JP3692721B2 - 天井埋込形空気調和機 - Google Patents
天井埋込形空気調和機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3692721B2 JP3692721B2 JP22375297A JP22375297A JP3692721B2 JP 3692721 B2 JP3692721 B2 JP 3692721B2 JP 22375297 A JP22375297 A JP 22375297A JP 22375297 A JP22375297 A JP 22375297A JP 3692721 B2 JP3692721 B2 JP 3692721B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- convex portion
- ceiling
- air conditioner
- embedded air
- suction grill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井埋込形空気調和機に係わり、より詳細には、吸込グリルおよびフィルタの着脱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の天井埋込形空気調和機は、図9と図10にて示すように、化粧パネル1の中央に開閉自在に設けた吸込グリル2の裏面にガイドレール8を設け、同ガイドレール8により両端を保持したフィルタの枠体3が収納され、前記吸込グリル2の両側に設けた係止爪30を前記化粧パネル1の吸込グリル収納部の壁面に形成した挿通孔に挿通して係止する。前記係止爪30より下方に突出した凸部31が前記化粧パネル1の開口部32よりスライド可能に突出し、前記凸部31をスライドして前記係止爪30を前記化粧パネル1より外し、前記吸込グリル2を開放し、前記フィルタの枠体3を開放側にスライドして取り外していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本構成では、清掃等のためにフィルタを取り外す場合、同フィルタの枠体の取出側端面は吸込グリルの外周より内側にあるため、前記フィルタの枠体が持ち難く、取り出し難く、かつ、吸込グリルを化粧パネルに係止するために係止爪という別部品が必要になるという問題点があった。本発明においては、上記の問題点に鑑み、フィルタが取り出し易く、かつ、吸込グリルを化粧パネルに係止する部品の少ない天井埋込形空気調和機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、化粧パネルの中央に開閉自在な吸込グリルを設け、同吸込グリルの裏面の両側に設けたコ字状のガイドレールによりフィルタを摺動自在に装着してなる天井埋込形空気調和機において、前記フィルタの枠体の表面に第一凸部を形成するとともに、前記フィルタの枠体の開放側先端に第二凸部を形成する一方、前記吸込グリルに前記第一凸部がスライド可能に挿通する開口部を形成し、前記化粧パネルの吸込グリル収納部の開放側の壁面に前記第二凸部が挿通する挿通孔を形成し、前記第一凸部をスライドさせ、前記第二凸部を前記挿通孔に挿脱することにより、前記吸込グリルを前記化粧パネルに対して係脱する構成となっている。
【0005】
また、前記フィルタの枠体の表面に第三凸部を形成する一方、前記吸込グリルの裏面に、圧縮コイルバネを圧縮自在に取付け、前記第三凸部を前記圧縮コイルバネに当接することにより、前記第二凸部が前記化粧パネルより突出する方向に付勢された構成となっている。
【0006】
また、前記圧縮コイルバネの前記吸込グリルへの取付けを、同吸込グリルの裏面に設けた上方と前記第三凸部の当設側を開放した収納部に前記圧縮コイルバネを収納し、前記収納部の上方と前記第三凸部の当設側の二面を収納カバーで覆い、同収納カバーの二面に前記第三凸部が挿通し、前記圧縮コイルバネのコイル径よりも狭い切欠溝を形成した構成となっている。
【0007】
また、前記第一凸部を、前記フィルタの枠体の前記ガイドレールによりガイドされた部分よりも開放側先端に一定量以上近づけて形成するとともに、前記フィルタの枠体を弾性体により形成することにより、前記第二凸部を掴持して前記フィルタの枠体を反らせ、前記第一凸部を前記開口部より外す構成となっている。
【0008】
また、前記第一凸部、第二凸部、第三凸部を、前記フィルタの枠体と一体に形成した構成となっている。
【0009】
また、前記収納部を、前記吸込グリルと一体に形成した構成となっている。
【0010】
更に、前記収納カバーを、前記ガイドレールと一体に形成した構成となっている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以上のような構成にて、フィルタが取り出し易く、かつ、吸込グリルを化粧パネルに係止する部品の少ない天井埋込形空気調和機となる。
【0012】
【実施例】
図1乃至図8にて示す、本発明の一実施例について説明する。図1に示すように、天井面に下方を向いて設置した化粧パネル1の中央に吸込グリル2を、外周部四辺に異なる方向を向いた四つの吹出口7を設け、前記吸込グリル2の上面にフィルタの枠体3と網体とで構成されたフィルタを設け、上方にモータ5にて駆動される送風ファン4を設け、同送風ファン4の外周に熱交換器6を設け、前記送風ファン4にて、前記吸込グリル2より室内空気を前記フィルタにて濾過して吸込み、前記熱交換器6にて熱交換した空気を前記吹出口7より吹き出す。図2乃至図5に示すように、ABS(アクリルニトリルブタジエンスチレン)等の合成樹脂にて形成した前記吸込グリル2の裏面両側にコ字状のガイドレール8を、同ガイドレール8に形成した複数の挿通孔19にネジ20を挿通し、ABS(アクリルニトリルブタジエンスチレン)等の合成樹脂にて形成した前記化粧パネル1に一体に形成した複数のボス21に螺着する。塩化ビニール等の弾性のある合成樹脂で形成した前記フィルタの枠体3の両端を前記ガイドレール8にスライド可能に挿入し、前記フィルタの枠体3の表面両側の開放側先端の近傍に第一凸部9を形成するとともに、前記フィルタの枠体3の両側の開放側先端に第二凸部10を形成する一方、前記吸込グリル2に前記第一凸部9がスライド可能に挿通する開口部12を形成し、前記化粧パネル1の吸込グリル収納部の壁面13に前記第二凸部10が挿通する挿通孔14を形成する。前記第二凸部10を掴持して前記フィルタの枠体3を反らせたとき、前記第一凸部9が前記開口部12より外れるように、前記第一凸部9を前記フィルタの枠体3の前記ガイドレール8によりガイドされた部分よりも開放側先端に一定量以上近づけて形成する。前記フィルタの枠体3の表面両側に第三凸部11を形成する一方、前記吸込グリル1の裏面に設けた上方と前記第三凸部11と後記圧縮コイルバネ16との当設側を開放した収納部15に圧縮コイルバネ16を収納し、前記第三凸部11を前記圧縮コイルバネ16に当接する。前記収納部15の上方と前記第三凸部11の当設側の二面を前記ガイドレール8と一体に形成した収納カバー17で覆い、同収納カバー17の二面に前記第三凸部11が挿通し、前記圧縮コイルバネ16のコイル径よりも狭い切欠溝18を形成する。なお、前記第一凸部9、第二凸部10、第三凸部11を、前記フィルタの枠体3と一体に形成し、前記収納部16を、前記吸込グリル2と一体に形成し、前記収納カバー17を、前記ガイドレール8と一体に形成することにより、部品点数を少なくし、かつ、寸法精度を高くすることができる。
【0013】
上記構成において、前記吸込グリル2の開閉動作と、前記フィルタの枠体3の取り外し動作について説明する。図2に示すように、前記圧縮コイルバネ16に前記第三凸部11が付勢され、前記第一凸部9が前記開口部12に当接し、前記第二凸部10が前記挿通孔14に挿通して、前記吸込グリル2が閉じた状態となる。図6に示すように、前記圧縮コイルバネ16を前記第三凸部11で圧縮しながら、前記第一凸部9を前記開口部12に当接するまでスライドさせることにより、前記第二凸部10が前記挿通孔14より外れて、前記吸込グリル2が開ける状態となる。図7に示すように、前記吸込グリル2が開いた状態では、前記圧縮コイルバネ16に前記第三凸部11が付勢され、前記第一凸部9が前記開口部12に当接し、前記第二凸部10が前記吸込グリル2の外周より突出した状態になる。図8に示すように、前記吸込グリル2が開いた状態で、前記吸込グリル2の外周より突出した前記第二凸部10を掴持し、前記フィルタの枠体3を反らせることにより、前記第一凸部9を前記開口部12より外し、前記フィルタの枠体3を取り外すことができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フィルタが取り出し易く、かつ、吸込グリルを化粧パネルに係止する部品の少ない天井埋込形空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来の天井埋込形空気調和機の全体構成を示す断面図である。
【図2】本発明による天井埋込形空気調和機の一実施例の要部断面図で、吸込グリルが閉じた状態を示す。
【図3】本発明による天井埋込形空気調和機の一実施例の要部断面図で、図2を正面から見た図である。
【図4】本発明による天井埋込形空気調和機の一実施例の要部平面図で、図2を上方から見た図である。
【図5】本発明による天井埋込形空気調和機の一実施例の要部裏面図で、図2を下方から見た図である。
【図6】本発明による天井埋込形空気調和機の一実施例の要部断面図で、吸込グリルが開ける状態を示す。
【図7】本発明による天井埋込形空気調和機の一実施例の要部断面図で、吸込グリルが開いた状態を示す。
【図8】本発明による天井埋込形空気調和機の一実施例の要部断面図で、吸込グリルが開き、フィルタの枠体を取り外した状態を示す。
【図9】従来の天井埋込形空気調和機を下方から見た斜視図である。
【図10】従来例の天井埋込形空気調和機の吸込グリルを上方から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 化粧パネル
2 吸込グリル
3 フィルタの枠体
8 ガイドレール
9 第一凸部
10 第二凸部
11 第三凸部
12 開口部
13 壁面
14 挿通孔
15 収納部
16 圧縮コイルバネ
17 収納カバー
18 切欠溝
Claims (7)
- 化粧パネルの中央に開閉自在な吸込グリルを設け、同吸込グリルの裏面の両側に設けたコ字状のガイドレールによりフィルタを摺動自在に装着してなる天井埋込形空気調和機において、前記フィルタの枠体の表面に第一凸部を形成するとともに、前記フィルタの枠体の開放側先端に第二凸部を形成する一方、前記吸込グリルに前記第一凸部がスライド可能に挿通する開口部を形成し、前記化粧パネルの吸込グリル収納部の開放側の壁面に前記第二凸部が挿通する挿通孔を形成し、前記第一凸部をスライドさせ、前記第二凸部を前記挿通孔に挿脱することにより、前記吸込グリルを前記化粧パネルに対して係脱してなることを特徴とする天井埋込形空気調和機。
- 前記フィルタの枠体の表面に第三凸部を形成する一方、前記吸込グリルの裏面に、圧縮コイルバネを圧縮自在に取付け、前記第三凸部を前記圧縮コイルバネに当接することにより、前記第二凸部が前記化粧パネルより突出する方向に付勢されてなることを特徴とする請求項1記載の天井埋込形空気調和機。
- 前記圧縮コイルバネの前記吸込グリルへの取付けを、同吸込グリルの裏面に設けた上方と前記第三凸部の当設側を開放した収納部に前記圧縮コイルバネを収納し、前記収納部の上方と前記第三凸部の当設側の二面を収納カバーで覆い、同収納カバーの二面に前記第三凸部が挿通し、前記圧縮コイルバネのコイル径よりも狭い切欠溝を形成してなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の天井埋込形空気調和機。
- 前記第一凸部を、前記フィルタの枠体の前記ガイドレールによりガイドされた部分よりも開放側先端に一定量以上近づけて形成するとともに、前記フィルタの枠体を弾性体により形成することにより、前記第二凸部を掴持して前記フィルタの枠体を反らせ、前記第一凸部を前記開口部より外してなることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の天井埋込形空気調和機。
- 前記第一凸部、第二凸部、第三凸部を、前記フィルタの枠体と一体に形成してなることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の天井埋込形空気調和機。
- 前記収納部を、前記吸込グリルと一体に形成してなることを特徴とする請求項3乃至請求項5記載の天井埋込形空気調和機。
- 前記収納カバーを、前記ガイドレールと一体に形成してなることを特徴とする請求項3乃至請求項6記載の天井埋込形空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22375297A JP3692721B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 天井埋込形空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22375297A JP3692721B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 天井埋込形空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1163552A JPH1163552A (ja) | 1999-03-05 |
JP3692721B2 true JP3692721B2 (ja) | 2005-09-07 |
Family
ID=16803161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22375297A Expired - Fee Related JP3692721B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 天井埋込形空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3692721B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4226864B2 (ja) * | 2002-08-30 | 2009-02-18 | 東芝キヤリア株式会社 | スライド式ロック装置および空気調和装置 |
JP5216427B2 (ja) * | 2008-06-13 | 2013-06-19 | 三洋電機株式会社 | 天井埋込型空気調和装置 |
JP5093152B2 (ja) * | 2009-03-02 | 2012-12-05 | 三菱電機株式会社 | 浴室換気乾燥暖房機 |
JP2012026628A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Corona Corp | 加湿装置 |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP22375297A patent/JP3692721B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1163552A (ja) | 1999-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003049812A (ja) | 脱着装置及び、それを用いた空気調和機 | |
JP3692721B2 (ja) | 天井埋込形空気調和機 | |
JP2616269B2 (ja) | 換気装置 | |
KR101252163B1 (ko) | 공기조화기의 실내기 | |
JP3306898B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2000081238A (ja) | 化粧パネル取付装置 | |
JPS6120429Y2 (ja) | ||
JP3854396B2 (ja) | 空気調和機 | |
JPS6333060Y2 (ja) | ||
JP3071081B2 (ja) | 空気調和機 | |
KR100700756B1 (ko) | 공기 조화기 | |
KR100801704B1 (ko) | 공기조화기의 실내기 | |
JPH08159513A (ja) | 一体型空気調和機 | |
JP3426764B2 (ja) | 換気扇用フィルタ−カバ− | |
JP2001280687A (ja) | 空気調和機 | |
JPH11281077A (ja) | 天井埋込形空気調和機 | |
JP3021726B2 (ja) | エアーフィルターの取付装置 | |
JP3426725B2 (ja) | 換気扇用フィルタ−カバ− | |
JPH11237115A (ja) | 空気調和機のエアフィルタ取付構造 | |
JPH08233350A (ja) | 空気調和機のフィルター取付装置 | |
KR20040015874A (ko) | 액자형 공기조화기의 디스플레이 패널 개폐구조 | |
JPH08320133A (ja) | 空気調和機 | |
JPH0544665Y2 (ja) | ||
KR20080055012A (ko) | 공기조화기 | |
JPH0213862Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050330 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050422 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050613 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |