もしくはこの容器の内部空間を仕切る仕切板を上記補強材とした請求項1、もしくは2に記載の自動車におけるフードロック装置。
  4. 上記補強材を、上記ラジエータサポートに一体成形されるリブで構成した請求項1に記載の自動車におけるフードロック装置。
JP2000362212A 2000-11-28 2000-11-29 自動車におけるフードロック装置 Expired - Fee Related JP3693913B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000362212A JP3693913B2 (ja) 2000-11-29 2000-11-29 自動車におけるフードロック装置
EP20010127269 EP1209069B1 (en) 2000-11-28 2001-11-16 Car body front structure for automobiles
DE2001610526 DE60110526T2 (de) 2000-11-28 2001-11-16 Fahrzeugkarosserie-Frontstruktur für Automobile

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000362212A JP3693913B2 (ja) 2000-11-29 2000-11-29 自動車におけるフードロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002160667A JP2002160667A (ja) 2002-06-04
JP3693913B2 true JP3693913B2 (ja) 2005-09-14

Family

ID=18833528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000362212A Expired - Fee Related JP3693913B2 (ja) 2000-11-28 2000-11-29 自動車におけるフードロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3693913B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010234879A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Isuzu Motors Ltd 車両の前部構造
JP6699186B2 (ja) * 2016-01-18 2020-05-27 トヨタ自動車株式会社 ラジエータサポート
JP2023179252A (ja) 2022-06-07 2023-12-19 トヨタ自動車株式会社 車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002160667A (ja) 2002-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10264855A (ja) 車両フロントエンドモジュール構造
JP2003146088A (ja) 高圧電装ボックスの車載構造
JP3266015B2 (ja) 電気自動車の充電ポートユニット取付構造
JPH06199137A (ja) 電気自動車
JP3693913B2 (ja) 自動車におけるフードロック装置
JP3795225B2 (ja) 電気自動車の充電部構造
EP1209069B1 (en) Car body front structure for automobiles
JP5228686B2 (ja) 車体の前部構造
JP5266690B2 (ja) 車両用補機の配設構造
JP2005029057A (ja) 車両エンジンルーム内の補機配設構造
JP3911724B2 (ja) 電気自動車のバッテリ冷却風排出構造
JPH01254476A (ja) 自動車の下部車体構造
JP2002160670A (ja) 自動車におけるフードロック装置
JP3643306B2 (ja) 自動車の車体前部における車体フレーム構造
JP2002160665A (ja) 自動車の車体前部構造
JP3982127B2 (ja) 自動車へのガス容器取付け構造
JPH08164826A (ja) 車両用リヤワイパーモータの取付構造
JP2003341549A (ja) 自動車における車体前部構造
JP3231945B2 (ja) 自動車のバックドア構造
JP7359799B2 (ja) 車両
JPH0872682A (ja) パーキング用ブレーキレバーの枢支部構造
JP3619072B2 (ja) 自動車の車室前端部における小物入れ装置
JP4045889B2 (ja) 車体の側部車体構造
JP2876965B2 (ja) 電気自動車のバッテリ格納部構造
JP2001191958A (ja) 作業用車両

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080701

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120701

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130701

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees